JPH0513825Y2 - - Google Patents

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JPH0513825Y2
JPH0513825Y2 JP4896988U JP4896988U JPH0513825Y2 JP H0513825 Y2 JPH0513825 Y2 JP H0513825Y2 JP 4896988 U JP4896988 U JP 4896988U JP 4896988 U JP4896988 U JP 4896988U JP H0513825 Y2 JPH0513825 Y2 JP H0513825Y2
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water
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ブローアウト便器における騒音低減
及び洗浄能力向上のための改良に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、便器本体のゼツト孔から噴出される洗浄
水に含まれている空気により発生する騒音を低減
するブローアウト便器としては、実公昭60−
40692号公報に記載のものがある。このブローア
ウト便器は、第4図乃至第6図に示す如く、便器
後部寄りに、便器本体1の給水口2から供給され
た洗浄水をゼツト孔3及びリム通水路4に供給す
るため給水室5が形成されている。給水室5は、
第6図に示す如く、給水室5を前後方向に貫通し
た排水トラツプ6の外周壁面6aと室内壁面5a
との間に彎曲水路7を形成し、給水室5の内壁面
5a上部と排水トラツプ6の外壁面6aとの間に
形成した隔壁8で彎曲水路7の上方寄りを始端域
7aと終端域7bとに区画し、彎曲水路7の始端
域7aに給水口2を臨ませ、彎曲水路7の終端域
7bにリム通水路4へ連通する小径の供給孔10
(例えば、開口面積C=0.5〜1.0cm2)を穿設し、
彎曲水路7の下方位置から分岐した主水路11を
ゼツト孔3まで延設してある。
この様に構成されたブローアウト便器は、給水
口2から給水室5の彎曲水路7の始端域7aへ供
給された洗浄水の一部が、隔壁8及び排水トラツ
プ6の外周壁面6aによつて規制され、第6図中
の矢符に示す如く、彎曲水路7内を流動する。こ
のため、彎曲水路7の始端域7a内に存在する空
気の一部は、一旦彎曲水路7の下方側へ押し込ま
れるが、その押し込まれた勢いと自からの軽さの
ために終端域7bへ回り込んで浮上し、供給孔1
0から洗浄水と共にリム通水路4へ押し出され、
洗浄孔4a,4a…(第5図参照)を通じて大気
へ排出される。その結果、従来のブローアウト便
器は、彎曲水路7の始端域7a内に存在する空気
が主水路11を介してゼツト孔3から噴出される
ことが少なくなり、洗浄時の騒音が、隔壁8の無
いブローアウト便器の騒音に比べ若干低くなる。
ところで、前記供給孔10に対する空気の通過抵
抗は供給孔10に対する水の通過抵抗に比べ非常
に小さいため、空気を取込んだ洗浄水は容易に供
給孔10を通過してリム通水路4へ押し出される
が、空気の排出の終了に伴ない洗浄水が供給孔1
0を通過し始めると、彎曲水路7の終端域7bの
静圧は上昇し、洗浄水の大半は主水路11へ供給
されてゼツト孔3から排水トラツプ6に向つて勢
いよく噴出される。
[考案が解決しようとする課題] しかし、前記従来のブローアウト便器は、製造
工程における歩留向上等の理由から、彎曲水路7
の下方位置から分岐された主水路11の横断面積
Aが主水路11の全域に亘つて大きく形成される
(例えば、A=40〜60cm2)。更に、リム通水路4に
通ずる供給孔10の高さ位置が排水トラツプ6の
溜水面BよりH寸法(例えば、H=8〜9cm)高
いため、供給孔10に供給する洗浄水の水頭は主
水路11に供給する洗浄水の水頭よりも高くする
必要がある。そのため、前記従来のブローアウト
便器は、給水初期において、彎曲水路9の始端域
9a内に存在する空気を取込んで彎曲水路7を通
過する洗浄水の一部が、通水抵抗の小さく且つ水
頭の低い主水路11に流れ込んでいた。その結
果、前記従来のブローアウト便器は、依然として
次の如き問題点があつた。
(a) 空気を取込んだ洗浄水がゼツト孔3から噴出
するため騒音が大きい。
(b) リム通水路4に通じる供給孔10に対する空
気の通過が終了して彎曲水路7の終端域7bの
静圧が上昇するまでに、排水トラツプ6の水封
を破ることのできない弱い勢いの洗浄水がゼツ
ト孔3から多量に噴出される。しかし、洗浄操
作1回当りに供給される洗浄水の総量は一定で
あるため、排水トラツプ6の水封を破ることの
できる勢いの強い洗浄水の水量が少なくなる。
そのため、従来は、特に浮遊性の汚物を完全排
出できないことがあつた。
本考案は、上記問題点を解決するために、空気
を取込んだ洗浄水をゼツト孔から多量に噴出させ
ることがなく、且つリム通水路に通ずる供給孔か
らの空気排出が終了するまでにゼツト孔から洗浄
水を多量に噴出させることのない、低騒音で洗浄
能力の高いブローアウト便器の提供を目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本考案の要旨は、便器本体の給水口から供給さ
れた洗浄水をゼツト孔及びリム通水路に供給する
ための便器後部寄りに形成した給水室は、給水室
を貫通した排水トラツプの外周壁面と室内壁面と
の間に彎曲水路を形成し、給水室の上部内壁面と
排水トラツプの外壁面との間に形成した隔壁で彎
曲水路の上方寄りを始端域と終端域とに区画し、
彎曲水路の始端域に給水口を臨ませ、彎曲水路の
終端域にリム通水路へ連通する供給孔を穿設し、
彎曲水路の下方位置から分岐した主水路をゼツト
孔まで延設したブローアウト便器において、前記
彎曲水路と主水路との分岐箇所に、開口面積が主
水路の横断面積より小さく且つ前記供給孔の開口
面積よりも大きな通水孔を穿設した絞り壁を形成
したことである。
[作用] 彎曲水路と主水路との分岐箇所に形成した絞り
壁に通水孔が穿設されると共に、この通水孔の開
口面積が主水路の横断面積より小さく且つリム通
水路に通ずる供給孔の開口面積よりも大きいた
め、彎曲水路内を流れる空気を取込んだ洗浄水
は、絞り壁の通水孔へ流れ込むことなく、供給孔
の穿設された彎曲水路の終端側へ優先的に旋回す
る。
[実施例の説明] 以下、本考案に係るブローアウト便器(以下、
「本案便器」という)を第1図乃至第3図に示す
実施例に基づいて説明する。
本案便器20の改良点は、彎曲水路7と主水路
11との分岐箇所に、絞り壁22を形成すると共
に、絞り壁22に穿設した通水孔21の開口面積
Eを、主水路11の横断面積Aより小さく且つリ
ム通水路4に通じる供給孔10の開口面積Cより
も大きくしたことである。改良点以外の構造は、
第4図乃至第6図に示す従来のブローアウト便器
と同一であり、同一符号のものは同一構成部分で
ある。絞り壁22は、排水トラツプ6の下方に位
置し、開口周縁部22aが彎曲水路7を形成する
内壁面の一部となるように配置される。通水孔2
1の開口面積Eの具体的な範囲としては、次の諸
条件の場合、E=7〜10cm2が最適である。諸条件
とてしては、主水路11の横断面積A=40〜60
cm2、リム通水路4へ連通する供給孔10の開口面
積C=0.5〜1.0cm2、彎曲水路7の横断面積G=10
〜20cm2、排水トラツプ6の溜水面Bから供給孔1
0までの高さ寸法H=8〜9cm、給水口2に供給
される洗浄水の全圧P=1〜4Kg/cm2ゲージ圧で
ある。
次に、本案便器の動作を説明する。フラツシユ
バルブ(図示は省略)の起動により洗浄水が給水
口2から給水室5を形成する彎曲水路7の始端域
7aへ供給される。供給された洗浄水は、彎曲水
路7の始端域7a内に存在する空気を取込みつ
つ、第3図矢符に示す如く、彎曲水路7の下方側
へ流動する。彎曲水路7の下方位置における主水
路11の分岐箇所には絞り壁22が形成されてい
るため、空気を取込んだ洗浄水は、絞り壁の開口
周縁部22a及び排水トラツプ6の外周壁面6a
に案内され、彎曲水路7の終端域7bに向つて旋
回する。旋回した洗浄水中の空気は、旋回する勢
いと自からの軽さのために終端域7bへ回り込ん
で浮上し、供給孔10から洗浄水と共にリム通水
路4へ押し出され、洗浄孔4a,4b…を通じて
大気へ排出される。供給孔10に対する空気の通
過抵抗は供給孔10に対する水の通過抵抗に比べ
非常に小さいため、空気を取込んだ洗浄水は容易
に供給孔10を通過してリム通水路4へ押し出さ
れるが、空気の排出が終了して洗浄水が供給孔1
0を通過し始めると彎曲水路7の終端域7bの静
圧は急激に上昇する。この静圧上昇に伴ない、空
気の取込んでない洗浄水の大半は、絞り壁22に
穿設された通水孔21を通過して主水路11へ供
給され、ゼツト孔3から排水トラツプ6に向つて
排水トラツプ6の水封を破る勢いで噴出される。
[本考案の効果] 以上詳述した如く、本案便器は次の如き実用的
効果を有する。
本案便器は、彎曲水路の始端域内に存在する
空気がゼツト孔から洗浄水と共に噴出されるこ
とが殆どなくなり、洗浄時の騒音が、絞り壁の
無い従来便器の騒音に比べ飛躍的に低くなる。
本願の考案者の確認試験によると、洗浄水圧2
Kg/cm2のとき、隔壁は備えているが絞り壁の無
い従来のブローアウト便器の騒音が76dBであ
るのに対し、本願便器の騒音は74dBであつた。
リム通水路に通じる供給孔に対する空気の通
過が終了して彎曲水路の終端域の静圧が急激上
昇するまで、洗浄水がゼツト孔から多量に噴出
されることがない。その結果、本案便器は、排
水トラツプの水封を破ることのできる勢いの強
い洗浄水の水量が従来の便器に比べて多くな
り、浮遊性の汚物等の排出機能が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本案便器の実施例を示すも
のであつて、第1図は一部破断した平面図、第2
図は縦断正面図、第3図は第1図の−線端面
図、第4図乃至第6図は従来便器の実施例を示す
ものであつて、第4図は一部破断した平面図、第
5図は縦断正面図、第6図は第4図の−線端
面図である。 2……給水口、3……ゼツト孔、4……リム通
水路、5……給水室、6……排水トラツプ、7…
…彎曲水路、7a……始端域、7b……終端域、
8……隔壁、10……供給案、11……主水路、
21……連通孔、22……絞り壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 便器本体の給水口から供給された洗浄水をゼツ
    ト孔及びリム通水路に供給するための便器後部寄
    りに形成した給水室は、給水室を貫通した排水ト
    ラツプの外周壁面と室内壁面との間に彎曲水路を
    形成し、給水室の上部内壁面と排水トラツプの外
    壁面との間に形成した隔壁で彎曲水路の上方寄り
    を始端域と終端域とに区画し、彎曲水路の始端域
    に給水口を臨ませ、彎曲水路の終端域にリム通水
    路へ連通する供給孔を穿設し、彎曲水路の下方位
    置から分岐した主水路をゼツト孔まで延設したブ
    ローアウト便器において、前記彎曲水路と主水路
    との分岐箇所に、開口面積が主水路の横断面積よ
    り小さく且つ前記供給孔の開口面積よりも大きな
    通水孔を穿設した絞り壁を形成したことを特徴と
    するブローアウト便器。
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