JPH05137993A - ミキサ洗浄装置 - Google Patents

ミキサ洗浄装置

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JPH05137993A
JPH05137993A JP33135691A JP33135691A JPH05137993A JP H05137993 A JPH05137993 A JP H05137993A JP 33135691 A JP33135691 A JP 33135691A JP 33135691 A JP33135691 A JP 33135691A JP H05137993 A JPH05137993 A JP H05137993A
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axis
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Makoto Tamura
真 田村
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Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミキサ内を少い数量のノズルできれいに洗浄
する。 【構成】 ミキサ1内には、複数の回転ノズル2が配設
され、回転ノズル2に接続した管路21には、清水を送
給する高圧の洗浄ポンプ20が設置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッチャプラントに使
用するミキサを高圧の清水により洗浄し得るようにした
ミキサ洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バッチャプラントでは、ミキサにより生
コンクリートを混練し出荷するが、適宜ミキサ内面に付
着している生コンクリートを洗浄により除去する必要が
ある。このため従来からミキサ洗浄装置が使用されてい
る。
【0003】従来の洗浄装置の一例としては、例えば図
3に示すものがあり、図中、aは二軸ミキサ、bは二軸
ミキサaの上部に取付けた複数の固定ノズル、cは洗浄
水dを貯留するヘッドタンク、eはヘッドタンクcから
洗浄水dを各固定ノズルbへ送給する洗浄水送給ライ
ン、fは洗浄水送給ラインe中に接続されたラインポン
プ、gは洗浄水送給ラインe中にラインポンプfよりも
上流側に位置するよう接続された弁、hは洗浄水送給ラ
インe中にラインポンプfよりも下流側に位置するよう
接続されたソレノイドバルブ等の制御弁である。
【0004】上記洗浄装置では、例えば、通常の運転時
には弁gは常時開のままであり、二軸ミキサaからの所
定回数の生コンクリートの混練、出荷が終了したら、制
御弁h及びラインポンプfに洗浄指令信号が与えられ
る。このため制御弁hが開きラインポンプfが駆動され
てヘッドタンクc内の洗浄水dは、洗浄水送給ラインe
からラインポンプfに吸引され、ラインポンプfにより
加圧されたうえ洗浄水送給ラインeから各固定ノズルb
へ送られて二軸ミキサa内に散水され、散水された洗浄
水dによって二軸ミキサaの内部が洗浄される。洗浄後
の水は、二軸ミキサa外へ廃棄される。
【0005】従来の洗浄装置の他の例としては、図4に
示すものがあり、図中、iはロードセルにより水の重量
を計測し得るようにした水計量ホッパ、jは水計量ホッ
パiの下部にも接続された制御弁、kは制御弁jの下方
に配設された計量水受けホッパ、lは計量水受けホッパ
kから計量水mを二軸ミキサaの上部に取付けた各固定
ノズルbへ送給する計量水送給ライン、nは計量水送給
ラインl中に接続された水中ポンプである。
【0006】上記洗浄装置では、二軸ミキサaからの1
回の生コンクリートの混練中水計量ホッパiにおいて水
が計量され、計量後に制御弁jに信号が与えられて制御
弁jは開き、水は計量水受けホッパkに供給され、計量
水受けホッパk内の計量水mは、計量水送給ラインlか
ら水中ポンプnに吸引され、水中ポンプnにより加圧さ
れたうえ計量水送給ラインlから各固定ノズルbへ送ら
れて二軸ミキサa内に散水され、散水された計量水mに
よって、二軸ミキサaの内面が洗浄される。この場合、
洗浄水は、排水されず、生コンクリートを混練するため
の混練水として使用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3のミキサ洗浄装置
は、生コンクリートの混練、出荷の作業を行っている間
は、二軸ミキサaの洗浄を行うことができないうえライ
ンポンプfは圧力が低いため、散水される洗浄水dの勢
いが弱く、従って二軸ミキサaの内面を十分きれいに洗
浄することができず、しかも固定ノズルbは散水方向が
決まっているため二軸ミキサaの内部全体を洗浄するに
は多数の固定ノズルbが必要となる。
【0008】図4のミキサ洗浄装置は、生コンクリート
の混練、出荷の作業を行っている場合にも二軸ミキサa
の洗浄を行うことができるが、図3の装置の場合と同
様、水中ポンプnは圧力が低いため散水される計量水m
の勢いが弱く、従って二軸ミキサaの内面をきれいに洗
浄することができず、しかも固定ノズルbは散水方向が
決まっているため、二軸ミキサaの内部全体を洗浄する
には多数の固定ノズルbが必要となる。
【0009】本発明は、上述の実情に鑑み、少い数量の
ノズルでミキサの内部を十分きれいに洗浄し得るように
することを目的としてなしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のうち一の発明
は、洗浄水を高圧に加圧して吐出する洗浄ポンプと、ミ
キサ内に配設され且つ前記洗浄ポンプからの洗浄水を散
水するノズル本体が一の軸線のまわりを公転すると共に
該軸線に対し直交する他の軸線のまわりを自転する複数
の回転ノズルと、を備えて成るものであり、他の発明
は、洗浄水を計量する洗浄水計量ホッパと、該洗浄水計
量ホッパにより計量された洗浄水を受ける洗浄水受けホ
ッパと、該洗浄水受けホッパよりの洗浄水を高圧に加圧
して吐出する洗浄ポンプと、ミキサ内に配設され且つ前
記洗浄ポンプからの洗浄水を散水するノズル本体が一の
軸線のまわりを公転すると共に該軸線に対し直交する他
の軸線のまわりを自転する複数の回転ノズルと、を備え
て成るものである。
【0011】
【作用】一の発明では、洗浄水は洗浄ポンプで加圧され
て回転ノズルへ送給され、回転ノズルのノズル本体から
ミキサ内に高圧で散水される。又他の発明では、洗浄水
計量ホッパで計量された洗浄水は洗浄水受けホッパに供
給され、洗浄水受けホッパの洗浄水は、洗浄ポンプで加
圧されて回転ノズルへ送給され、回転ノズルの本体から
ミキサ内に高圧で散水される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつ
つ説明する。
【0013】図1及び図2は本発明のミキサ洗浄装置の
一実施例で、1は二軸ミキサ等のミキサ、2はミキサ1
内上部に配設された複数の公知の回転ノズルであり、該
回転ノズル2は、図2に示すように、供給された清水W
1により中空状の縦軸2aに対し回転し得るようにした
ケーシング2bと、ケーシング2bに取付けられた横軸
2cに直交するよう接続され且つ清水W1により横軸2
cに対し回転し得るようにした複数のノズルアーム2d
と、ノズルアーム2dの先端に設けたノズル本体2eを
備えており、ノズル本体2eは、縦軸2aの軸線l1
対し公転すると共に縦軸2aの軸線l1に対し直交する
横軸2cの軸線l2に対し自転し得るようになってい
る。
【0014】回転ノズル2は、例えばミキサ1が二軸ミ
キサの場合、各軸の対角方向の端部に1個ずつ、合計2
個設けられている。
【0015】3は上澄水等の回収水W2を収納し得るよ
うにした回収水タンク、4は清水W1を収納し得るよう
にした清水タンク、5は回収水W2と清水W1の入った水
3の重量を計量するための水計量ホッパ、6は供給さ
れた清水W1のレベルを検出するレベル検出器8を備え
且つブラケット7を介して水計量ホッパ5と一体的に接
続された清水計量ホッパであり、水計量ホッパ5と清水
計量ホッパ6の水の合計の重量は図示してないロードセ
ルにより計量し得るようになっている。
【0016】回収水タンク3と水計量ホッパ5は、中途
部にソレノイドバルブ等の制御弁9を備えた管路10に
より接続され、清水タンク4と水計量ホッパ5は、中途
部に制御弁11を備えた管路12により接続され、清水
タンク4と清水計量ホッパ6は中途部に制御弁13を備
えた管路14により接続されており、清水計量ホッパ6
の下端には、中途部に制御弁15を備えた管路16が接
続されている。
【0017】17は清水計量ホッパ6の下部に管路16
よりも下方に位置するよう配設され、且つ供給された清
水W1のレベルを検出するレベル検出器18を備えた清
水受けホッパであり、清水受けホッパ17の下面には、
中途部に制御弁19及び高圧のプランジャポンプ等の洗
浄ポンプ20を備え且つ先端部が前記回転ノズル2の中
空状の縦軸2aに連結された管路21が接続されてい
る。又、清水タンク4には、中途部に制御弁22を備え
た管路23が接続され、管路23の先端は、管路21の
制御弁19と洗浄ポンプ20の間に接続されている。
【0018】次に、本発明の作動について説明する。
【0019】(I)ミキサ1を自動洗浄する場合。 先ず、ミキサ室内の操作盤を操作して、洗浄モードを予
め自動洗浄に切換えておく。而して、ミキサ1による今
回の生コンクリートの混練指令が出ると、制御弁9もし
くは制御弁11に開指令が与えられ、制御弁13にも開
指令が与えられて各制御弁9もしくは制御弁11が開
き、制御弁13も開く。このため、回収水タンク3中の
回収水W2は管路10から水計量ホッパ5へ送給され、
又清水タンク4中の清水W1は管路12から水計量ホッ
パ5へ与えられると共に管路14から清水計量ホッパ6
へ送給される。
【0020】清水計量ホッパ6内の清水W1のレベルが
上限に達すると、レベル検出器8からの閉指令により制
御弁13が閉止する。又制御弁13の閉止後に、水計量
ホッパ5内の水W3の重量及び清水計量ホッパ6内の清
水W1の重量の合計が予め設定された重量に達しロード
セルが設定された重量を検出すると、制御弁9もしくは
制御弁11に閉指令が与えられて制御弁9もしくは制御
弁11が閉止する。
【0021】制御弁9,11,13が閉止すると、次に
水計量ホッパ5下部の図示してない制御弁及び清水計量
ホッパ6下部の制御弁15が開き、水計量ホッパ5から
の水W3はミキサ1に導入され、清水計量ホッパ6内の
清水W1は管路16から清水受けホッパ17へ導入され
る。而して、水計量ホッパ5が空になると水計量ホッパ
5下部の制御弁は閉止し、清水計量ホッパ6が空になる
とレベル検出器8からの閉指令により水計量ホッパ5下
部の制御弁15が閉止する。又清水受けホッパ17内の
清水W1のレベルが上限に達すると、レベル検出器18
からの開指令が制御弁19に与えられて該制御弁19が
開となり、リミットスイッチ等の開検知器により制御弁
19が開いたことが検知されたら洗浄ポンプ20に起動
指令が与えられて洗浄ポンプ20が起動され、清水受け
ホッパ17内の清水W1は管路21から洗浄ポンプ20
に吸引され、高圧に加圧されたうえ管路21中を回転ノ
ズル2側へ送給され、回転ノズル2の中空状の縦軸2a
からケーシング2b内に導入され、ケーシング2bを水
平面に対し回転させると共にノズルアーム2dを垂直面
に対して回転させ、ノズル本体2eからミキサ1内に高
圧で散水されてミキサ1内の洗浄が行われる。ミキサ1
の洗浄に清水W1を用い、回収水W2を用いないのは、回
収水W2を用いると、その中に含まれている異物がノズ
ルを詰らせる虞れがあるためである。
【0022】レベル検出器18により、清水受けホッパ
17内の清水W1が空になったことが検出されると、制
御弁19に閉指令が与えられて該制御弁19は閉止し、
又同時に洗浄ポンプ20に停止指令が与えられて洗浄ポ
ンプ20が停止する。
【0023】ミキサ1内を洗浄した水は、排水されず
に、次の生コンクリートを混練するための混練水として
使用される。なお、自動洗浄の場合、制御弁22は常時
閉止したままである。
【0024】(II)ミキサ1を手動洗浄する場合。 先ず、ミキサ室内の操作盤を操作して洗浄モードを予め
手動洗浄に切換えておく。而して、押し釦スイッチを押
すことにより制御弁22に開指令を与えると制御弁22
が開き、制御弁22が開検知器により開いたことが検知
されると、洗浄ポンプ20に起動指令が与えられ、清水
タンク4内の清水は、管路23,21を通って洗浄ポン
プ20に吸込まれ、加圧されたうえ管路21を経て回転
ノズル2に供給され、回転ノズル2のノズル本体2eか
らミキサ1内に散水される。又、再度押し釦スイッチを
押すと、制御弁22は閉止し、洗浄ポンプ20も停止す
る。洗浄後の水はミキサ1外へ廃棄する。なお、手動洗
浄の際、制御弁19は閉止したままである。
【0025】上述のように、本発明の実施例では高圧の
洗浄ポンプ20及び回転ノズル2を用いてミキサ1の洗
浄を行っているため、ミキサ1内を少い数量のノズルで
確実に洗浄することができ、又洗浄後の水を生コンクリ
ートの混練に用いることができるため、水の消費量を節
約することができる。
【0026】なお、本発明の実施例においては、洗浄ポ
ンプとしてプランジャポンプを用いる場合について説明
したが、高圧ポンプであればプランジャポンプに限らな
いこと、回転ノズルなら従来公知のどのような構造のも
のでも使用可能なこと、本洗浄装置が適用されるミキサ
は二軸ミキサに限定されるものではないこと、水計量ホ
ッパと清水計量ホッパとは一体に接続せず別々に離して
設置することもできること、ミキサ内に散水する洗浄水
は、異物が含まれていなければ回収水等清水以外の水で
あっても良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内で種々変更を加え得ること、等は勿論である。
【0027】
【発明の効果】本発明のミキサ洗浄装置によれば、請求
項1,2の何れの発明においてもミキサ内の洗浄を少い
ノズルで確実に行うことができ、又請求項2の発明で
は、上記効果に加えて洗浄後の水を生コンクリートの混
練に使用できるため省資源化を図ることができる、等種
々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のミキサ洗浄装置の一実施例のフロー系
統図である。
【図2】本発明のミキサ洗浄装置に適用する回転ノズル
の正面図である。
【図3】従来のミキサ洗浄装置の一例のフロー系統図で
ある。
【図4】従来のミキサ洗浄装置の他の例のフロー系統図
である。
【符号の説明】
1 ミキサ 2 回転ノズル 2e ノズル本体 6 清水計量ホッパ(洗浄水計量ホッパ) 17 清水受けホッパ(洗浄水受けホッパ) 20 洗浄ポンプ l1 軸線 l2 軸線 W1 清水(洗浄水)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水を高圧に加圧して吐出する洗浄ポ
    ンプと、ミキサ内に配設され且つ前記洗浄ポンプからの
    洗浄水を散水するノズル本体が一の軸線のまわりを公転
    すると共に該軸線に対し直交する他の軸線のまわりを自
    転する複数の回転ノズルと、を備えて成ることを特徴と
    するミキサ洗浄装置。
  2. 【請求項2】 洗浄水を計量する洗浄水計量ホッパと、
    該洗浄水計量ホッパにより計量された洗浄水を受ける洗
    浄水受けホッパと、該洗浄水受けホッパよりの洗浄水を
    高圧に加圧して吐出する洗浄ポンプと、ミキサ内に配設
    され且つ前記洗浄ポンプからの洗浄水を散水するノズル
    本体が一の軸線のまわりを公転すると共に該軸線に対し
    直交する他の軸線のまわりを自転する複数の回転ノズル
    と、を備えて成ることを特徴とするミキサ洗浄装置。
JP33135691A 1991-11-20 1991-11-20 ミキサ洗浄装置 Expired - Lifetime JP3151261B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0810734A (ja) * 1994-06-30 1996-01-16 Kit:Kk 三次元ノズル装置
JP2013039687A (ja) * 2011-08-11 2013-02-28 Oru Japan Kk ミキサ給水兼洗浄装置。

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