JPH05137944A - 除湿器用熱交換器 - Google Patents

除湿器用熱交換器

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JPH05137944A
JPH05137944A JP3302137A JP30213791A JPH05137944A JP H05137944 A JPH05137944 A JP H05137944A JP 3302137 A JP3302137 A JP 3302137A JP 30213791 A JP30213791 A JP 30213791A JP H05137944 A JPH05137944 A JP H05137944A
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area
heat transfer
cooling
heat
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良成 小笠原
Masumu Satou
益矛 佐藤
Kazuyoshi Hanazawa
一吉 花沢
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    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 錆びるおそれがなく、軽量化及びコンパクト
化を図ることができるとともに、溶接の必要がなく、製
作が容易で、しかも過大な供給熱量に容易に対応できる
ようにする。 【構成】 装置全体をアルミ材により構成する。ボディ
本体1に、蒸発器11を配設した冷却室2、及び伝熱パ
イプ12を配設した再熱室3を並列に貫通形成する。ボ
ディ本体1の両端開口部に蓋体4,5を六角孔付ネジ6
により取り付ける。蒸発器11を直線状の一本の冷凍パ
イプ7と、その冷凍パイプ7の内部に挿入された冷媒供
給用のキャピラリーチューブ10と、同冷凍パイプ7の
外周に放射状に設けられた熱交換フィン9とより構成す
る。尚、ドレイン排出口21と対応する位置において
は、熱交換フィン9を設けないようにするとともに、冷
却室2の断面積を他の部分より大きくする。伝熱パイプ
12の周面を、螺旋状に凹凸形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、除湿器に使用される熱
交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の除湿器用熱交換器として、実公
昭57−59820号公報に開示されているようなもの
がある。この除湿器用熱交換器は、内容器内に蒸発器を
収容して冷却領域が形成され、内容器を収容する円筒状
の外容器と内容器との間に伝熱パイプを収容して予冷領
域が形成されている。又、外容器の両端開口部には蓋体
が溶接により取り付けられて、同開口部が密閉されてい
る。
【0003】そして、高温湿り空気は先ず予冷領域に入
り、同予冷領域を通過して冷却領域に入る。冷却領域を
通過した空気は伝熱パイプを通って外部へ出ていく。空
気は蒸発器を配設した冷却領域で冷却されることにより
除湿され、この除湿された冷却空気が伝熱パイプを流れ
る。従って、予冷領域を流れる高温湿り空気が伝熱パイ
プ内の冷却空気によって予冷される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した熱交換器は、
鉄を主体として構成されているが、内部を高温の湿った
空気が通過するために、錆が発生し易いものであった。
そのため、錆の発生を考慮して、全体の肉厚を大きくす
る必要があり、装置が大型化するとともに、重量が大き
くなるという問題があった。又、錆が発生すると、排出
される乾燥空気内に錆が混入するおそれがあり、清浄な
乾燥空気の取り出しが不可能になるおそれもあった。
【0005】又、外容器の両端開口部は蓋体を溶接によ
り取り付けることで密閉されているが、その溶接作業に
は熟練を要するとともに、溶接による取り付けにおいて
は一定の品質を保つことが困難であり、信頼性が低いも
のであった。しかも、外容器内に組み込まれている各種
部品の多くも溶接により固定されているため、その溶接
作業が煩雑であり、製作が面倒で時間がかかるという問
題もあった。そして、外容器に蓋体が溶接固定されてい
るため、装置を分解することができず、内部のメインテ
ナンスが非常に困難であった。
【0006】又、供給される高温湿り空気の熱量が装置
の許容熱交換能力を超える場合には、別途冷却を補助す
るための装置を設ける必要があり、過大な供給熱量に容
易に対応できない。即ち、供給熱量が装置の許容熱交換
能力を超える場合には、その供給熱量に対応した装置を
新たに別設計で製作する必要があり、簡単に用意するこ
とができない。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、錆びるおそれがなく、
軽量化及びコンパクト化を図ることができるとともに、
溶接の必要がなく、製作が容易で、しかも過大な供給熱
量に容易に対応することのできる除湿器用熱交換器を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明では、筒状をなすボディ本体内に、蒸
発器を配設した冷却領域と、供給された空気を案内する
伝熱パイプを配設した再熱領域とを並列に設け、伝熱パ
イプの出口と冷却領域の入口とを連通するとともに、冷
却領域の出口と再熱領域の入口とを連通し、ボディ本体
の両端開口部には蓋体をネジ止めして同開口部を密閉
し、全体をアルミ材や合成樹脂材料等の防錆材料により
構成したものである。
【0009】第2の発明では、ボディ本体内の冷却領域
に蒸発器を着脱可能に挿入配置するとともに、再熱領域
に伝熱パイプを着脱可能に挿入配置したものである。第
3の発明では、蒸発器を、一本の冷凍パイプと、その冷
凍パイプの内部に挿入された冷媒供給用のキャピラリー
チューブと、同冷凍パイプの外周面に放射状に設けられ
た多数の熱交換フィンとより構成し、冷却領域の出口側
に設けられたドレイン排出口と対応する位置において、
熱交換フィンを設けないように構成したものである。
【0010】第4の発明では、冷却領域の出口側に設け
られたドレイン排出口と対応する位置において、冷却領
域の断面積を他の部分よりも大きくしたものである。第
5の発明では、伝熱パイプの周面を螺旋状に凹凸形成
し、その伝熱パイプの外周面とボディ本体の内壁との間
に形成される螺旋状の領域を再熱領域としたものであ
る。
【0011】
【作用】従って、第1の発明によれば、筒状のボディ本
体の両端開口部に蓋体がネジにより固定されているの
で、溶接の必要がなく、製作が容易であるとともに、ネ
ジを外すことにより、容易にメインテナンスを行うこと
ができる。又、全体がアルミ材や合成樹脂材料等の防錆
材料により構成されているので、錆びるおそれがない。
又、筒状のボディ本体は押し出し成形等により成形する
ことができ、その長さを容易に変更することができる。
従って、ボディ本体の長さを大きくするだけで、過大な
供給熱量にも容易に対応できる。
【0012】第2の発明によれば、蒸発器及び伝熱パイ
プが着脱可能であるので、メインテナンスや部品の交換
等を容易に行うことができる。第3の発明によれば、蒸
発器をコンパクトにすることができ、しかも、冷凍パイ
プの外周面に放射状に設けられた多数の熱交換フィンに
より、充分な熱交換能力を得ることができる。又、ドレ
イン排出口と対応する位置には、熱交換フィンが設けら
れていないので、その位置においては冷却通路を通過す
る空気の流速が低下し、分離された水分が空気流ととも
にドレイン排出口を通過してしまうことなく、確実にド
レイン排出口に導かれる。
【0013】第4の発明によれば、ドレイン排出口と対
応する位置において、冷却領域の断面積が他の部分より
も大きくなっているので、その位置においては冷却通路
を通過する空気の流速が低下し、分離された水分が空気
流とともにドレイン排出口を通過してしまうことなく、
確実にドレイン排出口に導かれる。
【0014】第5の発明によれば、冷却領域で冷却、除
湿された空気が伝熱パイプの外周の螺旋状領域を通過す
るので、その通過距離が長くなる。又、螺旋状に凹凸形
成することにより、伝熱パイプの表面積が大きくなる。
従って、伝熱パイプ内の供給空気と同パイプ外の冷却空
気との間における熱交換率を向上させることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図1〜図4に示すように、ボディ本
体1はアルミ材等の防錆材料によりほぼ四角筒状に形成
され、その内部には2つの円柱状の孔が互いに平行に貫
通形成されている。そして、一方の孔が冷却領域として
の冷却室2、他方の孔が再熱領域としての再熱室3とな
っている。ボディ本体1の両端開口部には、同じくアル
ミ材よりなる蓋体4,5が複数の六角孔付ネジ6により
着脱可能に取り付けられ、それらの蓋体4,5により両
端開口部が密閉状態に塞がれている。
【0016】前記冷却室2内には、銅又はアルミ材より
なる1本の冷凍パイプ7が一方の蓋体4を貫通して挿入
配置され、その冷凍パイプ7の先端は塞がれているとと
もに、他方の蓋体5の内面に当接する位置まで挿入され
ている。又、蓋体4と冷凍パイプ7との間にはシールリ
ング8が介装され、冷却室2と外部との間の気密が保持
されている。冷凍パイプ7の外周面には、アルミ材より
なる多数の細長い熱交換フィン9が放射状に密集状態で
支持されている。又、冷凍パイプ7内には冷媒供給用の
キャピラリーチューブ10が挿入配置され、その先端は
冷凍パイプ7の先端付近に位置している。そして、この
キャピラリーチューブ10の先端開口から冷凍パイプ7
内に冷媒が供給される。この冷凍パイプ7、熱交換フィ
ン9、及びキャピラリーチューブ10により蒸発器11
が構成されている。
【0017】前記再熱室3内には1本の伝熱パイプ12
が挿入配置され、その伝熱パイプ12内が予冷領域とし
ての予冷室13となっている。伝熱パイプ12の中間部
周面は螺旋状に凹凸形成され、その伝熱パイプ12の外
周の螺旋状凸部12aと再熱室3の内壁とが接触してい
る。即ち、伝熱パイプ12の外周の螺旋状凹部12bと
再熱室3の内壁との間に螺旋状の空間が形成され、この
螺旋状空間が再熱室3となる。
【0018】伝熱パイプ12の入口側(図1の左側)
は、シールリング14を介して蓋体4に挿入支持されて
いる。又、その蓋体4の一側面及び上下面には、伝熱パ
イプ12の入口、即ち予冷室13の入口に連通する空気
入口15が形成され、この空気入口15側と再熱室3側
との間の気密が前記シールリング14により保持されて
いる。尚、蓋体4の上下面の空気入口15Bは、通常は
栓により塞がれて、側面の空気入口15Aのみが開放さ
れている。又、冷却室2の出口(図1の左側)と再熱室
3の入口(図1の左側)とは、蓋体4とボディ本体1と
の間の隙間を介して連通されている。
【0019】図1及び図4に示すように、再熱室3の出
口側(図1の右側)の内周面には、シールリング16を
介して円環状のスペーサ17が嵌合され、伝熱パイプ1
2の出口側(図1の右側)が、シールリング18を介し
てこのスペーサ17に挿入支持されている。蓋体5の内
面には、スペーサ17及び伝熱パイプ12と対向するよ
うに2つの突起19が形成され、スペーサ17及び伝熱
パイプ12の端面の一部が、両突起19に当接支持され
ている。又、伝熱パイプ12の出口、即ち予冷室13の
出口と冷却室2の入口(図1の右側)とは、蓋体5とボ
ディ本体1との間の隙間を介して連通されている。又、
ボディ本体1の側面には、再熱室3の出口側と連通する
空気出口20が形成され、この空気出口20側と予冷室
13の出口側との間の気密が前記シールリング16,1
8により保持されている。
【0020】図1及び図3に示すように、ボディ本体1
の下面には、冷却室2の出口側と連通するドレイン排出
口21が形成されている。又、このドレイン排出口21
と対応する位置において、蒸発器11には熱交換フィン
9が設けられておらず、同熱交換フィン9は冷却室2の
入口側の第1フィン9Aと出口側の第2フィン9Bとに
区画されている。更に、ドレイン排出口21と対応する
位置において、冷却室2の内壁には段差部22が形成さ
れ、ドレイン排出口21と対応する位置における冷却室
2の断面積が、他の部分と比較して大きくなっている。
【0021】図3に示すように、ボディ本体1の下面の
前記ドレイン排出口21と対応する位置には、キャップ
23を介してドレイン排出器24が垂下支持されてい
る。次に、上記のように構成された除湿器用熱交換器の
作用を説明する。
【0022】さて、高温湿り空気は空気入口15Aから
伝熱パイプ12内、即ち予冷室13に入り、同予冷室1
3内を流れる。予冷室13を通過した高温湿り空気は、
ボディ本体1と蓋体5との間の隙間を介して冷却室2に
入り、密集状態の熱交換フィン9間を流れる。冷却室2
内の空気は蒸発器11の冷却作用によって熱を奪われ、
低温になる。この熱交換作用によって空気中の水分が取
り除かれ、冷却室2を通過した空気は低温乾燥空気とな
る。取り除かれた水分はドレイン排出口21からドレイ
ン排出器24に導かれて排出される。
【0023】このとき、冷却室2を流れる空気は、熱交
換フィン9の第1フィン9Aとの間での熱交換作用によ
って水分が取り除かれる。そして、ドレイン排出口21
と対応する位置においては、熱交換フィン9が設けられ
ていないとともに、冷却室2の断面積が他の部分と比較
して大きくなっていることにより、空気の流速が低下す
る。即ち、密集状態で設けられた多数の熱交換フィン9
により、冷却室2の断面積が実質上は小さくなってお
り、熱交換フィン9が存在しない大きな断面積をもつ空
間内に流れてくる空気は失速する。従って、空気中から
取り除かれた水分が、空気流に乗ってドレイン排出口2
1を越えて再熱室3へ流れ込んでしまうことがなく、空
気流の失速によりドレイン排出口21の部分に確実に落
下する。又、一旦落下した水分は、段差部22によりそ
れ以上の進行が阻止されるため、落下した水分が冷却室
2の内底面に沿って再熱室3へ流れることがなく、ドレ
イン排出口21からドレイン排出器24に確実に導かれ
る。
【0024】そして、第1フィン9Aの部分で除湿され
た空気は、冷却室2の出口側の第2フィン9Bにより塵
埃等が取り除かれる。即ち、第2フィン9Bはフィルタ
の役割をなす。
【0025】冷却室2を通過した低温乾燥空気は、ボデ
ィ本体1と蓋体4との間の隙間を介して再熱室3に入
り、伝熱パイプ12の周囲の螺旋状空間、即ち再熱室3
を旋回しながら流れて、空気出口20から出て行く。従
って、伝熱パイプ12内、即ち予冷室13内の高温湿り
空気は、周囲の低温乾燥空気によって予冷され、この予
冷された空気が冷却室2へ入る。即ち、冷却室2内に導
かれる空気を予め冷却することにより、蒸発器11の負
担を少なくすることができる。又、逆に再熱室3を通過
した低温乾燥空気の温度が上昇するため、乾燥程度を更
に高めることができる。
【0026】本実施例では、伝熱パイプ12が螺旋状に
凹凸形成されていることにより、その表面積が大きくな
っているとともに、再熱室3を旋回しながら流れる低温
乾燥空気の通過距離は直流の場合と比較して長くなって
いる。更に、伝熱パイプ12の内壁の凹凸によって、同
パイプ12内の高温湿り空気流が乱される。従って、低
温乾燥空気流及び高温湿り空気流が直流の場合と比較し
て、予冷室2内における熱交換率を向上させることがで
き、予冷効果を一層高めることができる。
【0027】又、本実施例では、装置全体がアルミ材に
より構成されているため、錆びるおそれがない。従っ
て、前記従来とは異なり、錆を考慮して全体の肉厚を大
きくしたりするなどの必要がなく、装置の小型化、及び
軽量化に寄与することができる。又、錆の発生のおそれ
がないので、清浄な状態で乾燥空気を取り出すことがで
きる。
【0028】又、蓋体4,5は、ボディ本体1に対して
六角孔付ネジ6により取り付けられているので、その着
脱が容易である。従って、取り付けを容易にしかも確実
に行うことができるとともに、装置内部のメインテナン
スも容易に行うことができる。又、ネジ6による取り付
けにおいては、前記従来の溶接とは異なり、熟練を要す
ることなく一定の品質を保つことが容易であり、装置に
対する信頼性を向上させることができる。
【0029】又、ボディ本体1は2つの貫通孔を有する
筒状物であるので、押し出し成形により成形することが
でき、その長さを簡単に変更することができる。従っ
て、供給される高温湿り空気の熱量が大きい場合は、ボ
ディ本体1の長さを大きくして、冷却室2、再熱室3等
の長さを大きくするだけで、装置の熱交換能力をアップ
させることができる。つまり、設計の自由度が高く、供
給熱量に対応した装置を簡単に製作することができる。
この場合、蒸発器11及び伝熱パイプ12を、ボディ本
体1の長さに応じた長さに形成する必要があるが、蒸発
器11は直線状の一本の冷凍パイプ7の外周に熱交換フ
ィン9が放射状に設けられた構成であるとともに、伝熱
パイプ12も直線状の一本のパイプにより構成されてい
るだけであるので、それらの長さの変更も比較的容易で
ある。尚、両蓋体4,5は、ボディ本体1の長さに関係
なく同一部品を使用することができる。
【0030】又、上述したように、蒸発器11及び伝熱
パイプ12は、直線状の一本のパイプを軸として構成さ
れているので、その構成が非常に簡単であり、スペース
効率も良い。従って、装置全体の一層の小型化を図るこ
とができる。しかも、蒸発器11は、密集状態で設けら
れた多数の細長い熱交換フィン9により、充分な熱交換
能力を得ることができるとともに、伝熱パイプ12にお
いても、螺旋状の凹凸部により、充分な熱交換能力を得
ることができる 更に、蒸発器11は、冷凍パイプ7に
挿入されたキャピラリーチューブ10から冷媒が供給さ
れて、冷凍パイプ7から排出される構成であり、冷媒の
供給部及び排出部が同一側に配置されている。従って、
蒸発器11に対する冷媒の供給及び排出を同一側から効
率良く行うことができる。
【0031】又、蒸発器11及び伝熱パイプ12は、ボ
ディ本体1に対して固着されていない。即ち、蒸発器1
1はボディ本体1の冷却室2内に挿入された状態で、そ
の一部を蓋体4に挿通支持され、伝熱パイプ12はボデ
ィ本体1の再熱室3内に挿入された状態で、その入口側
を蓋体4に挿入支持されるとともに、出口側をスペーサ
17に挿入支持されている。従って、蒸発器11及び伝
熱パイプ12は、蓋体4,5を取り外した状態で、ボデ
ィ本体1から容易に着脱でき、それらの組み込みが非常
に簡単であるとともに、部品の交換及びメインテナンス
も容易に行うことができる。しかも、蒸発器11及び伝
熱パイプ12の支持部分には、それぞれシールリング
8,14,16,18が設けられているので、気密を確
実に保持することができる。
【0032】又、本実施例では、ドレイン排出器24
が、ドレイン排出管等を介することなく、ボディ本体1
に直接取り付けられているため、装置全体としてコンパ
クトにまとめることができるとともに、ドレインがドレ
イン排出管中で詰まったりするというおそれもない。
【0033】尚、この発明は次のように具体化すること
もできる。即ち、図5及び図6に示すように、この別の
実施例では、ボディ本体25内に冷却室2及び再熱室3
が2つずつ並列に設けられ、蒸発器11及び伝熱パイプ
12が2つずつ備えられている。即ち、前記実施例の熱
交換器を2連にした構成である。
【0034】この実施例では、ボディ本体25の両端開
口部に、前記実施例と同一の蓋体4,5が2つずつ取り
付けられている。そして、前記実施例において栓で塞が
れていた蓋体4の上下面(この実施例では側面となる)
の空気入口15Bの一方が開放され、2つの蓋体4の開
放された空気入口15Bが互いに突き合わされて、連通
されている。更に、一方の蓋体4の空気入口15Aのみ
が開放され、他方の蓋体4の空気入口15Aは栓により
塞がれる。この開放された1つの空気入口15Aから入
ってくる高温湿り空気は、前記連通された空気入口15
Bを介して、2つの予冷室13へ分かれる。
【0035】又、ボディ本体25の2つの再熱室3の出
口側には、連通孔26が形成されるとともに、ボディ本
体25の上面には、その連通孔26に連通する1つの空
気出口27が形成されている。そして、2つに分かれて
除湿された空気は、各再熱室3の出口側において連通孔
26を介して1つの空気出口27から出ていく。
【0036】即ち、2連構造の別のボディ本体25を用
意するだけで、後の部品については前記実施例と同様の
部品を使用して、2倍の流量に対応することができる。
尚、この発明は前記実施例に限定されるものではなく、
例えばボディ本体1,25や蓋体4,5等を合成樹脂材
料で構成したりするなど、この発明の趣旨を逸脱しない
範囲で各部の構成を任意に変更して具体化することも可
能である。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、錆
びるおそれがなく、軽量化及びコンパクト化を図ること
ができるとともに、溶接の必要がなく、製作が容易で、
しかも過大な供給熱量に容易に対応することができると
いう優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した除湿器用熱交換器の一実施
例を示す平断面図である。
【図2】除湿器用熱交換器の一部破断斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】除湿器用熱交換器の別の実施例を示す一部破断
斜視図である。
【図6】その除湿器用熱交換器の平断面図である。
【符号の説明】
1 ボディ本体、2 冷却領域としての冷却室、3 再
熱領域としての再熱室、4 蓋体、5 蓋体、6 六角
孔付ネジ、7 冷凍パイプ、9 熱交換フィン、10
キャピラリーチューブ、11 蒸発器、12 伝熱パイ
プ、12a 螺旋状凸部、12b 螺旋状凹部、13
予冷室、21 ドレイン排出口、25ボディ本体。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなすボディ本体(1,25)内
    に、蒸発器(11)を配設した冷却領域(2)と、供給
    された空気を案内する伝熱パイプ(12)を配設した再
    熱領域(3)とを並列に設け、伝熱パイプ(12)の出
    口と冷却領域(2)の入口とを連通するとともに、冷却
    領域(2)の出口と再熱領域(3)の入口とを連通し、
    ボディ本体(1,25)の両端開口部には蓋体(4,
    5)をネジ止めして同開口部を密閉し、全体をアルミ材
    や合成樹脂材料等の防錆材料により構成したことを特徴
    とする除湿器用熱交換器。
  2. 【請求項2】 ボディ本体(1,25)内の冷却領域
    (2)に蒸発器(11)を着脱可能に挿入配置するとと
    もに、再熱領域(3)に伝熱パイプ(12)を着脱可能
    に挿入配置した請求項1に記載の除湿器用熱交換器。
  3. 【請求項3】 蒸発器(11)を、一本の冷凍パイプ
    (7)と、その冷凍パイプ(7)の内部に挿入された冷
    媒供給用のキャピラリーチューブ(10)と、同冷凍パ
    イプ(7)の外周面に放射状に設けられた多数の熱交換
    フィン(9)とより構成し、冷却領域(2)の出口側に
    設けられたドレイン排出口(21)と対応する位置にお
    いて、熱交換フィン(9)を設けないように構成した請
    求項1に記載の除湿器用熱交換器。
  4. 【請求項4】 冷却領域(2)の出口側に設けられたド
    レイン排出口(21)と対応する位置において、冷却領
    域(2)の断面積を他の部分よりも大きくした請求項1
    に記載の除湿器用熱交換器。
  5. 【請求項5】 伝熱パイプ(12)の周面を螺旋状に凹
    凸形成し、その伝熱パイプ(12)の外周面とボディ本
    体(1,25)の内壁との間に形成される螺旋状の領域
    を再熱領域(3)とした請求項1に記載の除湿器用熱交
    換器。
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