JPH05137410A - 播種方法 - Google Patents

播種方法

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JPH05137410A
JPH05137410A JP33431291A JP33431291A JPH05137410A JP H05137410 A JPH05137410 A JP H05137410A JP 33431291 A JP33431291 A JP 33431291A JP 33431291 A JP33431291 A JP 33431291A JP H05137410 A JPH05137410 A JP H05137410A
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JP
Japan
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seeds
seeding
plate
shutter
sowing
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JP33431291A
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Inventor
Tadao Takagi
忠夫 高木
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Suzutec Co Ltd
Original Assignee
Suzutec Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 播種板とシャッタの組合せで、種子の詰まり
および種子の潰れ損傷を防止する。 【構成】 移送台10の上方位置に設けた供給ホッパ2
1の繰出ロール22を回転させて落下シュート50に所
定量の種子を繰出し、該落下シュート50内に種子が所
定量に繰出されると、該落下シュート50は貯留した種
子を蒔きながら播種孔35を多数形成した播種板36上
を移動させ、かつ該播種板36上の種子は回転ブラシ5
1により前記播種孔35に均一に供給されるように摺り
切し、前記播種孔35内の種子はシャッタ38の開放に
より一斉に落下させて前記移送台10により横送される
収納箱4内の平板状のスポンジからなるスポンジ苗床1
に播種させる播種方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、播種方法に係るもので
あり、特に非球形形状の野菜等の種子を播種する方法に
関するものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の特開昭63−237708号公
報には、ポリポット(商品名)を収納させた収納箱を横
送する移送台の上方位置に、種子を貯留供給する供給ホ
ッパと、該供給ホッパの下方に設けた播種孔を形成した
播種板と、前記播種孔に嵌合した種子を落下させるシャ
ッタとを設けた播種装置において、前記播種板は前記供
給ホッパの底板を兼用する構成とし、前記播種板は、上
板と下板との2枚構成とし、前記上板と下板との間に前
記シャッタを移動自在に設けた構造について記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、繰出凹部を
外周面に形成した繰出ロールによる播種装置に比し、公
知例のように、播種板とシャッタとの組合わせによる播
種は、一定位置に種子を落下させるので正確に播種でき
るという利点はあるが、播種板とシャッタの透孔の中間
に種子が位置すると詰まるという問題があり、特に、前
記公知例は、播種板が供給ホッパの底板を兼用して上板
と下板との2枚構成とし、上板と下板との間にシャッタ
を設けているので、上板とシャッタおよびシャッタと下
板の2箇所の合致した透孔を通過するので詰まる可能性
が高い。特に、ミツバの種子のように三日月形状の非球
形形状の種子は、透孔に嵌合する状態が一定でないの
で、シャッタの移動するとき潰れることがあり、播種で
きない。また、シャッタの透孔に入った種子は、下板の
透孔の上方にまでシャッタの透孔に嵌合したまま運ばれ
るので、種子が潰れたりまた損傷が著しく、発芽率が低
下する。この点からも、非球形形状の種子は、移動中に
向きが変って詰まることが多く播種できない。したがっ
て、種子が詰まった部分は欠株となり、播種精度が著し
く低下するという課題もある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、播種板とシャッタの組合せで
ありながら、種子の詰まりおよび種子の潰れ損傷を防止
するとともに、自動的に播種できるようにしたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって本発明は、移送台
10の上方位置に設けた供給ホッパ21の繰出ロール2
2を回転させて落下シュート50に所定量の種子を繰出
し、該落下シュート50内に種子が所定量に繰出される
と、該落下シュート50は貯留した種子を蒔きながら播
種孔35を多数形成した播種板36上を移動させ、かつ
該播種板36上の種子は回転ブラシ51により前記播種
孔35に均一に供給されるように摺り切し、前記播種孔
35内の種子はシャッタ38の開放により一斉に落下さ
せて前記移送台10により横送される収納箱4内の平板
状のスポンジからなるスポンジ苗床1に播種させる播種
方法としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の方法を実施しうる装置について図に
より説明すると、1はスポンジ等からなる苗床であり、
縦横に切れ目2を入れて多数のブロック3を形成し、播
種後各ブロック3に分割可能に形成している。4は前記
スポンジ苗床1を収納する収納箱であり、発泡スチロー
ル・合成樹脂等により形成し、長四角形状の底壁5の周
囲に起立する周壁6を設け、上面を開放した箱型形状に
形成している。本実施例では、水耕栽培を予定している
ため、スポンジ等からなるスポンジ苗床1と発泡スチロ
ールからなる収納箱4を使用しているが、稲の種籾を播
種するように、土を供給した育苗箱でもよい。
【0007】10は、前記スポンジ苗床1を収納した収
納箱4を始端部より終端部に水平横送する移送台であ
り、複数の支脚7により床上に載置される。各支脚7に
は高さ調節装置8を設け、前記移送台10を水平にす
る。前記移送台10は前後に分割して前側移送台11と
後側移送台12とに形成し、前記前側移送台11および
後側移送台12のそれぞれには移送ロール13を設け
る。移送ロール13は、前記前側移送台11に設けた前
側移送用モータ14と、前記後側移送台12に設けた後
側移送用モータ15によりそれぞれ独立回転するように
構成する。
【0008】前記前側移送台11の始端部上方位置に
は、支持フレーム16を設ける。支持フレーム16は、
前記前側移送台11より所定間隔を置いて上方に位置す
る平板状の水平取付部17と、該水平取付部17の前後
に前記収納箱4が通過可能に設けた脚部18、19によ
り側面視下向きコの字形状に形成する。そして、前記前
側脚部18には前記前側移送用モータ14を設け、前側
脚部18は前側移送用モータ14のモータボックスを兼
用する。
【0009】前記支持フレーム16の水平取付部17の
前側上面には、供給ホッパ21を設け、供給ホッパ21
の下部には左右方向の繰出ロール22を設ける。繰出ロ
ール22は、その外周面には母線方向と平行の横条溝形
状の繰出凹部23を形成し、繰出ロール22の回転下降
側の外周面には摺接ブラシ24の先端を当接させる(図
4)。図3に戻り、前記繰出ロール22の回転軸25に
は歯車26を固定し、該歯車26と繰出用モータ27の
歯車28との間にチエン29を掛け回す。前記繰出用モ
ータ27は前記水平取付部17の上面に設ける。
【0010】前記歯車26の歯数は、前記繰出ロール2
2の繰出凹部23の数と一致させ、前記歯車26を一歯
回転させると、前記繰出凹部23が一条回転するように
構成し、前記歯車26の近傍に該歯車26の歯26aを
カウントしうる検知部20を設ける。
【0011】図4のように、前記繰出ロール22の回転
下降側の側部には前記摺接ブラシ24を通過した繰出ロ
ール22の繰出凹部23内の種子を繰出ロール22の下
方側にまで誘導する種子ガイド30を設け、該種子ガイ
ド30の下端には落下案内ガイド31の上部を臨ませ
る。前記種子ガイド30および前記落下案内ガイド31
は前記繰出ロール22と略同一幅に形成する。
【0012】しかして、前記支持フレーム16の下方位
置の前側移送台11の収納箱4の移送路上方位置には上
下方向の播種孔35を縦横に並設した播種板36を設け
る(図4、図5)。播種板36は前記落下案内ガイド3
1と略同じかやや広い左右幅を有して形成される。前記
播種孔35は、ミツバの種子であれば20〜30粒程度
入るように直径7mm程度の大きさで形成しているが、そ
の大きさは任意であり、種子の形状や播種量によって前
記播種板36ごと交換自在とすることもある。また、前
記播種孔35は左右12個程度、前後に30個程度形成
するが、この数も任意である。左右に隣接する各縦列の
播種孔35の間の播種板36の上面には断面三角形状の
前後方向のガイド37を設ける。
【0013】前記播種板36の下方には、前記収納箱4
の移送方向と平行に移動するシャッタ38を設ける。シ
ャッタ38は前記播種板36の下方にボルト39により
吊設し、前記ボルト39の外周に設けたバネ40により
シャッタ38の上面を前記播種板36の下面に密着させ
る。前記シャッタ38には前記播種孔35に対応させて
該播種孔35より大きな孔の落下口41を形成する。
【0014】しかして、前記供給ホッパ21と前記播種
板36との上下間には、前記収納箱4の移動方向に往復
移動して全播種孔35に種子を供給する移動種子供給部
45を設ける。移動種子供給部45は前板46と左右側
板47と上板48により箱型形状に形成したフレーム4
9の後側に落下シュート50を設け、左右側板47の下
部に左右方向の回転均平ブラシ51を設け、フレーム4
9内の上部にはブラシ回転用モータ52を設けて構成す
る。即ち、ミツバ等の非球形状の種子は上下方向に整然
と並べることができないので、シャッタ38により上側
の種子と下側の種子とを分離しようとすると種子を潰す
ことになる。そこでシャッタ38は、いったん播種孔3
5ブラシ51により均等に嵌合させた種子を落下させる
ことのみに使用することにしている。
【0015】しかして、前記箱型フレーム49の上板4
8には左右一対の取付部55を前後に設け、該取付部5
5は、前記支持フレーム16の水平取付部17に設けた
移動機構Xに取付ける。該移動機構Xは前記水平取付部
17の左右側に設けた前後一対の歯車56にチエン57
を掛け回し、該チエン57は前側の歯車56を移動用モ
ータ58により正逆回転させて往復移動させるように構
成し、前記チエン57に前記移動種子供給部45の取付
部55を固定する。また、前記移動機構Xはラックとピ
ニオン等のいずれの構成でもよい。
【0016】移動用モータ58とブラシ回転用モータ5
2は同期して回転するように構成し、前記回転均平ブラ
シ51が播種板36に対して滑走するのを防止する。ま
た、移動用モータ58とブラシ回転用モータ52は可変
速モータとし、播種速度を変更可能に構成している。
【0017】また、前記回転均平ブラシ51の回転軸5
9の左右両側にはガイドローラ60を固定し、該ガイド
ローラ60は前記播種板36に設けた案内レール61上
を転動させる。62は前記フレーム49に設けたガイド
ローラであり、4個のガイドローラ60、62により移
動種子供給部45を移動させる。案内レール61は前記
播種板36に設けた固定部63に対して高さ位置調節自
在に設け、案内レール61の高さを変更することにより
前記回転均平ブラシ51の高さを変更し、前記播種孔3
5に嵌合する種子の量を調節して播種量を変更しうるよ
うに構成している。64は前記回転軸59に固定の歯
車、65は前記ブラシ回転用モータ52の歯車、66は
歯車64と歯車65の間のチエン、67は前記シャッタ
38を開口させるソレノイド、68は前記シャッタ38
を閉塞させるソレノイド、69はリンク機構である。
【0018】しかして、前記播種板36は前記収納箱4
の長さよりも長く形成し、前記播種孔35は所定位置の
収納箱4の後部上方位置まで形成するが、前記播種板3
6の後部には播種孔35を形成しない無孔部70を形成
し、往路で回転均平ブラシ51が掃き飛ばした種子を、
復路で回転均平ブラシ51により掃き戻すように構成し
ている。即ち、前記後側の播種孔35の上方の中間位置
Aまでは前記回転均平ブラシ51は移送台10の始端側
に向けて種子を掃くように正転させ、前記中間位置Aを
通過すると回転均平ブラシ51を逆回転させるととも
に、前記中間位置Aより所定間隔を置いた後側の無孔部
70まで移動種子供給部45を移動させ、その後移動種
子供給部45は、無孔部70上の種子を掃き戻しながら
前記供給ホッパ21の下方の待機位置まで戻るように構
成している。なお、前記移動種子供給部45の待機位置
は前後反対にすることは勿論可能である。なお、前記移
動種子供給部45と前記播種板36との関係は、移動種
子供給部45と播種板36とが相対的に移動すればよ
く、また、回転均平ブラシ51は往復して播種板36の
上面を2回掃き均らしているが、1回でもよい。
【0019】しかして、前記支持フレーム16の水平取
付部17には、前記移動種子供給部45の箱型フレーム
49が前記繰出ロール22の下方に待機する待機位置を
感知する待機位置スイッチ72と、前記中間位置Aの箱
型フレーム49を検知する中間スイッチ73と、前記箱
型フレーム49の戻り位置を検出する戻り位置検出スイ
ッチ74とを設け、また、前記前側移送台11には前記
収納箱4の停止位置を検出する停止位置スイッチ75
と、前記シャッタ38の開位置を検知するスイッチ78
と、前記シャッタ38の閉塞位置を検知するスイッチ7
9を設け、それぞれ前記支持フレーム16の水平取付部
17上に設けた制御盤76を介して各モータ14、1
5、27、52、58に接続し、自動制御しうるように
構成している。スイッチ群80はスイッチ群である。な
お、この自動制御については、その構成は問わず、タイ
マーを使用したり、また、作動順序を変更したものでも
よく、自動的に播種しうるものではあればよい。図中、
77は灌水装置、81は回収部である。
【0020】
【作用】次に本実施例の作用を述べる。制御盤76のス
イッチ群80のメインスイッチをオンにし、待機位置ス
イッチ72がオンのとき、箱型フレーム49が待機位置
にあり、スイッチ78がオンのとき、シャッタ38が閉
塞状態であるので、制御盤76(制御部を意味する)は
繰出用モータ27に通電して繰出ロール22を回転さ
せ、供給ホッパ21内の種子は繰出ロール22の繰出凹
部23に嵌合している状態で摺接ブラシ24の下方を通
過して種子ガイド30内に入り、制御盤76は検知部2
0を通過する繰出ロール22の歯車26の歯26aの数
をカウントし、繰出ロール22が設定量回転すると、前
記繰出用モータ27の通電を切り、繰出ロール22の回
転を停止させる。
【0021】種子ガイド30に入った種子は自重で落下
案内ガイド31内に流下し、落下案内ガイド31から落
下した種子は移動種子供給部45の落下シュート50に
供給され一時貯留され、前記繰出用モータ27の停止後
所定時間経過すると、制御盤76は移動用モータ58お
よびブラシ回転用モータ52に通電し、移動用モータ5
8は前側の歯車56を回転させて下側のチエン57を矢
印イ方向に移動させる。
【0022】チエン57の移動により移動種子供給部4
5の箱型フレーム49は、該箱型フレーム49の左右側
のガイドローラ60、62が播種板36の左右両側に設
けた案内レール61、61上に係合した状態で矢印イ方
向に移動し、箱型フレーム49とともに落下シュート5
0が移動する。
【0023】落下シュート50は、繰出ロール22の下
方に待機している停止中は、落下シュート50の下端と
播種板36の上面との間の隙間に少量の種子が流下し
て、この種子により落下シュート50の下端は詰まった
状態となってこれ以上流下しないが、落下シュート50
が矢印イ方向の移動を開始すると、落下シュート50の
下端と播種板36の上面との間に再び隙間ができるの
で、落下シュート50内の種子は播種板36の上面に流
下する。したがって、落下シュート50は移動すること
により播種板36の一端から他端に均一に種子を供給す
る。
【0024】そして、箱型フレーム49に設けたブラシ
回転用モータ52により回転する回転均平ブラシ51は
その移動方向前側(移送台10の始端側)に落下した種
子のうち播種孔35に嵌合していない種子を掃きながら
移動する。
【0025】しかして、播種板36の播種孔35の最後
部である中間位置Aまで箱型フレーム49が移動する
と、該箱型フレーム49は中間スイッチ73に接触し、
制御盤76は前記ブラシ回転用モータ52のみを逆転さ
せて回転均平ブラシ51を逆回転させ、回転均平ブラシ
51はこの状態で播種板36の後部の播種孔35を形成
しない無孔部70まで移動する。したがって、今まで無
孔部70側に主旨を掃いていた回転均平ブラシ51は供
給ホッパ21側に戻しながら無孔部70に向けて移動す
る。
【0026】無孔部70の終端に前記箱型フレーム49
が至ると、箱型フレーム49は戻り位置検出スイッチ7
4に接触し、制御盤76は移動用モータ58を逆転さ
せ、箱型フレーム49を繰出ロール22の下方の待機位
置に向けて矢印ロ方向に移動させ、中間スイッチ73は
無視して箱型フレーム49が待機位置に戻ると、待機位
置スイッチ72がオンになって、制御盤76はブラシ回
転用モータ52および移動用モータ58停止させる。し
たがって、回転均平ブラシ51は、往路行程で無孔部7
0にまで掃き飛ばした種子を復路行程にて掃き戻すとと
もに、戻るときに再度均平するので種子は確実に播種孔
35に嵌合する。そして、待機位置まで戻った回転均平
ブラシ51は余分な種子を播種板36の前側に設けた回
収部81に飛ばして回収する。
【0027】しかして、前記播種板36の播種孔35へ
の種子を供給している間に、移送台10の前側移送台1
1の始端部に供給されたスポンジ苗床1(既に水分を吸
収させておくときと、吸収させないときがある)を嵌合
させた収納箱4は、前側移送用モータ14により回転す
る移送ロール13により前進し、収納箱4の先端が前記
供給ホッパ21の下方の所定位置に至ると、停止位置ス
イッチ75がオンになり、前側移送用モータ14の作動
を停止させ、前記収納箱4を所定位置にて停止待機さ
せ、制御盤76は、待機位置スイッチ72が待機位置に
戻った箱型フレーム49によりオンのとき、ソレノイド
67に通電し、ソレノイド67はシャッタ38を牽引
し、播種板36の全播種孔35に嵌合している種子は、
シャッタ38の落下口41を通って下方に待機している
スポンジ苗床1の各ブロック3の上面に播種され、制御
盤76は、スイッチ78がシャッタ38の開らきにより
オンになると、ソレノイド68に通電し、シャッタ38
を閉塞位置に復帰させる。
【0028】そして、シャッタ38の復帰によりスイッ
チ79がオンになると、制御盤76は前側移送用モータ
14に通電し、収納箱4の移送を開始し、また、シャッ
タ38の復帰をスイッチ79により箱型フレーム49が
待機位置にあることを待機位置スイッチ72によりそれ
ぞれ検知すると、再び繰出用モータ27に通電し、収納
箱4が所定位置に至るまでに前記播種板36の播種孔3
5への種子供給を行なう。
【0029】しかして、播種された収納箱4は後側移送
台12に乗り移り、灌水装置77により灌水され、移送
台10の終端部にて取出され、収納箱4の取出に失敗し
て収納箱4がスイッチ82に接触すると、灌水装置77
を含めて全装置を停止させる。しかして、播種されたス
ポンジ苗床1は、数日経つと、発芽するので、各ブロッ
ク3に分割し、畳1枚程の大きさの発泡スチロールの苗
床の嵌合孔に嵌合させ育苗し、収穫して出荷する。
【0030】前記の場合、ブラシ回転用モータ52と移
動用モータ58は可変速モータであるから、前記箱型フ
レーム49の移動速度を変更して作業能率を変更させう
る。また、前記案内レール61は固定部63に対して上
下動自在に取付けられているから、案内レール61を下
動させると、回転均平ブラシ51が下動して播種量を減
少させ、案内レール61を上動させると、回転均平ブラ
シ51の先端が上動して播種量を増加させる。即ち、回
転均平ブラシ51の先端が播種孔35内の上部位置まで
下動させると、播種孔35に嵌合する種子の量は減少し
て播種量を減少させる。反対に、回転均平ブラシ51の
先端を上動させると、播種孔35内に嵌合する種子の量
は増加する。また、播種板36の播種孔35に対してシ
ャッタ38の落下口41が合致すると、種子は落下する
ので、播種孔35および落下口41内における公知例の
ような種子の移動はないので、種子の詰まりはなく、種
子の損傷もない。したがって、通常の球形形状の種子は
勿論のこと、コーティングした種子やミツバ・長ネギ等
の非球形形状の種子であっても良好に播種作業を行なえ
る。また、シャッタ38の落下口41は播種板36の播
種孔35より大きな孔に形成しているので、種子の落下
は一層良好になる。また、前記ソレノイド67はシャッ
タ38を衝撃的に牽引し、ソレノイド68が衝撃的に閉
塞状態の元の位置に戻すので、種子を確実に落下させ
る。
【0031】しかして、前記制御盤76は、前記各モー
タの作動順序を記憶しているので、例えば、復路行程で
箱型フレーム49が中間スイッチ73に接触しても回転
均平ブラシ51の回転方向を変えることがなく、また、
前記収納箱4が所定位置にて停止したときに、前記箱型
フレーム49が播種孔35に種子供給が完了していない
ときは、箱型フレーム49の種子供給完了後シャッタ3
8を開閉させる。また、前記制御盤76のスイッチ群8
0の操作によって、作業順序等は任意に設定でき、前記
作動順序以外の順序での播種も可能であり、前記のよう
に前記収納箱4が所定位置にて停止したときに、前記箱
型フレーム49が播種孔35に種子供給が完了していな
い場合は、作業を自動的に中止させることも可能であ
る。なお、前記停止位置スイッチ75は、種々のスイッ
チが利用できるが、光電管を使用したときは、先行収納
箱4と後行収納箱4の間に隙間を置いて移送し、この隙
間の有無を検知する検知スイッチ83を設けて安全装置
にすることもある。
【0032】
【効果】本発明は、移送台10の上方位置に設けた供給
ホッパ21の繰出ロール22を回転させて落下シュート
50に所定量の種子を繰出し、該落下シュート50内に
種子が所定量に繰出されると、該落下シュート50は貯
留した種子を蒔きながら播種孔35を多数形成した播種
板36上を移動させ、かつ該播種板36上の種子は回転
ブラシ51により前記播種孔35に均一に供給されるよ
うに摺り切し、前記播種孔35内の種子はシャッタ38
の開放により一斉に落下させて前記移送台10により横
送される収納箱4内の平板状のスポンジからなるスポン
ジ苗床1に播種させる播種方法としたものであるから、
スポンジ苗床1に自動的に播種でき、播種作業の能率が
向上するとともに、正確に播種できるので通風・採光が
良好となって苗の成育も良好となるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 苗床を収納箱に載置する状態の斜視図。
【図2】 装置全体の側面図。
【図3】 要部側面図。
【図4】 要部縦断側面図。
【図5】 要部縦断正面図。
【図6】 ブラシの回転方向説明図。
【図7】 ブラシの上下の作用状態側面図。
【図8】 繰出ロールの検知部の斜視図。
【符号の説明】
1…苗床、2…切れ目、3…ブロック、4…収納箱、5
…底壁、6…側壁、7…支脚、8…高さ調節装置、10
…移送台、11…前側移送台、12…後側移送台、13
…移送ロール、14…前側移送用モータ、15…後側移
送用モータ、16…支持フレーム、17…水平部、1
8、19…脚部、20…検知部、21…供給ホッパ、2
2…繰出ロール、23…繰出凹部、24…摺接ブラシ、
25…回転軸、26…歯車、26a…歯、27…繰出用
モータ、28…歯車、29…チエン、30…種子ガイ
ド、31…落下案内ガイド、35…播種孔、36…播種
板、37…ガイド、38…シャッタ、39…ボルト、4
0…バネ、41…落下口、45…移動種子供給部、46
…前板、47…左右側板、48…上板、49…フレー
ム、50…落下シュート、51…回転均平ブラシ、52
…ブラシ回転用モータ、55…取付部、56…歯車、5
7…チエン、58…移動用モータ、59…回転軸、60
…ガイドローラ、61…案内レール、62…ガイドロー
ラ、63…固定部、64、65…歯車、66…チエン、
67、68…ソレノイド、69…リンク機構、70…無
孔部、71…回転量検知部、72、73、74、75…
スイッチ、76…制御盤、77…灌水装置、78、79
…スイッチ、80…スイッチ群、81…回収部、82、
83…スイッチ、A…中間位置、X…移動機構。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移送台10の上方位置に設けた供給ホッ
    パ21の繰出ロール22を回転させて落下シュート50
    に所定量の種子を繰出し、該落下シュート50内に種子
    が所定量に繰出されると、該落下シュート50は貯留し
    た種子を蒔きながら播種孔35を多数形成した播種板3
    6上を移動させ、かつ該播種板36上の種子は回転ブラ
    シ51により前記播種孔35に均一に供給されるように
    摺り切し、前記播種孔35内の種子はシャッタ38の開
    放により一斉に落下させて前記移送台10により横送さ
    れる収納箱4内の平板状のスポンジからなるスポンジ苗
    床1に播種させる播種方法。
JP33431291A 1991-11-22 1991-11-22 播種方法 Withdrawn JPH05137410A (ja)

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