JPH05137407A - 作業機の耕耘装置昇降制御機構 - Google Patents

作業機の耕耘装置昇降制御機構

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JPH05137407A
JPH05137407A JP30019491A JP30019491A JPH05137407A JP H05137407 A JPH05137407 A JP H05137407A JP 30019491 A JP30019491 A JP 30019491A JP 30019491 A JP30019491 A JP 30019491A JP H05137407 A JPH05137407 A JP H05137407A
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JP
Japan
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tilling
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control valve
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Pending
Application number
JP30019491A
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English (en)
Inventor
Katsumi Yanagihara
克巳 柳原
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05137407A publication Critical patent/JPH05137407A/ja
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  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 操作ワイヤ9とリンク機構11とを介して整
地カバー7と昇降用の制御弁8とを連動してある機械式
の耕深自動制御機構において、制御弁8のスプールに連
動連結される第1リンク14と、整地カバー7に連動連
結される第2リンク15とを接当連動させてリンク機構
11を構成し、第1、第2リンク部材14,15間に介
在してこれらを間接接当させる代掻き耕耘用の介在状態
と、両リンク部材14,15間から退避してこれらを直
接接当させる一般耕耘用の退避状態とに切換自在な中間
部材16をリンク機構11に備える。 【効果】 単に中間部材を移動操作するだけのワンタッ
チ操作で、耕耘装置の高さレベルを一般耕耘用と代掻き
耕耘用に変更できるようになる操作簡単・容易なものを
提供できた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耕耘装置による耕耘深
さが設定範囲内に維持されるように、耕耘装置に備えら
れた上下揺動自在な整地カバーと耕耘装置昇降用シリン
ダの制御弁とを、耕耘装置に装備されたリンク機構を介
して機械的に連動連結してある作業機の耕耘装置昇降制
御機構に係り、詳しくは、一般耕耘と代掻き耕耘とで大
きく異なる耕耘装置の基準高さ位置の補正手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記の耕耘装置昇降制御機構、すなわ
ち、機械式耕深制御機構は、実開昭60−17612号
公報で示されたもののように、整地カバーの動きでもっ
て直接昇降用制御弁の被操作部材を押引き操作するもの
であり、構造が簡単で、かつ、廉価に構成できる利点が
あり、小型の廉価機種にも採用し易いものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】耕耘装置による耕耘作
業には大別して、畑地等の圃場を耕耘する一般耕耘と、
水田圃場を耕耘する代掻き耕耘とがある。一般耕耘では
トラクタ等の作業機は比較的硬い地面上を走行するので
あるが、代掻き耕耘では泥層の下にある耕盤上を走行す
るようになるので、実際に耕耘する場所の作業機体に対
する高さレベルが大きく異なり、これら双方の耕耘作業
を行えるようにするためには耕耘装置の昇降移動領域を
かなり大きく取る必要がある。ところで、機械式耕深制
御機構では、前記公報に示されたように、整地カバーと
制御弁の被操作部材とを連動連結する操作ワイヤにおけ
る作業機側のアウタケーブル受け具の位置を変更させる
ことにより、耕深制御の基準耕耘装置高さを変更調節で
きるようにしてあるが、この手段だけでは、制御基準位
置が大きく異なる一般耕耘と代掻き耕耘との移動領域ま
でもカバーさせることが実際上困難であるため、例え
ば、図5、図6で示されたもののように、整地カバー7
と操作ワイヤ9に連動するリンク部材15とを連結する
ロッド13を、軸心Yでの腰折れ構造にしてその長さL
を変更可能に構成して操作ワイヤ9と整地カバー7との
相対取付け位置を変更する機構Bを設けて対処するよう
にしていた。しかしながら、これらの相対位置変更機構
Bでは、バネ21の付勢力に抗してのピン部材22の抜
き差し操作しながら切換レバー12を操作するという複
合操作が必要であり、その操作性には改善の余地がある
ように見受けられる。本発明の目的は、耕耘装置の高さ
レベルを一般耕耘と代掻き耕耘とで変更させる相対位置
変更機構の操作を、より簡単に行えるようにする点にあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、冒頭に記載した作業機の耕耘装置昇降制御機
構において、制御弁の被操作部材に連動連結される第1
リンク部材と、整地カバーに連動連結される第2リンク
部材とを接当連動させてリンク機構を構成するととも
に、第1及び第2リンク部材間に介在してこれら両リン
ク部材どうしを間接接当させる介在状態と、第1及び第
2リンク部材間から退避してこれら両リンク部材どうし
を直接接当させる退避状態とに切換自在な中間部材を、
リンク機構に備えてあることを特徴とする。
【0005】
【作用】第1及び第2リンク部材の接当連動では、これ
ら2つの部材が離反する方向、すなわち、反接当方向に
は連動される側の部材をバネ等によって付勢しておくも
のであるから、前記特徴構成のリンク機構における中間
部材の状態に拘らず、第1及び第2リンク部材は連動移
動して整地カバーの昇降に伴う制御弁の切換操作が遂行
されるようになる。そして、リンク機構は接当連動式で
あるから、機体に対して耕耘装置を上昇させて非作業状
態にすることによって第1及び第2リンク部材の接当を
解除するとともに、それら両リンク部材間に間隙のある
状態を現出させることが可能である。このため、耕耘装
置の持ち上げ状態において、中間部材を、第1及び第2
リンク部材間に介在してこれら両リンク部材どうしを間
接接当させる介在状態と、第1及び第2リンク部材間か
ら退避してこれら両リンク部材どうしを直接接当させる
退避状態とに切換自在であり、中間部材を移動操作する
だけで整地カバーと操作ワイヤとの相対取付け位置を変
更できるのである。
【0006】
【発明の効果】従って、リンク機構を接当連動式に構成
する工夫により、単に中間部材を移動操作するだけのワ
ンタッチ操作で耕耘装置の高さレベルを一般耕耘用と代
掻き耕耘用に変更できるようになり、相対位置変更機構
の操作をより簡単・容易に行えるものを提供できるに至
った。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図3にトラクタの後部が示され、1は2点リン
ク式の昇降機構、2は昇降シリンダ、3はロータリ耕耘
装置、4は操縦部である。耕耘装置3の耕耘爪5を覆う
カバーは、固定カバー6と、この固定カバー6の後端部
に横軸心Pで枢支される揺動昇降自在な整地カバー7と
で構成されるとともに、整地カバー7の揺動移動に伴っ
て昇降シリンダ2の制御弁8を切換えることにより、耕
耘深さが設定値に維持されるように耕耘装置3を昇降操
作する機械式の昇降制御機構Aが構成してある。
【0008】図1に示すように、昇降制御機構Aは操作
ワイヤ9と耕耘装置3に装備したリンク機構11とから
成り、制御弁8の被操作部材8aを手動操作する切換レ
バー10の下端と、リンク機構11とにインナケーブル
9aの両端を枢支するとともに、耕深調節レバー12と
固定カバー6とにアウタケーブル9bの両端を受止め支
持してある。リンク機構11は、固定カバー6のブラケ
ット6aに軸心X周りで枢支される第1及び第2リンク
部材14,15と、第2リンク部材15と、整地カバー
7を連動連結するセンサロッド13と、第1リンク部材
14に枢支される中間部材16とで構成され、第1リン
ク部材14の下端にインナケーブル9aの後端を枢支連
結してある。中間部材16は、その下部の横向き折曲げ
部16aを第1及び第2リンク部材14,15の下端部
どうし間に介在してこれら両リンク部材14,15どう
しを間接接当させる介在状態〔図1(イ)の状態〕と、
第1及び第2リンク部材14,15間から退避してこれ
ら両リンク部材14,15どうしを直接接当させる退避
状態〔図1(ロ)の状態〕とに揺動切換自在な構造とし
て相対位置変更機構Bを構成してあり、図2(イ)に示
すように、耕耘装置3の機体に対する高さが高めになる
代掻き耕耘時にはレバー部16bを前側に移動して介在
状態にし、図2(ロ)に示すように、耕耘装置3の機体
に対する高さが低めになる一般耕耘時にはレバー部16
bを後側に移動して退避状態にするのである。インナケ
ーブル9aは、制御弁8に内装された図示しないスプリ
ングで常に前側に引っ張り付勢され、耕耘作業時には中
間部材16の状態に拘らず第1リンク部材14と第2リ
ンク部材15とは追従接当するようになり、整地カバー
7の揺動昇降移動によって制御弁8が切換操作されての
耕深制御が行われる。図3に示すように、耕耘装置3を
上限まで持ち上げた状態では整地カバーが垂れ下がるこ
とによって第1及び第2リンク部材14,15間に間隙
が形成されるので、このときに中間部材16を揺動操作
して介在状態と退避状態とに切換るのであり、レバー部
16bは機体の運転席17に着座したままで後向きに手
を延ばせば届く範囲に存在し、運転姿勢のままで整地カ
バー7の耕深制御基準位置の変更操作が行えるのであ
る。中間部材16の切換位置を3箇所以上設けて相対位
置変更機構Bを構成しても良い。
【0009】図4に示すように、第2リンク部材15後
端部には切欠き18が形成されるとともに、デテントバ
ネ19がこの切欠き18に沿うように固定され、センサ
ロッド13のピン部13aを後方から切欠き18に節度
をもって抜差し可能に構成してある。これにより、マル
チ作業のように整地カバー7を固定カバー6から外して
使用する場合にはセンサロッド13も簡単に第2リンク
部材15と着脱できるとともに、図1(イ)に示すよう
に、外した状態のセンサロッド13は、ピン部材13a
を整地カバー7に備えてある止め金具20に挿入して係
止させるのである。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ),(ロ)共に、リンク機構の構造を示す
側面図
【図2】耕耘装置の姿勢を示し、(イ)は代掻き耕耘
時、(ロ)は一般耕耘時
【図3】トラクタ後部の側面図
【図4】第2リンク部材とセンサロッドとの枢支連結構
造を示す図
【図5】相対位置変更機構の比較例構造を示す側面図
【図6】図5における要部の背面図
【符号の説明】
2 昇降シリンダ 3 耕耘装置 7 整地カバー 8 制御弁 8a 被操作部材 11 リンク機構 14 第1リンク部材 15 第2リンク部材 16 中間部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耕耘装置(3)による耕耘深さが設定範
    囲内に維持されるように、該耕耘装置(3)に備えられ
    た上下揺動自在な整地カバー(7)と前記耕耘装置
    (3)昇降用シリンダ(2)の制御弁(8)とを、前記
    耕耘装置(3)に装備されたリンク機構(11)を介し
    て機械的に連動連結してある作業機の耕耘装置昇降制御
    機構であって、前記制御弁(8)の被操作部材(8a)
    に連動連結される第1リンク部材(14)と、前記整地
    カバー(7)に連動連結される第2リンク部材(15)
    とを接当連動させて前記リンク機構(11)を構成する
    とともに、前記第1及び第2リンク部材(14),(1
    5)間に介在してこれら両リンク部材(14),(1
    5)どうしを間接接当させる介在状態と、前記第1及び
    第2リンク部材(14),(15)間から退避してこれ
    ら両リンク部材(14),(15)どうしを直接接当さ
    せる退避状態とに切換自在な中間部材(16)を、前記
    リンク機構(11)に備えてある作業機の耕耘装置昇降
    制御機構。
JP30019491A 1991-11-15 1991-11-15 作業機の耕耘装置昇降制御機構 Pending JPH05137407A (ja)

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JP30019491A JPH05137407A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 作業機の耕耘装置昇降制御機構

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JPH05137407A true JPH05137407A (ja) 1993-06-01

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ID=17881871

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JP30019491A Pending JPH05137407A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 作業機の耕耘装置昇降制御機構

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JP (1) JPH05137407A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020031588A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 ヤンマー株式会社 作業車両

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020031588A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 ヤンマー株式会社 作業車両

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