JPH05137210A - 回転慣性利用電気自動車 - Google Patents

回転慣性利用電気自動車

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JPH05137210A
JPH05137210A JP3163682A JP16368291A JPH05137210A JP H05137210 A JPH05137210 A JP H05137210A JP 3163682 A JP3163682 A JP 3163682A JP 16368291 A JP16368291 A JP 16368291A JP H05137210 A JPH05137210 A JP H05137210A
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 蓄電池でモータを駆動しつつ連動する回転慣
性機構に回転エネルギーを蓄積させ、この回転エネルギ
ーを駆動輪へ伝達して走行させることにより、出力を高
めると共に蓄電池の消費電力が節約されて長距離走行が
でき、信頼性をも十分満たしながら一般乗用車としてそ
の汎用性を高め得ることを目的とする。 【構成】 蓄電池と、この蓄電池の電力により駆動され
るモータ28と、このモータ28の駆動力を伝達する伝
達部30と、この伝達部30に連係されて回転駆動され
る駆動輪16とを有し、前記伝達部30には回転慣性機
構32が連動接続されて成る回転慣性利用電気自動車か
ら構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄電池でモータを駆動
しつつ同モータと駆動輪、並びに回転慣性機構とを連動
回転させ、前記回転慣性機構の回転エネルギーを駆動輪
に伝達して蓄電池の消費電力を節約しながら走行する回
転慣性利用電気自動車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車台に搭載した蓄電地でモータを
駆動し、同モータと駆動輪を連動回転させて走行する電
気自動車は、操作が容易で、排気ガスや騒音もなく、か
つ石油に替わる代替エネルギーの促進のために研究、開
発されつつあり、例えば、ゴルフカート、工場内の搬送
車等に実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、電気
自動車は、その始動時に車体を停止状態より走行状態へ
と移行させる時に大きな負荷がモータに加わり、モータ
の消費電力が大きくなるものであり、この消費電力に十
分耐える様に電気系統や車体構造を改良しても、その割
には走行距離が伸びるに到っていない。また、前記消費
電力に十分対応出来る様に蓄電池の容量を大きくする
と、車体重量が増加し、同じくモータの消費電力も増加
するものであり、蓄電池の容量を大きくした割りには長
距離走行ができず、従って、現在のところ、電気自動車
は一般乗用車として汎用性に欠ける等の問題があった。
【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、蓄電池でモータを駆動しつ
つ同モータに回転慣性機構並びに駆動輪とを連動回転さ
せ、必要に応じて前記回転慣性機構の回転エネルギーを
駆動輪に伝達させることにより、回転慣性を利用して蓄
電池の消費電力の大幅な節約を行なうことができると同
時に、起動時の出力向上、電力節約による長距離走行を
可能とし、一般乗用車として使用することのできる回転
慣性利用電気自動車を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明は、蓄電池86と、この蓄電池86の電力
により駆動されるモータ28と、このモータ28の駆動
力を伝達する伝達部30と、この伝達部30に連係され
て回転駆動される駆動輪16とを有し、前記伝達部30
には回転慣性機構32が連動接続されて成る回転慣性利
用電気自動車10から構成される。また、前記回転慣性
機構32は、前記伝達部30と連動接続された回転軸7
2と、この回転軸72の長手方向に対して交差する方向
に放射状に配置された複数のガイドアーム74と、この
ガイドアーム74に沿って進退移動するウエイト体76
と、を含むこととしてもよい。また、前記ウエイト体7
6は、蓄電池86から成ることとしても良い。更に、前
記蓄電地86には、その電力を充電するための太陽電池
98が接続されて成ることとしてもよい。
【0006】
【作用】本発明の回転慣性利用電気自動車においては、
起動時にモーターの駆動力を伝達部を介して回転慣性機
構に伝達しながら同回転慣性機構の回転慣性を生起さ
せ、回転速度を上昇させる。この回転慣性機構が所定の
回転速度となった状態で前記伝達部に駆動輪を連動させ
て回転慣性機構の回転エネルギーを駆動輪へと伝達出力
させつつ走行を開始させるものであり、起動開始時にモ
ータに加わる負荷を回転慣性機構に分担させることによ
って、モータの消費電力が節約できることとなる。ま
た、走行中においても、回転慣性機構の回転エネルギー
を駆動輪へと伝達することにより、モータ、即ち蓄電池
の消費電力を大幅に節約して長距離走行ができ、一般乗
用車としてその汎用性を高め得ることとなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1、図2には、本発明の実施
例に係る回転慣性利用電気自動車10が示されている。
図において、回転慣性利用電気自動車10は、車体12
と、この車体12の前部両側に懸架された前部車輪1
4、14と、同車体12の後部位置に懸架された駆動輪
16と、を備えている。前記前部車輪14、14は、車
体12の前部上面に設置された運転席18に並設された
ハンドル20と操向アーム、操向ギヤ等を介して連係さ
れている。前記駆動輪16は、車体12の後部に設けら
れた懸架リンク22に軸支され、この駆動輪16は、図
3に示す様に、その回転軸に駆動ギヤー24と制動機構
26とが設けられている。実施例においては1組の駆動
輪16が懸架されているが、これに限定されることなく
2組の駆動輪16、16を懸架してもよく、この時には
前記2組の駆動輪16、16は差動機を介して連動され
る。前記車体12の運転席18の近傍位置には、直流モ
ータ28が設置され、この直流モータ28の駆動力を伝
達するため同直流モータ28より車体12の側部寄り上
面に沿って伝達部30が延設され、この伝達部30に前
記駆動輪16が連係されている。また、前記車体12の
略中央上面には回転慣性機構32が設置されて前記伝達
部30に連係されている。
【0008】図3に示す様に、前記直流モータ28は制
御回路34に接続され、この制御回路34は運転席18
の前部に設置された計器盤35に設けられたメインスイ
ッチ36を介して後述する蓄電池の出力端子38に接続
されている。前記伝達部30は、直流モータ28と連動
回転する可変V型プーリの様な無段変速機40と、車体
12の後部寄り上面に軸支された中間連動軸42と、駆
動軸44と、を備え、前記無段変速機40と中間連動軸
42とはそれぞれの端部に設けられたプーリどうしに調
帯されたベルト46aで、前記中間連動軸42と駆動軸
44とはベルト46bでそれぞれ連係されている。更に
前記中間連動軸42の中間位置には電磁クラッチ48が
介設されると共に前記駆動軸44の中間位置には機械ク
ラッチ50が介設されている。前記駆動軸44の端部寄
り位置には変速ギヤー52が固定され、この変速ギヤー
52と駆動輪16の駆動ギヤー24とに無端チエン54
が調帯されている。前記中間連動軸42の端部寄り位置
には、回転慣性機構32を連動させるための回転軸56
が軸支され、この回転軸56と中間連動軸42とが傘歯
車機構58で連動されている。前記車体12の運転席1
8の両側位置には、クラッチレバー60と、ブレーキレ
バー62とが設けられ、前記クラッチレバー60はクラ
ッチワイヤー64で駆動軸44に介設された機械クラッ
チ50に連係され、前記ブレーキレバー62はブレーキ
ワイヤー66で駆動輪16の制動機構26に連係されて
いる。また、前記中間連動軸42に介設した電磁クラッ
チ48は、前記制御回路34に接続され、更に中間連動
軸42と駆動軸44との回転数を感知する様に設けられ
た第1、第2回転数感知センサー68a、68bが比較
制御回路70を介して制御回路34に接続されている。
これにより前記中間連動軸42の回転数と駆動軸44の
回転数とを比較制御回路70で検出比較しながら制御回
路34に信号を入力させ、電磁クラッチ48はON−O
FF制御されることとなる。
【0009】前記回転慣性機構34は、図4、5に示す
様に、前記車体12の略中央位置において中間連動軸4
2及び回転軸56を介して伝達部30に連動接続された
回転軸72と、この回転軸72の長手方向に対して交差
する方向に放射状に配置された複数のガイドアーム74
と、このガイドアーム74に沿って進退移動するウエイ
ト体76とを含む。回転軸72は、図1、2に示す様に
車体12の運転席18の後部位置において車体12に立
設された台枠78に設置された上部軸受80aと、車体
12に設置された下部軸受80bとに縦型に軸支されて
いる。更に、前記伝達部30の中間連動軸42の端部位
置であって同中間連動軸42と傘歯車機構58で連係さ
れた回転軸56の下端と、前記回転軸72の下端とはベ
ルト46cで連係されている。前記ガイドアーム74
は、車体12の上部位置において回転軸72に固定され
た円板82上面の放射対称位置に一対ずつ架設されてい
る。しかし、必ずしも円板82を介してガイドアーム7
4を架設する必要はなく、車体重量を軽減するために回
転軸72より直接複数のガイドアーム74を突設しても
よい。
【0010】図3、4に示す様に、前記ウエイト体76
は、各一対のガイドアーム74、74に円板82の半径
方向へ摺動可能に嵌合されたスライダー84と、このス
ライダー84の上面に着脱固定された密閉型の蓄電池8
6と、を備えている。前記回転軸72には、コイルスプ
リング88が装嵌されて円板82に受着されると共に回
転軸72の上部位置には間座板90が遊嵌されて前記コ
イルスプリング88に支持され、この間座板90の周縁
と各ガイドアーム74に嵌合されたスライダー84とに
連結棒92の両端が枢着されている。前記ウエイト体7
6の各蓄電池86は、例えば、12V、6.5Ah程度
の容量で、各2組が直列接続されて前記円板82の下部
位置で回転軸72に固定された円盤端子94の各端子に
接続され、車体12に設けられた3組の集電ブラシ96
a、96b、96cが前記円盤端子94の各端子に接続
されると共に各集電ブラシ96a、96b、96cは前
記蓄電池の出力端子38に接続されている。これによ
り、回転慣性機構32は、各密閉型の蓄電池86の重量
をウエイト体76として利用しながら発生する回転エネ
ルギーを駆動力として利用し、直流モータ28の出力を
補充することとなる。また、停止状態において、回転軸
72のコイルスプリング88が上方への弾力で伸長して
各連結棒92を介して各ウエイト体76を回転軸72寄
り位置に引付けるため、各ウエイト体76の重心半径が
小さくその慣性モーメントが減少する。従って回転慣性
機構32は、その始動回転のためには小さな回転エネル
ギーで回転できることとなる。更に、回転速度が上昇す
るに従って各ウエイト体76に遠心力が作用しながら各
ウエイト体76は間座板90でコイルスプリング88を
圧縮しつつ円板82の半径方向となる周縁部へと摺動
し、これにより各ウエイト体76の重心半径が増加して
回転慣性機構32の慣性モーメントが大きくなり、大き
な回転エネルギーが回転慣性機構32内に蓄積され、こ
の蓄積された大きな回転エネルギーを駆動輪16へ伝達
することにより、直流モータ30の消費電力を節約出来
ることとなる。一般に、慣性モーメント I=GD2
4gとして表わされる。したがって、ウエイト体の重量
及びガイドアームの長さを大きなものとするほど大きな
慣性モーメントが得られることとなるが、本実施例にお
いてはガイドアームに沿ってウエイト体は半径方向に移
動するので蓄電池の重量、形状等を変えることなく、半
径長を大きくすることにより大きなモーメントを取り出
せることとなる。
【0011】本発明の回転慣性利用電気自動車10を走
行させる時には、まず運転席18に着席した運転者がク
ラッチレバー60により駆動軸44の機械クラッチ50
がOFFとなっていることを確認した後で計器盤35に
設けたメインスイッチ36をONとなして回転慣性機構
32の円板82にウエイト体76として載設されている
各蓄電池86の電力で直流モータ28を起動回転させる
共に電磁クラッチ48をON状態に保持させる。前記直
流モータ28の駆動力は無段変速機40、ベルト46a
を介して中間連動軸42に伝達され、更に電磁クラッチ
48から傘歯車機構58、回転軸56、ベルト46cを
介して回転慣性機構32の回転軸72に伝達され、同回
転軸72が低速で回転を始める。この時、ベルト46b
で駆動軸44も連動されるが、機械クラッチ50がOF
Fとなっているため、駆動輪16に回転力が伝達される
ことなく停止状態を保持される。前記直流モータ28の
回転速度が定格回転速度へと上昇するに従って、無段変
速機40の変速比が上昇して中間連動軸42と連動回転
している回転慣性機構32の回転軸72の速度も上昇さ
れる。
【0012】この回転慣性機構32は、低速時には各ウ
エイト体76が回転軸72寄り位置にあるため、回転モ
ーメントが小さく、回転慣性機構32を回転させるため
に直流モータ28に加わる負荷も小さく、消費電力も小
さい。回転速度が上昇すると、各ウエイト体76がガイ
ドアーム74の端部へと摺動して回転モーメントが増加
し、大きな回転エネルギーが回転慣性機構32内に蓄積
される。この状態で運転者はクラッチレバー62を操作
して駆動軸44の機械クラッチ50をONとなすと、駆
動軸44は直流モータ28の駆動力と回転慣性機構32
に蓄積された回転エネルギーを伝達部30のベルト46
bで伝達されて回転しながら駆動輪16が連動回転し、
車体12は走行を開始する。走行を開始して車体12の
速度が上昇したら第1、第2回転数感知センサー68
a、68bが中間連動軸42と、駆動軸44との回転数
を検出して比較制御回路70で比較検出しながら中間連
動軸42の回転数が駆動軸44の回転数より大きい時に
は制御回路34で直流モータ28を停止させて回転慣性
機構32の回転エネルギーで駆動軸44を連動させなが
ら走行させる。また、車体12の速度が低下したら直流
モータ28を再起動して駆動軸44の回転数を上昇させ
たり、或はクラッチレバー62で機械クラッチ50をO
FFとなし、直流モータ28で回転慣性機構32の回転
数を上昇させて再び回転エネルギーを蓄積し、次に機械
クラッチ50をONとなして蓄積した回転エネルギーを
駆動輪16に伝達しながら走行するものである。
【0013】従って、車体12の走行開始時、或は走行
中において回転慣性機構32に回転エネルギーを蓄積
し、このエネルギーで直流モータ28の駆動力を補助す
ることによって、出力が増加されると共に直流モータ、
即ち蓄電池の消費電力が大幅に節約でき、蓄電地の容量
当たり走行距離が延長され、また蓄電池の1回の充電で
長時間の走行ができ、一般乗用車としての汎用性が拡大
される。また、蓄電池容量を小さなものに形成すること
ができ、低コスト化を達成できることとなる。また、本
発明の回転慣性利用電気自動車10は、図1、2に示す
様に車体12の台枠78に太陽電池98を架設し、この
太陽電池98を図6に示す電圧コントローラ100を介
してメインスイッチ36と蓄電池の出力端子38に接続
することによって、太陽光線の照射下で太陽電池98内
に発生する電力を直流モータ28に供給したり、或は蓄
電池86へ充電したりして直流モータ28や蓄電池86
に電力を補充しつつ走行してもよく、これにより更に走
行距離を延長できる。また、外部電源102で蓄電池8
6を充電する時には、蓄電池の出力端子38に外部電源
102を接続して充電するものである。なお、実施例に
おいては、回転慣性機構32は回転軸72を車体12に
対して縦型に配置しているが、これに限定されることな
く、車体と平行な横型に配置してもよいものである。ま
た、蓄電池86を回転慣性機構30のウエイト体76に
兼用しているが、これも多少の効率低下が許容されれ
ば、ウエイト体として単に重りを利用してもよい。な
お、実施例において回転慣性利用電気自動車10は、内
部機構を図示して説明しているが、実用時等には外装と
して車体12に外板ボデイを取付けることは任意に行な
っても良いものである。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る回
転慣性利用電気自動車は、蓄電池と、この蓄電池の電力
により駆動されるモータと、このモータの駆動力を伝達
する伝達部と、この伝達部に連係されて回転駆動される
駆動輪とを有し、前記伝達部には回転慣性機構が連動接
続されたことにより、回転慣性機構の回転エネルギーを
駆動輪に伝達できるため、始動開始や走行中における蓄
電池の消費電力を節約できて長距離走行ができ、また、
起動時等には大きな出力を取り出すことができて、一般
乗用車として十分利用出来ることとなる。また、請求項
2によれば、回転慣性利用電気自動車の回転慣性機構
は、前記伝達部と連動接続された回転軸と、この回転軸
の長手方向に対して交差する方向に放射状に配置された
複数のガイドアームと、こにガイドアームに沿って進退
移動するウエイト体とを含むことにより、停止状態での
ウエイト体の重心半径が小さいために回転モーメントが
小さく、回転開始時にモータに大きな負荷が加わること
なく消費電力を節約できる。回転速度が上昇した後では
ウエイト体の回転半径が拡大されて慣性モーメントが増
加され、大きな回転エネルギーが内部に蓄積されてモー
タの駆動力を補充でき、同じく消費電力が節約できて走
行距離が延長される。また、請求項3によれば、前記回
転慣性機構のウエイト体は、蓄電池から成ることによ
り、ウエイト体としての重りを車体に搭載する必要がな
く、車体重量が軽減されてモータや回転慣性機構等の駆
動源に対する負担が軽減される。更に、請求項4によれ
ば、前記蓄電地には、その電力を充電するための太陽電
池が接続されて成ることにより、太陽光線の照射下にお
いて太陽電池に発生する電力で蓄電池を充電しながら、
その消費伝力を補充できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る回転慣性利用電気自動車
の一部を切開した斜視図である。
【図2】前記回転慣性利用電気自動車の側面図である。
【図3】前記回転慣性電気自動車の連動機構の説明図で
ある。
【図4】回転慣性機構の拡大斜視図である
【図5】回転慣性機構の拡大縦断面図である。
【図6】回転慣性利用電気自動車のブロック図である。 10 回転慣性利用電気自動車 16 駆動輪 28 モータ 30 伝達部 32 回転慣性機構 72 回転軸 74 ガイドアーム 76 ウエイト体 86 蓄電池 98 太陽電池

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄電池と、この蓄電池の電力により駆動
    されるモータと、このモータの駆動力を伝達する伝達部
    と、この伝達部に連係されて回転駆動される駆動輪と、
    を有し、 前記伝達部には回転慣性機構が連動接続されて成る回転
    慣性利用電気自動車。
  2. 【請求項2】 前記回転慣性機構は、前記伝達部と連動
    接続された回転軸と、この回転軸の長手方向に対して交
    差する方向に放射状に配置された複数のガイドアーム
    と、このガイドアームに沿って進退移動するウエイト体
    と、を含むことを特徴として成る請求項1記載の回転慣
    性利用電気自動車。
  3. 【請求項3】 前記ウエイト体は、蓄電池から成ること
    を特徴として成る請求項2記載の回転慣性利用電気自動
    車。
  4. 【請求項4】 前記蓄電地には、その電力を充電するた
    めの太陽電池が接続されて成る請求項1ないし3記載の
    回転慣性利用電気自動車。
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WO2011090244A1 (ko) * 2010-01-20 2011-07-28 Shin Nam Soo 전기자동차의 발전제어시스템
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CN108859812A (zh) * 2018-05-18 2018-11-23 福建三龙新能源汽车有限公司 一种高安全性且便于共享使用的巡逻车

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