JPH05135888A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JPH05135888A
JPH05135888A JP29935091A JP29935091A JPH05135888A JP H05135888 A JPH05135888 A JP H05135888A JP 29935091 A JP29935091 A JP 29935091A JP 29935091 A JP29935091 A JP 29935091A JP H05135888 A JPH05135888 A JP H05135888A
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JP
Japan
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discharge lamp
level
turned
power
timer
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JP29935091A
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English (en)
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Masaaki Uchihashi
聖明 内橋
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人為的なオン/オフ動作におけるグロー放電
の継続といった不具合を解消し、できるだけ安価、小型
化を図ること。 【構成】 放電灯DLを高圧パルスで始動させるイグナ
イタIGNを設ける。イグナイタIGNを制御するオア
ゲートG8 等を設ける。放電灯DLを再始動させる場
合、電源を再投入してからの時間により始動に要するエ
ネルギーが異なる。再投入後の一定期間内は始動に大き
なエネルギーを要する。そこで、電源が再投入された時
にコンデンサC5 1 の放電による電位をコンパレータI
1 ,IC2 で比較する。この電位がVx以上、又はV
y以下の場合に、F点をHレベルとしてイグナイタIG
Nを駆動する。このVx,Vyの間は大きな始動エネル
ギーを要し、この間は高圧パルスの発生を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電灯に高圧パルスを
印加して始動する放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の放電灯点灯装置の原理説明
用の回路図を示す。交流電源V1 には、限流要素たるチ
ョークコイルL1 を介して放電灯DLが接続されてい
る。チョークコイルL1 は、巻線の途中にタップを備え
ており、放電灯DLの始動用の高圧パルスを発生するた
めのパルストランスを兼用している。
【0003】巻線N1 及びN2 は夫々上記パルストラン
スの1次巻線及び2次巻線に相当する。1次巻線N
1 は、コンデンサC1 及びトライアックQ1 を介して交
流電源V 1 に接続されている。放電灯DLの両端には、
抵抗R1 及びコンデンサC2 の直列回路が接続されてい
る。電圧応答スイッチング素子Q2 は、コンデンサC2
の充電電圧が所定値以上となったときにオンして、トラ
イアックQ1 のゲートをトリガするものである。
【0004】図5に示す回路の動作を図6の波形図を参
照しながら簡単に説明する。図6(a)は放電灯DLの
両端電圧、同図(b)はコンデンサC2 の充電電圧を夫
々示しており、実線は放電灯DLの始動前の状態、破線
は放電灯DLの定常点灯時の状態を示している。放電灯
DLの始動前においては、放電灯DLの両端には交流電
源V1 の電源電圧(便宜上V1 とする)と略等しい電圧
が印加されており、コンデンサC2 は電源電圧V1 の各
半サイクルの初期より抵抗R1 を介して充電され、コン
デンサC 2 の充電電圧がスイッチング素子Q2 の応答電
圧に達すると、スイッチング素子Q2 がオンし、コンデ
ンサC2 の充電電荷がトライアックQ1 のゲートに放電
されて、トライアックQ1 がオンする。
【0005】これによって、交流電源V1 、チョークコ
イルL1の1次巻線N1 、コンデンサC1 の閉回路が形
成され、1次巻線N1 には急峻な電流が流れて、パルス
状電圧が発生する。このパルス状電圧は、2次巻線N2
にも誘起され、電源電圧V1と重畳されて、始動用高圧
パルスとして放電灯DLの両端に印加される。これ以
後、電源電圧V1 の当該半サイクルの終期まで、スイッ
チング素子Q2 はオン状態を維持する。そして、上記半
サイクルの終期で、電源電圧V1 の極性が反転すること
により、スイッチング素子Q2はオフする。
【0006】電源電圧V1 の次の半サイクルにおいて
も、上記の動作が繰り返され、放電灯DLには、電源電
圧V1 の各半サイクルに1回づつ始動用の高圧パルスが
電源電圧V1 と重畳された形で印加されることになる
(図6(a)の実線参照)。放電灯DLが上記の始動用
高圧パルスによって始動すると、放電灯DLの両端電圧
は図6(a)の破線に示すようになる。一般に、放電灯
DLの点灯状態における両端電圧は、電源電圧V1 の約
半分程度になるので、コンデンサC2 の充電電圧は、ス
イッチング素子Q2 の応答電圧に達せず、図6(b)の
破線に示すようになり、従って、放電灯DLの点灯状態
においては、トライアックQ1 がトリガされず、前述の
ような始動用の高圧パルスは発生しない。
【0007】図5の回路は上記の如く動作するものであ
って、放電灯DLを始動させるための高圧パルス発生回
路(所謂イグナイタIGN)は、放電灯DLが点灯状態
になったときにのみ動作を停止する。従って、放電灯D
Lが放電灯点灯装置から切り離されている状態(所謂無
負荷状態)にあっても、また、放電灯DLの寿命等で放
電灯DLが接続されているにも関わらず、放電灯DLが
定常点灯に移行できない状態にあっても、イグナイタI
GNは動作を継続し、交流電源V1 が投入されている間
中、放電灯DLの両端には、高圧パルスの印加が継続さ
れる。
【0008】このような長時間に亘るイグナイタIGN
の動作は、電気雑音の継続的発生をもたらし、音響機器
やコンピュータ機器への悪影響の可能性が増大するとい
う問題がある。また、図5の回路において、イグナイタ
IGNと放電灯DLとの間に送り配線(所謂、管灯回
路)が介在するような場合には、イグナイタIGNの発
生する継続的な高圧パルスの印加により送り配線が劣化
したり、最悪の場合には焼損する可能性もある。
【0009】そこで、イグナイタIGNの動作を放電灯
DLの状態に応答させるのではなく、タイマーを使用し
て、ある一定の時間で強制的にイグナイタIGNの動作
を停止させることが考えられる。ところで、放電灯とし
て高圧放電灯を用いた場合、一旦、定常点灯状態に入っ
た後、何らかの原因(代表的には瞬時停電)で立ち消え
すると、その後、再始動するまでには、例えば、5〜2
0分程度の時間を要するのが一般的である。これは、放
電灯の定常点灯時にあっては、発光管が極めて高温にな
っており、この発光管温度が充分に低い温度に下がるま
では、前述の始動用高圧パルスでは放電灯を始動させる
ことができないからである。
【0010】従って、前述のイグナイタIGNを停止さ
せるまでの、ある一定の時間としては、代表的には20
分程度とするのが妥当である。しかしながら、20分も
の時間にわたって、高圧パルスの印加が継続されるので
は、前述のような電気雑音の継続的発生や送り配線の劣
化、焼損といった問題を充分に解決することはできな
い。
【0011】そこで、放電灯DLの初始動(上記立ち消
え直後の再始動と区別する意味で、最初の始動を「初始
動」と称する)に充分な時間のみ、イグナイタIGNを
動作させるタイマーを設け、当該時間づつのイグナイタ
動作を周期的に繰り返すことが考えられる。放電灯DL
の初始動に充分なイグナイタIGNの動作時間とは、代
表的には7〜10秒であり、この短時間のイグナイタ動
作を、例えば、2分毎に繰り返すことにより、前述の再
始動にも充分に対応できると考えられる。
【0012】しかしながら、このような方式でも、所謂
無負荷の場合においては、7〜10秒の断続的な電気雑
音の発生が2分毎にいつまでも繰り返されることにな
り、また、前述の送り配線の劣化についても、短期的な
実効ストレスについては軽減されるものの、長時間にわ
たって高圧パルスの印加によるストレスを積算していけ
ば、必ずしも有効とは言い切れない面がある。
【0013】そこで、前述の高圧パルス印加の強制的解
除の思想のそれぞれの特徴を最大限に生かしながら、パ
ルス発生期間を考えられる最小値にすることによって、
前述の難点の解消を図ることが考えられる。図7に示す
回路では、放電灯DLの初始動に必要な時間(代表的に
は10秒)を計時する第1のタイマーTM1 を設け、こ
の第1のタイマーTM1 が一定周期(代表的には2分)
で間欠的に動作するように、第2のタイマーTM2 を設
け、これら第1及び第2のタイマーTM1 ,TM2 が少
なくとも放電灯DLの再始動に充分な時間(代表的には
20分)以上動作するように、第3のタイマーTM3
設けており、第1のタイマーTM1 の計時時間中にのみ
イグナイタIGNを動作させ、第3のタイマーTM3
計時時間の経過後は、イグナイタIGNを動作させない
ように構成してある。
【0014】この回路にあっては、放電灯DLの点灯状
態継続中に何らかの原因(例えば、瞬時停電)により立
ち消えを起こした後、放電灯DLの発光管が熱い状態よ
り再始動する場合においても、放電灯DLの始動用の高
圧パルス発生が間欠的に行われるので、再始動するまで
継続的に高圧パルスを発生させる方式に比べて、電気雑
音の発生による音響機器やコンピュータ機器への悪影響
の確率が低減でき、また、イグナイタIGNと放電灯D
Lとの間の送り配線(所謂、管灯回路)の劣化や焼損の
可能性を低減できる。のみならず、放電灯DLが初始
動、再始動共に不可の状態(例えば、球切れ)に陥った
としても、タイマーTM3の存在により上記の間欠的な
高圧パルスの発生が、再始動に要する時間より長く継続
されることはないものである。
【0015】ところで、放電灯DLとしてやはり高圧放
電灯を対象として考察すると、放電灯DLの立ち消えが
生じる原因の1つは、前述のように、交流電源V1 の瞬
時停電であり、これは、放電灯DLの立ち消えの一大要
因である。また、高圧放電灯の場合、例えば、同一の電
源ラインに接続された別の大容量負荷の投入時に生じる
電源電圧V1 の瞬時電圧降下によっても立ち消えが生
じ、これが、放電灯DLの立ち消えが生じる別の一大要
因となっている。
【0016】前者の場合、電源電圧V1 が一旦ゼロにな
るので、前述の各種のタイマーは、その都度、リセット
され、イグナイタ動作が再開されるが、後者の場合、電
源電圧V1 が一旦ゼロになるものではなく、従って、前
述の各種タイマーはリセットされず、イグナイタIGN
が動作を再開することはない。このように、電源電圧V
1 の瞬時電圧降下により、放電灯DLが立ち消えを起こ
すと、電源電圧V1 を一旦遮断し、その後、再投入しな
い限り、放電灯DLは不点灯状態を維持することにな
る。
【0017】従って、例えば、多灯並列点灯した店舗な
どにおいて、1灯だけが後者の原因により立ち消えした
ような場合には、その1灯の放電灯DLの再点灯のため
に、電源電圧V1 を遮断して、全灯を消灯する必要があ
り、このようなことは実質的には実行できないという問
題がある。一方、このような問題を解決しようとして、
図5の回路で用いたような電圧応答型の点灯判別によっ
て、図7の回路のタイマーリセットを行うという考え方
では、タイマーを設けること自体の意味がなくなる。何
故なら、放電灯DLが点灯不能状態である場合には、タ
イマーTM3 は設定時間が経過する度にリセットが繰り
返され、電源電圧V1 が投入されている限り、イグナイ
タIGNの動作が継続するので、電気雑音や配線の劣
化、焼損等の防止という技術的課題が全く解決されない
ことになるからである。
【0018】そこで、電源電圧が投入されているのにも
関わらず、放電灯の立ち消えが生じた場合においても、
放電灯の再始動が可能で、しかも、始動用の高圧パルス
の継続的印加による不都合を解消した従来例を図9に示
す。図9に示すように、始動に高圧パルスを要する放電
灯DLを負荷とし、上記高圧パルス発生用のイグナイタ
IGNを備え、少なくとも上記放電灯DLの再始動に充
分な時間を計時し、該計時時間中にのみ上記イグナイタ
IGNを動作可能とするタイマーTM3 と、少なく電源
電圧投入状態における放電灯DLの点灯状態から消灯状
態への変化を検出する立ち消え検出回路DTとを設け、
上記立ち消え検出回路DTの検出出力を上記タイマーT
3 のリセット入力に接続したものである。
【0019】次に、この図9に示す従来例を説明する。
尚、図5及び図7と同一の機能を有する部分には同一の
符号を付して、重複する説明は省略する。交流電源V1
の電源電圧は、電源トランスTf1 にて降圧され、全波
整流回路DB1 及びコンデンサC3 にて整流平滑され
て、第1乃至第3のタイマーTM1 〜TM3 並びに立ち
消え検出回路DTの制御用電源電圧が得られる。コンデ
ンサC3 の正極及び負極は、それぞれ、制御用電源回路
の電源ライン及びアースラインとなる。
【0020】第1のタイマーTM1 は、汎用のタイマー
ICtm1 (例えば、NECのμPC1555)と、この
タイマーICtm1の制御素子たる抵抗R1 1 ,R1 2
びコンデンサC1 1 〜C1 3 より構成されている。第2
のタイマーTM2 は、汎用のタイマーICtm2 (例え
ば、ナショナルAN6780)と、このタイマーICtm
2 の制御素子たる抵抗R2 1 及びコンデンサC2 1 ,C
2 2 より構成されている。
【0021】第3のタイマーTM3 は、汎用のタイマー
ICtm3 (例えば、ナショナルAN6780)と、この
タイマーICtm3の制御素子たる抵抗R3 1 ,R3 2
びコンデンサC3 1 〜C3 3 より構成されている。トラ
イアックQ1 のトリガ用のコンデンサC2 には、全波整
流回路DB2 の交流側端子を接続し、全波整流回路DB
2 の直流側端子には、第1のタイマーTM 1 の出力端が
接続されている。タイマーTM1 の動作開始のためのト
リガは、第2のタイマーTM2 の出力により行われ、タ
イマーTM2 の動作開始のためのトリガは、第3のタイ
マーTM3 の出力により行われる。
【0022】図8は図9のイグナイタIGNの動作状況
を説明するための動作波形図である。図8(a)は、タ
イマーICtm3 の出力端子(6番ピン)から得られるタ
イマーTM3 の出力信号であって、電源電圧V1 の投入
後、抵抗R3 1 及びコンデンサC3 1 で決まる時刻t2
までタイマーTM3 の出力信号が発生していることを示
している。
【0023】タイマーICtm3 は、ストップ端子(2番
ピン)がHレベルで、リセット端子(3番ピン)がHレ
ベルという条件下で発振し、リセット端子(3番ピン)
は出力端子(6番ピン)に接続されているので、電源電
圧V1 の投入後、時刻t2 にて出力端子(6番ピン)が
Lレベルになった状態で発振を停止し、その後、その状
態を維持する。
【0024】図8(b)は、タイマーICtm2 の出力端
子(6番ピン)から得られるタイマーTM2 の出力信号
であって、電源電圧V1 の投入後、抵抗R2 1 とコンデ
ンサC2 2 の値で決まる発振周期T2 で出力信号が発生
していることを示している。ストップ端子(2番ピン)
は、常にHレベルであり、リセット端子(3番ピン)は
前述の時刻t2 のタイミングまでHレベルを維持する。
【0025】図8(c)は、タイマーICtm1 の出力端
子(3番ピン)から得られるタイマーTM1 の出力信号
であって、電源電圧V1 の投入後、タイマーICtm1
トリガ端子(2番ピン)がLレベルに落ちる度に、抵抗
1 2 とコンデンサC1 3 の値で決まる時間T1 で出力
信号がHレベルとなっていることを示している。尚、電
源電圧V1 の投入直後のタイマーICtm2の出力は、H
レベルであるが、抵抗R1 1 とコンデンサC1 1 の存在
により、コンデンサC1 1 の端子電圧は極めて短時間
(コンデンサC1 1 がタイマーICtm1 の電源電圧の1
/3以上に充電されるまでの間)は、Lレベルとなって
いるので、電源電圧V1 の投入直後、タイマーICtm1
はトリガされ、時間T1 の間、タイマーICtm1 の出力
端子(3番ピン)はHレベルとなる。
【0026】図9のタイマーTM1 〜TM3 は上述のよ
うに動作するが、抵抗R1 とコンデンサC2 及びスイッ
チング素子Q2 で構成されるトライアックQ1 のトリガ
回路に着目すると、タイマーTM1 の出力がLレベルの
期間においては、タイマーICtm1 の出力端子(3番ピ
ン)とアース端子(1番ピン)との間のバイパス回路の
存在により、コンデンサC2 の両端がショートされてい
ることになり、抵抗R 1 を介してコンデンサC2 への充
電は行われず、コンデンサC2 の充電電圧は上昇しな
い。
【0027】従って、トライアックQ1 はオフ状態を維
持し、放電灯DLの状態が如何なる場合においても、始
動用の高圧パルスの発生は起こらない。また、タイマー
TM1 の出力がHレベルの期間においては、上記トリガ
回路は前述の従来例と同様の動作を行い、放電灯DLが
始動した場合においては、その時点で放電灯DLの始動
用高圧パルスの発生は停止され、もし、放電灯DLが点
灯装置から実質的に取り外されているような場合には、
所謂無負荷状態にあっても、放電灯DLの始動用高圧パ
ルスは、図8(c)の期間T1 にのみ発生するものであ
り、しかも、少なくとも図8(c)の時刻t2以降にお
いては、放電灯DLがどのような状態であっても、始動
用高圧パルスの発生は行われない。
【0028】立ち消え検出回路DTは、インバータ
1 ,G2 ,G4 、ノアゲートG3 、Dフリップフロッ
プFF1 、トランジスタQ3 、ダイオードD4 1 、抵抗
4 1 〜R4 4 、コンデンサC4 1 ,C4 2 、及び電流
検出トランスCTより構成されている。放電灯DLの管
電流経路には、電流検出トランスCTが挿入されてい
る。電流検出トランスCTの検出巻線の一端は、制御用
電源回路のアースラインに直接接続されており、他端
は、整流用のダイオードD4 1 、限流用の抵抗R4 2
及び平滑用のコンデンサC4 1 に直列回路を介して制御
用電源回路のアースラインに接続されている。
【0029】コンデンサC4 1 の両端には、抵抗R4 3
を介してトランジスタQ3 のベース・エミッタ間が接続
されている。トランジスタQ3 のコレクタは、抵抗R
4 1 を介して制御用電源回路の電源ラインに接続されて
いる。トランジスタQ3 のコレクタは、インバータG1
の入力に接続されている。インバータG1 に出力は、D
フリップフロップFF1 のD入力に接続されると共に、
ノアゲートG3 の一方の入力に接続されている。ノアゲ
ートG3 の他方の入力には、DフリップフロップFF1
のQB(BはQの反転の意味)出力が接続されている。
【0030】DフリップフロップFF1 のS入力及びR
入力は、共に制御用電源回路のアースラインに接続され
ている。DフリップフロップFF1 のクロック入力Cに
は、インバータG4 の出力が接続されている。インバー
タG4 の入力は、タイマーTM3 の出力に接続されてい
る。ノアゲートG3 の出力は、コンデンサC4 2と抵抗
4 4 との並列回路に一端に接続され、この並列回路の
他端はインバータG2 の入力に接続されている。インバ
ータG2 の出力は、タイマーICtm3 のリセット端子
(3番ピン)に接続されている。
【0031】図10は、図9の回路の動作波形図であ
る。以下、この図10を参照しながら、図9の回路の動
作を説明する。電源電圧V1 の投入により、タイマーT
1 〜TM3 が図7の回路と同様に動作を開始し、イグ
ナイタIGNはタイマーTM1 の出力信号がHレベルで
ある期間内において、放電灯DLの始動用高圧パルスを
発生する。
【0032】放電灯DLに電流が流れ始めるまでの間
は、電流検出トランスCTの検出巻線には電流が流れ
ず、コンデンサC4 1 の充電電圧は、ほぼゼロであるの
で、トランジスタQ3 にはベース電流が流れず、トラン
ジスタQ3 はオフ状態である。従って、トランジスタQ
3 のコレクタ電位V4 2 (図10(d)参照)は、抵抗
4 1 を介して制御用電源回路の電源ラインの電圧によ
りプルアップされ、インバータG1 の入力はHレベルと
なり、インバータG1の出力はLレベルとなっている
(図10(e))。
【0033】時刻t1 にて放電灯DLに電流が流れる
と、電流検出トランスCTの検出巻線に電流が流れる。
この電流はダイオードD4 1 にて整流され、限流用の抵
抗R4 2 を介してコンデンサC4 1 に流れる。これによ
って、コンデンサC4 1 の充電電圧が上昇し、抵抗R
4 3 を介してトランジスタQ3 にベース電流が流れ、ト
ランジスタQ3 はオンする。
【0034】従って、トランジスタQ3 のコレクタ電位
は低下し、インバータG1 の入力がLレベルとなるの
で、インバータG1 の出力はHレベルとなる。その後、
放電灯DLが点灯している限り、電流検出トランスCT
の検出巻線には電流が流れるので、インバータG1 の出
力はHレベルの状態に維持される。タイマーTM3 の計
時動作が終了する時刻t2 にてタイマーICtm3 の出力
端子(6番ピン)はHレベルからLレベルに変化する
(図10(b))が、このとき、インバータG4 の出
力、すなわち、DフリップフロップFF1 のクロック入
力Cは、LレベルからHレベルに反転する(図10
(c))。このとき、DフリップフロップFF1 の出力
QBは、Lレベルである(図10(f))。
【0035】この状態で、ある時刻t3 にて、電源電圧
1 の急減等により、電源電圧V1 が投入されたままの
状態で放電灯DLが立ち消えしたとすると、インバータ
1 の出力がHレベルからLレベルに反転する。従っ
て、ノアゲートG3 の一方の入力は、Lレベルとなる。
このとき、ノアゲートG3 の他方の入力となるDフリッ
プフロップFF1 の出力QBはLレベルであるので、ノ
アゲートG3 の出力は、LレベルからHレベルに反転す
る(図10(g))。ノアゲートG3 の出力は、抵抗R
4 4 とコンデンサC4 2 との並列回路よりなる微分回路
を介してインバータG2 に入力される。
【0036】従って、インバータG2 の入力は、短い時
間だけHレベルとなり、その後、Lレベルとなる。イン
バータG2 の出力としては、図10(h)に示すよう
に、短い時間だけLレベルとなり、その後、Hレベルに
戻る信号が得られる。これがタイマーICtm3 のリセッ
ト信号となる。タイマーTM3 は時刻t3 でリセットさ
れ、イグナイタIGNは、時刻t3 にて放電灯DLの立
ち消えと同時に動作を再開する。このとき、放電灯DL
の発光管は熱い状態であるので、即時には始動せず、あ
る時間が経過した後、時刻t4 にて再始動する。
【0037】時刻t4 にて放電灯DLの再始動により、
インバータG1 の出力は再び、LレベルからHレベルと
なるので、ノアゲートG3 の出力はHレベルからLレベ
ルへと反転する。やがて、タイマーTM3 の計時動作が
終了し、時刻t5 になると、インバータG4 の出力(D
フリップフロップFF1 のクロック入力C)は、Lレベ
ルからHレベルへと反転するが、ノアゲートG3 のD入
力(インバータG1 の出力)は、既にHレベルとなって
いるので、DフリップフロップFF1 の出力QBは、依
然としてLレベルを維持し、ノアゲートG3 の出力も依
然としてLレベルを維持する。
【0038】次に、放電灯DLが点灯途中で球切れ等に
より点灯不能になった場合を想定する。時刻t6 で点灯
不能になったとすると、時刻t6にてインバータG1
出力はHレベルからLレベルに反転する。このとき、D
フリップフロップFF1 の出力QBはLレベルであるの
で、ノアゲートG3 の出力はLレベルからHレベルへ反
転し、インバータG2 の出力には、図10(h)に示す
ように、タイマーTM 3 のリセット信号が発生し、タイ
マーTM3 はリセットされ、イグナイタIGNは時刻t
6 にて動作を再開する。
【0039】放電灯DLはもはや点灯不能状態であるの
で、インバータG1の出力は、時刻t6 以降はLレベル
を維持する。その後、タイマーTM3 の計時動作が終了
し、時刻t7 に達すると、タイマーTM3 の出力はHレ
ベルからLレベルへと反転し、イグナイタIGNは動作
を停止する。このとき、インバータG4 の出力(Dフリ
ップフロップFF1 のクロック入力C)は、Lレベルか
らHレベルに反転するが、DフリップフロップFF1
D入力、すなわち、インバータG1 の出力はLレベルで
あるので、DフリップフロップFF1の出力QBはLレ
ベルからHレベルに反転する。
【0040】従って、時刻t7 におけるノアゲートG3
の一方の入力はLレベル、他方の入力はHレベルとなる
ので、ノアゲートG3の出力はLレベルとなり、インバ
ータG2 の出力にリセット信号は発生しない。これ以
降、タイマーTM3 がリセットされることはなく、従っ
て、放電灯DLの点灯不能状態におけるイグナイタIG
Nの動作は少なくとも時刻t6 〜t7 の期間のみで終了
する。
【0041】このように図9に示す従来例においては、
電源電圧V1 が投入されているにも関わらず、放電灯D
Lの立ち消えが生じた場合には、放電灯DLの再始動の
ために、イグナイタIGNの動作が直ちに再開され、ま
た、再始動に必要な時間が経過しても放電灯DLが再始
動しない場合には、放電灯DLが点灯不能であると判断
して、タイマーTM3 で設定した時間の経過後にイグナ
イタIGNの動作を停止するので、イグナイタ動作の継
続による不都合が解消できる。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高圧放電灯
の場合、安定点灯後、電源をオフし、直ぐに電源を再投
入しても、高圧放電灯が充分冷えている場合に比べて、
始動に要するエネルギーが大となり、かなり大きなパル
スエネルギーを印加しなければ直ぐに点灯しない。よっ
て、瞬時に再始動させる為には、高圧パルス発生回路の
大型化、コストアップ、安全上の問題など多くの課題が
存在する。
【0043】安定点灯時に電源をオフしてから再投入す
るまでの時間tと始動に要するエネルギーの関係は、一
般的に図11のようになっている。つまり、電源オフ直
後からt1 時に最も大きな始動エネルギーを要し、その
後、放電灯が冷えるに従い始動エネルギーは減少してい
く。従って、電源変動等で放電灯の立ち消え時にそれを
検知し、瞬時に再始動させるには、始動に要するエネル
ギーはx1 でよい。
【0044】一般に始動エネルギーは印加される高圧パ
ルスのピーク値とパルス幅で規定でき、放電灯を放電破
壊させ、グロー放電させるだけであれば、ある一定以上
のピーク値Vopがあればよい。電源オフ直後のグロー放
電に必要なピーク値Vopと、始動エネルギーが最大とな
るt1 後のピーク値Vopは差は少なく、むしろグロー放
電からアーク放電に移行させるために、t1 ではパルス
幅を大きくし、グロー放電移行へのエネルギーを増大さ
せる必要がある。
【0045】よって、上記の如く、放電灯の立ち消え時
に再始動に必要なエネルギーx1 で設計した場合、人為
的に電源をオフし、t1 後に再投入された場合は、グロ
ー放電を維持し、アーク放電に移行せず、正常点灯しな
いという不都合が生じ、それをもカバーしようとすれ
ば、最大エネルギーx2 で設計しなければならなくな
り、高圧パルスが大型化する。
【0046】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、放電灯の立ち消え時には瞬時に再点灯しうる始
動エネルギーを持った高圧パルス発生回路にあって、か
かる人為的なオン/オフ動作におけるグロー放電の継続
といった不具合を解消し、できるだけ安価、小型化を目
的とした放電灯点灯装置を提供するものである。
【0047】
【課題を解決するための手段】本発明は、高圧パルス発
生回路を有し、電源投入後、放電灯が点灯するまでの期
間、上記高圧パルス発生回路から高圧パルスを発生させ
て放電灯を始動させるようにした放電灯点灯装置におい
て、放電灯の安定点灯中の電源オフ後、始動に必要なエ
ネルギーが最大となる時間までは電源がオンされても上
記高圧パルス発生回路の動作を停止させる制御手段を設
けたものである。
【0048】また、請求項2では、放電灯の安定点灯中
の電源オフ直後の略必要始動エネルギー以上となる期間
は、電源がオンされても上記高圧パルス発生回路の動作
を停止させる制御手段を設けたものである。
【0049】
【作用】而して、制御手段により、放電灯の安定点灯中
の電源オフ後、始動に必要なエネルギーが最大となる時
間までは電源がオンされても上記高圧パルス発生回路の
動作を停止させることで、電源変動や人為的な電源オフ
からオン操作等による放電灯の立ち消え時に、瞬時に放
電灯を始動させるのに必要なエネルギーのみをもった高
圧パルス発生回路であっても、グロー放電が継続して正
常点灯に移行しないという不具合は解消でき、より小型
の高圧パルス発生回路を提供できる。
【0050】また、請求項2では、放電灯の安定点灯中
の電源オフ直後の略必要始動エネルギー以上となる期間
は、電源がオンされても上記高圧パルス発生回路の動作
を停止させる制御手段を設けていることにより、放電灯
が電源変動等にて立ち消えしても、必要なエネルギーの
みの高圧パルスで放電灯を始動させることができ、瞬時
に放電灯を始動させるのに必要なエネルギーのみをもっ
た高圧パルス発生回路であっても、グロー放電が継続し
て正常点灯に移行しないという不具合は解消でき、より
小型の高圧パルス発生回路を提供できる。
【0051】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本発明は放電灯の立ち消え時には瞬時に始動に必
要な高圧パルスを印加し、人為的に電源がオフ/オンさ
れた場合は、グロー放電を継続するような期間には強制
的に高圧パルスを印加させないようにしたことを特徴と
するものである。
【0052】図1に本発明の具体的実施例を示す。尚、
従来例の図9と同一の機能を有する部分には同一符号を
付して重複する説明は省略する。また、図2は図1の動
作タイムチャートである。図1に示すように、グロー放
電を継続するような期間には強制的に高圧パルスを印加
させないように制御する制御手段は、トランジスタQ
5 1 、コンデンサC 5 1 、コンパレータIC1 ,I
2 、抵抗R5 1 〜R5 7 、インバータG5 、アンドゲ
ートG6 ,G7 、オアゲートG8 等で構成されている。
【0053】次に、動作を図2を参照しながら説明す
る。電源投入後、放電灯DLが点灯するまで、タイマー
ICtm1 の出力端子(3番ピン)のA点はHレベルとな
り(図2(b))、インバータG5 の出力はLレベルと
なり、トランジスタQ5 1 はオフ状態である。放電灯D
Lが点灯すると、A点はLレベルとなり、インバータG
5 の出力はHレベルとなり、抵抗R5 1 を介してトラン
ジスタQ5 1 を駆動し、抵抗R5 2 を介してコンデンサ
5 1 を充電させる。
【0054】コンデンサC5 1 の両端電圧VC51 は、抵
抗R5 6 とR5 7 の分圧電圧VxでコンパレータIC1
で比較され、コンパレータIC1 の出力端Bは、図2
(d)に示すように、電圧VC51 が大の時Hレベルとな
る。一方、コンデンサC5 1 の両端電圧VC51 と、抵抗
54 ,R5 5 の分圧電圧VyとをコンパレータIC2
で比較し、コンパレータIC2 の出力端Cは、図2
(e)に示すように、電圧VC51 が小の時Hレベルとな
る。
【0055】そして、A点の信号とB点の信号とがアン
ドゲートG6 に入力され、その出力端Dは図2(f)に
示すように、両信号がHレベルのときはHレベルとな
り、また、D点の信号とE点の信号とをオアゲートG8
に入力し、その出力端Fは図2(h)に示すようにな
り、F点を全波整流回路DB2 に接続してある。このF
点がHレベルの時のみ、高圧パルスが発生するようにな
る。つまり、放電灯DLが不点の場合、トランジスタQ
51 がオフとなり、コンデンサC5 1 は充電されず、抵
抗R5 3 で電荷が放電され、電圧VC51 は低下する。
【0056】例えば、点灯中に電源変動等で放電灯DL
が立ち消えした場合には、瞬時に高圧パルスが発生し、
C51 がVx以下になるまでは、高圧パルスを発生し続
け、VC51 がVx以下に低下しても、放電灯DLが点灯
しなければ、さらにVC51 がVy以下になるまで、高圧
パルスの発生は停止される。一方、図2に示すように、
点灯中に一方的に電源電圧V1 をオフし、一定期間後に
再投入した場合、その間コンデンサC5 1 の電荷は抵抗
5 3 を介して放電し続け、電源電圧V1 を投入後、V
C51 がVx以上若しくはVy以下でなければ高圧パルス
は発生しない。
【0057】つまり、電源電圧V1 オフ後、再投入され
るまでの期間が短く、電源電圧V1 投入時点でのVC51
がVxより大であれば、電源電圧V1 投入時に瞬時に高
圧パルスを発生させ、もし、再投入されるまでの期間が
長く、電源電圧V1 投入時V C51 がVx以下で、Vy以
上であれば高圧パルスは発生せず、VC51 がVy以下に
なるまで高圧パルスは停止し続ける。
【0058】よって、本実施例においては、放電灯DL
が不点後、図11に示すように、V C51 がVxまで低下
する時間txとし、VC51 がVyまで低下する時間ty
とすると、txからtyの始動エネルギーが大の期間、
高圧パルスを発生させないようにし、前述の如き、グロ
ー放電が継続してアーク放電に移行しないという不都合
を解消することができる。
【0059】上記のtyを少なくとも始動エネルギーが
最大となる時間t1以降にしておくと、t1 時に必要な
始動エネルギーより低いエネルギーで高圧パルス発生回
路(イグナイタIGN)を設計してもかかる不都合は生
じず、より小型な高圧パルス発生回路を提供できる。更
に、tyを放電灯DLの不点直後に必要な始動エネルギ
ーと略同じになる時間t2 以上に設定すると、立ち消え
時や放電灯DLが充分冷えた状態では、瞬時に点灯せし
めるのに必要な始動エネルギーだけを備えたより小型の
高圧パルス発生回路を提供できるものである。
【0060】(実施例2)図3は実施例2を示し、図4
はその動作タイムチャートを示している。コンパレータ
IC2 の出力端CをD形のフリップフロップIC3 のク
ロック入力端Cに接続し、フリップフロップIC3 の出
力端QBは、クロック入力がLレベルからHレベルへの
立ち上がり信号が入力した時にHレベルを継続するもの
である。
【0061】フリップフロップIC3 の出力端QBの信
号とA点の信号とをアンドゲートG 9 に入力し、その出
力FがHレベルのときのみ高圧パルスを発生するもので
ある。今、図4に示すように、電源電圧V1 をオフする
と、コンデンサC5 1 の電荷は抵抗R5 3 を介して放電
していく過程で、電源電圧V1 を再投入してもVC51
基準電圧Vyより高ければコンパレータIC2 の出力C
はLレベルである。しかし、電荷が放電していき、V
C51 はVyより低くなると、コンパレータIC2 の出力
CはHレベルとなり(図4(d))、フリップフロップ
IC3 の出力端QBの出力Gが図4(e)に示すように
Hレベルとなり、この信号がA点のHレベルの信号によ
りアンドゲートG9 の出力FがHレベルとなり、高圧パ
ルスを発生させる。
【0062】
【発明の効果】本発明は上述のように、高圧パルス発生
回路を有し、電源投入後、放電灯が点灯するまでの期
間、上記高圧パルス発生回路から高圧パルスを発生させ
て放電灯を始動させるようにした放電灯点灯装置におい
て、放電灯の安定点灯中の電源オフ後、始動に必要なエ
ネルギーが最大となる時間までは電源がオンされても上
記高圧パルス発生回路の動作を停止させる制御手段を設
けたものであるから、制御手段により、放電灯の安定点
灯中の電源オフ後、始動に必要なエネルギーが最大とな
る時間までは電源がオンされても上記高圧パルス発生回
路の動作を停止させることで、電源変動や人為的な電源
オフからオン操作等による放電灯の立ち消え時に、瞬時
に放電灯を始動させるのに必要なエネルギーのみをもっ
た高圧パルス発生回路であっても、グロー放電が継続し
て正常点灯に移行しないという不具合は解消でき、より
小型の高圧パルス発生回路を提供できるという効果を奏
するものである。
【0063】また、請求項2では、放電灯の安定点灯中
の電源オフ直後の略必要始動エネルギー以上となる期間
は、電源がオンされても上記高圧パルス発生回路の動作
を停止させる制御手段を設けていることにより、放電灯
が電源変動等にて立ち消えしても、必要なエネルギーの
みの高圧パルスで放電灯を始動させることができ、瞬時
に放電灯を始動させるのに必要なエネルギーのみをもっ
た高圧パルス発生回路であっても、グロー放電が継続し
て正常点灯に移行しないという不具合は解消でき、より
小型の高圧パルス発生回路を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の具体回路図である。
【図2】同上の図1の動作波形図である。
【図3】同上の他の実施例の要部回路図である。
【図4】同上の図3の動作波形図である。
【図5】従来例の回路図である。
【図6】同上の図5の動作波形図である。
【図7】他の従来例の具体回路図である。
【図8】同上の図7の動作波形図である。
【図9】更に他の従来例の具体回路図である。
【図10】同上の図9の動作波形図である。
【図11】同上の電源を再投入するまでの時間と始動に
要するエネルギーの関係を示す図である。
【符号の説明】
DL 放電灯 IGN イグナイタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧パルス発生回路を有し、電源投入
    後、放電灯が点灯するまでの期間、上記高圧パルス発生
    回路から高圧パルスを発生させて放電灯を始動させるよ
    うにした放電灯点灯装置において、放電灯の安定点灯中
    の電源オフ後、始動に必要なエネルギーが最大となる時
    間までは電源がオンされても上記高圧パルス発生回路の
    動作を停止させる制御手段を設けたことを特徴とする放
    電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 放電灯の安定点灯中の電源オフ直後の略
    必要始動エネルギー以上となる期間は、電源がオンされ
    ても上記高圧パルス発生回路の動作を停止させる制御手
    段を設けたことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯
    装置。
JP29935091A 1991-11-15 1991-11-15 放電灯点灯装置 Withdrawn JPH05135888A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003059677A (ja) * 2001-08-16 2003-02-28 Shiyoufuu:Kk 放電制御装置

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Effective date: 19990204