JPH05135619A - 導電性銅ペーストの製造方法および該方法により得られる導電性銅ペースト - Google Patents

導電性銅ペーストの製造方法および該方法により得られる導電性銅ペースト

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JPH05135619A
JPH05135619A JP32644791A JP32644791A JPH05135619A JP H05135619 A JPH05135619 A JP H05135619A JP 32644791 A JP32644791 A JP 32644791A JP 32644791 A JP32644791 A JP 32644791A JP H05135619 A JPH05135619 A JP H05135619A
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conductive copper
resin
copper paste
producing
copper powder
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Yasuhiro Yoneda
康洋 米田
Yuzo Yamamoto
裕三 山本
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/09Use of materials for the conductive, e.g. metallic pattern
    • H05K1/092Dispersed materials, e.g. conductive pastes or inks
    • H05K1/095Dispersed materials, e.g. conductive pastes or inks for polymer thick films, i.e. having a permanent organic polymeric binder

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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】少なくとも銅粉、有機バインダー、添加剤、お
よび溶剤を必須成分とする組成物を加圧したロールミル
のロール間を通過させて混練する工程を有することを特
徴とする導電性銅ペーストの製造方法、および該方法に
より得られる導電性銅ペースト。 【効果】本発明の方法により製造された導電性銅ペース
トはその導電性が高く、かつ長期間にわたって高い導電
性を維持できる。さらに保存安定性にも優れており、半
年以上放置しても銅粉と有機バインダーとが分離しな
い。また塗膜形成後においても、基材表面との密着性に
優れ、低抵抗かつ長期にわって導電性の劣化がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、良好な導電性と保存安
定性とを有する導電性銅ペーストの製造方法および該方
法により得られる導電性銅ペーストに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、導電性銅ペーストに酸化防止剤、還元剤等の添加
剤を添加して低抵抗化し、かつ長期にわたり導電性を維
持する方法が行われている。しかし、これらの添加剤は
ペーストから塗膜を作製した後にも塗膜中に残存し、基
材表面との密着性を低下させるという問題があった。従
って、本発明の目的はかかる現状に鑑みて、添加剤の使
用量を上記問題が生じない程度にまで抑え、しかも簡便
な方法で低抵抗かつ長期にわって導電性の劣化がない導
電性銅ペーストの製造方法を提供することにある。本発
明の他の目的は該製造方法により得られる導電性銅ペー
ストを提供することにある。
【0003】なお、一般に導電性ペーストの調製におい
て用いられる混練機は、3本ロールなどのロールミルが
使用されているが、これらは通常ロール間の間隙部分は
30〜60μmのものであり、ロール間には特に加圧さ
れることなく用いられている。加圧混練する例としては
高融点金属ペーストの製造技術として、特開平2−18
6504号公報、特開平3−67403号公報等に開示
があるが、これらにおいてロール間の間隙部分は前者で
10〜30μm、後者で最小で5μmというものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の課題
を解決するために、鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。すなわち、本発明の要旨は少なくとも銅粉、有機バ
インダー、溶剤を必須成分とする組成物を加圧したロー
ルミルのロール間を通過させて混練する工程を有するこ
とを特徴とする導電性銅ペーストの製造方法および該方
法により得られる導電性銅ペーストに関する。
【0005】ここで、本発明に用いる銅粉の形態は、樹
枝状、球状、不定型のいずれの形態であってもよいが、
樹枝状の銅粉が好ましい。また、銅粉の平均粒子径は1
00μm以下であることが好ましく、1〜30μm程度
がより好ましい。100μmを超えると銅粉の高密度充
填が難しくなり、導電性が低下するとともに印刷性が悪
くなるからである。銅粉の配合量は通常60〜90重量
%の範囲で用いられ、60重量%未満では十分な導電性
が得られず、逆に90重量%を超える場合は銅粉が充分
にバインドされず、得られる塗膜がもろくなり、塗膜の
耐久性が低下するとともにスクリーン印刷性も悪くな
る。
【0006】本発明に用いられる有機バインダーは、フ
ェノール系樹脂,アミノ樹脂,ユリア樹脂,アルキッド
樹脂,不飽和ポリエステル樹脂,エポキシ樹脂,ケイ素
樹脂,フラン樹脂等の公知の熱硬化性樹脂を、単独ある
いは2種類以上混合して用いることができる。なかでも
特に、フェノール樹脂、アミノ樹脂が好ましい。また、
上記の熱硬化性樹脂に飽和ポリエステル,ポリウレタン
樹脂,ポリアミド樹脂,アクリル樹脂,ブチラール樹
脂,ヒドロキシスチレン系重合体等の熱可塑性樹脂を1
種類以上併用して用いることができる。なかでも特に、
ヒドロキシスチレン系重合体が好ましい。有機バインダ
ーの配合量は、銅粉100重量部に対して通常5〜40
重量部、好ましくは10〜30重量部である。5重量部
未満ではバインダーの絶対量が不足して、得られる組成
物の流動性が悪くなり、印刷性が低下すると共に加熱硬
化時に銅粉が酸化されやすくなり、導電性の低下をまね
く。有機バインダーの量が40重量部を超えるときは、
逆に銅粉の絶対量が不足し、回路を形成するのに必要な
導電性が得られない。
【0007】本発明に用いる添加剤として脂肪酸類,ア
ルキル安息香酸類,多価カルボン酸類,環状酸無水物類
等のカルボン酸系化合物、アルキルスルホン酸類,アル
キルベンゼンスルホン酸類等のスルホン酸系化合物、ア
ルキルリン酸エステル類等のリン酸系化合物、またはカ
ルボン酸,スルホン酸,リン酸系化合物の金属塩やアル
キルアミン塩、アンモニウム塩を1種あるいは2種類以
上併用して用いることができる。なかでも特に、脂肪酸
類、アルキル安息香酸類、アルキルスルホン酸類、アル
キルベンゼンスルホン酸類が好ましい。
【0008】本発明に用いる添加剤として、ヒドロキノ
ン、カテコール、o−アミノフェノール等の公知の還元
剤を1種あるいは2種以上併用して用いることができ
る。なかでも特にo−アミノフェノールが好ましい。添
加剤の配合量は、銅粉100重量部に対して通常0.0
1〜5重量部、好ましくは0.05〜3重量部、さらに
好ましくは0.1〜2重量部である。5重量部をこえる
と密着性が低下し、0.01重量部未満であると、添加
効果が薄いので、好ましくない。本発明に用いられる溶
剤としては、アルコール類、ブチルセロソルブ、ブチル
セロソルブアセテート、ブチルカルビトール等のエチレ
ン系もしくはプロピレン系のグリコールエーテル類、ア
ジピン酸ジメチル等の2塩基酸ジエステル類などの公知
の溶剤が使用できる。またこれらを混合して用いること
もできる。
【0009】本発明において銅粉を含む前記の組成物を
混練するには、加圧したロールミルが使用される。本発
明において用いられるロールミルとしては、2本ロール
ミル、3本ロールミル、4本ロールミル等が挙げられる
が、なかでも3本ロールミルが好ましい。また、ロール
表面材質としては、ロールの摩耗が起こりにくいチル鋳
鉄、高アルミナ質セラミック、または石材が好ましい。
また、本発明において用いられるロールミルのロール間
の間隙部分は実質的に存在しないものである。
【0010】組成物の混練は、前記のようなロールミル
を用いてロール間に圧力を加えながら行う。この際、加
える圧力の範囲は線圧2〜200kg/cm程度が好ま
しい。2kg/cm未満では得られたペーストに充分な
導電性が得られず、また長期にわたる導電性が維持でき
ない。逆に、200kg/cmを超えると生産効率が極
端に悪くなる。また、ロール間を通常1〜40回通過さ
せることにより、導電性がさらに向上すると同時に銅粉
のバインダ中への分散性がよくなり、ペーストの保存安
定性も向上する。ロール通過回数が40回を越えると、
生産効率が悪化するだけでなく、過度のCu粉の変形な
らびにCu粉表面の酸化が起こり、そのため逆に導電性
が悪化し、ペースト粘度が上昇するといった問題が生じ
てくる。
【0011】本発明における導電性銅ペーストを製造す
る混練操作において、組成物中の銅粉の一部を圧延し、
その形状を鱗片状に変化させることが導電性向上に有効
である。これは銅粉を加圧したロール間を強制的に通過
させるという操作により、銅粉の一部が圧延され、未酸
化状態の銅、即ち金属銅表面が銅粉表面上に表れる。こ
のため、銅粉同士がその間に絶縁物をほとんど介するこ
とのない状態で接触することが可能となる。その結果、
導電性が向上すると考えられる。
【0012】本発明における導電性塗膜は、前記のよう
にして得られたペーストを例えば、スクリーン印刷、凹
版印刷、スプレーまたはハケ塗り等により塗布した後、
加熱硬化して形成することができる。加熱硬化は、熱風
循環炉、赤外線炉等を用い、100℃〜200℃の温度
範囲で行なわれる。このようにして得られる塗膜は、膜
厚10〜100μmで、1×10-2Ω・cm以下の体積
固有抵抗を有する硬化体もしくは、硬化塗膜である。
【0013】
【実施例】以下、実施例および比較例に基づいて本発明
をさらに詳しく説明するが、本発明は、これらの実施例
にのみ限定されるものではない。実施例および比較例に
おいて「部」とは「重量部」を意味する。 実施例1 平均粒径10μmの樹枝状銅粉100部にバインダーと
してメラミン樹脂を15部および添加剤としてリノール
酸1部、o−アミノフェノールを0.3部、さらに、混
練終了後のペースト粘度がスクリーン印刷の行なえる範
囲に入るようブチルカルビトールを溶剤として添加した
組成物をチル鋳鉄製3本ロールミルを用い、ロール間に
線圧100kg/cmの圧力を加えながら5回、強制的
に通過させ、導電性銅ペーストを得た。用いたロールミ
ルのロール間隙は0μmである。
【0014】このようにして作製した導電性銅ペースト
をガラス・エポキシ基板上にスクリーン印刷し、160
℃で30分間加熱硬化し、厚さ15〜30μmの導電性
塗膜を得た。得られた導電性塗膜の比抵抗は、1.5×
10-4Ω・cm、60℃、95%相対湿度の環境下、
1,000時間の放置後の比抵抗変化率は40%以内で
あった。また導電性銅ペーストの保存安定性について
は、10℃、6ヶ月間放置した後も、ペーストの増粘、
分離、皮張りは全く認められなかった。上記の操作によ
り得られた導電性銅ペーストから溶剤洗浄、濾別を繰り
返し行って銅粉を分離し、SEMにより観察したとこ
ろ、図1の写真にみられるように、銅粉の一部が圧延さ
れ鱗片状に変形していることが確認された。
【0015】実施例2 実施例1と同じ組成物を高アルミナ質セラミック製3本
ロールミルを用い、ロール間に10kg/cmの圧力を
加えながら、35回強制的に通過させ、導電性銅ペース
トを作製した。用いたロールミルのロール間隙は0μm
である。このペーストを実施例1と同様に印刷・硬化し
て得られた導電性塗膜の比抵抗は、1.7×10-4Ω・
cm、耐湿性試験前後の比抵抗変化率は45%以内であ
った。また導電性銅ペーストの保存安定性も良好であっ
た。
【0016】実施例3 実施例1と同じ組成物をチル鋳鉄製3本ロールミルを用
い、ロール間に200kg/cmの圧力を加えながら、
このロール間を1回強制的に通過させ、導電性銅ペース
トを作製した。用いたロールミルのロール間隙は0μm
である。このペーストを実施例1と同様に印刷・硬化し
て得られた導電性塗膜の比抵抗は、2.0×10-4Ω・
cm、耐湿性試験前後の比抵抗変化率は55%以内であ
った。また導電性銅ペーストの保存安定性も良好であっ
た。
【0017】実施例4 平均粒子径7μmの不定形銅粉100部にバインダーと
して、メラミン樹脂を10部、ポリヒドロキシスチレン
を5部、および添加剤として、パラトルエンスルホン酸
を1部、ヒドロキノンを0.5部、さらに混練終了後の
ペースト粘度がスクリーン印刷の行える範囲に入るよう
ブチルカルビトールを溶剤として添加した組成物をチル
鋳鉄製3本ロールミルを用い、ロール間に50kg/c
mの圧力を加えながら、このロール間を20回強制的に
通過させ、導電性銅ペーストを作製した。用いたロール
ミルのロール間隙は0μmである。このペーストを実施
例1と同様に印刷・硬化して得られた導電性塗膜の比抵
抗は1.2×10-4Ω・cm、耐湿性試験前後の比抵抗
変化率は30%以内であった。また導電性銅ペーストの
保存安定性も良好であった。
【0018】実施例5 平均粒径6μmの球状銅粉100部にバインダーとして
レゾール型フェノール樹脂を20部および添加剤として
オレイン酸カリウム1部、さらに、混練終了後のペース
ト粘度がスクリーン印刷の行なえる範囲に入るようブチ
ルカルビトールを溶剤として添加した組成物をチル鋳鉄
製3本ロールミルを用い、ロール間に線圧150kg/
cmの圧力を加えながら、このロール間を10回、強制
的に通過させ、導電性銅ペーストを得た。用いたロール
ミルのロール間隙は0μmである。このペーストを実施
例1と同様に印刷・硬化して得られた導電性塗膜の比抵
抗は、8.0×10-5Ω・cm、耐湿性試験前後の比抵
抗変化率は15%以内であった。また導電性銅ペースト
の保存安定性も良好であった。
【0019】実施例6 実施例5と同じ組成物を高アルミナ質セラミック製3本
ロールミルを用い、ロール間に70kg/cmの圧力を
加えながら、このロール間を30回強制的に通過させ、
導電性銅ペーストを作製した。用いたロールミルのロー
ル間隙は0μmである。このペーストを実施例1と同様
に印刷・硬化して得られた導電性塗膜の比抵抗は、1.
0×10-4Ω・cm、耐湿性試験前後の比抵抗変化率は
20%以内であった。また導電性銅ペーストの保存安定
性も良好であった。
【0020】実施例7 実施例1と同じ組成物を石材製3本ロールミルを用い、
ロール間に10kg/cmの圧力を加えながら、このロ
ール間を20回強制的に通過させ、導電性銅ペーストを
作製した。用いたロールミルのロール間隙は0μmであ
る。このペーストを実施例1と同様に印刷・硬化して得
られた導電性塗膜の比抵抗は、2.5×10-4Ω・c
m、耐湿性試験前後の比抵抗変化率は70%以内であっ
た。また導電性銅ペーストの保存安定性も良好であっ
た。
【0021】比較例1 実施例1と同じ組成物をチル鋳鉄製3本ロールミルを用
い、ロール間に30μmの間隙を持たせた状態で加圧す
ることなく30回通過させ、導電性銅ペーストを作製し
た。このペーストを実施例1と同様に印刷・硬化して得
られた導電性塗膜の比抵抗は、7.5×10-4Ω・c
m、耐湿性試験前後の比抵抗変化率は200%以内であ
った。また導電性銅ペーストの保存安定性については、
10℃、6ヶ月間放置でペースト中の銅粉と有機バイン
ダーの分離が認められた。
【0022】比較例2 実施例5と同じ組成物をチル鋳鉄製3本ロールミルを用
い、ロール間に20μmの間隙を持たせた状態で加圧す
ることなく30回通過させ、導電性銅ペーストを作製し
た。このペーストを実施例1と同様に印刷・硬化して得
られた導電性塗膜の比抵抗は、5.0×10-4Ω・c
m、耐湿性試験前後の比抵抗変化率は120%以内であ
った。また導電性銅ペーストの保存安定性については1
0℃、6ヶ月間放置でペースト中の銅粉と有機バインダ
ーの分離が認められた。
【0023】比較例3 平均粒径15μmの鱗片状銅粉100部にバインダーと
してメラミン樹脂を15部および添加剤としてリノール
酸1部、さらに、溶剤として適当量のブチルカルビトー
ルを添加した組成物をチル鋳鉄製3本ロールミルを用
い、ロール間に線圧100kg/cmの圧力を加えなが
ら、5回強制的に通過させ、導電性銅ペーストを得た。
このペーストを実施例1と同様に印刷・硬化して得られ
た導電性塗膜の比抵抗は、2.2×10-3Ω・cm、耐
湿性試験前後の比抵抗変化率は350%以内であった。
【0024】比較例4 実施例1においてロール間通過回数を50回とする以外
は実施例1と同様の操作を行ない導電性銅ペーストを作
製した。このペーストを実施例1と同様に印刷・硬化し
て得られた導電性塗膜の比抵抗は、6.0×10-4Ω・
cm、耐湿性試験前後の比抵抗変化率は250%以内で
あった。
【0025】
【発明の効果】本発明の方法により製造された導電性銅
ペーストはその導電性が高く、かつ長期間にわたって高
い導電性を維持できる。さらに保存安定性にも優れてお
り、半年以上放置しても銅粉と有機バインダーとが分離
しない。また塗膜形成後においても、基材表面との密着
性に優れ、低抵抗かつ長期にわって導電性の劣化がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例1の操作により得られた導電性銅
ペーストから溶剤洗浄、濾別を繰り返し行って銅粉を分
離した後の、SEMにより観察した銅粉の形状を示す写
真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 103:06 105:16

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも銅粉、有機バインダー、添加
    剤、および溶剤を必須成分とする組成物を加圧したロー
    ルミルのロール間を通過させて混練する工程を有するこ
    とを特徴とする導電性銅ペーストの製造方法。
  2. 【請求項2】 ロールミルが3本ロールミルである請求
    項1記載の導電性銅ペーストの製造方法。
  3. 【請求項3】 ロールミルのロール表面材質がチル鋳
    鉄、高アルミナ質セラミック、または石材である請求項
    1又は2記載の導電性銅ペーストの製造方法。
  4. 【請求項4】 ロールミルのロール間の間隙部分が実質
    的に存在しないロールミルを用いて混練する請求項1、
    2又は3記載の導電性銅ペーストの製造方法。
  5. 【請求項5】 ロールミルのロール間に2〜200kg
    /cmの線圧で加圧したロールミルを用いて混練する請
    求項1〜4いずれかに記載の導電性銅ペーストの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 ロールミルのロール間を1〜40回通過
    させて混練する請求項1〜5いずれかに記載の導電性銅
    ペーストの製造方法。
  7. 【請求項7】 銅粉の形態が、樹枝状、球状、または不
    定型のものを用いる請求項1〜6いずれかに記載の導電
    性銅ペーストの製造方法。
  8. 【請求項8】 銅粉の平均粒子径が100μm以下であ
    る請求項1〜7いずれかに記載の導電性銅ペーストの製
    造方法。
  9. 【請求項9】 銅粉の配合量が60〜90重量%である
    請求項1〜8いずれかに記載の導電性銅ペーストの製造
    方法。
  10. 【請求項10】 有機バインダーとして、フェノール系
    樹脂、アミノ樹脂、ユリア樹脂、アルキッド樹脂、不飽
    和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ケイ素樹脂、フラ
    ン樹脂等の熱硬化性樹脂を単独あるいは2種類以上混合
    して用いる請求項1〜9のいずれかに記載の導電性銅ペ
    ーストの製造方法。
  11. 【請求項11】 有機バインダーとして請求項10記載
    の熱硬化性樹脂に、飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタ
    ン樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ブチラール樹
    脂、ヒドロキシスチレン系重合体等の熱可塑性樹脂を1
    種類以上併用して用いる請求項1〜9いずれかに記載の
    導電性銅ペーストの製造方法。
  12. 【請求項12】 有機バインダーの配合量が銅粉100
    重量部に対して、5〜40重量部である請求項1〜11
    いずれかに記載の導電性銅ペーストの製造方法。
  13. 【請求項13】 添加剤として、脂肪酸類,アルキル安
    息香酸類,多価カルボン酸類,環状酸無水物類等のカル
    ボン酸系化合物、アルキルスルホン酸類,アルキルベン
    ゼンスルホン酸類等のスルホン酸系化合物、アルキルリ
    ン酸エステル類等のリン酸系化合物またはカルボン酸,
    スルホン酸,リン酸系化合物の金属塩やアルキルアミン
    塩、アンモニウム塩を1種あるいは2種類以上併用して
    用いる請求項1〜12いずれかに記載の導電性銅ペース
    トの製造方法。
  14. 【請求項14】 添加剤として、ヒドロキノン、カテコ
    ール、o−アミノフェノール等の還元剤を1種あるいは
    2種以上併用して用いる請求項1〜13いずれかに記載
    の導電性銅ペーストの製造方法。
  15. 【請求項15】 添加剤の配合量が銅粉100重量部に
    対して0.01〜5重量部である請求項1〜14いずれ
    かに記載の導電性銅ペーストの製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15いずれかに記載の製造
    方法により得られる、一部の銅粉が圧延され銅粉の形状
    が鱗片状に変化したものを含有する導電性銅ペースト。
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