JPH0513490Y2 - - Google Patents

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JPH0513490Y2
JPH0513490Y2 JP17614287U JP17614287U JPH0513490Y2 JP H0513490 Y2 JPH0513490 Y2 JP H0513490Y2 JP 17614287 U JP17614287 U JP 17614287U JP 17614287 U JP17614287 U JP 17614287U JP H0513490 Y2 JPH0513490 Y2 JP H0513490Y2
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nozzle
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mixing
liquid
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は工作用噴流の発生装置に関し、特に
航空機用複合材料などの切断その他に使用する工
作用噴流の発生装置に適用して最適なものであ
る。
〔考案の概要〕
この考案は工作用噴流の発生装置において、研
磨材の送給通路内に液体供給用のノズルを設け
て、混合室内で高速の液体噴流と混合される上記
研磨材に予め液体を付着させることにより上記混
合を促進させると共に、混合ノズルなどを噴流に
よる摩耗から低減させるようにしたものである。
〔従来の技術〕
高速の液体噴流に粉粒体を混合させて噴出する
装置としては、たとえば実開昭61−11290号公報
に示されているように、高速の水噴流と混合され
る粉体の排出管に振動を与え、上記混合を促進さ
せるようにしたものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上述のごとく粉体の排出管に振動
を与え、粉体を含んだ管内の空気に振動を発生さ
せるようにしても、凝縮集束された高速の水噴流
に水ではない他物質の粉体を瞬時に混合させるこ
とは決して容易なことではない。
さらに本考案の場合のように、装置が工作用噴
流の発生装置であつて、上記粉粒体が研磨材であ
る場合は、上記混合が不充分であると高速の混合
噴流が通過する混合ノズルなどに研磨材によつて
甚だしい摩耗損傷を与えることになる。
本考案は上述の点に鑑み、粉粒体の高速液体噴
流への混合度合を向上させると共に、混合ノズル
に摩耗損傷を与えるこの少ない工作用噴流の発生
装置を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、高速の液体噴流を囲むように設けた
混合室と、粉粒状研磨材を送給するためこの混合
室に連通させた送給通路と、この送給通路内に設
けたノズルとを具備し、上記ノズルから噴出する
霧状の上記液体を付着させた上記研磨材を上記混
合室内で上記液体噴流と混合して混合ノズルから
噴出させるようにした工作用噴流の発生装置を構
成した。
〔作用〕
したがつて予め液体を付着させた研磨材は、液
体の凝集力の作用で液体噴流に付着し易くなる。
かくして研磨材と液体噴流との混合度合は向上す
る。さらに研磨材は、この研磨材に付着する液体
のために直接、混合ノズルの内壁と接触しなくな
るから、混合ノズルの摩耗損傷も防止される。
〔実施例〕
以下本考案を航空機用複合材料などの切断その
他に使用する工作用噴流の発生装置に適用した実
施例につき、第1図〜第3図を参照しながら説明
する。
図示しない加圧ポンプから第1図に示す高圧パ
イプ1に供給された高圧水は、ノズル2から噴出
して高速噴流4となり、混合ノズル3を通つて図
示しない被加工物に衝突させられる。
この高速噴流4のノズル2近傍には、高速噴流
4を囲むように混合室5が設けられ、上記混合ノ
ズル3は、この混合室5の下部に一体に設けられ
ている。さらに混合室5の側壁5aには、この混
合室5と連通する筒状の霧発生室8が突設され、
またこの霧発生室8の端には、粉粒体の研磨材9
を供給するためのホース10が接続されている。
次に上記霧発生室8内の所定位置には、霧発生
室8の壁8aを貫いて霧発生用のノズル11が突
設されている。また一端にこのノズル11を設け
た管13の霧発生室8の外側の端は、ホース15
によつて水タンク12に接続され、このホース1
5の水タンク12側の端には、水量調整器16と
フイルタ17とが順に直列に接続されている。
ところで霧発生用ノズル11の上記所定位置
は、このノズル11より噴出する霧状の水が、図
示を省略したタンクからホース10を経て霧発生
室8内に送給される研磨材9に、できるだけ理想
的な状態で付着するように実験によつて求められ
ている。
またノズル11の形状は、霧発生室8の断面の
ほぼ中心位置で、第2図Aに示すごとくこの霧発
生室8の長手方向に沿い折曲げられた管13の端
に、水平かつ上向きに開口11aを設けた構造で
ある。なおこの開口11aは第2図BあるいはC
に示すごとく、横向き(右向きあるいは左向き)
となるようにしてもよい。あるいは第2図Dに示
すように管13を折曲げることなく、管13の端
を山形に削いで開口11aを形成してもよい。
次に以上のように構成した工作用噴流の発生装
置についてその作用を述べれば、先づ図示しない
前記加圧ポンプを作動させ、高圧水を高圧水パイ
プ1に供給し、ノズル2から噴出させる。その結
果生じる高速噴流4は、混合ノズル3を通つて図
示のように直進するが、この高速噴流4は混合室
5内を過ぎるために、混合室5は負圧となる。
このため前記タンクからホース10を経て霧発
生室8内に送給される研磨材9は、上記負圧の作
用で混合室5内に吸引され、高速噴流4と混合さ
れる。またこの場合、上記負圧によつて、あるい
は霧発生室8内を上述のように通過する研磨材9
の誘引によつて、タンク12内の水はノズル11
から霧状に噴出するため、この霧状の水は、上記
研磨材9の各粒に霧発生室8内で容易に付着す
る。
なおタンク12からホース15を経てノズル1
1に供給される上記水は、ノズル11を詰らせな
いようにフイルタ17で濾過され、また霧の発生
条件を維持するために水量調整器16で適量に保
持される。
かくして霧状の水が付着された研磨材9の粒子
は、その付着水6と高速噴流4との間に働く水の
凝集力の作用で高速噴流4の周囲に第3図に示す
如く容易に結合する。また同図に示すごとく、高
速噴流4の横断面の外縁に位置する研磨材9の上
記粒子は、図示のように付着水6で被われている
から、研磨材9を混合させた高速噴流4が混合ノ
ズル3を通過するとき、上記付着水6が混合ノズ
ル3の壁面3aと研磨材9との間に介在して、こ
の壁面3aの摩耗損傷を防止するように働く。
ところで上記実施例では、研磨材9は高速噴流
4の作る負圧によつて混合室5内に供給された
が、研磨材は加圧装置によつて混合室5内に圧送
されるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上述のような構成であるから、 (1) 霧状の液体が研磨材の粒子に予め付着され、
この研磨材の粒子は液体の凝集力の作用によつ
て、第3図に示すごとく凝縮集束された高速の
液体噴流の周囲に容易かつ確実に付着される。
したがつて液体噴流の工作性能が著しく向上す
る。
また、 (2) 上記液体噴流の横断面外縁に位置する研磨材
の粒子には液体が付着しているから、液体噴流
が混合ノズルを通過するとき、上記研磨材の粒
子が直接、混合ノズルの壁面と接触しない。し
たがつて混合ノズルの摩耗損傷を防止すること
ができる。また上記液体噴流と混合ノズルとの
間に生じる摩耗損が少なくなる分だけ、上記液
体噴流の速度低下が少なくなる。
(3) 上記研磨材の粒子には、混合室に供給される
前に既に霧状の液体が付着されているから、上
記研磨材の粒子が混合室の壁面に衝突しても、
この混合室に摩耗損傷を与えるおそれが少な
い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、この考案を航空機用複合材
料などの切断その他に使用する工作用噴流の発生
装置に適用した実施例を示すもので、第1図は同
上発生装置の説明図、第2図は霧発生用ノズルの
説明図、第3図は同上工作用噴流の横断面図であ
る。 なお図面に用いた符号において、3……混合ノ
ズル、4……高速噴流、5……混合室、6……付
着水、8……霧発生室(送給通路)、9……研磨
材、10……ホース(送給通路)、11……ノズ
ル、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 高速の液体噴流を囲むように設けた混合室と、
    粉粒状研磨材を送給するためこの混合室に連通さ
    せた送給通路と、この送給通路内に設けたノズル
    とを具備し、 上記ノズルから噴出する霧状の上記液体を付着
    させた上記研磨材を上記混合室内で上記液体噴流
    と混合して混合ノズルから噴出させるようにした
    工作用噴流の発生装置。
JP17614287U 1987-11-18 1987-11-18 Expired - Lifetime JPH0513490Y2 (ja)

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JPH0181273U JPH0181273U (ja) 1989-05-31
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WO2015059941A1 (ja) * 2013-10-21 2015-04-30 株式会社不二製作所 ブラスト加工方法及びブラスト加工装置

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JPH0181273U (ja) 1989-05-31

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