JPH05134800A - 文字入力方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 仮想キーボードの表示を分かりやすくする。 【構成】 文字入力装置に、各フォーマットに対応する
仮想キーボード表示用情報を記憶する記憶手段と、入力
された文字及び仮想キーボードを表示する表示手段と、
文書のフォ−マットを判定する判定手段と、該判定手段
により判定されたフォーマットに対応する仮想キーボー
ド表示用情報を、前記記憶手段より読み出して表示させ
る仮想キーボード表示制御手段とを具える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は文字処理装置に関し、特
に文書の入力編集処理における仮想キーボードの表示処
理に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より文字編集において仮想キ−ボ−
ドより文字を入力する時、”Ａ→Ｂ”と入力したい時、
横書きフォ−マットでは”Ａ”，”→”，”Ｂ”の順に
入力すれば、図２（Ａ）の様に画面に表示される。

【０００３】また、縦書きフォ−マットでも”Ａ”，”
→”，”Ｂ”と入力するとフォ−マット検出部により、
縦書きフォ−マットと理解し、フォントマネ−ジャ−に
より”→”を回転させ”↓”に変換し、図２（Ｂ）の様
に正しく表示してくれる。

【０００４】また句読点や括弧などもフォントマネ−ジ
ャ−により、横書き用の物を縦書き用に変換し、正しく
表示することができる。

【０００５】

【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来の装置において、仮想キ−ボ−ドより文字入力す
るときに、縦書きフォ−マットの場合に、図２（Ｂ）の
様に入力したいと思って、過って”Ａ”、”↓”、”
Ｂ”と入力してしまい、フォ−マット認識とフォントマ
ネ−ジャ−により、図２（Ｃ）の様に表示されてしまう
という操作上のミスが生じやすかった。

【０００６】このように、従来の装置では、フォ−マッ
トに適した文字の入力操作が分かりにくいという問題が
あった。

【０００７】そこで本発明の目的は、横、縦、どちらの
フォ−マットでも画面上に表示したい文字を適切に入力
できる様に、フォ−マット管理テ−ブルを持ち、フォ−
マット設定時に、このテ−ブルに情報をセットし、フォ
−マット検出装置よりフォ−マットの種類を認識し、そ
れぞれのフォ−マットに対する仮想キ−ボ−ド上で見た
ままに、表示したい文字を正しく入力させることができ
る装置を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明文字入力装置は、各フォーマットに対応する
仮想キーボード表示用情報を記憶する記憶手段と、入力
された文字及び仮想キーボードを表示する表示手段と、
文書のフォ−マットを判定する判定手段と、該判定手段
により判定されたフォーマットに対応する仮想キーボー
ド表示用情報を、前記記憶手段より読み出して表示させ
る仮想キーボード表示制御手段とを具える。

【０００９】

【作用】フォ−マット判定手段によりフォ−マットの種
類を判定し、判定されたそれぞれのフォ−マットに応じ
た仮想キ−ボ−ドを表示させることによって、表示した
い文字と、仮想キーボード上の表示とを一致させ、見た
ままに正しく入力させることができようにする。

【００１０】

【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。

【００１１】図１は、本発明の特長を最もよく表わす図
面である。

【００１２】１は中央演算処理装置（ＣＰＵ）であり、
２は読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）であり、３は読み書
き可能なメモリ（ＲＡＭ）であり、４は外部に増設され
た読み出し専用メモリ（外部ＲＯＭ）であり、５はキ−
ボ−ド制御装置（ＫＢＣ）であり、６はキ−ボ−ド（Ｋ
Ｂ）であり、７は表示装置制御装置（ＣＲＴＣ）であ
り、８は表示装置（ＣＲＴ）であり、９は周辺装置制御
装置（ＰＫＣ）であり、１０は外部記憶装置（ＦＤおよ
びＨＤ）であり、１１は印刷装置（ＰＲＴ）であり、１
２はこれらの装置間のデ−タの送受信を行なうためのシ
ステムバスである。

【００１３】図３は本発明を文字処理装置に適用した場
合の全体のフロ−チャ−トを示している。

【００１４】図３のフローチャートに対応する本装置の
プログラムは、ＲＯＭ２あるいはＲＯＭ３上に存在し、
ＣＰＵ１がシステムバスを通じて随時プログラムをＲＯ
Ｍ２あるいはＲＡＭ３から読み出しながら、目的の処理
を行なう。

【００１５】図３のステップＳ１では、まず、文書編集
を行なうのに、ユ−ザはフォ−マットを設定する。図４
はフォーマット管理テーブルであり、この時図４のテ−
ブルのＡには、ユ−ザが選択したフォ−マットのデ−タ
（縦書きか横書き）が入る。そしてＢには、そのフォ−
マットに対する仮想キ−ボ−ドの表示デ−タのあるアド
レスがセットされる。

【００１６】次にステップＳ２に進み、文字入力におけ
る入力手段として仮想キ−ボ−ドを使用するかどうか判
断する。Ｎｏの場合には、ステップＳ３に進み、既存の
キ−ボ−ドより入力する。

【００１７】一方、ステップＳ２で、Ｙｅｓであればス
テップＳ４に進む。ステップＳ４では、図４のフォ−マ
ット管理テ−ブルを見に行き、設定されているフォ−マ
ットは縦書きか、横書きかを調べる。

【００１８】次にステップＳ５に行き、図４のフォ−マ
ット管理テ−ブルのＢにセットされた、設定されている
フォーマットに対応する仮想キ−ボ−ドの表示デ−タの
あるアドレスを調べ、画面にフォーマットに適した仮想
キ−ボ−ドを表示する。

【００１９】図５に仮想キ−ボ−ドの例を示す。（Ａ）
が横書き用、（Ｂ）が縦書き用である。

【００２０】次にステップＳ６に進み、表示された仮想
キ−ボ−ドにより、入力したい文字、記号を選択する
と、選択されたキーと、図４のＡの設定情報である横書
きか縦書きかの情報とにより、選択された文字、記号の
情報をフォントマネ−ジャ−に送り、画面には、選択さ
れた仮想キ−ボ−ド上のキーの表示と一致する所望の文
字が正しく出力される。

【００２１】また、本発明は、単体の装置に限らず、複
数の装置からなるシステムにも適用可能であり、更に、
装置またはシステムに、ソフトウェアを提供することに
よっても、実現可能であることは、言うまでもない。

【００２２】

【発明の効果】以上、詳述したように、本発明により、
縦書き、横書き、それぞれのフォ−マットに適した仮想
キ−ボ−ドを表示することにより、最適な文字入力がで
きるようになった。

【００２３】また、本発明によれば、それぞれのフォ−
マットに対応する仮想キ−ボ−ドより文字入力ができる
ので、より使いやすい文字処理装置を提供することが可
能となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１実施例の文字処理装置のブロック構
成を示す図である。

【図２】仮想キーボードよりの入力の表示例を示す図で
ある。

【図３】全体処理の過程を示すフローチャートである。

【図４】フォーマット管理テーブルを示す図である。

【図５】仮想キーボードの表示例を示す図である。

【符号の説明】

１１ キーボード １ ＣＰＵ ２ ＲＯＭ ３ ＲＡＭ ４ 外部ＲＯＭ ５ キーボード制御部 ６ キーボード ７ 表示装置制御部 ８ 表示装置 ９ 周辺装置制御部 １０ 外部記憶装置 １１ 印刷装置 １２ システムバス

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 各フォーマットに対応する仮想キーボー
   ド表示用情報を記憶する記憶手段と、 入力された文字及び仮想キーボードを表示する表示手段
   と、 文書のフォ−マットを判定する判定手段と、 該判定手段により判定されたフォーマットに対応する仮
   想キーボード表示用情報を、前記記憶手段より読み出し
   て表示させる仮想キーボード表示制御手段とを有するこ
   とを特徴とする文字入力装置。
2. 【請求項２】 各フォーマットに対応する仮想キーボー
   ド表示用情報を記憶しておき、 文書のフォ−マットを判定し、 該判定により判定されたフォーマットに対応する仮想キ
   ーボード表示用情報を、読み出して表示させ、 表示させた仮想キーボードより文字を入力することを特
   徴とする文字入力方法。