JPH0513459B2 - - Google Patents

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JPH0513459B2
JPH0513459B2 JP60081236A JP8123685A JPH0513459B2 JP H0513459 B2 JPH0513459 B2 JP H0513459B2 JP 60081236 A JP60081236 A JP 60081236A JP 8123685 A JP8123685 A JP 8123685A JP H0513459 B2 JPH0513459 B2 JP H0513459B2
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JP
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turntable
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defect
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JP60081236A
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JPS61240144A (ja
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Shigeru Ogawa
Hiroshi Yamaji
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP8123685A priority Critical patent/JPS61240144A/ja
Publication of JPS61240144A publication Critical patent/JPS61240144A/ja
Publication of JPH0513459B2 publication Critical patent/JPH0513459B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、半導体ウエハ等の被検査物表面のゴ
ミ、傷等の欠陥を検査する表面検査装置に関す
る。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来、例えば半導体装置用のシリコンウエハ等
の表面検査は作業者の目視による方法がほとんど
であつた。また、最近、光の反射光を利用した各
種のウエハ表面検査装置が、開発、市販されてい
る。これらの装置の検出原理は、第8図に示すよ
うに被検査物1表面に白色光源又はレーザの光源
2から光ビーム3を照射し表面からの正反射光4
および散乱光5を光電変換器6により検出し、そ
の出力電圧に対して、1個あるいは複数のスレツ
シヨルドレベルを設定し、ゴミ、傷等の欠陥を検
出し、大きさの分類を行うものである。
しかるに、従来の目視による方法では、作業者
に個人誤差があり、定量化が困難であつた。また
熟練を要し疲労度の大きい作業であつた。しか
も、集積回路の微細化が進んでくると、1μm以
下の欠陥の有無が判別できないと種々のプロセス
の評価が困難となつてくるが、目視検査では1μ
m以下の検出は困難である。他方、上記各種表面
検査装置は、第10図に示すように、一定のスレ
ツシヨルドレベルVTを設定して検出しているた
め、被検査物が異なつた場合の出力信号(例え
ば、鏡面状態の場合の出力信号V〓と、膜形成さ
れたウエハの場合の出力信号V〓)の基準レベル
が変るため、スレツシヨルドレベルも変化させる
必要がある。そのため、あらかじめ学習的にその
レベルを決定しておく必要があり、作業性がすこ
ぶる低くなつている。また、被検査物にソリがあ
つた場合も同様の問題が生じる。これらの場合、
検出された欠陥の大きさの分類は定量的ではなく
なり、毎回、標準サンプルによる校正が必要とな
る。このため、本出願人は、特開昭60−56208号
において、被検査物が変わつても予めスレツシヨ
ルドレベルを学習的に求めたり、校正したりする
ことなく、正確かつ定量的に欠陥を検出できる表
面検査装置について出願した。しかし、半導体ウ
エハ表面におけるゴミ・欠陥等の検査では大量の
データを取り扱うため、大容量のメモリを必要と
し、従つて多大の処理時間を要することとなる。
〔発明の目的〕
本発明は、上記事情を参酌してなされたもので
あり、被検査物が変わつても正確かつ定量的に欠
陥を検出できるとともに、大量のデータに対して
も処理時間を短縮できる表面検査装置を提供する
ことを目的とする。
〔発明の概要〕
ターンテーブル上に載置された被検査物にレー
ザ装置からレーザ光を照射してターンテーブルを
回転させることにより上記レーザ光にて被検査物
を同心円状に走査するとともに、被検査物の1回
転ごとすなわち1回の走査ごとに上記ターンテー
ブルを半径方向に所定量ずつ動かし、かつ走査中
に積分球で集光された散乱光を光電変換して得ら
れた電気信号をアナログ−デイジタル変換して得
られた散乱光データを上記被検査物表面のうちか
ら任意に選択された複数位置におけるデータに基
づいてスレツシヨルドレベルを設定し、上記スレ
ツシヨルドレベルと各散乱光のデータの一定期間
ごとのピーク値とを比較することにより表面欠陥
検査を行うようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳述
する。
第1図は、この実施例の表面検査装置の全体構
成を示している。この表面検査装置は、例えば半
導体ウエハなどの円板状の被検査物8にレーザ光
を照射する走査機構9と、この走査機構9から出
力された信号に基づき被検査物8の表面欠陥を検
出する信号処理機構10と、検査結果を表示する
表示機構11とからなつている。しかして、走査
機構9は、被検査物8を保持する保持部12と、
この保持部12により保持された被検査物8にレ
ーザ光を照射する照射部13とからなつている。
上記保持部12は、被検査物8をその上面に同軸
に載設するターンテーブル14と、このターンテ
ーブル14を回転自在に軸支する軸受体15と、
この軸受体15に軸支されたターンテーブル14
を回転駆動する第1のモータ16と、この第1の
モータ16に直結されターンテーブル14の回転
量を検出するロータリ・エンコーダ17と、軸受
体15に係着され軸受体15を被検査物8の径方
向に進退させる送り部18と、この送り部18及
び第1のモータ16を制御してターンテーブル1
4に載設された被検査物8を所定量回転させると
ともに径方向に所定量進退させる駆動制御部19
と、被検査物8をターンテーブル14に真空空着
させる吸着部20とからなつている。上記ターン
テーブル14は、円柱状の軸体21と、この軸体
21の上端部に同軸連結され上面が被検査物8の
吸着面14aとなつている円板状の載置台22と
からなつている。上記吸着面14aには、吸着部
20の一部をなす吸着孔23が開口している。こ
の吸着孔23は、軸体21を軸方向に貫通し、軸
体21の下部より図示せぬロータリ・ジヨイント
を介して図示せぬ真空源に接続されている。ま
た、送り部18は、軸受体15の下端部に垂設さ
れた係合板24と、この係合板24に螺合されそ
の軸線が軸体21の径方向となつている送りねじ
25と、この送りねじ25の一端部に連結され送
りねじ25を回転させてターンテーブル14を径
方向に進退させる第2のモータ26とからなつて
いる。しかして、第1及び第2のモータ16,2
6は、それぞれ駆動制御部19から出力された制
御信号CD、CSを入力することにより所定量回転
するようになつている。一方、照射部13は、第
2図に示すように、吸着面14aに固着されてい
る被検査物8に近接するように配設され下部に円
孔状の開口部27aを有する球体状の中空部27
bが設けられた円柱状の積分球27と、この積分
球27に一端部が連結され積分球27の開口部2
7aを介して被検査物8にレーザ光を斜めからス
ポツト状に照射するレーザ光発振部28と、積分
球27に連接されこの積分球27にて集光された
被検査物8からのレーザ散乱反射光を受光して光
電変換する例えば光電子増倍管(フオトマル)な
どの光電変換器29とからなつている。上記積分
球27の内面には例えば酸化マグネシウムが塗着
されて拡散面30に形成されている。また、積分
球27の上部には、被検査物8からのレーザ正反
射光を外部に逃すための透孔31が穿設されてい
る。積分球27には光電変換器29の受光部が嵌
着されている窓部27cが穿設されている。さら
に、レーザ発振部28は、一端部が積分球27に
連結して中空部27bに連通する円管状の光路体
28aと、一端部がこの光路体28aの他端部に
同軸に連結された円筒状のレーザ光絞り部28b
と、このレーザ光絞り部28bの他端部に装着さ
れた半導体レーザ装置28cとからなつている。
しかして、レーザ光絞り部28bは、半導体レー
ザ装置28cから発振されたレーザ光を絞り込む
ための光学系(図示せぬ)が内装されている。そ
して、このレーザ光絞り部28bによるレーザ光
の光軸28dは、被検査物8の法線28eに対し
て角度θ傾斜するように設定されている。また、
透孔31の軸線も、法線28eに対して角度θ傾
斜するように設けられている。したがつて、半導
体レーザ装置28cから発振されたレーザ光は、
光軸28dに沿つて被検査物8に斜めから入射
し、その正反射光は、透孔31を通過して外部に
ぬけるように設定されている。一方、前記信号処
理機構10は、光電変換器29から出力されたア
ナログ信号をアナログ−デイジタル(A/D)変
換器32と、このA/D変換器32から出力され
たデイジタル信号のピーク値を検出するピーク検
出部33と、同じくA/D変換器32から出力さ
れたデイジタル信号の平均値を算出する平均値算
出部34と、入力側がロータリ・エンコーダ17
及び駆動制御部19に接続され出力側がピーク検
出部33及び平均値算出部34に接続されこれら
ピーク検出部33及び平均値算出部34における
A/D変換器32から出力されたデイジタル信号
サンプリングのための同期信号を出力するサンプ
リング制御部35と、ピーク検出部33から出力
されたピーク値を示すデイジタル信号を入力して
欠陥の検出及び欠陥を大きさごとに分類する欠陥
分類部36と、この欠陥分類部36から出力され
た欠陥分類データを記憶する第1のメモリ部37
と、上記平均値算出部34、サンプリング制御部
35、欠陥分類部36、第1のメモリ部37、駆
動制御部19及び表示機構11にシステムバス3
8を介して接続されこれらを所定の測定プログラ
ムに従つて有機的に統御する中央制御部39とか
らなつている。この中央制御部39は、いわゆる
マイクロコンピユータであつて、演算・制御機能
を有するCPU(Central Processing Unit:中央
処理装置)40と、一定の手順で測定を行うため
の制御プログラム及び検査結果が格納される第2
のメモリ部41とからなつている。さらに、上記
平均値算出部34にて算出された平均値は、
CPU40からの指令によりシステムバス38を
介して欠陥分類部36にて複数段階のスレツシヨ
ルドレベルとして設定されるようになつている。
欠陥分類部36では、設定されている複数のスレ
ツシヨルドレベルとピーク検出部33から出力さ
れたピーク値とを比較して、ピーク値のレベルに
応じた欠陥データを与える。この欠陥データは2
ビツトからなつており、合計8ビツトになるま
で、即ち4個の欠陥データを格納するまで欠陥分
類部36が一時的に保持し、その後4個の欠陥デ
ータを同時に第1のメモリ部37に出力するよう
になつている。また、第1のメモリ部37は、
CPU40と欠陥分類部36との間に介在して、
欠陥分類部36からCPU40へのデータの転送
を直接行わせることなく、一時的にデータを記憶
させておく、バツフアメモリ(Buffer
Memory;緩衝記憶装置)としての役割を果して
いる。この第1のメモリ部37のアドレス構造
は、第3図のように、第1、第2、第3、第4の
ブロツク37a,37b,37c,37dからな
つている。そして、各ブロツク37a,37b,
37c,37dは、8ビツトB0……B7からなる
複数のアドレスA0,A1……からなつている。よ
つて、各アドレスA0,A1……には、4個の欠陥
データが格納されるようになつている。そして、
この第1のメモリ部37は、書き込み動作中のブ
ロツクを除いた他のブロツクに対して、CPU4
0により任意に欠陥データを読み出すことができ
るようになつている。一方、前記表示機構11
は、第1のメモリ部37からの検査結果データを
読み出し、被検査物8表面上の欠陥分布及び欠陥
の大きさごとの個数を表示するCRT(Cathode
Ray Tube)42及びプリンタ43からなつてい
る。
つぎに、上記構成の表面検査装置の作動につい
て、第4図及び第5図に示すフローチヤートに基
づいて述べる。
レーザ光は、レーザ光絞り部28bを介して楕
円状の微小スポツト状に絞られて被検査物8上を
照射できる状態にしておく。つまり、被検査物8
からのレーザ正反射光は、透孔31を経由して外
部に放出される。このとき、レーザ光の楕円状の
スポツト光の長径方向が被検査物8の走査方向と
直交するように、つまり走査幅が広くなるよう
に、設定しておく。一方、レーザ散乱反射光は、
拡散面30により集光される。また、被検査物8
からの散乱光を集光する積分球27および光電変
換器29も常時検査可能な状態にしておく。しか
して、まず、被検査物8をターンテーブル22上
に載置し、吸着部20により固定する(ブロツク
44)。つぎに、ターンテーブル22を駆動制御
部19からの信号CSにより第2のモータ26を駆
動して送りねじ25を回転させることにより半径
方向に移動させ、半径方向中央部である半径rで
ターンテーブル22の移動を停止させる(ブロツ
ク45)。ついで、駆動制御部19からの信号CD
によりターンテーブル22回転用の第1のモータ
16を回転させる(ブロツク46)。しかして、
上記半径r位置において被検査物8を例えば10周
させる。この期間内において、光電変換器29か
らは、受光量に対応した大きさの電圧値を有する
アナログ検出信号SAがA/D変換器32に出力
される。ついで、このA/D変換器32にては、
検出信号SAがA/D変換され(ブロツク47)、
デイジタル検出信号SBが平均値算出部34に出
力される。一方、ロータリ・エンコーダ17から
は、ターンテーブル22の回転開始時と、回転中
に回転開始信号RS及び回転位置を示す回転位置
信号RP(360パルス/回転)がサンプリング制御
部35に出力される。すると、このサンプリング
制御部35からは信号RS、RPに基づき、ターン
テーブル22の回転を示すサンプリング信号SC
が平均値算出部34に出力される。このサンプリ
ング信号SCは、ターンテーブル22が1回転す
るごとに360パルス出力されるパルス信号である。
この平均値算出部34にては、上記サンプリング
信号SCに同期して検出信号SBを記憶し、これに
より得た全データ(X1、X2、……Xo)の算術平
均値VAが求められる(ブロツク48)。ついで、
平均値VAは、第2のメモリ部41にいつたん記
憶されたのち、CPU40にて、ごみ、欠陥等の
表面欠陥の大きさに対応してあらかじめ第2のメ
モリ部41に設定されているレベルL1、L2、L3
が平均値VAに各別に加算されスレツシヨルドレ
ベルT1、T2、T3が算出される(ブロツク49)。
たとえば、第6図に示すように、最も小さい欠陥
(1.0μm以下)を検出するレベルをL1とすると、
T1(=VA+L1)を最も小さい欠陥を検出するス
レツシヨルドレベルとして設定する。同様に、さ
らに大きい欠陥を検出する場合もレベルL2、L3
(ただし、L1<L2<L3)を設定し、これらのレベ
ルL2、L3を平均値VAに加算してスレツシヨルド
レベルT2、T3を求める。しかして、これらスレ
ツシヨルドレベルT1、T2、T3は、システムバス
38を介して欠陥分類部36に転送・設定され
る。つぎに、ターンテーブル22を駆動制御部1
9からの信号SSにより第2のモータ26を駆動し
て半径方向に移動させ、レーザビームが被検査物
8の中心を照射するように、図示していないリミ
ツトスイツチ等により、位置を検出してターンテ
ーブル22を停止させる(ブロツク50)。さら
に、第2のモータ26を駆動して1トラツク分半
径方向にターンテーブル22を移動させる(ブロ
ツク51)。このとき、1トラツクは、レーザ光
のスポツト径dをあらかじめ測定しておき、その
80〜90%すなわち(0.8〜0.9)×dとする。つぎ
に、前と同様にしてターンテーブル22を回転さ
せる。すると、サンプリング制御部35には、ロ
ータリ・エンコーダ17からは回転開始と同時に
回転開始信号RSが、また1回転につき360パルス
ずつ回転位置信号RPが出力される。これらの信
号RS,RPを入力したサンプリング制御部35か
らは、1回転につき360パルスのサンプリング信
号SCがピーク検出部33に印加される(ブロツ
ク52)。一方、A/D変換器32にては、前と
同様にして光電変換器29から出力されたアナロ
グ検出信号SAがデイジタル検出信号SBにA/D
変換される。このときのA/D変換のサンプリン
グ間隔は、第5図に示すように、信号RPの1周
期あたり8回とする。このデイジタル検出信号
SBは、ピーク検出部33に出力される。しかし
て、ピーク検出部33にては、サンプリング信号
SCの入力と同期してこのサンプリング信号SCの
1周期ごとにピーク値が求められる(ブロツク5
3)。求めたピーク値を示すピーク信号SDは逐次
に欠陥分類部36に出力される。しかして、1回
転分のデータ(360個)を欠陥分類部36に出力
すると、ターンテーブル22をさらに半径方向に
1トラツク分移動させ、再びサンプリング信号
SCにより同様に1回転分のデータを欠陥分類部
36に出力する(ブロツク54)。このようにし
て、所定のnトラツク分走査する(ブロツク5
5)。かくして、欠陥分類部36には、第7図に
示すように、被検査物8の中心から同心状にnト
ラツクに分割され、さらに1゜ごとに径方向に分割
された扇状領域のピーク値データXo,θが第8
図に示すような順序で出力される。一方、欠陥分
類部36では、ピーク値データの入力と同時に、
既に設定されているスレツシヨルドレベルT1
T2、T3とピーク値との比較がなされ、ピーク値
のレベルに応じた欠陥データが与えられる。例え
ば、T1を超えない最も小さなピーク値に対して
は欠陥データ“0”が与えられ、T1を超えるが
T2より小さいに対しては“1”が与えられる。
同様に、T2より大きい場合はT3との大小比較に
より“2”又は“3”が与えられる。欠陥分類部
36は上記の2ビツトからなる欠陥データを一時
保持し、8ビツト、即ち4個の欠陥データを一纏
めにして同時に出力する。出力された欠陥データ
は第1のメモリ部37で記憶される(ブロツク5
3)。この第1のメモリ部37にては、8ビツト
構成の4個の欠陥データが、1個のアドレスに格
納される。この格納処理は、各アドレスに対して
順次行われる。しかして、CPU40にては、欠
陥データの第1のメモリ部37への書込み状態
が、常時チエツクされ、ブロツク37a,37
b,37c,37dのうち書込みが完了したブロ
ツクから欠陥データの読出しを行う。そして、得
られた欠陥データを極座標系から直交座標系に変
換し、1mm×1mmの画素中に欠陥データが何個あ
るか否かを演算する。さらに、この直交座標系に
変換された欠陥データの分布及び欠陥の大きさ別
の個数を表示機構11にて表示させる(ブロツク
56)。このとき1画素の中に複数の欠陥が存在
する場合は、最も大きい欠陥データをその画素の
欠陥データとして表示させる。最後に、ターンテ
ーブル22の回転を停止し(ブロツク57)、タ
ーンテーブル22を元の位置にもどし被検査物8
を取りはずして検査終了となる(ブロツク58)。
以上のように、本実施例の表面検査装置によれ
ば、被検査物が異つた場合や、被検査物にソリが
あつた場合等、欠陥のない場所の散乱光強度の変
動があつた場合でも、各被検査物ごとに被検査物
の任意に選択された半径rの位置における任意周
分のデータの平均値VAを求め、この平均値VA
対して欠陥検出するための欠陥の大きさに対応し
た複数のレベルL1、L2、L3を加算してスレツシ
ヨルドレベルT1、T2、T3を設定しているため、
各被検査物ごとにスレツシヨルドレベルを標準サ
ンプルにより校正する必要がなく、表面欠陥を正
確に検出することができる。また、平均値VA
算出は、被検査物表面からの一部のデータに基づ
いているので、迅速に行うことができる。さら
に、本実施例においては、欠陥分類部36にて、
8ビツトのピーク値データを2ビツトの欠陥デー
タにすることにより、データ長を圧縮するように
しているので、大量のデータを容量の少ないメモ
リに格納することが可能となる。また、CPU4
0にて取扱うデータ量も少なくてすみ、処理時間
が短縮する。さらに、第1のメモリ部37は、書
込みと読出しが同時に可能であるので、検査能率
が大幅に向上する。
なお、上記実施例においては、回転位置信号と
して360パルス/回転を用いているが、適宜に選
択してよい。また、上記実施例においては、平均
値VA算出は、実際の検査前に、被検査物10の
特定半径r位置におけるデータに基づいている
が、複数の異なる半径位置におけるデータに基づ
いて平均値を求めてもよい。さらに、ピーク値デ
ータ及び欠陥分類部36からの出力データ及び第
1のメモリ部37の1アドレスは、8ビツトとし
たが、16ビツト、32ビツト等、任意でよい。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の表面検査装置によれば
被検査物が異つた場合や、被検査物にソリがあつ
た場合等欠陥のない場所の散乱光強度の変動があ
つた場合でも、各被検査物ごとに基準値を自動的
に検出し、その基準値に対して欠陥検出するため
の複数のレベルを加算してスレツシヨルドレベル
を設定しているため、各被検査物ごとにスレツシ
ヨルドレベルを標準サンプルにより校正する必要
がなく、表面欠陥を正確に検出することができ
る。さらに、欠陥分類部にて、ピーク検出部から
出力されたピーク値データのデータ長を圧縮する
ようにしているので、メモリへの格納が容易とな
るとともに、処理時間も短縮する。また、読出
し、書込みを同時に行うことができるバツフアメ
モリに欠陥データを一時的に格納するようにして
いることも、処理能率の向上に寄与している。し
たがつて、本発明の表面検査装置を集積回路製造
における検査工程に導入した場合、検査能率及び
検査精度が顕著に向上し、集積回路の品質及び歩
留の改善に寄与するところ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の表面検査装置の全
体構成図、第2図は第1図に示す照射部の斜視
図、第3図は第1のメモリ部のアドレス構造を示
す図、第4図及び第5図は第1図の表面検査装置
の作動を説明するためのフローチヤート、第6図
はデータサンプリングを示すタイミングチヤー
ト、第7図は被検査物表面におけるデータサンプ
リング領域を示す図、第8図は一時メモリ部にお
けるデータ書込み例、第9図は従来の表面検査方
法を説明するための図、第10図は従来の表面検
査方法の欠点を説明するためのグラフである。 8:被検査物、12:保持部、13:照射部、
14:ターンテーブル、16:(第1の)モータ、
18:送り部、27:積分球、27a:開口部、
28c:半導体レーザ装置、29:光電変換部、
31:透孔、32:A/D変換器、33:ピーク
検出部、34:平均値算出部、36:欠陥分類部
(欠陥検出部)、37:第1のメモリ部(バツフア
メモリ部)、39:中央制御部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記構成を具備することを特徴とする表面検
    査装置。 (イ) 被検査物を載置するターンテーブルと、この
    ターンテーブルを回転させるモータと、上記タ
    ーンテーブルを上記モータによる回転軸線に直
    交する方向に進退させる送り部とを有する保持
    部。 (ロ) 開口部を有しこの開口部を上記ターンテーブ
    ルに近接して配設された積分球と、この積分球
    に連設され上記開口部を経由して上記ターンテ
    ーブルに載置された被検査物にレーザ光を斜め
    から照射するレーザ装置と、上記積分球に連設
    され上記積分球により集光された上記被検査物
    にて反射したレーザ散乱光を光電変換する光電
    変換器を有し、上記積分球には上記被検査物に
    て反射したレーザ正反射光を外部に放射させる
    透孔が穿設された照射部。 (ハ) 上記光電変換器から出力されたアナログ検出
    信号をアナログ−デイジタル変換するアナログ
    −デイジタル変換器。 (ニ) 上記アナログ−デイジタル変換器から出力さ
    れたデイジタル検出信号の平均値を求める平均
    値算出部。 (ホ) 上記アナログ−デイジタル変換器から出力さ
    れたデイジタル検出信号を入力し一定期間ごと
    のピーク値を求めるピーク検出部。 (ヘ) 上記平均値算出部にて算出された平均値に基
    づいて上記被検査物の表面欠陥検出のための複
    数のスレツシヨルドレベルを設定し、上記ピー
    ク検出部にて求められた上記ピーク値を示す信
    号を入力して上記スレツシヨルドレベルと比較
    演算してピーク値の大小に応じた所定ビツト数
    の欠陥データを与え、上記欠陥データを一時保
    持するとともに所定ビツト長に蓄積された欠陥
    データを同時に出力する欠陥検出部。 (ト) 上記保持部及び上記平均値算出部及び上記欠
    陥検出部のシーケンス制御を行い、かつ上記欠
    陥検出部において求められた欠陥データを記憶
    する中央制御部。 (チ) 上記欠陥検出部と上記中央制御部との間に設
    けられ、上記欠陥データを一時的に格納すると
    ともに、書込み動作中のブロツクを除いた他ブ
    ロツクに対して中央制御部により任意に欠陥デ
    ータを読み出し及び書込み自在なバツフアメモ
    リ部。
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