JPH05133551A - ブース用空調機 - Google Patents

ブース用空調機

Info

Publication number
JPH05133551A
JPH05133551A JP3297100A JP29710091A JPH05133551A JP H05133551 A JPH05133551 A JP H05133551A JP 3297100 A JP3297100 A JP 3297100A JP 29710091 A JP29710091 A JP 29710091A JP H05133551 A JPH05133551 A JP H05133551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
filter
longitudinal direction
booth
air passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3297100A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2663770B2 (ja
Inventor
Hisahiro Suzuki
久博 鈴木
Kenji Ono
健二 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3297100A priority Critical patent/JP2663770B2/ja
Publication of JPH05133551A publication Critical patent/JPH05133551A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2663770B2 publication Critical patent/JP2663770B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【目的】 風路内の風圧を均一とすること。 【構成】 ケーシング9内を長手方向に延びる風路3
3,34の長手方向の手前側に外気ファン53を設け、
風路33,34のフィルタ35,36より上流側に空気
を送風する。そして、風路33,34のフィルタ35,
36より上流側に、複数のエアガイド40を長手方向に
沿って所定間隔で千鳥状に配置するとともに、各エアガ
イド40の一側面により外気風路33の長手方向の手前
側から奥側に向かって外気フィルタ35に接近して斜交
する案内面40aを形成する。 【効果】 ブース用空調機からの空調空気をブース内に
効率良く送風することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブース用空調機に関す
るものであり、特に、ケーシング内に長手方向に設けら
れた風路に空気を送風して、その空気をブース内に循環
させる構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のブース用空調機として、
実開昭49−12741号公報に掲載の技術を挙げるこ
とができる。
【0003】上記公報に示すように、一般に、有料道路
等の料金所ブースの屋根上には、ブース内の冷暖房の目
的のため、ブース用空調機が載置固定される。前記ブー
ス用空調機は、ケーシング内にファンをはじめとする各
種機器を配置し、前記ファンによりブース内の室内空気
を及びブース外の外気をケーシング内に導入して熱交換
器により熱交換を行ない、その熱交換空気をブース内に
再度循環させている。また、この種のブース用空調機を
更に改良したものとして、ケーシング内に空気を流通さ
せるための風路をケーシングの長手方向に設けたものを
出願人は提案している。このブース用空調機は、ケーシ
ング内を長手方向に延びる風路の一側にフィルタ及び熱
交換器を配置し、ファンにより風路内に送風して風路内
を高圧とすることにより、風路の一側に位置するフィル
タ及び熱交換器に差圧を利用して送風を行なっており、
メンテナンス時の各種機器の取扱いが容易になる等の利
点を有するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したブース用空調
機は、ケーシング内に風路を長手方向に配置し、風路の
手前側である一端側から風路の奥側である他端側に向か
って長手方向に送風を行なう関係上、風路内の風圧は、
風路の手前側よりも風流がケーシングに衝突する奥側で
より高くなり、風路内の風圧が均一でなくなる。したが
って、風路の一側に位置するフィルタ及び熱交換器を通
過する風流の風速も、これに対応して均一でなくなる。
ここで、熱交換器による熱交換効率を向上し、或いは、
ブース用空調機からの空調空気をブース内に効率良く送
風するためには、フィルタ及び熱交換器を通過する風流
の風速は均一であることが好ましく、このため、風路内
の風圧は均一であることが好ましい。
【0005】そこで、本発明は、風路内の風圧を均一な
ものとしたブース用空調機の提供を課題とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるブース用
空調機は、ケーシング内に風路を長手方向に設け、前記
風路内にフィルタを長手方向に沿って配置し、前記風路
の長手方向の一端側に送風ファンを設けて、前記風路の
前記フィルタより上流側に空気を送風するようにし、前
記風路の前記フィルタより上流側に、複数のエアガイド
を前記風路の長手方向に沿って千鳥状に配置し、かつ、
各エアガイドに前記風路の長手方向一端側から他端側に
向かって前記フィルタに接近して斜交する案内面を形成
したものである。
【0007】
【作用】本発明においては、送風ファンを駆動すると、
風路内に配置されたフィルタの上流側で、風路の長手方
向の一端側から他端側に送風が行なわれ、風路内の風流
が、長手方向一端側のエアガイドの案内面から他端側の
エアガイドの案内面に順に衝突して、その風向を案内面
に沿って、風路の長手方向と斜交してフィルタに向かう
方向へと変更されてフィルタを通過するため、風路内の
風圧は、長手方向の他端側のみならず、長手方向に間隔
をおいた各エアガイドの位置で分散されることになり、
風路内の風圧が均一となるとともに、フィルタを通過す
る風流の風量及び風速もその長手方向の各個所で均一と
なり、フィルタから下流へと向かう空気の流れが円滑な
ものとなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例のブース用空調機
の外観を示す斜視図、図2は同実施例のブース用空調機
の内部構成を示す斜視図、図3は同実施例のブース用空
調機の正面の断面図、図4は同実施例のブース用空調機
の右側面の断面図、図5は同実施例のブース用空調機の
左側面の断面図、図6は同実施例のブース用空調機の平
面の断面図である。
【0010】図において、1は有料道路の料金所ブース
等のブース(図示略)の屋根上に固定される略長方形状
の基台、2は前壁を構成する外壁、3は左右両側壁を構
成する外壁、4は前記外壁2,3の右側部の上端にビス
等により固定された外壁、5は前記外壁2,3の左前半
部の上端にビス等により固定された屋根、6は前記基台
1の左後半部の上部、左部及び後部を覆うカバーであ
る。6aはカバー6の上壁に穿設された複数の通気口、
6bはカバー6の側壁に穿設された複数の通気口であ
る。7は前記屋根5及びカバー6を互いに開閉可能に接
続する蝶番、8は屋根5及びカバー6にそれぞれ固定さ
れた取手である。取手8によりカバー6を上下動するこ
とにより、カバー6が屋根5に対し蝶番7を介して開閉
される。また、ビス等による固定を解除した状態で、取
手8により屋根5を上下動することにより、屋根5がカ
バー6に対し蝶番7を介して開閉される。なお、9は前
記基台1、外壁2,3,4、屋根5、カバー6及び蝶番
7により略直方体状に形成されるブース用空調機のケー
シングである。
【0011】10は前記屋根5及びカバー6の境界部の
下方に垂設された遮蔽壁である。11は前記外壁4及び
カバー6の境界部の下方に垂設された内壁であって、そ
の前部を断面略L字状として前記基台1から離間させる
とともに、その後部により前記遮蔽壁10とともにケー
シング9内を気密状に二分している。12は前記カバー
6、遮蔽壁10及び内壁11の後部により形成される室
外機収容室である。また、15は室外機収容室12に収
容固定される室外機であって、通常の建物用空調機の室
外ユニットに相当し、圧縮機、送風機及び熱交換器等の
各種機器(図示略)を収容している。
【0012】31は前記内壁11の前部の下端と前記外
壁3との間に左右方向に固定された斜板であって、図5
に示すように、その前端縁を前記外壁2に密接させてい
る。31aは前記斜板31の前部を構成し、下方に傾斜
して後方に延びる傾斜部、31bは前記斜板31の後部
を構成し、略水平に延びてその後端縁と前記遮蔽壁10
との間に所定の間隙を形成する水平部である。
【0013】32は前記内壁11の前部と前記外壁3と
の間に左右方向に固定され、前記斜板31と屋根5との
間の空間を上下に区画する区画板であって、その前端縁
を前記外壁2に密接させて後方に延びるとともに、前記
斜板31と同様、その後端縁と前記遮蔽壁10との間に
所定の間隙を形成している。33は区画板32の上方
に、区画板32、外壁2及び屋根5により形成される外
気風路、34は区画板32と斜板31との間に、区画板
32、外壁2及び斜板31により形成される室内空気風
路であって、前記区画板32により外気風路33と遮断
された風路を形成している。35は前記区画板32の左
右全体にわたって延びるよう固定された外気フィルタで
あって、前記外気風路33を前後に遮蔽して二分してい
る。36は前記区画板32と前記斜板31の傾斜部31
aとの間で左右方向全体にわたって延びるよう固定され
た循環フィルタであって、前記室内空気風路34を前後
に遮蔽して二分している。
【0014】これにより、前記外気風路33及び室内空
気風路34は、ともにケーシング9の長手方向に延び、
前記外気フィルタ35及び循環フィルタ36は、ともに
外気風路33及び室内空気風路34の長手方向に延びる
ことになる。37は前記循環フィルタ36により前後に
二分される室内空気風路34の後側に配置されるととも
に、前記区画板32と前記斜板31の水平部31bとの
間に固定された熱交換器、38は前記熱交換器37の後
方に固定されたヒータである。
【0015】39は前記外気風路33及び室内空気風路
34の下流である後方に形成されるとともに、前記区画
板32と遮蔽壁10との間隙を介して連通された空気混
合室である。これにより、前記熱交換器37は、前記区
画板32により、前記外気風路33から空気混合室39
へと導入される外気と遮断され、室内空気風路34から
空気混合室39へと導入される空気のみが熱交換器37
を通過する。
【0016】40は前記外気風路33において前記区画
板32の上面で、かつ、外気フィルタ35より上流側、
即ち、前記外気フィルタ35の前方に固定された複数
(図示の例では3個)の平板状のエアガイドであって、
図6に示すように、区画板32の右端部から左端部に向
かう長手方向に沿って所定間隔をおいて千鳥状に配置さ
れている。また、外気風路33の最奥部側のエアガイド
40は、外気風路33の最奥部に位置するケーシング9
の外壁3の内面から離間して配置されている。40aは
平板状をなす各エアガイド40の右側面により構成され
る案内面であって、外気風路33の手前側である右側か
ら奥側である左側に向かって、外気フィルタ35に接近
して所定角度で斜交している。なお、前記エアガイド4
0の配置間隔、配置個数及び各エアガイド40の案内面
40aの斜交角度は、外気風路33の長手方向各個所に
おける風圧を均一なものとすべく適宜選択される。
【0017】41は前記斜板31の下方の空間を左右に
区画する内壁、42は前記内壁41の左方に前記空気混
合室39に連通して形成される第1吹出室、43は下方
へと斜状に設けられ、前記内壁41の右方に形成される
空間を斜状に区画する仕切板、43aは前記仕切板43
に穿設された橢円孔、44はその下端をブース(図示
略)内に連通するとともに、その上端を前記仕切板43
の橢円孔43aに連通する循環吸込パイプであって、前
記仕切板43及び循環吸込パイプ44により二重パイプ
が構成されている。45は仕切板43の下方に形成され
る第2吹出室であって、前記内壁41により前記空気混
合室39との間を気密状に遮蔽される一方、前記ブース
内とは連通されている。また、46は第1吹出室42に
配設された加圧ファンであって、その吹出口を前記内壁
41に取付けられて、空気混合室39内の混合空気を第
1吹出室42内に吸込み、第2吹出室45へ送風可能と
されている。
【0018】47は前記外壁3と前記内壁11の後部と
の間に配設された制御盤(図示略)を収容する制御箱で
ある。48は前記外壁4に固定されてケーシング9の外
部と連通された吸気口、49は制御箱47の前方の空間
を前後に区画する内壁、50は前記制御箱47と内壁4
9との間に形成され、前記吸気口48と連通する第1吸
気室、51は第1吸気室50の前方の空間を上下に区画
する内壁、52は前記内壁51の上方に形成される第2
吸気室、53は前記外気風路33の右方に位置する第1
吸気室50に配設された送風ファンとしての外気ファン
であって、図4に示すように、その吹出口を前記内壁5
1に取付けられて、ケーシング9外の外気を前記吸気口
48から第1吸気室50内に吸込み、第2吸気室52へ
送風可能とされている。54は前記内壁11の前部に穿
設された連通口であって、第2吸気室52と前記外気風
路33とを連通している。
【0019】55は前記仕切板43の上方に形成された
第1循環室であって、前記内壁41により前記空気混合
室39との間を気密状に遮蔽される一方、前記循環吸込
パイプ44を介して、ブース内とは連通されている。5
6は前記第1循環室55の上方に形成された第2循環室
であって、前記第1循環室55とは連通される一方、前
記第1吸気室50及び第2吸気室52とは気密状に遮蔽
されている。57は前記室内空気風路34の右方に位置
する第2循環室56に配設された送風ファンとしての循
環ファンであって、その吹出口を内壁11の前部に取付
けられて、ブース内の室内空気を前記循環吸込パイプ4
4を介して第1循環室55から第2循環室57内に吸込
み、前記室内空気風路34へ送風可能とされている。
【0020】次に、上記のように構成された本実施例の
ブース用空調機の動作を説明する。
【0021】まず、ブース用空調機の運転を開始して、
循環ファン58を駆動すると、循環ファン58は、ブー
ス内の室内空気を循環吸込パイプ44から第1循環室5
5を介して第2循環室56内に吸込み、室内空気風路3
4の前側へと吹出して送風する。室内空気風路34の前
側へと送風された空気は、室内空気風路34を形成する
外壁2、斜板31及び区画板32に沿ってその手前側で
ある右端から左方へと案内されて導入されるとともに、
循環フィルタ36を通過して空気中の塵芥を除去され
る。そして、循環フィルタ36を通過した空気は、区画
板32に沿って室内空気風路34の後側に案内され、循
環フィルタ36の後方の熱交換器37を通過して熱交換
された後、空気混合室39へと導入される。
【0022】一方、外気ファン53を駆動すると、外気
ファン53は、ブース外の新鮮空気である外気を吸気口
48から第1吸気室50内に吸込み、第2吸気室52へ
と吹出して送風する。更に、第2吸気室52内に送風さ
れた外気は、連通口54を介して外気風路33の前側へ
と送風される。外気風路33の前側へと送風された外気
は、外気風路33を形成する外壁2、屋根5及び区画板
32に沿ってその手前側である右端から奥側である左端
に向かって左方へと案内されて導入される。
【0023】このとき、外気風路33に送風及び導入さ
れた風流は、外気風路33の手前側のエアガイド40の
案内面40aから奥側のエアガイド40の案内面40
a、及び外気風路33の最奥部に位置するケーシング9
の外壁3の内面に順に衝突し、各案内面40a及び外壁
3の内面に案内されて、その風向を案内面40a及び外
壁3の内面に沿って、外気風路33の長手方向と斜交ま
たは直交して外気フィルタ35に向かう方向へと変更さ
れ、外気フィルタ35を通過する。外気フィルタ35を
通過した風流は、空気中の塵芥を除去されて、区画板3
2に沿って外気風路33の後側に案内され、外気フィル
タ35の後方の空気混合室39へと導入される。そし
て、前記熱交換器37からの熱交換空気と前記外気フィ
ルタ35からの熱交換されていない外気とが、空気混合
室39にて混合される。
【0024】したがって、外気風路33内の風圧は、最
奥部側の外壁3の内面位置のみならず、長手方向に間隔
をおいた各エアガイド40の位置で分散されることにな
り、外気風路33内の風圧が均一となるとともに、外気
フィルタ35を通過する風流の風量及び風速もその長手
方向の各個所で均一となる。これにより、外気風路33
の後側から空気混合室39へ導入される風流の風量及び
風速が長手方向の各個所で均一となり、前記外気フィル
タ35から下流へと向かう空気の流れが円滑なものとな
る。
【0025】一方、加圧ファン46を駆動すると、加圧
ファン46は、上記したように空気混合室39にて混合
されたブース内の室内空気及びブース外の外気の混合空
気を第1吹出室42内に吸込み、第2吹出室45へと吹
出して送風する。第2吹出室45内に送風された混合空
気は、下方へ向かう斜状をなす仕切板43の下面に沿っ
て下方へと案内されて、ブース内へと導入される。以
下、上記と同様の動作を繰返して、ブース内の空調が行
なわれる。
【0026】このように、上記実施例のブース用空調機
は、ケーシング9内に外気風路33を長手方向に設け、
前記外気風路33内に外気フィルタ35を長手方向に配
置し、前記外気風路33の長手方向の一端側である手前
側に外気ファン53を設けて、前記外気風路33の前記
外気フィルタ35より上流側に外気を送風するように
し、前記外気風路33の前記外気フィルタ35より上流
側に、複数の平板状のエアガイド40を前記外気風路3
3の手前側から奥側へと長手方向に沿って所定間隔で千
鳥状に配置するとともに、最奥部側のエアガイド40を
外気風路33の最奥部に位置するケーシング9の外壁3
の内面から離間させ、かつ、各エアガイド40の一側面
により前記外気風路33の長手方向の手前側から奥側に
向かって前記外気フィルタ35に接近して斜交する案内
面40aを形成したものである。
【0027】したがって、上記実施例は、外気ファン5
3を駆動すると、外気風路33内に配置された外気フィ
ルタ35の上流側で、外気風路33の長手方向の手前側
から奥側に送風が行なわれ、外気風路33内の風流が、
手前側のエアガイド40の案内面40aから奥側のエア
ガイド40の案内面40a、及び外壁3の内面に順に衝
突して、その風向を案内面40a及び外壁3の内面に沿
って、外気風路33の長手方向と斜交して外気フィルタ
35に向かう方向へと変更されて外気フィルタ35を通
過するため、外気風路33内の風圧は、長手方向の最奥
部側の外壁3の内面位置のみならず、長手方向に間隔を
おいた各エアガイド40の位置で分散されることにな
り、外気風路33内の風圧が均一となるとともに、外気
フィルタ35を通過する風流の風量及び風速もその長手
方向の各個所で均一となり、外気フィルタ33から下流
へと向かう空気の流れが円滑なものとなる。これによ
り、外気風路33の後側から空気混合室39へ導入され
る風流の風量及び風速が長手方向の各個所で均一とな
り、前記外気フィルタ35から下流へと向かう空気の流
れが円滑なものとなる。その結果、ブース用空調機から
の空調空気をブース内に効率良く送風することができ
る。
【0028】ところで、上記実施例のエアガイド40
は、外気風路33に設けられているが、本発明を実施す
る場合には、これに限定されるものではなく、ブース用
空調機からブース内への空調空気を効率良く送風すべく
機能するものであればよく、例えば、同様のエアガイド
を室内空気風路34の斜板31上に設けることも可能で
あり、或いは、外気風路33及び室内空気風路34の両
者に設けることも可能である。エアガイドを室内空気風
路34に設けた場合には、室内空気風路34から循環フ
ィルタ36を経て熱交換器37を通過する風流の風量及
び風速が均一となり、熱交換効率が向上するという効果
が得られる。
【0029】また、上記実施例では、3個のエアガイド
40を、外気風路33の長手方向に所定間隔で配置して
いるが、エアガイド40は2個以上であればその個数は
限定されるものではなく、また、これを外気風路33の
長手方向に任意の間隔で配置してもよい。そして、各エ
アガイド40の案内面40aは、外気フィルタ35に対
し所定角度で斜交しているが、各エアガイド40の案内
面40を外気フィルタ35に対し任意の角度で斜交させ
てもよい。更に、外気風路33の最奥部のエアガイド4
0を外壁3の内面から離間させることなく、外壁3の内
面に当接した状態で配置することも可能である。即ち、
本発明において、エアガイド40の配置形状である千鳥
状とは、長手方向に間隔をおいて、かつ、交互に前後に
位置をずらして配置する場合をいい、上記実施例におけ
る配置例に限定されるものではない。また、エアガイド
40は、外気フィルタ33に対して斜交する案内面40
aを有するものであれば、平板状以外のものとすること
ができ、例えば、三角柱状の部材の一側面を案内面とし
て使用する等、ブロック状物に案内面を形成して構成す
ることも可能である。或いは、エアガイドを外気フィル
タ35に向かって湾曲して斜交する湾曲板状に形成し
て、案内面を湾曲状とすることも可能であり、この場
合、エアガイドによる風圧の均一化及び風流の円滑化が
一層促進されるという効果を発揮する。
【0030】そして、上記実施例では、ブース外の外気
を外気風路33により、ブース内の室内空気を室内空気
風路34により案内すべく、外気風路33及び室内空気
風路34を区画板32により遮断しているが、区画板3
2を省略して、ブース内外の外気及び室内空気を、斜板
31の上方においてフィルタ35,36の上流で混合
し、フィルタ35,36を介して熱交換器37に送風す
る構成とすることも可能である。しかし、区画板32に
より外気風路33及び室内空気風路34を遮断する構成
として実施した場合は、熱交換器37の寿命を延ばすこ
とができ、かつ、熱交換効率を向上することができると
いう効果が得られる。
【0031】更に、上記実施例では、外気ファン53か
ら外気風路33に外気を導入するために、第1吸気室5
0及び第2吸気室52を設けたが、単一の吸気室に外気
ファン53を配設して、外気風路33に直接外気を送風
するようにしてもよい。同様に、循環ファン57から室
内空気風路34に室内空気を導入するために、第1循環
室55及び第2循環室56を設けることなく、単一の循
環室に循環ファン57を配設して、室内空気風路34に
直接室内空気を送風してもよい。同様に、加圧ファン4
6からブース内に混合空気を導入するために、第1吹出
室42及び第2吹出室45を設けることなく、単一の吹
出室に加圧ファン46を配設して、ブースに直接混合空
気を送風してもよい。或いは、吸気口48をケーシング
9の外壁4以外の位置に設けることも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明のブース用空調機
は、ケーシング内に風路を長手方向に設け、前記風路内
にフィルタを長手方向に沿って配置し、前記風路の長手
方向の一端側に送風ファンを設けて、前記風路の前記フ
ィルタより上流側に空気を送風するようにし、前記風路
の前記フィルタより上流側に、複数のエアガイドを前記
風路の長手方向に沿って千鳥状に配置し、かつ、各エア
ガイドに前記風路の長手方向一端側から他端側に向かっ
て前記フィルタに接近して斜交する案内面を形成したも
のである。したがって、送風ファンを駆動すると、風路
内に配置されたフィルタの上流側で、風路の長手方向の
一端側から他端側に送風が行なわれ、風路内の風流が、
長手方向一端側のエアガイドの案内面から他端側のエア
ガイドの案内面に順に衝突して、その風向を案内面に沿
って、風路の長手方向と斜交してフィルタに向かう方向
へと変更されてフィルタを通過するため、風路内の風圧
は、長手方向の他端側のみならず、長手方向に間隔をお
いた各エアガイドの位置で分散されることになり、風路
内の風圧が均一となるとともに、フィルタを通過する風
流の風量及び風速もその長手方向の各個所で均一とな
り、フィルタから下流へと向かう空気の流れが円滑なも
のとなる。その結果、ブース用空調機からの空調空気を
ブース内に効率良く送風することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例のブース用空調機の外
観を示す斜視図である。
【図2】図2は本発明の一実施例のブース用空調機の内
部構成を示す斜視図である。
【図3】図3は本発明の一実施例のブース用空調機の正
面の断面図である。
【図4】図4は本発明の一実施例のブース用空調機の右
側面の断面図である。
【図5】図5は本発明の一実施例のブース用空調機の左
側面の断面図である。
【図6】図6は本発明の一実施例のブース用空調機の平
面の断面図である。
【符号の説明】
9 ケーシング 33 外気風路 34 室内空気風路 35 外気フィルタ 36 循環フィルタ 40 エアガイド 40a 案内面 46 加圧ファン 53 外気ファン(送風ファン) 57 循環ファン(送風ファン)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブースの屋根上に載置されるケーシング
    と、 前記ケーシング内に長手方向に設けられた風路と、 前記風路内に長手方向に沿って配置されたフィルタと、 前記風路の長手方向の一端側に設けられ、前記風路の前
    記フィルタより上流側に空気を送風する送風ファンと、 前記風路の前記フィルタより上流側に、前記風路の長手
    方向に沿って千鳥状に配置され、かつ、前記風路の長手
    方向一端側から他端側に向かって前記フィルタに接近し
    て斜交する案内面を有する複数のエアガイドと、 前記風路の前記フィルタより下流側に設けられ、前記風
    路から前記フィルタを通過した空気を前記ブース内に導
    入する加圧ファンとを具備することを特徴とするブース
    用空調機。
JP3297100A 1991-11-13 1991-11-13 ブース用空調機 Expired - Lifetime JP2663770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3297100A JP2663770B2 (ja) 1991-11-13 1991-11-13 ブース用空調機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3297100A JP2663770B2 (ja) 1991-11-13 1991-11-13 ブース用空調機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05133551A true JPH05133551A (ja) 1993-05-28
JP2663770B2 JP2663770B2 (ja) 1997-10-15

Family

ID=17842206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3297100A Expired - Lifetime JP2663770B2 (ja) 1991-11-13 1991-11-13 ブース用空調機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2663770B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140083661A1 (en) * 2012-05-12 2014-03-27 Lex Industries Ltd. Computer room air conditioning unit

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104896607B (zh) * 2015-06-24 2017-11-21 刘鑫 一种空气净化器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140083661A1 (en) * 2012-05-12 2014-03-27 Lex Industries Ltd. Computer room air conditioning unit

Also Published As

Publication number Publication date
JP2663770B2 (ja) 1997-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20060090062A (ko) 콤팩트형 환기시스템
KR102127843B1 (ko) 풍향조절장치
JPH0583817B2 (ja)
JP2663770B2 (ja) ブース用空調機
JP2531334B2 (ja) カセット形天井設置用換気ユニット
CN210861385U (zh) 空调室内机及空调器
KR100517598B1 (ko) 액자형 공기조화기
KR20130043979A (ko) 스텐드형 공기조화기
JP2616312B2 (ja) ブース用空調機
JP3978984B2 (ja) 空気調和装置
JP3453865B2 (ja) 熱交換換気装置
JP3211399B2 (ja) 空調換気装置
JP2515684B2 (ja) カセット形天井設置用換気ユニット
KR102417603B1 (ko) 스탠드형 전열교환장치
JPH0410504Y2 (ja)
JPH06109280A (ja) 空調換気装置
JP2001074273A (ja) 空気調和装置
JPH07293932A (ja) 天井設置型空気調和機
JPH08178333A (ja) 空気調和機
JP2960142B2 (ja) 個別型空気調和機
JPH06288571A (ja) 空気調和機
JPS6038102Y2 (ja) 換気装置
JPH033860Y2 (ja)
JPH04263710A (ja) 天井埋込形空気調和機
JPH08233328A (ja) 熱交換換気装置