JPH05133476A - 回転するシヤフトに対するシール装置 - Google Patents
回転するシヤフトに対するシール装置Info
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- JPH05133476A JPH05133476A JP3253171A JP25317191A JPH05133476A JP H05133476 A JPH05133476 A JP H05133476A JP 3253171 A JP3253171 A JP 3253171A JP 25317191 A JP25317191 A JP 25317191A JP H05133476 A JPH05133476 A JP H05133476A
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- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
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- B63H23/00—Transmitting power from propulsion power plant to propulsive elements
- B63H23/32—Other parts
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シールすべき媒体の圧力が高い場合において
も、補助パッキンが、わずかなコストでもって確実なシ
ール機能を発揮するようなシール装置を提供する。 【構成】 回転するシャフト４に対するシール装置、特
に、船舶のスクリューシャフトに対する船尾管シール装
置であって、主パッキン６および補助パッキン８を備
え、主パッキン６はスライドするパッキンまたはリップ
パッキンとして形成され、補助パッキン８は、スリーブ
押圧パッキンとして、弾性を有するパッキン１４および
パッキン押さえ１３を有している。シールすべき媒体の
圧力に応じて、液体状または気体状の媒体が膨張体１２
に導かれ、パッキン押さえ１３が作動する。
も、補助パッキンが、わずかなコストでもって確実なシ
ール機能を発揮するようなシール装置を提供する。 【構成】 回転するシャフト４に対するシール装置、特
に、船舶のスクリューシャフトに対する船尾管シール装
置であって、主パッキン６および補助パッキン８を備
え、主パッキン６はスライドするパッキンまたはリップ
パッキンとして形成され、補助パッキン８は、スリーブ
押圧パッキンとして、弾性を有するパッキン１４および
パッキン押さえ１３を有している。シールすべき媒体の
圧力に応じて、液体状または気体状の媒体が膨張体１２
に導かれ、パッキン押さえ１３が作動する。
Description
【０００１】
【発明の目的および構成】本発明は、回転するシャフト
に対するシール装置、特に、シャフトスリーブを有する
船舶のスクリューシャフトに対する船尾管シール装置で
あって、前記シャフト上に水密に配置され、固定された
支持構造内に配置されたパッキンリング、好ましくはス
ライドするパッキンリング、および前記支持構造内に配
置された補助パッキンを備え、前記補助パッキンは前記
支持構造内に配置され、主パッキンが破損したときに前
記補助パッキンを作動させるべく、液体状または気体状
の圧縮媒体を導くことができるリング形状の膨張体を備
えたものに関するものである。
に対するシール装置、特に、シャフトスリーブを有する
船舶のスクリューシャフトに対する船尾管シール装置で
あって、前記シャフト上に水密に配置され、固定された
支持構造内に配置されたパッキンリング、好ましくはス
ライドするパッキンリング、および前記支持構造内に配
置された補助パッキンを備え、前記補助パッキンは前記
支持構造内に配置され、主パッキンが破損したときに前
記補助パッキンを作動させるべく、液体状または気体状
の圧縮媒体を導くことができるリング形状の膨張体を備
えたものに関するものである。
【０００２】この種のシール装置として、ＤＥ−ＯＳ
３２２０５９５に記載の装置がある。このシール装置に
おいては、補助パッキンが、一種のスライドするリング
パッキンとして形成され、この補助パッキンは、２つの
互いに離れて配置され、シャフトに強固に取付けられた
スライド板と、それらの間に回転可能に支持された２つ
のディスクとからなっている。さらに、この補助パッキ
ンは、楔形断面の弾性を有するリング状部分を介して、
互いに離れて配置されている。
３２２０５９５に記載の装置がある。このシール装置に
おいては、補助パッキンが、一種のスライドするリング
パッキンとして形成され、この補助パッキンは、２つの
互いに離れて配置され、シャフトに強固に取付けられた
スライド板と、それらの間に回転可能に支持された２つ
のディスクとからなっている。さらに、この補助パッキ
ンは、楔形断面の弾性を有するリング状部分を介して、
互いに離れて配置されている。
【０００３】弾性を有するリング状部分は、補助パッキ
ンが、作動しないときに、弾性を有するリング状部分か
ら離れており、補助パッキンが、作動時に、外からの圧
力によって弾性を有するリング状部分に圧着し、スライ
ドリングがディスクに水密に圧着するように、リング状
の膨張体の外側に配置される。このようなシール装置
は、シールすべき媒体の圧力が比較的小さい場合には、
十分なパッキン効果をもたらす。しかしながら、例え
ば、深い水深まで潜る船舶におけるような、シールすべ
き媒体の圧力が大きい場合には、もはや十分ではない。
ンが、作動しないときに、弾性を有するリング状部分か
ら離れており、補助パッキンが、作動時に、外からの圧
力によって弾性を有するリング状部分に圧着し、スライ
ドリングがディスクに水密に圧着するように、リング状
の膨張体の外側に配置される。このようなシール装置
は、シールすべき媒体の圧力が比較的小さい場合には、
十分なパッキン効果をもたらす。しかしながら、例え
ば、深い水深まで潜る船舶におけるような、シールすべ
き媒体の圧力が大きい場合には、もはや十分ではない。
【０００４】また、ＤＥ−ＯＳ ２６３９１４４に記載
された、船舶の船尾管に対するシール装置においては、
補助パッキンは、シャフトに共軸に配置されたリング状
のハウジングを備えている。このハウジングは、シャフ
ト上に、これに対向し、かつ回転可能に支持されてい
る。しかしながら、このハウジングは、リップパッキン
によって制動され、通常の運転時に、シャフトとともに
回転するようになっている。リング状ハウジングの外側
には、リング状の膨張体が配置されている。このリング
状の膨張体は、通常の運転時にはリング状ハウジングか
ら離れており、主パッキンの破損時に、リング状ハウジ
ングに水密に圧着し、静止状態を維持する。このような
複雑な構成を有する補助パッキンは、高い製造および組
立コストを必要とするだけでなく、異なるシールすべき
間隔のために、シールすべき媒体の圧力が高い場合に、
漏れが発生し易い。
された、船舶の船尾管に対するシール装置においては、
補助パッキンは、シャフトに共軸に配置されたリング状
のハウジングを備えている。このハウジングは、シャフ
ト上に、これに対向し、かつ回転可能に支持されてい
る。しかしながら、このハウジングは、リップパッキン
によって制動され、通常の運転時に、シャフトとともに
回転するようになっている。リング状ハウジングの外側
には、リング状の膨張体が配置されている。このリング
状の膨張体は、通常の運転時にはリング状ハウジングか
ら離れており、主パッキンの破損時に、リング状ハウジ
ングに水密に圧着し、静止状態を維持する。このような
複雑な構成を有する補助パッキンは、高い製造および組
立コストを必要とするだけでなく、異なるシールすべき
間隔のために、シールすべき媒体の圧力が高い場合に、
漏れが発生し易い。
【０００５】したがって、本発明の課題は、従来のシー
ル装置の欠点を克服し、それによって、シールすべき媒
体の圧力が高い場合においても、補助パッキンが、わず
かなコストでもって、確実なシール機能を発揮すること
が保証されるシール装置を提供することである。この課
題は、回転するシャフトに対するシール装置、特に、シ
ャフトスリーブを有する船舶のスクリューシャフトに対
する船尾管シール装置であって、前記シャフト上に水密
に配置され、固定された支持構造内に配置されたパッキ
ンリング、好ましくはスライドするパッキンリング、お
よび前記支持構造内に配置された補助パッキンを備え、
前記主パッキンが破損したときに前記補助パッキンを作
動させるべく、液体状または気体状の圧縮媒体を導くこ
とができるリング形状の膨張体を備えたものにおいて、
前記補助パッキン８が、スリーブ押圧パッキンとして、
弾性を有するパッキン１４、および前記支持構造５内に
軸方向に運動可能に配置されたパッキン押さえ１３を有
し、前記パッキン押さえ１３に対するガイド部材１１
が、一種のピストンシリンダーユニットとして形成さ
れ、前記膨張体が、前記ガイド部材１１内に、前記ガイ
ド部材１１の壁面、および前記パッキン押さえ１３の両
方に突き合わせ状態となるべく配置されていることを特
徴とするシール装置を構成することによって達成され
る。
ル装置の欠点を克服し、それによって、シールすべき媒
体の圧力が高い場合においても、補助パッキンが、わず
かなコストでもって、確実なシール機能を発揮すること
が保証されるシール装置を提供することである。この課
題は、回転するシャフトに対するシール装置、特に、シ
ャフトスリーブを有する船舶のスクリューシャフトに対
する船尾管シール装置であって、前記シャフト上に水密
に配置され、固定された支持構造内に配置されたパッキ
ンリング、好ましくはスライドするパッキンリング、お
よび前記支持構造内に配置された補助パッキンを備え、
前記主パッキンが破損したときに前記補助パッキンを作
動させるべく、液体状または気体状の圧縮媒体を導くこ
とができるリング形状の膨張体を備えたものにおいて、
前記補助パッキン８が、スリーブ押圧パッキンとして、
弾性を有するパッキン１４、および前記支持構造５内に
軸方向に運動可能に配置されたパッキン押さえ１３を有
し、前記パッキン押さえ１３に対するガイド部材１１
が、一種のピストンシリンダーユニットとして形成さ
れ、前記膨張体が、前記ガイド部材１１内に、前記ガイ
ド部材１１の壁面、および前記パッキン押さえ１３の両
方に突き合わせ状態となるべく配置されていることを特
徴とするシール装置を構成することによって達成され
る。
【０００６】ＤＥ−ＯＳ ３８１９８７９には、船舶の
回転するスクリューシャフトに対するシール装置がまた
開示されている。このシール装置は、スリーブ押圧パッ
キンとして形成され、弾性をもつパッキン、および固定
した支持構造のガイド内において軸方向に運動可能なパ
ッキン押さえを有している。そして、パッキン押さえを
備えたガイドは、内部に圧縮媒体を導く一種のピストン
−シリンダユニットを形成する。しかしながら、シリン
ダの内部には膨張体が備えられておらず、圧縮媒体は、
直接パッキン押さえに作用する。
回転するスクリューシャフトに対するシール装置がまた
開示されている。このシール装置は、スリーブ押圧パッ
キンとして形成され、弾性をもつパッキン、および固定
した支持構造のガイド内において軸方向に運動可能なパ
ッキン押さえを有している。そして、パッキン押さえを
備えたガイドは、内部に圧縮媒体を導く一種のピストン
−シリンダユニットを形成する。しかしながら、シリン
ダの内部には膨張体が備えられておらず、圧縮媒体は、
直接パッキン押さえに作用する。
【０００７】この場合、圧縮媒体の圧力が高ければ、漏
れが生じるおそれがあり、圧縮媒体として圧縮オイルを
使用した場合には、漏れが外部に達し、環境の汚染を生
じるおそれのあることは明らかである。
れが生じるおそれがあり、圧縮媒体として圧縮オイルを
使用した場合には、漏れが外部に達し、環境の汚染を生
じるおそれのあることは明らかである。
【０００８】特許請求の範囲の従属請求項は、本発明の
要旨の好ましい実施態様を特徴づけるものである。
要旨の好ましい実施態様を特徴づけるものである。
【０００９】請求項２によれば、一方において、圧縮媒
体および／または膨張体が破損したときに、補助パッキ
ンに対する安全装置として機能し、他方において、補助
パッキンが適切に機能しているとき、膨張体に対する調
節および追従機構として、よって調節装置として機能す
る、制御装置が備えられる。
体および／または膨張体が破損したときに、補助パッキ
ンに対する安全装置として機能し、他方において、補助
パッキンが適切に機能しているとき、膨張体に対する調
節および追従機構として、よって調節装置として機能す
る、制御装置が備えられる。
【００１０】請求項３によれば、シールすべき媒体の圧
力に応じて、パッキン押さえの圧着力の自動制御が達成
され、これは特に、潜水艦の場合に重要であり、外部媒
体の圧力が急激に変化する場合に重要である。
力に応じて、パッキン押さえの圧着力の自動制御が達成
され、これは特に、潜水艦の場合に重要であり、外部媒
体の圧力が急激に変化する場合に重要である。
【００１１】請求項４によれば、補助パッキンによる安
全効果に加えて、漏れた媒体をわきへそらせる通常の装
置を必要に応じて作動させるとによる安全効果が達成さ
れる。
全効果に加えて、漏れた媒体をわきへそらせる通常の装
置を必要に応じて作動させるとによる安全効果が達成さ
れる。
【００１２】請求項５によれば、シールすべき媒体の圧
力がゆらぐとき、補助パッキンが解除され、それによっ
て弾性を有するパッキンの焼け付きが防止される。
力がゆらぐとき、補助パッキンが解除され、それによっ
て弾性を有するパッキンの焼け付きが防止される。
【００１３】請求項７による好ましい作用は、補助パッ
キンを固定パッキンとして使用した場合の付加的な製造
コストを生じることなく、もたらされる。
キンを固定パッキンとして使用した場合の付加的な製造
コストを生じることなく、もたらされる。
【００１４】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好ましい実
施例について説明する。番号２は、船体の外板の一部を
示したものであり、穿孔３が、駆動装置とプロペラとを
連結するシャフト４の連通のために形成され、また、シ
ャフト４上には、回転スリーブ４ａが配置されている。
施例について説明する。番号２は、船体の外板の一部を
示したものであり、穿孔３が、駆動装置とプロペラとを
連結するシャフト４の連通のために形成され、また、シ
ャフト４上には、回転スリーブ４ａが配置されている。
【００１５】シャフト４または回転スリーブ４ａの外部
海水Ｗに対するシールのために、外板２に固定された多
数の部分からなる支持構造５ａ〜５ｃを有するシール構
造５が用いられる。このシール構造５は、主パッキン６
および補助パッキン８を含んでいる。
海水Ｗに対するシールのために、外板２に固定された多
数の部分からなる支持構造５ａ〜５ｃを有するシール構
造５が用いられる。このシール構造５は、主パッキン６
および補助パッキン８を含んでいる。
【００１６】主パッキン６は、図１および図２の実施例
では、スライドするパッキンとして形成されており、通
常の方法で、回転スリーブ４ａに結合されたリング６
ａ、支持構造に結合された対向リング６ｂ、およびこれ
ら２つのリングの間に挟持された滑りリング６ｃから構
成されている。さらに、この実施例においては、主パッ
キン６は、膨張可能な静止した予備パッキン７を備えて
いる。この予備パッキン７は、必要な場合に、圧縮媒体
によって作動し得るようになっている。
では、スライドするパッキンとして形成されており、通
常の方法で、回転スリーブ４ａに結合されたリング６
ａ、支持構造に結合された対向リング６ｂ、およびこれ
ら２つのリングの間に挟持された滑りリング６ｃから構
成されている。さらに、この実施例においては、主パッ
キン６は、膨張可能な静止した予備パッキン７を備えて
いる。この予備パッキン７は、必要な場合に、圧縮媒体
によって作動し得るようになっている。
【００１７】補助パッキン８は、主パッキン６が故障し
たときの緊急用パッキンとして用いられ、スリーブ押圧
パッキンとして、パッキン押さえ１３および弾性を有す
るパッキン１４を備えている。パッキン押さえ１３は、
リング状のガイド部材１１に対して軸方向に運動可能と
なっている。ガイド部材１１は、タップボルト１０を介
して支持構造５ａ、５ｂと強固に結合している。
たときの緊急用パッキンとして用いられ、スリーブ押圧
パッキンとして、パッキン押さえ１３および弾性を有す
るパッキン１４を備えている。パッキン押さえ１３は、
リング状のガイド部材１１に対して軸方向に運動可能と
なっている。ガイド部材１１は、タップボルト１０を介
して支持構造５ａ、５ｂと強固に結合している。
【００１８】パッキン押さえ１３およびガイド部材１１
の間には、リング状の隙間が形成されており、この隙間
内には、膨張体１２が適切に収容されている。膨張体１
２は、圧力導管１７を通じて、液体状または気体状の圧
縮媒体を導く圧力源１８に接続されている。そして、圧
力源１８から膨張体１２へ圧縮媒体が導かれると、膨張
体１２が膨張し、パッキン押さえ１３が弾性を有するパ
ッキン１４に圧着することにより、補助パッキンとして
機能するようになっている。
の間には、リング状の隙間が形成されており、この隙間
内には、膨張体１２が適切に収容されている。膨張体１
２は、圧力導管１７を通じて、液体状または気体状の圧
縮媒体を導く圧力源１８に接続されている。そして、圧
力源１８から膨張体１２へ圧縮媒体が導かれると、膨張
体１２が膨張し、パッキン押さえ１３が弾性を有するパ
ッキン１４に圧着することにより、補助パッキンとして
機能するようになっている。
【００１９】圧力導管１７は、さらに、圧力導管１９に
接続されている。この圧力導管１９は、その一端が外部
海水Ｗ中に導かれ、途中には圧力制御手段１５が接続さ
れている。圧力制御手段１５は、外部海水の圧力が上昇
した場合に、圧縮媒体の圧力を、それに応じて増大させ
および減少させるように作動する。
接続されている。この圧力導管１９は、その一端が外部
海水Ｗ中に導かれ、途中には圧力制御手段１５が接続さ
れている。圧力制御手段１５は、外部海水の圧力が上昇
した場合に、圧縮媒体の圧力を、それに応じて増大させ
および減少させるように作動する。
【００２０】支持構造５ａ、５ｂと、パッキン押さえ１
３との間には、さらに、反動手段１６が配置されてい
る。反動手段１６は、少なくともバネ１６ａ、およびこ
れと協同するプランジャ１６ｂとからなっている。バネ
１６ａは、支持構造５ａ、５ｂ内に支持され、プランジ
ャ１６ｂは、その自由端をパッキン押さえ１３に結合さ
れている。バネ１６ａの反動力は、圧縮媒体の圧力が減
少したとき、パッキン押さえ１３を解除する方向に動か
し、それによって弾性を有するパッキンの圧着を解除す
るような大きさに設定されている。
３との間には、さらに、反動手段１６が配置されてい
る。反動手段１６は、少なくともバネ１６ａ、およびこ
れと協同するプランジャ１６ｂとからなっている。バネ
１６ａは、支持構造５ａ、５ｂ内に支持され、プランジ
ャ１６ｂは、その自由端をパッキン押さえ１３に結合さ
れている。バネ１６ａの反動力は、圧縮媒体の圧力が減
少したとき、パッキン押さえ１３を解除する方向に動か
し、それによって弾性を有するパッキンの圧着を解除す
るような大きさに設定されている。
【００２１】さらに、調節装置９が備えられている。調
節装置９は、ガイド部材１１およびタップボルト１０の
間に配置され、ネジ９ａを有している。ネジ９ａは、ガ
イド部材１１の受け部内において回転可能に、しかし軸
方向には運動不可能に取付けられており、タップボルト
１０のネジ１０ａと協同する。
節装置９は、ガイド部材１１およびタップボルト１０の
間に配置され、ネジ９ａを有している。ネジ９ａは、ガ
イド部材１１の受け部内において回転可能に、しかし軸
方向には運動不可能に取付けられており、タップボルト
１０のネジ１０ａと協同する。
【００２２】この手動操作され得る調節装置９は、一方
において、膨張体の漏れが生じたとき、あるいは圧力源
が故障したときの安全装置として、他方において、補助
パッキンシステム全体の基本姿勢に対する調節装置とし
て使用される。
において、膨張体の漏れが生じたとき、あるいは圧力源
が故障したときの安全装置として、他方において、補助
パッキンシステム全体の基本姿勢に対する調節装置とし
て使用される。
【００２３】図３および図４に示した実施例では、主パ
ッキンは、リップパッキンとして形成され、通常のリッ
プパッキン１８ａ、１８ｂを有している。図３に示した
実施例では、補助パッキンは、外部海水Ｗに対して、主
パッキンの後ろ側に配置されており、図４に示した実施
例では、主パッキンの前側に配置されている。これらの
実施例の場合、調節装置は、通常の方法で、支持構造の
リング状部材５ａおよびガイド部材１１の間、あるい
は、支持構造のリング状部材５ｃおよびガイド部材１１
の間に挟持され得る円板状のタップボルト１０からなっ
ている。
ッキンは、リップパッキンとして形成され、通常のリッ
プパッキン１８ａ、１８ｂを有している。図３に示した
実施例では、補助パッキンは、外部海水Ｗに対して、主
パッキンの後ろ側に配置されており、図４に示した実施
例では、主パッキンの前側に配置されている。これらの
実施例の場合、調節装置は、通常の方法で、支持構造の
リング状部材５ａおよびガイド部材１１の間、あるい
は、支持構造のリング状部材５ｃおよびガイド部材１１
の間に挟持され得る円板状のタップボルト１０からなっ
ている。
【００２４】図３に示した実施例では、補助パッキン
は、非パッキンとして、また、固定されたパッキンとし
ての固有の機能を発揮しうるほか、例えば、主パッキン
を交換する際のパッキンとして機能し得る。
は、非パッキンとして、また、固定されたパッキンとし
ての固有の機能を発揮しうるほか、例えば、主パッキン
を交換する際のパッキンとして機能し得る。
【図１】本発明による船舶のスクリューシャフトに対す
るシール装置の軸方向に沿った断面図であって、スライ
ドするリングパッキンとして形成された主パッキン、お
よび補助パッキン、並びに非作動状態の膨張体を示す図
である。
るシール装置の軸方向に沿った断面図であって、スライ
ドするリングパッキンとして形成された主パッキン、お
よび補助パッキン、並びに非作動状態の膨張体を示す図
である。
【図２】図１において、膨張体が作動した状態を示す断
面図である。
面図である。
【図３】本発明による船舶のスクリューシャフトに対す
るシール装置の軸方向に沿った断面図であって、リップ
パッキンとして形成された主パッキン、および補助パッ
キンを示す図である。
るシール装置の軸方向に沿った断面図であって、リップ
パッキンとして形成された主パッキン、および補助パッ
キンを示す図である。
【図４】図３において、主パッキンの後ろ側に補助パッ
キンが配置された構成を示す断面図である。
キンが配置された構成を示す断面図である。
４ シャフト ５ 支持構造 ６ 主パッキン ８ 補助パッキン ９ 調節装置 １１ ガイド部材 １２ 膨張体 １３ パッキン押さえ １４ 弾性を有するパッキン １５ 圧力制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギユンター ピーチユ ドイツ連邦共和国、2000 ハンブルグ 62、ヴリートカンプ 16
Claims (7)
- 【請求項１】 回転するシャフトに対するシール装置、
特に、シャフトスリーブを有する船舶のスクリューシャ
フトに対する船尾管シール装置であって、前記シャフト
上に水密に配置され、固定された支持構造内に配置され
たパッキンリング、好ましくはスライドするパッキンリ
ング、および前記支持構造内に配置された補助パッキン
を備え、前記主パッキンが破損したときに前記補助パッ
キンを作動させるべく、液体状または気体状の圧縮媒体
を導くことができるリング形状の膨張体を備えたものに
おいて、 前記補助パッキン８が、スリーブ押圧パッキンとして、
弾性を有するパッキン１４、および前記支持構造５内に
軸方向に運動可能に配置されたパッキン押さえ１３を有
し、前記パッキン押さえ１３に対するガイド部材１１
が、一種のピストンシリンダーユニットとして形成さ
れ、前記膨張体１２が、前記ガイド部材１１内に、前記
ガイド部材１１の壁面、および前記パッキン押さえ１３
の両方に突き合わせ状態となるべく配置されていること
を特徴とするシール装置。 - 【請求項２】 パッキン押さえ１３の手動操作のための
調節装置９を備え、前記調節装置９は、前記支持構造５
に固定された、軸方向に平行なタップボルト１０、およ
び前記ガイド部材１１に形成されたフランジ形状のマウ
スピース１１ａを有し、前記マウスピース１１ａは、前
記タップボルト１０に共軸な受け部を有しているととも
に、前記受け部内において、これと協同するタップボル
ト１０とともに回転可能に、しかし軸方向には運動不可
能に配置されていることを特徴とする請求項１に記載の
シール装置。 - 【請求項３】 前記圧縮媒体に対する引込１７の途中に
圧力制御手段１５が配置され、シールすべき媒体Ｗが内
部に導かれ、前記シールすべき媒体Ｗの圧力が増大する
とき、前記圧力媒体を増大または減少させるように動作
することを特徴とする請求項１または請求項２に記載の
シール装置。 - 【請求項４】 主パッキン６を通じた媒体の漏れをわき
へ導く装置が備えられている場合に、前記圧縮媒体の圧
力源１８が、前記漏れの一定の高い値が生じたときに、
流量制御手段によって作動可能となっていることを特徴
とする請求項１〜請求項３のいずれか１項に記載のシー
ル装置。 - 【請求項５】 前記支持構造５に固定され、前記パッキ
ン押さえ１３に、前記弾性を有するパッキン１４を解除
する意味において作用する、弾性を有する反動装置１６
を備えており、前記反動装置１６による反動力が、前記
膨張体１２または前記調節装置９による軸方向への圧着
が減じられたとき、前記パッキン押さえ１３の解除が保
証されるような大きさに設定されていることを特徴とす
る請求項１〜請求項４のいずれか１項に記載のシール装
置。 - 【請求項６】 前記補助パッキン８が、前記シールすべ
き外部海水に関し、前記主パッキン６の前方または後方
に配置されていることを特徴とする請求項１〜請求項５
のいずれか１項に記載のシール装置。 - 【請求項７】 前記補助パッキン８が、前記主パッキン
６の前方に配置されているとき、前記補助パッキン８
は、例えば、パッキンの交換の際に、前記主パッキン６
の代わりの静止パッキンとして使用され得ることを特徴
とする請求項６に記載のシール装置。
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