JPH0513324Y2 - - Google Patents

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JPH0513324Y2
JPH0513324Y2 JP1989067123U JP6712389U JPH0513324Y2 JP H0513324 Y2 JPH0513324 Y2 JP H0513324Y2 JP 1989067123 U JP1989067123 U JP 1989067123U JP 6712389 U JP6712389 U JP 6712389U JP H0513324 Y2 JPH0513324 Y2 JP H0513324Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、使い捨てのコーヒー、紅茶等の濾
過具に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の濾過具として、実公昭57−10270号公
報記載のものがある。このものは、第7図に示す
ように同一大きさの帯片1を二重に重ねて両側縁
2を折曲可能に連接するとともに、その帯片1の
両側縁から内側に上下縁に至る折目線3を設ける
とともに、両帯片1,1のその折目線3,3間の
上縁に折目線4aを介して拡開片4を設け、濾紙
よりなる袋体5を帯片1,1間に挿入して、その
開口縁の一部中程対向部のみを帯片1,1のそれ
ぞれ帯方向中程に貼着した構成である。
その使用は、同図に示すように、帯片1及び袋
体5を折目線3でもつて四角状に拡くとともに、
拡開片4を折目線4aを介して外側に折り曲げて
その状態を維持し、袋体5内にコーヒー粒を入れ
てお湯を注ぐ。
〔この考案が解決しようとする課題〕
この従来の濾過具においては、拡開片4の折目
線4aが両帯片1,1に亘つて直線状となつてい
るため、拡開片4を外側又は内側に単に折つただ
けでは、その折曲部4aの弾力により復帰し易
く、復帰すれば、帯片1,1の四角状がくずれ
る。
また、拡開片4が帯片1,1の上縁のみに設け
られているため、下縁の拡開維持力が弱く、帯片
1,1全域に亘る充分な拡開がなされない問題も
ある。
この考案は、以上の点に留意し、上記帯片の拡
開作用が容易で、かつその拡開状態の維持を確実
にすることを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、この考案にあつて
は、環状帯紙をその帯方向に扁平状として帯片が
二重に重なり合うものとし、その折曲両側縁に、
折曲線を境にして両側に亘る内側に折曲可能な拡
開片を設け、濾紙よりなる袋体を前記帯片間に挿
入して、その開口縁の一部中程対向部のみを、二
重に重なつた帯片のそれぞれ帯方向中程に貼着し
て成る従来周知の濾過具において、 上記拡開片は、帯片の両折曲側縁中程にそれぞ
れ位置して、折曲側縁から両帯片の内側に向つて
切込みを設け、その切込み先端から折曲側縁に至
る傾めの折目線を設けて形成して成る構成とした
のである。
上記拡開片は、両帯片の折曲側縁上下2個所か
ら内側に向つてそれぞれ切込みを設け、その上下
切込みを先端間に折目線を設けて形成して成る構
成とすることもできる。
〔作用〕
このように構成したこの考案は、拡開片を押し
込むと、両帯片を拡げながら、山折り状態からフ
ラツト状に移行し、そのフラツト状態を越える
と、帯片の復帰弾力によつて谷折り状態に瞬時に
なり、すなわちフラツト状態をデツドポイントと
するスナツプ動作を行ない、その拡開片の谷折り
状態の反力と帯片の拡開状態から元に戻ろうとす
る反力とがバランスして、帯片が再び元に戻るこ
となく、帯片のその拡開状態が確実に維持され
る。
このとき、拡開片が帯片側縁中程にあるため、
その拡開維持力は帯片の上下縁まで有効に至つて
帯片全域に亘る有効な拡開がなされる。
〔実施例 1〕 第1図、第2図に示すように、この実施例は、
一枚の耐水加工した帯状厚紙の両端縁を接着して
環状とし、その接着部が折曲部とならないように
それを二重に押しつぶした扁平状とし、2枚の重
なつた帯片11,11を形成している。両帯片1
1,11の下縁中程には突片12,12が一体に
形成されている。
帯片11の折曲両側縁中程には、水平内側に向
つたのち、傾め下方に切込み13が設けられ、そ
の水平切込み部は幅広の開口となつており、切込
み13の先端から折曲側縁に傾めの折目線13a
が設けられて拡開片14が形成されている。
帯片11,11の間には濾紙から成る袋体15
が挿入され、その開口縁の中程対向部15aのみ
が帯片11,11の帯方向中程に貼着されてい
る。この貼着部15aは帯片11の表面、裏面ど
ちらでもよく、その高さ(帯片11の幅方向)も
適宜に決定する。しかし、高さは帯片11上縁と
することが好ましい。貼着手段としては、熱シー
ル、接着剤等の種々のものを採用できる。袋体1
5、帯片11に合成樹脂を含む場合には熱シール
とするとよい。
この実施例は以上のように構成されており、つ
ぎにその使用方法について説明する。
まず、第1図に示す折畳まれた状態(帯片1
1,11が重なつた状態)から、両帯片11,1
1を、その両側端縁を押し縮めて拡げるととも
に、拡開片14を内側に押し込んで山折り状態か
ら谷折り状態にスナツプ反転させてその小判状拡
開状態を固定する。この拡開時、袋体15は、そ
の中程一部が両帯片11,11の上部中央部にそ
れぞれ貼着されているので、拡開につれて第1図
における両側がせり上がつて、第2図に示すよう
に逆円錐台状となる。
この状態で、第2図に示すように、カツプaの
上縁に袋体15がカツプaのほぼ中央に位置し、
かつ突片12が内側となるように載せ、従来と同
様に、袋体15内に、焙焼コーヒー、紅茶等の粉
末bを適量収容して熱湯を注ぐと、粉末bが袋体
15により濾過されて、抽出液のみがカツプa内
に流下、収容される。
使用後、袋体15内に残つた濾粕は濾過具とと
もに捨てる。
〔実施例 2〕 この実施例は、第3図に示すように、前記実施
例1において、拡開片14を、帯片11の折曲両
側縁のそれぞれ中程に上下の幅広の切込み13で
もつて形成し、その上下の切込み13,13の先
端間に折目線13aを形成するとともに、帯片1
1の下縁両側にも突片16、すなわち、下縁に凹
部17を形成している。両帯片11,11の中央
に透孔18が形成され、袋体15には所要量の粉
末bが収納されている。
袋体15は、第5図に示すように、開口部が熱
圧着により弱くシールdされており、このシール
d部分を引き離して袋体15を開口する。また、
袋体15の底部は、第6図aに示すように、内側
に二重重ね折り、所謂ガゼツト折りGされてお
り、袋体15を開口して注湯すると、同図bのご
とく、底部が開いて底面積が拡がる。なお、図
中、eは容易に剥れない強固なシールである。
この実施例も前記実施例1と同様に、第4図の
ごとく、拡開片14を内側に押し込んで山折り状
態から谷折り状態にスナツプ反転させて、帯片1
1,11を小判状拡開状態に固定してカツプaに
載せ、熱湯を注いで濾過する。
このカツプaへの載置時、通常、凹部17がカ
ツプaの開口縁に嵌まるように載くこととなるた
め、この濾過具は、無意識のうちにカツプa中央
部に安置される。
また、抽出時、透孔18から、袋体15内の湯
量等の抽出状況が一目で分り、注ぎ量に関する調
節が容易である。
さらに、袋体15は、第6図bのごとくその底
部が広くなるため、抽出速度が増加し、かつ、袋
体15の重心が低くなり、この濾過具のカツプa
に対する安定性も一層増加する。
なお、各実施例は、突片12,16を設けてい
るが、この濾過具は拡開状態でカツプ開口上縁に
載つてその状態を維持するため、突片12,16
は必ずしも必要でない。
実施例1において、袋体15に粉末bを予め収
納してシールdをしたり、実施例2において、粉
末bを収納しないものとすることもできることは
言うまでもない。
〔考案の効果〕
この考案は、以上のように構成し、帯片の両側
縁中程で、スナツプ作用の拡開片によつて帯片の
拡開状態を維持するようにしたので、その作用が
簡便であるとともに、その状態も確実に維持され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る濾過具の一実施例の
正面図、第2図は同実施例の使用状態の斜視図、
第3図は他の実施例の正面図、第4図は同実施例
の使用状態の要部斜視図、第5図は同実施例の袋
体の正面図、第6図a,bは同袋体の作用説明
図、第7図は従来例の斜視図である。 11……帯片、12,16……突片、13……
切込み、13a……折目線、14……拡開片、1
5……袋体、17……凹部、18……透孔、a…
…カツプ、b……粉末、d,e……シール。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 環状帯紙をその帯方向に扁平状として帯片1
    1,11が二重に重なり合うものとし、その折
    曲両側縁に、折曲線を境にして両側に亘る内側
    に折曲可能な拡開片14を設け、濾紙よりなる
    袋体15を前記帯片11,11間に挿入して、
    その開口縁の一部中程対向部のみを、二重に重
    なつた帯片11,11のそれぞれ帯方向中程に
    貼着して成る濾過具において、 上記拡開片14は、帯片11,11の両折曲
    側縁中程にそれぞれ位置して、折曲側縁から両
    帯片11,11の内側に向つて切込み13を設
    け、その切込み13先端から折曲側縁に至る傾
    めの折目線13aを設けて形成して成る濾過
    具。 (2) 環状帯紙をその帯方向に扁平状として帯片1
    1,11が二重に重なり合うものとし、その折
    曲両側縁に、折曲線を境にして両側に亘る内側
    に折曲可能な拡開片14を設け、濾紙よりなる
    袋体15を前記帯片11,11間に挿入して、
    その開口縁の一部中程対向部のみを、二重に重
    なつた帯片11,11のそれぞれ帯方向中程に
    貼着して成る濾過具において、 上記拡開片14は、帯片11,11の両折曲
    側縁中程にそれぞれ位置して、折曲側縁上下2
    個所から両帯片11,11の内側に向つてそれ
    ぞれ切込み13,13を設け、その上下切込み
    13,13先端間に折目線13aを設けて形成
    して成る濾過具。
JP1989067123U 1988-06-07 1989-06-07 Expired - Lifetime JPH0513324Y2 (ja)

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EP90300487A EP0401951B1 (en) 1989-06-07 1990-01-17 Filter device
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