JPH0513323Y2 - - Google Patents

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JPH0513323Y2
JPH0513323Y2 JP3999889U JP3999889U JPH0513323Y2 JP H0513323 Y2 JPH0513323 Y2 JP H0513323Y2 JP 3999889 U JP3999889 U JP 3999889U JP 3999889 U JP3999889 U JP 3999889U JP H0513323 Y2 JPH0513323 Y2 JP H0513323Y2
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cup
coffee
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folding
cup part
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコーヒー抽出容器に関する。
〔従来の技術〕
ドリツプ用コーヒー抹を1カツプ分ずつ分包し
て内在する抽出容器は様々開発されているが、味
や簡便さの点からみると第5図に示す実公昭52−
46630号公報に開示されている容器が好ましい。
すなわち、硬質合成樹脂製のカツプ状本体51と
コーヒー抹内蔵部52とで形成するこの容器は、
容器をそのままコーヒー茶碗の上に載置して熱湯
を注ぐだけでコーヒーが抽出できる。
コーヒー抹内蔵部52には、1カツプ分量のコ
ーヒー抹53が、濾紙54と濾紙55との間に収
納されており、濾紙54と55はカツプ状本体5
1の下端の水平部分56の周縁に溶着57されて
いる。
そして、このような構成のコーヒー抽出容器を
コーヒー茶碗上に載せて湯を注ぐと湯圧が濾紙を
通してコーヒー抹53に浸透し、平均した湯量が
コーヒー抹間を通過し均一濃度のコーヒー液が底
の孔58からコーヒー茶碗中に滴下する。
コーヒー抽出容器における容器内に収納するコ
ーヒー抹は、使用時までに新鮮に保存するために
容器自体を脱酸包装を行わなければならない。し
かし、従来の硬質合成樹脂製のコーヒー抽出容器
を1つずつ脱酸包装することは、嵩高となつてし
まい持ち運びが面倒であつた。また商品として店
頭に陳列する場合には収納場所を広く必要とし不
便な面があつた。そこで、コーヒー抽出容器を数
個積重ねて外容器内に脱酸処理を施して収納する
複数パツク化収納方法を行つていたが、パツク内
の1ツの容器を使用するために外容器を開封する
と使用容器以外の残つた容器内のコーヒー抹は永
く置くと酸素を吸つて新鮮さが損なわれ、結局こ
れ等のコーヒー抽出容器を無駄にしてしまうとい
う不都合が生じた。
そこで、容器のジヤバラ部を折畳んで小型化
し、外包装袋に収納するコーヒー濾過器が実開昭
61−197920号公報に開示されている。また、容器
を小型化する構成としては、折畳みぐせを有する
ボデーを折畳んでトツプリングとボトムリングと
の嵌合隙間にボデーを折込む構成が特開昭58−
1657号公報に開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、前記容器はジヤバラ部分を引き伸ばし
て容器状態(カツプ状態)に組み立てた場合、容
器の垂直方向からの力に対してジヤバラ部から容
易に折畳まれてしまい、カツプ部に熱湯等の注入
作業途上においては、小さな力で折畳まれてしま
うと熱湯が外部にもれてしまうことになつた。
本考案は使用時までコーヒー抹の新鮮さが保持
でき、コンパクトな収納による持ち運びの便、お
よび収納場所の省スペース化が図れると共に、引
き伸ばしてカツプ形状を形成したときには容易に
折畳まれることがなく、確実にカツプ形状を保持
できるコーヒー抽出容器を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のコーヒー抽出容器は、外側カツプ部と
外側カツプ部に折れ曲がり易い柔肉構造よりなる
外周面にカツプ軸方向に縦長な凸溝を凸設したカ
ツプ部を柔軟性を有する柔肉環状帯を介して連設
する熱湯注入用カツプ部と、前記折込みカツプ部
に折れ曲がり易い柔軟構造とした柔肉部を介して
連設するコーヒー収納部とよりなり、折込みカツ
プ部を外側カツプ部内に折り込んで熱湯注入用カ
ツプ部を外側カツプ部の大きさとすると共に、前
記コーヒー収納部を折込みカツプ部を介して外側
カツプ部内に収納する構成を具備する。
〔作用〕
カツプ部の外側カツプ部内にコーヒー収納部が
収納されているので、容器全体の大きさは外側カ
ツプ部の大きさとなり、容器に脱酸処理包装を施
しても包装面に凹凸面が出来ず、コンパクトな包
装体となる。
また、使用の際には外側カツプ部とコーヒー収
納部とを把持して引張すると、柔肉構造の折込み
カツプ部は容易に伸張し、外側カツプ部とコーヒ
ー収納部とを連結するカツプ部の一部の形状に復
帰し、伸長したカツプ形状のコーヒー抽出容器は
折込みカツプ部の外周面にカツプ軸方向に縦長な
凸溝を凸設して、カツプに対して垂直方向の力お
よび水平方向の力に対して容易に型くずれしない
カツプ形状のコーヒー抽出容器を形成する。
〔実施例〕
本考案の1実施例を図面により説明する。
第1図は、本考案によるコーヒー抽出容器の反
面を断面図とした平面図、第2図はカツプ部を拡
開した状態の半面を断面図とした平面図、であ
る。
コーヒー抽出容器はカツプ部1とコーヒー収納
部2とで構成し、射出成形等の手段で形成する合
成樹脂製の容器である。
カツプ部1は、上縁に鍔部3を有する円筒状の
外側カツプ部4と、外側カツプ部4の下端に柔肉
部5を介して連設する折れ曲り易い柔肉構造の折
込みカツプ部6とよりなる。柔肉部5はカツプ部
1のほぼ中央部円周面であつて外側カツプ部4の
下端にほぼ90度に近い鋭角状にカツプ内側に向か
つて折れ曲る柔軟性を有する柔肉環状帯である。
そして、外側カツプ部4と折込みカツプ部6との
高さをほぼ同じとして、カツプ部1が柔肉部5か
ら折れ曲がつた時、外側カツプ部4の高さはカツ
プ部1の1/2の高さとなる構成とする。
折込みカツプ部6には、軸方向に縦長な凸溝7
をその周面全体に凸設する円筒状部6Aと、円筒
状部6Aに連設するカツプ内部に張り出している
平面状の段部6Bを形成している。
カツプ部1とコーヒー収納部2とは、折れ曲が
り易い柔肉構造よりなる連結柔肉部8を介して連
設する。
連結柔肉部8はカツプ部1の柔肉部5程度の柔
軟性を有し、平面状の段部6Bとコーヒー収納部
2を連絡するほぼ角度90度に近い鋭角状に折曲す
る段形状をなす円筒部である。
コーヒー収納部2はカツプ部1の外側カツプ部
4とほぼ同じ高さを有し、外側カツプ部4より小
径の円筒形状をなしており、底面にコーヒーパツ
ク支持枠9を架設する。コーヒー収納部2内には
1カツプ分のコーヒー抹10が収納されている。
コーヒー抹10の上下は濾紙11で被覆され、濾
紙11の端部は連結柔肉部8の段部に溶着12等
の手段で固定する。
このように構成するコーヒー抽出容器を上面か
らみると、第3図に示すように、カツプ部1の周
縁が最も大なる直径寸法を有し、折込みカツプ部
6の周縁、連結柔肉部8の周縁、コーヒー収納部
2の周縁の順に順次その直径寸法を小さくするも
のである。
さらに、コーヒー抽出容器は、その上面から機
械的に矢印S方向の押圧力を加える。すると押圧
の矢印S方向に直立状態の外側カツプ部4および
濾紙を添着するコーヒー収納部2は押圧力Sに耐
え得るが、角度90度近い鋭角で折曲し、矢印S方
向の押圧力に対して折れ曲がり易い柔肉部5、連
結柔肉部8および柔肉構造よりなる折込みカツプ
部6は押圧力Sに耐えることが出来ず、薄肉部5
および薄肉連結部8からカツプ内側に折れ曲が
る。すなわち、凸溝7を凸設する円筒状部6Aと
平面状段部6Bはカツプ内に折り込まれ、それに
伴つてコーヒー収納部2が外側カツプ部4内に入
り込む。
このように、コーヒー収納部2に1カツプ分の
コーヒー抹を収納するコーヒー抽出容器は、折込
みカツプ部6を介して外側カツプ部4内にコーヒ
ー収納部2を収納した、外側カツプ部4の大きさ
(伸張したコーヒー抽出容器のほぼ1/3の高さ)の
偏平円筒形状となる。この状態で皮膜包装あるい
は絞り容器包装等の手段を用いて1容器ずつ包装
する。
使用に際しては、包装体を開封する。容器の上
端鍔部3又は外側カツプ部4と、下端のコーヒー
収納部2とを把持して矢印P方向に引張すると、
折込みカツプ部6が伸張し、第2図に示すカツプ
状となる。この時円筒状部6Aはその外周に、カ
ツプ軸方向に縦長な凸溝7を並設するので、矢印
S方向の力および水平方向の力に対して強力とな
り、凸溝7が壁面補強の役目を果し、円筒状部6
Aは素速く円筒形状に復元する。
拡開伸張したコーヒー抽出容器を所定の茶碗1
3上に載せカツプ部1に熱湯を注入する。カツプ
部1は折込みカツプ部が凸溝7によつて壁面が補
強され、カツプ垂直方向からの力、および水平方
向からの力に対して容易に型くずれをおこさない
ので安全である。カツプ部1の熱湯はコーヒー収
納部2の上部の濾紙11を通じてコーヒー抹10
に浸透する。コーヒー収納部2の熱湯は下部濾紙
11を通つて茶碗13内に滴下するので、コーヒ
ー抹内に均一に熱湯が通過し、平均した濃度のコ
ーヒー液を得ることができる。
さらに必要に応じて、数個の容器を積重ねて包
装する場合も、1ツの容器は外側カツプ部の大き
さの偏平円筒形状をなす形態となつているので、
鍔部内に鍔部を、折込み部に折込み部を、コーヒ
ー収納部をコーヒー収納部に嵌合してゆくとコン
パクトに包装表面に凹凸面を作ることなく収納で
きる。また積重ねた容器を1ツずつ取り外すには
鍔部3を把持部として取り外すと容易に確実に操
作できる。
なお、この実施例においては、コーヒー抽出容
器を円筒形状として説明したが、角部を有する矩
形状であつても同様の作用・効果を有する。
〔考案の効果〕
本考案のコーヒー抽出容器は、カツプ部の一部
である外側カツプ部の内側にコーヒー収納部を収
納しているので、容器全体の大きさは外側カツプ
部の大きさとなり、小型化できる。また容器を1
ツずつ脱酸処理包装を施す場合には、コーヒー抽
出容器が外側カツプ部の形状、大きさとなつてい
る外面を皮膜包装あるいは絞り容器包装等の手段
で包装すると、その外面に凹凸面の無い偏平な円
筒状あるいは矩形状のコンパクトな包装体とな
る。このように、コーヒー抽出容器の脱酸包装体
がコンパクトに提供できるので持ち運びが容易と
なり、商品として陳列する場合にも陳列スペース
を省スペース化することができる。
さらに、使用に際しては外側カツプ部とコーヒ
ー収納部とを把持して引張すると折込まれていた
折込みカツプ部が伸張し、簡単にカツプ部が形成
できる。カツプ部は折込みカツプ部の外周壁面に
凸設した凸溝が壁面補強の役目を果たし、伸張状
態を確実に保持すると共に、小さな外力で熱湯注
入用カツプが型くずれしないので、コーヒー抽出
作業における作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のコーヒー抽出容器の半面を断
面図とする平面図、第2図はカツプ部を拡開した
状態のコーヒー抽出容器の半面を断面図とする平
面図、第3図は、第2図の上面図、第4図は使用
状態説明図、第5図は従来のコーヒー抽出容器の
半面を断面図とする平面図、である。 1……カツプ部、2……コーヒー収納部、4…
…外側カツプ部、5……柔肉部、6……折込みカ
ツプ部、8……連結柔肉部、10……コーヒー
抹、11……濾紙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 熱湯注入用カツプ部と内部に適宜量のコーヒー
    抹を内蔵するコーヒー収納部とを連設するコーヒ
    ー抽出容器において、 前記カツプ部は、外側カツプ部と、折れ曲がり
    易い柔肉構造よりなる折込みカツプ部とを柔軟性
    を有する柔肉環状帯を介して連設すると共に、 前記折込みカツプ部はその周面にカツプ軸方向
    に縦長な凸溝を凸設し、折れ曲がり易い柔肉構造
    よりなる柔肉部を介してコーヒー収納部に連結
    し、 前記柔肉環状帯および柔肉部をカツプ内側に折
    り曲げることにより折込みカツプ部を外側カツプ
    部内部に、コーヒー収納部を折込みカツプ部内部
    にそれぞれ収納可能に構成するコーヒー抽出容
    器。
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