JPH0321701Y2 - - Google Patents
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- JPH0321701Y2 JPH0321701Y2 JP1984147340U JP14734084U JPH0321701Y2 JP H0321701 Y2 JPH0321701 Y2 JP H0321701Y2 JP 1984147340 U JP1984147340 U JP 1984147340U JP 14734084 U JP14734084 U JP 14734084U JP H0321701 Y2 JPH0321701 Y2 JP H0321701Y2
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- Japan
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- outer cylinder
- cup
- bag
- coffee
- shape
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Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は1回で使用する分量のコーヒー粉末や
ウーロン茶、紅茶等を収容することができ、か
つ、開封後はこれをそのまゝ漉し器として使用す
ることができる包装容器に関するものである。
ウーロン茶、紅茶等を収容することができ、か
つ、開封後はこれをそのまゝ漉し器として使用す
ることができる包装容器に関するものである。
<従来の技術>
従来のこの種の技術として、例えば実公昭50−
39822号公報に記載されたテイバツグがある。こ
の従来技術は、上端を開口した漉し袋の上端開口
部に2枚の厚手紙より成り、両側端縁を縫着して
筒状に形成した弾性補強紙を重接して一体に固着
し、上記補強紙に切目を設けて一対の鉤状の切起
支持片を形成し、かつ上記漉し袋内に適量の茶材
を収容して漉し袋の開口部を弾性補強紙の開口部
とともに接着性テープで閉封して成るものであ
る。
39822号公報に記載されたテイバツグがある。こ
の従来技術は、上端を開口した漉し袋の上端開口
部に2枚の厚手紙より成り、両側端縁を縫着して
筒状に形成した弾性補強紙を重接して一体に固着
し、上記補強紙に切目を設けて一対の鉤状の切起
支持片を形成し、かつ上記漉し袋内に適量の茶材
を収容して漉し袋の開口部を弾性補強紙の開口部
とともに接着性テープで閉封して成るものであ
る。
そして、該従来技術は、その使用に際しては閉
封したテープを取り除いて漉し袋をコーヒーカツ
プ内に収めると共に弾性補強紙の両側端を中央に
向つて指先で挾圧して漉し袋とともに弾性補強紙
を円筒状に膨らませ、切起支持片を起立させ、該
支持片の先端の鉤部をカツプの上縁に係合して漉
し袋をカツプ内に懸架し、上記により開口した開
口部より漉し袋内に注湯してドリツプコーヒー等
を得るものである。
封したテープを取り除いて漉し袋をコーヒーカツ
プ内に収めると共に弾性補強紙の両側端を中央に
向つて指先で挾圧して漉し袋とともに弾性補強紙
を円筒状に膨らませ、切起支持片を起立させ、該
支持片の先端の鉤部をカツプの上縁に係合して漉
し袋をカツプ内に懸架し、上記により開口した開
口部より漉し袋内に注湯してドリツプコーヒー等
を得るものである。
<考案が解決しようとする問題点>
上記従来技術によればコーヒー粉末等を収容し
た容器(テイバツク)を開封後、そのまゝ漉し器
(コーヒードリツパー等)として使用することが
できる。
た容器(テイバツク)を開封後、そのまゝ漉し器
(コーヒードリツパー等)として使用することが
できる。
しかしながら、上記の従来技術は次のような点
において改良する余地を残している。
において改良する余地を残している。
即ち、たとえば、風味豊かなドリツプコーヒー
を得るには、まづ、漉し袋内のコーヒー粉末に熱
湯を均一に注入してコーヒー粉末に湿潤させ、コ
ーヒー粉末を充分膨張させた後、熱湯を徐々に注
入して漉し袋の底部から滴下させることが肝要で
ある。
を得るには、まづ、漉し袋内のコーヒー粉末に熱
湯を均一に注入してコーヒー粉末に湿潤させ、コ
ーヒー粉末を充分膨張させた後、熱湯を徐々に注
入して漉し袋の底部から滴下させることが肝要で
ある。
さて、そこで、従来技術についてみるに、従来
技術の弾性補強紙は上述したとおり2枚の長方形
の厚手紙を重ね合わせて両側端縁を固着し、上下
端を開口した筒状に形成して成り、両厚手紙を円
筒状に膨らませて漉し器として使用するものであ
るが、補強紙から手を離すと補強紙はその弾性に
よる自己復帰作用によつて元の状態(平偏状)に
戻つてしまうため、筒状に膨らんだ状態を保持で
きない(保形性がない)。そのため、従来技術に
あつては、両厚手紙に切目を設けてそれぞれ一対
の鉤状の切起支持片を形成し、この支持片をカツ
プの上縁に係合して補強紙の円筒形状を維持させ
てセツトし、漉し袋をカツプ内に懸架するように
構成したものであるが、この従来技術を、たとえ
ばコーヒードリツパーとして使用する場合(紅茶
等の漉し器として使用する場合にもほゞ同様)に
は次のような問題を有している。
技術の弾性補強紙は上述したとおり2枚の長方形
の厚手紙を重ね合わせて両側端縁を固着し、上下
端を開口した筒状に形成して成り、両厚手紙を円
筒状に膨らませて漉し器として使用するものであ
るが、補強紙から手を離すと補強紙はその弾性に
よる自己復帰作用によつて元の状態(平偏状)に
戻つてしまうため、筒状に膨らんだ状態を保持で
きない(保形性がない)。そのため、従来技術に
あつては、両厚手紙に切目を設けてそれぞれ一対
の鉤状の切起支持片を形成し、この支持片をカツ
プの上縁に係合して補強紙の円筒形状を維持させ
てセツトし、漉し袋をカツプ内に懸架するように
構成したものであるが、この従来技術を、たとえ
ばコーヒードリツパーとして使用する場合(紅茶
等の漉し器として使用する場合にもほゞ同様)に
は次のような問題を有している。
即ち、その1として、ドリツプコーヒーは、上
述したように、まづ、漉し袋内のコーヒー粉末に
熱湯を均一に注入してコーヒー粉末に湿潤させ、
コーヒー粉末を充分膨潤させた後、熱湯を徐々に
注入してコーヒーエキスを底部から滴下させるも
のであるため、コーヒー粉末は熱湯の湿潤により
重量が次第に重くなると共に膨張により体積も増
大し、注湯によつて発生する湯気が支持片にもか
かることになる。そして、支持片は厚手紙である
から上記の湯気の作用を受けて次第に、いわゆる
腰が弱くなると共に補強紙は、その弾性で復帰す
る作用が働らいているため、その相乗作用によつ
て支持片は上記増大したコーヒー粉末の重量に耐
えられなくなり、カツプの上縁から外ずれて落下
する虞れがある。
述したように、まづ、漉し袋内のコーヒー粉末に
熱湯を均一に注入してコーヒー粉末に湿潤させ、
コーヒー粉末を充分膨潤させた後、熱湯を徐々に
注入してコーヒーエキスを底部から滴下させるも
のであるため、コーヒー粉末は熱湯の湿潤により
重量が次第に重くなると共に膨張により体積も増
大し、注湯によつて発生する湯気が支持片にもか
かることになる。そして、支持片は厚手紙である
から上記の湯気の作用を受けて次第に、いわゆる
腰が弱くなると共に補強紙は、その弾性で復帰す
る作用が働らいているため、その相乗作用によつ
て支持片は上記増大したコーヒー粉末の重量に耐
えられなくなり、カツプの上縁から外ずれて落下
する虞れがある。
また、その2として、従来技術は漉し袋をカツ
プ内に懸架させるようになつているため、カツプ
内に滴下したコーヒーエキスの液面が上昇した時
点で、漉し袋がコーヒー液内に漬浸する問題(漉
し袋がコーヒー液に漬浸すると風味を損なう)を
有している。
プ内に懸架させるようになつているため、カツプ
内に滴下したコーヒーエキスの液面が上昇した時
点で、漉し袋がコーヒー液内に漬浸する問題(漉
し袋がコーヒー液に漬浸すると風味を損なう)を
有している。
本考案は従来技術の上記のような問題点に鑑み
てなされたものであつて、その目的の1つは、1
回で使用する分量のコーヒー粉末やウーロン茶、
紅茶等を収容して平偏状に折り畳みできると共に
開封後は角筒状に拡げた状態を維持させて安定し
てカツプ上に立設して漉し器として使用し得る包
装容器を提供しようとするものである。
てなされたものであつて、その目的の1つは、1
回で使用する分量のコーヒー粉末やウーロン茶、
紅茶等を収容して平偏状に折り畳みできると共に
開封後は角筒状に拡げた状態を維持させて安定し
てカツプ上に立設して漉し器として使用し得る包
装容器を提供しようとするものである。
本考案の目的の他の1つは、漉し袋内にコーヒ
ー粉末等が熱湯の湿潤によつて重量が増大しても
整然かつ安定して支持させ得る包装容器を提供し
ようとするものである。
ー粉末等が熱湯の湿潤によつて重量が増大しても
整然かつ安定して支持させ得る包装容器を提供し
ようとするものである。
本考案の目的の他の1つは、漉し器として使用
中、漉し袋がカツプ内に滴下した注出液内に漬浸
するのを防止して最後まで円滑良好に滴下させる
ことができる包装容器を提供しようとするもので
ある。
中、漉し袋がカツプ内に滴下した注出液内に漬浸
するのを防止して最後まで円滑良好に滴下させる
ことができる包装容器を提供しようとするもので
ある。
<問題点を解決するための手段>
上記目的を達成するために、本考案に係る包装
容器は、前板と後板および少なくとも1つの側板
を備え、上下端を開口した角筒状に形成されてい
ると共に偏平状に折り畳み可能に構成した厚紙製
支持外筒と、上端を開口し、上記支持外筒の内部
に収納されていると共に上端開口部を上記支持外
筒の上端内面に固着して配設した漉し袋とより成
り、上記支持外筒は上記側板を内側部へ折り込ん
で折り畳むように形成されており、上記支持外筒
の上記前板および後板の下端における各角部には
係合突片が形成されており、該各係合突片の内側
にはカツプの上縁と係合する巾広の係合凹部が連
設されていると共に、該各係合凹部の頂縁には波
形状の小凹凸が形成されており、上記支持外筒の
上端開口部は引き裂き可能なシールで閉封されて
いることを特徴とするものである。
容器は、前板と後板および少なくとも1つの側板
を備え、上下端を開口した角筒状に形成されてい
ると共に偏平状に折り畳み可能に構成した厚紙製
支持外筒と、上端を開口し、上記支持外筒の内部
に収納されていると共に上端開口部を上記支持外
筒の上端内面に固着して配設した漉し袋とより成
り、上記支持外筒は上記側板を内側部へ折り込ん
で折り畳むように形成されており、上記支持外筒
の上記前板および後板の下端における各角部には
係合突片が形成されており、該各係合突片の内側
にはカツプの上縁と係合する巾広の係合凹部が連
設されていると共に、該各係合凹部の頂縁には波
形状の小凹凸が形成されており、上記支持外筒の
上端開口部は引き裂き可能なシールで閉封されて
いることを特徴とするものである。
<作用>
本考案は上記のように構成したもので、支持外
筒の上端のシールを引き裂いて開封し、支持外筒
を筒状に膨らませると、支持外筒は前板、後板お
よび側板により角筒状になると共に、その形状を
保持して安定して立設することができる。したが
つて、支持外筒を角筒状に拡げた状態で係合凹部
をカツプの上縁に係合して支持筒体をカツプ上に
載せると、カツプのサイズに対応する部分の波形
状の小凹凸がカツプの上縁と係合し、したがつ
て、支持外筒は滑べることなく、安定して立設載
置できる。そこで、この状態で漉し袋内に熱湯を
注入することによりコーヒーエキスは漉し袋の底
部よりカツプ内に滴下し、これによりドリツプコ
ーヒーが得られる。また、カツプ内のコーヒーが
増量して液面が上昇しても漉し袋がコーヒー粉末
に漬浸することはないので、風味豊かなドリツプ
コーヒーが得られると共にコーヒー粉末が熱湯の
湿潤によつて重量が増大しても支持外筒で漉し袋
を安定かつ整然と支持することができる。
筒の上端のシールを引き裂いて開封し、支持外筒
を筒状に膨らませると、支持外筒は前板、後板お
よび側板により角筒状になると共に、その形状を
保持して安定して立設することができる。したが
つて、支持外筒を角筒状に拡げた状態で係合凹部
をカツプの上縁に係合して支持筒体をカツプ上に
載せると、カツプのサイズに対応する部分の波形
状の小凹凸がカツプの上縁と係合し、したがつ
て、支持外筒は滑べることなく、安定して立設載
置できる。そこで、この状態で漉し袋内に熱湯を
注入することによりコーヒーエキスは漉し袋の底
部よりカツプ内に滴下し、これによりドリツプコ
ーヒーが得られる。また、カツプ内のコーヒーが
増量して液面が上昇しても漉し袋がコーヒー粉末
に漬浸することはないので、風味豊かなドリツプ
コーヒーが得られると共にコーヒー粉末が熱湯の
湿潤によつて重量が増大しても支持外筒で漉し袋
を安定かつ整然と支持することができる。
<実施例>
以下、図面を参照して本考案の実施例について
説明する。第1図〜第9図は本考案の1実施例を
示す包装容器である。これらの図において、1は
上下端を開口した角筒状に形成すると共に偏平状
に折り畳み可能に形成した厚紙製支持外筒を示
し、実施例の外筒1は長方形の厚紙に所定の寸法
で上下方向に向けた平行な罫線(折り目)を施こ
して後板3、小巾の側板4、前板2、大巾の側板
5および糊代6を構成し、この厚紙を上記の罫線
に沿つて順に折り曲げると共に糊代6を後板3の
端縁に接着して概略三角形状の筒状に形成したも
のが示されている。
説明する。第1図〜第9図は本考案の1実施例を
示す包装容器である。これらの図において、1は
上下端を開口した角筒状に形成すると共に偏平状
に折り畳み可能に形成した厚紙製支持外筒を示
し、実施例の外筒1は長方形の厚紙に所定の寸法
で上下方向に向けた平行な罫線(折り目)を施こ
して後板3、小巾の側板4、前板2、大巾の側板
5および糊代6を構成し、この厚紙を上記の罫線
に沿つて順に折り曲げると共に糊代6を後板3の
端縁に接着して概略三角形状の筒状に形成したも
のが示されている。
上記側板4,5の中央には縦折り線a,bが施
こされ、この縦折り線a,bに沿つて側板4,5
を二ツ折りに谷折りして外筒1を偏平状に折り畳
み可能に構成されている。
こされ、この縦折り線a,bに沿つて側板4,5
を二ツ折りに谷折りして外筒1を偏平状に折り畳
み可能に構成されている。
また、上記外筒1の前後板2,3には夫々対応
する斜め折り線c,dが設けられ、かつ、大巾の
側板5にも縦折り線bの途中に集中したV状又は
逆V状の折り線e,fが上下に亘つて設けられて
いる。さらに、上記外筒1の前板2および後板3
の下端における各角部には係合突片gが形成され
ていると共に各突片gの内側にはコーヒー等のカ
ツプの上縁と係合する巾広の係合凹部hが連設さ
れ、この凹部hをカツプの上縁と係合して載置し
た際に、上記各突片gがカツプの外側に位置する
ように構成されている。
する斜め折り線c,dが設けられ、かつ、大巾の
側板5にも縦折り線bの途中に集中したV状又は
逆V状の折り線e,fが上下に亘つて設けられて
いる。さらに、上記外筒1の前板2および後板3
の下端における各角部には係合突片gが形成され
ていると共に各突片gの内側にはコーヒー等のカ
ツプの上縁と係合する巾広の係合凹部hが連設さ
れ、この凹部hをカツプの上縁と係合して載置し
た際に、上記各突片gがカツプの外側に位置する
ように構成されている。
さらにまた、上記各係合凹部hの頂縁には波形
状の小凹凸xが形成され、上記外筒1の凹部hを
カツプの上縁に係合してカツプ上に載せることに
より、カツプの口部の大きさに対応する部分の小
凹凸xがカツプの上縁と係合して外筒の滑りを止
めるように構成してある。
状の小凹凸xが形成され、上記外筒1の凹部hを
カツプの上縁に係合してカツプ上に載せることに
より、カツプの口部の大きさに対応する部分の小
凹凸xがカツプの上縁と係合して外筒の滑りを止
めるように構成してある。
7は紙で造られ、上端を開口した漉し袋で、
漉し袋の両側はV状に折り込むことによつて全体
を偏平状に折り畳み得るように構成されている。
上記漉し袋7は上記外筒1の内部に収納されてい
ると共に漉し袋7の上端開口部を外筒の上端内面
に接着して配設されている。
漉し袋の両側はV状に折り込むことによつて全体
を偏平状に折り畳み得るように構成されている。
上記漉し袋7は上記外筒1の内部に収納されてい
ると共に漉し袋7の上端開口部を外筒の上端内面
に接着して配設されている。
そして、漉し袋7内に所定量の、たとえばコー
ヒー粉末8を充填し、外筒1の上端開口部を閉じ
た状態で、紐9により簡単に切断し得るシール1
0を外筒1の上端開口部に接着して閉封し、か
つ、紐9の一部を外方に突出せしめてある。(第
7図参照)。
ヒー粉末8を充填し、外筒1の上端開口部を閉じ
た状態で、紐9により簡単に切断し得るシール1
0を外筒1の上端開口部に接着して閉封し、か
つ、紐9の一部を外方に突出せしめてある。(第
7図参照)。
該実施例の包装容器は上記のように構成し、た
とえば1回で使用する分量のコーヒー粉末8を漉
し袋7内へ充填して上記のようにシール10で閉
封し、この状態で販売に供するものである。
とえば1回で使用する分量のコーヒー粉末8を漉
し袋7内へ充填して上記のようにシール10で閉
封し、この状態で販売に供するものである。
そこで、実施例の包装容器の使用方法および作
用等につき説明する。たとえば、ドリツプコーヒ
ーを造るには次のように行なう。即ち、第8図示
のように、紐9を引張つてシール10を切断し、
外筒1の上端を開封(外筒1を開封すると漉し袋
7の上端も追従して開口される)し、外筒1を筒
状に膨らませると、外筒1は前板2、後板3およ
び側板4,5により概略三角形状の筒状になると
共に、その形状を保持して安定して立設できる。
そこで、外筒1を筒状に拡げた状態で外筒1の係
合凹部hをコーヒーカツプ11の上縁に係合させ
て外筒1をカツプ11上に載置すると外筒1は凹
部hのカツプ11の上縁との係合および係合突片
g′とカツプ11の上縁との当接によつてカツプ1
1上に安定して立設する。そこで、この状態で漉
し袋7内のコーヒー粉末に少量の熱湯を均一に注
入してコーヒー粉末に充分湿潤させ(これにより
コーヒー粉末は膨張する)た後、熱湯を徐々に、
かつ、均等に注入することにより、コーヒーエキ
スは袋7の底部からカツプ11内に滴下し、ドリ
ツプコーヒーが得られる。なお、ウーロン茶や紅
茶等を造る場合にも上記と同様に行なえば良い。
用等につき説明する。たとえば、ドリツプコーヒ
ーを造るには次のように行なう。即ち、第8図示
のように、紐9を引張つてシール10を切断し、
外筒1の上端を開封(外筒1を開封すると漉し袋
7の上端も追従して開口される)し、外筒1を筒
状に膨らませると、外筒1は前板2、後板3およ
び側板4,5により概略三角形状の筒状になると
共に、その形状を保持して安定して立設できる。
そこで、外筒1を筒状に拡げた状態で外筒1の係
合凹部hをコーヒーカツプ11の上縁に係合させ
て外筒1をカツプ11上に載置すると外筒1は凹
部hのカツプ11の上縁との係合および係合突片
g′とカツプ11の上縁との当接によつてカツプ1
1上に安定して立設する。そこで、この状態で漉
し袋7内のコーヒー粉末に少量の熱湯を均一に注
入してコーヒー粉末に充分湿潤させ(これにより
コーヒー粉末は膨張する)た後、熱湯を徐々に、
かつ、均等に注入することにより、コーヒーエキ
スは袋7の底部からカツプ11内に滴下し、ドリ
ツプコーヒーが得られる。なお、ウーロン茶や紅
茶等を造る場合にも上記と同様に行なえば良い。
そして、上記のようにしてドリツプコーヒー等
を造つた後、外筒1を折り畳んで、そのまゝゴミ
入れ等に廃棄する。
を造つた後、外筒1を折り畳んで、そのまゝゴミ
入れ等に廃棄する。
<考案の効果>
本考案は以上説明したとおり構成されているの
で、本考案によれば次のような効果を奏する。
で、本考案によれば次のような効果を奏する。
(1) 所定の分量のコーヒー粉末等を収容して平偏
状に折り畳むと共に上端開口部を引き裂き可能
なシールで閉封して成るものであるから運送や
保管等、取扱いに便利であると共に簡単に開封
して、そのまゝ漉し器として使用することがで
きる。
状に折り畳むと共に上端開口部を引き裂き可能
なシールで閉封して成るものであるから運送や
保管等、取扱いに便利であると共に簡単に開封
して、そのまゝ漉し器として使用することがで
きる。
(2) 支持外筒の上端のシールを引き裂いて開封
し、外筒を筒状に膨らませると、外筒は前板、
後板および側板により角筒状になると共に、そ
の形状を保持して安定して立設することができ
る。したがつて、外筒を拡げた状態で係合凹部
をカツプの上縁に係合して支持外筒をカツプ上
に載せることにより、支持外筒を安定してカツ
プ上に立設することができるので、この状態で
上部から漉し袋内に注湯するとコーヒーエキス
等の注出液は漉し袋の底部からカツプ内に順次
滴下するので、ドリツプコーヒー等を迅速かつ
良好に造ることができる。
し、外筒を筒状に膨らませると、外筒は前板、
後板および側板により角筒状になると共に、そ
の形状を保持して安定して立設することができ
る。したがつて、外筒を拡げた状態で係合凹部
をカツプの上縁に係合して支持外筒をカツプ上
に載せることにより、支持外筒を安定してカツ
プ上に立設することができるので、この状態で
上部から漉し袋内に注湯するとコーヒーエキス
等の注出液は漉し袋の底部からカツプ内に順次
滴下するので、ドリツプコーヒー等を迅速かつ
良好に造ることができる。
(3) カツプ11の口部の径が異なる場合でも、そ
のサイズに対応する部分の波形状の小凹凸がカ
ツプの上縁と係合し、支持筒体の滑りを止める
ので、カツプの口部の大きさに関係なく、外筒
をカツプ上に確実に安定して立設載置すること
ができる。
のサイズに対応する部分の波形状の小凹凸がカ
ツプの上縁と係合し、支持筒体の滑りを止める
ので、カツプの口部の大きさに関係なく、外筒
をカツプ上に確実に安定して立設載置すること
ができる。
(4) 漉し袋内のコーヒー粉末等が熱湯の湿潤によ
つて重量が増大しても漉し袋を支持外筒で整然
かつ安定して支持させることができる。
つて重量が増大しても漉し袋を支持外筒で整然
かつ安定して支持させることができる。
(5) カツプ内のコーヒー液等が増量して液面が上
昇しても漉し袋の底部はカツプ内に位置してな
いので漉し袋がコーヒー液等に漬浸することな
く、最後まで円滑良好に滴下させることができ
る。したがつて、風味豊かなドリツプコーヒー
等を得ることができる。
昇しても漉し袋の底部はカツプ内に位置してな
いので漉し袋がコーヒー液等に漬浸することな
く、最後まで円滑良好に滴下させることができ
る。したがつて、風味豊かなドリツプコーヒー
等を得ることができる。
図面は本考案に係る包装容器の1実施例を示す
もので、第1図は漉し器として使用する状態を示
す斜視図、第2図〜第7図は組立て工程を示す
図、第8図は厚紙製支持外筒の上端を開封する状
態を示す斜視図、第9図は小凹凸の作用説明図で
ある。 1……厚紙製支持外筒、2……前板、3……後
板、4,5……側板、7……漉し袋、9……紐、
10……シール、11……カツプ、a,b……縦
折り線、g……係合突片、h……係合凹部。
もので、第1図は漉し器として使用する状態を示
す斜視図、第2図〜第7図は組立て工程を示す
図、第8図は厚紙製支持外筒の上端を開封する状
態を示す斜視図、第9図は小凹凸の作用説明図で
ある。 1……厚紙製支持外筒、2……前板、3……後
板、4,5……側板、7……漉し袋、9……紐、
10……シール、11……カツプ、a,b……縦
折り線、g……係合突片、h……係合凹部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 前板と後板および少なくとも1つの側板を備
え、上下端を開口した角筒状に形成されていると
共に偏平状に折り畳み可能に構成した厚紙製支持
外筒と、上端を開口し、上記支持外筒の内部に収
納されていると共に上端開口部を上記支持外筒の
上端内面に固着して配設した漉し袋とより成り、 上記支持外筒は上記側板を内側部へ折り込んで
折り畳むように形成されており、 上記支持外筒の上記前板および後板の下端にお
ける各角部には係合突片が形成されており、 該各係合突片の内側にはカツプの上縁と係合す
る巾広の係合凹部が連設されていると共に、該各
係合凹部の頂縁には波形状の小凹凸が形成されて
おり、 上記支持外筒の上端開口部は引き裂き可能なシ
ールで閉封されていることを特徴とする、 包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984147340U JPH0321701Y2 (ja) | 1984-10-01 | 1984-10-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984147340U JPH0321701Y2 (ja) | 1984-10-01 | 1984-10-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6162862U JPS6162862U (ja) | 1986-04-28 |
JPH0321701Y2 true JPH0321701Y2 (ja) | 1991-05-13 |
Family
ID=30705569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984147340U Expired JPH0321701Y2 (ja) | 1984-10-01 | 1984-10-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0321701Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH077868Y2 (ja) * | 1989-06-13 | 1995-03-01 | 斉木 正友 | コーヒードリッパー |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5039822U (ja) * | 1973-08-10 | 1975-04-23 | ||
JPS5711763B2 (ja) * | 1978-06-20 | 1982-03-06 | ||
JPS5746770A (en) * | 1981-06-18 | 1982-03-17 | Tamotsu Itasaka | Coffee extracting bag doubling as packing bag |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5065789U (ja) * | 1973-10-17 | 1975-06-13 | ||
JPS5711763U (ja) * | 1980-06-21 | 1982-01-21 | ||
JPS59119217U (ja) * | 1983-01-29 | 1984-08-11 | 白石 元「き」 | 携帯型飲料濾し具 |
-
1984
- 1984-10-01 JP JP1984147340U patent/JPH0321701Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5039822U (ja) * | 1973-08-10 | 1975-04-23 | ||
JPS5711763B2 (ja) * | 1978-06-20 | 1982-03-06 | ||
JPS5746770A (en) * | 1981-06-18 | 1982-03-17 | Tamotsu Itasaka | Coffee extracting bag doubling as packing bag |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6162862U (ja) | 1986-04-28 |
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