JPH05132248A - 流体圧エレベータ - Google Patents

流体圧エレベータ

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Publication number
JPH05132248A
JPH05132248A JP3291217A JP29121791A JPH05132248A JP H05132248 A JPH05132248 A JP H05132248A JP 3291217 A JP3291217 A JP 3291217A JP 29121791 A JP29121791 A JP 29121791A JP H05132248 A JPH05132248 A JP H05132248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
cage
pressure
fluid
elevator
Prior art date
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Pending
Application number
JP3291217A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuharu Shudo
克治 首藤
Ichiro Nakamura
一朗 中村
Haruo Watanabe
春夫 渡辺
Hidekazu Sasaki
英一 佐々木
Shigeto Kojima
茂人 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3291217A priority Critical patent/JPH05132248A/ja
Publication of JPH05132248A publication Critical patent/JPH05132248A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】主流体圧装置のほかに補助の専用流体圧装置
と、シリンダ1に圧力流体を供給或いは排出する制御弁
30と、制御装置12と、乗りかごの位置,流体の温
度,かごの負荷状態(シリンダの圧力,かごの荷重等)
を検出するセンサからの検出信号の量に見合った制御信
号を出力する制御器37dにより迅速にかごの位置を補
正し、安定した乗りかごの補正を行う。 【効果】常にエレベータの状態を検出し、それに見合っ
た信号を帰還するため高応答で安定性に優れた位置補正
装置を構成でき、制御をかけないときの流体漏れをなく
し、エネルギの節約,制御性の向上が可能であり、良好
な位置補正制御ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は停止時における乗りかご
の浮沈の補正手段を備えた流体圧エレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】流体圧エレベータの停止時に、乗客の乗
降によって乗りかごが沈下または浮上する。この乗りか
ごの浮沈を補正するため、従来は乗りかごが一定量以上
浮沈したときに、エレベータを駆動する主油圧ユニット
を低速で動作させて補正するか、オン・オフ弁を動作さ
せて圧油を供給または排出するか、あるいは機械的に乗
りかごの位置を検出してフィードバックし、機械−油圧
的にサーボを構成して補正するかなどしていた。
【0003】なお、この種のエレベータの位置補正手段
に関する提案は、特公昭48−27816号公報,特公昭50−6
944号公報,特公昭51−38136 号公報,特公昭51−42826
号公報などにそれぞれ記載された多くの提案がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来技術
は、応答性が不十分で補正性能が不足していたり、コス
ト高であったり、安定した補正性能が得られないといっ
た問題があった。本発明はこの事情に鑑みてなされたも
のであり、乗りかごの位置を応答性よく、かつ安定に補
正することのできる流体圧エレベータを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は乗りかご停止時のドアが開状態のとき制御
をかけ、乗客の乗降による浮沈変位と共に発生する信号
を制御指令とし、この制御指令により流体圧シリンダへ
供給、又はそれから排出する圧力流体の量を帰還制御し
て、前記乗りかごの浮沈を補正する補正手段を設けてい
る。そして、主流体圧装置或いは補助の専用流体圧装置
と、シリンダに圧力流体を供給或いは排出する制御弁
と、制御装置と、乗りかごの位置,流体の温度,かごの
負荷状態(シリンダの圧力,かごの荷重等)を検出する
センサからの検出信号の量に見合った制御信号を出力す
る制御器により、圧力流体を供給或いは排出し、迅速に
かごの位置を補正し、安定した乗りかごの補正を行う。
【0006】また圧力流体の流量制御手段は、モータ,
ポンプ,アキュムレータ,圧力スイッチ,制御弁をもつ
位置補正装置である。
【0007】
【作用】上記の構成によると、負荷の状態や流体の温
度,階床の高さに見合った制御信号を出力することによ
り、負荷の状態や流体の温度,階床の高さによって補正
性能が異なるのを改善でき、乗りかご位置補正の応答性
と安定性が向上し、流体圧エレベータの位置を常に安定
に補正できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の対象とする流体圧エレベータ
の構成の例を示す。位置補正装置3を主流体圧ユニット
60とは別に設けた本発明の実施例を示す。通常の上
昇、および下降運転は主流体圧ユニット60により行わ
れる。位置補正装置3はポンプ31a,モータ31b,
フィルタ31c,タンク31d,リリーフ弁34,逆止
め弁33,アキュムレータ35,圧力スイッチ36から
なる流体圧源,制御弁30a,30bで構成し、主流体
圧ユニット60と並列に配置する。この時、アキュムレ
ータ35はポンプ31aに対し補助流体圧源として作用
し、ポンプ31aからの高圧流体を蓄えておき、瞬間的に
大流量を供給する。従って、小電源で大流量を供給でき
る。制御装置37は圧力スイッチ36からの信号でアキ
ュムレータ35に常に一定圧以上の圧力流体を蓄え、乗
りかご10の位置を検出して、乗りかご10の沈下量或
いは浮上量に比例して、制御弁30aで圧力流体をシリ
ンダ1へ供給、或いは制御弁30bでシリンダ1から圧
力流体を排出し、乗りかご10の位置を常に一定に保
つ。本実施例の制御弁30a,30bが正重合であれば
制御をかけない場合、漏れ量が少ないためエネルギ効率
が良い。
【0009】図2は油圧エレベータの乗りかごの沈下又
は浮上する現象を説明するものであり、乗りかご10の
荷重変化と、その変位とを示している。エレベータが目
標階に停止しているとき、乗客の乗降があると負荷が変
動して、システムの剛性が低いことにより乗りかご10
の沈下或いは浮上を生じる。これは加速度の変化として
乗客に感じられると同時に、乗りかごの床と階床の床と
の間の段差となる。これは乗り心地の低下であり、また
安全性の低下でもあるので不都合である。(a)は荷重が
増加した場合で、流体圧シリンダ1の圧力が増大し流体
が圧縮され、ロープやばねの伸びも加わって乗りかご1
0は沈下する。(b)は逆に荷重が減少した場合で、流
体の膨張,ロープやばねの縮みにより、乗りかご10は
浮上する。乗りかごの沈下浮上量は荷重の変化量に比例
する。この時、乗りかご10はシステムの固有値1〜3
Hzで応答し、これはエレベータを制御したい周波数に
非常に近く、通常の制御は困難である。
【0010】図3は本発明の位置補正装置の制御回路を
示すもので、制御弁30,流体圧シリンダ1,乗りかご
10からなる流体圧系に対し、比較器37a,増幅器3
7b,第一の制御器37c,第二の制御器37d,制御
装置12で駆動されるスイッチ37eで構成する。スイ
ッチ37eは制御装置12からの“ドア開の信号”によ
り閉じ、“ドア閉の信号”で開き、位置補正装置3に対
しドアが開状態のときのみ動作させる。本発明では乗り
かご10の変位を帰還する閉ループ系を構成する。
【0011】第一の制御器37cは、乗客の乗降による
乗りかご10の位置が変化することに対応して前向きゲ
インの倍率を変化させる働きをする。図4はそれを説明
するもので、制御をかけない場合は(a)のように一定
量沈下する。(b)は第一の制御器37cがない場合の
制御特性であり前向きゲインがG1一定である。この場
合の乗りかご位置の補正効果をさらに向上させたものが
(c)である。(c)の制御は乗客の乗降による乗りか
ご位置の変化量がΔXに達したとき、時間t1の間だけ
前向きゲインをG1からG2へと変化させることによ
り、浮上量を低減できる。このときのゲインをG2とす
る時間t1は長過ぎると乗りかごが発振することになる
ため、適当な時間に設定する必要がある。また、このゲ
インを変化させる制御は、乗りかごが一定時間停止状態
にあるときだけ行う。すなわち、乗客及び負荷等による
加振時や連続乗降時にゲインを変化させると、乗りかご
を発振させることになるためである。また、第二の制御
器37dはエレベータの状態によって前向きゲインを変
化させる働きがある。流体温度は、エレベータの運転時
間や機械室内の気温等によって変化量が大きい。制御弁
は温度の影響を受けにくいオリフィス形状であるが、粘
度変化による流路抵抗の変化を考慮すると高温になるに
つれて前向きゲインを下げる必要がある。また圧力及び
負荷については、沈下補正時は圧力,負荷が高くなるに
従って前向きゲインを高く、浮上補正時は圧力,負荷が
高くなるに従って前向きゲインを低くすると良い。さら
に階床が高くなると流体圧シリンダ内の流体容量が変化
するため応答に遅れが生じる。そこで、階床が高くなる
に従って前向きゲインを下げておくことで常に安定した
位置補正制御を行うことができる。これらの流体温度,
圧力,負荷,階床はセンサにより検出する。前向きゲイ
ンは検出した信号量に対応した量に設定されており、検
出量に応じて前向きゲインの量を変化できるので、応答
性と安定性をさらに向上させることができる。
【0012】図5はさらに他の実施例を示す。図1と異
なる点は、制御弁にゼロ重合または負重合のサーボ弁3
0cを使用し、さらに切り換え弁61,62を設けた点
である。位置補正装置は動作の瞬間に大流量を必要とす
るため、補助流体圧源としてアキュムレータ35を用
い、流体圧エネルギを蓄えておく。このため、一般にゼ
ロ重合または負重合のサーボ弁30cでは漏れが大き
く、折角蓄えたエネルギを無駄にし、かつ蓄圧された圧
力が低下していて必要なときにエネルギが不足すること
が考えられる。そこでドアが開き始めるとき、制御をか
けると同時に切り換え弁61,62を励磁して開く。制
御をかけない場合(いずれかの階床のドアが閉じている
とき)は、ドアが閉じると同時に切り換え弁61,62
の励磁を解除して閉じる。切り換え弁62は蓄えたエネ
ルギがサーボ弁30cから漏れるのを防止し、切り換え
弁61は流体圧シリンダから漏れて乗りかごが沈下する
のを防止する働きがある。切り換え弁61,62はパイ
ロット操作型の逆止め弁であっても良い。また、サーボ
弁30cがノズルフラッパ型の場合は内部漏れ量がさら
に大きくなるので、エネルギ効率が非常に良くなる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、常にエレベータの状態
を検出し、それに見合った信号を帰還するため高応答で
安定性に優れた位置補正装置を構成できる。さらに制御
弁としてサーボ弁、特にノズルフラッパ型サーボ弁を使
用する場合、制御をかけないときの流体漏れをなくし、
エネルギを節約でき、制御性を向上でき、良好な位置補
正制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる位置補正装置の実施例の説明図。
【図2】乗りかごの沈下浮上の説明図。
【図3】位置補正装置の制御構成の説明図。
【図4】位置補正装置の制御特性の説明図。
【図5】位置補正装置の他の実施例の構成の説明図。
【符号の説明】
1…流体圧シリンダ、3…位置補正装置、10…乗りか
ご、12,37…制御装置、30,30a,30b…制
御弁、30c…サーボ弁、35…アキュムレータ、60
…主流体圧ユニット、61,62…切り換え弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 英一 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 小嶋 茂人 茨城県勝田市大字高場字鹿島谷津2477番地 3 日立オートモテイブエンジニアリング 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗りかごを流体圧シリンダで支持し、制御
    弁をもつ流体圧源から前記流体圧シリンダへ供給、また
    はそれから排出する圧力流体の流量を制御して、前記乗
    りかごの上昇または下降の速度を制御し、前記乗りかご
    の停止時の浮沈変位信号を制御指令とし、前記制御指令
    により高圧流体を前記流体圧シリンダへ供給、またはそ
    れから排出して、前記乗りかごの浮沈を補正する補正手
    段を設けた流体圧エレベータにおいて、 前記乗りかごが停止位置から一定量以上変位すると前向
    きゲインが大きくなり、一定時間経過すると小さくなる
    ことを特徴とする流体圧エレベータ。
JP3291217A 1991-11-07 1991-11-07 流体圧エレベータ Pending JPH05132248A (ja)

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JP3291217A JPH05132248A (ja) 1991-11-07 1991-11-07 流体圧エレベータ

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JP3291217A JPH05132248A (ja) 1991-11-07 1991-11-07 流体圧エレベータ

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JPH05132248A true JPH05132248A (ja) 1993-05-28

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JP3291217A Pending JPH05132248A (ja) 1991-11-07 1991-11-07 流体圧エレベータ

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JP (1) JPH05132248A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012246113A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Hitachi Ltd エレベータ制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012246113A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Hitachi Ltd エレベータ制御装置

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