JPH05132139A - 付着を生じさせないで長いダクトの中を流すことのできる異相混合物を得るために、液体中に懸濁されている固体粒子の集塊物を処理する方法および設備 - Google Patents

付着を生じさせないで長いダクトの中を流すことのできる異相混合物を得るために、液体中に懸濁されている固体粒子の集塊物を処理する方法および設備

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JPH05132139A
JPH05132139A JP3208231A JP20823191A JPH05132139A JP H05132139 A JPH05132139 A JP H05132139A JP 3208231 A JP3208231 A JP 3208231A JP 20823191 A JP20823191 A JP 20823191A JP H05132139 A JPH05132139 A JP H05132139A
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    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C19/00Other disintegrating devices or methods
    • B02C19/06Jet mills
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G53/00Conveying materials in bulk through troughs, pipes or tubes by floating the materials or by flow of gas, liquid or foam
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  • Disintegrating Or Milling (AREA)
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  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒状物質を含有する液体中の集塊物を粉砕し
て、長いパイプに流しても粒状物質による堆積閉塞を回
避できるようにするための、特に使用済み核燃料の再処
理に好適な、粉砕方法および設備を提供する。 【構成】 粉体溶液を移送タンク(16)へ移送し、次
にポンプ(24)と粉砕装置(26)とを備えたループ
(20)に流す。粉体溶液の一部をこのループに循環さ
せることで粉砕装置により粉体の微小化を行う。この粉
砕装置は、超音波装置、ベンチュリーチューブ装置、或
いはベンチュリーチューブとバッフル装置とを備えた装
置とすることができる。このようにして縮小した粉体の
所要の場所へ向けた給送は粉体篩い分け機(30)を通
して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体中に懸濁された粒
状の固体物質として集塊した物質を粉砕もしくは破砕し
て、かなり長いダクトやパイプの中を付着する恐れのな
い状態で流すことができる不均一な混合物すなわち異相
混合物を得るために、このような集塊物を処理する方法
に関する。この方法は、切断し、硝酸溶剤の中で溶解
し、そして浄化機にて沈降分離した後で、使用済み核燃
料を再処理するのに特に応用することができる。本発明
はまたこの方法を実施するための設備に関する。
【0002】長いダクトの中に固体粒子を含有する液体
を流すことが必要とされるときには特に、固体粒子が互
いに集塊化して、乱流状態の形成されない箇所に塊を形
成する傾向を見せる。このような集塊化によれば、塊は
それを形成する粒子よりも密度の小さな塊となる傾向を
見せる。このような集塊化のメカニズムはよく知られて
いない。しかし、それに伴われる結合には主として2つ
のタイプがある。すなわち、結合が破壊された場合に速
やかに再形成することのない化学的な結合と、破壊され
るとすぐに再形成されるファン・デル・ヴァールのタイ
プの結合とである。
【0003】本発明による処理方法は、使用する器具の
特性を利用してこれらの結合の破壊を可能にする。この
方法は、使用済み核燃料の再処理に於いて生じる粉体の
集塊物を処理するのに、特にいっそう好ましく応用する
ことができるのである。
【0004】
【従来技術】このような再処理に際して、使用済み核燃
料は切断され、高温の硝酸溶剤の中で溶解される。この
溶解作業に続いて、シェルと称する固体生成物が生じ
る。この生成物は、燃料カンの破片、そしてグレイン寸
法の限られた粉体として知られている固体粒子の集塊物
を含有する硝酸溶剤、で構成されている。これらの固体
粒子は、ジルコニウム、モリブデン、ルテニウムおよび
燃料構成物質から出るその他の金属をベースとするもの
である。
【0005】溶剤の抽出塔へ送られる前に、溶解した硝
酸溶剤は例えば遠心式の揺動する沈降分離タンクを有し
て構成される浄化機にて沈降分離が行われる。この浄化
機は抽出塔へ送られるべき清浄な硝酸溶剤を粉体から分
離可能にする。このような粉体はこの分離によってさま
ざまな厚さの、さまざまな程度に集塊されたスラッジも
しくは溶液となる。
【0006】それらの放射性崩壊が非常に高レベルであ
ることに鑑みて、粉体は抽出処理によって生じた核分裂
生成物と一緒にガラス母材の中に封入されねばならな
い。このために、粉体は浄化機から移送パイプを通して
ガラス化処理場へ移送されるのである。このガラス化処
理場では、パイプは貯蔵タンクの中へ導かれている。貯
蔵タンクに於いて粉体溶液は、原子力の安全性の理由か
ら、例えば拍動手段を使用して連続的に攪拌される。
【0007】このような設備は数々の欠点がある。まず
第1に粉体は摩耗性の粒状物質であり、粒径が大きくな
るとパイプに、特に湾曲箇所に於て、著しい摩耗を発生
させる。
【0008】更にまた、大きく集塊化した粒子によって
粉体が形成されると、それらはパイプの中に、特に乱流
のない領域や表面の粗い箇所に、付着する傾向を見せ
る。ある時間が経過すると栓体が形成されてしまい、こ
れがパイプの内方へ向けて湾曲する箇所に於いて閉塞状
態を形成することになる。これは困難な問題を引き起こ
す。何故ならば、パイプの導通遮断を解除するには、人
がアクセスすることを許可されないセル内に入り込むこ
とが要求されるからである。更に、粉体の振る舞いをモ
デル化することの困難さに鑑みて、設備を改修したり、
流速、パイプ内の圧力降下等のパラメーターを変更し
て、栓体の形成を防止するのに成功することは極めて困
難である。
【0009】更にまた、粉体溶液に集塊物が存在する
と、それらの集塊物がガラス化処理場に配置されている
貯蔵タンクの底部に付着する傾向を見せるのである。こ
の結果として、粉体溶液を攪拌するのに使用される拍動
手段の作動が障害を受け、タンク内に入り込むことが困
難であることに鑑みて、このことが再び重大な欠点とな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、入り込んで
の作業が必要とされる場合に遠隔操作装置の助けを借り
て遠隔操作によって組み付けおよび分解を行えるような
実現容易な技術手段を使用して、例えば使用済み核燃料
の再処理の間に生じる溶解粉体のような液体中に懸濁さ
れた固体粒子の集塊物を簡単な方法で処理して、それら
の固体粒子が長いダクトやパイプの中を流れる前に集塊
物を粉砕するようになすための、例えばガラス化処理場
へ移送できるようになすための方法および設備の提供を
特に目的とする。
【0011】
【課題を達成するための手段】本発明によれば、この目
的は、集塊物を粉砕するための、また、流出される粒子
を篩い分けして予め定めたスレッシュホールドよりもグ
レイン寸法の大きな粒子は後方に保持するようになすた
めの手段が組み付けられてなるループに粒子を流すこと
によって、粒子のグレイン寸法を縮小させる段階を含む
ことを特徴とする、付着を生じさせないで長いダクトの
中を流すことのできる異相混合物を得るために液体中に
懸濁されている固体粒子の集塊物を処理する方法によっ
て達成される。
【0012】本発明は、処理済みの核燃料を切断し、溶
解し、そして沈降分離した後に得られた粉体を、貯蔵タ
ンクヘ移送する前に処理するのに有利に応用できる。
【0013】ループに於いて粒子を循環させる前に、例
えば沈降分離の行われる装置の中で超音波を利用して予
備的な事前の寸法縮小を行うのが好ましい。
【0014】本発明の別の実施例によれば、超音波手段
を利用して、或いは下流側に任意にバッフル装置が配置
されるベンチュリーチューブ装置を使用して、ループ内
で集塊物を粉砕することが可能とされる。更にまた、粒
子は超音波篩い分け機もしくはシフト機にて篩い分けも
しくはシフトされるようになされるのが好ましい。
【0015】本発明の他の概念によれば、沈降分離装置
の底部に連結された移送タンク、ポンピング装置および
集塊物を分解するために連結された手段を備えたループ
と、移送タンクを貯蔵タンクに連結するパイプに配置さ
れ、移送タンクの近くに位置された粒子篩い分け機とを
含んで構成されたことを特徴とする、付着を生じさせな
いで非常に長いダクトの中を流すことのできる異相混合
物を得るために液体中に懸濁されている固体粒子の集塊
物を処理する設備が提供される。
【0016】本発明は限定意図のない実施例に関する説
明および添付図面に於いて以下に詳しく説明される。
【0017】
【実施例】本発明による溶解粉体を処理する設備をまず
最初に図1を参照して説明する。図1に於いて、符号1
0は浄化機、例えば遠心式の揺動する沈降分離タンクを
有して構成された浄化機、を示している。この浄化機1
0の内部では、図示していない溶解装置から与えられた
硝酸溶剤が通常の方法で沈降分解されており、またこの
中には既に使用済み核燃料が切断された後で高温の硝酸
溶剤に対して溶解されている。この硝酸溶剤はパイプ1
2を通して浄化機10へ導かれる。
【0018】この浄化機10に於いて、ダクト14を通
して図示されていない溶液抽出塔へ供給されるべき浄化
された硝酸溶剤が溶解粉体から分離される。浄化機が遠
心式の揺動する沈降分離タンクで構成されている場合に
は、粉体はそのタンクの底部に集塊化した状態で位置さ
れてケーキを形成する。それをガラス化処理場へ移送す
るのは沈降分離タンク内に装備されてケーキを粉砕する
ことのできる図示されていないリンス・ランプ部によっ
て可能とされる。粉体はこれによりスラッジ状態とな
り、すなわち沈降分離タンクの底部にてさまざまな厚さ
でさまざまな集塊状態とされた溶液となる。
【0019】スラッジは次に連結パイプ18を通して移
送タンク16内に集められる。この連結パイプが詰まり
を生じる恐れのないことを保証するために、移送タンク
16は浄化機10のすぐ下方に配置されるのが好まし
い。粉体の流動はパイプ18内で重力によって行われ、
パイプの長さはできるだけ短いのが好ましい。
【0020】移送タンク16はその中に集められた粉体
スラッジを連続的に粉砕するためのループ20の一部を
形成している。このループ20はダクト22を含み、こ
のダクトには移送タンク16から離れた位置にてポンプ
24および粉砕装置26が配置されている。この粉砕装
置は粉体の集塊物を粉砕することができる。ポンプ24
は特に規格FR−A−2 361 558に準じて構成
されることができる。粉砕装置26のさまざまな実施例
を以下に図2〜図5を参照して説明する。
【0021】この粉砕ループ20は閉回路を構成してい
る。この回路は、ポンプ24により粉体スラッジを所望
の平均グレイン寸法に達するまで粉砕装置26を通して
連続的に循環させることが可能である。
【0022】ループ20を通る粉体スラッジの最初の流
動の間、粉砕装置26により得られる集塊物の粉砕作用
は、スラッジ循環による吸引および攪拌の結果として、
ポンプ24にて得られる同様作用によって倍加される。
循環回数は使用者によって、処理されるスラッジの初期
特性およびそのスラッジをガラス化処理場へ移送する前
に達成されることが望まれる特性に関係して決定され
る。粉砕装置26内やループの他の部分に於けるスラッ
ジ堆積を回避するために、ループ20に於ける最低限の
スラッジ流量が重要となる。
【0023】粉体スラッジをループ20を通して循環さ
せるポンプ24は継続作動されることができ、スラッジ
が移送タンク16内に存在するか否かは問題ではない。
しかしながら、移送タンク16内に粉体溶液を蓄えるこ
とは、そのタンクが十分に満たされているときにポンプ
24を作動させるようになすだけのために好ましい。
【0024】移送タンク16内の粉体スラッジが予め定
めたスレッシュホールド、例えばガラス化処理場へ移送
するためのパイプを詰まらせるすなわち閉塞するスレッ
シュホールドに相当する予め定めたスレッシュホール
ド、よりも小さな平均グレイン寸法を有している場合
は、移送される。このスレッシュホールドが、スラッジ
のグレイン寸法をチェックするか或いはループ20を通
された循環回数からグレイン寸法を推測することによっ
て、或いはこの2つの情報の両方の助けを借りて、スレ
ッシュホールドのクリアーされたことを判断することが
可能となる。
【0025】ガラス化処理場へ向けての粉体スラッジの
移送は、パイプ28を通して行われる。このパイプには
移送タンク16のすぐ近くに粉体をシフトする、すなわ
ち篩い分け機30が配置されている。移送タンク16と
反対側のパイプ28の端部は貯蔵タンク32内のガラス
化処理場へ導かれている。この貯蔵タンクは、原子力の
安全性のために図示されていない拍動手段のような攪拌
手段を通常のように備えている。
【0026】移送パイプ28の入口に配置された粉体篩
い分け機30を、図6を参照して以下に更に詳しく説明
する。この機能はグレイン寸法が移送パイプ28に関し
ての最大スレッシュホールドを超える粉体を後方に保持
して、集塊物の最終粉砕を行うことである。また、詰ま
り解除すなわち閉塞解除のための手段も備えられてい
る。
【0027】粉体篩い分け機30を流出する較正された
粉体の溶液はそれ故に困難なく移送パイプ28を通して
貯蔵タンク32へ送られ、ガラス化処理されるために粉
体溶液が集められる。特に、パイプ28が閉塞する恐れ
や、貯蔵タンク32に装備されている拍動手段が満足に
作動しない恐れは、なくなるのである。
【0028】図2を参照して、粉砕装置26の第1の実
施例をここに説明する。この装置では、超音波を利用し
たキャビテーション作用によって粉砕が行われる。図2
はこのような装置を示しており、その装置は符号26a
で示されている。
【0029】超音波粉砕装置26aは水平なコンクリー
トスラブ34上に懸架されている。このスラブは人がア
クセスできる上部領域36を放射性崩壊溶液の処理装置
および移送装置が配置されている下部セル38から隔離
している。スラブ34上に懸架したことによって、装置
26aはセル38の内部に位置されるのである。
【0030】超音波粉砕装置26aは垂直軸線を有する
円筒形タンク40を含み、このタンクは上端にフランジ
42を備えていて、このフランジがスラブ34上に係止
される。また、このフランジはスラブ34に対して例え
ばスクリュー46によって密接に連結される。
【0031】タンク40はプラグ48によって上端でシ
ールされている。このプラグは装置26aの上方でスラ
ブ34により形成されている生物学的保護の継続を保証
するのである。プラグ48に担持された少なくとも1つ
のシール50がプラグとタンク40の上部との間に必要
とされる密閉状態を形成している。一方、プラグ48の
取り外しおよび所定位置への取り付けはその上面に備え
られている把持部材52を使用して可能であり、この把
持部材はアクセス可能領域36に配置されている遠隔操
作手段によって把持することができる。
【0032】プラグ48の上方に位置するリング53
は、プラグ48および本体56で構成されている組立体
を例えばフランジ42に結合されたスクリュー55によ
って所定位置に保持している。
【0033】タンク40はその下端近くに肉厚部54を
有している。この肉厚部の上側の段付き面は装置26a
の活動部分の本体56のための支持面を形成している。
この本体56は例えばスクリューによってプラグ48の
下面に固定される。本体56が担持しているシール58
はしかる後タンク40の部分54の上側の段付き面に支
持される。一方、本体56の下部円筒形部分に担持され
たシール60はタンク40の部分54の内側円筒面に密
接に接触するようになされる。
【0034】流入通路62はタンク40の肉厚部54を
半径方向に横断してシール58および60の間に与えら
れている。更に、流出通路64がタンク40の底部に、
その垂直軸線に沿って形成されている。
【0035】タンク40内部に同軸的に取り付けられて
プラグ48と共に収納され且つ所定位置に位置決めされ
る装置26aの活動部分の本体56は、内側通路を有し
ている。この通路を通して、処理されるべき溶液が流入
通路62から流出通路64へ向けて流される。本体56
に形成されたこの通路は、下端が流入通路62の前方に
与えられた外側環状部分66と、上端が環状部分66の
上端に連結され、下端が流出通路64の前方に与えられ
た中央部分68とを有している。環状部分66および中
央部分68はタンク40の垂直軸線に沿って同軸的に配
置されている。
【0036】装置26aの中に流入された溶液はしかる
後にまず最初は底部から頂部へ向けて本体56に形成さ
れている通路の環状通路66の中を流れ、次に頂部から
底部へ向けて中央部分68の中を流れる。注目すべきこ
ととして、通路62および64が逆とされて、溶液が装
置26a内で逆方向へ向けて処理されるように流される
ことが可能とされるのである。
【0037】環状部分66の外側で、そしてタンク40
の肉厚部54よりも上方に位置する領域内で本体56は
環状凹部70を有しており、この凹部内にいくつかの超
音波発信トランスデューサー72のグループが受け入れ
られている。
【0038】トランスデューサー72の各々のグループ
は例えば装置26aの垂直軸線に平行に配置されたいく
つかのトランスデューサーによって形成されており、こ
のトランスデューサーのグループは全周に亘って等しく
配分されている。トランスデューサー72の個数および
位置は、凹部70内のグループの数および位置と同様
に、処理内容の制約(流量、速度、ループに於ける循環
回数等)および本体56に形成された通路の環状部分6
6の高さを考慮して決定される。
【0039】装置26aに於けるトランスデューサー7
2の配置は、超音波を装置の垂直軸線に関して半径方向
へ配向された方向へ発信して、この音波が横断する液体
の全面に亘ってキャビテーション作用を生み出すことが
できるようになされる。超音波周波数は処理されるべき
溶液に関係して選択され、その周波数は例えば20±5
kHzとされる。
【0040】トランスデューサー72の形態もしくは形
状は、周波数に関係して選択され、最大のキャビテーシ
ョン作用を得ることができるように選択される。これら
のトランスデューサーは特に円筒形とされることができ
る。しかしながら、リング形や卵形も使用することがで
きる。
【0041】放射線の影響からトランスデューサー72
を保護するために、トランスデューサーはステンレス・
スチールで有利にシース付与される。トランスデューサ
ーは処理されるべき液体に直接に接触されることはない
という事実に鑑みて、接触による腐食やその他の損傷に
関する警戒は特に必要がない。
【0042】トランスデューサー72に対する電力供給
は図示されていない外部電源から行われる。この外部電
源は上部領域36に配置され、電線74が使用される。
電線は有利にシースを付与されて、放射線に対する良好
な抵抗力を有するようになされる。更に、電線は螺旋チ
ューブ76を通してプラグ48を横断し、このチューブ
が上部領域36に於ける下部セル38で放射線の漏れが
ないことを保証する。
【0043】螺旋チューブ76はまた空気のような冷却
流体を凹部70内で強制流動させることを可能にする。
この強制流動は、個数に応じて加熱される傾向を見せる
トランスデューサー72の冷却を保証する。
【0044】既に説明したように、タンク40の中に位
置されている装置26aの活動部分は、例えばFR−A
−84 03312に記載されたような移動式の取り出
し用エンクロージャー或いはその他の同様な器具を使用
することによって容易に取り付けおよび取り外しができ
るのである。この装置の活動部分がタンク40の外側に
位置されている場合は、プラグ48から係合解除して本
体56の中に位置する手段にアクセスするようになすだ
けでよい。
【0045】装置26aの実施例として、この装置はそ
れぞれが20kHzで発信する4つのトランスデューサ
ー72によって構成されている12のグループを備え、
処理されるべき粉体スラッジが流動する環状部分66は
11mmの直径および160mmの有効高さを有している。
この装置に於いて溶剤1リットルあたり75gの固体物
質を含有し、且つ85%の粒子が140μmを超える寸
法を有して全体的に150〜250μmの集塊物とされ
ている溶解粉体スラッジを循環させることによって、9
5%の粉体を80〜25μmの寸法に縮小させることが
可能とされた。
【0046】図1に示した設備のループ20に使用され
た粉砕装置26の第2の実施例を図3を参照して説明す
る。この装置は、図3にて全体を符号26bで示されて
いるが、ベンチュリーチューブ装置とされている。これ
に於いて、集塊物の分解はベンチュリーチューブ内の半
径方向の速度勾配によって生じるせん断力の作用の下に
行われる。
【0047】図3の装置26bの設備は図2の装置26
aの設備と同じである。従って、この装置26bは水平
なコンクリートのスラブ34の上に懸架されており、ス
ラブより下方に位置する下部セル38の中に配置される
ようになされている。
【0048】この粉砕装置26bはまた垂直軸線を有す
る円筒形タンク140を組み付けられており、そのタン
クの上部フランジ142はスクリュー146によってス
ラブ34に固定されている。その下側部分に於いてタン
ク140は肉厚領域154を有しており、その上側の段
付き面が装置の活動部分の本体156を所定位置に保持
する。この本体156は例えばスクリュー157によっ
てスリーブ149の下端に固定されている。このスリー
ブは、タンク140のフランジ142に対して例えばス
クリュー147によって緊密に固定されているプラグ1
48から下方へ向けて突出している。
【0049】装置26bの活動部分の本体156は2つ
のシール用O−リングを介してタンク140の肉厚部1
54の上面に係止される。更に、本体156は円筒形の
下側部分を有しており、この部分はシール160によっ
てタンク140の部分154の円筒形内面と密接に協働
する。
【0050】タンク140の肉厚部154に形成されて
いる流入通路162は、シール160よりも下方のタン
ク140の内部に形成されている下部チャンバー163
の中に導かれている。流出通路164もまた、タンク1
40の肉厚部154に形成されているが、シール158
と160との間でタンク内に導かれている。
【0051】下部チャンバー163は本体156に形成
された通路によって流出通路164に連結されており、
インジェクター165、ベンチュリーチューブ167、
および環状通路169と組み合わされている。インジェ
クター165およびベンチュリーチューブ167はタン
ク140の垂直軸線に沿って配置されている。これに対
して環状通路169は同一軸線上に芯出しされ、また、
インジェクター上方にてベンチュリーチューブの回りに
配置されている。
【0052】更に詳しくは、インジェクター165は本
体156の下側部分171に形成されており、下側部分
は例えばスクリューによってベンチュリーチューブ16
7の形成されている同じ本体の中間部分173に固定さ
れている。流入通路162を通して下部タンク163に
流入した粉体溶液は、ベンチュリーチューブ167に於
ける下部の収束形の部分175を通り、次に上部の発散
形の部分177を通して、底部から頂部へ向けて流動す
る前に、大きな直径の下端からインジェクター165に
進入する。
【0053】この溶液は次に環状通路169を通して再
び下方へ向けて流動する。この通路の上端はベンチュリ
ーチューブ167の上端に連結され、下端はシール15
8と160との間にて流出通路164の前方に導かれて
いる。この環状通路169は本体156の中間部分17
3と本体の上側部分179との間に形成されており、本
体はシール158を担持していて、これにより本体15
6がスリーブ149に固定されている。本体156の部
分179と173との間はタイロッド181によって連
結されている。
【0054】最後に、環状通路169の下端は、インジ
ェクター165とベンチュリーチューブ167との間に
て本体156に形成されている再循環チャンバー183
に対して、本体156の中間部分173を横断している
穴185によって連通されている。
【0055】図1のループ20にて循環される粉体溶液
は、流入通路162によって、好ましくは少なくとも3
00kPaKの圧力の下で、装置26bに導き入れられ
る。内側チャンバー163に流入するこの圧力流体は底
部から頂部へ向けて装置を横断する。一方、インジェク
ター165と、ベンチュリーチューブ167に於ける収
束形および発散形の領域175,177とを通して連続
的に流動される。この流体はインジェクター165内
を、そして次にベンチュリーチューブ167を高速度で
流動する。従って、適当な流量は装置26bに流入され
る液体に関しては5m3 /時間とされ、インジェクター
165の出口外径は約10mmとされ、液体によって到達
される速度は約18m/秒である。
【0056】インジェクターを流れ、次にベンチュリー
チューブを底部から頂部へ向けて流れる液体の主流量に
対して、穴185を通してリサイクリングチャンバーす
なわち再循環チャンバー183内へ導かれる液体の該主
流量に引き込まれて誘起される流量が加えられねばなら
ない。テストによれば、この誘起される流量は主流量に
非常に近いものであることが示されている。従ってベン
チュリーチューブ167を流れる液体流量は前述の実施
例では約10m3 /時間に等しくなる。
【0057】ベンチュリーチューブ167の上端から高
速度で流れ出た液体は本体156の部分179の上部カ
ップ形端部に沿って流動して、環状通路169を通して
再び流下する。液体の一部は流出通路164を通して装
置26bの外部へ流れ、他の部分は穴185を通して再
循環チャンバー183の中へリサイクリングされる。
【0058】インジェクター165を流れ、次にベンチ
ュリーチューブ167を流れる液体は非常に大きな半径
方向の速度勾配を有している。すなわち、装置の垂直軸
線に沿って流れる液体の流速は、該軸線のすぐ近くの方
がインジェクターおよびベンチュリーチューブの壁面に
近い部分よりも格段に速いのである。この液体およびそ
れに含まれる集塊された固体物質はこのためにインジェ
クター165およびベンチュリーチューブ167内で非
常に大きなせん断力にさらされることになり、このせん
断力が集塊物を粉砕するのである。
【0059】このようなせん断力にさらされた粒子は、
インジェクター165そして次にベンチュリーチューブ
167に於ける半径方向の速度勾配で粒子をもはや粉砕
できないことが確実になるように粒径寸法が十分に小さ
くなされるまで、いっそう小さな粒子となるように分割
されるのである。
【0060】例えば、30μmに近い平均直径を有する
粒子を含有する懸濁液が装置26b内を通過すると、1
回の通過後にその平均直径を10〜15μmの値に縮小
し、再循環の後に5μmに近い値となるまで縮小させる
効果を生む。
【0061】他のテストによれば、100μm以上の大
きな直径の懸濁粒子が記録された。装置26bに初めて
流入した液体はこのような4%の粒子を含み、最初の通
過後のベンチュリーチューブ167を流出するにあたっ
て3%の含有量になり、この比率は1回の再循環後に
1.5%にまで低減され、2回の再循環の後では0.7
%にまで低減された。
【0062】図2に関連して記載した第1の実施例に於
けるように、装置26bはプラグ148およびその装置
の活動部分を遠隔操作により取り外しすなわち分解でき
るように設計されている。これにより、処理液体に存在
する粒子本来の摩耗特性のために必要とされた場合に、
装置の部分的或いは全体的な交換を可能にしている。
【0063】図3を参照従って説明した粉砕装置26b
では、処理すべき粉体スラッジはインジェクター165
およびベンチュリーチューブ167で形成されたエジェ
クター内を底部から頂部へ向けて流動される。現実的な
テストによれば、このエジェクター内を頂部から底部へ
向けて液体を循環させることで良好な効果の得られるこ
とが示された。
【0064】このために、装置の活動部分を含む本体内
でのインジェクターおよびベンチュリーチューブの位置
は逆にすることができることは明かである。処理される
べき液体を装置に導く流入通路はこれにより環状通路に
よって本体の上方部分内に位置されたインジェクターと
連結される。この液体はこれにより本体の下部に形成さ
れた通路によって流出される前にインジェクターの中を
そして次にベンチュリーチューブの内部を頂部から底部
へ向けて流動され、そしてタンクの底部に形成されてい
る流出通路を通して流出される。処理されるべき液体の
リサイクリングは、インジェクターおよびベンチュリー
チューブを形成する中央通路へ液体を供給する環状通路
と、ベンチュリーチューブの各端と連結される第2の環
状通路との間に与えることで達成される。ベンチュリー
チューブの下端よりも下方にて装置の活動部分の本体に
デフレクターが有利に形成され、これにより粒子がその
高さレベルの箇所に付着するのを防止し且つ処理すべき
液体の一部をだふの環状通路によってリサイクリングで
きるようになすことができる。
【0065】更に、図3に関して記載されたベンチュリ
ーチューブの粉砕装置26bは非キャビテーション再循
環エジェクターを有する。処理方法に関するパラメータ
ーを変更することで、このエジェクターをキャビテーシ
ョン再循環エジェクターに変換することができる。この
場合、装置の良好な効率は得られるが、摩滅の恐れは大
きくなる。しかしながら、この解決策は処理されるべき
液体が僅かな作動時間しか必要としない場合にのみ採用
することができる。
【0066】変形例として、液体によって運ばれる固体
粒子が僅かな集塊化しか生じていない場合には、再循環
を行わないベンチュリーチューブを組み付けた装置を使
用することもできる。使用済み核燃料の再処理の間に生
じた溶解粉体に関する場合のように、粒子を最大限に分
解することが重要とされる場合には、再循環式のベンチ
ュリーチューブの使用が好ましいとされる。
【0067】このように、図3に関して記載した実施例
に於いては、図4に示す装置26cは、水平スラブ34
に懸架された垂直軸線を有する円筒形タンク318と、
タンク318内に交換可能に受け入れられるエジェクタ
ー330を有している。このエジェクターの交換はスラ
ブ34の上方に位置する領域312から行われる。
【0068】エジェクター330の本体は3つの部分3
31,332および333を含み、これらはタンク31
8の垂直軸線の回りに同軸的に配置される。図3の実施
例に於けるように、cが部分333はリング形の下側部
分349を含み、その部分が2つのシール362を介し
てタンク318の肉厚部318a上に係止される。この
部分349は筒状部分350によって上方へ延在されて
おり、この部分は上端にて水平部分351によりシール
される。この水平部分は領域312からアクセスできる
カバー324に固定されている。
【0069】部分333は溶接されたタイロッド353
によって内側に中間部分331を支持する。中間部分は
中空円筒のような形状をしており、上端は中央にインジ
ェクター336を備えている。部分331の下部はシー
ル360を担持しており、このシールはシール362よ
り下方のタンク318の部分318aと協働する。
【0070】部分331はタイロッド355によって内
側に、ベンチュリーチューブ344を形成する中央部分
332並びにインジェクター336をタンク318の垂
直軸線と同軸的に支持している。ベンチュリーチューブ
344の上側の入口端は上方へ向けて丸められて、イン
ジェクター336の出口端と対向されている。
【0071】処理することが望まれる液体のための且つ
タンク318の肉厚部318aに形成された流入通路3
40はシール360と362との間で好ましくは接線方
向に導かれ、外側部分333と中間部分331との間の
環状の出口チャンバーすなわち通路370の中で液体に
旋回運動を生じさせるようになされている。
【0072】上端に於いて外側の環状通路370はイン
ジェクター336の上部入口端に連結されており、イン
ジェクターはそれ自体がベンチュリー344に通じてい
る。
【0073】ベンチュリーチューブ344の下端はデフ
レクター372の前方に導かれており、デフレクターは
中間部分331の下部に形成されている。デフレクター
372の形状は、液体を強制流動させて半径方向外方へ
そして次に上方へ方向転換させることによって、その箇
所に粒子が堆積するのを防止できるようになす。部分3
31の下部に形成された通路374は上端にてデフレク
ター372の底部に通じており、下端にてシール360
よりも下方のタンク318の底部に形成された流出チャ
ンバー356に通じている。これらの通路374は共通
の下側部分を有し、この部分はタンク318の軸線に応
じて配置され且つ該軸線に沿ってタンク318の底部に
形成された流出通路358のすぐ上方に位置される。
【0074】内側の環状再循環通路376も中間部分3
31とベンチュリーチューブ344を形成する中央部分
332との間に形成されている。その下端にて通路37
6はデフレクター372の上方へ導かれており、上端に
てインジェクター336とベンチュリーチューブ344
との間に導かれている。
【0075】図4に関連して記載した装置316に於い
て、処理されるべく流入通路340を通して圧力作用の
下に流入した液体は、まず最初にエジェクター330内
の外側の環状通路370を通して上昇する。次に下方へ
向かう流動に於いては、液体はインジェクター336お
よびベンチュリーチューブ344を連続して流動する。
ベンチュリーチューブの下端にて液体の一部は通路37
4および358によって直接に流出される。一方、残る
部分は環状の再循環通路376を通してベンチュリーチ
ューブ内に再循環される。
【0076】引き続き図3および図4を参照して記載さ
れるこの装置は、何れに於ける場合も非キャビテーショ
ン式の再循環エジェクターを含み、これは所望の粒子分
解を達成するために最も効率的なエジェクターであるこ
とが示されている。
【0077】図5は図1に示した処理設備のループ20
に使用された粉砕装置26の第4の実施例を示してい
る。この装置は符号26dで示されている。
【0078】図3に関して記載した実施例に於けるよう
に、この装置の活動部分の本体256は垂直軸線を有す
るタンク240の中に交換可能に配置されている。この
タンクは図示していない水平なスラブに懸架される。タ
ンク240の肉厚部254に形成された流入通路262
はシール260の下方のタンクの下側部分に形成された
下部チャンバー263に導かれている。タンク240の
部分254に形成された流出通路264はシール260
とシール258との間でタンク内部に通じている。これ
らのシールは本体256によって担持されている。
【0079】処理されるべき液体は下部チャンバー26
3と流出通路264との間を本体256に形成された通
路に沿って流動する。この通路は連続的にインジェクタ
ー265、ベンチュリーチューブ267およびバッフル
装置287を備えている。バッフル装置287は本体2
56の上側部分に対して高さを低減し、直径を増大する
ようになす。
【0080】バッフル装置287は2つの対向する同軸
的な形状部分291,293の間に形成された通路29
8によって構成されている。通路289を流出する液体
の一部は流出通路264によって流出される。一方、残
る液体の部分はベンチュリーチューブ267内をそのベ
ンチュリーチューブとインジェクター265との間に形
成された穴285を通して再循環される。
【0081】図5を参照して簡単に記載された差した粉
砕装置26dに於いては、前述したようにインジェクタ
ー265およびベンチュリーチューブ267内のせん断
力によって得られる集塊化した固体粒子の分解作用に対
して、バッフル装置287の壁面に流出が衝突して生じ
る衝撃作用による補助的な粒子分解作用が加味されるの
である。
【0082】粉砕装置26が図3〜図5を参照して引き
続いて記載した装置のようにベンチュリーチューブ形式
のものである場合は、ベンチュリーのネックに於ける圧
力がほぼ大気圧に等しくなるようにインジェクターの直
径に関する有利な決定が行われる。これにより、脱気や
キャビテーションの問題発生が回避される。
【0083】直径11mmのインジェクターを有し、これ
が約4バールの圧力で78m3 /時間の流量を導くポン
プ24を備えた粉砕ループ20に組み付けられている装
置を使用して、約75g/リットルの粉体溶液を処理す
ることによって、45時間の平均作業時間で平均直径が
25μmを超える粒子のほぼ全部の分解を遂行できると
決定できた。1時間継続する作業はループを約32回通
過するのに相当するものと知られる。
【0084】図6はガラス化処理場へ粉体を移送するた
めのパイプ28の入口に配置された篩い分け機すなわち
シフト機の実施例を示している。この粉体篩い分け機3
0は粉砕装置26と同様に生物学的保護を行うスラブ3
4′に懸架される。このスラブは或る種の場合にはスラ
ブ34と同じものとされる。篩い分け機30は従って粉
体が処理される下部セル38′内に配置される。
【0085】粉体篩い分け機30は垂直軸線を有するタ
ンク78を有している。このタンクはスクリュー82に
よってスラブ34′に固定された上部フランジ80を有
している。中央部分にてタンク78は内部にショルダー
84を備えている。このショルダー上に密接に且つ着脱
可能に水平プレート86が係止されている。このプレー
トの中央には把持部材88が備えられ、適当な操作手段
の助けを借りて遠隔操作によって取り付けおよび取り外
しが行えるようになっている。プレート86は図示して
いないシールを介してショルダー84上に係止してい
る。少なくとも1つの流入通路90がショルダー84の
上方にてタンク78を横断し、タンク内部に導かれてい
る。接線方向に導かれるのが好ましい。篩い分けされた
流体の流出パイプ92はタンク78の円錐形の底部94
のすぐ近くに備えられている。
【0086】粉体篩い分け機30は排出パイプ96も備
えている。このパイプは流出パイプ92と同様にタンク
78の円錐形の底部94のすぐ近くに備えられている。
また粉体篩い分け機30はガスを排出するためのガス排
出パイプ98も備えており、このパイプはショルダー8
4よりも上方に備えられている。
【0087】プレート86は同じ直径の円筒形の穴10
0を備えている。これらの穴はタンク78の垂直軸線の
回りを円周方向に沿ってプレート上に規則的に散財され
ている。これらの穴100のそれぞれは手指形のフィル
ターカートリッジ102を受け入れている。これらの穴
の円筒形部分は濾過媒体、例えば金網によって構成され
る、によって内部を被われている。フィルターカートリ
ッジの各々は上部の開口端に形成されたカラーによって
プレート86上に係止される。従って、このカートリッ
ジは容易に取り付けおよび取り外しができるのである。
【0088】注目すべきことは、或る種の作動状態に於
いては、フィルターカートリッジ102の個数はプレー
ト86に形成されている穴100の個数よりも少なくで
きるということである。この場合はカートリッジの取り
付けられない穴100に栓が挿入される。超音波探針1
04が各フィルターカートリッジ102の内部に配置さ
れる。各探針104は端部の各々にてシールされた円筒
形シース106と、シース106内に密接に配置された
超音波トランスデューサー108とを有する。ステンレ
ス・スチールのシース106はそのほぼ高さの半分に亘
って対応するフィルターカートリッジ102の内部で延
在し、またカートリッジの上方に同等の高さに亘って延
在し、上端に形成されたショルダーによってプレート1
10上に係止するようになされている。プレートは流入
通路90およびガス排出パイプ98よりも上方にてタン
ク78の内部に形成されているショルダー上に係止す
る。シール112および114がそれぞれ各シース10
6とプレート110との間およびプレート110とタン
ク78との間で所要のシール状態を保証する。
【0089】フィルターカートリッジ102を支持する
プレート86と同様に、超音波探針104を支持するプ
レート110は上端面の中央に部材116をぞていて、
この部材はスラブ34′よりも上方位置に配置された適
当な操作手段によって把持することができるようになさ
れている。
【0090】フィルターカートリッジ102に受け入れ
られたシース106の下端は環状空間によってカートリ
ッジから隔てられている。この環状空間の内部は通路9
0によって篩い分け機30へ導かれた粉体溶液が流動で
きる。
【0091】図6に示されたように、超音波トランスデ
ューサー108はシース106の下側部分の中に配置さ
れ、フィルターカートリッジ102の円筒形壁面に配置
されている濾過媒体の全高をカバーするようになされて
いる。円筒形トランスデューサー108とされるのが好
ましいこの形状は、各探針104と対応するフィルター
カートリッジ102との間に形成された環状領域にキャ
ビテーションを発生させるように設計される。
【0092】トランスデューサー108の各々に対する
電力供給はスラブ34′より上方のアクセス可能な領域
に配置された電源から電線118を通じて行われる。こ
の電線はシース106の各々、並びにタンク78の上端
をシールするプラグ120を緊密な状態で横断してお
り、これによりスラブ34′により行われる中性子から
の保護を完全なものとしている。
【0093】更に詳しくは、図6に示す実施例に於い
て、プラグ120には超音波探針104のそれぞれに関
して垂直に円形開口が形成されている。これにより、プ
ラグを取り外さないでそれらを取り付けおよび取り外し
できるようになっている。円形開口の各々は常時は小さ
なプラグ122によってシールされる。このプラグは対
応する探針用の電線118が横断している。このレベル
での放射線漏れを防止するために、電線118は螺旋チ
ューブ124を挿通してプラグ122を通されている。
【0094】対応する小さなプラグ122を取り外した
後で、プラグ120の穴を通して超音波探針104の各
々を取り外せるようになすために、探針104のシース
106の各々は上面に把持部材125を備えており、こ
の部材がスラブ34′よりも上方位置に配置された適当
な操作手段によって把持することができるようになされ
ている。超音波探針104のすべてが懸架されているプ
レート110はプラグ120の下方に固定されている。
従って、このプラグの取り外しは、例えばフィルターカ
ートリッジの交換のために、フィルターカートリッジ1
02を担持しているプレート86に対するアクセスを可
能にするのである。
【0095】プラグ120とプレート110との間の連
結はプレートの円筒形の延在部によって行われている。
この延在部は超音波探針104をプレート110上の所
定位置に保持することを助けている。従って、各探針1
04に関しては、水平なロッキングプレート126がプ
レート110の円筒形延在部とバイオネット連結128
によって協働する。各プレート126はスクリュー13
0を支持している。このスクリューは、プレート126
が所定位置にあるときは対応する超音波探針104と軸
線方向に整合される。スクリュー130は、対応する小
さなプラグ122を取り外した後に、スラブ34′より
上方のアクセス可能な領域から操作できる。スクリュー
130の各々は対応する探針104の把持部材125の
上端に形成されたねじ部と協働する。一方、探針は部材
125のベースに形成されている三角部分を有するプレ
ート126との協働によって回転不能とされる。
【0096】この結果、スクリュー130の各々に於け
る作用が対応する探針104からのプレート126の係
合解除を可能にするか、これとは逆に、伸長することで
探針がプレート110に係合してそれをロックするよう
になす。プラグ122を取り外した後、1つまたはそれ
以上のスクリュー130が対応する探針104から係合
解除され、小さなプラグ122を取り外した後に開かれ
ているままの穴を通して、ロッキングプレート126を
取り外した後に探針の取り外しが可能とされるのであ
る。
【0097】フィルター篩い分け機が作動されると、超
音波探針104の各々は電力を供給されて超音波を探針
104に関して半径方向へ向けて放射する。これによ
り、探針とその対応するフィルターカートリッジ102
との間に形成されている環状空間に存在する液体に対し
てキャビテーション効果を生じるのである。通路90を
通して篩い分け機30へ導かれたこの液体は、それ故に
フィルターカートリッジ102の各々を内張りしている
フィルター媒体を横断した後に、新しい粉砕作用にさら
されるのである。パイプ28(図1)に関するシール性
のリスクに関して特に予め定めたスレッシュホールドよ
りも大きな寸法の粒子は、カートリッジ102のそれぞ
れに於けるフィルター媒体によって後方に保持される。
液体と十分に小さな寸法の粒子とがフィルターカートリ
ッジを通して流れて、タンク78の円錐形の底部94内
に落下する。ここに於いて、流出パイプ92を通して取
り出されるのである。
【0098】フィルター篩い分け機30の作動する間、
作動状態は超音波トランスデューサー108を収容する
探針104のこれらの部分が永続的に埋め込まれている
ようにされねばならない。更に、カートリッジ102の
各々のフィルター媒体上に作用する圧力は適正な作動が
可能とするようになされねばならない。一方、制限内に
保持されて、粒子がフィルター媒体に係合せず、トラン
スデューサーの出力の関数として適正なキャビテーショ
ンを許可するようになす。更に、フィルター篩い分け機
にて処理された溶液は、トランスデューサーの如何なる
劣化をも生じないような温度に保持されねばならない。
トランスデューサー108はまた必要とされるときに篩
い分け機30のフィルターカートリッジ102の詰まり
を除去するのにも使用される。
【0099】例えば、4つのフィルターカートリッジを
含み、フィルター媒体が所望されるグレイン寸法の関数
として25〜40μmの金網で構成された粉体篩い分け
機が使用された。これらのフィルターカートリッジは9
2mmの内径と、160mmの高さを有していた。これらの
カートリッジの各々には円筒形のトランスデューサーが
配置された。このトランスデューサーは3つの並んだセ
ラミックディスクによって形成されていた。基準瞬間電
力は750Wであり、チャージ・レートはパルス作動に
相当する20%で、有効強さは0.87Aであった。こ
のパルス作動は、大きな粒子によって形成された事前の
層を攪乱して粉体粒子の通過を可能とし、キャビテーシ
ョン作用によって大きな粒子の集塊物を粉砕し、そして
装置の熱負荷を制限することができるようにした。この
ような篩い分け機はガラス化処理場へ運ばれる粒子に対
する所望の較正を保証できるようにした。
【0100】有利なこととして、本発明による方法およ
び設備の性能特性は、ケーキを水洗いした後に浄化機1
0の底部に存在する粉体スラッジを従来のように粉砕す
ることを実際の浄化機にて行うことにより、更に改善さ
れる。
【0101】この場合には、図1に非常に図解的に示し
たように、浄化機10のカバーに形成されている開口を
通して超音波探針132が浄化機内部に導かれる。超音
波探針はステンレススチールのシースによって形成さ
れ、このシース内に超音波トランスデューサーが配置さ
れる。
【0102】浄化機10が遠心式の揺動する沈降分離タ
ンクで形成される場合、タンクはゆっくりと回転されて
超音波高心132が作動される。或る時間の経過後に、
トランスデューサーが発生したキャビテーション効果の
結果として、この作動は溶液が移送タンク16へ移送さ
れる前に粒子の寸法を縮小させることを可能とする。
【0103】500Wの瞬間基準電力を有し、チャージ
・レートはパルス作動に相当する20%とされ、20k
Hzにて発信する円筒形トランスデューサーによって行
われたテストによれば、最初は360〜3000μmの
寸法をベースとして、5.5時間の処理の経過後には4
5%の粒子が40μm以下の直径で、5%の粒子が40
〜360μm直径を有し、50%の粒子が360〜30
00μmの直径を有するようになすことが可能であっ
た。超音波粉体篩い分け機は電流拍動なくして作動可能
であった。
【0104】浄化機10に超音波探針132を使用する
ことは移送パイプ28の詰まり、すなわち閉塞、の生じ
るリスクを更に低減し、ループ20に於ける粉体の処理
時間の短縮を可能にする。
【0105】明らかなように、本発明は例としてここに
記載した実施例に限定されるものではなく、実際にそれ
らのすべての変形形態を包含する。記載したさまざまな
器具の構造は実質的に変更することができ、特に作動状
態および得られた結果に関係して変更することができ
る。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、粒
子含有液体を非常に長いパイプに流した場合でも、パイ
プ内にて粒子が堆積して閉塞を生じることのないよう
に、液体中の集塊化した粒状物質を確実に分解し粉砕で
き、しかもこの粉砕のための設備が比較的簡単な構造で
且つ遠隔操作によって部品交換等を実施できるので、特
に放射線が問題となるような使用済み核燃料の再処理に
於けるパイプラインの安全性を飛躍的に高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による溶解粉体を処理するための設備の
図解的な構成図。
【図2】本発明の第1の実施例による、図1に示した設
備のループに配置された超音波装置の図解的な断面図。
【図3】本発明の第2の実施例による、図1に示した設
備のループに配置されたベンチュリーチューブ装置を示
す図2と同様な図解的な断面図。
【図4】本発明の第3の実施例による、図1に示した設
備のループに配置されたベンチュリーチューブ装置を示
す図2および図3と同様な図解的な断面図。
【図5】本発明の第4の実施例による、図1に示した設
備のループに配置されるバッフルおよびベンチュリーチ
ューブ装置を示す図2〜図4と同様な図解的な断面図。
【図6】図1に示された設備に使用できる超音波粉体篩
い分け機の図解的な断面図。
【符号の説明】
10 浄化機 16 移送タンク 20 ループ 26,26a,26b,26c,26d 粉砕装置 30 篩い分け機 32 貯蔵タンク 34,34′ スラブ 40,140,240,318 タンク 48,148 プラグ 56,156 本体 62,90,162,262,340 流入通路 64,92,164,264,358 流出通路 66 環状通路 68 中央通路 72 トランスデューサー 78 タンク 96,98 排出パイプ 100 穴 102 フィルターカートリッジ 104 超音波探針 106 シース 108 超音波トランスデューサー 116 把持部材 120,122 プラグ 163,263,365 下部チャンバー 165,265,336 インジェクター 167,267,344 ベンチュリーチューブ 169,370,376 環状通路 185,285 穴 287 バッフル装置 330 エジェクター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G21F 9/04 B 9216−2G 9/30 531 M 7156−2G

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集塊物を粉砕するための、また、流出さ
    れる粒子を篩い分けして予め定めたスレッシュホールド
    よりもグレイン寸法の大きな粒子は後方に保持するよう
    になすための手段(26)が組み付けられているループ
    (20)に粒子を流すことによって、粒子のグレイン寸
    法を縮小させる段階を含むことを特徴とする、付着を生
    じさせないで非常に長いダクトの中を流すことのできる
    異相混合物を得るために液体中に懸濁されている固体粒
    子の集塊物を処理する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された方法であって、使
    用済み核燃料を貯蔵タンク(32)へ移送する前に、そ
    の核燃料を切断し、溶解し、そして沈降分離して得られ
    た粉体と称される粒子の集塊物を処理するのに応用され
    ることを特徴とする、付着を生じさせないで非常に長い
    ダクトの中を流すことのできる異相混合物を得るために
    液体中に懸濁されている固体粒子の集塊物を処理する方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載された方
    法であって、前記ループにて粒子を循環させる前に、沈
    降分離の行われる装置(10)の中でグレイン寸法の事
    前縮小が行われることを特徴とする、付着を生じさせな
    いで非常に長いダクトの中を流すことのできる異相混合
    物を得るために液体中に懸濁されている固体粒子の集塊
    物を処理する方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された方法であって、粒
    子寸法が超音波によって事前に縮小されることを特徴と
    する、付着を生じさせないで非常に長いダクトの中を流
    すことのできる異相混合物を得るために液体中に懸濁さ
    れている固体粒子の集塊物を処理する方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までの何れか1項
    に記載された方法であって、超音波装置(26a)がル
    ープ(20)に使用されて集塊物を分解するようになさ
    れることを特徴とする、付着を生じさせないで非常に長
    いダクトの中を流すことのできる異相混合物を得るため
    に液体中に懸濁されている固体粒子の集塊物を処理する
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項4までの何れか1項
    に記載された方法であって、集塊物を分解するためにベ
    ンチュリーチューブ装置(26b,26c)がループ
    (20)内に使用されていることを特徴とする、付着を
    生じさせないで非常に長いダクトの中を流すことのでき
    る異相混合物を得るために液体中に懸濁されている固体
    粒子の集塊物を処理する方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載された方法であって、ベ
    ンチュリーチューブ(267)を組み付けた装置(26
    c)が使用され、その後方にバッフル(287)が使用
    されることを特徴とする、付着を生じさせないで非常に
    長いダクトの中を流すことのできる異相混合物を得るた
    めに液体中に懸濁されている固体粒子の集塊物を処理す
    る方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7までの何れか1項
    に記載された方法であって、粒子が超音波篩い分け機
    (30)にて篩い分けされることを特徴とする、付着を
    生じさせないで非常に長いダクトの中を流すことのでき
    る異相混合物を得るために液体中に懸濁されている固体
    粒子の集塊物を処理する方法。
  9. 【請求項9】 沈降分離装置(10)の底部に連結され
    た移送タンク(16)、ポンピング装置(24)および
    集塊物を分解するために連結された手段(26)を備え
    たループ(20)と、移送タンクを貯蔵タンクに連結す
    るパイプ(28)に配置され、移送タンクの近くに位置
    された粒子篩い分け機(30)とを含んで構成されたこ
    とを特徴とする、付着を生じさせないで非常に長いダク
    トの中を流すことのできる異相混合物を得るために液体
    中に懸濁されている固体粒子の集塊物を処理する設備。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載された設備であって、
    請求項9に記載された方法であって、使用済み核燃料を
    貯蔵タンクへ移送する前に、その核燃料を切断し、溶解
    し、そして沈降分離して得られた粉体と称される粒子の
    集塊物を処理するのに応用されることを特徴とする、付
    着を生じさせないで非常に長いダクトの中を流すことの
    できる異相混合物を得るために液体中に懸濁されている
    固体粒子の集塊物を処理する設備。
  11. 【請求項11】 請求項9または請求項10に記載され
    た設備であって、粒子のグレイン寸法を事前に縮小する
    ための、沈降分離装置(10)の中に配置された手段
    (132)を含んでいることを特徴とする、付着を生じ
    させないで非常に長いダクトの中を流すことのできる異
    相混合物を得るために液体中に懸濁されている固体粒子
    の集塊物を処理する設備。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載された設備であっ
    て、粒子のグレイン寸法を事前に縮小するための手段が
    超音波トランスデューサー(132)を組み付けられて
    いることを特徴とする、付着を生じさせないで非常に長
    いダクトの中を流すことのできる異相混合物を得るため
    に液体中に懸濁されている固体粒子の集塊物を処理する
    設備。
  13. 【請求項13】 請求項9から請求項12までの何れか
    1項に記載された設備であって、集塊物を分解するため
    の手段が少なくとも1つの超音波発信トランスデューサ
    ー(72)を有する装置(26a)を含んでいることを
    特徴とする、付着を生じさせないで非常に長いダクトの
    中を流すことのできる異相混合物を得るために液体中に
    懸濁されている固体粒子の集塊物を処理する設備。
  14. 【請求項14】 請求項9から請求項12までの何れか
    1項に記載された設備であって、集塊物を分解するため
    の手段がベンチュリーチューブ(167,267,34
    4)を有する装置(26b,26c,26d)を含むこ
    とを特徴とする、付着を生じさせないで非常に長いダク
    トの中を流すことのできる異相混合物を得るために液体
    中に懸濁されている固体粒子の集塊物を処理する設備。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載された設備であっ
    て、ベンチュリーチューブ装置(26b,26c,26
    d)がベンチュリーチューブよりも上流側にインジェク
    ター(165,265,336)を有し、このインジェ
    クターはベンチュリーチューブからリサイクリング通路
    (183,285,376)によって隔てられているこ
    とを特徴とする、付着を生じさせないで非常に長いダク
    トの中を流すことのできる異相混合物を得るために液体
    中に懸濁されている固体粒子の集塊物を処理する設備。
  16. 【請求項16】 請求項14または請求項15に記載さ
    れた設備であって、ベンチュリーチューブ装置(26
    d)がベンチュリーチューブ(267)よりも下流側に
    バッフル装置(287)を有していることを特徴とす
    る、付着を生じさせないで非常に長いダクトの中を流す
    ことのできる異相混合物を得るために液体中に懸濁され
    ている固体粒子の集塊物を処理する設備。
  17. 【請求項17】 請求項14または請求項15に記載さ
    れた設備であって、ベンチュリーチューブ装置(26
    c)がベンチュリーチューブ(344)からの出口位置
    に粒子の堆積を回避するためのデフレクター(372)
    を有していることを特徴とする、付着を生じさせないで
    非常に長いダクトの中を流すことのできる異相混合物を
    得るために液体中に懸濁されている固体粒子の集塊物を
    処理する設備。
  18. 【請求項18】 請求項9から請求項17までの何れか
    1項に記載された設備であって、粒子篩い分け機(3
    0)が超音波篩い分け機であることを特徴とする、付着
    を生じさせないで非常に長いダクトの中を流すことので
    きる異相混合物を得るために液体中に懸濁されている固
    体粒子の集塊物を処理する設備。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載された設備であっ
    て、超音波篩い分け機が電流拍動によって作動されるこ
    とを特徴とする、付着を生じさせないで非常に長いダク
    トの中を流すことのできる異相混合物を得るために液体
    中に懸濁されている固体粒子の集塊物を処理する設備。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載された設備であっ
    て、超音波篩い分け機が電流拍動なしで作動されること
    を特徴とする、付着を生じさせないで非常に長いダクト
    の中を流すことのできる異相混合物を得るために液体中
    に懸濁されている固体粒子の集塊物を処理する設備。
  21. 【請求項21】 請求項9から請求項20までの何れか
    1項に記載された設備であって、集塊物分解するための
    手段(26)および粒子篩い分け機(30)が、水平な
    スラブ(34,34′)上に懸架された活動部分を含
    み、この活動部分が該スラブよりも上方位置のアクセス
    可能な領域から取り外すことができるようになされてい
    ることを特徴とする、付着を生じさせないで非常に長い
    ダクトの中を流すことのできる異相混合物を得るために
    液体中に懸濁されている固体粒子の集塊物を処理する設
    備。
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