JPH1024232A - 触媒充填方法及び触媒充填装置 - Google Patents
触媒充填方法及び触媒充填装置Info
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- JPH1024232A JPH1024232A JP18185396A JP18185396A JPH1024232A JP H1024232 A JPH1024232 A JP H1024232A JP 18185396 A JP18185396 A JP 18185396A JP 18185396 A JP18185396 A JP 18185396A JP H1024232 A JPH1024232 A JP H1024232A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J8/00—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
- B01J8/02—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds
- B01J8/06—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds in tube reactors; the solid particles being arranged in tubes
-
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- B01J8/0015—Feeding of the particles in the reactor; Evacuation of the particles out of the reactor
- B01J8/003—Feeding of the particles in the reactor; Evacuation of the particles out of the reactor in a downward flow
-
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- B01J8/008—Details of the reactor or of the particulate material; Processes to increase or to retard the rate of reaction
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- Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多管垂直式反応器において、原料ガス等に含
まれるダストが触媒層に堆積することによる圧力損失の
上昇を極力防止し、かつ触媒層のダスト等の堆積物の除
去を容易にし、触媒寿命を延ばた触媒充填方法を提供す
る。 【解決手段】 多管垂直式反応器に触媒を充填するに際
して、開閉可能な触媒開放口を有する触媒充填装置を用
いて、該反応器内の反応管の底部から少なくとも50容
量%まで、触媒を充填して、次いで残りの触媒を自由落
下により該反応管に充填することを特徴とする触媒充填
方法である。
まれるダストが触媒層に堆積することによる圧力損失の
上昇を極力防止し、かつ触媒層のダスト等の堆積物の除
去を容易にし、触媒寿命を延ばた触媒充填方法を提供す
る。 【解決手段】 多管垂直式反応器に触媒を充填するに際
して、開閉可能な触媒開放口を有する触媒充填装置を用
いて、該反応器内の反応管の底部から少なくとも50容
量%まで、触媒を充填して、次いで残りの触媒を自由落
下により該反応管に充填することを特徴とする触媒充填
方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油精製設備や化
学工業設備等の多管式反応器内の反応管に触媒を充填す
る触媒充填方法および触媒充填装置に関する。
学工業設備等の多管式反応器内の反応管に触媒を充填す
る触媒充填方法および触媒充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、石油精製や化学工業等におい
て各種反応のために触媒が利用されている。その利用に
際して、例えばリング状の形状を有する触媒を多数の円
筒状の反応管に充填しておき、この反応器に油状または
ガス状の原料油、反応液あるいはその混合物を触媒表面
に接触させ反応させることが一般的である。
て各種反応のために触媒が利用されている。その利用に
際して、例えばリング状の形状を有する触媒を多数の円
筒状の反応管に充填しておき、この反応器に油状または
ガス状の原料油、反応液あるいはその混合物を触媒表面
に接触させ反応させることが一般的である。
【0003】各種化学装置に用いる触媒は、落下による
衝撃で破損しやすいものが多く、ある種の触媒は1〜3
m落下させても、1〜10%が破損する。触媒の破損よ
り生じた粉体により、圧力損失の上昇、原料ガス中に含
まれるダストの堆積の促進などの悪影響を及ぼす原因と
なる。多管垂直式反応器内の反応管に触媒を充填する方
法としては、従来次のような方法があった。「粉粒体の
貯槽と供給装置」(日刊工業新聞社)P.171に示さ
れるように、シュートを用いて触媒を反応管開口部より
ストレートに落下させ投入する方法が知られている。
衝撃で破損しやすいものが多く、ある種の触媒は1〜3
m落下させても、1〜10%が破損する。触媒の破損よ
り生じた粉体により、圧力損失の上昇、原料ガス中に含
まれるダストの堆積の促進などの悪影響を及ぼす原因と
なる。多管垂直式反応器内の反応管に触媒を充填する方
法としては、従来次のような方法があった。「粉粒体の
貯槽と供給装置」(日刊工業新聞社)P.171に示さ
れるように、シュートを用いて触媒を反応管開口部より
ストレートに落下させ投入する方法が知られている。
【0004】特開昭47ー14067号公報には、封入
粒状物質を開口底部を折り返した可撓性物質製の普通管
状の袋に入れ、普通管状の処理容器内に上記袋の底を上
記容器の空間区域の底部に近接させて懸下して、封入粒
状物質を上記袋から取り出し、上記物質が自由落下する
のを防止して、物質を上空間区域の底部に堆積させる、
この程を繰り返し充填する方法が開示れている。
粒状物質を開口底部を折り返した可撓性物質製の普通管
状の袋に入れ、普通管状の処理容器内に上記袋の底を上
記容器の空間区域の底部に近接させて懸下して、封入粒
状物質を上記袋から取り出し、上記物質が自由落下する
のを防止して、物質を上空間区域の底部に堆積させる、
この程を繰り返し充填する方法が開示れている。
【0005】この触媒充填方法は、処理容器に触媒を充
填するために、袋への充填および懸下、袋取り出しを繰
り返す必要があり、触媒の充填作業性が悪い。また、特
公昭59−249号公報には、上端に触媒供給手段を接
続した伸縮自在の触媒下降管の下端を触媒充填室中心部
に臨ませて、徐々に充填する、つまり触媒をストレート
に落下させる、いわゆるソック充填方式が開示れてい
る。
填するために、袋への充填および懸下、袋取り出しを繰
り返す必要があり、触媒の充填作業性が悪い。また、特
公昭59−249号公報には、上端に触媒供給手段を接
続した伸縮自在の触媒下降管の下端を触媒充填室中心部
に臨ませて、徐々に充填する、つまり触媒をストレート
に落下させる、いわゆるソック充填方式が開示れてい
る。
【0006】さらに、特開平5−31351公報には、
成型触媒又は担持触媒を固定床反応器内に、実質的に触
媒の落下を妨げない形状のひも状物質を少なくとも1個
介在させ、上部より落下充填する方法が開示れている。
特公昭59−249号および上記特開平5−31351
公報の触媒充填方法は、触媒が多管垂直式式反応管に閉
塞する、触媒が反応管に均一に充填されない、また触媒
が通常金属製である反応管の底面部に直接落下衝突し破
砕する問題があった。その結果、触媒の充填作業性が悪
く作業経費がかさみ、破砕した触媒粉が反応器内に舞い
作業環境に悪影響がある場合もあった。触媒が反応管に
均一に充填されないことで原料ガス等の触媒の通過が均
一にならず、原料ガス等および触媒が有効に使用されな
い問題があった。また、破砕した触媒により反応器の圧
力損失が増大しブロワーの送風電力を浪費することにな
る。この場合、送風能力を越えてプラント運転停止に到
る場合ある。そのために、触媒を完全に有効に使いきれ
ないまま、大変な労力、経費を使う触媒の篩い作業或い
は触媒交換作業を行わなければならないという問題があ
った。加えて、破砕触媒は反応器後流の工程に送られ装
置を汚し配管等の詰まり、腐食を起こす等の欠点があ
り、工業的に有利な方法では無かった。
成型触媒又は担持触媒を固定床反応器内に、実質的に触
媒の落下を妨げない形状のひも状物質を少なくとも1個
介在させ、上部より落下充填する方法が開示れている。
特公昭59−249号および上記特開平5−31351
公報の触媒充填方法は、触媒が多管垂直式式反応管に閉
塞する、触媒が反応管に均一に充填されない、また触媒
が通常金属製である反応管の底面部に直接落下衝突し破
砕する問題があった。その結果、触媒の充填作業性が悪
く作業経費がかさみ、破砕した触媒粉が反応器内に舞い
作業環境に悪影響がある場合もあった。触媒が反応管に
均一に充填されないことで原料ガス等の触媒の通過が均
一にならず、原料ガス等および触媒が有効に使用されな
い問題があった。また、破砕した触媒により反応器の圧
力損失が増大しブロワーの送風電力を浪費することにな
る。この場合、送風能力を越えてプラント運転停止に到
る場合ある。そのために、触媒を完全に有効に使いきれ
ないまま、大変な労力、経費を使う触媒の篩い作業或い
は触媒交換作業を行わなければならないという問題があ
った。加えて、破砕触媒は反応器後流の工程に送られ装
置を汚し配管等の詰まり、腐食を起こす等の欠点があ
り、工業的に有利な方法では無かった。
【0007】また、特開平6−64902号公報には、
伝熱管の内径よりやや小さい外径を有し軸方向に所定の
長さ延びた螺旋体と、この螺旋体の軸方向の一端に固着
され多数の孔が穿設され螺旋体と同等の外径を底蓋とで
管基体を形成し、この管基体の外周面を壁部材で覆って
カートリッジ用管体を形成し、この管体に触媒を密に充
填して触媒カートリッジを製作し、この触媒カートリッ
ジの底蓋とは反対側の端部を押して、そのまま伝熱管内
へ挿入する方法が知られている。
伝熱管の内径よりやや小さい外径を有し軸方向に所定の
長さ延びた螺旋体と、この螺旋体の軸方向の一端に固着
され多数の孔が穿設され螺旋体と同等の外径を底蓋とで
管基体を形成し、この管基体の外周面を壁部材で覆って
カートリッジ用管体を形成し、この管体に触媒を密に充
填して触媒カートリッジを製作し、この触媒カートリッ
ジの底蓋とは反対側の端部を押して、そのまま伝熱管内
へ挿入する方法が知られている。
【0008】この方法は、触媒カートリッジが必要であ
り、触媒の充填作業性が悪い。しかし、これらの方法に
は、原料ガス等に含まれるダストが触媒層中の触媒粉体
により堆積し、圧力損失の上昇に対して、何ら配慮され
ていない。
り、触媒の充填作業性が悪い。しかし、これらの方法に
は、原料ガス等に含まれるダストが触媒層中の触媒粉体
により堆積し、圧力損失の上昇に対して、何ら配慮され
ていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、多管垂直式
反応器において、原料ガス等に含まれるダストが触媒層
に堆積することによる圧力損失の上昇を極力防止し、か
つ触媒層のダスト等の堆積物の除去を容易にし、触媒寿
命を延ばた触媒充填方法を提供する。
反応器において、原料ガス等に含まれるダストが触媒層
に堆積することによる圧力損失の上昇を極力防止し、か
つ触媒層のダスト等の堆積物の除去を容易にし、触媒寿
命を延ばた触媒充填方法を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、多
管垂直式反応器に触媒を充填するに際して、開閉可能な
触媒開放口を有する触媒充填装置を用いて、該反応器内
の反応管の底部から少なくとも50容量%まで、触媒を
充填して、次いで残りの触媒を自由落下により該反応管
に充填することを特徴とする触媒充填方法である。。
管垂直式反応器に触媒を充填するに際して、開閉可能な
触媒開放口を有する触媒充填装置を用いて、該反応器内
の反応管の底部から少なくとも50容量%まで、触媒を
充填して、次いで残りの触媒を自由落下により該反応管
に充填することを特徴とする触媒充填方法である。。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
具体的な手段は、その方法として多管垂直式反応器に触
媒を充填するに際して、まず反応器内の反応管の空間区
域の底部に開閉可能なの触媒開放口を有する触媒充填装
置により触媒を該反応器内の反応管の底部から少なくと
も50容量%まで、好ましくは90容量%、更に好まし
くは97容量%までの触媒を充填して、次いで残りの触
媒を自由落下により該反応管に充填する触媒充填方法で
ある。
具体的な手段は、その方法として多管垂直式反応器に触
媒を充填するに際して、まず反応器内の反応管の空間区
域の底部に開閉可能なの触媒開放口を有する触媒充填装
置により触媒を該反応器内の反応管の底部から少なくと
も50容量%まで、好ましくは90容量%、更に好まし
くは97容量%までの触媒を充填して、次いで残りの触
媒を自由落下により該反応管に充填する触媒充填方法で
ある。
【0012】反応管下部への触媒充填には、反応管に設
置した触媒充填袋に一旦触媒を充填した後、触媒開放口
を開いて触媒を反応管に充填する。その際、触媒は触媒
充填袋の容量分充填される。次いで触媒充填袋を反応管
外に取り出した後、反応管に直接触媒を反応管開口部ま
で充填する。このように、反応管下部に触媒を充填する
のに、触媒充填装置を用いることで、触媒が反応管底部
に衝突して破砕しない距離から充填が行え、かつ反応管
上部への触媒充填に際して、反応管下部に充填された触
媒を緩衝材となり、触媒の破砕を最小限に抑えてことが
可能となる。また、反応管への触媒供給を2回に分けて
行うことにより、触媒を反応管に閉塞させず作業性良く
充填することが可能になる。更に、触媒充填装置を用
い、反応管下部において反応管内径より小なる径を有す
る開口部から触媒が充填されることによって、触媒が反
応管半径方向に偏ることなく反応管に均一に比較的密に
充填することが可能になる。又、自由落下により触媒が
充填されるので反応管上部では触媒は比較的粗に充填さ
れる。
置した触媒充填袋に一旦触媒を充填した後、触媒開放口
を開いて触媒を反応管に充填する。その際、触媒は触媒
充填袋の容量分充填される。次いで触媒充填袋を反応管
外に取り出した後、反応管に直接触媒を反応管開口部ま
で充填する。このように、反応管下部に触媒を充填する
のに、触媒充填装置を用いることで、触媒が反応管底部
に衝突して破砕しない距離から充填が行え、かつ反応管
上部への触媒充填に際して、反応管下部に充填された触
媒を緩衝材となり、触媒の破砕を最小限に抑えてことが
可能となる。また、反応管への触媒供給を2回に分けて
行うことにより、触媒を反応管に閉塞させず作業性良く
充填することが可能になる。更に、触媒充填装置を用
い、反応管下部において反応管内径より小なる径を有す
る開口部から触媒が充填されることによって、触媒が反
応管半径方向に偏ることなく反応管に均一に比較的密に
充填することが可能になる。又、自由落下により触媒が
充填されるので反応管上部では触媒は比較的粗に充填さ
れる。
【0013】本発明の触媒充填装置は、触媒供給口及び
下端に開放可能な開放口を有する外径が反応管の内径よ
り小さい円筒状の袋であり、反応器内に設定して触媒を
充填、あるいは反応器の外で触媒を充填してから反応器
内に挿入し、反応管の底部に接近して設定でるものであ
り、該触媒充填装置を用いて、触媒を充填することがで
きる。触媒充填袋の全長さが反応管の全長と同等、若し
くはそれ以下であり且つ触媒破壊強度に応じた最小長さ
以上を有するものである。
下端に開放可能な開放口を有する外径が反応管の内径よ
り小さい円筒状の袋であり、反応器内に設定して触媒を
充填、あるいは反応器の外で触媒を充填してから反応器
内に挿入し、反応管の底部に接近して設定でるものであ
り、該触媒充填装置を用いて、触媒を充填することがで
きる。触媒充填袋の全長さが反応管の全長と同等、若し
くはそれ以下であり且つ触媒破壊強度に応じた最小長さ
以上を有するものである。
【0014】また、触媒充填袋の材料には、帆布、綿
布、合成繊維布、ゴム、合成樹脂、鉄板が挙げられる。
好ましくは帆布である本発明に用いる触媒の破壊強度
は、0.1〜70kg/cm2の範囲であることが好ま
しい。その触媒の形状は、粒子状、ペレット状、リング
状、デイジー状であることが好ましい。
布、合成繊維布、ゴム、合成樹脂、鉄板が挙げられる。
好ましくは帆布である本発明に用いる触媒の破壊強度
は、0.1〜70kg/cm2の範囲であることが好ま
しい。その触媒の形状は、粒子状、ペレット状、リング
状、デイジー状であることが好ましい。
【0015】本発明の方法により反応管上部の触媒密度
が低いので、ダスト及び破砕した粉体化した触媒の堆積
による反応管を含めたプラントの運転上耐えられない圧
力損失までの期間が長くなる。
が低いので、ダスト及び破砕した粉体化した触媒の堆積
による反応管を含めたプラントの運転上耐えられない圧
力損失までの期間が長くなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0017】
【実施例1】図1から図3により本発明の一実施態様を
説明する。図1は、略円筒状の反応器1の上部にはマン
ホール2が設けられている。マンホール2には反応器1
の外部からクレーン3で吊り下げられた触媒貯留用ホッ
パ4の底部バルブ5に接続された布、ゴム、合成樹脂な
どの変形し易い材料を蛇腹状に形成してなる触媒供給管
6が挿入されている。反応器1の内部には多数の反応管
7が配置されている。触媒供給管6の開放部は反応管7
の上面に配置されている。反応管7には触媒充填装置8
が設置されている。
説明する。図1は、略円筒状の反応器1の上部にはマン
ホール2が設けられている。マンホール2には反応器1
の外部からクレーン3で吊り下げられた触媒貯留用ホッ
パ4の底部バルブ5に接続された布、ゴム、合成樹脂な
どの変形し易い材料を蛇腹状に形成してなる触媒供給管
6が挿入されている。反応器1の内部には多数の反応管
7が配置されている。触媒供給管6の開放部は反応管7
の上面に配置されている。反応管7には触媒充填装置8
が設置されている。
【0018】図2は、触媒充填装置8は円筒状の触媒充
填袋9と、触媒充填袋9の触媒供給口に中空円状の鍔1
0が接続されている。鍔10には三角状の触媒開放口1
2を開閉するための綱11が接続されており、綱11の
他端は触媒開放口12に接続されている。また、鍔10
には触媒開放口12を開閉するためにストッパ13が設
けられている。図2には、触媒充填装置8の綱11をス
トッパ13に通して触媒開放口12を閉止した状態、す
なわち触媒充填装置8が内部に触媒を充填する状態が示
されている。
填袋9と、触媒充填袋9の触媒供給口に中空円状の鍔1
0が接続されている。鍔10には三角状の触媒開放口1
2を開閉するための綱11が接続されており、綱11の
他端は触媒開放口12に接続されている。また、鍔10
には触媒開放口12を開閉するためにストッパ13が設
けられている。図2には、触媒充填装置8の綱11をス
トッパ13に通して触媒開放口12を閉止した状態、す
なわち触媒充填装置8が内部に触媒を充填する状態が示
されている。
【0019】図3は触媒充填装置8の綱11をストッパ
13に通さず触媒開放口12を開放した状態、すなわち
触媒充填装置8が内部の触媒を反応管7に開放する状態
が示されている。触媒を触媒充填装置を用いて連続的に
反応器内の反応管に充填を行った。即ち、図1の如く、
触媒14を充填した触媒貯留用ホッパー4をクレーン3
により反応器1のマンホール2上まで吊り上げ、ホッパ
ー底部のバルブ5を開けて触媒14を開放させる。触媒
14はバルブ5接続したホース6を通じて反応器1内に
投入する。作業員はホース6の先端を反応管7の上部に
向けて、予め反応器1内の反応管7に図2の如く触媒開
放口12を閉止した状態で設置しておいた触媒充填装置
8に触媒を触媒充填装置8の上面まで充填する。次に、
図3の如く、触媒充填装置8の綱11をストッパ13か
ら離し、開放口12を開放させて、触媒充填装置8から
触媒を反応管7に落下させる。反応管7には触媒充填装
置の内容量分の触媒が充填される。以上の触媒充填装置
8による反応管へ触媒充填を繰り返し、反応器1の全部
の反応管7に触媒14を充填する。その後、触媒充填装
置8を抜き取り、反応管7の上面までホース6から直接
に触媒14を充填する。以上を繰り返し、触媒14を全
部の反応管7に充填する。
13に通さず触媒開放口12を開放した状態、すなわち
触媒充填装置8が内部の触媒を反応管7に開放する状態
が示されている。触媒を触媒充填装置を用いて連続的に
反応器内の反応管に充填を行った。即ち、図1の如く、
触媒14を充填した触媒貯留用ホッパー4をクレーン3
により反応器1のマンホール2上まで吊り上げ、ホッパ
ー底部のバルブ5を開けて触媒14を開放させる。触媒
14はバルブ5接続したホース6を通じて反応器1内に
投入する。作業員はホース6の先端を反応管7の上部に
向けて、予め反応器1内の反応管7に図2の如く触媒開
放口12を閉止した状態で設置しておいた触媒充填装置
8に触媒を触媒充填装置8の上面まで充填する。次に、
図3の如く、触媒充填装置8の綱11をストッパ13か
ら離し、開放口12を開放させて、触媒充填装置8から
触媒を反応管7に落下させる。反応管7には触媒充填装
置の内容量分の触媒が充填される。以上の触媒充填装置
8による反応管へ触媒充填を繰り返し、反応器1の全部
の反応管7に触媒14を充填する。その後、触媒充填装
置8を抜き取り、反応管7の上面までホース6から直接
に触媒14を充填する。以上を繰り返し、触媒14を全
部の反応管7に充填する。
【0020】このような本実施例によれば、反応器1内
の反応管7の下部への触媒充填を開閉可能な開放口12
を有する触媒充填装置8により行い、次いで反応管7上
部への触媒充填を行うことにより、触媒14を反応管7
に閉塞させず、触媒14を反応管7に均一に充填し、か
つ触媒14の破砕を最小限に抑えて作業性良く充填する
ことが出来た。
の反応管7の下部への触媒充填を開閉可能な開放口12
を有する触媒充填装置8により行い、次いで反応管7上
部への触媒充填を行うことにより、触媒14を反応管7
に閉塞させず、触媒14を反応管7に均一に充填し、か
つ触媒14の破砕を最小限に抑えて作業性良く充填する
ことが出来た。
【0021】このような本実施例によれば、反応器1内
の反応管7の下部への触媒充填を螺旋状の板16を有す
る触媒充填装置15により行い、触媒14を反応管7に
閉塞させず、触媒14を反応管7に均一に充填し、かつ
触媒14の破砕を最小限に抑えて作業性良く充填するこ
とが出来た。
の反応管7の下部への触媒充填を螺旋状の板16を有す
る触媒充填装置15により行い、触媒14を反応管7に
閉塞させず、触媒14を反応管7に均一に充填し、かつ
触媒14の破砕を最小限に抑えて作業性良く充填するこ
とが出来た。
【0022】
【発明の効果】本発明の触媒充填方法および触媒充填装
置により、原料ガス等に含まれるダストが触媒層に堆積
することによる圧力損失の上昇するまで時間が延び、か
つ触媒層のダスト等の堆積物の除去を容易にし、触媒寿
命を延ばすことができた。
置により、原料ガス等に含まれるダストが触媒層に堆積
することによる圧力損失の上昇するまで時間が延び、か
つ触媒層のダスト等の堆積物の除去を容易にし、触媒寿
命を延ばすことができた。
図1は本発明に係わる触媒充填装置の一実施例を示す正
面断面図、
面断面図、
【図1】図2は触媒充填装置(閉塞状態)及び反応管の
一部断面図である。
一部断面図である。
【図2】図3は触媒充填装置(開放状態)及び反応管の
一部断面図である。
一部断面図である。
【図3】
1、反応器 2、マンホール 3、クレーン 4、ホッパ 5、バルブ 6、触媒供給管 7、反応管 8、触媒充填装置 9、触媒充填袋 10、鍔 11、綱 12、触媒開放口 13、ストッパ 14、触媒
Claims (4)
- 【請求項1】 多管垂直式反応器に触媒を充填するに際
して、開閉可能な触媒開放口を有する触媒充填装置を用
いて、該反応器内の反応管の底部から少なくとも50容
量%まで、触媒を充填して、次いで残りの触媒を自由落
下により該反応管に充填することを特徴とする触媒充填
方法。 - 【請求項2】 触媒充填装置には、多管垂直式反応器の
外部に設けられたホッパから触媒供給管を通じて触媒が
供給されることを特徴とする請求項1の触媒充填装置。 - 【請求項3】 触媒充填装置は触媒供給口及び下端に開
放可能な開放口を有する外径が反応管の内径より小さい
円筒状の袋であり、反応器内に設定して触媒を充填、あ
るいは反応器の外で触媒を充填してから反応器内に挿入
し、反応管の底部に接近して設定できるものであり、該
触媒充填装置を用いて、触媒を充填することをとする請
求項1記載の触媒充填方法。 - 【請求項4】 触媒の破壊強度が0.1〜70kg/c
m2の範囲にあり、その触媒の形状が粒子状、ペレット
状、リング状、デイジー状であることを特徴とする請求
項1、2又は3記載の触媒充填方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18185396A JPH1024232A (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 触媒充填方法及び触媒充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18185396A JPH1024232A (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 触媒充填方法及び触媒充填装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1024232A true JPH1024232A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16107981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18185396A Withdrawn JPH1024232A (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 触媒充填方法及び触媒充填装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1024232A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0963785A1 (en) * | 1998-05-12 | 1999-12-15 | Shell Internationale Researchmaatschappij B.V. | Reactor tube loading device |
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| WO2010068094A3 (en) * | 2008-12-10 | 2010-08-12 | Arend Jan Te Raa | Loading device for loading particles, method for loading particles using a loading device |
| US8336586B2 (en) | 2008-09-11 | 2012-12-25 | Extundo Incorporated | Loading sleeve and method for loading chemical reactor tubes |
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| CN115814707A (zh) * | 2022-05-17 | 2023-03-21 | 重庆市中润化学有限公司 | 一种bdo脱氢反应器催化剂装填方法 |
-
1996
- 1996-07-11 JP JP18185396A patent/JPH1024232A/ja not_active Withdrawn
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|---|---|---|---|
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