JPH05131735A - インクリボン揺動装置付き印字装置 - Google Patents

インクリボン揺動装置付き印字装置

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JPH05131735A
JPH05131735A JP29311091A JP29311091A JPH05131735A JP H05131735 A JPH05131735 A JP H05131735A JP 29311091 A JP29311091 A JP 29311091A JP 29311091 A JP29311091 A JP 29311091A JP H05131735 A JPH05131735 A JP H05131735A
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JP29311091A
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Shigeo Nakamura
繁夫 中村
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多色用広幅インクリボン26のシフト範囲を
小さくして、印字ヘッドとプラテンとの間を通過する長
さの短い用紙Pをローラ対に挟持させた状態で印字可能
にする。 【構成】 巾方向に異なる色の領域を有するインクリボ
ン26のうち、使用頻度の高い色の領域26b,26c
を広幅領域とし、使用頻度の少ない色について狭巾領域
26a,26dに形成する。この狭巾領域に印字ヘッド
10を対面させて印字するとき、印字文字高さ方向に2
分割した印字領域で印字動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巾方向に複数の色の異
なる色領域を有する広幅のインクリボンを巾方向にシフ
トする揺動装置を備えた印字装置に関するものであり、
詳しくは、その巾方向の揺動範囲を減少できるようにし
た印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】巾方向に複数の異なる色領域を有するい
わゆる多色の広幅タイプのインクリボン及び、そのイン
クリボンをその巾方向に揺動するための揺動装置付きの
印字装置は、特開昭63−257677号等にて公知で
ある。通常この種のインクリボンはプラテンの長手方向
(キャリッジの移動方向)に沿って延び、プラテン上の
印字用紙Pに色を異ならせて印字するとき、揺動装置に
よりインクリボンをその巾方向(用紙送り方向)にシフ
トさせる。そして、図11で示すように、従来のこの種
のインクリボンRは、その各色領域〔例えばブラック
(Ra)、マゼンタ(Rb)、シアン(Rc)、イエロ
ー(Rd)〕の各巾寸法(H1)が等しく、且つ印字ヘ
ッド10による印字文字高さ寸法(H2)より充分広幅
に形成し、そして、印字ヘッド10では1行の印字文字
高さ全体を一度に印字(ドット)するようにしていた。
【0003】従って、前記インクリボンRをシフトさせ
る距離は、前記各色領域の巾寸法(H1)ごとに印字ヘ
ッド10に対してシフトさせる必要があり、全ての色で
印字可能とする為には、印字ヘッド10の箇所を中心に
して、用紙送り方向の上下流に7×H1の距離の空間が
必要となる(図11参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、プラテン及び印
字ヘッドを挟んで用紙送りの上流側と下流側とに、2組
の用紙送りローラ対を備え、この両組のローラ対にて印
字用紙をストレートパスにて搬送するタイプの印字装置
にあっては、印字作業中の用紙送りを可能とするには、
少なくとも前記一方のローラ対に印字用紙が挟持されて
いることが必要である。
【0005】しかるに、前記広幅インクリボンのシフト
装置は前記2組のローラ対の間に配置しなければならな
いから、前述のようにインクリボンのシフトに要する距
離が大きいと、このシフト作用の邪魔にならないよう
に、前記上下流の2組のローラ対間の用紙送りに沿う距
離を長く設定しなければならない。そうすると、例えば
用紙送り方向に寸法の短い伝票等を手差し給紙して印字
させる作業では、その伝票の長さ寸法を長くしなければ
ならない。換言すれば使用可能な印字用紙の最小長さに
制約ができるという問題があった。
【0006】本発明はこの問題を解決し、長さの短い印
字用紙に対応できる印字装置を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、印字装置におけるプラテンに対面する印
字ヘッドを搭載したキャリッジの移動方向に延びるイン
クリボンを、その巾方向に複数の色の異なる色領域を有
するように形成すると共に、前記複数の色領域のうち少
なくとも1つの色領域の巾寸法を印字文字高さ寸法のよ
りも小さくした巾狭領域に形成し、該インクリボンを、
前記プラテン上の用紙の送り方向に揺動させる機構を備
えてなる印字装置において、想定される印字行の印字領
域を、前記インクリボンの揺動方向に対して少なくとも
1つの色領域における巾狭領域と同一または狭くなるよ
うに複数に分割し、その分割された印字領域に対して、
前記巾狭領域を対向させる構成としたものである。
【0008】
【実施例】つぎに本発明を具体化した実施例について説
明する。印字装置1のキャリッジ2は、フレームにおけ
る左右一対のフレーム側板(図示せず)に架設した断面
角柱状のプラテン4の長手方向に沿って配設したガイド
軸5に摺動自在に被嵌されている。キャリッジ2の後端
に後向きにU字状に形成された案内溝6には前記ガイド
軸5と平行状に配設した補助ガイド軸7を左右及び前後
移動可能に遊嵌する。
【0009】キャリッジ2の下面に取付くタイミングベ
ルト(歯形付き駆動ベルト)8は、前記フレーム左右側
板に回転自在に支持されたプーリに巻掛けされ、キャリ
ッジ駆動用モータM1(図5参照)により、キャリッジ
2がプラテン4に沿って左右移動するように構成されて
いる。また、前記ガイド軸5の左右両端に偏心軸9を突
設し、この両偏心軸をフレーム左右側板に穿設した軸支
孔に回転可能に軸支し、一方の偏心軸に関連させた接離
機構にて、キャリッジ2をプラテン4に対して接離可能
に構成し、キャリッジ2に搭載した印字ヘッド10先端
のノーズ部10aから突出する印字ワイヤ11(図7参
照)とプラテン4表面の印字用紙との印字隙間(ギャッ
プ)の大きさを調節できるように構成する。
【0010】符号12,13,14,15は、プラテン
4を挟んで印字用紙Pの搬送下流側と上流側とに設けた
各一対の送りローラで、これら送りローラ12〜15は
駆動モータ16、タイミングベルト17及びギヤ群18
を介して回転させられ、印字用紙Pはこれらローラ対の
少なくとも一方に挟持されてプラテン4上に沿って略直
線状に搬送される、いわゆるストレートパス形式であ
る。なお、前記駆動モータにて駆動されるピントラクタ
からなるトラクタユニット19にて搬送される連帳の印
字用紙P1は、案内通路20を介して前記上流側ローラ
対14,15に送込まれ、プラテン4箇所を通過して下
流側ローラ対12,13側から排出される。他方のトラ
クタユニット21からの連帳の印字用紙P2は湾曲する
案内通路22を介してプラテン4から下流側ローラ対1
2,13に送られる。さらに前記一方のトラクタユニッ
ト19の上方に設けた案内通路23には、単票の印字用
紙P3が手差しまたは自動給紙装置(図示せず)にて給
紙される。この上流側ローラ対14,15と下流側ロー
ラ対12,13との間隔は狭いほど良い。そこで、両ロ
ーラ対を、後述するインクリボン及びリボンガイドと干
渉しない範囲で印字ヘッド10と極力近接させている。
【0011】図1及び図3に示す符号25は後述する広
幅でエンドレスのインクリボン26を収納したカートリ
ッジで、リボン駆動モータM2(図5参照)及び図示し
ない連動機構を介してカートリッジ25の左右両側から
プラテン4方向に突出する中空状の一対アーム25a
(一方を図示省略)のうち、一方の中空状アーム25a
先端開口部からインクリボン26を引き出し、他方の先
端開口部からインクリボンを引き込むようにする。ま
た、このカートリッジ25の左右両側の後部寄り部位の
回動支持片27をフレーム側板に設けた支軸28に着脱
自在に被嵌し、該支軸28箇所を中心にしてカートリッ
ジ25の前方が揺動可能となるように構成されている。
【0012】図2及び図3に示す符号29は印字ヘッド
10のノーズ部10aの前方において前記インクリボン
26を用紙の搬送方向の上流側及び下流側にシフト(揺
動)させるためのシフト機構を示し、キャリッジ2上に
おいて印字ヘッド10の左右両側と前方とを囲むように
形成して配設した合成樹脂製等のガイド枠体30は、キ
ャリッジ2の左右両側から平行状に突出する前後一対の
ガイドピン31,32に摺動自在に支持されている。な
お、ガイド枠体30の前端におけるリボンガイド部30
aはガイドピン33,33に差し込み装着され、リボン
ガイド部30aの前面をインクリボン26が走行するよ
うに形成されている。
【0013】ガイド枠体30から下向きに突設した脚3
0b,30bの下端がプラテン4の長手方向に沿って延
びるリフトレール34に左右摺動自在に係合支持され、
このリフトレール34の左右両端には縦長のラック杆3
5(一方を図示省略)を固着し、各ラック杆35に縦長
に穿設した上下長孔36にはフレーム側板に固定したガ
イドピン37が嵌挿されている。さらに、各ラック杆3
5の上端に固着した係合ピン38がフレーム側板3に形
成された上下長孔39に貫通支持され、その各係合ピン
38がカートリッジ25の中空状アーム25a先端に設
けた前向き開口状の係合溝40に係合し、もって前記ガ
イド枠体30を前記ガイドピン31、32に沿って上下
に平行移動可能に支持され、且つカートリッジ25がガ
イド枠体30の移動と同期して支軸28を中心に揺動可
能に支持されている。
【0014】前記左右両ラック杆35の歯面41に噛み
合うピニオンギヤ42、ギヤ43、44等をステップモ
ータ等のシフトモータ45にて駆動し、該シフトモータ
45の正逆回転により左右両側ラック杆35を介してシ
フトレール34及びガイド枠体30,30を昇降動させ
る。これにより、巾方向に色が異なる複数の色領域を有
するインクリボン26を印字ヘッド10のノーズ部10
aに対して上下にシフトさせて色違いの印字を実行でき
るように構成してある。
【0015】電源投入時にはシフトモータ45が起動さ
れ、フォトインタラプタ46によりラック杆35に穿設
した検出孔47を検出する位置に強制的に移動された
後、シフトモータ45に所定のステップ数の出力信号を
与え、逆回転させて前記広幅のインクリボン26のうち
通常頻繁に使用される黒(ブラック)の色領域の箇所が
ノーズ部10aと対面するようにシフトされる。
【0016】図5に示す符号50は、印字装置1の駆動
制御全体を実行するマイクロコンピュータ等の制御装置
で、その中央処理装置(CPU)51には、制御プログ
ラムを記憶させた読み出し専用メモリ(ROM)52
と、各種データを一時的に記憶させるための随時読み書
き可能メモリ(RAM)53と、入出力インターフェイ
スとを有し、ホストコンピュータ54から印字データを
入力し、操作パネル55に設けた各種操作キー56や色
指定スイッチ57〜60の信号や、前記フォトインタラ
プタ46等の検出スイッチの信号を中央処理装置51に
取り込み、前記キャリッジ駆動用モータM1、インクリ
ボン駆動用モータM2、用紙送り用駆動モータ16、シ
フトモータ45を駆動回路61〜64を介して駆動する
と共に、ホストコンピュータ54から送られた印字デー
タは受信バッファ65に一旦記憶され、ここから1行〜
3行分のランバッファ66に転送され、ここで、後述の
ように文字高さについて複数に分割してイメージデータ
を展開することができ、これらのイメージデータに基づ
いて、印字ヘッド10にて印字作動を行う。
【0017】なお、この実施例における印字ヘッド10
は、これに内蔵する電磁装置や圧電素子等の駆動手段を
介して複数の印字ワイヤ11をノーズ部10aから突出
させて印字を実行するドットインパクト方式であり、ノ
ーズ部10aに縦(用紙送り方向)2列で1列につき実
施例では9ピンの印字ワイヤ11を配置し、印字データ
に基づき所定位置の印字ワイヤ11を駆動させるドット
マトリックス形式である。
【0018】次に、本発明のインクリボン26のシフト
制御について説明する。図6はインクリボン26の巾方
向にシアン(26a)、ブラック(26b)、マゼンタ
(26c)、イエロー(26d)の4色の色領域を有す
る場合で、印字作業頻度の多いブラック(26b)、マ
ゼンタ(26c)(通常赤色として使用)の色領域を巾
の中央側に配置し、かつその各色領域の巾寸法(H1)
を印字ヘッド10における印字文字高さ寸法(H2)よ
りもわずかに大きくなるように形成する。使用頻度の少
ないシアン(26a)及びイエロー(26d)の2色の
色領域はインクリボン26の巾の上端縁側及び下端縁側
に配置し、且つその各色領域の巾寸法(H3)を印字ヘ
ッド10における印字文字高さ寸法(H2)の略半分の
高さ寸法より若干大きくなるような巾狭領域に形成す
る。このようにインクリボン26の巾を、使用頻度に従
って、広幅領域のものと巾狭領域のものとの組合せにて
形成することで、従来の一様の巾寸法のものに比べてイ
ンクリボン26全体としての巾寸法を小さくできる。
【0019】そして、印字作業を実行するに際して、前
記色指定スイッチ57(青)、58(黒)、59
(赤)、60(黄)を押下することにより、あるいは、
当該印字装置が接続された上位コンピュータからのカラ
ーチェンジ信号に応じて前述のように前記インクリボン
26のシフト作動を実行し、所定の色領域がノーズ部1
0aと対面するようにして所定の行を所望の色にて印字
することができる。
【0020】このとき、使用頻度の高いブラック(26
b)、マゼンタ(26c)の色領域(広幅色領域)につ
いては、従来と同様に、キャリッジ2の移動に同期させ
て印字ヘッド10の縦列の全ての印字ワイヤ11を適宜
タイミングで駆動させ、1行の印字動作中に印字すべき
文字をその高さ方向の全部について印字する。そして、
前記色領域の巾寸法の小さい箇所(巾狭領域)について
は、以下のように、1行の印字作業を、少なくとも2回
のキャリッジ移動(双方向印字の場合には1往復)を伴
う印字動作にて完成させる。換言すれば、巾狭領域につ
いて、文字高さ寸法より短い高さの印字領域に分割し
て、その分割数に応じた印字パスを実行する。
【0021】即ち、図6に示す実施例では、そのインク
リボン26の上端縁のシアン(26a)領域について
は、図7に示すように、文字「A」等を印字する場合、
その1行分のイメージデータをその文字高さについて二
つに分割し、先ず最初、印字すべき文字の上半分のイメ
ージデータを、縦列9ピンの印字ワイヤ11のうち上半
側5本の印字ワイヤ11に対する駆動手段に出力させ
て、当該上半分の印字ワイヤ11のみ作動させて印字す
る。その印字行の終端までキャリッジ2を移動させた
後、用紙Pを前記印字文字「A」の高さ寸法(H2)の
半分だけ用紙送りを実行する(用紙送り駆動モータ16
を所定のステップ数だけ作動させる)。次いで、前記印
字すべき文字の下半分のイメージデータを、前記と同様
に縦列9ピンの印字ワイヤ11のうち上半分の印字ワイ
ヤ11に対する駆動手段に出力させて、当該上半分の印
字ワイヤ11のみ作動させて印字する。この二回パス印
字にて1行の印字が完成する。
【0022】反対に、インクリボン26の下端縁の黄
(26d)領域については、図8に示すように、文字
「A」等を印字する場合、その1行分のイメージデータ
をその文字高さについて二つに分割し、先ず最初、印字
すべき文字の下半分のイメージデータを、縦列9ピンの
印字ワイヤ11のうち下半分の印字ワイヤ11に対する
駆動手段に出力させて、当該下半分の印字ワイヤ11の
み作動させて印字後、用紙送りを文字高さ寸法の半分だ
け実行したのち、文字の下半分のイメージデータについ
て再度印字作動を実行する。
【0023】このように、狭巾領域について印字作動を
2パス印字すると印字速度は低下するものの、必要なイ
ンクリボン26の巾寸法が(2×H1+2×H3)と短
くし、しかも、このすべての色領域を使用するにあたっ
てのインクリボン26のシフト範囲H4(=4×H1+
2×H3)は、従来のシフト範囲H4(=7×H1)に
比べて各号に減少させることができる。
【0024】図9に示す第2実施例は、広幅の使用頻度
の高いブラック(26b)、マゼンタ(26c)の色領
域をインクリボン26の上片側に連続させて形成し、使
用頻度の少ない狭巾領域のシアン(26a)領域及びイ
エロー(26d)領域を下片側に連続させて形成した場
合で、この最下狭巾領域イエロー領域(26d)につい
ての印字領域の制御は、前記図8と同様に印字ヘッド1
0の下半分のみを使用する。この実施例でのインクリボ
ン26のシフト範囲H4(<4×H1+3×H3)とな
る。また、マゼンタ領域にあっては上半分(または下半
分)の印字の後インクリボン26を半文字分移動させ、
下半分(または上半分)の印字を実行する。また、イン
クリボンのシフト範囲をH3だけ増やすことにより、1
行の印字を紙送りすることなく、リボンシフトのみで行
える。この場合にあっても、従来のものよりもリボンシ
フト範囲を狭くし得ることはいうまでもない。
【0025】図10に示す第3実施例は、広幅の使用頻
度の高いブラック(26b)、マゼンタ(26c)と、
使用頻度の少ない狭巾領域のシアン(26a)領域の3
色のインクリボン26で、このときのシフト範囲H4
(=4×H1+1×H3)となり、同じ広巾の3色イン
クリボンの場合のシフト範囲H4(=5×H1)より小
さくできる。
【0026】さらに、リボンの色領域の配置としては、
使用頻度の高いものを両側に、使用頻度の低いものを巾
中央寄りにすることも考えられる。なお、前記各実施例
では、狭巾領域についての印字作動を2回パスとした
が、文字高さ寸法(H2)を3分割〜5分割とする印字
領域に設定すれば、当該狭巾領域の巾寸法H3をさらに
狭くできるから、インクリボンのシフト範囲も格段に小
さく設定することができる。
【0027】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、本発明に
従えば、インクリボンの巾を、使用頻度に従って、広幅
領域のものと巾狭領域のものとの組合せにて形成するこ
とで、従来の一様の巾寸法のものに比べてインクリボン
全体としての巾寸法を小さくできる。しかも、狭巾領域
についての印字作動を、文字高さ寸法の複数分割とする
印字領域に設定することで、当該巾狭領域の巾寸法を小
さくした状態のもとで同じ色の印字を実行することがで
き、この2つの構成の有機的組合せにより、インクリボ
ンのシフト範囲を格段に小さくすることができる。その
結果、当該インクリボンのシフト機構をコンパクトに形
成できると共に、シフト機構を挟む用紙搬送の上流と下
流との挟持ローラ対の間隔を狭く設定できるから、短い
長さの用紙についても印字できる印字装置を提供できる
という顕著な効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】印字装置の要部概略側面図である。
【図2】印字ヘッドの拡大平面図である。
【図3】インクリボンシフト機構の斜視図である。
【図4】インクリボンシフト機構の駆動部側面図であ
る。
【図5】制御装置の機能ブロック図である。
【図6】第1実施例の説明図である。
【図7】上端縁の色領域についての作用説明図である。
【図8】下端縁の色領域についての作用説明図である。
【図9】第2実施例の説明図である。
【図10】第3実施例についての説明図である。
【図11】従来の技術の説明図である。
【符号の説明】
2 キャリッジ 4 プラテン 5 ガイド軸 7 補助ガイド軸 M1 キャリッジ駆動用モータ M2 インクリボン駆動用モータ P 印字用紙 10 印字ヘッド 10a ノーズ部 11 印字ワイヤ 12,13 ローラ対 14,15 ローラ対 16 用紙送り用駆動モータ 25 カートリッジ 26 インクリボン 29 シフト機構 30 ガイド枠体 34 リフトレール 35 ラッチ杆 36 インクリボン 37 カートリッジ 38 シフト機構 39 ガイド枠体 45 シフトモータ 46 フォトインタラプタ 50 制御装置 57,58,59、60 色指定スイッチ 66 ラインバッファ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字装置におけるプラテンに対面する印字
    ヘッドを搭載したキャリッジの移動方向に延びるインク
    リボンを、その巾方向に複数の色の異なる色領域を有す
    るように形成すると共に、前記複数の色領域のうち少な
    くとも1つの色領域の巾寸法を印字文字高さ寸法のより
    も小さくした巾狭領域に形成し、該インクリボンを、前
    記プラテン上の用紙の送り方向に揺動させる機構を備え
    てなる印字装置において、想定される印字行の印字領域
    を、前記インクリボンの揺動方向に対して少なくとも1
    つの色領域における巾狭領域と同一または狭くなるよう
    に複数に分割し、その分割された印字領域に対して、前
    記巾狭領域を対向させることを特徴とするインクリボン
    揺動装置付き印字装置。
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