JPH05131349A - 両頭平面研削機 - Google Patents

両頭平面研削機

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JPH05131349A
JPH05131349A JP29418391A JP29418391A JPH05131349A JP H05131349 A JPH05131349 A JP H05131349A JP 29418391 A JP29418391 A JP 29418391A JP 29418391 A JP29418391 A JP 29418391A JP H05131349 A JPH05131349 A JP H05131349A
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JP
Japan
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angle
rotating
spindle
inclination
displacement
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JP29418391A
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English (en)
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Hirokazu Nakao
博亟 中尾
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Daisho Seiki Corp
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Daisho Seiki Corp
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 両頭平面研削機において、運転中における機
械の熱歪等による回転砥石の傾斜等を精度よく検知し、
修正できるようにすると共に、運転中においても機械を
停止することなく、砥石角度の修正を行なえるようにす
ることである。 【構成】 1対の回転主軸を回転軸心方向に間隔を置い
て対向配置すると共にそれぞれ各別に主軸支持部材に支
持し、両回転主軸の相対向する端部に、それぞれ円盤状
の回転砥石を互いに平行となるように固定している両頭
平面研削機において、各主軸支持部材には、水準器機能
を有して水平面に対する回転砥石の傾きを検知する傾斜
角度検知器をそれぞれ設け、一方の回転主軸支持部材
を、水平面に対して傾斜角度調節自在に構成している

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1対の回転主軸を回転
軸心方向に間隔を置いて対向配置すると共にそれぞれ各
別に主軸支持部材に支持し、両回転主軸の相対向する端
部に、それぞれ環状あるいは円盤状の回転砥石を互いに
平行となるように固定している両頭平面研削機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の両頭平面研削機においては、一
般的に回転主軸を支持する主軸支持部材、たとえば、本
願発明の図面を利用して説明すると、図2の回転主軸ヘ
ッド14,15を、ベッド1あるいはコラム2に対して
傾斜角調節可能に取り付け、ワーク仕様に応じて回転主
軸ヘッド14,15あるいは砥石8,9の角度調節を行
なうようになっている。
【0003】そして、調整角度の確認は、次のような各
種測定方法で行なっている。 (1)砥石の回転を停止し、一方の砥石周縁にダイヤル
ゲージを固定し、他方の砥石の周縁に当金を固定し、ダ
イヤルゲージのプッシュロッド先端部を当金に当てて、
回転砥石を90°ずつ回転させて、砥石間隔を略研削面
全体にわたって測定する。 (2)回転主軸先端の砥石取付けフランジの4点の位置
(たとえば高さ)をセンサーで測定して、傾きを知る。 (3)回転主軸ヘッドと、ベッドあるいはコラムとの接
合部の適切な位置で、ダイヤルゲージまたはセンサーで
角度及び位置を測定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】砥石周縁にダイヤルゲ
ージを取り付けて傾きを測定する方法あるいは砥石取付
けフランジ上の4点の位置を測定する方法では、測定毎
に機械の運転を停止して、測定具を測定位置に取り付け
なければならず、研削作業能率が低下すると共に、調整
及び測定作業がわずらわしく、段取り作業にも手間がか
かる。また、回転主軸ヘッドとベットあるいはコラムと
の接合部で測定する方法では、両部材の相対角度を測定
しているだけであるので、たとえば運転中において、ベ
ッドあるいはコラムに熱歪が生じていても、それを検知
することはできない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明は、1対の回転
主軸を回転軸心方向に間隔を置いて対向配置すると共に
それぞれ各別に主軸支持部材に支持し、両回転主軸の相
対向する端部に、それぞれ環状あるいは円盤状の回転砥
石を互いに平行となるように固定している両頭平面研削
機において、各主軸支持部材には、水準器機能を有して
水平面に対する回転砥石の傾きを検知する傾斜角度検知
器をそれぞれ設け、一方の主軸支持部材を、水平面に対
して傾斜角度調節自在に構成していることを特徴とする
両頭平面研削機である。
【0006】
【実施例】図1〜図3は、本発明を適用した手動調節式
の両頭平面研削機であり、正面図を示す図2において、
ベッド1の上にコラム2が一体的に設けられ、該コラム
2の上には、上部主軸台3が第2支点軸Bを介して該支
点軸回り傾斜角度調節可能に支持されている。コラム2
の前側には下部回転主軸ヘッド14が固定され、上部主
軸台3の前側には、第1支点軸Aを介して該第1支点軸
回り傾斜角度調節可能に上部主軸ヘッド15が支持され
ている。上部主軸ヘッド15には、垂直な上部回転主軸
5が軸受クイル(図示せず)を介して回転自在に支持さ
れ、下部主軸ヘッド14には、軸受クイル(図示せず)
を介して垂直な下部回転主軸4が支持されている。これ
ら回転主軸14,15は上下方向に間隔をおいて対向配
置されると共に同一軸心上に揃えられており、それぞれ
ベルト伝達機構を介して回転主軸駆動装置6,7に連動
連結されている。両回転主軸4,5の上下方向に相対向
する端部には、それぞれ環状の回転砥石8,9が互いに
平行になるように固着され、両回転砥石8,9の研削面
は水平になると共に、上下方向に研削隙間を隔てて対向
している。両回転主軸4,5の軸心部分には、図示しな
い研削液供給通路が形成されており、砥石間部分に研削
液を供給するようになっている。
【0007】側面図を示す図3において、回転砥石8,
9の左右方向の一方には水平なキャリヤ円板10が配置
され、該キャリヤ円板10は回転軸11に固着され、適
宜の円板駆動装置により回転して、砥石間を回転しなが
ら通過するようになっている。キャリヤ円板10は、図
示しないが円周方向に等間隔を隔てて複数のワーク保持
用ポケット部を有し、該保持用ポケット部にワークを保
持して砥石間にワークを供給するようになっている。両
回転主軸4,5はそれぞれ垂直方向に移動可能な構造と
なっており、手動ハンドル12,13、あるいは図示し
ない駆動装置により駆動され、任意に研削間隔を設定で
きるようになっている。上部主軸ヘッド15は、前述の
ように上部主軸台3に対して、図1の前後方向(Z軸方
向)に延びる水平な第1支軸Aを中心として傾動調節可
能に取り付けられ、上部主軸台3は、コラム2に対し
て、第1支軸Aと直角方向(X軸方向)に延びる水平な
第2支軸Bを中心として傾動調節可能に取り付けられて
いる。
【0008】次に、図4〜図7に基づいて、上部主軸台
3並びに上部主軸ヘッド15の傾動調節可能な取付け構
造を詳しく説明する。図2のIV-IV 断面拡大図を示す図
4において、第2支軸Bは、コラム2の上面に固定され
たブラケット20に両端突出状に固定され、第2支軸B
の両側部に上部主軸台3のボス部3aが回動可能に嵌合
している。各ボス部3aの側面にはそれぞれロック用ブ
ロック21が固定され、該ロック用ブロック21は第2
支軸Bの端部外周面に回動可能に嵌合し、ロックレバー
23により第2支軸Bに締付け固定自在となっている。
【0009】ロック用ブロック21の構造を図6により
説明すると、ロック用ブロック21は、軸嵌合孔25を
有すると共に、該孔25の一箇所に切開部25aが形成
され、該切開部25aの一方側の部分にめねじ孔28が
形成され、他方側の部分にボルト挿通孔29が形成さ
れ、そして、ロック用ボルト30が挿通孔29に挿通さ
れて、めねじ孔28に螺挿されている。ロック用ボルト
30の先端部には、前記ロックレバー23が係合してい
る。すなわち、ロック用ボルト30を締め付けることに
より、上記孔25を縮径し、第2支軸Bを締め付け、そ
れにより、第2支軸Bにロック用ブロック21を介して
上部主軸台3を所定の傾斜角度で固定するようになって
いる。
【0010】図5は上部主軸台3の後端部を示してお
り、上部主軸台3の後端部下面には、球面座金35を介
してアジャスタ36の上端球面が当接すると共に、ガイ
ドボルト31が螺着されており、ガイドボルト31は球
面座金35及びアジャスタ36を貫通して下方へと延び
ている。一方、コラム2の上端部にはボス39が固着さ
れており、該ボス39の内周めねじ部39aに上記アジ
ャスタ36の外周ねじ部36aが螺合している。ボス3
9の下端面にはアジャストリング40が配置され、該ア
ジャストリング40は、ボス39の下面円形凹部にこれ
と同軸心で回転可能に嵌合すると共に、ボルト31に対
して隙間を隔てて回転可能に嵌合している。アジャスト
リング40は、球面座金41、複数の皿ばね42及びワ
ッシャ43を介して下端ナット44に支持され、上記皿
ばね42の弾性力によりボス39の下端面に押し付けら
れている。アジャストリング40の上面はオルダム継手
機構47を介してアジャスタ36に係合しており、これ
により、アジャスタ36はアジャストリング40と一体
的に回転するが、アジャストリング40に対して上下方
向には移動可能となっている。また、アジャストリング
40には、アジャストレバー45を係合するために係合
孔48が形成されている。
【0011】上部主軸台3の後端部の左右両端部には、
下方に突出するガイドロッド50(左側のみ図示)が固
着されており、該ガイドロッド50は、コラム上端の後
部ロック用ブロック52の凹部内に挿入されている。該
凹部内には押圧部材53が配置され、該押圧部材53
を、ロック用ブロック52に螺挿されたロック用ボルト
54で押すことにより、ガイドロッド50を凹部側面に
押し付け、ガイドロッド50を固定するようになってい
る。ロック用ねじ54の先端部には図7に示すようにL
字形のロックレバー59が固着されている。
【0012】次に、図8により、上部主軸台3に対し
て、第1支軸Aを支点とした上部主軸ヘッド15の傾動
調節機構について説明する。上部主軸ヘッド15の後端
部には左右1対のフランジ15aが形成されており、各
フランジ15aの下端には、左右方向(X軸方向)に貫
通するねじ孔60が形成され、該ねじ孔60にアジャス
トボルト61が螺挿されている。アジャストボルト61
のヘッド外の端部にはアジャストレバー63が固定さ
れ、アジャストボルト61のヘッド内端側の端部は、ロ
ッド64を介してストッパー65に当接自在となってい
る。ストッパー65は上部主軸台3の前面に固定されて
いる。なお、上記ロッド64は、めねじ孔60に連続す
るガイド孔60a部分に軸方向移動可能に嵌合し、アジ
ャストボルト61の先端部に当接している。
【0013】また各フランジ15aには、たとえば上下
方向に間隔を置いて3個ずつのボルト孔67が形成さ
れ、該ボルト孔67にはロック用ボルト66が挿通さ
れ、該ロック用ボルト66は、上部主軸台3の前面のめ
ねじ孔に螺着されている。フランジ15aのボルト孔6
7はロック用ボルト66に対して一定の隙間を有して嵌
合しており、したがって、ボルト66を緩めることによ
り、上部主軸ヘッド15を支軸Aを支点として一定量回
動調節できるようになっている。
【0014】水平面に対する各砥石の傾斜角を間接的に
検知するために、図2において、上部主軸ヘッド15に
は、左右方向(X軸方向)用のデジタル表示式水準器機
能付傾斜角度検知器16と、前後方向(Z軸方向)用の
デジタル表示式水準器機能付傾斜角度検知器17とが固
着され、下部主軸ヘッド14にも、左右方向(X軸方
向)用のデジタル表示式水準器機能付傾斜角度検知器1
8と、前後方向(Z軸方向)用のデジタル表示式水準器
機能付傾斜角度検知器19とが固着されている。各傾斜
角度検知器16,17,18,19は、それぞれデジタ
ル表示部16a,17a,18a,19aに接続されて
おり、水平面に対する絶対傾斜角度を検知して、それら
の検知角度を各デジタル表示部16a,17a,18
a,19aに逐次表示するようになっている。
【0015】
【作用】機械運転中、図2の各傾斜角度検知器16,1
7,18,19により、常時水平面に対する各主軸ヘッ
ド15,14の傾き、すなわち、回転砥石の傾きを検知
しており、各デジタル表示部16a,17a,18a,
19aには、たとえば、水平面に対する初期の設定時の
角度を基準角度0として表示されている。運転中におけ
る軸受発生熱、研削発生熱、駆動源発生熱あるいはその
他外的熱の影響により、機械本体に熱歪あるいは熱変位
が生じた場合には、傾斜角度検知器16,17,18,
19のうち、その歪方向に応じたものが作動し、その傾
きが表示される。
【0016】上部主軸ヘッド15が傾いた場合、図1の
X軸方向の傾きであれば、まず、図8の上部主軸ヘッド
15のボルト66を緩めて上部主軸ヘッド15を回動可
能な状態とし、たとえば、R1 方向に回動させたい場合
には、R2 側のアジャストボルト61を緩め、R1 側の
アジャストボルト61をねじ込むことにより、R1 側の
ロッド64を介してR1 側のストッパー65を押す。調
節後は、再びロック用ボルト66を締める。
【0017】上部主軸ヘッド15の傾きが図1のZ軸方
向の傾きであれば、まず、前後のロックレバー23,5
9により前後のロック用ブロック21,21,52,5
2を緩めて、上部主軸台3を回動可能な状態とし、次
に、図5のアジャストリング40にロックバー45を係
合して、アジャストリング40を回転することにより、
アジャスタ36と共に主軸台3の後部を上下方向に移動
する。これにより上部主軸台3と共に上部主軸ヘッド1
5を、第2支軸B回りに傾動調節する。
【0018】図2の下部主軸ヘッド14に傾きが生じた
場合、X軸方向であれば、上部主軸ヘッド15を第1支
軸Aを支点とし回動調節することにより、熱変形する前
の下部主軸ヘッド14との相互角度関係に戻す。
【0019】下部主軸ヘッド14に傾きがZ軸方向であ
れば、上部主軸台3を第2支軸Bを支点とし回動調節す
ることにより、熱変形する前の下部主軸ヘッド14との
相互角度関係に戻す。
【0020】
【実施例2】図9に示す実施例は、傾動調節動作を自動
化した例である。基本的な構造は前記手動式と略同様で
あるが、上部主軸ヘッド15の第1支軸A回りの駆動、
上部主軸台3の第2支軸B回りの駆動並びにロック動作
等が自動化されている。前述の実施例1に対応する部品
には、同じ符合を付している。
【0021】第1支軸A回りの駆動機構として、上部主
軸台3の一方の側面の前端部にブラケット71を介して
第1駆動ユニット72が設けられ、該駆動ユニット72
はACサーボモータ73、ロータリエンコーダ74、ウ
オームギヤケース75及びアジャストボルト76等を備
え、アジャストボルト76を突出させて、上部主軸台3
の前面に設けられたリターン用プッシュロッド77に抗
して、上部主軸ヘッド15を所定量矢印R2 方向に押し
動かすようになっている。また、アジャストボルト76
を引っ込めることにより、プッシュロッド77のリター
ン動作により矢印R1 方向に押し戻される。フランジ1
5aには、油圧ロック装置78を備え、上部主軸ヘッド
15を上部主軸台3に自動的に押し付けてロックし、あ
るいはそのロックを解除できるように構成されている。
【0022】第2支軸B回りの駆動機構として、コラム
2の後部上端部に第2駆動ユニット82が設けられ、該
第2駆動ユニット82は、ACサーボモータ83、ロー
タリエンコーダ84、ウオームギヤケース85及びアジ
ャストボルト86等を備え、上部主軸台3の重量に抗し
て、上部主軸台3の後部を上方に押し動かすようになっ
ている。また、第2支軸Bのロック用ブロック88とし
ては、拡開自在なクランプスリーブ方式の油圧ロック装
置が備えられている。
【0023】図10は第1駆動ユニット72の縦断面拡
大図を示しており、ギヤケース75内には水平なウオー
ムホイール軸101が軸方向移動不能、かつ、回転自在
に支持され、該ウオームホイール軸101にはウオーム
ホイール102が固着されると共に、前記ロータリエン
コーダ74が連動連結され、ウオームホイール102に
は、ACサーボモータ73の回転軸に固着されたウオー
ム103が噛み合っている。ギヤケース75のフランジ
15a側の一端部にはボス105が固着され、該ボス1
05の内周めねじ孔105aに、アジャストボルト76
が螺合している。アジャストボルト76の先端部は、上
部主軸ヘッド15のフランジ15aに設けられた球面座
金106に当接し、他端部は、いわゆるオルダム継手機
構を介して、ウオームホイール軸101に対して、一体
回転可能で、軸方向移動可能に連結している。ロータリ
エンコーダ74は、ウオームホイール軸101の回動量
を電気信号に変換して制御装置130(図9)に入力す
る。ウオームホイール102と、ギヤケース端面の間に
は、皿ばね109が縮設されている。
【0024】リターン用プッシュロッド77は、プッシ
ュロッドケース110内に縮設されたばねにより、R1
方向に付勢され、上部主軸ヘッド15のフランジ15a
の内面に当接し、常に上部主軸ヘッド15をR1 方向に
押している。
【0025】図11は第2駆動ユニット82の縦断面拡
大図を示しており、ギヤケース85内には垂直なウオー
ムホイール軸111が軸方向移動不能、かつ、回転自在
に支持され、該ウオームホイール軸111にはウオーム
ホイール112が固着されると共に、ロータリエンコー
ダ84が連動連結され、ウオームホイール112には、
ACサーボモータ83の回転軸に固着されたウオーム1
13が噛み合っている。ギヤケース85の上端部にはボ
ス115が固着され、該ボス115の内周めねじ孔11
5aに、アジャストボルト86が螺合している。アジャ
ストボルト86の上端部は、上部主軸台3の下面に設け
られた球面座金116に当接し、下端部は、いわゆるオ
ルダム継手機構を介して、ウオームホイール軸111に
対して、一体回転可能で、軸方向移動可能に連結してい
る。ロータリエンコーダ84は、ウオームホイール軸1
11の回動量を電気信号に変換して制御装置130に入
力する。ウオームホイール112と、ギヤケース端面の
間には、皿ばね119が縮設されている。
【0026】図9において、各傾斜角度検知器16,1
7,18,19、各エンコーダ74、84は、制御装置
130の入力側に接続され、各ACサーボモータ73,
83は制御装置130の出力側に接続されている。
【0027】制御装置130には、たとえば、RAMや
ROM等のメモリ及びCPU等を有するプロセッサが内
蔵されており、初期に設定された角砥石の基準角度に対
して、いずれかの傾斜角度検知器16,17,18,1
9が基準角度からの変位を検知し、制御装置130に入
力されると、演算回路131により、上記変位量の修正
に要するモータ回転量を演算し、上記変位方向に対応す
る方向に作動するACサーボモータ73又は83に指令
信号を出すと共に、油圧ロック装置78又は88を解除
する信号を出す。それによりロック解除すると共に、A
Cサーボモータ73又は83を所定量回転させ、砥石の
傾斜を基準角度に修正する。所定量のモータ回転量をロ
ータリエンコーダ74又は84により検知することによ
り、サーボモータ73又は83の回転を停止する。
【0028】
【その他の実施例】自動式の第1駆動ユニットとして、
図10では一方向の移動はアジャストボルトの送り作用
を利用し、他方向の移動はプッシュロッドの押圧力を利
用しているが、両方向の移動を、共にねじ送り方式で移
動する構造でもよい。
【0029】図示の実施例では、回転主軸がいずれも垂
直方向に延びる縦軸形の両頭平面研削機に適用している
が、回転主軸がいずれも水平方向に延びる横軸形の両頭
平面研削機にも適用できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、両頭平面
研削機において、水準器機能を有して水平面に対する回
転砥石の傾きを検知する傾斜角度検知器を、回転主軸の
支持部材に備え、水平面に対する回転砥石の角度を直接
あるいは間接的に検知するようにしているので、従来の
ような主軸ヘッドとコラムの間の接続部分において、相
対的な角度を検知する場合に比べ、運転中における機械
の熱歪等による砥石の角度の変化も正確に検知し、修正
することができ、機械の研削精度、たとえば研削面の水
平度、垂直度あるいは平行度の仕上げ精度が向上する。
【0031】また、水準器機機能付き傾斜角度検知器を
備えて、水平面に対する砥石の傾斜角等を測定し、修正
するようにしているので、傾斜調整毎に運転を機械の運
転を停止する必要はなく、作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明を適用した手動調整式の両頭平面研
削機の平面図である。
【図2】 図1の正面図(II矢視図)である。
【図3】 図1の側面図(III 矢視図)である。
【図4】 図2のIV−IV断面拡大図である。
【図5】 図2のV−V断面拡大図である。
【図6】 図4のVI 矢視図である。
【図7】 図5のVII矢視図である。
【図8】 図1の上部主軸ヘッドのVIII 矢視図であ
る。
【図9】 本願発明を適用した自動調整式の両頭平面
研削機の分解斜視図である。
【図10】 図9のX−X断面拡大部分図である。
【図11】 図9のXI −XI 断面拡大部分図である。
【符号の説明】
4,5 回転主軸 8,9 回転砥石 14,15 回転主軸ヘッド(回転主軸支持部材) 16,17,18,19 水準器機能を有する傾斜角検
知器 A 第1支軸 B 第2支軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対の回転主軸を回転軸心方向に間隔を
    置いて対向配置すると共にそれぞれ各別に主軸支持部材
    に支持し、両回転主軸の相対向する端部に、それぞれ環
    状あるいは円盤状の回転砥石を互いに平行となるように
    固定している両頭平面研削機において、各主軸支持部材
    には、水準器機能を有して水平面に対する回転砥石の傾
    きを検出する傾斜角度検知器をそれぞれ設け、一方の主
    軸支持部材を、水平面に対して傾斜角度調節自在に構成
    していることを特徴とする両頭平面研削機。
JP29418391A 1991-11-11 1991-11-11 両頭平面研削機 Pending JPH05131349A (ja)

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