JP4994641B2 - 研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置に係り、詳しくは容易かつ正確に砥石とワークの相対角度の変化を検出できる研削盤の相対角度変化検出装置に関する。
近年生産性の向上などの目的から半導体デバイスを形成するウエハの大型化が進み、直径が300mm程度のものが用いられるようになってきた。また、その平坦度も半導体デバイスルールの高精細化からウエハ上の最大高低差が僅かしか許容されない高い精度が要求されている。このような場合ラッピングなどの遊離砥粒研磨では鏡面仕上げのような狭い領域の平坦度を部分的に向上させることはできても、広い範囲の平坦度は担保できない。一方、位置制御が可能な固定砥粒を備えた円盤状の砥石とワークとのいずれをも回転させながら連続的に切込みを与えて研削するインフィード研削により研削を行う方が高い平坦度を得るためには有利である。このような研削方法においては研削面の高い平坦度を達成するために砥石回転中心線とワーク回転中心線との角度が重要となる。そこで、本願出願人は、特許文献1のような研削盤を提案した。この研削盤では、ワーク可動機構と砥石可動機構を備えて砥石回転中心線とワーク回転中心線との位置角度を厳密に調整可能に構成されている。
この研削盤であればハンドル操作によりワークと砥石の相対位置を調節することが可能で、大型のウエハ研磨等に適した平坦度の高い高精度な研削を行うことが可能となる。
特開2003−25179号公報
しかしながら、近年のウエハ研磨では、上述のように従来の研削盤に比較して極めて高い平坦度が要求されるため、これまで問題とならなかったような平坦度に影響を与える種々の要素が問題となるようになった。例えば、砥石の磨耗、砥石やワークの弾性変形や熱膨張、研削液の温度・濃度・粘度・汚れ、環境温度の変化によるモータ出力の変化などにより研削の状態に定量的あるいは経時的な変化が生じるが、研削作業中に、この経時的変化に応じて砥石とワークとの位置関係を微調整しなければならない。上述の研削盤では、ワーク回転中心線と砥石回転中心線の相対位置関係を調整するときは、それぞれ調整用のハンドルを回転させることでギヤ機構により可動部を変位させ、可動部の向きを回動軸を中心に回転移動させて変位させている。そしてハンドルの回転量をダイヤルゲージに表示して調整量としている。
しかし、ギヤ機構のバックラッシュや応力による変形に起因して、ハンドル操作と実際のワークや砥石の回転と関係が一致しない場合があった。例えばハンドルを所定量正転させ、続いて同量だけ逆転させても、必ずしも砥石やワークは同じ位置に復帰するとは限らなかった。
また、操作にあたって可動部の回動中心が不規則に偏心してしまい、ギヤ機構による可動部の操作量から砥石とワークとの相対角度変化を求めても誤差を生じることがあった。
つまり、ハンドルの操作量のみでは、正確な砥石の中心線とワークの中心線との相対角度の調整は困難であった。
一方、一旦研削盤からワークを離脱させると再装着するときに正確な位置に復帰させることは困難である。また、研削作業中に実際に研削された状態を測定しようとして直接ワークに触れるとワークのキズ、変形や位置ずれを生させるため、ワークに直接触れて測定することは好ましくない。さらに、研削中のワークの位置変化を遠隔から直接触れないで測定することも考えられるが、測定しようとするワークの表面が研削液により覆われるため、レーザ干渉計等、光線や超音波を用いた測定法では正確な位置が測定できない。また、研削中は研削液や研削屑が測定器自体に飛散して使用できない機器も多い。
このような問題から、従来は研削作業が終了したワークを実測し、この実測結果から研削作業中のハンドルの操作量との関係をデータとして蓄積することにより、経験則から研削作業中の適正なハンドル操作量を求めていた。この作業は煩雑な処理でありながら、その精度は低く、かつデータの蓄積がない場合には、作業者の勘に頼るしかなかった。
本発明は、容易かつ正確にワークと砥石との相対角度の変化を検出できる研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置では、ワークである所定の大きさの円板状に形成されたウエハを回転駆動しつつ支持するワーク台と、砥石で前記ワークに対して半径方向の研磨領域においてインフィード研削をするように砥石を回転駆動しつつ支持する砥石台と、前記砥石台を前記砥石の回転軸方向及び前記研磨領域の長手方向と直交する回動軸を中心に回動可能に支持する支持台と、前記砥石台の前記ワークの研磨領域における接離方向の高低差を前記支持台に対して前記回動軸を中心とした回動により調節し得る可動機構と
を備えた平面研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置であって、
前記可動機構の回動中心から所定距離離間した第1の位置で前記砥石台の前記支持台に対する変位を検出する第1の検出手段と、
前記第1の位置とより前記回動軸から離間した第2の位置で前記砥石台の前記支持台に対する変位を検出する第2の検出手段と
を備え、
前記第1の位置と前記第2の位置との間の距離が、前記ワークの研削時における研削の最大幅より大きく構成されるとともに、
前記第1の検出手段及び前記第2の検出手段から検出された変位から前記ワークと前記砥石の相対角度の変化を演算する演算手段と、
当該相対角度の変化を表示する表示手段をさらに備え、
前記演算手段は、前記砥石と前記回動軸の相対位置関係と前記ワークと砥石の相対角度の変化に基づいて、予め入力されている前記ワークの半径に合わせた前記研磨領域におけるワークと砥石との接離方向の高低差の変化量を演算し、前記表示手段は前記高低差を表示することを要旨とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置において、前記演算手段は、前記表示手段に、前記ワークと砥石との相対角度の変化に基づいて、前記ワークと前記砥石との位置の相対関係を図示することを要旨とする。
請求項に記載の発明では、請求項1又は請求項に記載の研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置において、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段は同一部材に取り付けられたことを要旨とする。
請求項に記載の発明では、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置において少なくとも、前記第2の位置は、前記ワークの研削位置よりも前記回動軸から離間した位置に配置されたことを要旨とする。
請求項に記載の発明では、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置において、前記回動軸は鉛直方向に設けられ、前記砥石台は水平方向に回動可能に構成されたことを要旨とする。
請求項に記載の発明では、請求項に記載の研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置において、前記砥石台と前記支持台とは水平に形成された摺動面に沿って摺動可能に構成されたことを要旨とする。
請求項に記載の発明では、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置において、前記第1の検出手段及び第2の検出手段とは異なる1又は複数の補正用検出手段を備え、当該補正用検出手段により第1の検出手段及び第2の検出手段の検出結果を補正することを要旨とする。
請求項に記載の発明では、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置において、前記検出手段はセンサロッドと連動して動くコアと内部コイルの位置関係によってアナログ電圧出力値が決定される接触式変位センサにより構成されたことを要旨とする。
本発明によれば、研削盤において容易かつ正確にワークと砥石との相対角度の変化を検出できる。
以下、本発明の一実施形態にかかる研削盤を図面を参照して説明する。
図1、図2に示す研削盤は、構成を大別して説明すると、接地面にテーブル状の機台1が設置され、この機台1上にワーク支持装置2が設置されるとともに、同じ機台1上に隣接して研削加工装置3が設置されている。
次に、ワーク支持装置2を説明する。図1に示すようにワーク台5が、ワーク台5の下部に配置された複数の支持台4により、機台1の上に支持されている。ワーク台5においては、チャック9(ワーク取り付け部)が駆動モータ6により駆動されたスピンドル7により回転させるように支持されるとともに、チャック9にはワーク8が取り付けられ、ワーク8は、研削加工装置3に対向するように支持され、略水平なワーク回転中心線7aを中心に回転する。
次に、研削加工装置3を説明する。研削加工装置3は、機台1上で略水平な固定台10に固定されている。固定台10は、下部に基台10aと、上部に基台10aに支持される横動台10bを備えるとともに、横動台10bは基台10aの上でY軸方向(図2参照)にシフト可能となっている。また、この固定台10上に、送り駆動部11(送りモータ11a等)により送り方向Xに沿って移動される支持台12が支持されるとともに、この支持台12上に砥石台13が水平方向に旋回可能に支持される。この砥石台13においては、駆動モータ14により駆動されたスピンドル15が砥石取付部17を回転可能に支持し、この砥石取付部17にワーク支持装置2に対向するように砥石16が取り付けられ、水平な砥石回転中心線15aを中心に回転される。
上述したワーク8を固定するチャック9と、この砥石16を固定する砥石取付部17とはワーク回転中心線7aの方向及び砥石回転中心線15aと平行する方向に沿って互いに面している(図7参照)。したがって、チャック9と砥石取付部17に取り付けられたワーク8と砥石16はいずれも回転しながら、一部が重なるように対面した状態で研削作業がなされる。
次に、砥石16の位置調整について説明する。固定台10は、基台10aと横動台10bとから構成され、基台10aは、機台1上に水平に固定されている。一方、横動台10bは、図示を省略したシフト機構により基台10aに対してY方向に水平変動面Hに沿ってシフトする。
砥石台13を支持している支持台12は、固定台10上に配置される。支持台12は、送り駆動部11により、砥石16がワーク8に対し接近し、または離間するように送り方向Xに水平変動面Hに沿って往復移動ができるようになっている。この動きは、ワーク8に対する加工時(切込み時)には移動向きXFへ、ワーク8から離れるときには移動向きXRとへ移動する。
砥石台13は、支持台12上に配置され、支持台12に対して、旋回軸50により砥石変角中心線30を中心に水平な状態を維持したまま回転移動可能に構成されている。
対向する支持台12の上面と砥石台13の下面は、円滑に水平移動するように構成されている。例えば、本実施形態では、いずれもきさげ加工により厳密に調整された水平変動面Hに沿った摺動面としての水平な平面を構成しており、このように加工された支持台12と砥石台13により支持台12に対して砥石台13が面接触の状態で正確に水平な状態を保ったまま円滑に水平変動面Hに沿って摺動し旋回軸50を軸に回転移動する。
旋回軸50は円柱状で、その下部が支持台12に設けられた孔に埋め込まれて、その中心線(砥石変角中心線30)が鉛直方向になるように固定されている。また、その上部には、ボールベアリング(図示略)が装着されている。砥石台13の下面には孔が設けられ、この孔に旋回軸50の上部が挿入され、ボールベアリングを介して回動可能に固定されている。この旋回軸50により砥石台13は、砥石変角中心線30を回転中心として水平に回転移動する。
支持台12には、図2に示すように、3つのクランパ51a,51b,51cからなる周知のクランプ機構であるクランパ51が設けられる。これらのクランパ51は、クランプ圧を安定化させるため、ばね圧で砥石台13を拘束して回動を規制(クランプ)し、油圧でクランプを解放して砥石台13の回動を許容(アンクランプ)する。
次に、クランパ51によるクランプを解除した状態から砥石16をワーク8に対して相対角度を変化させる砥石可動機構29について説明する。研削加工装置3においては、図1〜2に示すように、支持台12上に砥石可動機構29が砥石台13に隣接して設置されている。砥石16は、砥石台手動操作部31(砥石台回動機構部)により砥石台13を回動させることでワーク8に対する相対角度が変更される。この砥石可動機構29は、図2,図3に示すように、砥石台13を旋回軸50を中心に回動可能に支持する支持台12と、砥石台13を砥石変角中心線30を中心にして回動し得る砥石台手動操作部31(砥石台回動機構部)とを有している。この砥石台手動操作部31は支持台12と砥石台13との間に設けられている。
図3に示すように、この砥石台手動操作部31においては、ハンドル38を備え、このハンドル38を回転させると減速機39により減速されたハンドル38の回転がハンドル軸33に伝達される。さらにハンドル軸33の回転は、さらに両平歯車35,34により減速されて送り軸32に回転が伝達される。この送り軸32は、砥石台13側に回転可能に支持されており、その先端側に雄ねじ部36が形成されている。
一方、支持台12側に固定された雌ねじ筒37が配設され、この雌ねじ筒37に雄ねじ部36が螺合されている。
この砥石台手動操作部31において、ハンドル38の回動が減速機39を介してハンドル軸33に伝わると、送り軸32の雄ねじ部36が雌ねじ筒37に対し変位する。このとき、送り軸32を介して雄ねじ部36を支持する砥石台13は、旋回軸50により支持台12上を回動可能に構成されているため、雌ねじ筒37に対して相対変位する雄ねじ部36により砥石台13が砥石変角中心線30を中心に回動する。その回動により、砥石回転中心線15aの方向が水平変動面H上で微小角度だけ変化する。
水平角度調整は、アンクランプ、調整、クランプの順序で行う。アンクランプは、コンソール盤(不図示)のスイッチを操作してアンクランプとすると、圧力計の表示が変化するので、クランパ51が所定圧力でアンクランプの状態になっていることを確認する。角度の粗調整は、カウンターを見ながらハンドル38を回して砥石の変角を行い、より正確に微調整するためにはディスプレイ46を見ながら行うが、詳細は後述する。カウンターは、例えば、ワーク8が半径100mmのウエハの場合、ウエハ上の変化量が0.1μmのときにカウンターの値が0.1μmを示すようになっている。ハンドル38の方向は、実施形態では反時計回りが「+」で、カウンターの値も「+」になる。ウエハの形状は、「+」にすると図8(a)に示すようにウエハの中心側が凸になる。逆に、「−」にすると図8(c)に示すようにウエハの中心側が凹になる。
図1、2に沿って説明を続ける。砥石台手動操作部31で回動された砥石台13の相対変位は、第1のセンサ53および第2のセンサ54により検出される。図2に示すように第1のセンサ53(第1の検出手段)は、砥石台13のY方向の一端部に旋回軸50(砥石変角中心線30)から所定距離l離間した第1の位置S1に配置される(図9参照)。また、第2のセンサ54(第2の検出手段)は、第1のセンサ53が配置された砥石台13のY方向の一端部と同じ側の端部に配置され、第1のセンサ53から直線L′の長さだけ離間した第2の位置S2に配置される。
第1のセンサ53、第2のセンサ54は、接触式変位センサから構成されている。この接触式変位センサは、筒状をなす密閉されたケース53a,54aを備える。このケース53a,54aには、ここから突出する軸状をなす接触子53b,54b(センサロッド)と、この接触子53b,54bと連動して動くアモルファス磁性合金からなるコア(不図示)と、このコアを取り囲むように設けられたコイル(不図示)とを備えている。そして、このコアとコイルとの位置関係によって決まるアナログ電圧出力値によりセンサロッドの変位が検出できる。実施形態では、分解能が0.2μmとなっている。これらの第1のセンサ53、第2のセンサ54は、いずれも砥石台13のベース部分に埋め込まれた共通のベース13aに固定されている。なお、このベース13aはインバールのような熱膨張率が小さい素材が望ましい。
支持台12には、前述した第1のセンサ53、第2のセンサ54の接触子53b,54bが当接するセンサ当て板52が固定される。したがって、第1のセンサ53、第2のセンサ54により第1の位置S1、第2の位置S2において、支持台12に対する砥石台13の直線的な変位が検出できる。
次に図5に沿って、本実施形態の第1のセンサ53及び第2のセンサ54から検出された変位からワーク8と砥石16の相対位置を演算する演算装置40について説明する。演算装置40には、演算手段であるCPU41と、ROM42、RAM43を備えた周知のコンピュータが構成される。第1のセンサ53と第2のセンサ54から入力されたアナログの電圧出力値が入力インタフェイス44に入力され、A/D変換されてCPU41でROM42に記憶された所定のプログラムによりデジタル処理される。また、CPU41には、入出力インタフェイス45を介して演算された相対位置を表示するディスプレイ46(表示手段)と、操作用のキーボード47(入力手段)が接続されている。本実施形態では、演算装置40は図示しない研削盤の制御用のコンソールと併せて研削盤本体から離れて設けている。演算装置40では、ディスプレイ46に予め入力されているワーク8の半径に合わせたX方向の高低差を表示することができる。つまり、角度変化に対するワーク8上の高低差の値を直読できるため、砥石台手動操作部31のカウンターに代えてディスプレイ46を見ながらハンドル38の操作ができる。また、測定値に基づきディスプレイ46に、角度変化とCPU41で演算され予想されたワーク8の仕上がり状態を図8に示すがごとく図示することで、直感的な操作が可能となる。
本実施形態の相対角度変化検出装置は、第1のセンサ53、第2のセンサ54、センサ当て板52、演算装置40から構成されている。
ワーク支持装置2においては、図1〜2に示すように、支持台4上にワーク可動機構18がワーク台5に隣接して設置されている。このワーク可動機構18は、図1に示すように、ワーク台5を回動可能に支持するワーク変角中心部19と、このワーク台5をこのワーク変角中心部19を中心にして回動し得るワーク台手動操作部20(ワーク台回動機構部)とを有している。このワーク台手動操作部20は支持台4とワーク台5との間に設けられている。図4に示すように、このワーク台手動操作部20においては、ワーク台5側に支持された送り軸21とハンドル軸22とがかさ歯車23,24を介して連動され、この送り軸21に形成された雄ねじ部25が、支持台4側に取着された雌ねじ筒26に螺合されている。
このワーク台手動操作部20において、ハンドル27の回動が減速器28を介してハンドル軸22に伝わると、送り軸21の雄ねじ部25が雌ねじ筒26に対し回動してワーク台5がワーク変角中心部19を中心に回動する。その回動により、ワーク回転中心線7aの方向がX−Z平面に平行な鉛直変動面V上で微小角度だけ変化する。このようにしてワーク回転中心線7aの方向を調節した後、クランプによりワーク台5の位置を支持台4に固定する。
ここで、本実施形態の研削盤の相対角度変化検出装置について図6を参照してその原理を説明する。砥石可動機構29により、雄ねじ部36と雌ねじ筒37との螺合量を変化させると、砥石台13は旋回軸50により砥石変角中心線30を中心に回動する。このとき砥石台13と一体に砥石16、第1のセンサ53、第2のセンサ54も砥石変角中心線30を中心に回動する。このとき、ワーク台5に支持されたワーク8、支持台12に固定されたセンサ当て板52は回動することはないため、これらとの相対位置が変化する。
ここで本実施形態の研削盤は、いわゆる平面研削盤であり、インフィード研削によりワーク8であるウエハの研磨を行っており、ワーク8と砥石16の位置関係は、ワーク台5から砥石台13を見ると、図7に示すように概ね半分が重なった状態になっている。インフィード研削では、ワーク8と砥石16がいずれも回転した状態で砥石16を連続的に切り込んでいく。本実施形態では、図7に示すように逆方向に回転駆動されている。この場合は、砥石16の回転方向前端部(図7において斜線部で示す研削領域GA)が主に研削される。ここでは、研削の幅は、直線Lの幅の範囲であり、近似的にワーク8であるウエハの半径と同等である。
このようなワーク8と砥石16の相対的な位置関係により、研削されるワークの形状に大きく影響する。図8(a)〜(c)は、P1−P2線におけるワーク8と砥石16との相対位置を平面視した模式図である。ワーク8のみを断面で表している。なお、説明のために角度は誇張してある。
図8(b)に示すように、砥石回転中心線15aとワーク回転中心線7aが平行な場合は、ワーク8は平面になるように研削される。一方、図8(a)に示すように砥石16の周縁がワーク8の中心から離間するような方向に傾くと、ワーク8の中央部が盛り上がり、凸状の形状となる。他方、図8(c)に示すように砥石16の周縁がワーク8の中心に食い込むような方向に傾くと、ワーク8の中央部が陥没し、凹状の形状となる。したがって理論的には砥石回転中心線15aとワーク回転中心線7aとが平行になるように調整すればよい。なお、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向へのシフト(平行移動)はワーク8の平坦度に与える影響は小さく、平坦度を向上させるためには相対角度が重要である。
実際の研削作業においては、例えば、砥石の磨耗、砥石やワークの弾性変形や熱膨張、研削液の温度・濃度・粘度・汚れ、環境温度の変化によるモータ出力の変化などにより研削の状態に定量的あるいは経時的な変化が生じる。そのため、試験的な研削の結果から微調整したり、あるいはワーク8をチャック9に装着したまま微調整したりする必要がある。そのためには、調整操作に対する実際の調整量を正確に把握する必要がある。本実施形態では、図9に示すように旋回した角度をθとすると、砥石16の傾きは点P1と点P2を結ぶ直線Lの傾きはθ、第1の位置S1と第2の位置S2を結ぶ直線L′の傾きはθとなる。そこで、第1の位置S1と第2の位置S2の変位から第1の位置S1と第2の位置S2を結ぶ直線L′の傾きθを求めれば砥石16の角度の変化傾きθを求めることができる。また、傾きθから傾きθが分かれば、ワーク8の平坦度に与える直線L両端の相対的なX軸方向の変位差Aを求めることができる。
ここで、図10を参照して相対角度変化検出装置の感度について説明する。前述のように砥石台13を水平方向の旋回した角度θと、直線Lの傾きθと、直線L′の傾きθとは、θ=θ=θとなる。この場合θはtan θ=0.1μm/150mmを満たす程度の極めて小さな角度であるから点P1、P2、位置S1、S2の軌跡は直線とみなすことができる。そうすると、点P1、P2、位置S1、S2を同一直線状に表すと、図10に示すように変位差A、A′を含む三角形は相似の関係となり、各点の変位差A、A′は、各点の距離に比例する。つまり変位を測定する2点間の距離、すなわち直線L′の長さが長いほど変位差A′が大きくなる。
したがって、ワーク8上の直線Lの長さと比較して第1の位置S1と第2の位置S2を結ぶ直線L′の長さを大きくとることで変位の差が拡大し、検出が容易になる。そのため、L:L′=1:2とし、第1のセンサ53、第2のセンサ54の変位差A′を最低読み取り量(分解能)を0.2μmで読みとったとすると、点P1と点P2の変位差Aの分解能は0.1μmとなり角度検出の感度が向上する。
なお、ワークの「平坦度」の評価方法は、例えば、LTV(local thickness variation )やTTV(Total Thickness Variation )などの評価方法があるが、チップサイズ領域ごとにおいて評価するLTVではなく、本願ではTTVにより評価することが好ましい。TTVは、ウエハ裏面を基準面として厚み方向に測定した高さのウエハ全面における最大値と最小値の差により評価する。本願では主に、TTVにより評価し、ワーク全体の平坦度を向上させる。なお、平坦度の評価は必ずしも厚みによらず研削した表面の形状のみを測定してもよい。
ここで、本願において「研削の幅」とは、回転駆動されるワークが砥石によって略同時に研削される領域の幅をいう。なお、「幅」とは、回転するワーク8の直径方向に測定した研削される領域の長さをいう。また、「最大幅」とは、実施形態の研削盤は汎用機でありワーク8は特定されていないため、加工できる最大のワークの研削の幅をいう。通常は、中央部のX軸方向の高さと周縁部のX軸方向と平行な方向の高さとの差が最大の値となるため、本実施形態では、ワーク8の半径と等しい直線Lの長さを研削の幅としている。例えば本実施形態では、直径300mmのウエハ加工が最大であるので、「研削時における研削の最大幅」は、概ね150mmとなる。
続いて、図11を参照して砥石変角中心線30が偏心した場合について説明する。砥石台13の旋回においてボールベアリングの変形等により砥石変角中心線30が本来の位置である位置RからR′に偏心した場合、砥石変角中心線30が偏心量eだけ偏心し、砥石台13全体がシフトする場合がある。この場合、例えばS2の変位のみで傾きθを求めようとしたとき、第2の位置はS2からS2′ではなく、S2′′変位している。そうすると、前述のようにワーク8の平坦度の向上のためにはシフトの影響は小さく、傾きが重要であるにもかかわらず、第2の位置S2の一箇所の変位のみで傾きを検出しようとすると、傾きθとされるべきところ傾きθeが検出されてしまう。操作量のみで傾きを検出しようとする場合も同様の問題があった。しかしながら、本実施形態ではS1とS2の2点を用い、直線L′の傾きによりワーク8の傾きを検出するため、偏心の影響をキャンセルすることができ、このような偏心があった場合でもその影響を受けることが少ない。
上記実施形態の研削盤によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、第1の位置S1及び第2の位置S2の2点の変位の差でワーク8に対する砥石16の相対角度の変化を検出するため、操作量のみに基づくものではなく、実際の砥石16の角度変化を正確に検出することができる。
(2)特に、ワーク8の形状に大きく影響を与える相対角度の変化を、傾きの変化のみを抽出して、砥石変角中心線30の偏心の影響をキャンセルして求めるため、砥石台13が水平方向にずれた場合でも正確に砥石の角度変化を検出することができる。
(3)さらに、第1のセンサ53、第2のセンサ54が、ワーク8の研削の幅(=直線L)より長い直線L′の長さ離間した位置の2点の変位差A′で傾きを検出する。このため、研削の幅(=直線L)での変位差Aよりも変位の差が拡大され、センサの最小読取量を見かけ上拡大し、直接ワーク8の位置で測定するよりも角度変化の検出精度を高めることができる。
(4)また、ワーク8とは完全に無接触で、ワーク8を直接測定するため、ウエハのような傷が付きやすいものでも表面などに傷を付けるおそれもない。
(5)さらに、ワーク8の位置にかかわらず測定できるため、第1のセンサ53,第2のセンサ54を研削液や研削屑が飛散する領域を避けて配置できるため、これらの影響を受けた測定誤差もなく正確な測定が可能となる。
(6)また、同様にワーク8の位置にかかわらず測定できるため、研削液や研削屑による測定装置自体の汚損や破損を生じることもない。
(7)砥石16から離間した位置において第1のセンサ53及び第2のセンサ54から検出された変位に基づいて演算装置によりワーク8と砥石16との相対位置を正確に推定して表示することができるため、平坦度を高める調整を容易にすることができる。
特に、ワーク8の大きさに応じた高低差の変位や、予想される仕上がり形状を表示することで極めて操作が容易になる。
(8)ウエハの研削など特に高い精度が要求されるインフィード研削を行う平面研削盤において好適に適用でき、容易かつ正確に精密な研削作業が可能となる。
(9)第1のセンサ53と第2のセンサ54は、インバール製などの同一部材に取り付けられることで、第1の位置S1と第2の位置S2の位置関係が正確に維持され、且つ、温度補正が容易になる。
(10)測定する第2の位置S2を、実際の調整位置である研削位置より旋回軸50より離間させることで、実際の研削位置での高低差よりも第2の検出手段での変位が拡大されて大きくなるため、変位自体が大きくなり最小読取値(分解能)が比較的大きなセンサであっても、より小さな変位から測定ができる。同様に分解能も見かけ上高くすることができる。したがって汎用の低コストの簡易な構成のセンサを使用して高い精度で測定することができる。
(11)旋回軸50を鉛直方向に配置することで重力による影響を小さくすることができる。
(12)また、砥石台13は、平滑な水平面を持った支持台12により支持されているため、簡易な構成で、かつ重力の影響による変形を小さくすることができる。
(13)また、複数のクランパ51により、砥石台13を正確に任意の位置でしっかりと固定ができる。
(14)第1のセンサ53、第2のセンサ54に接触式辺にセンサを用いているため、また、電圧出力自体は変位に応じたアナログ出力であるため、本実施形態における測定感度の見かけ上の拡大にも好適に使用できる。そのため、比較的簡易な構成で低コストでありながら、容易に精度の高い測定ができる。また、位置を電圧出力として処理できるためデジタルによる演算が容易になる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 第1のセンサ53と第2のセンサ54とは異なる1又は複数の補正用のセンサをさらに備えたことを特徴とする研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置とすることもできる。この補正用センサによりさらに変移を検出する。例えば、この補正用のセンサにより、第1のセンサ53と第2のセンサ54に加え補正用のセンサの結果を、ウエイト付けや最小2乗法などで平均化することで、不規則な砥石台13の変形などの影響を小さくすることができる。また、補正用のセンサが、第1のセンサ53と第2のセンサ54から演算された検出結果と矛盾する測定値を検出した場合はエラー表示を行うようにしてもよい。
○ 砥石変角中心線30から第2の位置S2までの距離は、砥石変角中心線30から砥石16の点P2の位置までの距離より大きいことを特徴とする研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置とすることもできる。
少なくとも砥石変角中心線30から第2の位置S2までの距離を、砥石変角中心線30から砥石16の点P2の位置までの距離より大きくなる位置に配置することで、検出手段の見かけの感度を拡大することができる。そのため、砥石16の角度の精密な調整が可能となる。砥石台13自体の変形による誤差が許す限り、且つ第1のセンサ53と第2のセンサ54との間の距離が確保される限り、第1のセンサ53、第2のセンサ54の位置は、砥石変角中心線30からより離間することが望ましい。
○ また、砥石台13自体の変形による誤差が許す限り、且つ第1のセンサ53、第2のセンサ54の位置が砥石変角中心線30から十分離間する限り、第1のセンサ53と第2のセンサ54との間の距離は、より離間することが望ましい。
○ センサは変位さえ検出できれば各種のものが使用でき、圧電素子などによりひずみ等から変位を推定して検出するような方式でもよい。また、2点間の変位差をコンピュータで演算することなく、機械的に個別に直読するものであってもよい。
○ また、演算装置40は、ワンチップのASIC(Application Specific Integrated Circuit)や汎用のパーソナルコンピュータなど、その形式は問わない。また、ディスプレイ46も7セグメントの文字表示などでもよい。
○ なお、本発明は砥石台13による調整を説明したが、同様な構成をワーク台5において実施してもよい。
○ また、ワーク8及び砥石16の回転方向も、正転・逆転等は適宜選択しうる。また、回転数も別段限定されるものではない。
○ 対象となるワーク8もウエハに限らず各種素材に適用しうる。また、砥石16の砥粒やボンド、大きさや形状など構成も適宜選択できることはもちろんである。
○ 実施形態では、クランプ装置にばねを用いているが、皿ばね、コイルばね等のばねの外、エアクッション等各種の弾性体が採用できる。
○ また、本発明は、各種形式の研削盤に適用可能なものであり、砥石16とワーク8の位置関係は、使用される研削盤の構成、ワーク8の素材や砥石16の構成、要求される仕上げレベルにより異なるものである。例えば、ワーク8のワーク回転中心線7aと砥石16の砥石回転中心線15aとは、それぞれ垂直もしくは水平に配置するような研削機であってもよい。
○ その他、本発明は特許請求の範囲を逸脱しない限り、当業者により改良され、変形されて実施できることは言うまでもない。
本実施形態の研削盤の正面図。 本実施形態の研削盤の平面図。 砥石台手動操作部の部分断面図。 ワーク台手動操作部の部分断面図。 演算装置を示すブロック図。 ワーク、砥石、砥石可動機構、相対角度変化検出装置等を示す模式図。 ワークと砥石の相対位置を示すワーク台側から見た側面図。 ワークと砥石の相対位置を示す模式図で、(a)は、ワークに対して砥石が+方向に傾いた状態、(b)は、ワークに対して砥石が平行な状態、(c)は、ワークに対して砥石が−方向に傾いた状態を示す。 第1の位置S1、第2の位置S2と点P1、P2の位置関係を示す図。 本実施形態の検出感度を説明する模式図。 砥石変角中心線30が偏心した場合の説明図。
符号の説明
1…機台、2…ワーク支持装置、5…ワーク台、7a…ワーク回転中心線、8…ワーク、9…チャック(ワーク取付部)、12…支持台、13…砥石台、15a…砥石回転中心線、16…砥石、17…砥石取付部、18…ワーク可動機構、29…砥石可動機構(可動機構)、40…演算装置(演算手段)、50…旋回軸(回動軸)、51(51a,51b,51c)…クランパ(クランプ装置)、53…第1のセンサ(第1の検出手段)、54…第2のセンサ(第2の検出手段)、L…直線(研削の幅)、L′…直線(所定距離)、S1…第1の位置、S2…第2の位置、V…鉛直変動面、H…水平変動面。

Claims (8)

  1. ワークである所定の大きさの円板状に形成されたウエハを回転駆動しつつ支持するワーク台と、砥石で前記ワークに対して半径方向の研磨領域においてインフィード研削をするように砥石を回転駆動しつつ支持する砥石台と、前記砥石台を前記砥石の回転軸方向及び前記研磨領域の長手方向と直交する回動軸を中心に回動可能に支持する支持台と、前記砥石台の前記ワークの研磨領域における接離方向の高低差を前記支持台に対して前記回動軸を中心とした回動により調節し得る可動機構と
    を備えた平面研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置であって、
    前記可動機構の回動中心から所定距離離間した第1の位置で前記砥石台の前記支持台に対する変位を検出する第1の検出手段と、
    前記第1の位置とより前記回動軸から離間した第2の位置で前記砥石台の前記支持台に対する変位を検出する第2の検出手段と
    を備え、
    前記第1の位置と前記第2の位置との間の距離が、前記ワークの研削時における研削の最大幅より大きく構成されるとともに、
    前記第1の検出手段及び前記第2の検出手段から検出された変位から前記ワークと前記砥石の相対角度の変化を演算する演算手段と、
    当該相対角度の変化を表示する表示手段をさらに備え、
    前記演算手段は、前記砥石と前記回動軸の相対位置関係と前記ワークと砥石の相対角度の変化に基づいて、予め入力されている前記ワークの半径に合わせた前記研磨領域におけるワークと砥石との接離方向の高低差の変化量を演算し、前記表示手段は前記高低差を表示することを特徴とする研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置。
  2. 前記演算手段は、前記表示手段に、前記ワークと砥石との相対角度の変化に基づいて、前記ワークと前記砥石との位置の相対関係を図示することを特徴とする請求項1に記載の研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置。
  3. 前記第1の検出手段と前記第2の検出手段は同一部材に取り付けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置。
  4. 少なくとも、前記第2の位置は、前記ワークの研削位置よりも前記回動軸から離間した位置に配置されたことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置。
  5. 前記回転軸は鉛直方向に設けられ、前記砥石台は水平方向に回動可能に構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置。
  6. 前記砥石台と前記支持台とは水平に形成された摺動面に沿って摺動可能に構成されたことを特徴とする請求項に記載の研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置。
  7. 前記第1の検出手段及び第2の検出手段とは異なる1又は複数の補正用検出手段を備え、当該補正用検出手段により第1の検出手段及び第2の検出手段の検出結果を補正することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置。
  8. 前記検出手段はセンサロッドと連動して動くコアと内部コイルの位置関係によってアナログ電圧出力値が決定される接触式変位センサにより構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の研削盤におけるワークと砥石との相対角度変化検出装置。
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