JPH05130392A - 画像処理装置および画像処理方式 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方式

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JPH05130392A
JPH05130392A JP3289024A JP28902491A JPH05130392A JP H05130392 A JPH05130392 A JP H05130392A JP 3289024 A JP3289024 A JP 3289024A JP 28902491 A JP28902491 A JP 28902491A JP H05130392 A JPH05130392 A JP H05130392A
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Takashi Ogamichi
隆司 小河路
Hideyuki Miyazawa
秀幸 宮沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、画像処理装置および画像処理方式に
関し、画素毎に全黒か全白かを判別し、全黒、全白デー
タの2値化誤差を“0”とし、また、全黒、全白データ
を入力画素との誤差にかかわらず全黒、全白データとし
てスレッシュ値を処理画素毎に周期的に変化させて2値
化処理して中間調画像の画質を向上させることを目的と
する。 【構成】全黒/全白判定部32から全黒、全白信号が2値
化誤差生成部9及び2値化部11に出力されると、2値化
誤差が“0”とされ、2値化部11では、全黒、全白が検
出されると、システム制御部33から入力されるスレッシ
ュ値にかかわらず2値化データを黒又は白として出力さ
れ、該2値化出力は、2値化後のデータ変換でもよい
し、スレッシュ値を全黒に対し全白レベルに、全白に対
し全黒レベルに設定してもよい。全黒、全白の補正は、
累積誤差が小さいときは、行わなくてもよい。全黒、全
白の判定は、どちらか一方を行うだけでももよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置および画像
処理方式に関し、特に、誤差拡散方式により中間調画像
を処理する画像処理装置および画像処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、情報化社会にあって、画像データ
を取り扱う装置が多くなっている。このような画像デー
タを取り扱う装置においては、スキャナ等で読み取った
画素データを2値画信号に変換する画像処理装置を必要
としている。また、近時、画像処理装置の取り扱う画像
としては、文字等の白黒の2値画像だけでなく、写真等
の中間調の画像をも取り扱うようになっている。
【0003】そこで、従来、中間調画像の処理方法とし
ては、多値画素データの画素毎のレベルを所定の複数の
スレッシュ値が設定されたマトリクスデータと比較し、
該比較結果に基づいて2値化処理し、出力2値画素デー
タを出力して中間調画像を表現するディザ方式と、多値
画素データの画素毎に量子化処理した出力画素データと
入力画素データとの2値化誤差を周辺画素データに拡散
した結果を所定の設定されたスレッシュ値に基づいて2
値化処理し、出力2値画素データを出力して中間調画像
を表現する誤差拡散方式があるが、ディザ方式に比べて
階調性と解像度の両立を図った誤差拡散方式が注目され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の誤差拡散方式にあっては、入力画素データが
全黒レベルあるいは全白レベルのとき、2値化誤差は発
生しないにもかかわらず、それまでの画素データの累積
誤差が保存されて、2値化のスレッシュ値を常に一定と
した場合、誤差拡散特有のテクスチャ(誤差拡散が充分
でないときに発生する画像の尾引き現象)が発生し、こ
れを取り除くため、2値化のスレッシュ値を周期的に変
化させる方法があるが、黒地付近で白点を発生させ、白
地付近で黒点を発生させ易く、出力画像がボケた画像に
なり易いという問題があった。
【0005】また、従来の例えば、特開平1−2841
72号公報に記載された画像処理装置により実行される
誤差拡散処理においては、2値化誤差を重み付け演算に
より求めるときに発生する誤差の余り分(小数点以下)
を相関する次の画素データに加算して補正し、補正した
画素データを一定のスレッシュ値により2値化処理して
入力画像濃度と出力画像濃度を保存して画像を再現する
処理が行われているが、この装置の場合も上記のような
誤差拡散特有のテクスチャを取り除くことはできない。
【0006】そこで本発明は、ディザ処理用のスレッシ
ュ値と誤差拡散処理用のスレッシュ値を共通のデータテ
ーブルに格納し、誤差拡散処理を行うときは、画素毎に
全黒か全白かを判別したとき、全黒、全白データの2値
化誤差を“0”とし、また、全黒、全白データの入力画
素データとの誤差にかかわらず全黒データあるいは全白
データとし、スレッシュ値を全黒データに対しては、全
白レベルに、全白データに対しては、全黒レベルに設定
した画素データを処理画素毎に周期的に変化させたスレ
ッシュ値で2値化処理し、また、誤差演算の際に発生し
た端数分を“0”に収束させるとともに、該誤差の演算
を2の補数で行い、演算結果が負の値になったときは、
該演算結果に“1”を加算することにより、黒地中の白
点の発生や白地中の黒点の発生を抑えて、中間調画像の
コントラストを向上させる画像処理装置および画像処理
方式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ライン毎に入力される多値画素データの画素毎のレベル
を所定の複数のスレッシュ値が設定されたマトリクスデ
ータと比較し、該比較結果に基づいて2値化処理して出
力2値画素データを出力して中間調画像を表現するディ
ザ画像処理手段と、ライン毎に入力される多値画素デー
タの画素毎に量子化処理した出力画素データと入力画素
データとの誤差を周辺画素データに拡散した結果を所定
の設定されたスレッシュ値に基づいて2値化処理して出
力2値画素データを出力して中間調画像を表現する誤差
拡散画像処理手段と、を備え、ディザ画像処理手段と誤
差拡散画像処理手段を選択して使用可能な画像処理装置
において、前記ディザ画像処理手段でマトリクスデータ
として設定された複数のスレッシュ値と前記誤差拡散画
像処理手段で設定されたスレッシュ値を共通のデータテ
ーブルに格納するとともに、該誤差拡散画像処理部で画
像処理を行うときは、スレッシュ値を処理画素毎に周期
的に変化させることを特徴とし、請求項2記載の発明
は、ライン毎に入力される多値画素データの画素毎に量
子化処理した出力画素データと入力画素データとの誤差
を周辺画素データに拡散した結果を所定の設定されたス
レッシュ値に基づいて2値化処理して出力2値画素デー
タを出力する画像処理方式において、前記入力される多
値画素データの画素毎に全黒か全白かを判別する全黒全
白判別手段を設け、該画素毎に全黒あるいは全白と判別
したとき、全黒あるいは全白と判別した画素データが所
定数連続したとき、前記入力画素データとの誤差を
“0”に設定し、また、全黒全白判別手段における判別
を全黒か全白か一方のみ行って該誤差の“0”設定を行
うことを特徴とし、請求項3記載の発明は、ライン毎に
入力される多値画素データの画素毎に量子化処理した出
力画素データと入力画素データとの誤差を周辺画素デー
タに拡散した結果を所定の設定されたスレッシュ値に基
づいて2値化処理して出力2値画素データを出力する画
像処理方式において、前記入力される多値画素データの
画素毎に全黒か全白かを判別する全黒全白判別手段を設
け、該画素毎に全黒あるいは全白と判別し、かつ拡散し
た累積誤差が所定の設定値より大きくなったとき、前記
入力画素データとの誤差を“0”に設定し、該誤差設定
された全黒あるいは全白データを2値化処理する際の前
記スレッシュ値を処理画素毎に周期的に変化させるとと
もに、該累積誤差を比較する設定値を該周期的に変化さ
せるスレッシュ値の最大値と全黒あるいは全白と判別さ
れるレベルとの差未満とすることを特徴とし、請求項4
記載の発明は、ライン毎に入力される多値画素データの
画素毎に量子化処理した出力画素データと入力画素デー
タとの誤差を周辺画素データに拡散した結果を所定の設
定されたスレッシュ値に基づいて2値化処理して出力2
値画素データを出力する画像処理方式において、前記入
力される多値画素データの画素毎に全黒か全白かを判別
する全黒全白判別手段を設け、該画素毎に全黒あるいは
全白と判別したとき、前記入力画素データとの誤差にか
かわらず当該画素データを全黒データあるいは全白デー
タとして2値化処理するとともに、該2値化処理する際
の前記スレッシュ値を処理画素毎に周期的に変化させ、
また、全黒全白判別手段における判別を全黒か全白か一
方のみ行って該全黒、全白データの2値化処理を行うこ
とを特徴とし、請求項5記載の発明は、ライン毎に入力
される多値画素データの画素毎に量子化処理した出力画
素データと入力画素データとの誤差を周辺画素データに
拡散した結果を所定の設定されたスレッシュ値に基づい
て2値化処理して出力2値画素データを出力する画像処
理方式において、前記入力される多値画素データの画素
毎に全黒か全白かを判別する全黒全白判別手段を設け、
該画素毎に全黒あるいは全白と判別したとき、前記スレ
ッシュ値を全黒データに対しては、全白レベルに設定
し、全白データに対しては、全黒レベルに設定するとと
もに、該レベル設定した画素データを2値化処理する際
の前記スレッシュ値を処理画素毎に周期的に変化させ、
また、全黒全白判別手段における判別を全黒か全白か一
方のみ行って該全黒、全白データの2値化処理を行うこ
とを特徴とし、請求項6記載の発明は、ライン毎に入力
される多値画素データの画素毎に量子化処理した出力画
素データと入力画素データとの誤差を周辺画素データに
拡散した結果を所定の設定されたスレッシュ値に基づい
て2値化処理して出力2値画素データを出力する画像処
理方式において、前記誤差を演算により求める際に、端
数が発生したとき、該端数分を“0”に収束させるとと
もに、該誤差の演算を2の補数で行い、演算結果が負の
値になったときは、該演算結果に“1”を加算すること
を特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、ディザ画像処理手段
と誤差拡散画像処理手段を選択して使用可能な画像処理
装置において、ディザ画像処理手段でマトリクスデータ
として設定された複数のスレッシュ値と誤差拡散画像処
理手段で設定されたスレッシュ値を共通のデータテーブ
ルに格納するとともに、該誤差拡散画像処理部で画像処
理を行うときは、スレッシュ値を処理画素毎に周期的に
変化させる。
【0009】したがって、ディザ画像処理手段と誤差拡
散画像処理手段を備える画像処理装置のハード構成を削
減することができるとともに、誤差拡散特有のテクスチ
ャの発生を除くことができ、中間調画像の画質を向上さ
せることができる。請求項2記載の発明では、ライン毎
に入力される多値画素データの画素毎に量子化処理した
出力画素データと入力画素データとの誤差を周辺画素デ
ータに拡散した結果を所定の設定されたスレッシュ値に
基づいて2値化処理して出力2値画素データを出力する
画像処理方式において、入力される多値画素データの画
素毎に全黒か全白かを判別する全黒全白判別手段が設け
られ、該画素毎に全黒あるいは全白と判別されたとき、
全黒あるいは全白の画素データが所定数連続したとき、
入力画素データとの誤差が“0”に設定され、また、全
黒全白判別手段における判別が全黒か全白か一方のみ行
われて該誤差の“0”設定が行われる。
【0010】したがって、全黒または全白の画素データ
が入力された場合の2値化誤差を“0”とすることで中
間調画像のコントラストを向上させることができる。請
求項3記載の発明では、ライン毎に入力される多値画素
データの画素毎に量子化処理した出力画素データと入力
画素データとの誤差を周辺画素データに拡散した結果を
所定の設定されたスレッシュ値に基づいて2値化処理し
て出力2値画素データを出力する画像処理方式におい
て、入力される多値画素データの画素毎に全黒か全白か
を判別する全黒全白判別手段が設けられ、該画素毎に全
黒あるいは全白と判別されたとき、かつ拡散した累積誤
差が所定の設定値より大きくなったとき、入力画素デー
タとの誤差が“0”に設定され、該誤差設定された全黒
あるいは全白データを2値化処理する際のスレッシュ値
が処理画素毎に周期的に変化させられるとともに、該累
積誤差を比較する設定値が該周期的に変化させられるス
レッシュ値の最大値と全黒あるいは全白と判別されるレ
ベルとの差未満に設定される。
【0011】したがって、全黒または全白の画素データ
が入力された場合に累積誤差量に応じて2値化誤差を
“0”に設定しているので、2値化のスレッシュ値を周
期的に変化させても黒地中の白点や白地中の黒点の発生
をなくすことができる。請求項4記載の発明では、ライ
ン毎に入力される多値画素データの画素毎に量子化処理
した出力画素データと入力画素データとの誤差を周辺画
素データに拡散した結果を所定の設定されたスレッシュ
値に基づいて2値化処理して出力2値画素データを出力
する画像処理方式において、入力される多値画素データ
の画素毎に全黒か全白かを判別する全黒全白判別手段が
設けられ、該画素毎に全黒あるいは全白と判別されたと
き、入力画素データとの誤差にかかわらず当該画素デー
タが全黒データあるいは全白データとして2値化処理さ
れるとともに、該2値化処理する際のスレッシュ値が処
理画素毎に周期的に変化させられ、また、全黒全白判別
手段における判別が全黒か全白か一方のみ行われて該全
黒、全白データの2値化処理が行われる。
【0012】したがって、全黒、全白データに応じて2
値化データに変換しているので、累積誤差を保存しつつ
中間調画像のコントラストを向上させることができる。
請求項5記載の発明では、ライン毎に入力される多値画
素データの画素毎に量子化処理した出力画素データと入
力画素データとの誤差を周辺画素データに拡散した結果
を所定の設定されたスレッシュ値に基づいて2値化処理
して出力2値画素データを出力する画像処理方式におい
て、入力される多値画素データの画素毎に全黒か全白か
を判別する全黒全白判別手段が設けられ、該画素毎に全
黒あるいは全白と判別されたとき、スレッシュ値が全黒
データに対しては、全白レベルに設定され、全白データ
に対しては、全黒レベルに設定されるとともに、該レベ
ル設定した画素データを2値化処理する際のスレッシュ
値が処理画素毎に周期的に変化させられ、また、全黒全
白判別手段における判別が全黒か全白か一方のみ行われ
て該全黒、全白データの2値化処理が行われる。
【0013】したがって、全黒、全白データに応じて2
値化スレツシュ値を変化させているので累積誤差を保存
しつつ中間調画像のコントラストを向上させることがで
きる。請求項6記載の発明では、ライン毎に入力される
多値画素データの画素毎に量子化処理した出力画素デー
タと入力画素データとの誤差を周辺画素データに拡散し
た結果を所定の設定されたスレッシュ値に基づいて2値
化処理して出力2値画素データを出力する画像処理方式
において、誤差を演算により求める際に、端数が発生し
たとき、該端数分が“0”に収束させられるとともに、
該誤差の演算が2の補数で行われ、演算結果が負の値に
なったときは、該演算結果に“1”が加算される。
【0014】したがって、誤差演算の端数分を“0”に
収束させているので、誤差の収束が早くメリハリのある
中間調画像を再現することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。図1〜図4は、請求項1記載の発明の画像処理
装置を適用したファクシミリ装置の一実施例を示す図で
ある。図1は、ファクシミリ装置1のブロック図であ
り、ファクシミリ装置1は、イメージセンサ2、A/D
変換器3、タイミングコントローラ4、RAM5及びデ
ジタル画像処理部6等から構成されている。
【0016】イメージセンサ2は、原稿からの反射光を
電気信号に変換して所定のアナログ信号をA/D変換器
3に出力し、A/D変換器3は、イメージセンサ2から
入力されるアナログ信号を所定のデジタル信号に変換し
てデジタル画像処理部4に出力する。タイミングコント
ローラ4は、各部の動作タイミングを制御する制御信号
を各部に出力し、RAM(Random Access Memory)5
は、各種参照用データを保持、更新し、後述する誤差拡
散処理に必要な誤差データを保持、更新する。
【0017】デジタル画像処理部6は、図2に示すよう
に、誤差演算部7、濃度補正部8、2値化部9、2値化
誤差生成部10及びラッチ部11から構成されており、全体
として誤差拡散処理部を構成する。誤差演算部7は、R
AM5に保持された前回の2値化誤差データにより現画
素に対する誤差量を演算し、その演算結果を濃度補正部
8に出力する。
【0018】濃度補正部8は、誤差演算部7から入力さ
れる誤差量演算結果をA/D変換器3から入力される読
取データ(デジタル信号)に加算し、その濃度補正デー
タを2値化部9と2値化誤差演算部10に出力する。2値
化部9は、濃度補正部8から入力される濃度補正データ
を入力される所定のスレッシュ値により2値化して2値
化データを2値化誤差生成部10と図外に出力する。
【0019】2値化誤差演算部10は、濃度差補正部8か
ら入力される濃度補正データにより2値化部9から入力
される2値化データに応じて該画素における2値化誤差
を演算してラッチ部11に出力する。ラッチ部11は、2値
化誤差生成部10から入力された2値化誤差データの出力
タイミングを調整してRAM5と誤差演算部7に出力す
る。
【0020】次に、作用を説明する。イメージセンサ2
で読み取られた原稿画像の1ライン分のアナログ信号
は、A/D変換器3でデジタル信号に変換されてデジタ
ル画像処理部6に出力され、デジタル画像処理部6内で
1ラインの画素毎に誤差拡散処理が行われる。この誤差
拡散処理に際して使用する誤差拡散フィルタの一例を図
3に示す。図3(a)は、現画素*とその周辺画素の配
分比を示し、図3(b)は、現画素濃度の誤差データを
示している。
【0021】いま、現画素濃度am,n に対する補正後濃
度a′m,nとすると、次式(1)の演算が行われる。
【0022】
【数1】
【0023】すなわち、2値化誤差生成部10で求められ
てRAM4に保持された前ラインの前画素の誤差データ
に基づいて現画素am,n に対する誤差量が誤差演算部7
で演算され、その誤差量が濃度補正部8で現画素am,n
に所定の割合で加算されて濃度補正が行われて補正後濃
度データa′m,n が求められた後、この補正後濃度デー
タa′m,n が、2値化部9で2値化処理される。
【0024】ここで、補正後濃度データa′m,n による
2値化信号をadm,n 、2値化のスレッシュレベルをT
Hとすると、 a′m,n ≧THの時、adm,n =1,εm,n =(a′m,
n −M) a′m,n <THの時、adm,n =0,εm,n =a′m,n 但し、εm,n :現画素濃度am,n に対する2値化誤差 M:階調数 (a′m,n −M):a′m,n の補数 となり、いま、階調数Mが16段階で、全黒レベルを15、
全白レベルを0とし、a′m,n =11、TH=8とする
と、adm,n =1(黒)、εm,n =11−15=−4とな
る。すなわち、濃度11の画素を黒(15)に2値化したこ
とで入出力画素間に(−4)の濃度差(誤差)が発生
し、この誤差分を順次後の画素に拡散して清算してい
く。なお、εm,n は、2値化誤差生成部10で演算されて
ラッチ部11を介して所定タイミングでRAM5に転送さ
れる。
【0025】しかし、2値化の際のスレッシュ値を一定
にすると、スレッシュ値付近の濃度の画素では誤差が拡
散しきれずに尾引き(テクスチャ)現象が発生するが、
この現象は、スレッシュ値を画素毎に周期的に変化させ
ることで取り除くことができる。また、ディザ処理部も
共用する画像処理装置の場合は、ディザ用のスレッシュ
値設定レジスタを共用することで画像処理装置のハード
/ソフトの負担を軽減することができる。図4にスレッ
シュ値設定レジスタを共用する画像処理装置21の構成例
を示す。
【0026】図4において、画像処理装置21は、マルチ
プレクサ22、スレッシュ値レジスタ23、システム制御部
24及び比較器25から構成されており、マルチプレクサ22
により図外でディザ処理されて入力されるディザ画素信
号と誤差拡散処理されて入力される誤差拡散画素信号の
うち一方が選択されて比較器25に出力され、画素毎のス
レッシュ値がセットされたスレッシュ値レジスタ(デー
タテーブル)23からスレッシュ値が比較器25に出力され
ると、比較器25で入力されたスレッシュ値に基づいてデ
ィザ画素信号あるいは誤差拡散画素信号が2値化処理さ
れて2値データとして出力される。システム制御部24で
は、これら各部の動作が制御されるとともに、スレッシ
ュ値レジスタ23から読み出すスレッシュ値が指示され
る。
【0027】また、いま、読み取られた読取データの画
素濃度が全黒レベル(15)で、累積誤差が(−6)、ス
レッシュ値を6〜10の範囲で変化させたとすると、濃度
補正後のデータは、9となるからスレッシュ値が6〜9
に変化するときには、2値化出力は、1(黒)、2値化
生成誤差は、15−9=6として保存される。この状態が
続き、スレッシュ値が10に設定されると、2値化出力
は、0(白)となり、入力データが全黒レベルにもかか
わらず、出力側では、全白として出力されてしまう。ま
た、スレッシュ値を変化させない場合でも、黒地部の周
辺で白点が発生し易くなり、画像のコントラストがボケ
てしまう印象を与えることがある。
【0028】このような画像のボケをなくすため、請求
項2〜6記載の発明の画像処理方式を適用する画像処理
装置の一実施例を図6〜9に示す。図6は、誤差拡散処
理機能を有する画像処理装置31の要部ブロック図であ
り、上記図2に示した画像処理装置と同一の構成部分に
は、同一番号を符して説明を省略する。
【0029】図6において、全黒/全白判定部(全黒全
白判別手段)32は、読取データが全黒か全白かを判定
し、例えば、(1,0)全黒、(0,1)全白、(0,
0)非全黒、全白という信号を2値化誤差生成部9と2
値化部11に出力する。システム制御部33は、各部の動作
を制御するとともに、2値化部11へ2値化用のスレッシ
ュ値データを入力する。
【0030】次に、作用を説明する。全黒/全白判定部
32から(1,0)全黒、(0,1)全白、(0,0)非
全黒、全白という信号が2値化誤差生成部9及び2値化
部11に出力されると、全黒あるいは全白のとき、2値化
誤差が“0”とされ、2値化部11では、全黒あるいは全
白が検出されると、システム制御部33から入力されるス
レッシュ値にかかわらず2値化データを黒又は白として
出力される。この2値化出力は、2値化後のデータを変
換してもよいし、スレッシュレベルを全黒データに対し
て全白レベルに設定し、全白データに対して全黒レベル
に設定してもよい。
【0031】また、全黒、全白時の補正は、累積誤差が
小さいときには、行わないようにすることもできる。す
なわち、上記累積誤差が(−5)以上のときは、6〜10
のスレッシュ値にかかることはない。また、これら全
黒、全白の判定は、どちらか一方の判定だけを行うよう
にしてもよい。これらの全黒、全白の判定を処理するた
めの具体的な回路構成例を図6〜8に示す。
【0032】図6は、図5の2値化誤差生成部9に適用
される論理回路構成を示しており、全黒、全白の入力に
応じて濃度補正部8から入力される複数画素分の濃度デ
ータの2値化誤差がそれぞれ演算されて、図外のRAM
5と誤差演算部6に出力される。図7は、図5の2値化
部11に適用される論理回路構成を示しており、システム
制御部33から入力されるスレッシュ値ではなく、全黒/
全白判定部32から入力される全黒、全白データで濃度補
正部8から入力される濃度データが比較されて2値化処
理されて2値化データが出力される。
【0033】図8は、図5の2値化部11に適用されるス
レッシュ値を変化させる部分の論理回路構成を示してお
り、全黒/全白判定部32から入力される全黒、全白デー
タに応じてシステム制御部33から入力されるスレッシュ
値が選択されてスレッシュ値が出力され、図外の2値化
部11内で2値化演算が行われる。図9は、画像処理装置
31における上記全黒、全白の判定処理に伴う2値化処理
手順のフローチャートを示している。
【0034】図9において、全黒/全白判定部32から入
力されるデータが全黒か全白かを判別し(ステップS
1)、全黒か全白のときは、請求項2記載の発明に基づ
く処理では、2値化誤差を“0”とし(ステップS
2)、請求項3記載の発明に基づく処理では、累積誤差
に応じてスレッシュ値を変換して(ステップS3)2値
化処理し(ステップS4)、2値化誤差を演算し(ステ
ップS5)、請求項4あるいは5記載の発明に基づく処
理では、2値化誤差にかかわらず黒又は白の2値データ
に変更して(ステップS6)2値化誤差を演算する(ス
テップS7)。
【0035】また、ステップS1で全黒でも全白でもな
いときは、濃度補正演算を行って補正後濃度データを求
め(ステップS8)、補正後濃度データをシステム制御
部33から入力されるスレッシュ値で2値化処理して2値
データを出力するとともに、補正後濃度データで2値化
誤差を演算する(ステップS10)。したがって、全黒ま
たは全白の画素データが入力された場合の2値化誤差を
“0”とすることで中間調画像のコントラストを向上さ
せることができ、全黒または全白の画素データが入力さ
れた場合に累積誤差量に応じて2値化誤差を“0”に設
定しているので、2値化のスレッシュ値を周期的に変化
させても黒地中の白点や白地中の黒点の発生をなくすこ
とができ、全黒、全白データに応じて2値化データに変
換しているので、累積誤差を保存しつつ中間調画像のコ
ントラストを向上させることができる。
【0036】また、2値化誤差を演算する際に端数分を
丸める場合があるが、この端数を“0”に近付く方向に
丸めるようにすれば、誤差の収束を早めることができ、
画質の向上を図ることができる。また、2値化誤差を演
算する際に2の補数で演算した結果が、負の値となった
場合は、端数の丸めを行った後に、“1”を加算するこ
とにより、誤差の収束を早めて画質の向上を図ることが
できる。
【0037】例えば、 −11÷2=−5.5 となった場合、00101(2の補数)を1ビットシフ
トさせて0010(−6)にプラス1して(−5)に補
正する。したがって、誤差演算の端数分を“0”に収束
させているので、誤差の収束が早くメリハリのある中間
調画像を再現することができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ディザ画
像処理手段と誤差拡散画像処理手段を選択して使用可能
な画像処理装置において、ディザ画像処理手段でマトリ
クスデータとして設定された複数のスレッシュ値と誤差
拡散画像処理手段で設定されたスレッシュ値を共通のデ
ータテーブルに格納するとともに、該誤差拡散画像処理
部で画像処理を行うときは、スレッシュ値を処理画素毎
に周期的に変化させているので、ディザ画像処理手段と
誤差拡散画像処理手段を備える画像処理装置のハード構
成を削減することができるとともに、誤差拡散特有のテ
クスチャの発生を除くことができ、中間調画像の画質を
向上させることができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、ライン毎に
入力される多値画素データの画素毎に量子化処理した出
力画素データと入力画素データとの誤差を周辺画素デー
タに拡散した結果を所定の設定されたスレッシュ値に基
づいて2値化処理して出力2値画素データを出力する画
像処理方式において、入力される多値画素データの画素
毎に全黒か全白かを判別する全黒全白判別手段を設け、
該画素毎に全黒あるいは全白と判別したとき、全黒ある
いは全白の画素データが所定数連続したとき、入力画素
データとの誤差を“0”に設定し、また、全黒全白判別
手段における判別を全黒か全白か一方のみ行って該誤差
の“0”設定を行っているので、全黒または全白の画素
データが入力された場合の2値化誤差を“0”とするこ
とで中間調画像のコントラストを向上させることができ
る。
【0040】請求項3記載の発明によれば、ライン毎に
入力される多値画素データの画素毎に量子化処理した出
力画素データと入力画素データとの誤差を周辺画素デー
タに拡散した結果を所定の設定されたスレッシュ値に基
づいて2値化処理して出力2値画素データを出力する画
像処理方式において、入力される多値画素データの画素
毎に全黒か全白かを判別する全黒全白判別手段を設け、
該画素毎に全黒あるいは全白と判別したとき、かつ拡散
した累積誤差が所定の設定値より大きくなったとき、入
力画素データとの誤差を“0”に設定し、該誤差設定し
た全黒あるいは全白データを2値化処理する際のスレッ
シュ値を処理画素毎に周期的に変化させるとともに、該
累積誤差を比較する設定値が該周期的に変化させるスレ
ッシュ値の最大値と全黒あるいは全白と判別されるレベ
ルとの差未満に設定しているので、全黒または全白の画
素データが入力された場合に累積誤差量に応じて2値化
誤差を“0”に設定しているので、2値化のスレッシュ
値を周期的に変化させても黒地中の白点や白地中の黒点
の発生をなくすことができる。
【0041】請求項4記載の発明によれば、ライン毎に
入力される多値画素データの画素毎に量子化処理した出
力画素データと入力画素データとの誤差を周辺画素デー
タに拡散した結果を所定の設定されたスレッシュ値に基
づいて2値化処理して出力2値画素データを出力する画
像処理方式において、入力される多値画素データの画素
毎に全黒か全白かを判別する全黒全白判別手段を設け、
該画素毎に全黒あるいは全白と判別したとき、入力画素
データとの誤差にかかわらず当該画素データを全黒デー
タあるいは全白データとして2値化処理するとともに、
該2値化処理する際のスレッシュ値を処理画素毎に周期
的に変化させ、また、全黒全白判別手段における判別を
全黒か全白か一方のみ行ってて該全黒、全白データの2
値化処理を行っているので、全黒、全白データに応じて
2値化データに変換しているので、累積誤差を保存しつ
つ中間調画像のコントラストを向上させることができ
る。
【0042】請求項5記載の発明によれば、ライン毎に
入力される多値画素データの画素毎に量子化処理した出
力画素データと入力画素データとの誤差を周辺画素デー
タに拡散した結果を所定の設定されたスレッシュ値に基
づいて2値化処理して出力2値画素データを出力する画
像処理方式において、入力される多値画素データの画素
毎に全黒か全白かを判別する全黒全白判別手段を設け、
該画素毎に全黒あるいは全白と判別したとき、スレッシ
ュ値を全黒データに対しては、全白レベルに設定し、全
白データに対しては、全黒レベルに設定するとともに、
該レベル設定した画素データを2値化処理する際のスレ
ッシュ値を処理画素毎に周期的に変化させ、また、全黒
全白判別手段における判別を全黒か全白か一方のみ行っ
て該全黒、全白データの2値化処理を行っているので、
全黒、全白データに応じて2値化スレツシュ値を変化さ
せているので累積誤差を保存しつつ中間調画像のコント
ラストを向上させることができる。
【0043】請求項6記載の発明によれば、ライン毎に
入力される多値画素データの画素毎に量子化処理した出
力画素データと入力画素データとの誤差を周辺画素デー
タに拡散した結果を所定の設定されたスレッシュ値に基
づいて2値化処理して出力2値画素データを出力する画
像処理方式において、誤差を演算により求める際に、端
数が発生したとき、該端数分を“0”に収束させるとと
もに、該誤差の演算を2の補数で行い、演算結果が負の
値になったときは、該演算結果に“1”を加算している
ので、誤差演算の端数分を“0”に収束させているの
で、誤差の収束が早くメリハリのある中間調画像を再現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明による画像処理装置を適用
したファクシミリ装置のブロック図。
【図2】図1のデジタル画像処理部のブロック図。
【図3】図2のデジタル画像処理部で誤差拡散処理の際
に使用される誤差拡散フィルタの一例を示す図。
【図4】請求項1記載の発明による画像処理装置のブロ
ック図。
【図5】請求項2〜6記載の発明による画像処理装置の
要部ブロック図。
【図6】図5の2値化誤差生成部に適用される論理回路
構成を示す図。
【図7】図5の2値化部に適用される論理回路構成を示
す図。
【図8】図5の2値化部に適用されるスレッシュ値を変
化させる部分の論理回路構成を示す図。
【図9】請求項2〜5記載の発明による誤差拡散処理の
フローチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 5 RAM 6 デジタル画像処理部 7 誤差演算部 8 濃度補正部 9 2値化部 10 2値化誤差生成部 21 画像処理装置 22 マルチプレクサ 23 スレッシュ値レジスタ 24 システム制御部 25 比較器 31 画像処理装置 32 全黒/全白判定部 33 システム制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライン毎に入力される多値画素データの画
    素毎のレベルを所定の複数のスレッシュ値が設定された
    マトリクスデータと比較し、該比較結果に基づいて2値
    化処理して出力2値画素データを出力して中間調画像を
    表現するディザ画像処理手段と、 ライン毎に入力される多値画素データの画素毎に量子化
    処理した出力画素データと入力画素データとの誤差を周
    辺画素データに拡散した結果を所定の設定されたスレッ
    シュ値に基づいて2値化処理して出力2値画素データを
    出力して中間調画像を表現する誤差拡散画像処理手段
    と、 を備え、ディザ画像処理手段と誤差拡散画像処理手段を
    選択して使用可能な画像処理装置において、 前記ディザ画像処理手段でマトリクスデータとして設定
    された複数のスレッシュ値と前記誤差拡散画像処理手段
    で設定されたスレッシュ値を共通のデータテーブルに格
    納するとともに、該誤差拡散画像処理部で画像処理を行
    うときは、スレッシュ値を処理画素毎に周期的に変化さ
    せることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】ライン毎に入力される多値画素データの画
    素毎に量子化処理した出力画素データと入力画素データ
    との誤差を周辺画素データに拡散した結果を所定の設定
    されたスレッシュ値に基づいて2値化処理して出力2値
    画素データを出力する画像処理方式において、 前記入力される多値画素データの画素毎に全黒か全白か
    を判別する全黒全白判別手段を設け、 該画素毎に全黒あるいは全白と判別したとき、全黒ある
    いは全白と判別した画素データが所定数連続したとき、
    前記入力画素データとの誤差を“0”に設定し、また、
    全黒全白判別手段における判別を全黒か全白か一方のみ
    行って該誤差の“0”設定を行うことを特徴とする画像
    処理方式。
  3. 【請求項3】ライン毎に入力される多値画素データの画
    素毎に量子化処理した出力画素データと入力画素データ
    との誤差を周辺画素データに拡散した結果を所定の設定
    されたスレッシュ値に基づいて2値化処理して出力2値
    画素データを出力する画像処理方式において、 前記入力される多値画素データの画素毎に全黒か全白か
    を判別する全黒全白判別手段を設け、 該画素毎に全黒あるいは全白と判別し、かつ拡散した累
    積誤差が所定の設定値より大きくなったとき、前記入力
    画素データとの誤差を“0”に設定し、該誤差設定され
    た全黒あるいは全白データを2値化処理する際の前記ス
    レッシュ値を処理画素毎に周期的に変化させるととも
    に、該累積誤差を比較する設定値を該周期的に変化させ
    るスレッシュ値の最大値と全黒あるいは全白と判別され
    るレベルとの差未満とすることを特徴とする画像処理方
    式。
  4. 【請求項4】ライン毎に入力される多値画素データの画
    素毎に量子化処理した出力画素データと入力画素データ
    との誤差を周辺画素データに拡散した結果を所定の設定
    されたスレッシュ値に基づいて2値化処理して出力2値
    画素データを出力する画像処理方式において、 前記入力される多値画素データの画素毎に全黒か全白か
    を判別する全黒全白判別手段を設け、 該画素毎に全黒あるいは全白と判別したとき、前記入力
    画素データとの誤差にかかわらず当該画素データを全黒
    データあるいは全白データとして2値化処理するととも
    に、該2値化処理する際の前記スレッシュ値を処理画素
    毎に周期的に変化させ、また、全黒全白判別手段におけ
    る判別を全黒か全白か一方のみ行って該全黒、全白デー
    タの2値化処理を行うことを特徴とする画像処理方式。
  5. 【請求項5】ライン毎に入力される多値画素データの画
    素毎に量子化処理した出力画素データと入力画素データ
    との誤差を周辺画素データに拡散した結果を所定の設定
    されたスレッシュ値に基づいて2値化処理して出力2値
    画素データを出力する画像処理方式において、 前記入力される多値画素データの画素毎に全黒か全白か
    を判別する全黒全白判別手段を設け、 該画素毎に全黒あるいは全白と判別したとき、前記スレ
    ッシュ値を全黒データに対しては、全白レベルに設定
    し、全白データに対しては、全黒レベルに設定するとと
    もに、該レベル設定した画素データを2値化処理する際
    の前記スレッシュ値を処理画素毎に周期的に変化させ、
    また、全黒全白判別手段における判別を全黒か全白か一
    方のみ行って該全黒、全白データの2値化処理を行うこ
    とを特徴とする画像処理方式。
  6. 【請求項6】ライン毎に入力される多値画素データの画
    素毎に量子化処理した出力画素データと入力画素データ
    との誤差を周辺画素データに拡散した結果を所定の設定
    されたスレッシュ値に基づいて2値化処理して出力2値
    画素データを出力する画像処理方式において、 前記誤差を演算により求める際に、端数が発生したと
    き、該端数分を“0”に収束させるとともに、該誤差の
    演算を2の補数で行い、演算結果が負の値になったとき
    は、該演算結果に“1”を加算することを特徴とする画
    像処理方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002058380A1 (fr) * 2001-01-22 2002-07-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede et programme de traitement d'image

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002058380A1 (fr) * 2001-01-22 2002-07-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede et programme de traitement d'image

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