JPH05129777A - ビアフイル形成方法およびその装置 - Google Patents

ビアフイル形成方法およびその装置

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JPH05129777A
JPH05129777A JP28587491A JP28587491A JPH05129777A JP H05129777 A JPH05129777 A JP H05129777A JP 28587491 A JP28587491 A JP 28587491A JP 28587491 A JP28587491 A JP 28587491A JP H05129777 A JPH05129777 A JP H05129777A
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JP
Japan
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punch
ceramic green
green sheet
via fill
embedding material
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Application number
JP28587491A
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English (en)
Inventor
Seiya Isozaki
誠也 磯崎
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】セラミックグリーンシートのビアフィル形成
を、プレス加工法を用いることにより低コストかつ短期
間に行う方法および装置を提供する。 【構成】セラミックグリーンシート4を搬送しつつ、セ
ラミックグリーンシート4と埋め込み材5とを重ね合わ
せたのち、ポンチ1aとダイス穴2aとで打ち抜くと同
時に打ち抜かれた埋め込み材の微小片をセラミックグリ
ーンシート4に埋め込むことによりセラミックグリーン
シート4のビアフィル形成を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビアフィル形成方法およ
びその装置、特に、セラミックグリーンシートのビアフ
ィル形成方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のビアフィル形成方法には、孔開け
工法としては金型で打ち抜く方法があり、孔埋め工法と
してはスクリーン印刷方法がある。
【0003】図4(a),(b)は従来の金型で打ち抜
くことによる孔開け工法を説明するための断面図であ
る。まず、図4(a)のように上下2つのプレスプレー
ト31間に設置された上型32と下型33との間にセラ
ミックグリーンシート4を位置合わせして設置する。こ
こで上型32とはセラミックグリーンシート4の孔開け
すべき位置に対応して配置されたポンチ1bを有するも
のであり、下型33とはそのポンチ1bに対応する位置
にダイス穴2bを有するものである。
【0004】ついで、図4(b)のようにプレスプレー
ト31により上下から上型32および下型33を押圧し
てセラミックグリーンシート4にポンチ1bを貫通させ
て打ち抜く。以上のようにして、セラミックグリーンシ
ート4にビアホールを開けていた。
【0005】図5は従来のスクリーン印刷による孔埋め
工法を説明するための断面図である。あらかじめ孔開け
されたセラミックグリーンシート4のビアホール45に
対応する開口部を有するメタルマスク43でセラミック
グリーンシート4を覆い、かつセラミックグリーンシー
ト4の裏面のステージ44から真空吸引を行う。しかる
後、導体ペースト42をスキージ41で押し当て印刷を
行う。これらにより、導体ペースト42はメタルマスク
43を通してセラミックグリーンシート4のビアホール
45に押し込められる。
【0006】以上のようにして、セラミックグリーンシ
ートのビアフィル形成を行っていた。また、金型やメタ
ルマスクを必要としない工法として、特願平3ー119
675号公報で開示されているような、孔開け用のポン
チでセラミックグリーンシートにビアホールを開けた
後、セラミックグリーンシートを移動させビアホールを
穴埋め用のポンチと軸合わせし導電性金属を含む板状の
埋め込み材を打ち抜いてビアフィルする、孔開け孔埋め
を個別の2個のポンチによって行なうものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のビアフ
ィル形成方法およびその装置は、以下のような欠点を有
していた。
【0008】金型を用いる孔開け工法は、ビアホール位
置に対応したポンチを有する上型とダイス穴を有する下
型が必要となる。
【0009】スクリーン印刷法を用いる孔埋め工法は、
ビアホールに対応したメタルマスクが必要となる。
【0010】金型やメタルマスクは製造期間が長くリー
ドタイムの短縮に不利であった。また、多品種少量生産
の場合、金型やメタルマスクの製版数も増えコストアッ
プにつながる。さらに、ビアホールなどの位置の変更が
あった場合、再製版しなければならず、フレキシブルな
対応がとれなかった。
【0011】特にスクリーン印刷法を用いる孔埋め工法
の製造工程上の問題点として、導体ペーストの粘度、ス
キージ圧、印刷スピード、真空吸引の圧力などの条件の
高度な管理が必要であり、ビアホール内に埋め込まれた
導体ペーストが、ビアホールを通り抜けてセラミックグ
リーンシートの裏面に回り込む不良が生じ易いという欠
点があった。
【0012】また、埋め込み材を用い孔開け用と孔埋め
用の2個のポンチで行なう場合、工程が2つとなり、孔
埋めする際にあらかじめ開けられたビアホールとポンチ
の軸をあわせるために高精度な位置決めが必要となり、
装置が高価なものとなるという欠点があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のビアフィル形成
方法は、ポンチとダイス穴を有する下型ベースとの間に
導電性金属を含む板状の埋め込み材とセラミックグリー
ンシートとを重ね合わせて設置し、ポンチを上下させる
ことにより、埋め込み材とセラミックグリーンシートと
を打ち抜くと同時に、打ち抜かれた埋め込み材の微小片
をセラミックグリーンシートに埋め込む工程を有し、セ
ラミックグリーンシートの孔開けと孔埋めとを一括して
行う。
【0014】本発明のビアフィル形成装置は、孔開け孔
埋めとを一括して行なうポンチとポンチを上下させるア
クチュエーターとポンチのストロークを制御するストッ
パーと埋め込み材を供給するリールと埋め込み材を押さ
え込むストリッパーとからなるビアフィル形成モジュー
ルを設置した上型ベースと、ビアフィル形成モジュール
のポンチと軸合わせされたダイス穴を有する下型ベース
とを含むビアフィル形成機構とからなる。
【0015】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0016】図1(a)〜(c)は、本発明の一実施例
を工程順に示す断面図である。まず、セラミックグリー
ンシート4と埋め込み材5とを重ね合わせたのち、ダイ
ス穴2aを有する下型ベース6の上に設置する(図1
(a))。次に、ストリッパー3でセラミックグリーン
シート4と埋め込み材5とを押え込んだのちポンチ1a
に所定の圧力を加えて下降させ打ち抜くと、ポンチ1a
のストロークはストッパーによって制御されているの
で、打ち抜かれた埋め込み材の微小片はセラミックグリ
ーンシート4に埋め込まれる(図1(b))。しかるの
ちに、プレス治具を取り除けば一連のビアフィル工程が
完了する(図1(c))。ストリッパー3はセラミック
グリーンシート4と埋め込み材5と下型ベース6との密
着性を高めビアフィル形状を安定させるためのものであ
る。ストッパー27は埋め込み材がセラミックグリーン
シートに確実に埋まるようポンチのストロークを制御す
るためのものである。
【0017】図2は、本発明の一実施例を示すビアフィ
ル形成装置の斜視図である。搬送機構は、搬送ベルト1
1とベルト車12とからなり、所定の位置にビアフィル
が形成されるようにセラミックグリーンシート4を逐次
動かし、矢印方向に搬送するものである。
【0018】ビアフィル形成機構は、セラミックグリー
ンシート4の上側にポンチ1aを有するビアフィル形成
モジュール13を複数個配列した上型ベース7と、セラ
ミックグリーンシート4の下側にビアフィル形成モジュ
ール13のポンチ1aと軸合わせされたダイス穴2aが
形成された下型ベース6とからなる。
【0019】なお、ポンチ1aは、搬送されるセラミッ
クグリーンシート4の所定の位置にビアフィル形成がな
されるように各々独立にコンピュータによって制御され
ている。
【0020】図3は、図2に示すビアフィル形成モジュ
ール13の断面図である。ポンチ1aはストリッパー3
と接合されており、電磁ソレノイド21aを介して支持
体22に支持されている。ストリッパー3は、埋め込み
材5を安定に供給させる供給ガイド23を有している。
またストリッパー3は、弾性体部分も有している。支持
体22は、供給リール24と巻き上げリール25を有し
ている。ポンチ1aは、電磁ソレノイド21aによって
押し下げられ、ストリッパー3と共に下降する。ストリ
ッパー3は、セラミックグリーンシート4と接触すると
弾性体部分によりそれ以上下降することはない。したが
って、セラミックグリーンシート4をストリッパー3に
よって押え込んだのち、ポンチ1aが埋め込み材5とセ
ラミックグリーンシート4を打ち抜くと同時に、打ち抜
かれた埋め込み材5の微小片をセラミックグリーンシー
ト4に埋め込む。
【0021】このとき、ポンチ1aのストロークはスト
ッパー27によって制御されるので、オーバーストロー
クによって打ち抜かれた埋め込み材5の微小片を押し出
してしまうことはない。電磁ソレノイド21aの励磁を
切るとポンチ1aはバネ26によって引き上げられ、ス
トリッパー3と共に上昇し初期状態に戻る。また、ポン
チ1aの打ち抜き力は電磁ソレノイド21aに与える電
圧によって、制御できる。
【0022】実施例の方法と装置で、導電性金属として
平均粒子径が0.7μmのフレーク状の銀パラジウム合
金粒子とフェノール樹脂とを重量比で95対5で溶剤で
希釈して混合し、三本ロールで銀パラジウム合金粒子を
均一に分散させたのち、シート状に成膜し熱硬化させ
た、厚み200μmの埋め込み材で、厚さ200μmの
セラミックグリーンシートのビアホール形成を行った。
この際、直径230μmのポンチと直径240μmのダ
イス穴を用い、100g以上のポンチ加圧で行った。
【0023】このようにして得られたセラミックグリー
ンシートの表面に配線パターンを印刷し、切断、積層、
焼成することにより、セラミック基板とした。その結
果、上下間の導通抵抗は1mΩ以下と良好なビアフィル
を有するセラミック基板が得られた。
【0024】
【発明の効果】本発明のビアフィル形成方法およびその
装置は、プレス加工治具を用いてセラミックグリーンシ
ートの孔開け孔埋めを行うことにより、金型やメタルマ
スクを必要としないため、リードタイムの短縮、コスト
の面で有利となり、また、多品種少量生産や仕様変更に
も素早く、フレキシブルに対応できるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の一実施例を工程順に
示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すビアフィル形成装置の
斜視図である。
【図3】図2に示すビアフィル形成モジュール13の断
面図である。
【図4】(a),(b)は従来の一例を工程順に示す断
面図である。
【図5】従来のスクリーン印刷による孔埋め工法を説明
するための断面図である。
【符号の説明】
1a,1b ポンチ 2a,2b ダイス穴 3 ストリッパー 4 セラミックグリーンシート 5 埋め込み材 6 下型ベース 7 上型ベース 11 搬送ベルト 12 ベルト車 13 ビアフィル形成モジュール 21a 電磁ソレノイド 21b 電磁ソレノイドの軸 22 支持体 23 供給ガイド 24 供給リール 25 巻き上げリール 26 バネ 27 ストッパー 31 プレスプレート 32 上型 33 下型 41 スキージ 42 導体ペースト 43 メタルマスク 44 ステージ 45 ビアホール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンチとダイス穴を有する下型ベースと
    の間に導電性金属を含む板状の埋め込み材とセラミック
    グリーンシートとを重ね合わせて設置し、前記ポンチを
    上下させ、前記埋め込み材と前記セラミックグリーンシ
    ートとを打ち抜くと同時に打ち抜かれた前記埋め込み材
    の微小片を前記セラミックグリーンシートに埋め込むこ
    とにより、セラミックグリーンシートの孔開けと孔埋め
    とを一括して行うことを特徴とするビアフィル形成方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ポンチに前記セラミックグリーンシ
    ートと前記埋め込み材とを押え込むストリッパーを付加
    したことを特徴とする請求項1記載のビアフィル形成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ポンチのストロークを制御するスト
    ッパーを付加したことを特徴とする請求項1記載のビア
    フィル形成方法。
  4. 【請求項4】 孔開け孔埋めとを一括して行なうポンチ
    と前記ポンチを上下させるアクチュエーターと前記ポン
    チのストロークを制御するストッパーと埋め込み材を供
    給するリールと前記埋め込み材を押さえ込むストリッパ
    ーとからなるビアフィル形成モジュールを設置した上型
    ベースと、前記ビアフィル形成モジュールのポンチと軸
    合わせされたダイス穴を有する下型ベースとからなる、
    セラミックグリーンシートのビアフィル形成装置。
  5. 【請求項5】 前記セラミックグリーンシートを搬送す
    る搬送機構と、前記搬送機構の経路上に、各々独立に駆
    動可能なビアフィル形成モジュールを複数個配置した上
    型ベースと、前記ビアフィル形成モジュールのポンチと
    軸合わせされたダイス穴を複数個有する下型ベースとか
    らなる請求項4記載のビアフィル形成装置。
JP28587491A 1991-10-31 1991-10-31 ビアフイル形成方法およびその装置 Pending JPH05129777A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7510619B2 (en) * 2005-07-08 2009-03-31 International Business Machines Corporation Greensheet via repair/fill tool

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7510619B2 (en) * 2005-07-08 2009-03-31 International Business Machines Corporation Greensheet via repair/fill tool
US8337646B2 (en) 2005-07-08 2012-12-25 International Business Machines Corporation Greensheet via repair/fill tool

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