JP5067667B2 - 印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板シート上に複数の導電性バンプを形成するための印刷方法に関する。
従来から、銅箔等の基板シートの表面に複数の略円錐状の導電性バンプが形成された導電性バンプ付基板シートと、プリプレグ等の非導電性シート(絶縁シート)とを交互に重ね合わせることにより形成される多層プリント配線板が知られている。このような多層プリント配線板において、基板シートの表面に形成された導電性バンプが絶縁シートを貫通することによって、当該絶縁シートの両側にある基板シート同士が導電性バンプによって電気的に接続されるようになっている(例えば、特許文献1乃至3等参照)。
そして、スクリーン版の表面に圧接されるスキージと、スキージをスクリーン版の表面に接離する方向に移動させる空気圧シリンダと、スキージがスクリーン版の表面に圧接された状態でスキージとスクリーン版とを相対移動させてスキージをスクリーン版に対して摺動させる駆動モータとを備え、スキージがスクリーン版の表面上を摺動することにより、半田ペーストなどの導電性ペーストがスクリーン版の貫通穴から押し出されてプリント基板などの基材の表面に印刷が行われる技術が知られている(特許文献4参照)。
このような従来の技術を用いて、銀ペースト、半田ペーストなどの導電性ペーストを基板シートの表面に印刷する方法について、以下、図7および図8を用いて説明する。
まず、図7に示すような平板状の基板シート80を印刷定盤90上に載置し、この平板状の基板シート80の上方にわずかな距離を隔ててスクリーン版92を設置する。また、図8に示すようにスクリーン版92には、基板シート80に導電性バンプ82が形成されるべき位置に対応して複数の貫通穴92aが形成されている。そして、図7および図8に示すように、スキージ96により導電性ペースト98の塗工を行い、この際に図8に示すようにスキージ96がスクリーン版92を下方に押圧してこのスクリーン版92と基板シート80とを当接させることにより、導電性ペースト98がスクリーン版92の貫通穴92aを通過して平板状の基板シート80上に付着する。
その後、基板シート80の乾燥を行うことにより、図9に示すように基板シート80上の導電性ペースト98が硬化して略円錐状の導電性バンプ82が形成されることとなる。
ここで、基板シート80に形成される導電性バンプ82は、当該基板シート80の厚さ方向(図9の上下方向)において絶縁シート(図示せず)を貫通させるのに十分な高さが必要とされる。また、多層プリント配線板のファインピッチ化を行う場合には、略円錐状の導電性バンプ82について、同じ高さであっても底面積が小さくなるような形状、すなわちいわゆるアスペクト比の高い略円錐状とする必要がある。
特許第3167840号 特開2004−6577号公報 特開2002−305376号公報 特開平11−48446号公報
しかしながら、従来の導電性バンプ付基板シートの製造方法においては、平板状の基板シート80上に導電性バンプ82を形成するにあたり、スクリーン印刷工程1回あたりの基板シート80に付着する導電性ペースト98の量はスクリーン版92の貫通穴92aにより定められる。このため、導電性ペースト98の量が十分ではなく、1回のスクリーン印刷工程では導電性バンプ82の高さが絶縁シートを貫通させるのに十分な高さに達しない場合が多い。
より具体的には、導電性バンプ82により絶縁シートを貫通させる際には、図9(d)に示すような高さを有する略円錐状の導電性バンプ82が求められる。ここで、図9(a)−(d)は、従来の方法により基板シート80に導電性バンプ82が形成される過程を示す図であって、図9(a)(b)(c)(d)はそれぞれ、1回目、2回目、3回目および4回目のスクリーン印刷工程および乾燥工程後の導電性バンプ82の形状を示している。このため、この例では、図7に示すようなスクリーン印刷工程を4回繰り返して行うことが必要とされる。
しかしながら、スクリーン印刷工程を1回行うたびに基板シート80の乾燥工程およびCCDカメラ等によるスクリーン版92の位置合わせ工程が必要となり、十分な高さの導電性バンプ82が形成されるまでこれらの工程も何度も繰り返す必要があった。また、スクリーン印刷工程を繰り返し行うと、スクリーン印刷工程実行回数をa、1回のスクリーン印刷工程において不良が発生する割合をbとしたときに、歩留まり率は(1−b)≒1−a×bとなり、スクリーン印刷工程の実行回数が増えれば増えるほど導電性バンプ付基板シートの製造における歩留まり率が低下するという問題があった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、基板シートの表面に導電性ペーストを塗工する工程の回数を減少させることができ、ひいては、導電性バンプ付基板の製造時間を短縮することができるとともに、導電性ペーストの使用量を減少させることができ、しかも導電性バンプ付基板シートの製造における歩留まり率を高くすることができる印刷方法を提供することを目的とする。
本発明による印刷方法は、
基材を保持する印刷定盤と、所定のパターンからなる貫通穴が設けられたスクリーン版を有するスクリーン機構と、該スクリーン版上で走査可能なスキージと、を有する印刷装置を用いた印刷方法であって、
前記印刷定盤によって、複数の凸部を有する平板状部材と、該平板状部材上に載置された基板シートとを有する基材を保持する保持工程と、
前記スキージを前記スクリーン版上で走査させることによって、前記基板シートに圧力を加えて、該基板シートに前記平板状部材の凸部に対応する凸部を形成するとともに、このように形成された前記基板シートの凸部上に導電性ペーストを転移させる加圧転移工程と、
を備えている。
本発明による印刷方法において、
前記スキージの鉛直方向の位置を調整する鉛直位置調整工程をさらに備えたことが好ましい。
本発明による印刷方法において、
前記スキージの水平方向の位置を調整する水平位置調整工程をさらに備えたことが好ましい。
本発明による印刷方法において、
前記スキージが前記基板シートに加える圧力の大きさを調整する加圧力調整工程をさらに備えたことが好ましい。
本発明による印刷方法において、
前記基材を前記印刷定盤に対して位置づける位置決め工程をさらに備えたことが好ましい。
本発明による印刷方法において、
前記位置決め工程は、画像取得装置によって前記印刷定盤に保持された基材の画像を取得する画像取得工程と、画像表示装置によって前記画像取得装置で取得された画像を表示する画像表示工程と、該画像表示装置で表示された画像に基づいて前記印刷定盤に対する前記基材の位置を調整する位置調整工程と、を有することが好ましい。
本発明による印刷方法において、
前記位置決め工程は、画像取得装置によって前記印刷定盤に保持された基材の画像を取得する画像取得工程と、該画像取得装置で取得された画像の情報に基づいて前記印刷定盤に対する前記基材の位置を自動的に調整する位置調整工程と、を有することが好ましい。
本発明によれば、基板シートの表面に導電性ペーストを塗工する工程の回数を減少させることができる。このため、導電性バンプ付基板の製造時間を短縮することができるとともに、導電性ペーストの使用量を減少させることができ、しかも導電性バンプ付基板シートの製造における歩留まり率を高くすることができる。
また、本発明によれば、スキージをスクリーン版上で走査させることによって、基板シートに圧力を加えて、この基板シートに平板状部材の凸部に対応する凸部を形成するとともに、このように形成された基板シートの凸部上に導電性ペーストを載置させることができる。このため、基板シートに平板状部材の複数の凸部に対応する凸部を形成する際に、エンボス装置やプレス装置のような専用装置を用いる必要がない。また、専用装置で基板シートに平板状部材の複数の凸部に対応する凸部を形成した後、この専用装置から基材を取り外す必要もない。
発明を実施するための形態
実施の形態
以下、本発明に係る印刷装置および印刷方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図5は本発明の実施の形態を示す図である。
図1に示すように、印刷装置によって処理される基材60は、複数の凸部62aを有する平板状部材62と、この平板状部材62上に載置された基板シート(例えば、金属箔)61とを有している。
また、図1に示すように、印刷装置は、基材60を吸引孔(図示せず)からの吸引力によって保持する印刷定盤30と、所定のパターンからなる複数の貫通穴27aが設けられたメタルマスクなどのスクリーン版27と、このスクリーン版27を保持する保持部26とを有するスクリーン機構25と、スクリーン版27上で走査し、スクリーン版27に載置された銀ペーストや半田ペーストなどの導電性ペースト70(図3参照)を貫通穴27aを介して基材60の基板シート61上に転移させるスキージ22と、を備えている。
また、スキージ22には、スキージ22が基板シート61に加える圧力の大きさを調整する加圧力調整機構23が連結され、この加圧力調整機構23には、スキージ22の鉛直方向の位置を調整する鉛直位置調整機構24aが連結され、この鉛直位置調整機構24aには、スキージ22の水平方向の位置を調整する水平位置調整機構24bが連結されている。
上述した鉛直位置調整機構24aおよび水平位置調整機構24bとしては、エアシリンダ、サーボモータ、ステッピングモータなどを用いることができる。また、加圧力調整機構23としては加圧モータなどを用いることができる。
なお、上述したスキージ22と、このスキージ22を案内するガイド部材21と、スキージ22が基板シート61に加える圧力の大きさを調整する加圧力調整機構23と、スキージ22の鉛直方向の位置を調整する鉛直位置調整機構24aと、スキージ22の水平方向の位置を調整する水平位置調整機構24bとからスキージ機構20が構成されている。
ところで、本実施の形態では、スキージ機構20は、スキージ22をスクリーン版27上で走査させることによって、基板シート61に圧力を加えて、この基板シート61に平板状部材62の凸部62aに対応する凸部61aを形成するとともに、このように形成された基板シート61の凸部61a上に導電性ペースト70を転移させるように構成されている。
また、図1に示すように、スキージ機構20の上流側には、印刷定盤30に保持された基材60の画像を取得するCCDカメラ(画像取得装置)1が配置されている。また、このCCDカメラ1には、CCDカメラ1によって取得された画像を表示する表示画面(画像表示装置)2が接続されている。
また、図1に示すように、印刷定盤30は、この印刷定盤30に対する基材60の位置を調整する位置調整装置35を有している。そして、この位置調整装置35には、操作者によって入力された指示を送る位置指示部6が接続されている。なお、基材60にはアライメントマークが施されており、このアライメントマークをCCDカメラ1で撮影することによって、基材60の印刷定盤30に対する位置が位置決めされる。
そして、本実施の形態においては、上述したCCDカメラ1、表示画面2、位置調整装置35および位置指示部6から位置づける位置決め機構が構成されている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
まず、印刷定盤30によって、複数の凸部62aを有する平板状部材62と、平板状部材62上に載置された基板シート61とを有する基材60が保持される(保持工程)。なお、基材60は、平板状部材62が下方に位置し、基板シート61が上方に位置するようにして、印刷定盤30上に載置される(図1参照)。
次に、基材60が印刷定盤30に対して位置づけられる(位置決め工程)(図1参照)。
具体的には、まず、CCDカメラ1によって、印刷定盤30に保持された基材60の画像が撮影される(画像取得工程)。次に、このようにCCDカメラ1によって撮影された基材60の画像が、表示画面2によって表示される(画像表示工程)。
次に、操作者が、表示画面2に表示された画像に基づいて、印刷定盤30を所定の位置に移動させるよう、位置指示部6に指示を入力する。そして、この指示に従って、位置調整装置35が駆動され、印刷定盤30に対する基材60の位置が調整される。例えば、基材60に施されたアライメントマークがCCDカメラ1の中心位置で撮影されるよう、操作者が位置指示部6に指示を入力する。そして、この指示に従って、位置調整装置35が駆動され、アライメントマークがCCDカメラ1の中心位置にくるよう、基材60の印刷定盤30に対する位置が調整される(位置調整工程)。
次に、印刷定盤30が、駆動部から付与される駆動力によって、ガイド部材31に沿って水平方向(図2の右側)に向かって移動される(図2参照)。なお、後述する工程は、このようにして印刷定盤30がガイド部材31に沿って移動されている間に行われる。
次に、スキージ22がスクリーン版27上で走査され、基板シート61に圧力が加えられて、この基板シート61に平板状部材62の凸部62aに対応する凸部61aが形成される。そしてこのとき、スクリーン版27に載置された導電性ペースト70が、このように形成された基板シート61の凸部61a上に貫通穴27aを介して転移される(加圧転移工程)(図3および図4参照)。
このように、本実施の形態によれば、基板シート61に凸部61aが形成されると同時に、この凸部61a上に導電性ペースト70が転移される。このため、導電性ペースト70を、スキージ22によって形成された基板シート61の凸部61a上に、確実に転移させることができる。
また、このようにスキージ22によって基板シート61に凸部61aを形成するので、基板シート61に平板状部材62の複数の凸部62aに対応する凸部61aを形成する際に、エンボス装置やプレス装置のような専用装置を用いる必要がない。さらに、専用装置で基板シート61に平板状部材62の複数の凸部62aに対応する凸部61aを形成した後、この専用装置から基材60を取り外す必要もない。
また、本実施の形態では、位置決め工程で、基材60が印刷定盤30に対して所定の位置に位置づけられるので、スキージ22を基材60に正確な位置で当接させることができ、基材60(とりわけ基板シート61)にスキージ22から正確な強さで圧力を加えることができる。
ところで、本実施の形態によれば、図1に示すように、スキージ機構20が、スキージ22から基板シート61に加わる圧力の大きさを調整する加圧力調整機構23と、スキージ22の鉛直方向の位置を調整する鉛直位置調整機構24aと、スキージ22の水平方向の位置を調整する水平位置調整機構24bとを有している。
このため、加圧転移工程の前に、鉛直位置調整機構24aによって、スキージ22の鉛直方向の位置を調整したり(鉛直位置調整工程)、水平位置調整機構24bによって、スキージ22の水平方向の位置を調整したり(水平位置調整工程)することができる。また、加圧力調整機構23によって、スキージ22から基板シート61に加えられる圧力の大きさを調整すること(加圧力調整工程)もできる。
そして、上述のように、スキージ22の鉛直方向の位置を調整することによって、スキージ22と印刷定盤30との間の距離を調整することができ、ひいては、基材60に加わる圧力を調整することができる。また、スキージ22の水平方向の位置を調整することによって、基板シート61の適切な位置に、スキージ22から圧力を加えることができる。
さらに、スキージ22から基板シート61に加えられる圧力の大きさを調整することによって、基板シート61に加わる圧力を適宜調整することができ、例えば、スキージ22によって基板シート61を押圧している際に、処理される基板シート61の箇所に応じて圧力を変化させることができる。このため、基板シート61に、平板状部材62の凸部62aに対応した凸部61aをより確実に形成することができる。
上述のように、本実施の形態によれば、スキージ機構20のスキージ22によって転移される導電性ペースト70を、スキージ22によって形成された基板シート61の凸部61a上に、確実に転移させることができるので、導電性バンプの高さを確実に十分なものにすることができる。
このため、基板シート62の表面に導電性ペースト70を塗工する工程の回数を減少させることができ、例えば、導電性ペースト70を塗工する工程の回数を一回にすることができる。このため、導電性バンプ付基板の製造時間を短縮することができる。また、導電性ペースト70の使用量を減少させることもできる。さらに、導電性バンプ付基板シートの製造における歩留まり率を高くすることもできる。
上述のように、導電性ペースト70が基板シート61の凸部61a上に載置されると、印刷定盤30は水平方向(図5の左側)に移動し、初期位置に戻ることとなる(図5参照)。このとき、スキージ機構20も初期位置に戻る(図5参照)。
次に、基板シート61は平板状部材62から剥離される。その後、基板シート61が乾燥され、基板シート61の各凸部61aに付着した導電性ペースト70が硬化される(硬化工程)。この結果、基板シート61上に略円錐状の導電性バンプが形成されることとなる。なお、導電性ペースト70が紫外線硬化性の材料からなる場合には、乾燥させる代わりに紫外線を照射することによって硬化させてもよい。
上述のように、本実施の形態によれば、基板シート61に平板状部材62の複数の凸部62aに対応する凸部61aを形成する際に、エンボス装置やプレス装置のような専用装置を用いる必要がない。この結果、基板シート61に平板状部材62の複数の凸部62aに対応する凸部61aを形成して、当該基板シート61の凸部61a上に導電性ペースト70を転移させる工程までを、インラインで製造することができる(図2乃至図5参照)。
また、上述のように、専用装置で基板シート61に平板状部材62の複数の凸部62aに対応する凸部61aを形成した後、この専用装置から基材60を取り外す必要がなくなるので、導電性バンプ付基板シート61の生産効率を向上させることができる(図2乃至図5参照)。
ところで、上記では、CCDカメラ1、表示画面2、位置調整装置35および位置指示部6から位置決め機構が構成されている態様を用いて説明したが、これに限られることなく、例えば図6に示すように、印刷定盤30に保持された基材60の画像を取得するCCDカメラ(画像取得装置)1と、印刷定盤30に対する基材60の位置を調整する位置調整装置35と、この位置調整装置35をCCDカメラ1によって取得された画像の情報に基づいて制御する制御部7とから、位置決め機構が構成されてもよい。
このような態様においては、まず、CCDカメラ1によって、印刷定盤30に保持された基材60の画像が撮影される(画像取得工程)。次に、CCDカメラ1によって撮影された画像の情報に基づいて、印刷定盤30を所定の位置に移動させるよう、制御部7からの信号によって位置調整装置35が駆動されて、印刷定盤30に対する基材60の位置が自動的に調整される(位置調整工程)。
そして、このような図6に示す態様でも、基材60が印刷定盤30に対して所定の位置に位置づけられるので、スキージ22を基材60に正確な位置で当接させることができ、基材60(とりわけ基板シート61)にスキージ22から正確な強さで圧力を加えることができる。
本発明の実施の形態による印刷装置を側方から見た概略側方図。 本発明の実施の形態による印刷装置の一駆動状態を示した概略側方図。 図2に示した状態から進んだ状態にある印刷装置を示した概略側方図。 図3に示した状態から進んだ状態にある印刷装置を示した概略側方図。 図4に示した状態から進んだ状態にある印刷装置を示した概略側方図。 本発明の実施の形態の変形例による印刷装置を側方から見た概略側方図。 基板シートに導電性バンプを形成する従来の方法を示す側面図。 図7の部分拡大側面図。 従来の方法により基板シートに導電性バンプが形成される過程を示す図。
符号の説明
1 CCDカメラ(画像取得装置)
2 表示画面(画像表示装置)
20 スキージ機構
22 スキージ
23 加圧力調整機構
24a 鉛直位置調整機構
24b 水平位置調整機構
25 スクリーン機構
26 保持部
27 スクリーン版
27a 貫通穴
30 印刷定盤
35 位置調整装置
60 基材
61 基板シート
61a 凸部
62 平板状部材
62a 凸部

Claims (7)

  1. 基材を保持する印刷定盤と、所定のパターンからなる貫通穴が設けられたスクリーン版を有するスクリーン機構と、該スクリーン版上で走査可能なスキージと、を有する印刷装置を用いた印刷方法であって、
    前記印刷定盤によって、複数の凸部を有する平板状部材と、該平板状部材上に載置された導電性の基板シートとを有する基材を保持する保持工程と、
    前記スキージを前記スクリーン版上で走査させることによって、前記基板シートに圧力を加えて、該基板シートに前記平板状部材の凸部に対応する凸部を形成するとともに、このように形成された前記基板シートの凸部上に導電性ペーストを転移させる加圧転移工程と、
    を備えたことを特徴とする印刷方法。
  2. 前記スキージの鉛直方向の位置を調整する鉛直位置調整工程をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷方法。
  3. 前記スキージの水平方向の位置を調整する水平位置調整工程をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷方法。
  4. 前記スキージが前記基板シートに加える圧力の大きさを調整する加圧力調整工程をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷方法。
  5. 前記基材を前記印刷定盤に対して位置づける位置決め工程をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷方法。
  6. 前記位置決め工程は、画像取得装置によって前記印刷定盤に保持された基材の画像を取得する画像取得工程と、画像表示装置によって前記画像取得装置で取得された画像を表示する画像表示工程と、該画像表示装置で表示された画像に基づいて前記印刷定盤に対する前記基材の位置を調整する位置調整工程と、を有することを特徴とする請求項5に記載の印刷方法。
  7. 前記位置決め工程は、画像取得装置によって前記印刷定盤に保持された基材の画像を取得する画像取得工程と、該画像取得装置で取得された画像の情報に基づいて前記印刷定盤に対する前記基材の位置を自動的に調整する位置調整工程と、を有することを特徴とする請求項5に記載の印刷方法。
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