JPH05128747A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH05128747A
JPH05128747A JP31314091A JP31314091A JPH05128747A JP H05128747 A JPH05128747 A JP H05128747A JP 31314091 A JP31314091 A JP 31314091A JP 31314091 A JP31314091 A JP 31314091A JP H05128747 A JPH05128747 A JP H05128747A
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JP
Japan
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recording
reproducing
tape
magnetic tape
signal
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Pending
Application number
JP31314091A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Kobayashi
和久 小林
Shigemitsu Higuchi
重光 樋口
Satoshi Suzuki
聡 鈴木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一度使用した磁気カセットテープの傷つきに
よるドロップアウトをチェックする。 【構成】 記録ヘッド9,10が磁気テープ11上に信
号を記録すると、直ちに再生ヘッド13,14がこれを
再生する。再生ヘッド13,14からの再生信号は、ア
ンプ/イコライザ23を介してドロップアウト検出回路
24に供給され、ドロップアウトが検出される。エラー
レートのチェック(エラーの個数と発生間隔の検出)、
ID符号を用いたドロップアウト発生テープ位置の検出
を行なう。 【効果】 高速でカセットテープのドロップアウトチェ
ックができ、その時ドロップアウト発生位置を検出でき
るので、ドロップアウトの生じない部分がわかり、効率
よくカセットテープの再使用が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、業務用ディジタルビデ
オテープレコーダ(以下、ディジタルVTRという)に
係り、特に、カセットに収納されている磁気テープ(以
下、カセットテープという)に記録再生したときのドロ
ップアウトの有無や磁気テープ上のドロップアウトの発
生位置を検出することができるようにした磁気記録再生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルVTRにおいて、再生画質や
再生音質はエラーレートによって評価される。エラーレ
ートを悪化させる要因の一つとして、磁気テープ上の傷
によるドロップアウトがある。この対策として、従来の
ディジタルVTRでは、例えばD2ディジタルVTRの
場合、1990.11 VOL.43 NO.12 放送技術 p9〜p13に記載
されているように、記録時にエラー訂正用の検査符号を
付加したり、記録データのシャフリングを行なってい
る。これによると、ドロップアウトなどによるある程度
のエラーを再生時に訂正することができる。また、これ
によって訂正できないエラーも、隣接画素の相関性を利
用し、補間によるエラー修整を行なうことにより、画質
劣化を目立たなくすることができる。
【0003】このように、ディジタルVTRでは、エラ
ー訂正、エラー修整といった機能があるため、ある程度
のドロップアウトがあっても問題とはならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、磁気テ
ープ上の傷によってドロップアウトが生じても、エラー
訂正、あるいは、エラー修整によってドロップアウトに
よる画質劣化を目立たなくすることができるのである。
が、ドロップアウトがある時間長以上になると、上記の
方法では除くことができず、画質劣化が生じてしまう。
特に、磁気テープを繰り返し使用すると、磁気テープに
傷がついてしまい、画質劣化を生じさせてしまう恐れが
ある。このため、高画質、高音質が要求される放送局の
番組制作などで磁気テープを使用する場合、一度使用し
た磁気テープを2度と使用せずに、常に未使用の新しい
磁気テープを使用するようにしている。このように、磁
気テープを繰り返し使用することがないため、使用する
磁気テープの本数が増え、コストがかかってしまう問題
がある。
【0005】そこで、予め磁気テープの記録再生をする
ことによってドロップアウトのチェックを行なうことに
より、繰り返し使用が可能か否かを知ることはできる
が、従来のディジタルVTRでは、このようにドロップ
アウトのチェックをするためには、磁気テープの初めか
ら終りまで通常の記録再生をしなければならず、このた
め、チェックに時間がかかってしまい、作業効率が悪い
といった問題があった。本発明の目的は、かかる問題を
解消し、磁気テープ上の傷によるドロップアウトを高速
に検出し、磁気テープの繰り返し使用が可能か否かをチ
ェックすることができるようにした磁気記録再生装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、通常の記録再生時のテープ走行速度より
も速くした状態でテープを走行させて、記録しながら同
時に再生を行い、カセットテープのドロップアウトを検
出するとともに、エラーの個数とエラーの発生期間を検
出してエラーレートのチェックを行ない、また、磁気テ
ープ上のドロップアウト発生位置をカセットテープの巻
き量あるいはテープ位置のアドレスを示すID符号によ
って検出する。
【0007】
【作用】高速でテープを走行しながら、テープの傷つき
によるドロップアウトの有無および、ドロップアウトの
生じている期間の検出、エラーの個数及びエラーの発生
間隔の検出、エラーレートのチェック、磁気テープ上の
ドロップアウト発生位置の検出をすることができ、チェ
ックした磁気テープの状態を確認することができ、通常
の記録再生を行なう時より時間をかけずに、一度使用し
たカセットテープが再使用できるかどうかを確認するこ
とができる。
【0008】チェックするカセットテープを早送りまた
は巻き戻しすることで、テープ全体の巻き量を検出し、
ドロップアウト検出時の各リールのテープ巻量比から磁
気テープ上のドロップアウト発生位置を検出できるし、
また、テープ位置の検出で、テープ位置のアドレスを示
すID符号を記録して、再生時、これを検出することに
より、ドロップアウトが生じた位置を検出することがで
きる。更に、このようにして検出したテープ位置を頭出
しする手段を設けることにより、高速で正確にこのテー
プ位置をサーチできる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を
示す構成図であって、1は入力端子、2はA/D(アナ
ログ/ディジタル)変換器、3はアウター訂正符号コー
ダ、4はシャフリング回路、5は同期/ID符号発生
器、6はインナー訂正符号コーダ、7は変調器、8は記
録アンプ、9,10は記録ヘッド、11は磁気テープ、
12は回転ドラム、13,14は再生ヘッド、15,1
6はガイドピン、17はピンチローラ、18はキャプス
タン、19は巻取リール、20は供給リール、21はサ
ーボ回路、22はシステムコントローラ、23は再生ア
ンプ/イコライザ、24はドロップアウト検出回路、2
5はPLL(位相ロックループ)回路、26は復調器、
27は同期検出回路、28はインナー訂正符号デコー
ダ、29はアウター訂正符号デコーダ、30はデシャフ
リング回路、31はD/A(ディジタル/アナログ)変
換器、32は出力端子、33は全幅消去ヘッドである。
【0010】この実施例はディジタルVTRとするもの
であって、図1において、入力端子1から入力された信
号は、A/D変換器2でディジタル化された後、アウタ
ー訂正符号コーダ3で、アウターエラー訂正のための訂
正符号が付加され、シャフリング回路4に供給されてア
ウター訂正符号も含めたデータの順序の並び替え(シャ
フリング)が行なわれる。このシャフリング処理が行な
われるのは、記録再生によってエラー訂正できないよう
なバーストエラーが生じたときに、このエラーが目立た
なくなるように分散させるためである。シャフリング回
路4の出力信号は、インナー訂正符号コーダ6で同期/
ID符号発生器からの同期符号、ID符号が付加される
とともに、インナーエラー訂正のための訂正符号が付加
される。同期符号、ID符号、記録データ、インナー訂
正符号で1つの同期ブロックが構成され、各記録トラッ
クに複数の同期ブロックが記録されるが、同期ブロック
内の同期符号が記録トラックにおける同期ブロックの区
切りを表わし、ID符号が記録データがどの同期ブロッ
クのものであるかを識別するアドレスを示している。イ
ンナーエラー訂正符号は、同期ブロック内の記録データ
のエラー訂正のためのものである。
【0011】インナー訂正符号コーダ6の出力信号は変
調器7で、回転ドラム12に伝送するのに適した信号形
態に変調される。例えば、D2VTRでは、ミラースク
ウェア変調が採用されており、回転ドラムに伝送できな
い低周波成分を抑圧するようにしている。変調器7の出
力信号は、記録アンプ8で増幅された後、回転ドラム1
2上の記録ヘッド9,10に供給され、磁気テープ11
に記録される。
【0012】回転ドラム12上には、記録ヘッド9,1
0が180°の角間隔で設けられ、また、再生ヘッド1
3,14は、180°の角間隔で記録ヘッド9,10に
対して90°となるように取り付けられている。磁気テ
ープ11はカセット(図示せず)内の供給リール20か
ら引き出され、ガイドピン15,16により、回転ドラ
ム12に約180°にわたって巻き付けた後、カセット
内の巻取リール19に巻き取られる。ガイドピン16と
巻取リール20との間では、全幅消去ヘッド33が磁気
テープ11に当接している。ピンチローラ17、キャプ
スタン18は、磁気テープ11を挟み込み、キャプスタ
ン18が回転することにより、磁気テープ11が供給リ
ール20から巻取リール19の方に走行する。回転ドラ
ム12、キャプスタン18、リール19,20は、サー
ボ回路21により、システムコントローラからの指令に
応じて、速度制御される。
【0013】磁気テープ11に記録された信号は、再生
ヘッド13,14によって再生される。再生ヘッド1
3,14からの再生信号は、再生アンプ23で増幅され
た後、再生アンプ/イコライザ23で記録データが誤り
なく再現されるようにするために周波数特性の補正処理
がなされ、ドロップアウト検出回路24とPLL回路2
5とに供給される。ドロップアウト検出回路では、再生
信号エンベロープ波形のレベルからドロップアウトが検
出される。
【0014】PLL回路25では、再生信号がデータス
トローブされ復調器26に供給されて元の信号形態に復
調される。復調器26の出力信号は同期検出回路27に
供給され、同期ブロック内の同期符号が検出されて各同
期ブロックが識別される。次いで、インナー訂正符号デ
コーダ28で各同期ブロック毎にインナーエラー訂正が
行なわれ、アウター訂正符号デコーダ29でインナーエ
ラー訂正符号デコーダ28でエラー訂正できなかったデ
ータのアウターエラー訂正が行なわれる。アウター訂正
符号デコーダ29の出力信号はデシャフリング回路で記
録時のシャフリングで並び替えられたデータの配列が元
の配列に戻され、D/A変換器31でアナログ信号に変
換されて出力端子32から出力される。
【0015】以上は通常の記録再生動作であったが、次
に、テープベリファイ動作(ドロップアウトの有無、ド
ロップアウト発生信号を検出するための動作)について
説明する。テープベリファイモードでは、まず、磁気テ
ープ11の早送り、または巻き戻しが行なわれる。そし
て、テープエンドあるいはテープの先頭が検出される
と、テープの走行速度を通常の記録再生時よりも速いn
倍速(たとえばn=10)で磁気テープ11を順もしく
は逆方向に走行させ、記録しながら同時に再生を行な
う。ここでは、磁気テープ11を巻き戻しながらテープ
ベリファイする場合について説明する。
【0016】まず最初に、チェックするカセットテープ
を装着し、次に、テープベリファイモードにすることに
より、磁気テープ11を早送りする。そして、テープエ
ンドが検出されると、巻き戻しを行ない、記録しながら
同時に再生を行なう。この際、通常記録再生と同じ速
度、同じ方向に回転ドラム12を回転させ、記録ヘッド
9,10、再生ヘッド13,14の磁気テープ11での
走査は通常記録再生と変わらずに、磁気テープ11の走
行方向のみが逆になる。
【0017】図2は通常記録の時とテープベリファイで
巻き戻しながら記録したときの磁気テープ11上の記録
トラックの状態を示したものである。通常記録の場合、
図2(a)に示すように、記録ヘッドが矢印Y方向に走
査している間に磁気テープ11は矢印Xの方向に進むか
ら、図示するような記録トラック34が形成される。再
生ヘッドは、記録ヘッドに続いて記録トラック34を再
生するように、記録ヘッドに対して位置づけられてい
る。即ち、図1において、記録ヘッド9による記録トラ
ックを続けて再生ヘッド13が再生走査するように、ま
た、記録ヘッド10による記録トラックを続けて再生ヘ
ッド14が再生走査するように、再生ヘッド13,14
が、記録ヘッド9,10に対し、回転ドラム12の回転
軸方向の段差がもたされている。これに対し、テープベ
リファイのときは、図2(b)に示すように、記録ヘッ
ドの走査方向は矢印Y方向と変わらずに、磁気テープ1
1の走行方向が矢印X’のように逆になるので、図示す
るように記録トラック35が形成される。このことか
ら、記録トラック35を再生走査するためには、記録ヘ
ッドに対する再生ヘッドの段差を通常再生の時に対して
変える必要がある。テープベリファイ時再生ヘッドを変
位させるのは、例えばD2ディジタルVTRの場合、再
生ヘッドは可動型になっており、ヘッド駆動手段に供給
する電圧を変えることによって段差の調整をすることが
できる。この実施例においても、かかる方法を用いて記
録ヘッドに対する再生ヘッドの段差を調整できるように
している。このようにして、磁気テープ11をn倍速で
巻き戻しながら記録し直ちに再生を行なう。通常記録に
おいては、図2(a)に示すように、全幅消去ヘッド3
3によって磁気テープ11を消去した後に記録をする
が、巻戻しによるテープベリファイのときには、図2
(b)から明らかなように、記録再生を行ないながら、
再生が終った部分を順次全幅消去ヘッド33で消去する
ことができる。従って、テープベリファイが終ったとき
に、磁気テープ11がを消去された状態で巻き戻されて
いることになる。
【0018】以上のようなテープベリファイモードのと
き、再生ヘッド13,14からの再生信号がドロップア
ウト検出回路24に供給され、磁気テープ11上のドロ
ップアウトの検出が行なわれるが、次に、図3,図4に
より、このドロップアウト検出について説明する。
【0019】図3はこのドロップアウト検出回路24の
一具体例を示すブロック図であって、36は切替信号の
入力端子、37はスイッチ、38,39は再生信号の入
力端子、40は差動アンプ、41はエンベロープ検出
器、42はA/D変換器、43はD/A変換器、44は
コンパレータ、45,46はカウンタであり、22は図
1に示したシステムコントローラである。図4は図3の
各部の信号波形を示す図である。
【0020】図3において、入力端子38,39からは
図4(a)のような再生信号が入力される。図中のくぼ
みはドロップアウトである。この再生信号は差動アンプ
40エンベロープ検波器41によってエンベロープ検波
され、図4(b)のような波形のエンベロープ出力が得
られる。このエンベロープ出力がA/D変換器42で2
値化され、システムコントローラ22でピークレベルが
検出される。このピークレベルに対してドロップアウト
として検出するレベル、例えばインナーエラー訂正がで
きなくなる時の再生エンベロープのレベルとして設定す
る。
【0021】システムコントローラ22からディジタル
値の設定レベルが出力され、D/A変換器43でアナロ
グ値に変換され、スイッチ37を介してコンパレータ4
4に供給される。コンパレータ44では、この設定レベ
ルと入力端子38からの再生信号のレベルが比較され、
設定レベルより低くなった部分がドロップアウトとして
検出される。図4(b)に一点鎖線で示すレベルを設定
レベルとすると、コンパレータ44の出力波形は図4
(c)のようになる。同図のt期間がドロップアウト期
間である。カウンタ45,46はこのドロップアウト期
間(図4(c)のt)クロックをカウントし、ドロップ
アウトの長さを表わすカウント値をシステムコントロー
ラ22に供給する。ドロップアウト期間が終ると、カウ
ンタ45,46はリセットされる。
【0022】入力端子36からは再生ヘッド13,14
の再生信号の切替期間を表わす切替信号(図4(d))
が入力される。この切替信号がハイレベルのときは、ス
イッチ37はA側に閉じ、D/A変換器43からの設定
レベルがコンパレータ44に供給されてドロップアウト
の検出が行なわれる。ローレベルのときは、スイッチ3
7はB側に閉じ、先に説明したようにA/D変換器42
の出力からシステムコントローラ22とで検出した再生
信号のピーク値がシステムコントローラ22からスイッ
チ37を介してコンパレータ44に供給され、このとき
には、再生信号が設定レベルより低くなってもドロップ
アウトとして検出されないようにする。これは、上記の
ように、再生ヘッド13,14の再生信号の切替時に再
生信号が得られない期間があるため、この期間をドロッ
プアウトと区別するためである。
【0023】以上のように、この実施例では、従来のデ
ジタルVTRにドロップアウト検出の回路24を設ける
ことにより、ドロップアウトの検出をすることができ
る。
【0024】ドロップアウトが検出されると、そのとき
磁気のテープ11上の位置を検出する。磁気テープ上の
位置を検出する方法は既に公知となっているが、予めテ
ープ全体の巻き量を求めておき、巻取リール19との供
給リール20との回転数の比を求めることにより、容易
に知ることができる。テープ全体の巻き量は、キャプス
タン駆動時のキャプスタンの回転数、あるいは、テープ
走行系に設けた磁気テープ11の実際の走行量を検出す
る手段(例えば、タイマーローラ)により、テープ走行
量を求め、そのときのリール19,20の回転数を求め
ることにより、容易に計算することができる。この検出
結果をシステムコントローラ22に送り、ドロップアウ
ト検出時のこの検出結果からドロップアウトが生じたと
きの磁気テープ11上の位置を確認できる。
【0025】また、ドロップアウトの位置を検出する他
の方法としては、テープベリファイで記録を行なう際に
テープ位置のアドレスを示すID符号の記録も同時に行
ない、これを利用する方法がある。このとき、前述した
ような全幅消去ヘッド33による消去は行わない。
【0026】図5はかかるID符号によってドロップア
ウトの位置を検出する回路を備えた本発明による磁気記
録再生装置の他の実施例を示すブロック図であって、4
7はID検出器、48はメモリであり、図1に対応する
部分には同一符号をつけている。
【0027】同図において、この実施例では、ドロップ
アウト検出回路24に加え、ID検出器47とメモリ4
8を設ける。復調器26によって復調された再生信号は
ID検出器49に供給されてID符号が検出され、メモ
リ48に記憶されてテープ位置のアドレスがセーブされ
る。そして、ドロップアウト検出回路24で上述のよう
にドロップアウトが検出されると、システムコントロー
ラ22は、ドロップアウト検出回路24からの検出出力
により、メモリ50からテープ位置のアドレスを読み込
む。このアドレスからドロップアウトが発生した磁気テ
ープ11上の位置をサーチすることができる。
【0028】次に他の例として、エラーレートをチェッ
クすることによりカセットテープのエラー発生の状態を
検出する手段について説明する。
【0029】図6は、本発明による磁気記録再生装置の
さらに他の実施例の要部を示すブロック図であって、4
9はテープベリファイモードの設定スイッチ、50はテ
ープサーチの設定スイッチ、51はエラー検出回路、5
2はプリンタであり、図1に対応する部分には同一符号
をつけている。
【0030】この実施例は、エラーレートチェックによ
り、磁気テープ11のエラー状態を検出することができ
るようにしたものである。図6において、テープベリフ
ァイモードの設定スイッチ49が押されると、システム
コントローラ22にテープベリファイモードの指令が送
られ、磁気テープ11は上記のように通常記録再生時の
テープ走行速度よりも速い走行状態となり、記録しなが
ら同時に再生してエラーレートの検出が行なわれる。エ
ラーレートの検出は、従来のデジタルVTRに付加回路
等を設けずに行うことができる。エラーが検出される
と、エラー検出回路51は、エラーの個数及びエラーの
発生間隔を検出する。これは、従来のデジタルVTRに
あるエラーの有無を示す信号(エラーフラグ)より検出
することができる。
【0031】図7はエラーの個数とエラーの発生間隔を
検出する回路の一具体例を示すブロック図であって、5
3はエラーフラグ、54,55はカウンタである。
【0032】同図において、エラーフラグ53の信号か
らシステムコントローラ22がエラーを検出すると、シ
ステムコントローラ22から指令が出力され、カウンタ
54がエラーの個数をカウントし、カウンタ55がエラ
ーとエラーの間隔をカウントして、これらのカウント結
果がシステムコントローラ22に供給される。エラーの
検出については、検出するレベル、例えば、インナーエ
ラー訂正ができない場合などとしてエラーが許容できる
期間を設定しておき、この設定期間以上エラーが連続し
て現れた場合にエラー検出を行なう。そして、テープ全
体のエラー検出が終了すると、エラーレートの平均値を
演算する。これにより、テープ全体のエラーの平均値に
よってチェックしたテープのエラーの発生状態を確認す
ることができる。また、エラーレートのチェックをエラ
ー訂正を行わない状態で行なうことにより、発生したす
べてのエラーが検出されるので、チェックした磁気テー
プでエラーが生じている状態を正確に知ることができ
る。
【0033】以上のように検出したエラーに関する情報
を、例えば図6におけるプリンタ52に出力する。エラ
ーに関する情報として、テープ全体をみたときのエラー
レートの平均値、磁気テープ上の位置とその時のエラー
レートおよびエラーの個数をプリンタ52よりプリント
アウトする。磁気テープ上の位置は先に述べたようなテ
ープ位置の検出手段により求める。これらエラーの検出
結果をプリントアウトすることにより、磁気テープのど
の位置にどれくらいのエラーがあるかがわかるので、カ
セットテープの管理ができ、再使用の場合に磁気テープ
の使用できる位置およびその区間を直ぐに確認できる。
【0034】また、図6において、テープサーチの設定
スイッチ50をテープベリファイ終了時に操作すると自
動頭出しが行なわれる。即ち、テープサーチの設定スイ
ッチ50を押すと、システムコントローラ22に指令が
送られ、エラー検出器52からの検出結果より、例え
ば、1回目にスイッチ50を押したときには、エラーレ
ートの最も高い位置に頭出しが行なわれ、2回目には、
その次にエラーレートが高い位置に頭出しが行なわれ
る。かかる頭出しは、テープベリファイ時に検出したテ
ープ位置をシステムコントローラ22からサーボ回路2
1へ指定したテープ位置の指令を出すことにより、自動
的に行なわれる。このように自動的にテープ位置の頭出
しを行なうことにより、迅速かつ正確に所望のテープ位
置を検出することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テープの傷つきによるドロップアウトの発生位置を高速
で検出できるので、通常の記録再生を行なう時よりも時
間をかけずに、一度使用したカセットテープが再使用で
きるかどうかの確認をすることができる。また、ドロッ
プアウトが発生する磁気テープであっても、そのドロッ
プアウト発生位置を検出できるので、ドロップアウトが
発生しないテープの領域を見つけ出すことができ、磁気
テープの有効な再使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
す構成図である。
【図2】図1に示した実施例での通常記録時とテープベ
リファイ時との記録トラックを示す図である。
【図3】図1におけるドロップアウト検出回路の一具体
例を示すブロック構成図である。
【図4】図3に示したドロップアウト検出回路の各部の
信号を示す波形図である。
【図5】本発明による磁気記録再生装置の他の実施例の
要部を示すブロック図である。
【図6】本発明による磁気記録再生装置のさらに他の実
施例の要部を示すブロック図である。
【図7】図6に示した実施例でのエラーの個数とエラー
の発生間隔の検出回路の一具体例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
2 A/D変換器 3 アウター訂正コーダ 5 同期/ID符号発生器 6 インナー訂正コーダ 9,10 記録ヘッド 11 磁気テープ 12 回転ドラム 13,14 再生ヘッド 18 キャプスタン 19 巻取リール 20 供給リール 21 サーボ回路 22 システムコントローラ 24 ドロップアウト検出器 27 同期検出 28 インナー訂正符号デコーダ 29 アウター訂正符号デコーダ 31 D/A変換器 33 全幅消去ヘッド 47 ID検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラム上に記録ヘッドと再生ヘッド
    とが設けられ、該回転ドラムに所定角度巻き付けられて
    走行する磁気テープに記録ヘッドによって信号を記録
    し、また、再生ヘッドによって該磁気テープから記録信
    号を再生する磁気記録再生装置において、 該磁気テープを通常の記録再生時の走行速度よりも高速
    で走行させて、該記録ヘッドによって記録しながら同時
    に該再生ヘッドによって再生し、 該再生ヘッドからの再生信号のドロップアウトの有無を
    検出するとともに、該ドロップアウトの検出時点での該
    磁気テープ上の位置をテープ巻き量から検出することを
    特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 回転ドラム上に記録ヘッドと再生ヘッド
    とが設けられ、該回転ドラムに所定角度巻き付けられて
    走行する磁気テープに記録ヘッドによって信号を記録
    し、また、再生ヘッドによって該磁気テープから記録信
    号を再生する磁気記録再生装置において、 該磁気テープを通常の記録再生時の走行速度よりも高速
    で走行させて、該記録ヘッドによって該磁気テープの順
    次の位置を示すID符号を記録しながら同時に該再生ヘ
    ッドによって該信号を再生し、 該再生ヘッドからの再生信号のドロップアウトの有無を
    検出するとともに、該ドロップアウトの検出時点での該
    磁気テープ上の位置を該再生信号に含まれるID符号か
    ら検出することを特徴とした磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 回転ドラム上に記録ヘッドと再生ヘッド
    とが設けられ、該回転ドラムに所定角度巻き付けられて
    走行する磁気テープに記録ヘッドによって信号を記録
    し、また、再生ヘッドによって該磁気テープから記録信
    号を再生する磁気記録再生装置において、 磁気テープを通常の記録再生時の走行速度よりも高速で
    走行させて、該記録ヘッドによって記録しながら同時に
    該再生ヘッドによって再生し、該再生ヘッドからの再生
    信号でのエラーレートをチェックすることにより、該磁
    気テープでのエラーの状態を検出することを特徴とした
    磁気記録再生装置
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