JPH05128612A - 光磁気記録装置 - Google Patents

光磁気記録装置

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JPH05128612A
JPH05128612A JP28438591A JP28438591A JPH05128612A JP H05128612 A JPH05128612 A JP H05128612A JP 28438591 A JP28438591 A JP 28438591A JP 28438591 A JP28438591 A JP 28438591A JP H05128612 A JPH05128612 A JP H05128612A
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JP
Japan
Prior art keywords
magneto
optical recording
magnetic field
input information
binary input
Prior art date
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Pending
Application number
JP28438591A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Ishibashi
広道 石橋
Mitsuro Moriya
充郎 守屋
Takeo Ota
威夫 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05128612A publication Critical patent/JPH05128612A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 すでに情報が記録されているトラックに新し
い情報を重ね書きした際の古い情報の消し残りを除去す
る。 【構成】 1は光磁気記録媒体、2はレーザー発光手
段、3は磁界印加手段、4は2値入力情報列より印加磁
界極性を切り替える磁界変調手段、5は光強度変調手段
であって、2値入力情報列Iに応じて情報記録時のレー
ザーパワーを切り替えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光熱的手段ならびに変
調磁界によって磁気記録媒体上に情報を重ね書き記録す
る光磁気記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光磁気記録装置は高転送レート化
の方向にある。
【0003】以下図面を参照しながら、上記した従来の
光磁気記録装置の一例について説明する。図11は従来
の光磁気記録装置の構成図を示すものである。図11に
おいて、1は光磁気記録媒体である。2はレーザー発光
手段で、光磁気記録媒体1に形成された磁性膜を局所的
に加熱する。3は磁界印加手段である。4は磁界変調手
段であり、磁界印加手段3が発生する磁界の極性を2値
入力情報列Iに応じて適宜反転するものである。
【0004】以上のように構成された光磁気記録装置に
ついて、以下その動作について説明する。
【0005】まず、レーザー発光手段2は定常的に発光
して、光磁気記録媒体1をキュリー点以上の温度に高め
る。磁界印加手段3は2値入力情報列Iに応じてS極あ
るいはN極の磁界を交互に発生する。結局、光磁気記録
媒体1にはこの印加磁界の極性と反対の極性の磁区が形
成され、これが記録情報となる。(例えば、光メモリシ
ンポジウム88論文集、47頁〜48頁)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、すでに情報が記録されているトラックに
新しい情報を重ね書きした場合、古い情報の消し残りが
生じるという課題を有していた。すなわち、古い情報の
記録時と新しい情報の記録時において、それぞれ相対的
にオフトラックが発生した場合、古い情報の一部を残し
たまま、新しい情報が記録されることがあった。
【0007】本発明は上記課題に鑑み、重ね書き時に消
し残りが発生しない光磁気記録装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の光磁気記録装置は、光磁気記録媒体に光熱的
手段と磁気的手段によって2値情報を記録する光磁気記
録装置であって、上記光磁気記録媒体を局所的にキュリ
ー点以上の温度に高めるレーザー発光手段と、上記光磁
気記録媒体に磁界を印加する磁界印加手段と、この磁界
印加手段に、2値入力情報列に応じて極性の異なる磁界
を発生させる磁界変調手段とを備え、さらに上記レーザ
ー発光手段の発光強度を上記2値入力情報に応じて変化
させる光強度変調手段とを備える。
【0009】
【作用】レーザー発光手段を発光強度を2値入力情報に
応じて変化させる光強度変調手段により、重ね書き時に
記録マークよりも広い幅が消去されるようにレーザー光
が変調されるために、消し残りは発生しないこととな
る。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例の光磁気記録装置につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明の実施例における光磁気記録
装置の構成図を示すものである。1は光磁気記録媒体、
2はレーザー発光手段、3は磁界印加手段、4は磁界変
調手段であって、以上は従来のものと同等のものであ
る。5は光強度変調手段であって、2値入力情報列Iに
応じて情報記録時のレーザーパワーを切り替えるもので
ある。
【0012】以上のように構成された光磁気記録装置に
ついて、以下図1、図2及び図3を用いてその動作を説
明する。
【0013】まず、図2は情報記録時におけるレーザー
発光手段2の発光量と磁界印加手段の発生磁界の極性を
示すものである。図2において、”1”を記録する場
合、磁界をS極にし、レーザーパワーをP1とし、”
0”を記録する場合、磁界をN極にし、レーザーパワー
をP0とする。レーザーパワーP1、P0とも光磁気記
録媒体1上の記録膜をキュリー点に高めるに足る量であ
り、さらにレーザーパワーP0、はP1よりも高いとす
る。
【0014】このとき、光磁気記録媒体1の磁性膜上に
記録される記録マークを図3に示す。2値入力情報列I
が”1”であるときレーザー発光手段2はP1で発光
し、磁性膜を加熱する。このとき磁界印加手段3は磁界
変調手段4によってS極の磁界を発生し、その結果レー
ザービームが通過した磁性膜上にはN極の磁区Mnが形
成される。2値入力情報列Iが”0”であるときはレー
ザー発光手段2はP0で発光し、磁界印加手段3はN極
の磁界を発生する。その結果磁性膜上にはS極の磁区M
sが形成されることになるが、光磁気記録媒体1におけ
る非記録領域(例えばトラック間)がすでにS極に磁化
されているとすると、磁区Msは図中破線で示されたよ
うに、上記非記録領域に対して明確には形成されない。
すなわち”0”を記録することは、言い替えればその区
間の情報を消去することを意味する。
【0015】ここで、P0>P1であることの理由は、
記録されたマークの幅よりもこの”消去マーク”の幅を
太くすることにある。すなわち、P0>P1であれば、
消去時にキュリー点以上に熱せられる領域は、記録時に
キュリー点以上に熱せられる領域よりも必然的に大きく
なるからである。
【0016】これによる効果を以下図4に示す。図4は
すでに情報M1が記録されているトラックに新しい情報
M2が重ね書きされる様子を段階的に示したものであ
る。このときのレーザービームLの走査軌道は古い情報
M1に対してオフトラックしているものとする。図4よ
り明かなように、消去マークは上記オフトラックを吸収
する領域に形成されるため、従来課題になっていた消し
残りは全く発生しない。なお図中白円は磁性膜上でキュ
リー点以上に熱せられている領域を表している。
【0017】以下本発明の第2の実施例について図面を
参照しながら説明する。図5は本発明の第2の実施例の
構成図である。図5において光磁気記録媒体1、レーザ
ー発光手段2、磁界印加手段3、磁界変調手段4、光強
度変調手段5は図1の構成と同様なものである。図1と
異なるのは、2値入力情報列Iの遷移を検出する遷移検
出手段6と、このときにレーザーパワーを低レベルのP
3に落とす発光制御手段7を設けたことである。
【0018】以下、本実施例の動作を図6を用いて説明
する。図6は本実施例において、レーザー発光手段が発
光するレーザー光量の変化を示すタイミング図である。
記録および消去時のレーザーパワーをP1、P0とする
のは第1の実施例と同じであるが、本実施例では、2値
入力情報列Iが”0”から”1”に、あるいは”1”か
ら”0”に遷移するときに、一定の期間レーザーパワー
を低レベルのP3にすることにある。これは、消去マー
クのすぐ後の記録マークが熱干渉によって膨張するのを
制限するためである。すなわち、先の実施例で明かなよ
うに、消去時において磁性膜は、記録時よりも高温で加
熱されるため、消去マーク形成直後の記録マークはこの
余熱の影響で、通常よりも太く形成され、これが(重ね
書き後に)消し残りとなることがある。そこで、この余
熱の影響を少なくするために、本実施例では、レーザー
発光手段を記録マークと消去マークの境界付近を低パワ
ーで照射することにしている。
【0019】以下本発明の第3の実施例について図面を
参照しながら説明する。図7は本発明の第3の実施例の
構成図である。図7において光磁気記録媒体1、レーザ
ー発光手段2、磁界印加手段3、磁界変調手段4、光強
度変調手段5は、図1のものと同等である。図1と異な
るのは、レーザー発光手段をクロック信号に応じてパル
ス発光させるパルス発光手段8を設けた点である。
【0020】以上のように構成された光磁気記録装置に
ついて、以下その動作を説明する。図8は本実施例にお
いて、レーザー発光手段が発光するレーザー光量の変化
を示すタイミング図である。記録および消去時のレーザ
ーパワーをP1、P0とするのは第1の実施例と同じ理
由による。さらに、本実施例では、各記録ビットごとに
レーザーパワーを低レベルのP3に落とすことである。
これは、第2の実施例と同様、消去マークのすぐ後の記
録マークが熱干渉によって膨張するのを制限するためで
ある。さらに本実施例では、記録時の余熱によって記録
マーク後方部が前方部よりも太くなることを制限するた
めに、レーザー発光手段をパルス状に発光させている。
【0021】以下本発明の第4の実施例について図面を
参照しながら説明する。図9は本発明の第4の実施例の
構成図である。図9において光磁気記録媒体1、レーザ
ー発光手段2、磁界印加手段3、磁界変調手段4、図1
のものと同等である。図1と異なるのは、光強度変調手
段5の代わりにレーザーパルス幅変調手段9を設けた点
である。
【0022】以上のように構成された光磁気記録装置に
ついて、以下その動作を説明する。図10は本実施例に
おける、レーザー発光手段2が発光するレーザー光量の
変化を示すタイミング図である。図10において、レー
ザー発光手段2は情報記録時、情報消去時とも低パワー
P3、高パワーP4でパルス発光する。但し、消去時の
発光パルス幅Teは記録時のパルス幅Twよりも長く設
定されている。これは、今までに述べた実施例と同様、
消去マークを記録マークよりも太く形成することにある
が、本実施例では記録パワーを変化させることによって
これを実現するのではなく、パルス幅を変えて平均照射
エネルギー量を変化させることによって実現している。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、光磁気記録媒体
を局所的にキュリー点以上の温度に高めるレーザー発光
手段と、上記光磁気記録媒体に磁界を印加する磁界印加
手段と、上記磁界印加手段に、2値入力情報列に応じて
極性の異なる磁界を発生させる磁界変調手段と、さらに
上記レーザー発光手段の発光強度を上記2値入力情報に
応じて変化させる光強度変調手段とを設けることによ
り、重ね書き時に消し残りが生じない光磁気記録装置を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における光磁気記録装置
のブロック図
【図2】同実施例における動作説明のためのタイミング
【図3】同実施例の動作説明図
【図4】同実施例の動作説明図
【図5】本発明の第2の実施例における光磁気記録装置
のブロック図
【図6】同実施例における動作説明のためのタイミング
【図7】本発明の第3の実施例における光磁気記録装置
のブロック図
【図8】同実施例における動作説明のためのタイミング
【図9】本発明の第4の実施例における光磁気記録装置
のブロック図
【図10】同実施例における動作説明のためのタイミン
グ図
【図11】従来の光磁気記録装置のブロック図
【符号の説明】
1 光磁気記録媒体 2 レーザー発光手段 3 磁界印加手段 4 磁界変調手段 5 光強度変調手段 9 レーザーパルス幅変調手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光磁気記録媒体に光熱的手段と磁気的手段
    によって2値情報を記録する光磁気記録装置であって、
    上記光磁気記録媒体を局所的にキュリー点以上の温度に
    高めるレーザー発光手段と、上記光磁気記録媒体に磁界
    を印加する磁界印加手段と、上記磁界印加手段に、2値
    入力情報列に応じて極性の異なる磁界を発生させる磁界
    変調手段とを具備し、さらに上記レーザー発光手段の発
    光強度を上記2値入力情報に応じて変化させる光強度変
    調手段を具備したことを特徴とする光磁気記録装置。
  2. 【請求項2】2値入力情報の遷移に応じて、レーザー発
    光手段の発光強度を所定の期間、光磁気記録媒体がキュ
    リー点を越えない程度の発光量に設定することを特徴と
    する請求項1記載の光磁気記録装置。
  3. 【請求項3】2値入力情報の各ビットごとにレーザー発
    光手段をパルス発光させるレーザーパルス変調手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の光磁気記録装置。
  4. 【請求項4】光磁気記録媒体に光熱的手段と磁気的手段
    によって2値情報を記録する光磁気記録装置であって、
    上記光磁気記録媒体を局所的にキュリー点以上の温度に
    高めるレーザー発光手段と、上記光磁気記録媒体に磁界
    を印加する磁界印加手段と、上記磁界印加手段に、2値
    入力情報列に応じて極性の異なる磁界を発生させる磁界
    変調手段とを具備し、さらに上記レーザー発光手段を上
    記2値入力情報列の各ビットごとにパルス発光させ、し
    かもそのパルス幅を上記2値入力情報に応じて変化させ
    るレーザーパルス幅変調手段を具備したことを特徴とす
    る光磁気記録装置。
JP28438591A 1991-10-30 1991-10-30 光磁気記録装置 Pending JPH05128612A (ja)

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