JPH0512836U - トルクコンバータ - Google Patents

トルクコンバータ

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Publication number
JPH0512836U
JPH0512836U JP6775491U JP6775491U JPH0512836U JP H0512836 U JPH0512836 U JP H0512836U JP 6775491 U JP6775491 U JP 6775491U JP 6775491 U JP6775491 U JP 6775491U JP H0512836 U JPH0512836 U JP H0512836U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston chamber
drain hole
clutch
oil
torque converter
Prior art date
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Pending
Application number
JP6775491U
Other languages
English (en)
Inventor
憲一 岸井
和夫 中居
隆文 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP6775491U priority Critical patent/JPH0512836U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 トルクコンバータに付装したロックアップク
ラッチが切りの状態でピストン室の残圧を除去する。 【構成】 ピストン室3の外周のハウジング1aに、外
部と連通するドレン穴4を形設する。また、別の構成と
して、前述のドレン穴部に、ピストン室3が高圧状態で
はドレン穴4が閉じ、ピストン室3が低圧になるとドレ
ン穴4が開くように作用するチェック弁17を付設して
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
ブルドーザ等の建設車両に装着されるロックアップクラッチ付きトルクコンバ ータにおけるクラッチ作動用油圧回路の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来のロックアップクラッチを装着したトルクコンバータの断面図で ある。 ポンプ1、ステータ14及びタービン15で構成されるトルクコンバータは、 シャフト16上に装着されている。 また、ロックアップクラッチは、ポンプのハウジング1aに内周及び外周を嵌 合したピストン2と、ピストン2及びポンプのハウジングに形設した摩擦面1b に側面を把持され、内周に形成したスプラインによってタービンのリム15aに 係合するディスク6によって構成される。
【0003】 かかる構造のトルクコンバータにおいて、ロックアップクラッチを入れるには ピストン2とポンプのハウジング1aの間に形成されるピストン室3へ油路5を 通じて圧油を供給すると、ピストン2は図の右側へ移動し、タービン15と係合 するディスク6をポンプのハウジングに形設した摩擦面1bに圧着させる。この ため、ディスク6と摩擦面1bに作用する摩擦力によって両者が係止され、ディ スク6と係合するタービン15とポンプ1が同一回転を行うことになる。
【0004】 次に、ロックアップクラッチを切る際には、圧油の供給を止めると、ピストン 2に作用するトルクコンバータの内圧Pによってピストン2が左へ移動し、ディ スク6が自由になるため、タービン15とポンプ1との係止が解除される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
かかる従来構造では、ロックアップクラッチを切る場合にトルクコンバータの 内圧を利用しており、ピストン室に溜まった油を積極的に逃がす機能はない。 このため、ピストン室に残った油は遠心力によって圧力を発生し、クラッチが 完全に切れない半クラッチ状態となり、ディスク面の滑りによる発熱によってク ラッチを破損させることがある。 一方、ピストン室にはドレン穴がないため、クラッチを入りにする場合、ピス トン室へ油が充満した直後に油圧が急激に上昇し、オイルハンマー現象によって 車体にショックが発生するという問題もあった。 本考案は、かかる課題を解決することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では、油圧作動式のピストンによってタービ ンのリムと係合するディスクをポンプのハウジングに形設した摩擦面に圧着して ポンプとタービンを係止させるロックアップクラッチを装備したトルクコンバー タにおいて、ピストン室の外周部に油逃がし用のドレン穴を形設している。
【0007】 また、第二の手段として、前記のドレン穴部に、ピストン室が高圧状態ではド レン穴を閉じ、ピストン室が低圧になるとドレン穴を開くように作用するチェッ ク弁を付設している。
【0008】
【作用】
上記構造によれば、ロックアップクラッチのピストン室に油が充満した直後に 油圧が急激に上昇することを防止するとともに、クラッチを切る際にはドレン穴 から油が流出することによって、ピストン室に残圧が発生することを防止する。 また、第二の手段では、ピストン室が高圧状態のときに、油の漏出が抑止され る。
【0009】
【実施例】
図1は、請求項1に係る実施例の断面図である。ポンプのハウジング1aには 、ハウジング1aとピストン2によって形成されるピストン室3の外周部とハウ ジング外部を連通するドレン穴が形設してある。 かかる構造では、油路5を通じて圧油を供給すると、ピストン2は図の右側へ 移動し、ディスク6をポンプのハウジングの摩擦面1bへ圧着させるが、このと き、ピストン室3に充満した油の一部がドレン穴4を通じて外部は流出するため 、クラッチが作動直後の油圧の急激な上昇に伴うオイルハンマー現象が抑止され る。 また、クラッチを切るために圧油の供給を止めると、ピストン室3内の油は遠 心力によってドレン穴4から外部へ流出し、残圧がなくなるため、トルクコンバ ータ内圧によるピストン2の左方向への戻り作用が適正に行われる。
【0010】 図2は、請求項2に係る実施例の断面図で、(A)はクラッチ切り、また、( B)はクラッチ入りの状態を示している。 本例では、ピストン室3の外周に形設したドレン穴4の部分に、油路7aを形 成したスプール7、スプリング8及びプラグ9で構成されるチェック弁17を付 設している。 図2(A)のクラッチ切りの状態では、スプリング8の力がピストン2とポン プのハウジング1aとのすき間に溜った油の遠心力とスプール7の遠心力7の遠 心力の合計よりも大きいため、スプール7は図示の状態に駐止しており、ピスト ン室3は、スプール7に形成された油路7aを経由してドレン穴4に連通してい る。したがって、クラッチ切り時にピストン室3に残留した油及びシール10か らの流入油は、ドレン穴4から外部へ排出されるので、ピストン室3の油圧上昇 を抑止する。 一方、図2(B)のクラッチ入りの状態では、スプリング8の力がピストン室 3内の油圧力、油の遠心力及びスプール7の遠心力より小さくなるため、スプー ル7が図示の状態に駐止する。したがって、ピストン室3とドレン穴4との連通 がなくなり、ピストン室3の油の流出が防止される。 なお、クラッチの切りから入りへの移行に伴うスプール7の移動にはタイムラ グがあるため、ピストン室3へ油が充満した直後はピストン室3とドレン穴4が 連通しているため、急激な油圧上昇が抑止される。
【0011】 次に、図3と図4は、請求項2に係る別の実施例である。 図3では、スプール7、スプリング8及び止め輪11で構成されるチェック弁 18をトルクコンバータのシャフト16と平行に配設している。 また、図4はボール12をポンプのハウジング1aに形設した穴13に封設し たボールチェック弁をピストン室3とドレン穴4の間に配設したものである。 これらのいずれの構造でも図2と同様に作用する。
【0012】
【考案の効果】
かかる構造のトルクコンバータでは、ロックアップクラッチを切った場合には 、ピストン室の油がドレン穴から排出される。したがって、ピストン室内の残圧 によって生じる半クラッチ状態に伴うクラッチディスクの滑りがないため、発熱 によるクラッチ部の破損も避けられる。 また、クラッチ入りの場合に、ピストン室へ油が充満した直後には、ピストン 室とドレン穴が連通して入るため、油圧の急激な上昇に伴うオイルハンマー現象 の発生がなく、車体へのショックも生じない。 さらに、ピストン室の外周にドレン穴を連通した請求項1と対比して、請求項 2のピストン室とドレン穴の中間にチェック弁を付設する構造では、クラッチ入 りの状態でドレン穴から油の漏出がないため効率がよい。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の請求項1に係るロックアップクラッチ
部の断面図である。
【図2】本考案の請求項2に係るロックアップクラッチ
部の断面図である。
【図3】本考案の請求項2に係るロックアップクラッチ
部の断面図である。
【図4】本考案の請求項2に係るロックアップクラッチ
部の断面図である。
【図5】従来技術のロックアップクラッチ付きトルクコ
ンバータの断面図である。
【符号の説明】
1 ポンプ 2 ピストン 3 ピストン室 4 ドレン穴 5 油路 6 ディスク 7 スプール 8 スプリング 9 プラグ 10 シール 11 止め輪 12 ボール 13 穴 14 ステータ 15 タービン 16 シャフト 17,18 チェック弁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧作動式のピストンによって、タービ
    ンのリムと係合するディスクをポンプのハウジングに形
    設した摩擦面に圧着して、ポンプとタービンを係止させ
    るロックアップクラッチを装備したトルクコンバータに
    おいて、ピストン室の外周部に油逃げ用のドレン穴を形
    設したことを特徴とするトルクコンバータ。
  2. 【請求項2】 請求項1のドレン部に、ピストン室が低
    圧になるとドレン穴を開くように作用するチェック弁を
    付設したことを特徴とするトルクコンバータ。
JP6775491U 1991-07-31 1991-07-31 トルクコンバータ Pending JPH0512836U (ja)

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JP6775491U JPH0512836U (ja) 1991-07-31 1991-07-31 トルクコンバータ

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JP6775491U JPH0512836U (ja) 1991-07-31 1991-07-31 トルクコンバータ

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JPH0512836U true JPH0512836U (ja) 1993-02-19

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ID=13354046

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JP6775491U Pending JPH0512836U (ja) 1991-07-31 1991-07-31 トルクコンバータ

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5290756A (en) * 1976-01-27 1977-07-30 Aisin Seiki Co Ltd Working oil drain port open-close control system for friction clutch
JPS6128922B2 (ja) * 1980-11-11 1986-07-03 Nissan Motor
JPS61184228A (ja) * 1985-02-12 1986-08-16 Fuji Tekkosho:Kk 液圧クラツチ装置の圧抜き機構
JPS63259268A (ja) * 1987-04-13 1988-10-26 Daikin Mfg Co Ltd トルクコンバ−タのロツクアツプ装置

Patent Citations (4)

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