JPH0512799U - 内燃機関のバランサー装置 - Google Patents

内燃機関のバランサー装置

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Publication number
JPH0512799U
JPH0512799U JP5984991U JP5984991U JPH0512799U JP H0512799 U JPH0512799 U JP H0512799U JP 5984991 U JP5984991 U JP 5984991U JP 5984991 U JP5984991 U JP 5984991U JP H0512799 U JPH0512799 U JP H0512799U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
balance
shaft
cover
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5984991U
Other languages
English (en)
Inventor
俊弘 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP5984991U priority Critical patent/JPH0512799U/ja
Publication of JPH0512799U publication Critical patent/JPH0512799U/ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイルへのエア混入を防止する。 【構成】 オイルパン20のオイル溜め26の上方に配
置されるハウジング11に、クランクシャフトに駆動回
転されるバランスシャフト16を設けた内燃機関におい
て、前記ハウジング11にバランスシャフト16のバラ
ンスウエイト部17,18およびストレートシャフト部
19を覆うカバー22〜24を設けると共に、そのスト
レートシャフト部19の直下のカバー24にバランスシ
ャフト16の軸受部14,15のオイルを排出するオイ
ル落とし孔25を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、内燃機関の振動を減じるバランサー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の振動を抑えるために、偏心ウエイト(バランスウエイト部)を設け たバランスシャフトをクランクシャフトに同期回転させるバランサー装置がある 。
【0003】 このバランスシャフトは、クランクケース下部に設置されるハウジングに支持 され、ギヤ等を介してクランクシャフトに連結、駆動されるようになっている( 実開昭63ー36197号公報等参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような装置の下方にオイルパンのオイル溜めが位置してい るため、バランスウエイト部の回転運動によってオイル溜めのオイルにエアが混 入することがある。
【0005】 従来のものでは、ハウジングの下部に隔壁を設けているが、オイルの落とし孔 をバランスウエイト部の直下方に設けているため、バランスウエイト部の回転運 動より生じた風圧がオイル落とし孔からオイル溜めのオイルに直接伝わり、オイ ルにエアを巻き込んでしまう。
【0006】 また、バランスウエイト部の回転運動によりハウジング内のオイル(バランス シャフトの軸受部等のオイル)がたたかれてエアが混ざり、これがオイル落とし 孔を通ってオイル溜めのオイルに入り込んでしまうのである。
【0007】 このため、エア混入によってエンジンの潤滑不良の原因となる。
【0008】 この考案は、このような問題点を解決することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案は、オイルパンのオイル溜めの上方に配置されるハウジングに、クラ ンクシャフトに駆動回転されるバランスシャフトを設けた内燃機関において、前 記ハウジングにバランスシャフトのバランスウエイト部およびストレートシャフ ト部を覆うカバーを設けると共に、そのストレートシャフト部の直下のカバーに バランスシャフトの軸受部のオイルを排出するオイル落とし孔を形成する。
【0010】
【作用】
したがって、バランスウエイト部の回転運動に伴う風圧がオイル落とし孔から 直接、オイル溜めのオイルに伝わったり、あるいはバランスウエイト部にたたか れたオイルがオイル落とし孔から直接、オイル溜めのオイルに入り込むことはな い。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1、図2に示すように、エンジンのクランクケース10の下部(シリンダブ ロックの下部)に所定高さの略方形のハウジング11が設置され、ハウジング1 1のクランクシャフト方向の前後の壁12,13に設けた軸受部14,15に、 一対にバランスシャフト16が回転自由に支持されている。
【0013】 バランスシャフト16は、軸受部15の両側に所定重量のバランスウエイト部 17,18が対称的に設けられ、バランスウエイト部17から軸受部14外まで ストレートシャフト部19が形成されている。
【0014】 ハウジング11は、四方をオイルパン20のボディ21に囲われると共に、例 えば4気筒エンジンであれば、バランスウエイト部17,18がクランクシャフ トの中央の軸受部(図示しない)の直下方に位置するように設置される。
【0015】 バランスシャフト11のストレートシャフト部19には、図示しないが、軸受 部14外に突出する軸端部にギヤが装着され、ギヤを介してバランスシャフト1 1がクランクシャフトに連結、回転されるようになっている。
【0016】 そして、ハウジング11にバランスシャフト16のバランスウエイト部17, 18、ストレートシャフト部19を覆うカバー22〜24が設けられる。
【0017】 カバー22は、ハウジング11の上面にバランスシャフト16のバランスウエ イト部17、ストレートシャフト部19を密閉的に覆うように設けられ、カバー 23は、ハウジング11の壁13側の開口面にバランスシャフト16のバランス ウエイト部18を密閉的に覆うように設けられる。
【0018】 カバー24は、ハウジング11の下面にてバランスシャフト16のバランスウ エイト部17、ストレートシャフト部19を覆うように設けられると共に、その ストレートシャフト部19の直下に複数のオイル落とし孔25が開設される。
【0019】 このオイル落とし孔25の下方にオイルパン20のオイル溜め26が位置し、 オイル溜め26には配管27を介して図外のオイルポンプにつながるオイルスト レーナ28が配置されている。
【0020】 なお、ハウジング11に、図示しないオイルギャラリ等からバランスシャフト 16の軸受部14,15につながるオイル導孔が設けられ、軸受部14,15を 潤滑するようになっている。
【0021】 このように構成したため、バランスウエイト部17,18の回転運動により生 じた風圧はカバー23,24にて遮られ、下方のオイル溜め26のオイルに伝わ ることはない。
【0022】 一方、バランスシャフト16の軸受部15を潤滑したオイルは、バランスウエ イト部17にたたかれた際にエアが混ざりやすいが、このオイルがカバー24上 を流れ、ストレートシャフト部19下方のオイル落とし孔25からオイル溜め2 6に流下するまでにエアは分離するようになる。
【0023】 また、軸受部14を潤滑したオイルは、ストレートシャフト部19のため、エ アが混ざることなく、すぐ下方のオイル落とし孔25からオイル溜め26に流下 するのである。
【0024】 このため、オイル溜め26のオイルにエアが混入することを確実に防止でき、 したがってオイルポンプを介してエンジン各部にオイルを的確に供給でき、高い 潤滑性能を確保できる。
【0025】 なお、オイル落とし孔25から流下するオイルにいくらかエアが残っていても 、これはオイル溜め26の下方に開口しているオイルストレーナ28に吸入され るまでの間に分離する。
【0026】 バランスシャフト16の回転によってエンジン振動を低減するが、この場合バ ランスウエイト部17,18をクランクシャフトの中央の軸受部の直下方に設け たことで、エンジン振動を効果的に打ち消すことが可能である。
【0027】
【考案の効果】
以上のようにこの考案は、オイルパンのオイル溜めの上方に配置されるハウジ ングに、クランクシャフトに駆動回転されるバランスシャフトを設けた内燃機関 において、前記ハウジングにバランスシャフトのバランスウエイト部およびスト レートシャフト部を覆うカバーを設けると共に、そのストレートシャフト部の直 下のカバーにバランスシャフトの軸受部のオイルを排出するオイル落とし孔を形 成したので、バランスウエイト部の回転運動に起因してオイルにエアが混入する ことを確実に防止でき、良好な潤滑性能を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部断面図である。
【図2】平面透視図である。
【符号の説明】
11 ハウジング 14 軸受部 15 軸受部 16 バランスシャフト 17 バランスウエイト部 18 バランスウエイト部 19 ストレートシャフト部 20 オイルパン 22 カバー 23 カバー 24 カバー 25 オイル落とし孔 26 オイル溜め 28 オイルストレーナ 61 第2のシール部 71 空気孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルパンのオイル溜めの上方に配置さ
    れるハウジングに、クランクシャフトに駆動回転される
    バランスシャフトを設けた内燃機関において、前記ハウ
    ジングにバランスシャフトのバランスウエイト部および
    ストレートシャフト部を覆うカバーを設けると共に、そ
    のストレートシャフト部の直下のカバーにバランスシャ
    フトの軸受部のオイルを排出するオイル落とし孔を形成
    したことを特徴とする内燃機関のバランサー装置。
JP5984991U 1991-07-30 1991-07-30 内燃機関のバランサー装置 Pending JPH0512799U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5984991U JPH0512799U (ja) 1991-07-30 1991-07-30 内燃機関のバランサー装置

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JP5984991U JPH0512799U (ja) 1991-07-30 1991-07-30 内燃機関のバランサー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0512799U true JPH0512799U (ja) 1993-02-19

Family

ID=13125060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5984991U Pending JPH0512799U (ja) 1991-07-30 1991-07-30 内燃機関のバランサー装置

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JP (1) JPH0512799U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013007334A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Daihatsu Motor Co Ltd オイル落とし通路の構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013007334A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Daihatsu Motor Co Ltd オイル落とし通路の構造

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