JPH0512782B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は再生トラツキング用のパイロツト信号
を映像信号に重畳させて記録する磁気記録再生装
置（以下VTRと称す）の継ぎ撮り方法に関する
ものである。

従来の技術 一般に、VTR、特にビデオカメラと共に使用
されるようなポータブルなVTRにおいては、良
好な継ぎ撮り機能が要求されている。良好な継ぎ
撮りを得るためには、継ぎ撮りの前後でトラツク
ピツチが一定であり、更にトラツキングを行うた
めの信号（例えばVHS、VTRにおいてはコント
ロール信号）の連続性が保持されなければならな
い。８ミリビデオの如くトラツキングにパイロツ
ト信号を用いる方式のものでは、４種類のパイロ
ツト信号が₁→₂→₃→₄→₁→₂→…の如く１
フイールド毎に順次繰り返し、かつ連続的に保持
する必要がある。

そこで従来のVTRの継ぎ撮りに際しては、例
えば特開昭50−104906号公報に示されているよう
に、記録一時停止操作が行なわれると、キヤプス
タンモータを逆転させてテープを少量巻き戻し、
次の記録一時停止解除操作時に一旦再生モードと
し、再生トラツキング信号によりトラツキングサ
ーボをかけた後、次の記録を再開する方式が用い
られている。

第２図、第３図はこの従来の継ぎ撮り方式を説
明するための図であり、以下これを基に説明す
る。

記録（REC）モード中の時刻t₁に、記録停止キ
ー（STOP KEY）が受付けられると、テープは
正転移送を止め記録電流も流すのを止め、時刻t₂
までストツプした後、次に時刻t₃までテープを逆
転移送し、テープ移送をストツプする。即ち、第
３図におけるテープl₁までの領域（紙面ではl₁よ
り左側）に記録がなされる。（尚、ヘリカルスキ
ヤン方式VTRでは、テープ長手方向に対し斜め
に磁気ヘツドが走査するが、説明を容易にするた
め第３図では模式的に長手方向に対し垂直方向に
表現している。）時刻t₄においてREC KEYが受
付けられると、時刻t₅まで再生（PLAY）モード
となりトラツキングサーボがかけられる。（第３
図におけるテープl₂〜l₃の領域）そして、トラツ
キングサーボ成立後、つまり時刻t₅以後はRECモ
ードとなり記録電流が流れる。即ち、第３図にお
けるテープl₃以後（紙面ではl₃より右側）に再開
された記録がなされる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、テープの
巻き戻し量とトラツキングサーボのための一旦再
生によるテープ移送量を、時間で管理しているた
め（即ち、第２図、第３図で示した時刻t₂から
t₃、t₄からt₅）、記録済の最終トラツクの次のトラ
ツクから記録を再開することが困難であつた。そ
して一般に、継ぎ撮り部に未記録区間が生じるこ
とがないように、テープ巻き戻し時間（t₃−t₂）
に比べて再生時間（t₅−t₄）が短かく設定されて
いるため、記録済の部分の途中から記録が再開せ
られ、前に記録した部分の一部（テープl₃〜l₁の
領域）が重ね書きによつて削られてしまうという
問題点を有していた。特に風景等をスナツプ写真
のように短時間で継ぎ撮りした際など、使い勝手
が非常に悪く大きな問題となつていた。

問題点を解決するための手段 本発明は、記録一時停止操作が受付けられる
と、その後、前記４種類のパイロツト信号の内の
いずれか１つである第１のパイロツト信号が重畳
されたトラツクを記録するまで記録モードとし、
次に再生モードとし、テープを逆転移送させ、前
記４種類のパイロツト信号の内のいずれか１つで
ある第２のパイロツト信号を同調して得るパルス
数が所定の値Ｎ（整数）になつた後に停止モード
とし、さらに記録一時停止解除操作が受付けられ
ると、トラツキングサーボをかけるため再生モー
ドとなし、前記第２のパイロツト信号を同調して
得るパルス数が所定の値Ｎになつた後で、かつ前
記第１のパイロツト信号の次の順序で記録される
パイロツト信号が重畳されて記録されるべきトラ
ツクの記録開始と同時に前記再生モードから記録
モードとして記録を再開する磁気記録再生装置の
継ぎ撮り方法である。

作 用 本発明は前記した構成により、記録一時停止操
作が受付けられた後、第１のパイロツト信号（以
下、₄として説明する）が重畳されたトラツクま
で記録され、その後、第２のパイロツト信号（以
下、₁として説明する。）を同調して得るパルス
数が所定の値になるまでテープが巻き戻される。
そして次に記録一時停止解除操作が受付けられる
と、前記パルス数が所定の値になるまで再生モー
ドになりトラツキングサーボがかけられ、その
後、₄の次の₁パイロツト信号が重畳されるトラ
ツクの記録開始のタイミングで再生モードから記
録モードにかわり、記録が再開される。記録を完
了させるタイミングに用いるパイロツト信号と、
記録を開始するタイミングに用いるパイロツト信
号とは、定まつた規側にあり、このため以上の継
ぎ撮りを行つた際、前の記録済の部分に重ね書き
することなく、即ち、前の記録済の部分を全く削
ることなく、次の記録を再開することができ、し
かも比較的簡単な構成で良好な継ぎ撮りを行なう
ことができる。

実施例 本発明の実施例を説明する前に、８ミリビデオ
で用いられている４種類のパイロツト信号を用い
た４周波パイロツト信号トラツキング方法につい
て説明する。

第４図は、４周波パイロツト信号トラツキング
法による記録磁化軌跡であり、第５図はヘツドス
イツチ（H.SW）信号とパイロツト信号の記録タ
イミングを示したものであり、第６図はトラツキ
ングエラー信号を得るための再生回路のブロツク
図である。

第４図において、A₁，B₁，A₂，B₂…は互に異
なる所定のアジマス角を有するＡヘツド及びＢヘ
ツドで磁気テープ上に記録された各記録トラツク
である。矢印１は、回転ヘツドの走査方向を示し
ている。各記録トラツクには、映像信号と共に₁
〜₄で示すパイロツト信号が、第５図で示された
ように１フイールド毎に順次繰り返し記録されて
いる。パイロツト信号の記録順序は、第４図及び
第５図で示す順番であり、１フイールド期間内で
は１種類のパイロツト信号が連続して記録され
る。パイロツト信号の周波数は、例えば表１に示
す値に設定される。

表 １ ₁……102.5（ＫHz）≒6.5_{H 2}……118.9（ＫHz）≒7.5_{H 3}……165.2（ＫHz）≒10.5_{H 4}……148.7（ＫHz）≒9.5_H なお、表１において_Hは、水平同期信号の周波
数を示し、例えば6.5_Hは、水平同期信号の周波
数の6.5倍の周波数であることを示す。

各記録トラツク間のパイロツト信号の周波数差
は、第４図に示す如く、_Hもしくは3_Hの周波数
となる。そして、ヘツドがAi（ｉ＝１、２…）ト
ラツクを走査する時、走査トラツクのパイロツト
信号と紙面上において右側の隣接トラツクに記録
されているパイロツト信号との周波数差は常に_H
であり、左側のそれは、常に3_Hである。ヘツド
がBiトラツクを走査する時には前述と逆の関係
になり、走査トラツクと右側の隣接トラツクとの
パイロツト信号の周波数差は常に3_Hであり、左
側のそれは_Hである。

パイロツト信号は100KHz近傍の比較的低周波
の信号であるため、ヘツドが隣接トラツク上を走
査しなくても隣接トラツクに記録されているパイ
ロツト信号をクロストーク信号として再生するこ
とができる。

例えば、ヘツドがA₂トラツクをオントラツク
して走査する時に得られるパイロツト信号は、
₃、₂、₄の合成信号であり、そのレベルは、₃
が最も大きく、次に₂、₄が同一レベルだけ再生
される。

ヘツドがトラツクA₂からわずかにトラツクB₂
側にずれて再生走査した時、得られる再生パイロ
ツト信号のレベルは₃、₄、₂の順に小さくな
る。

逆にヘツドがトラツクB₁側にずれて走査した
時に得られるパイロツト信号のレベルは₃、₂、
₄の順に小さくなる。従つて主走査トラツク上の
パイロツト信号と、両隣接トラツクに記録されて
いる各パイロツト信号との差周波数信号_Hおよび
3_Hをそれぞれ分離して取り出し、両信号の再生
レベルを比較すれば、主走査トラツクからのヘツ
ドずれ量およびずれ方向を知ることができる。

第６図はトラツキングエラー信号を得るための
再生回路のブロツク図である。第６図において、
端子２からは、映像信号とパイロツト信号とが合
成された再生RF信号が入力される。

３は、ローパスフイルタであり、再生RF信号
からパイロツト信号だけを分離して取り出す。こ
の時に得られるパイロツト信号は、主走査トラツ
クと両隣接トラツク上に記録されているパイロツ
ト信号との合成信号である。

４は、平衡変調回路であり、前述の合成信号
と、端子５から供給される基準信号とを乗算す
る。端子５から供給される基準信号は主走査トラ
ツク上に記録されているパイロツト信号と同じ周
波数のパイロツト信号が供給される。例えば、第
４図において、ヘツドがトラツクA₂上を再生走
査する時、平衡変調回路４への入力信号は、₂、
₃、₄であり、端子５から供給される基準信号₃
である。従つて、平衡変調回路４４の出力信号
は、₂、₃、₄の各信号と₃の信号との周波数和
および差の信号が出力される。

６は_Hの信号に同調する同調増幅回路であり、
７は3_Hの同調増幅回路である。８，９は、検波
整流回路であり、１０はレベル比較回路である。

従つて、両隣接トラツクからクロストーク信号
として取り出された各パイロツト信号は、主走査
トラツク上に記録されているパイロツト信号との
差信号としてそれぞれ分離して取り出された後レ
ベル比較回路１０にてそのレベル差に応じた信号
が取り出される。レベル比較回路１０にて得られ
る信号は_Hの再生レベルが3_Hの再生レベルより
も大きい時にはそのレベル差に応じた正の電圧が
取り出され、逆の場合には負の電位が取り出され
る。なお、このレベル比較回路１０にて得る信号
はヘツドのトラツクずれ量およびずれ方向の情報
を含むためトラツキングエラー信号として用いる
ことができる。しかし、実際に実用に適するトラ
ツキングエラー信号はさらに処理を必要とする。

なぜならば、第４図から明らかなように、Ａト
ラツクとＢトラツクとではヘツドのずれ方向とそ
の時に得られるクロストーク信号（_Hもしくは
3_H）との関係が互いに逆の関係になるためであ
る。

第６図において、回路１１はアナログ反転回路
であり、回路１２は端子１３から供給されるヘツ
ドスイツチング信号の周期に応じて切換わる電子
スイツチである。従つて、端子１４には、例えば
Ａトラツクをヘツドが再生走査する時には、レベ
ル比較回路１０の出力信号がそのまま出力され、
Ｂトラツクをヘツドが再生走査する時には、レベ
ル比較回路１０の出力信号がアナログ的に反転さ
れ出力される。このため、端子１４に得られる信
号はＡ、Ｂトラツクに関係なくヘツドが走査すべ
きトラツクから右側にずれた時には常に正の電位
が左側にずれた時には常に負の電位が出力され
る。

従つて、端子１４に得られる信号をトラツキン
グエラー信号として供給し、テープの送り速度を
制御すれば、ヘツドは常に主走査トラツク上をオ
ントラツクして走査することになる。

以上が４種類のパイロツト信号を用いてトラツ
キングエラー信号を得る方法の概要である。

本発明は、第４図のように示されたトラツキン
グ方法を用いる８ミリVTRにおいて、継ぎ撮り
を行う際に、前に記録済の最終トラツクの次のト
ラツクから記録再開することのできる継ぎ撮り方
法である。

第１図は本発明の継ぎ撮り方法を用いた実施例
を説明するための図である。同図において、端子
２からは、映像信号とパイロツト信号とが合成さ
れた再生RF信号が入力される。１５はローパス
フイルタ、１６は同調アンプであり、４種類のう
ちの１つのパイロツト信号（以下、₁で説明す
る）を抜き取り増幅した後、検波整流回路１７へ
入力される。そして、パルス整形回路１８を介し
た後に、システムコントロール回路１９へ入力さ
れる。即ち、テープが４フイールド移送される毎
に、システムコントロール回路１９へパルスが１
つ供給される。

２０はSTOP KEYでこれがシステムコントロ
ール回路１９にて受付けられると記録が一時停止
される。２１はREC KEYであり、これが受付け
られると記録一旦停止が解除され、記録が再開さ
れる。２２はテープ移送制御回路で、システムコ
ントロール回路１９の指令によつて、テープを正
転方向へ移送したり、逆転移送したり、移送をス
トツプさせたりする。端子２３は、記録電流御端
子で、システムコントロール回路１９の指令によ
つて記録ヘツドへの記録電流の制御がなされる。
端子２４，２５からは記録時のパイロツト信号
₁、₄のタイミングがシステムコントロール回路
１９へ入力される。以上のように構成された本実
施例について、以下その動作を説明する。

第７図は本発明の継ぎ撮りの記録一旦停止時に
おける要部タイミングを示したものである。記録
モード実行中の時刻t₆にSTOP KEYがシステム
コントロール回路１９にて受付けられると、シス
テムコントロール回路１９ではその時刻以後第１
のパイロツト信号（本実施例では₄で説明）を含
むトラツクの記録が終了するまで記録モードを実
行する。例えば第８図の記録磁化軌跡で説明すれ
ば、トラツクA₇を記録途中に、STOP KEYが受
付けられてもパイロツト信号₄を含むトラツク、
即ちトラツクB₈を記録終了するまで記録が続け
られる。

したがつて、第７図に示したようにSTOP
KEYが受付けられた時刻t₆から、システムコン
トロール回路１９では端子２５から供給されるパ
イロツト信号₄の記録タイミングを監視し、₄を
含んだトラツクB₈の記録が完了した時刻t₇になつ
て、端子２３へ記録電流を切るように指令を出す
と共に、テープ移送回路２２へストツプ信号を発
し、テープ移送をストツプさせる。時刻t₈までテ
ープ移送を停止した後、システムコントロール回
路ではテープ逆転移送信号をテープ移送制御回路
２２へ発し、テープの逆転移送を開始する。

時刻t₈からのテープ巻き戻しは、パルス整形回
路１８よりシステムコントロール回路１９へ供給
するパルス数が所定の数（Ｎ：整数）に達するま
で続けられる。前述したようにテープが４フイー
ルド移送される毎にパルスが１つ供給されるか
ら、記録を一旦停止してから一定量テープが巻き
戻される。（本実施例の如く、記録完了タイミン
グとしてパイロツト信号₄巻き戻し量としてパイ
ロツト信号₁に着目する例においては、（４×Ｎ
＋３）トラツク分だけ巻き戻される。） 以上のようにして、記録モード実行中に一時停
止操作が受付けられると、特定パイロツト信号を
含むトラツクまで記録された後、一定量テープを
巻き戻され、ストツプモードとなる。

次に、REC KEYが受付けられて継ぎ撮りが行
なわれる動作について第９図を基に説明する。

時刻t₉においてREC KEY２１がシステムコン
トロール回路１９で受付けられると、テープ移送
制御回路２２へ正転指令が発せられテープが正転
方向へ移送され、再生（PLAY）モードとなりト
ラツキングサーボがかけられる。このときシステ
ムコントロール回路１９では、パルス整形回路１
８より供給されるパルス数をカウントし、これが
所定の数（Ｎ：整数）に達することを監視する。
そして、時刻t₁₀になつて所定の数に達すると記
録準備完了（記録READY）となり、次にパイロ
ツト信号₁を含むトラツクの記録開始と同じタイ
ミング、即ち時刻t₁₁から記録電流が流され、再
生モードから記録モードとなり記録が再開され
る。

このように、記録一時停止操作が解除されてか
ら、トラツキングサーボをかけるための再生モー
ドでテープが移送される量は、４フイールド毎に
発生されるパルスをカウントすることで一定に保
たれ、その後、特定のパイロツト信号を含むトラ
ツクより記録再開する。記録再開のタイミング信
号として着目するパイロツト信号を前述した記録
完了に利用したパイロツト信号の次のパイロツト
信号（→₄→₁→₂→₃→₄→…、本実施例では
完了信号に₄に着目したので再開信号として₁に
着目）に着目すれば、継ぎ撮り部において、前記
録済の最終トラツクに続いて記録再開することが
できる。即ち、第８図の例で示せば、前記録でパ
イロツト信号₄を含むトラツクB₈まで記録した
すぐ後に続いて、₁を含んだトラツクA₉より記
録が再開される。

以上のように本実施例によれば、記録を一時停
止する際に一時停止操作が受付けられてから第１
のパイロツト信号を含むトラツクまで記録し、そ
の後第２のパイロツト信号を検出することによつ
てテープ巻戻し量を一定カウントするまで行つて
停止し、次に記録一時停止解除操作が受付けられ
ると、再生モードとし前述のテープ巻き戻しと同
様に第２のパイロツト信号を検出して一定量テー
プを移送した後、第１のパイロツト信号の次の順
序で記録すべきパイロツト信号を含んだトラツク
を記録開始するのと同タイミングで、記録を再開
する継ぎ撮り方法であるため、前の記録済である
部分に重ね書きをせず良好な継ぎ撮りが行なえ、
前の記録済の部分をまつたく削ることがない。

なお、本実施例において第１のパイロツト信号
として₄、第２のパイロツト信号として₁を例に
とり説明したが、このパイロツト信号に限定され
ることはなく、また、第１のパイロツト信号と第
２のパイロツト信号を同一のパイロツト信号とす
ることも可能である。

発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、８ミリ
VTRのように４種類のパイロツト信号を用いて
トラツキングを行うVTRにおける継ぎ撮りを行
なう場合、記録一時停止するまでの記録済の部分
に重ね書きすることなく、最終トラツクに続いて
記録が再開でき、良好な継ぎ撮りを比較的簡単な
構成で実現できるものであり、その実用的効果は
大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における一実施例のブロツク
図、第２図はVTRの従来の継ぎ撮りを行う際の
タイミング図、第３図はVTRの従来の継ぎ撮り
を模式的に示した説明図、第４図は８ミリVTR
の記録磁化軌跡図、第５図は８ミリVTRのパイ
ロツト信号の記録タイミング図、第６図は８ミリ
VTRのトラツキング方法を示すブロツク図、第
７図は本発明の継ぎ撮りの記録を一時停止する際
のタイミング図、第８図は本発明の継ぎ撮りを模
式的に示した説明図、第９図は本発明の継ぎ撮り
の記録一時停止解除後のタイミング図である。 ３，１５……ローパスフイルタ（LPF）、４…
…平衡変調器（Ｂ・Ｍ）、６，７……同調増幅回
路、８，９……検波整流回路、１０……比較回
路、１１……反転回路、１２……アナログスイツ
チ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 映像信号を回転磁気ヘツドを用いて、磁気テ
   ープ上に傾斜した不連続の記録トラツク群として
   記録する記録時に４種類の周波数が異なるパイロ
   ツト信号を１フイールド毎に順次繰返して映像信
   号に重畳させて記録し、再生時は、再生すべき記
   録トラツクに対して、前後に隣接する記録トラツ
   クからクロストーク信号を取り出し、このクロス
   トーク信号を各々検波整流せしめ、この変換レベ
   ル差に応じたトラツキング信号を用いて、記録ト
   ラツクと再生磁気ヘツドの再生走査軌跡との相対
   位置制御を行なう磁気記録再生装置において、記
   録一時停止操作が受付けられると、その後、前記
   ４種類のパイロツト信号の内のいずれか１つであ
   る第１のパイロツト信号が重畳されたトラツクを
   記録するまで記録モードとし、次に再生モードと
   しテープを逆転移送させ、前記４種類のパイロツ
   ト信号の内のいずれか１つである第２のパイロツ
   ト信号を同調して得るパルス数が所定の値Ｎ（整
   数）になつた後に停止モードとし、さらに記録一
   時停止解除操作が受付けられると、トラツキング
   サーボをかけるため再生モードとなし、前記第２
   のパイロツト信号を同調して得るパルス数が所定
   の値Ｎになつた後で、かつ前記第１のパイロツト
   信号の次の順序で記録されるパイロツト信号が重
   畳されて記録されるべきトラツクの記録開始と同
   時に前記再生モードから記録モードとして記録を
   再開することを特徴とする磁気記録再生装置の継
   ぎ撮り方法。