JPH0512753Y2 - - Google Patents

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JPH0512753Y2
JPH0512753Y2 JP1986149702U JP14970286U JPH0512753Y2 JP H0512753 Y2 JPH0512753 Y2 JP H0512753Y2 JP 1986149702 U JP1986149702 U JP 1986149702U JP 14970286 U JP14970286 U JP 14970286U JP H0512753 Y2 JPH0512753 Y2 JP H0512753Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はレーザビーム等の光ビームの平行度を
測定する光ビームの平行度測定装置に関する。こ
こで、平行度とは2つのビームが平行という意味
ではなく、1本のビームが発散や集束をせず平行
という意味である。
(従来の技術) 例えば、半導体レーザから出射される光を平行
ビームに変えるには第12図に示すような構成を
用いる。半導体レーザ1から出射された光は、コ
リメータレンズ2によつて平行光に変えられる。
しかしながら、コリメータレンズ2を出射した光
が平行ビームであるかどうかを測定するのは、困
難なことである。従来の平行度測定法は、第12
図に示すようにコリメータレンズ2からl1だけ離
れたところに第1のスクリーン3を、l2だけ離れ
たところに第2のスクリーン4を配置し、これら
スクリーン3,4につくられるスポツト径を測定
してその径で光ビームの平行度を測定していた。
今、コリメータレンズ2から第1のスクリーン
3までのビームを取出したものを第13図に示
す。D0,D1はそれぞれの位置におけるスポツト
径、Δθは拡がり角である。
平行光線は、 2Δθ=1.22λ/D …(1) λ;波長、D;スポツト径 で拡がるので、 D1=D0+2l1tanΔθ …(2) D2=D0+2l2tanΔθ …(3) が成り立つ。これから D2=D1+2tanΔθ(l2−l1) …(4) (4)式により第1及び第2のスクリーン間の光ビ
ームの平行度を測定することができる。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の平行測定の場合、スポツト径を測定する
ためのテレビカメラが必要になる。しかもコリメ
ータレンズとスクリーン間の距離を正確に測定す
る必要があるため装置が複雑化し高価なものとな
つていた。更に、従来の方式では装置の構成上実
時間(リアルタイム)で測定することが不可能で
あつた。
本考案はこのような点に鑑みてなされたもので
あつて、その目的は、簡単な構成で且つリアルタ
イムで光ビームの平行度を測定することのできる
光ビームの平行度測定装置を実現することを目的
としている。
(問題点を解決するための手段) 前記した問題点を解決する本考案は、入射光の
光軸に対してほぼ垂直に平行配置され且つその透
過光量が最大又は最小になるように配置された2
つの回折格子と、該2つの回折格子の透過光を測
定する光検出器とを具備し、前記2つの回折格子
の透過光量を測定することにより入射光の平行度
を測定するようにしたことを特徴とするものであ
る。
(作用) 光ビームの光路に2つの回折格子を配置してこ
れら回折格子の透過光を測定して、光ビームの平
行度を判断する。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す構成ブロツク
図である。図において、11は被測定光の光路に
配された第1の回折格子、12は該第1の回折格
子11と所定距離隔てて配された第2の回折格子
である。これら2つの回折格子は入射光の光軸に
対してほぼ垂直に平行配置され、またその透過光
量が最大又は最小になるように配置されている。
これら回折格子11,12は、例えば透明ガラス
基板上に光を通さない物質(例えばCr)を縞状
に付着させたものである。図に示す実施例では、
第1の回折格子11の明部の後に、第2の回折格
子12の明部がくるように配されている。13は
これら2つの回折格子11,12を透過した光を
測定する光検出器、14は該光検出器13の出力
を増幅する増幅器、15は該増幅器14の出力電
圧を増幅する電圧測定器である。回折格子11,
12、光検出器13及び増幅器14とで平行度セ
ンサ部20を構成する。電圧測定器15として
は、例えば電圧計が用いられる。このように構成
された装置の動作を説明すれば、以下の通りであ
る。
被測定光は図に示すように第1の回折格子11
に入射する。この場合において、被測定光の状態
により回折格子11,12を透過する光量は変化
する。
被測定光が発散光のとき(第2図イ) この時には、第1の回折格子を通過した光のう
ち、斜線で示す分の光は、第2図イに示すように
第2の回折格子12を通過することができない。
従つて、この場合には2つの回折格子の透過光の
光量は減少する。
被測定光が平行光のとき(第2図ロ) この時には、第2図ロに示すように第1の回折
格子11を通過した光は第2の回折格子12を殆
どそのまま通り抜ける。従つて、2つの回折格子
の透過光の光量は減少しない。
被測定光が集束光のとき(第2図ハ) この時には、第1の回折格子を通過した光のう
ち、斜線で示す分の光は、第2図ハに示すように
第2の回折格子12を通過することができない。
従つて、2つの回折格子の透過光の光量は減少す
る。
以上より、被測定光が平行の時に、光検出器1
3の検出信号が最大となる。従つて、電圧測定器
15の読みが最大になるように被測定光を調節す
れば、平行な光ビームを得ることができる。
第3図は本考案による実験結果を示す図であ
る。第4図はこの時の実験回路図である。第4図
に示すように半導体レーザ1の出射光をコリメー
タレンズ2で平行光に変えて平行度センサ20に
入射している。平行度センサ部20からは透過光
量に応じた電圧信号が取出される。そして、半導
体レーザ1のZ方向の移動距離を変えて平行度を
変化させている。
第3図において、横軸はZ方向の移動量を(単
位μm)、縦軸は平行度センサ部20の出力を示
す。ここで、縦軸は最大出力の場合を1として正
規化している。横軸は、出力最大で平行度が最大
の位置を0として、それから左右に+,−で移動
量を示している。最大出力の点から左右に遠ざか
るに従つて、出力が低下し、平行度が低下してい
ることがわかる。
第5図は、本考案に用いる格子の形状を示して
いる。上述の実施例では、第1及び第2の回折格
子を用いたが、第6図に示すように、1枚のガラ
スの表と裏にそれぞれ格子を形成すれば回折格子
1つですむ。又、上述の実施例では第1及び第2
の回折格子の明部と明部、暗部と暗部を対応させ
たが、明部と暗部、暗部と明部とを対応させる
と、第7図に示すように被測定光が平行の時に、
光が遮断される。従つて、この場合には光検出器
13の出力が最小の時に被測定光は平行になる。
第8図は本考案の他の実施例を示す構成ブロツ
ク図である。図に示す実施例は被測定光をハーフ
ミラー21で2つに分け、透過光は明と明、暗と
暗とが対応した第1の2重回折格子22に入射さ
せ、反射光は明と暗、暗と明とが対応した第2の
2重回折格子23に入射させる。そして、各2重
回折格子22,23の透過光を光検出器24,2
5で電気信号に変換する。光検出器24,25の
出力はアンプ26,27を介して差動アンプ28
に入り、該差動アンプから透過光の検出信号が取
出される。本考案によれば、検出信号に重畳され
ているDCオフセツト分(光検出器25の出力)
が差動アンプ28で差し引かれるので、光検出信
号(差動アンプ28の出力)は第9図に示すよう
にオフセツトのないものとなり、より安定な出力
を得ることができる。
上述の実施例では回折格子として透過型のもの
を用いたが、第10図に示すように反射面と反射
しない面とで構成された反射型の回折格子31,
32を対向して配置し、第2の反射型回折格子3
2の反射光を光検出器33に導くようにしてもよ
い。又、反射型回折格子と透過型回折格子を組合
せてもよい。
第11図は本考案の他の実施例を示す構成ブロ
ツク図である。図に示す実施例は、透過型回折格
子41とミラー42とを組合せ、回折格子41に
入射した被測定光はミラー42で反射して再び回
折格子41に入射する。回折格子41を透過した
光は光検出器43に入る。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、
2重の回折格子を透過した被測定光の最大値又は
最小値により、光ビームの平行度を簡単な構成で
且つリアルタイムで測定することができる光ビー
ムの平行度測定装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成ブロツク
図、第2図は被測定光の入射状態を示す図、第3
図は実験結果を示す図、第4図は実験回路を示す
図、第5図は回折格子の模様を示す図、第6図は
回折格子の形状例を示す図、第7図、第8図は他
の実施例を示す構成ブロツク図、第9図は第8図
に示す回路の出力特性を示す図、第10図、第1
1図は本考案の他の実施例を示す構成図、第12
図は従来装置の構成例を示す図、第13図はその
一部拡大図である。 1……半導体レーザ、2……コリメータレン
ズ、3,4……スクリーン、11,12,31,
32,41……回折格子、13,24,25,3
3,43……光検出器、14,26,27……ア
ンプ、15……電圧測定器、21……ハーフミラ
ー、28……差動アンプ、42……ミラー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 入射光の光軸に対してほぼ垂直に平行配置さ
    れ且つその透過光量が最大又は最小になるよう
    に配置された2つの回折格子と、該2つの回折
    格子の透過光を測定する光検出器とを具備し、
    前記2つの回折格子の透過光量を測定すること
    により入射光の平行度を測定するようにしたこ
    とを特徴とする光ビームの平行度測定装置。 (2) 前記回折格子として反射型回折格子を用いた
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の光ビームの平行度測定装置。
JP1986149702U 1986-09-30 1986-09-30 Expired - Lifetime JPH0512753Y2 (ja)

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JPH0632605Y2 (ja) * 1988-12-23 1994-08-24 横河電機株式会社 平行光束の平行度測定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5983116A (ja) * 1982-11-02 1984-05-14 Olympus Optical Co Ltd 光学系の調整装置

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