JPH05127458A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05127458A
JPH05127458A JP3315502A JP31550291A JPH05127458A JP H05127458 A JPH05127458 A JP H05127458A JP 3315502 A JP3315502 A JP 3315502A JP 31550291 A JP31550291 A JP 31550291A JP H05127458 A JPH05127458 A JP H05127458A
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JP3315502A
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Hiroaki Miyake
博章 三宅
Shinichi Sasaki
新一 佐々木
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 像担持体3とこれに当接の接触転写部材15
との間に転写材Pを導入通過させて転写材の第1面に対
する印字を行なわせ、該第1面印字済みの転写材を第1
面・第2面反転させて再び上記の像担持体と転写部材と
の間に導入通過させて転写材の第2面に対する印字を行
なわせる両面印字機能をもつ画像形成装置において、第
2面印字処理における転写材のカールぐせや乾燥による
像担持体からの除電分離性の悪化に起因する、画像性や
転写材搬送性のトラブルを除去して装置の性能・信頼性
を向上させること。 【構成】 像担持体3と転写部材15との当接位置が、
転写材Pの第1面印字実行時の第1位置Aと、第2面印
字実行時の、上記第1位置Aとは異なる第2位置Bとを
有し、該第1と第2の位置変更により第1面と第2面の
印字実行時で像担持体と接触転写部材との間を出る転写
材Pの排出角度を異ならせたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は両面印字機能をもつ画像
形成装置に関する。
【0002】より詳しくは、像担持体とこれに当接の接
触転写部材との間に転写材を導入通過させて転写材の第
1面に対する印字を行なわせ、該第1面印字済みの転写
材を第1面・第2面反転させて再び上記の像担持体と接
触転写部材との間に導入通過させて転写材の第2面に対
する印字を行なわせる、両面印字機能をもつ複写機・レ
ーザービームプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0003】
【従来の技術】上記のような画像形成装置において、像
担持体は、例えば回転駆動される電子写真感光体ドラム
・静電記録誘電体ドラム・磁気記録磁性体ドラム等であ
り(以下総称して、感光体ドラムと記す)、この感光体
ドラムに対して電子写真プロセス・静電記録プロセス・
磁気記録プロセスなどの適宜の作像プロセスにより目的
の画像情報の可転写画像(以下、トナー像と記す)が形
成される。
【0004】接触転写部材は、例えば、回転する転写ロ
ーラ・転写ベルト・転写ドラム等であり(以下総称し
て、転写ローラと記す)、上記感光体ドラムと該転写ロ
ーラとの当接部(転写部位)に転写材を導入通過させる
ことで、転写ローラによる感光体ドラムに対する転写材
押圧力と、転写ローラに印加した転写バイアスにより、
感光体ドラム面側の形成担持トナー像が転写材面側に転
移して転写材面に対する印字(トナー像転写)がなされ
る。転写ローラは通常スポンジ状の弾性ローラが用いら
れ、感光体ドラムとの当接ニップ幅は通常2〜3mmに
設定される。
【0005】片面印字(片面プリント)モードの場合
は、転写部位を通過して第1面に印字を受けた転写材
が、感光体ドラム面から分離され、定着器へ導入されて
像定着処理を受け、片面印字物として排紙部へ出力され
る。
【0006】両面印字(両面プリント)モードの場合
は、上記定着器を出た第1面印字済みの転写材が、前記
転写部位への再搬送経路へ導入されて該経路中の反転部
で第1面・第2面反転処理されてから前記転写部位へ再
導入され、該転写材の第2面に対して感光体ドラム面に
形成担持の第2面用トナー像が転移して第2面印字がな
される。第2面印字を受けて転写部位を通過した転写材
は感光体ドラム面から分離され定着器へ導入されて第2
面印字についての像定着処理を受け、両面印字物として
排紙部へ出力される。
【0007】従来のこの種の画像形成装置において、感
光体ドラムに対する転写ローラの当接配設位置は片面印
字モード・両面印字モードに関係なく予め設定した一定
位置に固定されたもので、感光体ドラムと転写ローラの
転写材の排出角度は一定だった。その排出角度は、給紙
部から給紙されて転写部位に導入され第1面印字を受け
て転写部位を出た転写材が定着器に突入するまでの間
に、該転写材を感光体ドラム面から除電分離させる除電
手段としての除電針に引っかかったり、未定着の転写材
印字面が例えばプロセスカートリッジのドラムシャッタ
ー等に接触干渉してこすられて画像が乱されたりしない
ような角度に設定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
(1)両面印字モードの場合、第2面印字のために転写
部位へ再導入される第1面印字済み転写材は、既に一度
定着器を通って熱圧作用を受けて、また反転経路を通る
ことで、カールがついたものとなる。
【0009】そこで、転写材再搬送経路にはカール取り
手段を設けて転写材のカール取りを行なうが、それでも
第1面印字時に給紙部から転写部位へ給送される印字前
の転写材とは違い、大なり小なりカールが残った状態で
転写部位へ再搬送導入される。通常そのカールは転写材
の第2面において上カールとなる。
【0010】そのためその残留カールに起因して、第2
面印字のために転写部位へ再導入され第2面印字を受け
て転写部位を出る転写材は、第1面印字時と同様の感光
体ドラムと転写ローラの排出角度では排出されないた
め、該転写材は定着器へ至る経路において、上カールの
転写材第2面が例えばプロセスカートリッジのドラムシ
ャッター等に接触干渉してこすれて画像が乱されたり、
転写材先端が定着器入口ガイドに引っかかりやすくなり
定着器入口部での紙づまり(ジャム)を生じたりするト
ラブルを発生しやすかった。
【0011】(2)第1面印字済みの転写材は一度定着
器を通ったことで乾燥して抵抗値が印字前の転写材より
も大きくなる。そのため、該第1面印字済み転写材が第
2面印字のために転写位置へ再導入されて転写位置を通
過した後、該転写材を除電針等の除電手段で除電して感
光体ドラム面から分離させる工程において、転写材除電
が充分にできず転写材の感光体ドラム面からの分離性が
悪化する。
【0012】その結果、転写部位を出る第2面印字(転
写)後の転写材は、感光体ドラムと転写ローラの排出角
度では排出されずに、それよりもやや上向きに排出され
るために、前記(1)のカールによる場合と同様に、転
写材第2面がプロセスカートリッジのドラムシャッター
等の面に干渉接触して第2面の未定着トナー像がこすれ
て乱されたり、定着器入口部での紙づまりを生じやすく
なる。
【0013】この現象は特に印字率の小さい画像パター
ンの方が発生しやすい。理由としてはハーフトーンのよ
うな画像はトナーが導電体となり感光体ドラムと転写材
との静電吸着がトナーの介在により弱められるためであ
る。
【0014】即ち上記のような両面印字機能を持つ従来
の画像形成装置においては転写材の第2面印字処理にお
いて、画像性や転写材搬送性に不安定な要因が多かっ
た。
【0015】本発明は転写材の第2面印字処理における
上記のような画像性や転写材搬送性のトラブルを除去し
て、この種の画像形成装置の性能・信頼性を向上させる
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置である。
【0017】(1)像担持体とこれに当接の接触転写部
材との間に転写材を導入通過させて転写材の第1面に対
する印字を行なわせ、該第1面印字済みの転写材を第1
面・第2面反転させて再び上記の像担持体と接触転写部
材との間に導入通過させて転写材の第2面に対する印字
を行なわせる両面印字機能をもつ画像形成装置におい
て、像担持体と接触転写部材との当接位置が、転写材の
第1面印字実行時の第1位置と、第2面印字実行時の、
上記第1位置とは異なる第2位置とを有し、該第1と第
2の位置変更により第1面印字実行時と第2面印字実行
時とで像担持体と接触転写部材との間を出る転写材の排
出角度を異ならせたことを特徴とする画像形成装置。
【0018】(2)第1位置よりも第2位置の方が転写
材搬送方向上流側であることを特徴とする(1)記載の
画像形成装置。
【0019】(3)像担持体に対して単一の接触転写部
材を転写材搬送方向に位置移動可能となし、転写材の第
1面印字実行時と第2面印字実行時とで該接触転写部材
を位置移動させて像担持体に対する接触転写部材の当接
位置を第1位置又は第2位置に切り換えることを特徴と
する(1)記載の画像形成装置。
【0020】(4)像担持体に対して選択的に当接する
複数個の接触転写部材を備え、転写材の第1面印字実行
時と第2面印字実行時とで像担持体に対して当接させる
接触転写部材を切り換えさせて像担持体に対する接触転
写部材の当接位置を第1位置又は第2位置に切り換える
ことを特徴とする(1)記載の画像形成装置。
【0021】(5)像担持体は回転体であり、接触転写
部材は転写ローラであることを特徴とする(1)記載の
画像形成装置。
【0022】
【作用】両面印字モードにおける第2面印字処理のとき
には、像担持体と転写部材との当接位置を第1面印字処
理時の第1位置とは異なる第2位置にし、その第2位置
を該位置における像担持体と転写部材の転写材排出角度
が、第2面印字転写材のカールぐせや乾燥による像担持
体面からの除電分離性の悪化があっても、転写位置を出
て像担持体面から分離して定着手段へ搬送されるまでの
間に第2面印字転写材の第2面が他部材に干渉接触せ
ず、また定着装置入口部に引っかかりを生じることなく
搬送進行していく排出角度を得る位置に設定することに
より、前述問題の、第2面印字処理における画像性や転
写材搬送性のトラブルを回避することができ、両面印字
モードの性能・信頼性を向上させることができる。
【0023】
【実施例】
<実施例1>(図1・図2) 図1は本発明に従う画像形成装置の一例の概略構成図、
図2は要部の拡大図である。本例の画像形成装置は電子
写真プロセス利用のプロセスカートリッジ着脱式のレー
ザービームプリンタである。
【0024】1はプリンタの総括符号、2はこのプリン
タ内に着脱自在のプロセスカートリッジであり、本例の
場合は像担持体としての電子写真感光体ドラム3、帯電
装置4、現像装置5、クリーニング装置6の4つの作像
プロセス機器を内包させている。
【0025】2Aはプロセスカートリッジ2の下面側に
設けた可動のドラムシャッターであり、カートリッジ2
がプリンタ本体から外されているときはカートリッジ下
面の感光体ドラム下面露出開口をふさいだ閉じ位置に位
置させて感光体ドラム下面を防護する。このドラムシャ
ッター2Aは、カートリッジ2をプリンタ本体内に装着
するときは手動で開き位置にし、またはカートリッジ2
のプリンタ本体内への挿入過程で挿入に連動して自動的
に開き位置に移動される。
【0026】カートリッジ2がプリンタ本体内に所定に
装着されると、プリンタ本体とカートリッジ2は機械的
・電気的にカップリング状態となり、感光体ドラム3の
下面とプリンタ本体側の転写ローラ15は当接状態にな
り、プリンタは作動可能状態になる。開き移動したドラ
ムシャッター2Aは感光体ドラム3と転写ローラ15の
当接部よりも転写材搬送方向下流側のカートリッジ下面
部に存在している。
【0027】プリントスタート信号に基いて感光体ドラ
ム3が矢示の時計方向に所定の周速度(プロセススピー
ド)をもって回転駆動され、その回転感光体ドラム3面
が帯電装置4により所定の極性・電位に一様に帯電処理
される。
【0028】その回転感光体ドラム3の帯電処理面に対
して、レーザースキャナ7から出力される、目的画像情
報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調された
レーザー光Lによる走査露光がなされて、感光体ドラム
3面に目的画像情報の静電潜像が形成されていく。7a
はレーザー光反射鏡である。その潜像は現像装置5によ
りトナー像として現像されていく。
【0029】一方、第1又は第2の給紙カセット8又は
9から給紙手段10又は11の作動により転写材Pが1
枚宛給紙されてシートパス12又は13を通ってレジス
トローラ対14へ至り、このレジストローラ対14で斜
行取りされ、また所定のタイミングをもって感光体ドラ
ム3と転写ローラ15との当接ニップ部(転写部位)1
6へ給送される。
【0030】給送転写材Pは転写部位16を通過する過
程で、転写ローラ15による感光体ドラム3に対する押
圧力と、転写ローラ15に印加した転写バイアスによ
り、感光体ドラム3面の形成担持トナー像の印字(転
写)を第1面に受ける。
【0031】感光体ドラム3と転写ローラ15の当接ニ
ップ部である転写部位16を出た転写材は除電針17で
除電されて感光体ドラム3面から分離し、ガイド18を
通って熱ローラ定着装置19へ導入される。
【0032】転写材分離後の感光体ドラム3面はクリー
ニング装置6により転写残りトナー等の残留付着物の除
去を受け、またイレーサランプ20による全面露光を受
けて除電を受け、繰り返して画像形成に供される。
【0033】定着装置19で像定着を受けた第1面印字
済みの転写材は、片面印字モードのときは、実線示の第
1切換え姿勢状態の第1フラッパ21の上面側を通って
上方へ向う排紙シートパス22へ入り、排紙ローラ23
によりプリンタ上面の排紙トレイ24上に片面印字物P
1としてフェースダウンで出力される。
【0034】両面印字モードのときは、第1フラッパ2
1が破線示の第2切換え姿勢状態に切換えられていて、
定着装置19を出た第1面印字済みの転写材が該第1フ
ラッパ21の下面側を通って、前記転写部位16への再
搬送シートパス25へ導入され、カール取り手段を兼ね
た搬送ローラ26・27を順次通り、破線示の第1切換
え姿勢に保たれた第2フラッパ28の下を通り、反転ガ
イド部(スイッチバック通路)29へ入っていく。
【0035】30は反転ガイド部29の反転ローラであ
り、搬送ローラ27から反転ガイド部29内への導入時
は正転駆動されていて転写材が反転ガイド部29内へ引
き込み搬送される。その引き込み搬送された転写材が、
その後端が第2フラッパ28の下を抜けて該フラッパ2
8の動作を妨げない位置となった所定の位置に至ると、
反転ローラ30の正転駆動が停止される。
【0036】このとき反転ガイド29内へ引き込み搬送
された転写材Pの先端側は転写材サイズにより、反転ガ
イド部29中または外に一部を露出し、転写材はプリン
タ1の設置されている床面からは十分に離れて停止して
いる。そして転写材は給紙カセット8・9の下方にあ
り、一部が反転ガイド部29から露出したときにも、操
作者から目視されにくい。従って、誤って抜きとられる
ことがない。
【0037】次に、第2フラッパ28が実線示の第2姿
勢に切換わり、反転ローラ30が一定時間停止した後に
逆転駆動される。反転ローラ30の逆転駆動により反転
ガイド部29内の転写材が、その後端側が先となって反
転ガイド部29内から引き出し搬送されて、実線示の第
2姿勢に切換えられている第2フラッパ28の上面側に
沿って上方へ案内され、シートパス31・搬送ローラ対
32を通ってレジストローラ対14へ搬送され、このレ
ジストローラ対14で斜行取りされ、また所定のタイミ
ングをもって感光体ドラム3と転写ローラ15との当接
ニップ部である転写部位16へ再給送される。
【0038】この再給送転写材は反転ガイド部29を経
由したことで転写部位16においては既に印字済みの第
1面側が下向きで、第2面側が上向きの状態で給送され
る。従って、転写材の第2面に対して感光体ドラム3面
に形成担持させた第2面用のトナー像が転移して第2面
印字がなされる。
【0039】以後は片面印字モードの場合と同様に、除
電針17による除電を受けて転写材が感光体ドラム3面
から分離され、ガイド18→定着装置19→第1切換え
姿勢の第1フラッパ21の上面側→シートパス22→排
紙ローラ23の経路でトレイ24上に両面印字物P2と
して出力される。
【0040】転写ローラ15は、図2に示したように、
その両端側芯金部15aを保持部材40に回転自由に保
持させ、かつ押圧ばね41で上方へ押し上げ付勢させて
ローラ部を感光体ドラム3面に所定の当接圧(通常、
1.4kgくらい)をもって圧接させてある。
【0041】転写ローラ保持部材40は不動の案内部材
(本体ブロック)42の案内面42aに沿って転写材搬
送方向にスライド移動自由に受けさせてある。この場
合、案内部材42の案内面42aと、これに当接する転
写ローラ保持部材40の下面は感光体ドラム3と同心の
円弧面にして転写ローラ保持部材40がスライド移動で
位置変更されても感光体ドラム3に対する転写ローラ1
5の当接圧は一定に保たれるようにしてある。
【0042】43・44は転写ローラ保持部材40のス
ライド移動部材としての引っ張りばねと電磁ソレノイド
−プランジャ装置(SL装置)である。SL装置44に
対する通電オフのときは転写ローラ保持部材40はばね
43の引っ張り力により除電針17寄りへ引っ張り移動
されてストッパ42bに受止められた実線示の第1のス
ライド位置に保持されている。このときの感光体ドラム
3と転写ローラ15との当接位置Aを第1当接位置とす
る。
【0043】この状態においてSL装置44に通電がな
されるとプランジャ44aがソレノイド44b内へ引込
み動作して、転写ローラ保持部材40が引っ張りばね4
3に抗して転写材搬送方向上流側にスライド移動して2
点鎖線示の第2のスライド位置に保持される。このとき
の感光体ドラム3と転写ローラ15との当接位置Bを第
2当接位置とする。この第2当接位置Bは第1当接位置
Aよりも転写材搬送方向上流側である。
【0044】即ち、SL装置44のオン・オフ制御によ
り感光体ドラム3と転写ローラ15との当接位置(転写
部位)が、SL装置44のオフ時は第1位置Aに、オン
時は第2位置Bに切り換えられる。
【0045】(1)而して、片面印字モードのときは、
SL装置44をオフに保ち、感光体ドラム3と転写ロー
ラ15との当接位置を第1位置Aに保って印字動作を実
行させる。
【0046】この第1当接位置Aは、従来と同様に、該
位置において感光体ドラム3と転写ローラ15の転写材
排出角度が、給紙部から給紙されて転写部位16に導入
され第1面印字を受けて転写部位16を出た転写材が定
着装置19に突入するまでの間において該転写材が感光
体ドラム3面から除電分離させる除電手段としての除電
針17に引っかかったり、未定着の転写材印字面がプロ
セスカートリッジ2のドラムシャッター2A等に接触干
渉してこすれて画像が乱されたりしないような転写材排
出角度を得る位置に設定される。
【0047】(2)両面印字モードのときは、第1面印
字動作中は上記片面印字モードのときと同様にSL装置
44をオフに保ち、感光体ドラム3と転写ローラ15と
の当接位置を第1位置Aに保って転写材の第1面に対す
る印字を実行させる。
【0048】そして第2面印字動作時にはSL装置44
をオンにして感光体ドラム3と転写ローラ15との当接
位置を第2位置Bに切り換えた状態にして転写材の第2
面に対する印字を実行させる。
【0049】このように感光体ドラム3と転写ローラ1
5との当接位置を第2位置Bへ変更させることにより感
光体ドラム3と転写ローラ15の転写材排出角度を前記
第1位置Aのときよりも下向きに設定することができ
る。
【0050】そこでその第2位置Bを、第2面印字転写
材の前述のカールぐせや乾燥による感光体面からの除電
分離性の悪化があっても、転写部位16を出て感光体ド
ラム3面から分離して搬送される第2面印字済み転写材
の第2面がドラムシャッター2A等に干渉接触をせず、
また定着装置19の入口ガイド19aに引かかりを生じ
ることなく搬送進行していく排出角度(第1位置Aのと
きとは異なる排出角度)を得る位置に設定する。
【0051】これにより、前述問題の第2面印字処理に
おける画像性や転写材搬送性のトラブルを回避すること
ができ、プリンタの両面印字モードの性能・信頼性を向
上させることができた。
【0052】通常の連続両面印字の場合、1枚目転写材
の第1面印字→第2面印字、2枚目転写材の第1面印字
→第2面印字・・・・と印字動作を繰り返すので、その
繰り返し毎にSL装置44を繰り返しオン・オフ制御さ
せて、第1面印字時は感光体ドラム3と転写ローラ15
との当接位置を第1位置Aに、第2面印字時は第2位置
Bに交互に切り換え制御させる。
【0053】<実施例2>(図3・図4) 本実施例は転写ローラとして第1と第2の2個の転写ロ
ーラを具備させて両面印字モードでの第1面印字時は第
1の転写ローラを感光ドラムに当接させて第1面印字を
実行させ、第2面印字時は第2の転写ローラを感光体ド
ラムに当接させて第2面印字を実行させるようにしたも
のである。
【0054】図3・図4において、15A・15Bは転
写材搬送方向に近接して順次に配列した第1と第2の2
個の転写ローラであり、転写材搬送方向下流側の転写ロ
ーラ15Aを第1の転写ローラ、上流側の転写ローラ1
5Bを第2の転写ローラとする。この第1と第2の転写
ローラ15A・15Bはそれぞれ転写ローラ芯金15a
・15aの両端部を軸受部材50・50に回転自由に支
承させてあり、それらの軸受部材50・50は共通の軸
受保持台51に上下方向にスライド移動自由に抜け止め
して保持させてある。また各軸受部材50・50は押し
上げばね52・52で常時上方へスライド移動付勢させ
てある。軸受保持台51は支軸53を中心に時計方向・
反時計方向に回動揺動自由であり、その時計方向又は反
時計方向への揺動駆動は例えば正逆転パルスモータ53
でなされる。
【0055】(1)而して、片面印字モードのときは、
軸受保持台51を支軸52を中心に時計方向に回動駆動
させて図3のように第1のストッパ部材55に受止めら
れて位置決めされた状態に保たせる。この状態において
は第1の転写ローラ15Aが感光体ドラム3面に当接
し、第2の転写ローラ15Bは感光体ドラム3面から逃
げ離れた状態に保たれる。
【0056】この感光体ドラム3と第1の転写ローラ1
5Aの当接位置Aを第1位置とし、この第1位置Aを保
たせて片面印字を実行させる。
【0057】(2)両面印字モードのときは、第1面印
字動作中は上記片面印字モードのときと同様に第1の転
写ローラ15Aを感光体ドラム3に当接させた状態を保
たせて転写材の第1面に対する印字を実行させる。
【0058】そして第2面印字動作時には軸受保持台5
1を支軸52を中心に逆に反時計方向に回動駆動させて
図4のように第2のストッパ部材56に受止められて位
置決めされた状態に保たせる。この状態においては第2
の転写ローラ15Bが感光体ドラム3面に当接し、第1
の転写ローラ15Aは感光体ドラム3面から逃げ離れた
状態に保たれる。
【0059】この感光体ドラム3と第2転写ローラ15
Bの当接位置Bを第2位置とする。この第2当接位置B
は第1当接位置Aよりも転写材搬送方向上流側である。
【0060】第2面印字はこのように転写ローラを第2
転写ローラ15Bに切り換えた図4の状態で実行させ
る。
【0061】而して、前述実施例1の場合と同様に、第
1当接位置Aと第2当接位置Bを、その各位置における
感光体ドラム3と転写ローラ15A又は15Bの転写材
排出角度が夫々所定の角度となる位置に設定すること
で、実施例1と同様に第2面印字処理における画像性や
転写材搬送性のトラブルを回避することができ、プリン
タの両面印字モードの性能・信頼性を向上させることが
できた。
【0062】<その他>転写ローラに対して感光ドラム
を位置移動させて両者の第1・第2の当接位置A・Bを
変更切り換えする構成とすることもできる。この場合、
レーザービームプリンタの場合はレーザースキャナユニ
ット7も同時に動かし、光路長を変えないようにする。
【0063】第2面印字時に感光体ドラム3と転写ロー
ラ15(15B)との当接部(転写部位)を出て感光ド
ラム3から分離して定着装置19へ搬送される転写材を
第1面側からバキュームで吸引して未定着トナー像を担
持している転写材の第2面がドラムシャッター2A等に
接触しないように吸引作用を与えるのもよい。
【0064】図示の実施例は感光体ドラム3の下面部に
対して転写ローラ15・15A・15Bを当接させて配
置した場合であるが、他の配置構成の画像形成装置の場
合はその特性にあわせて第2面印字時における転写ロー
ラの感光ドラムに対する当接位置Bを適切に決定する。
【0065】作像プロセスは実施例の電子写真プロセス
に限られるものではない。またプロセスカートリッジ着
脱式に限定されるものでもない。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明に依れば、両面印字
機能を有する画像形成装置において従来問題の、第2面
印字処理における画像性や転写材搬送性のトラブルを回
避することができ、装置の性能・信頼性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従う画像形成装置の一例(レーザー
ビームプリンタ)の概略構成図
【図2】 要部の拡大図
【図3】 第2の実施例装置において第1の転写ローラ
が感光ドラムに切り換え当接されている状態図
【図4】 第2の転写ローラが切り換え当接されている
状態図
【符号の説明】
1 像担持体としての感光ドラム 15・15A・15B 接触転写部材としての転写ロ
ーラ A・B 感光体ドラムと転写ローラの第1と第2の当
接位置 P 転写材 40・42〜44 当接位置A・Bの切り換え手段 51・53〜56 当接位置A・Bの切り換え手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体とこれに当接の接触転写部材と
    の間に転写材を導入通過させて転写材の第1面に対する
    印字を行なわせ、該第1面印字済みの転写材を第1面・
    第2面反転させて再び上記の像担持体と接触転写部材と
    の間に導入通過させて転写材の第2面に対する印字を行
    なわせる両面印字機能をもつ画像形成装置において、 像担持体と接触転写部材との当接位置が、転写材の第1
    面印字実行時の第1位置と、第2面印字実行時の、上記
    第1位置とは異なる第2位置とを有し、該第1と第2の
    位置変更により第1面印字実行時と第2面印字実行時と
    で像担持体と接触転写部材との間を出る転写材の排出角
    度を異ならせたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 第1位置よりも第2位置の方が転写材搬
    送方向上流側であることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体に対して単一の接触転写部材を
    転写材搬送方向に位置移動可能となし、転写材の第1面
    印字実行時と第2面印字実行時とで該接触転写部材を位
    置移動させて像担持体に対する接触転写部材の当接位置
    を第1位置又は第2位置に切り換えることを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体に対して選択的に当接する複数
    個の接触転写部材を備え、転写材の第1面印字実行時と
    第2面印字実行時とで像担持体に対して当接させる接触
    転写部材を切り換えさせて像担持体に対する接触転写部
    材の当接位置を第1位置又は第2位置に切り換えること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像担持体は回転体であり、接触転写部材
    は転写ローラであることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7606507B2 (en) 2006-07-18 2009-10-20 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus
US8059980B2 (en) * 2008-04-11 2011-11-15 Kyocera Mita Corporation Image forming apparatus with improved transfer roller
JP2014235223A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2015228003A (ja) * 2014-06-03 2015-12-17 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

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