JPH05126475A - 加熱炉の炉圧制御方法 - Google Patents
加熱炉の炉圧制御方法Info
- Publication number
- JPH05126475A JPH05126475A JP31740491A JP31740491A JPH05126475A JP H05126475 A JPH05126475 A JP H05126475A JP 31740491 A JP31740491 A JP 31740491A JP 31740491 A JP31740491 A JP 31740491A JP H05126475 A JPH05126475 A JP H05126475A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper
- opening
- furnace
- auxiliary
- main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Air Supply (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
においても、効果的に炉内圧を制御し得る加熱炉の炉圧
制御方法を提供する。 【構成】 煙道4内に主ダンパー5aと補助ダンパー5
bを直列に配置し、補助ダンパーは主ダンパーよりも開
き勝手方向で開度差が15〜20%の範囲で作動し、補
助ダンパーとの開度差が15%を切った時点で補助ダン
パーは開口を始めて開度差が20%に達すればその開口
を停止し、また開度差が20%以上になった時点で補助
ダンパーは閉鎖を始めて開度差が15%に達した時点で
閉鎖を停止するように作動して炉圧制御を行う。 【効果】 特に低燃焼負荷領域において、主ダンパーに
かかる制御負荷を軽減して炉圧制御精度の向上と、過剰
な侵入空気量を減少して燃料費の低減を図る。
Description
燃焼負荷時においても効果的に炉内圧を制御し得る加熱
炉の炉圧制御方法に関する。
熱炉では、炉の高燃焼負荷時には比較的に炉圧制御は容
易であったが、全燃焼負荷範囲あるいは低燃焼負荷時の
炉圧制御はその操作が難しく、従ってこれら操作を改善
あるいは容易にするために種々の提案がなされている。
いては、加熱炉の上下部帯のガス流動状態を均一にする
ことを目的として、炉装入側天井部と側壁下部に排ガス
排気用開口を設け、これら開口につながる排気煙道の一
方に偏流防止/炉圧制御用第1ダンパーと、これらの集
合煙道に炉圧制御用第2ダンパーを設け、2本の排気煙
道の排ガス流量が所定の比率になるように第1ダンパー
で炉圧制御を行い、第2ダンパーにて全体の制御を行う
炉圧制御方法が提案されている。
低燃焼負荷時の炉圧制御性向上について考慮された技術
ではなく、従って燃焼負荷が0〜60%程度の範囲で
は、第1ダンパーの開度を一定に保持し、第2ダンパー
のみにより炉圧制御を行うものであり、低排ガス流量時
にもきめ細かい炉圧制御が行える技術ではない。また逆
に燃焼量の範囲を限定していることが、上記目的に対し
ては大きな欠点となる。
おいても効果的に炉内圧を制御し得る加熱炉の炉圧制御
方法を提供する。
ス煙道中に主ダンパーと補助ダンパーを直列に配置し、
補助ダンパーは主ダンパーよりも常に開き勝手方向でそ
の開度差が15〜20%の範囲で主ダンパーに連動して
作動するように設定し、燃焼負荷が増加する場合は、先
ず主ダンパーが開口を始め、補助ダンパーとの開度差が
15%を切った時点で補助ダンパーは所定の速度で開口
を始め、主ダンパーとの開度差が20%に達すれば補助
ダンパーはその開口を停止し、逆に燃焼負荷が減少する
場合は、主ダンパーの閉鎖開始とともに補助ダンパーと
の開度差が20%以上になった時点で補助ダンパーは所
定の速度で閉鎖を始め、主ダンパーとの開度差が15%
に達した時点で補助ダンパーは閉鎖を停止するように作
動して炉圧制御を行うことを特徴とする加熱炉の炉圧制
御方法である。
に主,補2連のダンパーが常に連動して作動することに
より、主ダンパーを制御性の良いところで使用するよう
補助ダンパーを追従させる。このようにすれば特に低燃
焼負荷領域において主ダンパーにかかる制御負荷を軽減
でき、炉圧制御精度を向上できる。
御を取り入れることにより炉圧制御に対する相互干渉を
防止でき、急激な燃焼負荷変動に対しても良好な炉圧追
従性を確保する。
圧検出器,発信器,圧力指示調節計を通して送られてく
る炉圧制御信号により動作する。補助ダンパーは主ダン
パーよりも常に開き勝手方向に設定し、かつ主ダンパー
開度と補助ダンパー自身の開度との差により動作が制御
される。
業条件をもとに各々最適に設定することにより、主ダン
パーの制御性を妨げることなく主ダンパーにかかる制御
負荷を軽減し、良好な炉圧追従性を確保して、炉圧制御
精度を向上する。
も低くならないようにした理由は、制御の主体は主ダン
パーであり、補助ダンパーの開度が主ダンパーよりも小
さくなると、主ダンパーによる炉圧制御を妨げることに
なるからでなる。
最低15%としたのは、炉が高負荷状態へ移行する場
合,すなわち主ダンパーが開方向に向かう場合に主ダン
パーと補助ダンパーの開度が逆転しない為の余裕代であ
り、主ダンパーの負荷変動に対する追随制御性がにより
差はあるが、最低15%とすれば急激な負荷変動に対し
ても開度が逆転することなく充分補助ダンパーが追従す
る。
を最高20%としたのは、補助ダンパーはあくまで主ダ
ンパーの制御を補助するものであり、双方のダンパーの
制御範囲が極端に低開度あるいは高開度にならないよう
に、開度差の最高を20%とした。
概ね主ダンパーのMV値より求め、主ダンパーを制御性
のよい点で使用できるように補助ダンパーが追従し、低
燃焼時での主,補助ダンパーともに閉鎖方向、高燃焼時
での主,補助ダンパーの開方向への動きとなり、また負
荷変動時でも主,補助ダンパーの開度差により十分変動
分が吸収できる。
る。図1は本発明を実施するに好適な制御の構成を示す
ブロック接続図、図2は図1に示す加熱炉の燃焼負荷変
動に追従するダンパーの作動を説明する図面である。
示左側より装入端1a,均熱帯1b,抽出端1cを形成
し、装入端1aに接続された排ガスの煙道2はレキュペ
レータ3を経由し煙突4に接続される。また煙道2のレ
キュペレータ3と煙突4との間には主ダンパー5aと補
助ダンパー5bが直列に配置される。
付けられ、検出した炉圧は炉圧発信器7から圧力指示調
節器8に入力される。
の開閉に伴う炉圧変動を考慮した学習制御を行い、炉圧
調整用の主ダンパー5aを駆動する電気−油圧変換のE
/H操作器9aに出力する。
パー5aの開度信号が開度指示器10aを介して補助ダ
ンパー5bのE/H操作器9bに入力され、主ダンパー
5aに追従するように制御される。なお10bは補助ダ
ンパー5bの開度指示器である。
動に追従する主および補助ダンパー5a,5bの作動の
一例に付いて説明する。図において、21は炉の燃焼負
荷変動曲線,22は主ダンパー5a,23は補助ダンパ
ー5bの開度を示す曲線である。
ダンパー5bは主ダンパー5aよりも開き勝手方向でそ
の開度差が15〜20%の範囲に維持されており、次い
で負荷の増加とともに先ず主ダンパー5aが開口を始
め、続いて補助ダンパー5bとの開度差が15%を切っ
た時点(A点)で補助ダンパー5bは所定の速度で開口
を始める。
た点(B点)で、補助ダンパー5bはそのまま開口を続
け、主ダンパー5aは閉鎖を始めて、その開度差が20
%に達した時点(C点)で補助ダンパー5b,主ダンパ
ー5aともにその作動を停止する。
ンパー5bの開度はそのままで先ず主ダンパー5aが開
口を始め、その開度差が15%を切った時点(D点)で
再び補助ダンパー5bは所定の速度で開口を始める。
た点(E点)で、上記のパターンと同様に補助ダンパー
5bはそのまま開口を続け、主ダンパー5aは若干閉鎖
方向に作動し、その開度差が20%に達した時点(F
点)で補助ダンパー5b,主ダンパー5aともにその作
動を停止し、開度差をほぼ20%に維持して炉の一定負
荷に追随する。
ず主ダンパー5aの閉鎖開始とともに開度差が20%以
上になった時点(G点)で補助ダンパー5bは所定の速
度で閉鎖を始め、主ダンパー5aとの開度差が15%に
達した時点(H点)で補助ダンパー5bは閉鎖を停止す
る。
た点(I点)を経由し、再び負荷が減少を始めると(J
点)、補助ダンパー5bの開度はそのままで主ダンパー
5aが閉鎖を始め、その開度差が20%に達した時点
(K点)で再び補助ダンパー5bは所定の速度で閉鎖を
始める。
(L点)では、主ダンパー5aの閉鎖とともになお補助
ダンパー5bは閉鎖を続け、開度差が15%に達した時
点(M点)で補助ダンパー5bは閉鎖を停止する。事
後、炉の燃焼負荷がゼロとなれば、両ダンパー5a,5
bとも閉鎖する。
補2連のダンパーが常に連動して作動することにより、
特に低燃焼負荷領域において主ダンパーにかかる制御負
荷を軽減でき、炉圧制御精度を向上することができる。
荷時の本実施例の炉圧変動を示す図面であり、炉圧規定
値3mmH2 Oに対し最大0.2mmH2 Oの僅少な変
動値に収めることができた。因みに従来の主ダンパーに
よる炉圧変動値は、1mmH2 Oを超過していた。
法によれば、加熱炉の全燃焼量範囲において、主,補2
連のダンパーが常に連動して作動することにより、特に
低燃焼負荷領域において主ダンパーにかかる制御負荷を
軽減して炉圧制御精度の向上を図り、また操炉中の炉内
への過剰な侵入空気量を減少して燃料費の低減を図るこ
とができる。
ロック接続図である。
ンパーの作動を説明する図面である。
を示す図面である。
Claims (1)
- 【請求項1】 加熱炉の排ガス煙道中に主ダンパーと補
助ダンパーを直列に配置し、補助ダンパーは主ダンパー
よりも常に開き勝手方向でその開度差が15〜20%の
範囲で主ダンパーに連動して作動するように設定し、燃
焼負荷が増加する場合は、先ず主ダンパーが開口を始
め、補助ダンパーとの開度差が15%を切った時点で補
助ダンパーは所定の速度で開口を始め、主ダンパーとの
開度差が20%に達すれば補助ダンパーはその開口を停
止し、逆に燃焼負荷が減少する場合は、主ダンパーの閉
鎖開始とともに補助ダンパーとの開度差が20%以上に
なった時点で補助ダンパーは所定の速度で閉鎖を始め、
主ダンパーとの開度差が15%に達した時点で補助ダン
パーは閉鎖を停止するように作動して炉圧制御を行うこ
とを特徴とする加熱炉の炉圧制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31740491A JP2649112B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 加熱炉の炉圧制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31740491A JP2649112B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 加熱炉の炉圧制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05126475A true JPH05126475A (ja) | 1993-05-21 |
JP2649112B2 JP2649112B2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=18087869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31740491A Expired - Fee Related JP2649112B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 加熱炉の炉圧制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2649112B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-06 JP JP31740491A patent/JP2649112B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2649112B2 (ja) | 1997-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4067557A (en) | System for changing over of blast furnace top pressure control | |
JPH05126475A (ja) | 加熱炉の炉圧制御方法 | |
US6276929B1 (en) | Method for controlling kiln pressure | |
JP3523442B2 (ja) | 炉内圧制御装置 | |
JP4057491B2 (ja) | 送風機回転速度と通風路流路面積の増減を行う燃焼装置 | |
JP3558800B2 (ja) | 炉内圧力の制御方法 | |
JP3805611B2 (ja) | 制御装置 | |
JPH07286723A (ja) | 誘引通風機の制御方法 | |
JPS6327539B2 (ja) | ||
JPS62229311A (ja) | 制御弁 | |
JP3273445B2 (ja) | バツチ式焼成炉 | |
JP3172600B2 (ja) | 給湯器の燃焼制御方法 | |
JPH0339227B2 (ja) | ||
JPS5828921A (ja) | 炉圧の制御装置 | |
JPS6231181B2 (ja) | ||
JP2851585B2 (ja) | 圧力制御弁 | |
JPH06265222A (ja) | 空気調和機の膨張弁制御装置 | |
JPS5817373B2 (ja) | 燃焼炉における酸素濃度制御による燃焼制御方法 | |
JPS6025681B2 (ja) | ボイラ炉内圧制御装置 | |
JPH06159662A (ja) | 給湯器の燃焼制御方法 | |
JPH0875377A (ja) | 加熱炉の炉圧制御方法 | |
JPH038451B2 (ja) | ||
JPH0556529B2 (ja) | ||
JPH03241221A (ja) | 燃焼室用通風機の制御装置 | |
JPS61143646A (ja) | エアハンドリングユニツト |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970325 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313122 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080516 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |