JP3273445B2 - バツチ式焼成炉 - Google Patents

バツチ式焼成炉

Info

Publication number
JP3273445B2
JP3273445B2 JP29763392A JP29763392A JP3273445B2 JP 3273445 B2 JP3273445 B2 JP 3273445B2 JP 29763392 A JP29763392 A JP 29763392A JP 29763392 A JP29763392 A JP 29763392A JP 3273445 B2 JP3273445 B2 JP 3273445B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
cooling
control valve
temperature
flow control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29763392A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06123556A (ja
Inventor
正雄 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Industry Co Ltd filed Critical Takasago Industry Co Ltd
Priority to JP29763392A priority Critical patent/JP3273445B2/ja
Publication of JPH06123556A publication Critical patent/JPH06123556A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3273445B2 publication Critical patent/JP3273445B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炉体内に被焼成品を挿
入して加熱することにより焼成したのち、被焼成品を炉
体内に留めたままで冷却するようにしたバツチ式焼成炉
に関し、特に、加熱工程と冷却工程の制御を一つの制御
系統で行えるようにしたバツチ式焼成炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバツチ式焼成炉における加熱制御
方法の一例を、本発明の一実施例を示す図1を参照して
説明する。
【0003】図において、符号1は、炉体2に設置され
たバーナ3に送風機4から燃料の燃焼用の空気を供給す
る供給路であつて、その空気供給路1に、制御モータ6
により開度の大小が調整されるバタフライダンパからな
る流量制御弁5が介設され、一方、燃料であるガスの供
給路7には均圧弁8が介設されて、それに流量制御弁5
以降の空気供給路1からの分岐管9が接続されることに
より、ガスに供給空気圧と同じロード圧が加わるように
なつている。
【0004】制御モータ6には制御器11が接続され、
この制御器11には、加熱工程における炉内の経時的な
設定温度が予め記憶されていて、炉体2内に設けたセン
サ12で検出された炉内温度がその設定温度と順次に比
較され、炉内温度が設定温度よりも高いか低いかに対応
して、流量制御弁5の開度が小または大となるように制
御モータ6に駆動制御信号を出すようになつている。
【0005】すなわち、炉内温度が設定温度よりも低い
場合は、制御モータ6が制御器11より“開”の信号を
得て流量制御弁5の開度を大きくすることにより、燃焼
用空気の量が増加され、また、流量制御弁5以降の空気
供給路1内の空気圧が上昇するのに伴つて均圧弁8のロ
ード圧も上昇することから、ガス流量も増加して炉内温
度が上昇し、逆に、炉内温度が設定温度よりも高い場合
は、制御モータ6が“閉”の信号を得て流量制御弁5の
開度を小さくすることにより、燃焼用空気の量が減少さ
れるとともに、均圧弁8のロード圧が下降することによ
りガス流量も減少して炉内温度が下降し、これを繰り返
しつつ、炉体2内を予め定めた昇温スケジユールで加熱
するようになつている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
バツチ式焼成炉は、焼成が完了して被焼成品を冷却する
場合に、シヤトル式のように高温の被焼成品を炉外に引
き出したのでは作業環境上好ましくない場合がある点を
踏まえて、被焼成品を炉内に留めたまま冷却を行うこと
を特徴とするものであるが、自然放置したのでは冷却時
間に多くを要して炉の使用回転率が悪いため、冷却空気
を打ち込むのが一般的である。
【0007】その場合、上記した燃料燃焼用の空気を冷
却空気に兼用することは当然に考えられ、また、良質の
製品を得るためには一定の冷却スケジユールによるのが
有効であることも知られているから、冷却空気の打ち込
みに際して冷却用プログラムを組んで上記の加熱工程の
制御系統をそのまま利用できないかということになる
が、例えば、炉内温度が冷却用プログラムの設定温度よ
りも高い場合、この制御系統では、制御モータ6が制御
器11より“閉”の信号を得て流量制御弁5の開度が小
さく絞られるように作用するために、冷却用空気の量が
減少して逆に冷却を阻止することとなつて、加熱工程の
制御系統をそのまま利用することはできない。
【0008】したがつて、冷却工程では別の制御系統が
必要となり、それだけ設備の複雑化とコスト高を招く結
果となつていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のバツチ式焼成炉
は、叙上の点に鑑み完成されたものであつて、燃料の燃
焼用と炉内冷却用とを兼ねた空気の供給路に、駆動装置
により開度の大小が調整される流量制御弁を介設し、加
熱工程と冷却工程の夫々について経時的に定められた炉
内の設定温度を予め記憶して、その設定温度と炉内に設
けたセンサで検出された炉内温度との比較に基づいて駆
動装置を介して流量制御弁の開度を調整する制御器を設
けるとともに、加熱工程と冷却工程とで設定温度と炉内
温度の比較に基づく流量制御弁の開度の調整態様を大小
逆にする逆転装置を設けた構成とした。
【0010】
【作用】加熱工程では、従来と同様に、炉内温度が設定
温度よりも低い場合は、制御器からの信号で駆動装置が
流量制御弁の開度を大きくすることにより、燃焼用空気
の量が増加されて炉内温度が上昇し、炉内温度が設定温
度よりも高い場合は、駆動装置が流量制御弁の開度を小
さくすることにより、燃焼用空気の量が減少して炉内温
度が下降し、その繰り返しにより炉体内が予め定めた昇
温スケジユールで加熱される。
【0011】冷却工程になると、逆転装置の作用によ
り、設定温度と炉内温度の比較に基づく流量制御弁の調
整態様が大小逆となり、すなわち、炉内温度が設定温度
よりも高い場合は、制御器からの信号で駆動装置が流量
制御弁の開度を大きくすることにより、冷却用空気の量
が増加されて炉内温度が下降し、炉内温度が設定温度よ
りも低い場合は、駆動装置が流量制御弁の開度を小さく
することにより、燃焼用空気の量が減少して炉内温度が
上昇し、これを繰り返しつつ、炉体内が予め定めた冷却
スケジユールで冷却される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。本実施例では、従来技術の項で説明した加熱工
程の制御系統に対して、その制御器11に、冷却用プロ
グラム、すなわち、冷却工程における炉内の経時的な設
定温度が併せて記憶されるようになつている。
【0013】また、制御器11と制御モータ6との間に
は、逆転装置であるリレー14が介設されており、この
リレー14は、炉内温度が設定温度よりも高いか低いか
に対応して制御モータ6を駆動する場合の駆動方向、す
なわち、制御モータ6に出される“開”または“閉”の
駆動制御信号が、加熱工程と冷却工程で互いに逆となる
ように、その接続を切り換えるように機能する。
【0014】本実施例はこのような構造になり、加熱工
程ではリレー14の加熱用接続への切り換えによつて、
従来技術の項で説明したと同様の加熱制御が行われる。
【0015】焼成が完了して冷却工程に移ると、燃料ガ
スが停められてバーナ3が消され、空気供給路1からの
空気のみがバーナ3を通して冷却用空気として炉体2内
に打ち込まれる。
【0016】同時に、制御器11では冷却用プログラム
が作動し、それに伴つてリレー14が冷却用接続に切り
換わる。
【0017】したがつて、冷却工程では、センサ12で
検出された炉内温度が冷却用プログラムの設定温度より
も高い場合は、制御モータ6が制御器11より“開”の
信号を得て流量制御弁5の開度を大きくし、炉内に打ち
込まれる冷却用空気の量が増加されることによつて、炉
内温度が下降し、逆に、炉内温度が設定温度よりも低い
場合は、制御モータ6が“閉”の信号を得て流量制御弁
5の開度を小さくすることにより、冷却用空気の量が減
少されて炉内温度が上昇し、これを繰り返しつつ、炉体
2内を予め定めた冷却スケジユールで冷却する。
【0018】なお、上記実施例では、冷却用空気をバー
ナ3から打ち込むようにしたが、打込場所は別個に設け
ても良い。
【0019】
【発明の効果】このように本発明によれば、加熱工程と
冷却工程とを単一の制御系統によつて制御することが可
能となり、設備を簡略にできてコストの低減化も図るこ
とができ、しかも、従来の加熱工程用の制御系統に対し
て、制御器に冷却工程用の設定温度を記憶させるのと、
逆転装置を付設するだけで簡単に実現することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【符号の説明】
1:空気供給路 2:炉体 5:流量制御弁 6:制御
モータ(駆動装置) 11:制御器 12:センサ 14:リレー(逆転装
置)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料の燃焼用と炉内冷却用とを兼ねた空
    気の供給路に、駆動装置により開度の大小が調整される
    流量制御弁を介設し、加熱工程と冷却工程の夫々につい
    て経時的に定められた炉内の設定温度を予め記憶して、
    該設定温度と炉内に設けたセンサで検出された炉内温度
    との比較に基づいて前記駆動装置を介して前記流量制御
    弁の開度を調整する制御器を設けるとともに、加熱工程
    と冷却工程とで前記設定温度と前記炉内温度の比較に基
    づく前記流量制御弁の開度の調整態様を大小逆にする逆
    転装置を設けたことを特徴とするバツチ式焼成炉。
JP29763392A 1992-10-09 1992-10-09 バツチ式焼成炉 Expired - Fee Related JP3273445B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29763392A JP3273445B2 (ja) 1992-10-09 1992-10-09 バツチ式焼成炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29763392A JP3273445B2 (ja) 1992-10-09 1992-10-09 バツチ式焼成炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06123556A JPH06123556A (ja) 1994-05-06
JP3273445B2 true JP3273445B2 (ja) 2002-04-08

Family

ID=17849105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29763392A Expired - Fee Related JP3273445B2 (ja) 1992-10-09 1992-10-09 バツチ式焼成炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3273445B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5329777B2 (ja) * 2007-07-03 2013-10-30 高砂工業株式会社 低酸素雰囲気用温度制御方法および低酸素雰囲気用温度制御システム
ES2577954T3 (es) 2012-12-13 2016-07-19 Ivoclar Vivadent Ag Horno dental

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06123556A (ja) 1994-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5547125A (en) Vehicle climate control system and operating method
EP0051839B1 (en) Control for automobile air conditioning system
EP0051306B1 (en) Control for automobile air conditioning system
US5118038A (en) Blowout temperature control apparatus of air conditioner for automobiles
JP3273445B2 (ja) バツチ式焼成炉
US6276929B1 (en) Method for controlling kiln pressure
US5148685A (en) Control system for variable-capacity compressor in air conditioner
US5161502A (en) Method and arrangement for setting an idle air actuator
JPS6225523B2 (ja)
JP2989106B2 (ja) 燃焼制御装置
US5918803A (en) Power regulating system for the burner of a heater
JP2877498B2 (ja) 燃焼装置の制御装置
JPH01219451A (ja) 空気調和機の電動膨張弁制御装置
JPH09243058A (ja) ボイラの燃焼制御装置
JPH01225864A (ja) 空気調和機の電動膨張弁制御装置
JPH06265222A (ja) 空気調和機の膨張弁制御装置
JPH04283343A (ja) エアハンドリングユニットの制御装置
JPH10122555A (ja) ボイラのインバータ装置による風量調整方法
JPH0740834Y2 (ja) 炉の雰囲気温度制御装置
JP2557596B2 (ja) 燃焼用ファン制御装置
JP3157639B2 (ja) 給湯器
JPH05213041A (ja) 車両用空調装置
JPS6131844A (ja) Vav空調装置の制御方式
JPH04273940A (ja) 空気調和機の換気制御装置
JPH0339227B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090201

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090201

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100201

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100201

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees