JPH05126046A - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents

密閉型電動圧縮機

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Publication number
JPH05126046A
JPH05126046A JP28844191A JP28844191A JPH05126046A JP H05126046 A JPH05126046 A JP H05126046A JP 28844191 A JP28844191 A JP 28844191A JP 28844191 A JP28844191 A JP 28844191A JP H05126046 A JPH05126046 A JP H05126046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball bearings
crankshaft
rotor
shaft
distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28844191A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Wada
聡 和田
Yuji Saeki
雄二 佐伯
Hideki Kawai
秀樹 川井
Masahiko Ozaka
昌彦 尾坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP28844191A priority Critical patent/JPH05126046A/ja
Publication of JPH05126046A publication Critical patent/JPH05126046A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は冷蔵庫等に使用される密閉型電動圧
縮機の高効率化に関するもので、ボールベアリングを使
用した場合のボールベアリングの寿命、信頼性を高める
とともに、モータ効率及び始動性の安定化を図ることを
目的としたものである。 【構成】 電動要素2の回転子5に固定されたクランク
軸20と、クランク軸20に設けた偏心軸21と、偏心
軸21の軸線方向両側に設けた軸部20a、20bとク
ランク軸20を軸支する2つのボールベアリング23,
24とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫等に使用される
密閉型電動圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、密閉型電動圧縮機(以下、圧縮機
という)はエネルギー効率向上の見地から、圧縮機の高
効率化が要望されている。圧縮機は高効率化が進み高い
レベルに達しているが、より一層の高効率化を図ってい
かなければならない。
【0003】以下図面を参照しながら、従来の圧縮機の
一例について説明する。図4は特開昭63−5186号
公報に示されている圧縮機の側面断面図である。1は密
閉容器で電動要素2、圧縮要素3を弾性支持している。
前記電動要素2は固定子4、回転子5、ならびに、回転
子5に嵌合されたクランク主軸6を備えている。
【0004】7、8はボールベアリングで、前記クラン
ク主軸6を支持する軸受9の上下端に取り付けられてい
る。10は前記クランク軸6と一体に成型された偏心軸
でコンロッド11の一端が嵌挿されている。12はピス
トンで前記コンロッド11の他端が連結されており、シ
リンダ13内に嵌挿されている。
【0005】以上のように構成された圧縮機において、
圧縮機が運転を始めると回転子5が回転することにより
クランク主軸6がボールベアリング7、8を介して回転
し、偏心軸10、コンロッド11を介してピストン12
がシリンダ13内を往復運動してガスを圧縮する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、ピストン12の圧縮方向に対し片側の軸
支持(片持ち構造)となるため、モーメントの作用によ
り図5に示すとおり、圧縮作用の反作用Wに対してボー
ルベアリング7に作用する荷重はW・L/KとなりWよ
りも大きな荷重となってしまう。また、ボールベアリン
グ8についても同様に大きな荷重となる。
【0007】従って、ボールベアリング7、8の寿命低
下を招き、信頼性を確保することが難しい。また、ボー
ルベアリング7、8の持つラジアル隙間のため、固定子
4と回転子5の隙間寸法が不安定となり、モータ効率の
低下、入力の増加及び始動性の悪化を招いていた。
【0008】本発明は上記課題に鑑み、ボールベアリン
グの負荷荷重を低減して寿命、信頼性を高めるととも
に、固定子と回転子の隙間寸法を安定化させることによ
り効率及び始動性の安定した圧縮機を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の圧縮機は、密閉容器内に上側に圧縮要素、下
側に電動要素を弾性的に支持し、前記電動要素の回転子
に固定されたクランク軸と、前記クランク軸に設けた偏
心軸と、前記クランク軸を軸支する2つのボールベアリ
ングとを備え、前記クランク軸は前記偏心軸の軸線方向
両側に軸部を有し、かつ前記2つのボールベアリングが
前記軸部に圧入固定されているとともに、前記2つのボ
ールベアリングのうち下側のボールベアリングと前記回
転子下端部との距離を前記2つのボールベアリング間の
距離の2.5倍以下に配設するか密閉容器内に上側に電
動要素、下側に圧縮要素を弾性的に支持し、前記電動要
素の回転子に固定されたクランク軸と、前記クランク軸
に設けた偏心軸と、前記クランク軸を軸支する2つのボ
ールベアリングとを備え、前記クランク軸は前記偏心軸
の軸線方向両側に軸部を有し、かつ前記2つのボールベ
アリングが前記軸部に圧入固定されているとともに、前
記2つのボールベアリングのうち上側のボールベアリン
グと前記回転子上端部との距離を前記2つのボールベア
リング間の距離の2.5倍以下に配設するという構成を
備えたものである。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成によって、ボールベアリ
ングの負荷荷重を低減して寿命、信頼性を高めるととも
に、固定子と回転子の隙間寸法を安定化させることによ
り効率及び始動性を安定させることができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例の圧縮機について図面
を参照しながら説明する。なお、従来例と同一構成につ
いては同一符号を用いて、その詳細な説明を省略する。
【0012】図1において、20はクランク軸で軸部2
0a、20b及び偏心軸21を有している。22はコン
ロッドでコンロッド本体22a、キャップ22b、ボル
ト22cよりなり一端は偏心軸21に嵌挿されており他
端はピストン12に連結されている。
【0013】23はボールベアリングでシリンダ13の
軸線よりも電動要素2側に位置し軸部20aに圧入位置
決め固定または遊嵌されている。24はボールベアリン
グでシリンダ13の軸線よりも反電動要素2側に位置し
軸部20bに圧入固定または遊嵌されている。また、ボ
ールベアリング23と回転子5の下端部との距離Aをボ
ールベアリング23と24との距離Bの2.5倍以下
(A/B≦2.5)としている。さらに、固定子4と回
転子5の隙間を半径で0.3〜0.4mmとなるように
設定している。
【0014】以上のような構成において、ボールベアリ
ング23、24をシリンダ13の軸線に対して電動要素
2側と反電動要素2側に配置しているのでピストン12
の圧縮荷重による反作用による荷重をボールベアリング
23、24でほぼ均等に受けることとなり、ボールベア
リング23、24での負荷荷重を低減できる。従ってボ
ールベアリング23、24の寿命、信頼性を高めること
ができるとともにボールベアリング23、24の持つラ
ジアル隙間の影響による固定子4と回転子5の隙間寸法
の変動を低減でき、モータの効率及び始動性を安定化す
ることができる。
【0015】また、図2は圧縮機の気筒容積が8ccの
ときのボールベアリング23と回転子5の下端部との距
離Aとボールベアリング23と24との距離Bとの比
(A/B)と圧縮機入力との関係を表すグラフでありA
/Bが2.5を越すと急激に入力が増えることからA/
B≦2.5倍とすることで圧縮機入力を安定化すること
ができる。これは固定子4と回転子5の隙間を半径で
0.3〜0.4mmとすることでさらに効果がある。
【0016】また、図3において、20はクランク軸で
軸部20a、20b及び偏心軸21を有している。22
はコンロッドでコンロッド本体22a、キャップ22
b、ボルト22cよりなり一端は偏心軸21に嵌挿され
ており他端はピストン12に連結されている。
【0017】23はボールベアリングでシリンダ13の
軸線よりも電動要素2側に位置し軸部20aに圧入位置
決め固定または遊嵌されている。24はボールベアリン
グでシリンダ13の軸線よりも反電動要素2側に位置し
軸部20bに圧入固定または遊嵌されている。また、ボ
ールベアリング23と回転子5の上端部との距離Aをボ
ールベアリング23と24との距離Bの2.5倍以下
(A/B≦2.5)としている。さらに、固定子4と回
転子5の隙間を半径で0.3〜0.4mmとなるように
設定している。
【0018】以上のような構成において、ボールベアリ
ング23、24をシリンダ13の軸線に対して電動要素
2側と反電動要素2側に配置しているのでピストン12
の圧縮荷重による反作用による荷重をボールベアリング
23、24でほぼ均等に受けることとなり、ボールベア
リング23、24での負荷荷重を低減できる。従ってボ
ールベアリング23、24の寿命、信頼性を高めること
ができるとともにボールベアリング23、24の持つラ
ジアル隙間の影響による固定子4と回転子5の隙間寸法
の変動を低減でき、モータの効率及び始動性を安定化す
ることができる。
【0019】また、図2は圧縮機の気筒容積が8ccの
ときのボールベアリング23と回転子5の上端部との距
離Aとボールベアリング23と24との距離Bとの比
(A/B)と圧縮機入力との関係を表すグラフでありA
/Bが2.5を越すと急激に入力が増えることからA/
B≦2.5倍とすることで圧縮機入力を安定化すること
ができる。これは固定子4と回転子5の隙間を半径で
0.3〜0.4mmとすることでさらに効果がある。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の圧縮機によれば、
密閉容器内に上側に圧縮要素、下側に電動要素を弾性的
に支持し、前記電動要素の回転子に固定されたクランク
軸と、前記クランク軸に設けた偏心軸と、前記クランク
軸を軸支する2つのボールベアリングとを備え、前記ク
ランク軸は前記偏心軸の軸線方向両側に軸部を有し、か
つ前記2つのボールベアリングが前記軸部に圧入固定さ
れているとともに、前記2つのボールベアリングのうち
下側のボールベアリングと前記回転子下端部との距離を
前記2つのボールベアリング間の距離の2.5倍以下に
配設するか密閉容器内に上側に電動要素、下側に圧縮要
素を弾性的に支持し、前記電動要素の回転子に固定され
たクランク軸と、前記クランク軸に設けた偏心軸と、前
記クランク軸を軸支する2つのボールベアリングとを備
え、前記クランク軸は前記偏心軸の軸線方向両側に軸部
を有し、かつ前記2つのボールベアリングが前記軸部に
圧入固定されているとともに、前記2つのボールベアリ
ングのうち上側のボールベアリングと前記回転子上端部
との距離を前記2つのボールベアリング間の距離の2.
5倍以下に配設するという構成とすることにより、前記
ボールベアリングの負荷荷重を低減することができボー
ルベアリングの寿命、信頼性を高めることができるとと
もに固定子と回転子の隙間寸法の変動を低減できるので
モータ効率、圧縮機入力及び始動性を安定化させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における圧縮機の側面断面図
【図2】圧縮機入力とA/Bの関係を表すグラフ
【図3】本発明の一実施例における圧縮機の側面断面図
【図4】従来の圧縮機の側面断面図
【図5】従来の圧縮機のクランク主軸に加わる荷重の略
式図
【符号の説明】
1 密閉容器 2 電動要素 3 圧縮要素 4 固定子 5 回転子 20 クランク軸 20a、20b 軸部 21 偏心軸 23 ボールベアリング 24 ボールベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾坂 昌彦 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に上側に圧縮要素、下側に電
    動要素を弾性的に支持し、前記電動要素の回転子に固定
    されたクランク軸と、前記クランク軸に設けた偏心軸
    と、前記クランク軸を軸支する2つのボールベアリング
    とを備え、前記クランク軸は前記偏心軸の軸線方向両側
    に軸部を有し、かつ前記2つのボールベアリングが前記
    軸部に圧入固定されているとともに、前記2つのボール
    ベアリングのうち下側のボールベアリングと前記回転子
    下端部との距離を前記2つのボールベアリング間の距離
    の2.5倍以下としたことを特徴とする密閉型電動圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 密閉容器内に上側に電動要素、下側に圧
    縮要素を弾性的に支持し、前記電動要素の回転子に固定
    されたクランク軸と、前記クランク軸に設けた偏心軸
    と、前記クランク軸を軸支する2つのボールベアリング
    とを備え、前記クランク軸は前記偏心軸の軸線方向両側
    に軸部を有し、かつ前記2つのボールベアリングが前記
    軸部に圧入固定されているとともに、前記2つのボール
    ベアリングのうち上側のボールベアリングと前記回転子
    上端部との距離を前記2つのボールベアリング間の距離
    の2.5倍以下としたことを特徴とする密閉型電動圧縮
    機。
  3. 【請求項3】 前記2つのボールベアリングのうち少な
    くとも1つのボールベアリングが前記軸部と遊嵌されて
    いることを特徴とする請求項1及び2記載の密閉型電動
    圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記電動要素を構成する固定子と回転子
    との隙間を半径で0.3〜0.4mmとしたことを特徴
    とする請求項1及び2記載の密閉型電動圧縮機。
JP28844191A 1991-11-05 1991-11-05 密閉型電動圧縮機 Pending JPH05126046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28844191A JPH05126046A (ja) 1991-11-05 1991-11-05 密閉型電動圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

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JP28844191A JPH05126046A (ja) 1991-11-05 1991-11-05 密閉型電動圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05126046A true JPH05126046A (ja) 1993-05-21

Family

ID=17730257

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28844191A Pending JPH05126046A (ja) 1991-11-05 1991-11-05 密閉型電動圧縮機

Country Status (1)

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JP (1) JPH05126046A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11986840B2 (en) * 2020-11-06 2024-05-21 Thermo Electron Led Gmbh Centrifuge with elastocaloric cooling and method for cooling a centrifuge

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11986840B2 (en) * 2020-11-06 2024-05-21 Thermo Electron Led Gmbh Centrifuge with elastocaloric cooling and method for cooling a centrifuge

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