JP3119880B2 - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents
密閉型電動圧縮機Info
- Publication number
- JP3119880B2 JP3119880B2 JP03005593A JP559391A JP3119880B2 JP 3119880 B2 JP3119880 B2 JP 3119880B2 JP 03005593 A JP03005593 A JP 03005593A JP 559391 A JP559391 A JP 559391A JP 3119880 B2 JP3119880 B2 JP 3119880B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankshaft
- compressor
- ball bearings
- shaft
- electric element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/14—Provisions for readily assembling or disassembling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressor (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫等に使用される
密閉型電動圧縮機に関するものである。
密閉型電動圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、密閉型電動圧縮機(以下、圧縮機
という)はエネルギー効率向上の見地から、圧縮機の高
効率化が要望されている。圧縮機は高効率化が進み高い
レベルに達しているが、より一層の高効率化を図ってい
かなければならない。
という)はエネルギー効率向上の見地から、圧縮機の高
効率化が要望されている。圧縮機は高効率化が進み高い
レベルに達しているが、より一層の高効率化を図ってい
かなければならない。
【0003】以下図面を参照しながら、従来の圧縮機の
一例について説明する。図4は特開昭63−5186号
公報に示されている圧縮機の側面断面図である。1は密
閉容器で電動要素2、圧縮要素3を弾性支持している。
前記電動要素2は固定子4、回転子5、ならびに、回転
子5に嵌合されたクランク主軸6を備えている。
一例について説明する。図4は特開昭63−5186号
公報に示されている圧縮機の側面断面図である。1は密
閉容器で電動要素2、圧縮要素3を弾性支持している。
前記電動要素2は固定子4、回転子5、ならびに、回転
子5に嵌合されたクランク主軸6を備えている。
【0004】7、8はボールベアリングで、前記クラン
ク主軸6を支持する軸受9の上下端に取り付けられてい
る。10は前記クランク軸6と一体に成型された偏心軸
でコンロッド11の一端が嵌挿されている。12はピス
トンで前記コンロッド11の他端が連結されており、シ
リンダ13内嵌挿されている。
ク主軸6を支持する軸受9の上下端に取り付けられてい
る。10は前記クランク軸6と一体に成型された偏心軸
でコンロッド11の一端が嵌挿されている。12はピス
トンで前記コンロッド11の他端が連結されており、シ
リンダ13内嵌挿されている。
【0005】以上のように構成された圧縮機において、
圧縮機が運転を始めると回転子5が回転することにより
クランク主軸6がボールベアリング7、8を介して回転
し、偏心軸10、コンロッド11を介してピストン12
がシリンダ13内を往復運動してガスを圧縮する。
圧縮機が運転を始めると回転子5が回転することにより
クランク主軸6がボールベアリング7、8を介して回転
し、偏心軸10、コンロッド11を介してピストン12
がシリンダ13内を往復運動してガスを圧縮する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、ピストン12の圧縮方向に対し片側の軸
支持(片持ち構造)となるため、モーメントの作用によ
り図5に示すとおり、圧縮作用の反作用Wに対してボー
ルベアリング7に作用する荷重はW・L/KとなりWよ
りも大きな荷重となってしまう。また、ボールベアリン
グ8についても同様に大きな荷重となる。
うな構成では、ピストン12の圧縮方向に対し片側の軸
支持(片持ち構造)となるため、モーメントの作用によ
り図5に示すとおり、圧縮作用の反作用Wに対してボー
ルベアリング7に作用する荷重はW・L/KとなりWよ
りも大きな荷重となってしまう。また、ボールベアリン
グ8についても同様に大きな荷重となる。
【0007】従って、ボールベアリング7、8の寿命低
下を招き、信頼性を確保することが難しい。また、ボー
ルベアリング7、8の持つラジアル隙間のため、固定子
4と回転子5の隙間寸法が不安定となり、モータ効率の
低下を招いていた。また、圧縮荷重による負荷低減のた
めシリンダ13の軸線に対して電動要素2側(主軸側と
呼ぶ)及び反電動要素2側(副軸側と呼ぶ)の両側でク
ランク軸を軸支する手段が取られることがあるが、主軸
及び副軸の両方を加工する必要がありさらに主軸及び副
軸の同軸度を出すために複雑な加工が必要となる。
下を招き、信頼性を確保することが難しい。また、ボー
ルベアリング7、8の持つラジアル隙間のため、固定子
4と回転子5の隙間寸法が不安定となり、モータ効率の
低下を招いていた。また、圧縮荷重による負荷低減のた
めシリンダ13の軸線に対して電動要素2側(主軸側と
呼ぶ)及び反電動要素2側(副軸側と呼ぶ)の両側でク
ランク軸を軸支する手段が取られることがあるが、主軸
及び副軸の両方を加工する必要がありさらに主軸及び副
軸の同軸度を出すために複雑な加工が必要となる。
【0008】また、副軸を持つため圧縮機を小型化する
には構造上コンロッドは一体のままでは組立てられず分
割する必要があり、作業性も悪く加工も複雑になってし
まう。 本発明は上記課題に鑑み、ボールベアリングの
負荷荷重を低減して寿命、信頼性を高めるとともに、固
定子と回転子の隙間寸法を安定化させることにより効率
を安定させ、さらに組立て作業性が良く加工が容易な圧
縮機を提供するものである。
には構造上コンロッドは一体のままでは組立てられず分
割する必要があり、作業性も悪く加工も複雑になってし
まう。 本発明は上記課題に鑑み、ボールベアリングの
負荷荷重を低減して寿命、信頼性を高めるとともに、固
定子と回転子の隙間寸法を安定化させることにより効率
を安定させ、さらに組立て作業性が良く加工が容易な圧
縮機を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の圧縮機は、クランク軸と前記クランク軸に圧
入固定された偏心部と前記クランク軸を軸支するボール
ベアリングとを備え、前記クランク軸は前記偏心部の軸
線方向両側に軸部を有しかつ前記クランク軸の軸線方向
から投影したとき前記軸部はすべて前記偏心部に含まれ
た位置にあるとともに、前記ボールベアリングのうち1
つを前記圧縮要素のシリンダの軸線よりも反電動要素側
に配設してなるという構成を備えたものである。
に本発明の圧縮機は、クランク軸と前記クランク軸に圧
入固定された偏心部と前記クランク軸を軸支するボール
ベアリングとを備え、前記クランク軸は前記偏心部の軸
線方向両側に軸部を有しかつ前記クランク軸の軸線方向
から投影したとき前記軸部はすべて前記偏心部に含まれ
た位置にあるとともに、前記ボールベアリングのうち1
つを前記圧縮要素のシリンダの軸線よりも反電動要素側
に配設してなるという構成を備えたものである。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成によって、ボールベアリ
ングの負荷荷重を低減して寿命、信頼性を高めるととも
に、固定子と回転子の隙間寸法を安定化させることによ
り効率を安定させさらに、組立て作業性が良く加工を容
易に行うことができる。
ングの負荷荷重を低減して寿命、信頼性を高めるととも
に、固定子と回転子の隙間寸法を安定化させることによ
り効率を安定させさらに、組立て作業性が良く加工を容
易に行うことができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例の圧縮機について図面
を参照しながら説明する。なお、従来例と同一構成につ
いては同一符号を用いて、その詳細な説明を省略する。
を参照しながら説明する。なお、従来例と同一構成につ
いては同一符号を用いて、その詳細な説明を省略する。
【0012】図1、図2、図3において、20はクラン
ク軸で軸部20a、20bを有しており、偏心部21が
圧入固定されている。22は一体成型されたコンロッド
で一端は偏心部21に嵌挿されており他端はピストン1
2に連結されている。
ク軸で軸部20a、20bを有しており、偏心部21が
圧入固定されている。22は一体成型されたコンロッド
で一端は偏心部21に嵌挿されており他端はピストン1
2に連結されている。
【0013】23はボールベアリングでシリンダ13の
軸線よりも電動要素2側に位置しクランク軸20に圧入
位置決め固定されている。24はボールベアリングでシ
リンダ13の軸線よりも反電動要素2側に位置しクラン
ク軸20に圧入固定されている。
軸線よりも電動要素2側に位置しクランク軸20に圧入
位置決め固定されている。24はボールベアリングでシ
リンダ13の軸線よりも反電動要素2側に位置しクラン
ク軸20に圧入固定されている。
【0014】以上のような構成において、ボールベアリ
ング23、24をシリンダ13の軸線に対して電動要素
2側と反電動要素2側に配置しているのでピストン12
の圧縮荷重による反作用による荷重をボールベアリング
23、24でほぼ均等に受けることとなり、ボールベア
リング23、24での負荷荷重を低減できる。従ってボ
ールベアリング23、24の寿命、信頼性を高めること
ができる。
ング23、24をシリンダ13の軸線に対して電動要素
2側と反電動要素2側に配置しているのでピストン12
の圧縮荷重による反作用による荷重をボールベアリング
23、24でほぼ均等に受けることとなり、ボールベア
リング23、24での負荷荷重を低減できる。従ってボ
ールベアリング23、24の寿命、信頼性を高めること
ができる。
【0015】また、ボールベアリング23、24の取り
付け間隔を従来例に比較して長くすることができ、ボー
ルベアリング23、24の持つラジアル隙間の影響によ
る固定子4と回転子5の隙間寸法の変動を低減でき、モ
ータの効率を安定化することができる。また、クランク
軸20に偏心部21を圧入固定しているので、クランク
軸の加工が容易でありさらにコンロッド22は分割せず
偏心部21へ組立てることができるので、組立て作業性
が容易でコンロッド22の加工も容易である。
付け間隔を従来例に比較して長くすることができ、ボー
ルベアリング23、24の持つラジアル隙間の影響によ
る固定子4と回転子5の隙間寸法の変動を低減でき、モ
ータの効率を安定化することができる。また、クランク
軸20に偏心部21を圧入固定しているので、クランク
軸の加工が容易でありさらにコンロッド22は分割せず
偏心部21へ組立てることができるので、組立て作業性
が容易でコンロッド22の加工も容易である。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の圧縮機によれば、
クランク軸と前記クランク軸に圧入固定された偏心部と
前記クランク軸を軸支する2つのボールベアリングとを
備え、前記クランク軸は前記偏心部の軸線方向両側に軸
部を有しかつ前記クランク軸の軸線方向から投影したと
き前記軸部はすべて前記偏心部に含まれた位置にあると
ともに、前記ボールベアリングのうち1つを前記圧縮要
素のシリンダの軸線よりも反電動要素側に配設してなる
という構成とすることにより、前記ボールベアリングの
負荷荷重を低減することができボールベアリングの寿
命、信頼性を高めることができる。さらに、コンロッド
は分割する必要がなく一体のまま組み立てられるので作
業性が良く加工が容易である。
クランク軸と前記クランク軸に圧入固定された偏心部と
前記クランク軸を軸支する2つのボールベアリングとを
備え、前記クランク軸は前記偏心部の軸線方向両側に軸
部を有しかつ前記クランク軸の軸線方向から投影したと
き前記軸部はすべて前記偏心部に含まれた位置にあると
ともに、前記ボールベアリングのうち1つを前記圧縮要
素のシリンダの軸線よりも反電動要素側に配設してなる
という構成とすることにより、前記ボールベアリングの
負荷荷重を低減することができボールベアリングの寿
命、信頼性を高めることができる。さらに、コンロッド
は分割する必要がなく一体のまま組み立てられるので作
業性が良く加工が容易である。
【図1】本発明の一実施例における圧縮機の側面断面図
【図2】図1のA−A線における断面の要部平面図
【図3】図1のB方向から見たクランク軸の矢視図
【図4】従来の圧縮機の側面断面図
【図5】従来の圧縮機のクランク主軸に加わる荷重の略
式図
式図
1 密閉容器 2 電動要素 3 圧縮要素 5 回転子 13 シリンダ 20 クランク軸 20a、20b 軸部 21 偏心部 23 ボールベアリング 24 ボールベアリング
フロントページの続き (72)発明者 尾坂 昌彦 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−5186(JP,A) 実開 昭61−200477(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 密閉容器内に弾性支持された電動要素と
圧縮要素と、前記電動要素の回転子に固定されたクラン
ク軸と、前記クランク軸に圧入固定された偏心部と前記
クランク軸を軸支するボールベアリングとを備え、前記
クランク軸は前記偏心部の軸線方向両側に軸部を有し、
かつ前記クランク軸の軸線方向から投影したとき前記軸
部はすべて前記偏心部に含まれた位置にあるとともに、
前記ボールベアリングのうち1つを前記圧縮要素のシリ
ンダの軸線よりも反電動要素側に配設したことを特徴と
する密閉型電動圧縮機。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03005593A JP3119880B2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 密閉型電動圧縮機 |
US07/751,128 US5205723A (en) | 1991-01-22 | 1991-08-28 | Hermetically sealed compressor |
DE69124980T DE69124980T2 (de) | 1991-01-22 | 1991-09-26 | Hermetisch gekappelter Verdichter |
EP96106002A EP0727579A1 (en) | 1991-01-22 | 1991-09-26 | Hermetically sealed compressor |
EP91308775A EP0496151B1 (en) | 1991-01-22 | 1991-09-26 | Hermetically sealed compressor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03005593A JP3119880B2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 密閉型電動圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04237886A JPH04237886A (ja) | 1992-08-26 |
JP3119880B2 true JP3119880B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=11615535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03005593A Expired - Fee Related JP3119880B2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 密閉型電動圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3119880B2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-22 JP JP03005593A patent/JP3119880B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04237886A (ja) | 1992-08-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081013 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091013 Year of fee payment: 9 |
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S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
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