JPH05125803A - 谷納め構造 - Google Patents
谷納め構造Info
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- JPH05125803A JPH05125803A JP31540891A JP31540891A JPH05125803A JP H05125803 A JPH05125803 A JP H05125803A JP 31540891 A JP31540891 A JP 31540891A JP 31540891 A JP31540891 A JP 31540891A JP H05125803 A JPH05125803 A JP H05125803A
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04D—ROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
- E04D13/00—Special arrangements or devices in connection with roof coverings; Protection against birds; Roof drainage ; Sky-lights
- E04D13/04—Roof drainage; Drainage fittings in flat roofs, balconies or the like
- E04D13/0404—Drainage on the roof surface
- E04D13/0445—Drainage channels
-
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- E04D2013/045—Drainage channels on inclined roofs
- E04D2013/0454—Drainage channels on inclined roofs at the intersection of roof surfaces, e.g. roof valleys
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 段葺き用屋根材により形成した谷部の施工
性、外観の美観性、防水性の向上を図ることである。 【構成】 上方に２本突出した防水片を有する長尺状の
谷樋Ｂとを谷部Ａに固定し、段葺き用屋根材の谷側端部
を内方に屈曲して連結片を形成した段葺き用の谷用屋根
材Ｄ１の連結片端部が前記防水片間の略中央にくるよう
にして固定し、段葺き用の谷用屋根材Ｄ１の連結片間を
両端に嵌合溝を有する幅狭短尺状の連結材Ｅで固定する
ことにより、連結材−防水片間の空間−防水片の３重防
水構造を形成し、従来にない谷部の防水性を発揮し、施
工性、美観性を向上した谷納め構造である。
性、外観の美観性、防水性の向上を図ることである。 【構成】 上方に２本突出した防水片を有する長尺状の
谷樋Ｂとを谷部Ａに固定し、段葺き用屋根材の谷側端部
を内方に屈曲して連結片を形成した段葺き用の谷用屋根
材Ｄ１の連結片端部が前記防水片間の略中央にくるよう
にして固定し、段葺き用の谷用屋根材Ｄ１の連結片間を
両端に嵌合溝を有する幅狭短尺状の連結材Ｅで固定する
ことにより、連結材−防水片間の空間−防水片の３重防
水構造を形成し、従来にない谷部の防水性を発揮し、施
工性、美観性を向上した谷納め構造である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は段葺き用の屋根材を用い
て屋根の谷部を納めるための構造に関するものである。
て屋根の谷部を納めるための構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種屋根材の谷部を納めるための谷用
部材としては、実公昭４４−１０６０１号公報、実
開昭５２−５６９１８号公報、および実開昭６２−２
１２３１号公報、等がある。
部材としては、実公昭４４−１０６０１号公報、実
開昭５２−５６９１８号公報、および実開昭６２−２
１２３１号公報、等がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、、
では屋根材の化粧面の端部を引っ掛けて施工するもので
あり、この引っ掛け部から雨水が毛細管現象により内部
に浸入してしまい、下地を腐食する欠点があった。ま
た、では成形が非常に難しく、かつ、谷納め本体自体
には防水性は全くなく、下部に存在する樋状部材が流水
路として機能するだけのものであった。さらに、段葺き
用屋根材に使える施工性、防水性の良い谷納め構造はな
かった。
では屋根材の化粧面の端部を引っ掛けて施工するもので
あり、この引っ掛け部から雨水が毛細管現象により内部
に浸入してしまい、下地を腐食する欠点があった。ま
た、では成形が非常に難しく、かつ、谷納め本体自体
には防水性は全くなく、下部に存在する樋状部材が流水
路として機能するだけのものであった。さらに、段葺き
用屋根材に使える施工性、防水性の良い谷納め構造はな
かった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、上方に２本突出した防水片を有する長
尺状の谷樋とを谷部に固定し、屋根材の谷側一端部を内
方に屈曲して連結片を形成し、かつ、谷部側端部の固定
部を切り欠いた切り欠き部を有する段葺き用の谷用屋根
材の連結片側端が前記防水片間の略中央に位置するよう
にして段葺き用の谷用屋根材を固定し、段葺き用の谷用
屋根材の連結片には左右端にコ字状の嵌合溝を有する幅
狭短尺状の連結材を切り欠き部側より挿入固定すること
により、連結材、谷樋の樋部、谷樋の防水片の３重防水
構造を形成し、従来にない谷部の防水性を発揮し、施工
性、美観性を向上した谷納め構造を提案するものであ
る。
を除去するため、上方に２本突出した防水片を有する長
尺状の谷樋とを谷部に固定し、屋根材の谷側一端部を内
方に屈曲して連結片を形成し、かつ、谷部側端部の固定
部を切り欠いた切り欠き部を有する段葺き用の谷用屋根
材の連結片側端が前記防水片間の略中央に位置するよう
にして段葺き用の谷用屋根材を固定し、段葺き用の谷用
屋根材の連結片には左右端にコ字状の嵌合溝を有する幅
狭短尺状の連結材を切り欠き部側より挿入固定すること
により、連結材、谷樋の樋部、谷樋の防水片の３重防水
構造を形成し、従来にない谷部の防水性を発揮し、施工
性、美観性を向上した谷納め構造を提案するものであ
る。
【０００５】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る谷納め構造
について詳細に説明する。図１、図２は谷部Ａを有する
家屋を示す斜視図と平面図であり、図３は図２のイ−イ
線端面図である。
について詳細に説明する。図１、図２は谷部Ａを有する
家屋を示す斜視図と平面図であり、図３は図２のイ−イ
線端面図である。
【０００６】さらに詳説すると、谷部Ａは図３に示すよ
うに谷樋Ｂ、下地材Ｃ、段葺き用屋根材（以下、単に屋
根材という）Ｄ、段葺き用の谷用屋根材（以下、単に谷
用屋根材という）Ｄ1 、連結材Ｅ、コーキング材Ｆ、屋
根下地α、固定具βとからなるものである。
うに谷樋Ｂ、下地材Ｃ、段葺き用屋根材（以下、単に屋
根材という）Ｄ、段葺き用の谷用屋根材（以下、単に谷
用屋根材という）Ｄ1 、連結材Ｅ、コーキング材Ｆ、屋
根下地α、固定具βとからなるものである。
【０００７】谷樋Ｂは図４に示すように、図１に示す谷
部Ａの角度θ1 に対応した角度で屈曲した固定片１と、
固定片１上に高さｈ1 で突出した防水片２と、防水片２
間の樋部３とから長尺状に形成したものであり、金属板
（カラー鋼板、銅板、アルミニウム板、チタン板、ステ
ンレス板、サンドイッチ鋼板、クラッド鋼板）、あるい
は合成樹脂板をロール成形、プレス加工、あるいは押出
成形によって形成したもの、もしくはアルミニウム合金
等を押出成形したものである。なお、防水片２の高さｈ
1 は後記する下地材Ｃの厚さをｈ2 とするとｈ1 ≦ｈ2
の関係である。
部Ａの角度θ1 に対応した角度で屈曲した固定片１と、
固定片１上に高さｈ1 で突出した防水片２と、防水片２
間の樋部３とから長尺状に形成したものであり、金属板
（カラー鋼板、銅板、アルミニウム板、チタン板、ステ
ンレス板、サンドイッチ鋼板、クラッド鋼板）、あるい
は合成樹脂板をロール成形、プレス加工、あるいは押出
成形によって形成したもの、もしくはアルミニウム合金
等を押出成形したものである。なお、防水片２の高さｈ
1 は後記する下地材Ｃの厚さをｈ2 とするとｈ1 ≦ｈ2
の関係である。
【０００８】固定片１は谷樋Ｂを固定具βにより屋根下
地αに固定するための部分であり、防水片２、樋部３は
谷部Ａの谷用屋根材Ｄ1 間より万が一に浸入してきた雨
水等を軒方向へ流下させる流水路として機能すると共
に、固定片１側に拡散しないようにするための雨返し片
として機能するものである。
地αに固定するための部分であり、防水片２、樋部３は
谷部Ａの谷用屋根材Ｄ1 間より万が一に浸入してきた雨
水等を軒方向へ流下させる流水路として機能すると共
に、固定片１側に拡散しないようにするための雨返し片
として機能するものである。
【０００９】下地材Ｃは図５に示すような厚さｈ2 の長
方形状の長尺板材であり、その素材としては、シージン
グボード、シージングインシュレーションボード、ロッ
クウール板、合板、スチレンボード等のフォーム板、も
しくはウレタンフォーム、イソシアヌレートフォーム、
フェノールフォーム、塩ビフォーム等の合成樹脂発泡
体、またはこれらからなる複合板等より形成したもので
ある。
方形状の長尺板材であり、その素材としては、シージン
グボード、シージングインシュレーションボード、ロッ
クウール板、合板、スチレンボード等のフォーム板、も
しくはウレタンフォーム、イソシアヌレートフォーム、
フェノールフォーム、塩ビフォーム等の合成樹脂発泡
体、またはこれらからなる複合板等より形成したもので
ある。
【００１０】屋根材Ｄは図６（ａ）、（ｂ）（（ａ）図
のａ−ａ線端面図）に示すような長尺状板材であり、谷
樋Ｂと同様な種類の素材を同等な方法で成形したもので
ある。さらに屋根材Ｄはその幅方向一端部を化粧面４側
に略Ｕ字状に屈曲して係合溝５を形成すると共に、再び
略コ字状に折り返して係合縁６を形成し、さらには係合
縁６の端縁を下方に屈曲すると共に化粧面４と略平行で
外方にＬ字状に屈曲して固定片７を形成したものであ
る。さらに他端部には裏面側に略コ字状に屈曲した段差
化粧面８と係止片９とを形成したものである。また化粧
面４の長手方向の両側端縁にはそれぞれ裏面側にハゼ状
に屈曲した連結片１０を形成したものである。
のａ−ａ線端面図）に示すような長尺状板材であり、谷
樋Ｂと同様な種類の素材を同等な方法で成形したもので
ある。さらに屋根材Ｄはその幅方向一端部を化粧面４側
に略Ｕ字状に屈曲して係合溝５を形成すると共に、再び
略コ字状に折り返して係合縁６を形成し、さらには係合
縁６の端縁を下方に屈曲すると共に化粧面４と略平行で
外方にＬ字状に屈曲して固定片７を形成したものであ
る。さらに他端部には裏面側に略コ字状に屈曲した段差
化粧面８と係止片９とを形成したものである。また化粧
面４の長手方向の両側端縁にはそれぞれ裏面側にハゼ状
に屈曲した連結片１０を形成したものである。
【００１１】谷用屋根材Ｄ1 は図７（ａ）、（ｂ）
（（ａ）図のｂ−ｂ線端面図）に示すような長尺状であ
り、図６（ａ）に示すような屋根材Ｄの左、あるいは右
（図では右）の一端を図１のθ2 の角度で切断、屈曲
し、連結片１０ａを形成したものである。
（（ａ）図のｂ−ｂ線端面図）に示すような長尺状であ
り、図６（ａ）に示すような屋根材Ｄの左、あるいは右
（図では右）の一端を図１のθ2 の角度で切断、屈曲
し、連結片１０ａを形成したものである。
【００１２】さらに、谷用屋根材Ｄ1 の谷部側の係合溝
５、係合縁６、固定片７よりなる固定部を連結片１０ａ
の幅以上で切り欠いた切り欠き部１１を形成し、後記す
る連結材Ｅが連結片１０ａに簡単に挿入できるようにし
たものである。勿論、切り欠き部１１は必ず必要なもの
ではない。
５、係合縁６、固定片７よりなる固定部を連結片１０ａ
の幅以上で切り欠いた切り欠き部１１を形成し、後記す
る連結材Ｅが連結片１０ａに簡単に挿入できるようにし
たものである。勿論、切り欠き部１１は必ず必要なもの
ではない。
【００１３】連結材Ｅは図８（ａ）、図８（ｂ）
（（ａ）図のｃ−ｃ線断面図）、図８（ｃ）（（ａ）図
の平面図）に示すように、谷角度θ1 に対応して屈曲し
た防水面１２と、防水面１２の両端を内方に屈曲した嵌
合片１３と、防水面１２と嵌合片１３よりなる略コ字状
の嵌合溝１４とからなり、かつ、谷用屋根材Ｄ1 の角度
θ2 に対応してθ3 の角度（θ3 ＝１８０−θ2 ）で切
り欠いた形状の、幅狭短尺状のものである。
（（ａ）図のｃ−ｃ線断面図）、図８（ｃ）（（ａ）図
の平面図）に示すように、谷角度θ1 に対応して屈曲し
た防水面１２と、防水面１２の両端を内方に屈曲した嵌
合片１３と、防水面１２と嵌合片１３よりなる略コ字状
の嵌合溝１４とからなり、かつ、谷用屋根材Ｄ1 の角度
θ2 に対応してθ3 の角度（θ3 ＝１８０−θ2 ）で切
り欠いた形状の、幅狭短尺状のものである。
【００１４】連結材Ｅは前記谷樋Ｂと同種素材よりな
り、図９に谷部Ａの平面図を示すように、谷用屋根材Ｄ
1 間の連結片１０ａに嵌合溝１４を挿入するように、連
結材Ｅを矢印ｄ方向に移動させ、連結片１０ａ同士を連
結材Ｅにより接続するものである。
り、図９に谷部Ａの平面図を示すように、谷用屋根材Ｄ
1 間の連結片１０ａに嵌合溝１４を挿入するように、連
結材Ｅを矢印ｄ方向に移動させ、連結片１０ａ同士を連
結材Ｅにより接続するものである。
【００１５】また、連結材Ｅ同士の上下端は、上端の上
に下端がかぶさった状態で連結されているため、雨水は
スムーズに下方に流下するものである。なお、谷樋Ｂに
おいて樋部３の幅をＷ1 、谷用屋根材Ｄ1 の連結片１０
ａ側の化粧面４の幅をｌ1 、連結片１０ａの幅をｌ2 、
連結材Ｅにおいて幅をＷ2 、長さをｌ3 、嵌合溝１４の
深さをｌ4 、嵌合片１３間の幅をｌ5 、図３における谷
用屋根材Ｄ1 間の幅をｌ6 とすると、Ｗ1 ＞Ｗ2 、ｌ1
≦ｌ3 、ｌ2 ≒ｌ4 、ｌ5 ≒ｌ6 の関係である。
に下端がかぶさった状態で連結されているため、雨水は
スムーズに下方に流下するものである。なお、谷樋Ｂに
おいて樋部３の幅をＷ1 、谷用屋根材Ｄ1 の連結片１０
ａ側の化粧面４の幅をｌ1 、連結片１０ａの幅をｌ2 、
連結材Ｅにおいて幅をＷ2 、長さをｌ3 、嵌合溝１４の
深さをｌ4 、嵌合片１３間の幅をｌ5 、図３における谷
用屋根材Ｄ1 間の幅をｌ6 とすると、Ｗ1 ＞Ｗ2 、ｌ1
≦ｌ3 、ｌ2 ≒ｌ4 、ｌ5 ≒ｌ6 の関係である。
【００１６】コーキング材Ｆは一般に市販されているも
のであり、耐久性、耐候性、防水性、接着性（施工
性）、等があるものである。
のであり、耐久性、耐候性、防水性、接着性（施工
性）、等があるものである。
【００１７】また、谷用屋根材Ｄ1 の他端部の連結片１
０は、図１０に示すような継手材Ｇにより図１１に図２
のロ−ロ線端面図を示すように屋根材Ｄと連結するもの
であり、継手材Ｇの素材としては前記屋根材Ｄと同種素
材により形成したものであり、敷目板Ｇ1 と、嵌合体Ｇ
2 の２部材から形成したものである。
０は、図１０に示すような継手材Ｇにより図１１に図２
のロ−ロ線端面図を示すように屋根材Ｄと連結するもの
であり、継手材Ｇの素材としては前記屋根材Ｄと同種素
材により形成したものであり、敷目板Ｇ1 と、嵌合体Ｇ
2 の２部材から形成したものである。
【００１８】すなわち、敷目板Ｇ1 は図１１に示すよう
に、下地材Ｃ上に配設され屋根材Ｄの裏面と当接すると
共に、嵌合体Ｇ2 を装着する敷目部１５と、敷目部１５
の下辺を裏面側に屈曲した馳部１６と、必要に応じて敷
目部１５の上辺を表面側に屈曲して形成した雨返部１７
とから形成したものであり、敷目部１５には壷状の係止
部１８が形成され、この係止部１８に係止舌片１９を有
する嵌合体Ｇ2 が一体化されているものである。
に、下地材Ｃ上に配設され屋根材Ｄの裏面と当接すると
共に、嵌合体Ｇ2 を装着する敷目部１５と、敷目部１５
の下辺を裏面側に屈曲した馳部１６と、必要に応じて敷
目部１５の上辺を表面側に屈曲して形成した雨返部１７
とから形成したものであり、敷目部１５には壷状の係止
部１８が形成され、この係止部１８に係止舌片１９を有
する嵌合体Ｇ2 が一体化されているものである。
【００１９】また、継手材Ｇの馳部１６は屋根材Ｄの段
差化粧面８、係止片９内に挿入されるものである。な
お、屋根材Ｄの全幅をｌ7 、継手材Ｇの長さをｌ8 とす
ると、ｌ7 ≦ｌ8 の関係である。また、継手材Ｇは屋根
材Ｄの連結片１０、および係合縁６と段差化粧面８間に
挟まれているため移動することがなく、固定具βにより
屋根下地αに固定する必要はないものである。
差化粧面８、係止片９内に挿入されるものである。な
お、屋根材Ｄの全幅をｌ7 、継手材Ｇの長さをｌ8 とす
ると、ｌ7 ≦ｌ8 の関係である。また、継手材Ｇは屋根
材Ｄの連結片１０、および係合縁６と段差化粧面８間に
挟まれているため移動することがなく、固定具βにより
屋根下地αに固定する必要はないものである。
【００２０】なお、前記θ1 、θ2 、θ3 の角度は屋根
の傾斜角により定まるものであり、傾斜角がｎ寸勾配と
すると数１、数２、数３に示す式によりθ1 、θ2 、θ
3 の角度が算出されるものである。
の傾斜角により定まるものであり、傾斜角がｎ寸勾配と
すると数１、数２、数３に示す式によりθ1 、θ2 、θ
3 の角度が算出されるものである。
【数１】
【数２】
【数３】
【００２１】次に、施工例を通して本発明に係る谷納め
構造について簡単に説明する。まず屋根の勾配を２寸５
分勾配（ｎ＝２．５）とし、谷樋Ｂとしては図４に示す
ような厚さ０．３５ｍｍのカラー鋼板よりなるθ1 ＝２
００°のもの、下地材Ｃとしては図５に示すような厚さ
１２ｍｍ、幅２３２ｍｍ、長さ２７３０ｍｍのシージン
グボード、屋根材Ｄ、谷用屋根材Ｄ1 としては、図６
（ａ）、（ｂ）、図７（ａ）、（ｂ）に示すような板厚
が０．３５ｍｍのカラー鋼板よりなる全幅ｌ1 が２８
６．５ｍｍで長さが２７２７ｍｍ、θ2 ＝１３４°と
し、切り欠き部１１を幅１０ｍｍで形成したもの、連結
材Ｅとしては０．３５ｍｍ厚のカラー鋼板を図８（ａ）
〜（ｃ）に示すように形成したもの、コーキング材Ｆと
しては変性シリコン系よりなるもの、継手材Ｇとしては
図１０に示すような０．３５ｍｍ厚のカラー鋼板よりな
るｌ8 ＝２８８ｍｍのもの、を使用するとする。
構造について簡単に説明する。まず屋根の勾配を２寸５
分勾配（ｎ＝２．５）とし、谷樋Ｂとしては図４に示す
ような厚さ０．３５ｍｍのカラー鋼板よりなるθ1 ＝２
００°のもの、下地材Ｃとしては図５に示すような厚さ
１２ｍｍ、幅２３２ｍｍ、長さ２７３０ｍｍのシージン
グボード、屋根材Ｄ、谷用屋根材Ｄ1 としては、図６
（ａ）、（ｂ）、図７（ａ）、（ｂ）に示すような板厚
が０．３５ｍｍのカラー鋼板よりなる全幅ｌ1 が２８
６．５ｍｍで長さが２７２７ｍｍ、θ2 ＝１３４°と
し、切り欠き部１１を幅１０ｍｍで形成したもの、連結
材Ｅとしては０．３５ｍｍ厚のカラー鋼板を図８（ａ）
〜（ｃ）に示すように形成したもの、コーキング材Ｆと
しては変性シリコン系よりなるもの、継手材Ｇとしては
図１０に示すような０．３５ｍｍ厚のカラー鋼板よりな
るｌ8 ＝２８８ｍｍのもの、を使用するとする。
【００２２】そこで、図１２（図２のハ−ハ線端面
図）、図１３（図２のニ−ニ線端面図）に示すように一
般部の屋根を屋根材Ｄにより、第１段目は唐草Ｈを用い
て張り始め、下地材Ｃの載置−屋根材Ｄの装着−固定片
７の固定具βによる打設を、垂木、野地板、防水シート
（アスファルトフェルト等）よりなる屋根下地α上で順
次軒から棟まで繰り返すと共に、横方向の継ぎは、図１
１に示すように継手材Ｇの係止舌片１９と屋根材Ｄの連
結片１０の連結により行うものである。
図）、図１３（図２のニ−ニ線端面図）に示すように一
般部の屋根を屋根材Ｄにより、第１段目は唐草Ｈを用い
て張り始め、下地材Ｃの載置−屋根材Ｄの装着−固定片
７の固定具βによる打設を、垂木、野地板、防水シート
（アスファルトフェルト等）よりなる屋根下地α上で順
次軒から棟まで繰り返すと共に、横方向の継ぎは、図１
１に示すように継手材Ｇの係止舌片１９と屋根材Ｄの連
結片１０の連結により行うものである。
【００２３】また、谷部Ａには図３、図９に示すように
あらかじめ谷樋Ｂが連続状で屋根下地α上に固定具βに
より固定されており、この谷樋Ｂの略中央に連結片１０
ａがくるように寸法（長さ）、角度（θ2 ）を設定した
図７（ａ）、（ｂ）に示すような谷用屋根材Ｄ1 （図で
は左側用）を左右に載置し、一般部と同様に下段から上
段に向かって順次施工していくものである。
あらかじめ谷樋Ｂが連続状で屋根下地α上に固定具βに
より固定されており、この谷樋Ｂの略中央に連結片１０
ａがくるように寸法（長さ）、角度（θ2 ）を設定した
図７（ａ）、（ｂ）に示すような谷用屋根材Ｄ1 （図で
は左側用）を左右に載置し、一般部と同様に下段から上
段に向かって順次施工していくものである。
【００２４】また、谷用屋根材Ｄ1 の一段毎の施工後に
は、図９に示すように連結材Ｅを固定片７の切り欠き部
１１側より連結片１０ａに挿入し一体化するものであ
る。
は、図９に示すように連結材Ｅを固定片７の切り欠き部
１１側より連結片１０ａに挿入し一体化するものであ
る。
【００２５】さらに、谷用屋根材Ｄ1 、連結材Ｅの施工
が完了したら、必要に応じてコーキング材Ｆを谷部Ａの
間隙に連続状で形成するものである。
が完了したら、必要に応じてコーキング材Ｆを谷部Ａの
間隙に連続状で形成するものである。
【００２６】以上説明したのは本発明に係る谷納め構造
の一実施例にすぎず、図１４（ａ）〜（ｅ）に示すよう
な谷樋Ｂを使用することもできる。すなわち、図（ａ）
〜（ｅ）において（ａ）図は押出成形により形成した谷
樋Ｂ、（ｂ）図は樋部３を大きく形成した谷樋Ｂ、
（ｃ）図は防水片２をＬ字状に屈曲し雨返し機能により
防水性を強化した谷樋Ｂ、（ｄ）図は樋部Ｂを下方に大
きく突出して形成した谷樋Ｂ、（ｅ）図は防水片２を広
幅に形成し、谷用屋根材Ｄ1 のバックアップを図った谷
樋Ｂである。
の一実施例にすぎず、図１４（ａ）〜（ｅ）に示すよう
な谷樋Ｂを使用することもできる。すなわち、図（ａ）
〜（ｅ）において（ａ）図は押出成形により形成した谷
樋Ｂ、（ｂ）図は樋部３を大きく形成した谷樋Ｂ、
（ｃ）図は防水片２をＬ字状に屈曲し雨返し機能により
防水性を強化した谷樋Ｂ、（ｄ）図は樋部Ｂを下方に大
きく突出して形成した谷樋Ｂ、（ｅ）図は防水片２を広
幅に形成し、谷用屋根材Ｄ1 のバックアップを図った谷
樋Ｂである。
【００２７】図１５（ａ）、（ｂ）は下地材Ｄのその他
の実施例を示すものである。
の実施例を示すものである。
【００２８】また、図１６（ａ）〜（ｃ）〜図２８
（ａ）〜（ｃ）は連結材Ｅのその他の実施例であり、
（ｂ）図は（ａ）図の断面図、（ｃ）図は（ａ）図の平
面図を示すものである。
（ａ）〜（ｃ）は連結材Ｅのその他の実施例であり、
（ｂ）図は（ａ）図の断面図、（ｃ）図は（ａ）図の平
面図を示すものである。
【００２９】特に、図１９、図２０、図２１、図２２、
図２３、図２４、図２５、図２６、図２７、図２８は下
端の防水面１２を内方に略９０°で屈曲したり、上端の
防水面１２を上方に略９０°、あるいは鋭角に屈曲する
ことにより、谷部Ａにおける防水性をさらに強化した連
結材Ｅである。
図２３、図２４、図２５、図２６、図２７、図２８は下
端の防水面１２を内方に略９０°で屈曲したり、上端の
防水面１２を上方に略９０°、あるいは鋭角に屈曲する
ことにより、谷部Ａにおける防水性をさらに強化した連
結材Ｅである。
【００３０】さらに、図２９（ａ）〜（ｃ）は嵌合溝１
４を大きく形成し、嵌合溝１４自体が雨水等の流水路と
して機能するようにしたものである。
４を大きく形成し、嵌合溝１４自体が雨水等の流水路と
して機能するようにしたものである。
【００３１】また、図３０（ａ）〜（ｆ）は屋根材Ｄ、
谷用屋根材Ｄ1 のその他の例を示す断面図である。
谷用屋根材Ｄ1 のその他の例を示す断面図である。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る谷納
め構造によれば、段葺き用屋根材を使用した屋根の谷
部を納まり、施工性良く形成でき、さらに防水性も万全
な谷部となる。左右の谷用屋根材の横目地ラインが谷
部で大きく分断されることがなく、段葺き用屋根材の特
徴である横の美しいラインをさらに助長する。連結材
−谷樋の樋部−谷樋の防水片の３重防水構造となり、防
水性が確実である。連結材の上下端が常時重なり合っ
た状態であるため、連結材の防水面に集まった雨水等
は、スムーズに下方に流下するため、防水性が良い。
谷用屋根材の加工が連結片を形成するだけで簡単であ
る。等の特徴、効果がある。
め構造によれば、段葺き用屋根材を使用した屋根の谷
部を納まり、施工性良く形成でき、さらに防水性も万全
な谷部となる。左右の谷用屋根材の横目地ラインが谷
部で大きく分断されることがなく、段葺き用屋根材の特
徴である横の美しいラインをさらに助長する。連結材
−谷樋の樋部−谷樋の防水片の３重防水構造となり、防
水性が確実である。連結材の上下端が常時重なり合っ
た状態であるため、連結材の防水面に集まった雨水等
は、スムーズに下方に流下するため、防水性が良い。
谷用屋根材の加工が連結片を形成するだけで簡単であ
る。等の特徴、効果がある。
【図１】本発明に係る谷納め構造の外観を示す斜視図で
ある。
ある。
【図２】本発明に係る谷納め構造の外観を示す平面図で
ある。
ある。
【図３】図２のイ−イ線端面図である。
【図４】谷樋を示す一部切り欠き斜視図である。
【図５】下地材を示す斜視図である。
【図６】段葺き用屋根材を示す斜視図である。
【図７】段葺き用の谷用屋根材の左側用を示す斜視図で
ある。
ある。
【図８】連結材を示す説明図である。
【図９】谷部の施工状態を示す平面図である。
【図１０】継手材を示す斜視図である。
【図１１】継手材の使用状態を示す図２のロ−ロ線端面
図である。
図である。
【図１２】図２のハ−ハ線端面図である。
【図１３】図２のニ−ニ線端面図である。
【図１４】谷樋のその他の実施例を示す断面図である。
【図１５】下地材のその他の例を示す説明図である。
【図１６】連結材のその他の例を示す説明図である。
【図１７】連結材のその他の例を示す説明図である。
【図１８】連結材のその他の例を示す説明図である。
【図１９】連結材のその他の例を示す説明図である。
【図２０】連結材のその他の例を示す説明図である。
【図２１】連結材のその他の例を示す説明図である。
【図２２】連結材のその他の例を示す説明図である。
【図２３】連結材のその他の例を示す説明図である。
【図２４】連結材のその他の例を示す説明図である。
【図２５】連結材のその他の例を示す説明図である。
【図２６】連結材のその他の例を示す説明図である。
【図２７】連結材のその他の例を示す説明図である。
【図２８】連結材のその他の例を示す説明図である。
【図２９】連結材のその他の例を示す断面図である。
【図３０】段葺き用屋根材、段葺き用の谷用屋根材のそ
の他の実施例を示す断面図である。
の他の実施例を示す断面図である。
Ａ 谷部 Ｂ 谷樋 Ｃ 下地材 Ｄ 段葺き用屋根材 Ｄ1 段葺き用の谷用屋根材 Ｅ 連結材 Ｆ コーキング材 Ｇ 継手材 ２ 防水片 ３ 樋部 １０、１０ａ 連結片 １１ 切り欠き部 １２ 防水面 １４ 嵌合溝
Claims (1)
- 【請求項１】 屋根の谷角度に対応した２辺の固定片を
有し、該固定片の途中を上方に突出して防水片を形成
し、該防水片により凹状に形成した樋部を有する長尺状
の谷樋と、少なくとも化粧面の長手方向の一端縁には内
方裏面側に屈曲した連結片、他端縁には谷角度に対応し
て斜め切りした端部を内方裏面側に屈曲した連結片を有
し、かつ、谷部側端部の固定部を切り欠いた切り欠き部
を形成した引っ掛け式の連結構造を有する段葺き用の谷
用屋根材と、段葺き用の谷用屋根材の谷部端側の化粧面
幅と略同じ長さの幅狭で、かつ谷角度に対応した２面よ
りなる防水面と、該防水面の両端を折り返しコ字状の嵌
合溝を有する嵌合片とからなる幅狭で短尺状の連結材と
からなり、屋根の谷部に谷樋が固定具により軒から棟ま
で連続状に配設され、前記谷用屋根材の谷部側端部同士
が極少間隙を有して対面するように配設固定され、この
谷用屋根材同士の連結片に前記連結材の嵌合溝を谷用屋
根材の切り欠き部側から挿入して一体化されていること
を特徴とする谷納め構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3315408A JP3065405B2 (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 谷納め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3315408A JP3065405B2 (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 谷納め構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05125803A true JPH05125803A (ja) | 1993-05-21 |
| JP3065405B2 JP3065405B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=18065030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3315408A Expired - Fee Related JP3065405B2 (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 谷納め構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3065405B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997001688A1 (en) * | 1995-06-29 | 1997-01-16 | G.J. & A.L. Penny Master Builders Pty. Ltd. | Improved roof valley system |
| FR2956678A1 (fr) * | 2010-02-24 | 2011-08-26 | Daniel Cauquil | Noue de toiture |
-
1991
- 1991-11-01 JP JP3315408A patent/JP3065405B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997001688A1 (en) * | 1995-06-29 | 1997-01-16 | G.J. & A.L. Penny Master Builders Pty. Ltd. | Improved roof valley system |
| FR2956678A1 (fr) * | 2010-02-24 | 2011-08-26 | Daniel Cauquil | Noue de toiture |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3065405B2 (ja) | 2000-07-17 |
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