JPH05125516A - 連続溶融めつき気体絞り部における鋼帯形状制御方法 - Google Patents
連続溶融めつき気体絞り部における鋼帯形状制御方法Info
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- JPH05125516A JPH05125516A JP28894091A JP28894091A JPH05125516A JP H05125516 A JPH05125516 A JP H05125516A JP 28894091 A JP28894091 A JP 28894091A JP 28894091 A JP28894091 A JP 28894091A JP H05125516 A JPH05125516 A JP H05125516A
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- Japan
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- steel strip
- roll
- shape
- support roll
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、非接触位置検出器の測定結
果からサポートロール位置を変更し、気体絞りノズル近
傍部の鋼帯形状を平坦化しようとするものである。 【構成】 気体絞りノズル6aと6bの上方に設けた自
走式非接触位置検出器11aと11bにより、鋼帯1の
板幅方向の位置を測定し、鋼帯形状を平坦にするために
サポートロール3の位置を推定し、予めプロセスライン
コントローラ12に設定しているロール位置との差分を
零とするようにサポートロール3の位置を変化させて、
気体絞り部6での鋼帯形状を平坦化するように制御する
ものである。 【効果】 本発明により、気体絞り部における鋼帯の形
状不良による操業トラブルが80%減少するとともに、
鋼帯の品質が向上した。
果からサポートロール位置を変更し、気体絞りノズル近
傍部の鋼帯形状を平坦化しようとするものである。 【構成】 気体絞りノズル6aと6bの上方に設けた自
走式非接触位置検出器11aと11bにより、鋼帯1の
板幅方向の位置を測定し、鋼帯形状を平坦にするために
サポートロール3の位置を推定し、予めプロセスライン
コントローラ12に設定しているロール位置との差分を
零とするようにサポートロール3の位置を変化させて、
気体絞り部6での鋼帯形状を平坦化するように制御する
ものである。 【効果】 本発明により、気体絞り部における鋼帯の形
状不良による操業トラブルが80%減少するとともに、
鋼帯の品質が向上した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続溶融めっき気体絞
り部における鋼帯形状制御方法に関する。
り部における鋼帯形状制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼帯の連続溶融めっき気体絞り部におけ
る一般的な鋼帯形状制御を図2に示す。1は鋼帯、2は
シンクロール、2aはシンクロール軸、3はサポートロ
ール、3aはサポートロール軸、4はサポートロール、
4aはサポートロール軸、5はめっき浴、6aと6bは
気体絞りノズル、6cと6dと6eは圧力調節弁、6f
は気体絞りノズル気体供給用ブロワ、7はロール位置調
整用装置、7aはX方向調整装置、7bはY方向調整装
置である。鋼帯1は、めっき浴5中に配置したシンクロ
ール2で方向転換を行い、サポートロール3と4を経由
し、めっき浴外に配置した気体絞りノズル6aと6bの
間に移動する。
る一般的な鋼帯形状制御を図2に示す。1は鋼帯、2は
シンクロール、2aはシンクロール軸、3はサポートロ
ール、3aはサポートロール軸、4はサポートロール、
4aはサポートロール軸、5はめっき浴、6aと6bは
気体絞りノズル、6cと6dと6eは圧力調節弁、6f
は気体絞りノズル気体供給用ブロワ、7はロール位置調
整用装置、7aはX方向調整装置、7bはY方向調整装
置である。鋼帯1は、めっき浴5中に配置したシンクロ
ール2で方向転換を行い、サポートロール3と4を経由
し、めっき浴外に配置した気体絞りノズル6aと6bの
間に移動する。
【0003】鋼帯1はめっき浴5外へ過剰の溶融めっき
金属を持ち上げるため、気体絞りノズル6aと6bは、
鋼帯1に溶融めっき金属が所定の付着量になるように気
体を吐出することによりめっき量を調整している。
金属を持ち上げるため、気体絞りノズル6aと6bは、
鋼帯1に溶融めっき金属が所定の付着量になるように気
体を吐出することによりめっき量を調整している。
【0004】気体絞りノズル部における鋼帯形状が平坦
でない場合、気体絞りノズルと鋼帯の距離が変化するこ
とにより、気体絞りガスの溶融金属払拭力が板幅方向で
変化する。その結果として、鋼帯の板幅方向の付着量が
変動し品質の低下を招く。また、気体絞りノズル下方向
の払拭ガス流が乱れスプラッシュと呼ばれる溶融金属の
散乱が発生し、気体絞りノズルの開口部が閉塞するケー
スが発生する。これらを防止するために、鋼帯の形状を
平坦化する必要がある。
でない場合、気体絞りノズルと鋼帯の距離が変化するこ
とにより、気体絞りガスの溶融金属払拭力が板幅方向で
変化する。その結果として、鋼帯の板幅方向の付着量が
変動し品質の低下を招く。また、気体絞りノズル下方向
の払拭ガス流が乱れスプラッシュと呼ばれる溶融金属の
散乱が発生し、気体絞りノズルの開口部が閉塞するケー
スが発生する。これらを防止するために、鋼帯の形状を
平坦化する必要がある。
【0005】気体絞り部6の鋼帯1には、通常0.5〜
3.0kg/mm2 の張力がかけられており、またシン
クロール2は500〜800mmの外径であるため、鋼
帯1にはシンクロール2による曲げ歪み(以下C反りと
称する)が発生する。このC反りを除去するために、サ
ポートロール3またはサポートロール4のいずれか一方
の位置を変更するのが通常である。図2には、サポート
ロール3のロール位置調整装置7を示し、X方向の調整
装置7aとY方向の調整装置7bがある。図3にサポー
トロール3と4の構造の一例を示す。サポートロール3
と4は、胴部8とロール軸9とロール軸スリーブ9aお
よび軸受け10から構成されている。
3.0kg/mm2 の張力がかけられており、またシン
クロール2は500〜800mmの外径であるため、鋼
帯1にはシンクロール2による曲げ歪み(以下C反りと
称する)が発生する。このC反りを除去するために、サ
ポートロール3またはサポートロール4のいずれか一方
の位置を変更するのが通常である。図2には、サポート
ロール3のロール位置調整装置7を示し、X方向の調整
装置7aとY方向の調整装置7bがある。図3にサポー
トロール3と4の構造の一例を示す。サポートロール3
と4は、胴部8とロール軸9とロール軸スリーブ9aお
よび軸受け10から構成されている。
【0006】従来は、上記鋼帯形状制御は、すべてマニ
ュアルで行なっていた。すなわち、鋼帯の形状を操業員
が確認し、その形状度合により手動でサポートロール3
の位置を調整するのが一般的であった。
ュアルで行なっていた。すなわち、鋼帯の形状を操業員
が確認し、その形状度合により手動でサポートロール3
の位置を調整するのが一般的であった。
【0007】また、近年、溶融めっき金属の付着量制御
方法として、特開平1−230758号公報「溶融めっ
き金属の付着量制御方法及び気体噴射ノズル」および特
開平3−31464号公報「鋼帯の連続溶融金属めっき
方法」等が提案されている。
方法として、特開平1−230758号公報「溶融めっ
き金属の付着量制御方法及び気体噴射ノズル」および特
開平3−31464号公報「鋼帯の連続溶融金属めっき
方法」等が提案されている。
【0008】しかし、前者は、主ノズル間の板幅方向の
C反りに対し、連続的に補助ノズルで圧力調整を行なう
ことは、通板している板幅またはライン速度または溶融
金属の付着量の各変化に対する補助ノズル圧力室の適正
分割ができにくいために、技術的にまた設備的に極めて
困難である。
C反りに対し、連続的に補助ノズルで圧力調整を行なう
ことは、通板している板幅またはライン速度または溶融
金属の付着量の各変化に対する補助ノズル圧力室の適正
分割ができにくいために、技術的にまた設備的に極めて
困難である。
【0009】後者は、静圧パッドにより気体絞りノズル
部のパスラインが決定されるため、板厚または板幅が変
化するときに前後の静圧パッド位置の変更が生じる。こ
のとき、前後の静圧パッド位置により、パスラインの変
化を生じる可能性がある。そのため、これらの諸問題を
解消するには、気体絞りノズル間の板幅方向のC反りを
減少させ、かつパスラインを機械力で決定する方法が有
利であると判断した。
部のパスラインが決定されるため、板厚または板幅が変
化するときに前後の静圧パッド位置の変更が生じる。こ
のとき、前後の静圧パッド位置により、パスラインの変
化を生じる可能性がある。そのため、これらの諸問題を
解消するには、気体絞りノズル間の板幅方向のC反りを
減少させ、かつパスラインを機械力で決定する方法が有
利であると判断した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、非接触位置検出器の測定結果からサポート
ロール位置を変更し、気体絞りノズル近傍部の鋼帯形状
を平坦化しようとするものである。図2に鋼帯の連続溶
融めっき気体絞り部における一般的な鋼帯形状制御を示
す。連続溶融めっき気体絞り部の鋼帯を平坦化するため
の、めっき浴中サポートロール3または4のロール位置
は、シンクロール2の外径と鋼帯の板幅と材質により算
出することが可能である。
する課題は、非接触位置検出器の測定結果からサポート
ロール位置を変更し、気体絞りノズル近傍部の鋼帯形状
を平坦化しようとするものである。図2に鋼帯の連続溶
融めっき気体絞り部における一般的な鋼帯形状制御を示
す。連続溶融めっき気体絞り部の鋼帯を平坦化するため
の、めっき浴中サポートロール3または4のロール位置
は、シンクロール2の外径と鋼帯の板幅と材質により算
出することが可能である。
【0011】しかしながら、操業時の各サポートロール
のロール軸スリーブと軸受け部の磨耗の進行度は、サポ
ートロールの回転数に依存しその磨耗量を直接測定する
ことは困難である。そのため、実操業においては、常時
気体絞り部の鋼帯形状を観察することにより、サポート
ロール3または4の位置調整を実施するという必要性を
生じている。
のロール軸スリーブと軸受け部の磨耗の進行度は、サポ
ートロールの回転数に依存しその磨耗量を直接測定する
ことは困難である。そのため、実操業においては、常時
気体絞り部の鋼帯形状を観察することにより、サポート
ロール3または4の位置調整を実施するという必要性を
生じている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として本発明は、連続溶融めっき気体絞りノズル
上方に設置した非接触位置検出器により気体絞りノズル
近傍の鋼帯の板幅方向の位置を測定し、その結果からめ
っき浴中ロール位置を推定し、予め気体絞りノズル部に
おける鋼帯形状が平坦になるように計算機に設定したロ
ール位置と前記推定値との差分を零とするように、めっ
き浴中ロールの位置を制御することとした連続溶融めっ
き気体絞り部における鋼帯形状制御方法である。
の手段として本発明は、連続溶融めっき気体絞りノズル
上方に設置した非接触位置検出器により気体絞りノズル
近傍の鋼帯の板幅方向の位置を測定し、その結果からめ
っき浴中ロール位置を推定し、予め気体絞りノズル部に
おける鋼帯形状が平坦になるように計算機に設定したロ
ール位置と前記推定値との差分を零とするように、めっ
き浴中ロールの位置を制御することとした連続溶融めっ
き気体絞り部における鋼帯形状制御方法である。
【0013】
【作用】本発明の作用を次に説明する。本発明の気体絞
り部における鋼帯の形状制御方法を図1に示す。11a
と11bは自走式非接触位置検出器、12はプロセスラ
インコントローラ、13はプロセスコンピュータであ
る。また、図3にサポートロールの構造を示す。8はロ
ール胴、9はロール軸、9aはロール軸スリーブ、10
は軸受である。気体絞りノズル6aと6bの上方に設け
た自走式非接触位置検出器11aと11bにより、鋼帯
1の板幅方向の位置を測定し、鋼帯形状を平坦にするた
めにサポートロール3の位置を推定し、予めプロセスラ
インコントローラ12に設定しているロール位置との差
分を零とするようにサポートロール3の位置を変化させ
て、気体絞り部6での鋼帯形状を平坦化するように制御
している。
り部における鋼帯の形状制御方法を図1に示す。11a
と11bは自走式非接触位置検出器、12はプロセスラ
インコントローラ、13はプロセスコンピュータであ
る。また、図3にサポートロールの構造を示す。8はロ
ール胴、9はロール軸、9aはロール軸スリーブ、10
は軸受である。気体絞りノズル6aと6bの上方に設け
た自走式非接触位置検出器11aと11bにより、鋼帯
1の板幅方向の位置を測定し、鋼帯形状を平坦にするた
めにサポートロール3の位置を推定し、予めプロセスラ
インコントローラ12に設定しているロール位置との差
分を零とするようにサポートロール3の位置を変化させ
て、気体絞り部6での鋼帯形状を平坦化するように制御
している。
【0014】すなわち、めっき浴5中のロール軸スリー
ブ9aと軸受10が磨耗変化等で初期設定位置よりずれ
が生じている場合には、鋼帯1の形状も矯正されずにサ
ポートロール3と4の最適位置からのずれが生じる。従
って、鋼帯1の板幅方向の位置も変化する。逆に、この
板幅方向の位置に対して最適なサポートロール位置とな
るようにサポートロール3と4の位置を変化させること
により、鋼帯1の形状の矯正を行なうことが可能とな
る。
ブ9aと軸受10が磨耗変化等で初期設定位置よりずれ
が生じている場合には、鋼帯1の形状も矯正されずにサ
ポートロール3と4の最適位置からのずれが生じる。従
って、鋼帯1の板幅方向の位置も変化する。逆に、この
板幅方向の位置に対して最適なサポートロール位置とな
るようにサポートロール3と4の位置を変化させること
により、鋼帯1の形状の矯正を行なうことが可能とな
る。
【0015】さらに、このサポートロール3と4の位置
は、軸受10等の損傷により、初期値と偏差を生じるこ
とがある。この場合は、鋼帯1の板幅方向の位置もずれ
ることになるので、サポートロール3と4のの絶対位置
にかかわらず、板幅の位置のダイナミック制御を行なう
ことが、さらに形状制御の精度を向上させることにな
る。
は、軸受10等の損傷により、初期値と偏差を生じるこ
とがある。この場合は、鋼帯1の板幅方向の位置もずれ
ることになるので、サポートロール3と4のの絶対位置
にかかわらず、板幅の位置のダイナミック制御を行なう
ことが、さらに形状制御の精度を向上させることにな
る。
【0016】
【実施例】本発明の気体絞り部における鋼帯形状の平坦
化技術の実施例を下記に示す検討結果に基づいて説明す
る。
化技術の実施例を下記に示す検討結果に基づいて説明す
る。
【0017】連続溶融亜鉛めっき設備のめっき浴におい
て、サポートロール3と4の各部位の磨耗量を調査し
た。その調査結果を図5に示す。めっき浴5の組成は、
アルミニウム0.1〜0.2wt%、残部が亜鉛および
その不可避不純物から成り、めっき浴温は460℃±1
0℃であった。サポートロール軸とサポートロール軸受
の材料はSCH13である。図5に示すように、磨耗低
減を図るために、各部位に表面処理(Cr−Co−Wを
3mm厚さで溶射)を行なった場合でも、サポートロー
ル軸とサポートロール軸受の磨耗量は約4mmあり、無
処理の場合は、約14mmであった。
て、サポートロール3と4の各部位の磨耗量を調査し
た。その調査結果を図5に示す。めっき浴5の組成は、
アルミニウム0.1〜0.2wt%、残部が亜鉛および
その不可避不純物から成り、めっき浴温は460℃±1
0℃であった。サポートロール軸とサポートロール軸受
の材料はSCH13である。図5に示すように、磨耗低
減を図るために、各部位に表面処理(Cr−Co−Wを
3mm厚さで溶射)を行なった場合でも、サポートロー
ル軸とサポートロール軸受の磨耗量は約4mmあり、無
処理の場合は、約14mmであった。
【0018】サポートロールの基準の位置と実際の位置
の差と鋼帯形状の関係を図6に示す。サポートロール径
は230mm、シンクロール径は520mm、ロール配
置は図1と同様である。サポートロール3と4は、サポ
ートロール4を固定とし、サポートロール3はX方向に
押し込み可能としている。図6に、このときの鋼帯とサ
ポートロール3の関係を縦軸にC反り量、横軸にサポー
トロール3のX方向の押し込み量を示す。この結果よ
り、鋼帯形状は、サポートロール3のX位置により大き
な変化を表す区間が存在し、この区間は、サポートロー
ル3の基準位置から、鋼帯板厚0.3mmで0mmから
15mmであり、7.5mmの位置で極小となる。ま
た、鋼帯板厚1.2mmでは、サポートロール3が基準
位置から15mm〜35mmの区間で鋼帯形状が変化す
る。
の差と鋼帯形状の関係を図6に示す。サポートロール径
は230mm、シンクロール径は520mm、ロール配
置は図1と同様である。サポートロール3と4は、サポ
ートロール4を固定とし、サポートロール3はX方向に
押し込み可能としている。図6に、このときの鋼帯とサ
ポートロール3の関係を縦軸にC反り量、横軸にサポー
トロール3のX方向の押し込み量を示す。この結果よ
り、鋼帯形状は、サポートロール3のX位置により大き
な変化を表す区間が存在し、この区間は、サポートロー
ル3の基準位置から、鋼帯板厚0.3mmで0mmから
15mmであり、7.5mmの位置で極小となる。ま
た、鋼帯板厚1.2mmでは、サポートロール3が基準
位置から15mm〜35mmの区間で鋼帯形状が変化す
る。
【0019】次に、自走式非接触位置検出器11と鋼帯
1との距離による関係を図7に示す。距離が100mm
までは、ほぼ正比例の関係があり精度よく測定できた。
ここで、図5と図6の関係をプロセスラインコントロー
ラ12に入力しておき、プロセスコンピュータ13が鋼
板の板幅データと板厚データをプロセスラインコントロ
ーラ12に出力し、自走式非接触位置検出器11が鋼帯
1のC反り量をプロセスラインコントローラ12に出力
すると、プロセスラインコントローラ12は、サポート
ロール3の位置制御できることがわかる。この制御の実
施例を図1に示す。
1との距離による関係を図7に示す。距離が100mm
までは、ほぼ正比例の関係があり精度よく測定できた。
ここで、図5と図6の関係をプロセスラインコントロー
ラ12に入力しておき、プロセスコンピュータ13が鋼
板の板幅データと板厚データをプロセスラインコントロ
ーラ12に出力し、自走式非接触位置検出器11が鋼帯
1のC反り量をプロセスラインコントローラ12に出力
すると、プロセスラインコントローラ12は、サポート
ロール3の位置制御できることがわかる。この制御の実
施例を図1に示す。
【0020】また、プロセスラインコントローラ12の
制御ブロック図を図4に示す。すなわち、気体絞りノズ
ル上方に設置した鋼帯の自走式非接触位置検出器11a
と11bにより、鋼帯の幅方向位置を測定し、プロセス
コンピュータ13からの鋼板の板厚データとから推定サ
ポートロール位置を演算し、基準サポートロール位置と
の差分を演算し、最適なサポートロール位置を求めサポ
ートロール3を動作させ制御する。これを、鋼帯の位置
変化に伴い連続的にかつ自動的に行なう。なお、自走式
非接触位置検出器11aと11bは、非接触位置検出器
アレイとしても同様の制御を行なうことができる。
制御ブロック図を図4に示す。すなわち、気体絞りノズ
ル上方に設置した鋼帯の自走式非接触位置検出器11a
と11bにより、鋼帯の幅方向位置を測定し、プロセス
コンピュータ13からの鋼板の板厚データとから推定サ
ポートロール位置を演算し、基準サポートロール位置と
の差分を演算し、最適なサポートロール位置を求めサポ
ートロール3を動作させ制御する。これを、鋼帯の位置
変化に伴い連続的にかつ自動的に行なう。なお、自走式
非接触位置検出器11aと11bは、非接触位置検出器
アレイとしても同様の制御を行なうことができる。
【0021】本鋼帯形状制御方法の発明により、鋼帯の
形状制御を自動的に連続して行なうことが可能となり、
鋼帯の品質が向上した。
形状制御を自動的に連続して行なうことが可能となり、
鋼帯の品質が向上した。
【0022】
【発明の効果】本発明により、気体絞り部における鋼帯
の形状不良による操業トラブルが80%減少するととも
に、鋼帯の品質が向上した。
の形状不良による操業トラブルが80%減少するととも
に、鋼帯の品質が向上した。
【図1】本発明の気体絞り部における鋼帯の形状制御方
法を図1に示す。
法を図1に示す。
【図2】鋼帯の連続溶融めっき気体絞り部における一般
的な鋼帯形状制御を示す図である。
的な鋼帯形状制御を示す図である。
【図3】サポートロールの構造の一例を示すを示す図で
ある。
ある。
【図4】プロセスラインコントローラの制御ブロック図
である。
である。
【図5】サポートロールの磨耗量を示す図である。
【図6】サポートロールの基準の位置と実際の位置の差
と鋼帯形状の関係を示す図である。
と鋼帯形状の関係を示す図である。
【図7】自走式非接触位置検出器と鋼帯との距離による
関係を示す図である。
関係を示す図である。
1 鋼帯 2 シンクロール 2a シンクロール軸 3、4 サポートロール 3a、4a サポートロール軸 5 めっき浴 6a、6b 気体絞りノズル 6c、6d、6e 圧力調節弁 6f 気体絞りノズル気体供給用ブロワ 7 サポートロール位置調整用装置 7a サポートロールX方向調整装置 7b サポートロールY方向調整装置 8 サポートロール胴 9 サポートロール軸 9a サポートロール軸スリーブ 10 サポートロール軸受 11a、11b 自走式非接触位置検出器 12 プロセスラインコントローラ 13 プロセスコンピュータ
Claims (1)
- 【請求項1】 連続溶融めっき気体絞りノズル上方に設
置した非接触位置検出器により気体絞りノズル近傍の鋼
帯の板幅方向の位置を測定し、その結果からめっき浴中
ロール位置を推定し、予め気体絞りノズル部における鋼
帯形状が平坦になるように計算機に設定したロール位置
と前記めっき浴中ロール推定位置との差分を零とするよ
うに、めっき浴中ロールの位置を制御することを特徴と
する連続溶融めっき気体絞り部における鋼帯形状制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28894091A JPH05125516A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 連続溶融めつき気体絞り部における鋼帯形状制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28894091A JPH05125516A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 連続溶融めつき気体絞り部における鋼帯形状制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05125516A true JPH05125516A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17736781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28894091A Pending JPH05125516A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 連続溶融めつき気体絞り部における鋼帯形状制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05125516A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030052428A (ko) * | 2001-12-21 | 2003-06-27 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 용융도금공정에서의 컬렉팅 롤을 이용한 스트립 반곡제거장치 |
-
1991
- 1991-11-05 JP JP28894091A patent/JPH05125516A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030052428A (ko) * | 2001-12-21 | 2003-06-27 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 용융도금공정에서의 컬렉팅 롤을 이용한 스트립 반곡제거장치 |
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