JPH0512513A - Icカード - Google Patents

Icカード

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Publication number
JPH0512513A
JPH0512513A JP3165448A JP16544891A JPH0512513A JP H0512513 A JPH0512513 A JP H0512513A JP 3165448 A JP3165448 A JP 3165448A JP 16544891 A JP16544891 A JP 16544891A JP H0512513 A JPH0512513 A JP H0512513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective body
card
module
chip
protector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3165448A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruki Owaki
春樹 大脇
Masanori Kashima
正憲 鹿島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3165448A priority Critical patent/JPH0512513A/ja
Publication of JPH0512513A publication Critical patent/JPH0512513A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ICカードの曲げに対して、ICモジュール
がカード基材から脱落しないようにする。 【構成】 カード基材15の凹部16に埋設されたIC
モジュール17とからなり、ICモジュール17のIC
チップ11を封止した第1の保護体19の外側に、この
第1の保護体19より厚みの大きな第2の保護体21を
設けた構成としている。従って、カード基材15に設け
た凹部16には、第1の保護体19より厚みの大きな第
2の保護体21の底面が接着される。このため、接着さ
れたカード基材15の凹部16の厚さは従来のものより
薄くなり、その結果として、延びやすくなるので、たと
え、ICカードを曲げる方向に外力が加わったとして
も、カード基材15の凹部16と第2の保護体21の底
面との接着が剥がれるということはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照合とかデータ記録等
に使用されるICカードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ICカードは国際的にも標準化が
進み、日本国内でも実用段階に入りつつある。
【0003】以下に従来のICカードについて説明す
る。図7は従来のICカードの要部断面を示す図面であ
る。図7において、1はカード基材であり、このカード
基材1には、第1の凹部2が形成され、この第1の凹部
2の底面にはさらに第2の凹部3が形成されて、2段の
凹部4となっていた。そして、この2段の凹部4には、
断面凸形状のICモジュール5が埋設されて、接着面1
4と第1の凹部2とが接着剤6で接着固定されていた。
【0004】また、このICモジュール5は、以下のよ
うな構成となっていた。すなわち、基板7aと、この基
板7aの主面上に設けられた複数個の接続端子8aとを
有し、この接続端子8aはスルーホール9aを介して基
板7aの他の面に敷設された配線パターン10aに接続
されるとともに、この配線パターン10a面にはICチ
ップ11aが載置され、このICチップ11aのボンデ
ィングパッドと配線パターン10aとは金属細線12a
でワイヤーボンディング接続されていた。そして、この
ICチップ10aと金属細線12aは、保護体13によ
って樹脂封止され、断面凸形状のICモジュール5とな
っていた。
【0005】これに類する技術として、例えば、特開平
1−114494号公報がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、図8に示すようにA方向に外力が加わ
った時、接着部14及びこの接着部14に当接する第1
の凹部2とも柔軟性に乏しいため接着部14と第1の凹
部2との接着が剥がれやすく、曲げの繰り返しにより加
速度的に剥がれ現象が進行することになる。また、IC
モジュール5の凸部を形成する保護体13の底面と、第
2の凹部3とは接着されていない。従って、その結果と
してICモジュール5がカード基材1から脱落するとい
う問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ICモジュール5がカード基材1から脱落しないI
Cカードを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のICカードは、カード基材と、このカード基
材の凹部に埋設されたICモジュールとからなり、前記
ICモジュールはICチップを封止した第1の保護体
と、この第1の保護体より厚みの大きな第2の保護体を
その外側に設けた構成としたものである。
【0009】
【作用】この構成によって、カード基材に設けた凹部に
第1の保護体より厚みの大きな第2の保護体の底面を接
着することになる。このため、接着されたカード基材の
凹部の厚さは従来のものより薄くなり、その結果として
も、延びやすくなるので、たとえ、ICカードを曲げる
方向に外力が加わったとしても、カード基材の凹部と第
2の保護体の底面との接着が剥がれるということはな
い。従って、ICモジュールがカード基材から脱落する
ということはない。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例にお
けるICカードの断面図である。
【0011】図1において、15は塩化ビニル系の材料
で作られたカード基材である。このカード基材15には
上方に向かって広がったテーパーをもつ凹部16がエン
ドミル等で形成されている。そして、この凹部16にI
Cモジュール17が埋設され、接着剤18で接着固定さ
れている。
【0012】ここで、ICモジュール17は以下のよう
な構成となっている。すなわち、両面プリント基板(厚
さ:0.1mm〜0.25mm、材質:エポキシ樹脂,BT
レジン樹脂,ポリミイド樹脂等)7の一方の面には、外
部装置と接続するための複数個の接続端子8が敷設され
ており、この接続端子8はスルーホール9を介して基板
7の他方の面の配線パターン10に接続されている。こ
の配線パターン10の面にはICチップ11が接着剤に
より接着されて固定されている。そして、このICチッ
プ11のボンディングパッドと前記配線パターン10と
は、金属細線(金線,アルミ線等)12でワイヤーボン
ディング法により接続されて回路を形成している。
【0013】そして、このICチップ11と金属細線1
2との保護は、エポキシ系の樹脂でトランスファーモー
ルド法によりモールド被覆された第1の保護体19で保
護されている。この第1の保護体19の外側には、溝2
0を設け、さらにその外側には第1の保護体19と同時
に形成された第2の保護体21が設けてある。この第2
の保護体21の高さは、第1の保護体19の高さより若
干(0.05〜0.20mm)高くなっている。これは、
この第2の保護体21の底面に弾性のあるシリコン系の
接着剤18(アクリル系あるいはポリエステル系の接着
剤が塗布された両面接着テープでも良い)を塗布して、
カード基材15の凹部16と接着固定し易くするためで
ある。
【0014】また、第1の保護体19の底面は、凹部1
6に接着されていない。さらにまた、第1の保護体19
の厚さは第2の保護体21の厚さより小さいので、第1
の保護体19の底面と凹部16の間には遊間部が生ずる
ことになる。この結果、ICカードに曲げ方向の外力が
加わった時、この遊間部で凹部16の低部がたわんでス
トレスが吸収されることになる。その結果としてICチ
ップ11に加わるストレスが軽減され、ICチップ11
の破壊が防止される。
【0015】さらに、第1の保護体19と、第2の保護
体21の間に設けられた溝20で曲げの力を吸収できる
ため、物理的信頼性に優れたICカードが提供できる。
【0016】図2は、ICモジュール17の平面図であ
る。図2において、19は第1の保護体であり、この第
1の保護体19の外側には溝20があり、さらにこの溝
20で分離されて第2の保護体21が配設されている。
【0017】そして、この溝20の部分に基板7に敷設
された配線パターン10と接続端子8とを接続するスル
ーホール9が設けてある。このことによって例えば図7
において、従来のICカードで予想されるように、カー
ド組立て時に使用する接着剤6が基板7aのスルーホー
ル9aから接続端子8aに漏れだし、接続端子8aの接
触不良を生ずるようなことはない。
【0018】22は、第1の保護体19と第2の保護体
21とを連結する注入路である。この注入路22は、図
3にその断面を示すように基板7側で第1の保護体19
と第2の保護体21とを連結している。これは、エポキ
シ系の樹脂を注入する時、この注入路22で保護体19
と21とが連結されて、一体成型を可能にしているもの
である。
【0019】(実施例2)以下に本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。図4は本発明の
第2の実施例を示し、ICカードに使用するICモジュ
ールの平面図である。
【0020】図4において、19は基板7上に設けられ
たICチップ11を保護するための第1の保護体であ
り、この第1の保護体19の外側には溝20,23で分
割されて第2の保護体24が設けられている。
【0021】ここで、溝23はICモジュール17の長
辺側の一方の端面から他方の端面まで直線状に連通した
溝である。このことにより、ICモジュール17の長辺
側は、よりたわみ易くなり、ICカードの曲げによる応
力を吸収し、ICチップ11を破壊から守る。なお、直
線状に連通した溝23は、ICモジュール17の短辺側
に設けても良い。
【0022】(実施例3)以下に本発明の第3の実施例
について図面を参照しながら説明する。図5は本発明の
第3の実施例を示し、ICカードに使用するICモジュ
ールの断面図であり、図6はその平面図である。
【0023】図5において、25は導電性の金属で形成
されたリードフレームである。このリードフレーム25
の一方の面は、外部機器と接続される接続端子となり、
他方の面にはICチップ11が載置されて、このICチ
ップ11のボンディングパッドと前記リードフレーム2
5とは金属細線12で接続されている。
【0024】そして、26はICチップ11と金属細線
12とを保護する第1の保護体26である。この第1の
保護体26の外側には、溝27で分割されて第2の保護
体28が設けられている。この第2の保護体28の厚み
は第1の保護体26の厚みより大きい。そして、この第
2の保護体28の底面がICカードに設けられた凹部に
接着されて固定されるわけである。この時、第1の保護
体26の底面は、凹部に接着しなくとも良い。さらにま
た、第1の保護体26の厚さは第2の保護体28の厚さ
より小さいので、第1の保護体26の底面と凹部の間に
は遊間部が生ずることになる。これは、ICカードに曲
げ方向に外力が加わった時、この遊間部で凹部の低部が
たわんでストレスを吸収することになり、その結果とし
てICチップ11に加わるストレスを軽減し、ICチッ
プ11の破壊を防止する働きを有することになる。
【0025】また、リードフレーム25は、さらに丈夫
な金属で形成されているので、外力によるたわみに対す
る信頼性が高い。
【0026】なお、29は第1の保護体26と第2の保
護体28とを連結する注入路である。
【0027】また、溝27はICモジュールの端面まで
直線状に連通しても良い。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、カード基材と、
このカード基材の凹部に埋設されたICモジュールとか
らなり、前記ICモジュールは、ICチップを封止した
第1の保護体の外側に、この第1の保護体より厚みの大
きな第2の保護体を設けた構成としている。従って、カ
ード基材に設けた凹部に第1の保護体より厚みの大きな
第2の保護体の底面を接着することになる。このため、
接着されたカード基材の凹部の厚さは従来のものより薄
くなり、その結果として、延びやすくなるので、たと
え、ICカードを曲げる方向に外力が加わったとして
も、カード基材の凹部と第2の保護体の底面との接着が
剥がれるということはない。従って、ICモジュールが
カード基材から脱落するということはなく、曲げに対し
て品質的に安定したICカードを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるICカードの要部断
面図
【図2】本発明の一実施例におけるICモジュールの平
面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】本発明の第2の実施例におけるICモジュール
の平面図
【図5】本発明の第3の実施例におけるICモジュール
の断面図
【図6】本発明の第3の実施例におけるICモジュール
の平面図
【図7】従来のICカードの要部断面図
【図8】従来のICカードを曲げた場合の要部断面図
【符号の説明】
7 基板 8 接続端子 9 スルーホール 11 ICチップ 15 カード基材 16 凹部 17 ICモジュール 19,26 第1の保護体 21,28 第2の保護体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード基材と、このカード基材の凹部に埋
    設されたICモジュールとからなり、前記ICモジュー
    ルは、基板と、この基板の主面上に設けられた複数個の
    接続端子と、この接続端子からスルーホールを介して接
    続され、前記基板の他の面に載置されたICチップと、
    このICチップを封止した保護体とを備え、前記保護体
    は前記ICチップを封止した第1の保護体と、この第1
    の保護体の外周に設けられるとともに、この第1の保護
    体より厚みの大きな第2の保護体とからなるICカー
    ド。
  2. 【請求項2】第1の保護体と、第2の保護体との間に溝
    を形成した請求項1記載のICカード。
  3. 【請求項3】第1の保護体と、第2の保護体とを分離す
    る溝の部分にスルーホールを設けた請求項2記載のIC
    カード。
  4. 【請求項4】第1の保護体と第2の保護体とは、注入路
    で連結された請求項1記載のICカード。
  5. 【請求項5】ICモジュールの端面まで直線状に連通し
    た溝を有する請求項1記載のICカード。
  6. 【請求項6】カード基材と、このカード基材の凹部に埋
    設されたICモジュールとからなり、前記ICモジュー
    ルは、リードフレームと、このリードフレーム上に載置
    されたICチップと、このICチップを封止した保護体
    とを備え、前記保護体は前記ICチップを封止した第1
    の保護体と、この第1の保護体の外側に設けられるとと
    もに、この第1の保護体より厚みの大きな第2の保護体
    とによりなるICカード。
  7. 【請求項7】第1の保護体と、第2の保護体との間に溝
    を形成した請求項6記載のICカード。
  8. 【請求項8】第1の保護体と、第2の保護体とは注入路
    で連結された請求項6記載のICカード。
  9. 【請求項9】ICモジュールの端面まで直線状に連通し
    た溝を有する請求項6記載のICカード。
JP3165448A 1991-07-05 1991-07-05 Icカード Pending JPH0512513A (ja)

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JP (1) JPH0512513A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6112996A (en) * 1996-06-03 2000-09-05 Minolta Co., Ltd. IC card and autonomous running and working robot having an IC card mounting apparatus
JP2015082185A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 凸版印刷株式会社 Icモジュール及びicカード

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6112996A (en) * 1996-06-03 2000-09-05 Minolta Co., Ltd. IC card and autonomous running and working robot having an IC card mounting apparatus
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