JPH05125010A - 不飽和アルデヒドまたは不飽和酸の製造用反応器 - Google Patents

不飽和アルデヒドまたは不飽和酸の製造用反応器

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JPH05125010A
JPH05125010A JP3285127A JP28512791A JPH05125010A JP H05125010 A JPH05125010 A JP H05125010A JP 3285127 A JP3285127 A JP 3285127A JP 28512791 A JP28512791 A JP 28512791A JP H05125010 A JPH05125010 A JP H05125010A
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JP
Japan
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reactor
unsaturated
catalyst
shell
acid
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JP3285127A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tazaki
博之 田崎
Ikuo Kurimoto
郁夫 栗本
Hiroyuki Uhara
洋之 鵜原
Yukio Aoki
幸雄 青木
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジケトン類の副生成を抑制し、これによりジ
ケトン類の含有量の極めて少ない高品質の不飽和アルデ
ヒドまたは不飽和酸を得ることができるとともに、構造
が簡単で製作費の安い反応器を提供する。 【構成】 触媒12を充填した多数の管13からなる管
束部11がシエル14内に設けられ、シエル14の一端
には前帽16aが、他端には後帽16bがそれぞれ設け
られているとともに、シエル14内には触媒12を加熱
する熱媒が循環するようになっており、後帽16bの容
積が前帽16aの容積よりも小さくなるように設計され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不飽和アルデヒドま
たは不飽和酸を製造するために用いられる反応器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、アクリル酸またはメタクリル酸を
製造する場合、一旦、プロピレンを触媒存在下で接触気
相酸化してアクロレインに、あるいは、イソブチレン、
t−ブタノールもしくはメチル−t−ブチルエーテルを
触媒存在下で接触気相酸化してメタクロレインに、それ
ぞれ変換し(この明細書中、これらの反応およびこれら
に使用される触媒をそれぞれ「前段反応」、「前段触
媒」と称することがある。)、次いで、このアクロレイ
ンを触媒存在下で接触気相酸化してアクリル酸に、ある
いは、メタクロレインを触媒存在下で接触気相酸化して
メタクリル酸に、それぞれ変換する(この明細書中、こ
れらの反応およびこれらに使用される触媒をそれぞれ
「後段反応」、「後段触媒」と称することがある。)、
いわゆる2段階の酸化反応が一般に採用されている。こ
こで、前段触媒としては、ビスマス、モリブデンおよび
鉄を含有してなる酸化物触媒が一般的であり、後段触媒
としては、モリブデンおよびリンを含有してなる酸化物
触媒が一般的である。
【0003】また、イソブチルアルデヒドを前記後段触
媒の存在下で接触気相酸化脱水素反応させることにより
メタクリル酸を製造する方法も採用されている。これら
の前段反応および後段反応は、たとえば、図4に示すよ
うな構造の熱交換型多管式反応器を用いて行われる。図
にみるように、この反応器4は、管束部41を有し、管
束部41は、触媒42を充填した管43を多数平行に並
べて構成され、筒状のシェル44内に設けられている。
なお、図では、触媒42は、一本の管43内だけに示さ
れているが、他の管43内の触媒42の図示は省略され
ている。シェル44内には、熱媒入口45aから熱媒が
導入されるようになっている。この熱媒は、管束部41
を構成する各管43・・・の外側を通って各管43内の
触媒42を加熱した後、熱媒出口45bから出る。この
熱媒は、反応器4の外で熱を受けて再びシェル44内を
循環するようになっている。シェル44の一端には前帽
46aが、他端には後帽46bが、それぞれ設けられて
いる。前帽46aおよび後帽46bの断面形状は、いず
れも円弧形であり、これらの容積も、ほぼ同じである。
ガス入口管47aから入れられた原料ガスは、まず、前
帽46a内へ導入され、そこから管束部41の各管43
内に別れて入り、高温の触媒42と接触し、接触気相酸
化反応により、原料ガスの種類に応じてアクロレインま
たはメタクロレインを生成する。生成したアクロレイン
またはメタクロレインを含む反応ガスは、各管43から
後帽46bに出て合流し、ガス出口管47bから反応器
外へ出され、引き続き、同様の構造を持つ第2の反応器
へ導入されて、接触気相酸化反応によりアクリル酸また
はメタクリル酸を生成する。
【0004】このようにして製造されたアクリル酸また
はメタクリル酸は、一般に、精製工程を経た後、たとえ
ば、炭素数1〜12のアルコールとエステル化反応させ
てアルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレート
を製造するための原料として工業的に利用されている。
そして、得られたアルキルアクリレートまたはアルキル
メタクリレートは、単独重合あるいは他のモノマーと共
重合させてポリアルキルアクリレートまたはポリアルキ
ルメタクリレートを製造するための原料として工業的に
利用されている。
【0005】しかし、前述した従来の製法により得られ
たアクリル酸またはメタクリル酸を原料として製造され
たアルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレート
中には、微量の不純物が含有されており、この不純物の
中でもフラン系化合物は、アルキルアクリレートまたは
アルキルメタクリレートを重合させて得られるポリアル
キルアクリレートまたはポリアルキルメタクリレートを
着色させる一因と考えられている。
【0006】これらポリアルキルアクリレートまたはポ
リアルキルメタクリレートの中でも、特に、汎用ポリマ
ーであるポリメチルメタクリレートの場合は、フラン系
化合物の存在による着色の程度が大きく、このため、こ
のフラン系化合物を除去してポリメチルメタクリレート
の透明度を上げるための種々の方策が講じられている。
【0007】メチルメタクリレート中に不純物として含
まれるフラン系化合物は、原料のメタクリル酸中に含ま
れていた微量不純物、特にジケトン類から生成したもの
と考えられている。したがって、メチルメタクリレート
中のフラン系化合物を低減させるためには、メチルメタ
クリレートの精製によるフラン系化合物の低減だけでは
なく、原料のメタクリル酸中のジケトン類を低減させる
ことが肝要である。
【0008】従来、メタクリル酸吸収塔から得られるメ
タクリル酸水溶液からのジケトン類の低減方法に関して
は、たとえば、精製工程の一つである溶剤抽出工程にお
いて溶剤の種類を変える等の方法によりジケトン類の抽
出率を変える等の方策が採られてきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、発明者らの
知見によれば、メタクロレインおよび/またはメタクリ
ル酸含有ガス中には、原料化合物に対して数十〜数百モ
ルppm 、場合により数千モルppm のジケトン類が含有さ
れており、メタクリル酸吸収塔で得られたメタクリル酸
水溶液に対し溶剤抽出等を行った後でも、メタクリル酸
に対して数十〜数百モルppm のジケトン類が存在する。
すでに述べたように、ジケトン類は、フラン系化合物の
生成の原因となるため、メチルメタクリレート等のエス
テル中のフラン系化合物の量を数十モルppm に抑えるた
めには、メタクリル酸中のジケトン類の量も数十モルpp
m に抑える必要がある。このため、現状では、さらに精
製が必要となる。
【0010】しかし、精製を重ねると、メタクリル酸の
ロスを増加させるとともに、精製によるユーティリティ
増加と相まって、メタクリル酸あるいはそのエステルの
製造コスト高を招き、工業上、非常に不利である。ま
た、メタクリル酸を製造する際、経時的に、あるいは、
酸化工程の反応条件の変更等により、メタクリル酸中の
ジケトン類の含有量が増加した場合には、精製工程での
不純物除去操作のみでは充分とは言えず、このため、新
たなジケトン類低減手段が必要とされていた。
【0011】このような事情に鑑み、この発明は、極め
て簡便で低コストの手法によりジケトン類の副生成を抑
制し、これによりジケトン類の含有量の極めて少ない高
品質の不飽和アルデヒドまたは不飽和酸を得ることがで
きるとともに、構造が簡単で製作費の安い反応器を提供
することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、発明者らは、種々検討を重ねた。その結果、以下の
ことを実験により確認して、この発明を完成した。すな
わち、ジケトン類を低減させるためには、メタクリル酸
水溶液の精製処理によるだけでなく、メタクロレインお
よび/またはメタクリル酸含有ガスの製造段階でジケト
ン類の処理あるいは生成抑制を施すことが必要である。
これが可能となれば、いたずらに精製能力を上げる必要
がなくなり、工業上、非常に有利となるからである。
【0013】そこで、発明者らは、ジケトン類の生成メ
カニズムを明らかにする目的で、イソブチレン、t−ブ
タノールまたはメチル−t−ブチルエーテルの接触気相
酸化反応により得られた、主としてメタクロレインを含
むメタクロレインおよびメタクリル酸含有ガス、あるい
は、メタクロレインの接触気相酸化および/またはイソ
ブチルアルデヒドの接触気相酸化脱水素反応により得ら
れたメタクリル酸含有ガスを、メタクリル酸の生成温度
である310℃以上に保った空筒中を通過させたとこ
ろ、ジケトン類の増加が認められた。しかも、この増加
量は、空筒でのガス滞留時間が長くなるにつれて増加す
る傾向にあった。このことから、ジケトン類は、管束部
の各管内の触媒層で生成するだけでなく、各管のガス出
口以降の空筒、すなわち、後帽内の空間においても逐次
的に生成することが判明した。
【0014】したがって、ジケトン類生成のメカニズム
については、不明な点も残るが、メタクロレインおよび
/またはメタクリル酸含有ガス中にはメタクロレイン、
アクロレイン、アセトアルデヒド等のアルデヒド類、ア
セトン等のケトン類等、不安定な物質が数多く存在して
おり、これらの不安定物質が、ある温度以上に保たれた
空筒において時間を経過することにより熱分解のような
形でジケトン類に変化するものと推察される。
【0015】いずれにせよ、ジケトン類は、一定温度以
上の空筒内での時間の経過によりメタクロレインおよび
/またはメタクリル酸含有ガスから逐次的に生成するこ
とから、ジケトン類の生成抑制のためには、後帽内の空
間でのガス滞留時間を短くすることが必要であるとの結
論に達した。そこで、後帽の容積を前帽の容積よりも小
さくしたところ、ジケトン類の逐次的生成を抑制する効
果が極めて大きくなることを実験により確認した。
【0016】したがって、この発明にかかる不飽和アル
デヒドまたは不飽和酸の製造用反応器は、原料ガスを高
温の触媒に接触させることによって不飽和アルデヒドま
たは不飽和酸を生成させる際に用いられ、前記触媒を充
填した管を多数平行に並べてなる管束部が筒状のシエル
内に設けられ、このシエルの一端には前記管束部への原
料ガスの導入部となる前帽が、他端には生成した不飽和
アルデヒドまたは不飽和酸を含む反応ガスの導出部とな
る後帽がそれぞれ設けられているとともに、前記シエル
内には前記触媒を加熱する熱媒が循環されるようになっ
ている熱交換型多管式反応器であって、前記後帽の容積
が前帽の容積よりも小さくなるように設計されているこ
とを特徴とする。
【0017】この発明の反応器を用いて製造される不飽
和アルデヒドとしては、たとえば、アクロレイン、メタ
クロレイン等が挙げられるが、これらに限定されない。
また、この発明の反応器を用いて製造される不飽和酸と
しては、たとえば、アクリル酸、メタクリル酸等が挙げ
られるが、これらに限定されない。この発明の反応器の
使用方法については、特に限定はされないが、たとえ
ば、メタクロレインおよび/またはメタクリル酸の製造
の場合について述べると、以下のようにして使用される
ことが好ましい。
【0018】主にメタクロレインを生成させるためにビ
スマス−モリブデン−鉄含有多元系酸化物触媒(前段触
媒)をシェル内の管束部の各管に充填した熱交換型多管
式第1反応器内に、イソブチレン、t−ブタノールおよ
びメチル−t−ブチルエーテルからなる群の中から選ば
れた少なくとも1種の化合物を合計1〜10容量%、分
子状酸素を3〜20容量%、水蒸気を0〜60容量%、
その他窒素や炭酸ガス等の不活性ガスを含む原料ガス
を、反応温度(反応器熱媒温度)250〜450℃およ
び空間速度300〜5,000hr-1(STP)で供給
し、前段反応させて、メタクロレイン含有ガスを得る。
【0019】次いで、メタクリル酸を生成させるために
モリブデンおよびリンを含有する酸化物触媒(後段触
媒)をシェル内の管束部の各管に充填した熱交換型多管
式第2反応器内に、前記の前段反応で得られたメタクロ
レイン含有ガスに必要に応じて2次空気、2次酸素また
は水蒸気を追加してなる混合ガスを、反応温度(反応器
熱媒温度)100〜380℃、好ましくは150〜35
0℃および空間速度300〜5,000hr-1(ST
P)で供給し、後段反応させて、メタクリル酸を得るよ
うにする。
【0020】前段反応で使用される触媒は、いわゆるビ
スマス、鉄およびモリブデンを主成分とする1種または
2種以上の酸化物触媒であるが、下記一般式で表される
ものが特に好ましい。 Moa b Bic Fed e f g h x (式中、Moはモリブデンを表し、Wはタングステンを
表し、Biはビスマスを表し、Feは鉄を表し、Aはニ
ッケルおよびコバルトからなる群の中から選ばれた少な
くとも1種の元素を表し、Bはアルカリ金属、アルカリ
土類金属およびタリウムからなる群の中から選ばれた少
なくとも1種の元素を表し、Cはリン、テルル、アンチ
モン、スズ、セリウム、鉛、ニオブ、マンガンおよび亜
鉛からなる群の中から選ばれた少なくとも1種の元素を
表し、Dはシリコン、アルミニウム、チタニウムおよび
ジルコニウムからなる群の中から選ばれた少なくとも1
種の元素を表し、Oは酸素を表す。また、a、b、c、
d、e、f、g、hおよびxはそれぞれMo、W、B
i、Fe、A、B、C、DおよびOの原子数を表し、a
=12と固定した時、b=0〜10、c=0.1〜1
0、d=0.1〜20、e=2〜20、f=0〜10、
g=0〜4、h=0〜30およびxは各々の元素の酸化
状態により定まる数値をとる。)ここで、これらの前段
触媒の形態については、特に限定はされず、たとえば、
打錠成形機や押し出し成形機等で成形されたペレット
状、球状、あるいは貫通孔を有するリング状等のいずれ
の形態も可能であるし、さらに耐火性担体にこれらの触
媒物質を担持させた形態のものも有用である。
【0021】後段触媒については、モリブデンおよびリ
ンを主成分として含有する1種または2種以上の酸化物
触媒であれば、特に限定はされないが、たとえば、リン
モリブデン酸系ヘテロポリ酸あるいはその金属塩が好ま
しく、下記一般式で表されるものが特に好ましい。 Moa b c d e f x (式中、Moはモリブデンを表し、Pはリンを表し、A
はヒ素、アンチモン、ゲルマニウム、ビスマス、ジルコ
ニウムおよびセレンからなる群の中から選ばれた少なく
とも1種の元素を表し、Bは銅、鉄、クロム、ニッケ
ル、マンガン、コバルト、スズ、銀、亜鉛、パラジウ
ム、ロジウムおよびテルルからなる群の中から選ばれた
少なくとも1種の元素を表し、Cはバナジウム、タング
ステンおよびニオブからなる群の中から選ばれた少なく
とも1種の元素を表し、Dはアルカリ金属、アルカリ土
類金属およびタリウムからなる群の中から選ばれた少な
くとも1種の元素を表し、Oは酸素を表す。また、a、
b、c、d、e、fおよびxはそれぞれMo、P、A、
B、C、DおよびOの原子比を表し、a=12と固定し
た時、b=0.5〜4、c=0〜5、d=0〜3、e=
0〜4、f=0.01〜4およびxは各々の元素の酸化
状態により定まる数値である。)これらの後段触媒の形
態についても、特に限定はされず、たとえば、シリンダ
ー状、中空状あるいは球状等、いずれでもよい。もちろ
ん、これらの触媒物質も、耐火性担体に担持させて使用
することができる。
【0022】反応原料としてイソブチルアルデヒドを用
いてメタクリル酸を製造する場合は、前述したメタクロ
レインの酸化の場合と同様の後段触媒を用い、同様の反
応条件により反応を行うことができる。なお、この発明
の反応器は、前段反応および後段反応の両反応ともに用
いられることが好ましいが、これに限らない。たとえ
ば、前段反応では、従来の反応器を用いて不飽和アルデ
ヒドを製造した後、後段反応では、この発明の反応器を
用い、前記で得られた不飽和アルデヒドから不飽和酸を
製造するようにしてもよいのである。
【0023】
【作用】後帽の容積が前帽の容積よりも小さくなるよう
に設計するようにすると、後帽内の空間でのガス滞留時
間が短くなり、これにより、後帽内空間でのジケトン類
の逐次的生成が抑制されるため、ジケトン類含有量の極
めて少ない高品質の不飽和アルデヒドおよび不飽和酸を
得ることが可能になる。また、反応ガスを後帽で加熱ま
たは冷却する必要がないとともに、空気等の他のガスに
よる希釈も必要としないため、処理が簡便でコストが低
くなる。
【0024】
【実施例】以下に、この発明の具体的な実施例を説明す
る。図1は、この発明の反応器の第1実施例を表す。こ
の反応器1は、管束部11を有し、管束部11は、触媒
12を充填した管13を多数平行に並べて構成され、筒
状のシェル14内に設けられている。なお、図では、触
媒12は、一本の管13内だけに示されているが、他の
管13内の触媒12の図示は省略されている。シェル1
4内には、熱媒入口15aから熱媒が導入されるように
なっている。この熱媒は、管束部11を構成する各管1
3・・・の外側を通って各管13内の触媒12を加熱し
た後、熱媒出口15bから出る。この熱媒は、反応器1
の外で熱を受けて再びシェル14内を循環するようにな
っている。シェル14の一端には前帽16aが、他端に
は後帽16bが、それぞれ設けられている。前帽16a
は、その断面形状が円弧形になっているのに対し、後帽
16bは、その断面が、図中、一点鎖線で示した円弧形
ではなくて、逆円錐形状になっている。これにより、後
帽16bの容積が前帽16aの容積よりも小さくなるよ
うになっている。ガス入口管17aから入れられた原料
ガスは、前帽16a内へ導入され、そこから管束部11
の各管13内に別れて入り、高温の触媒12と接触し、
接触気相酸化反応により不飽和アルデヒドまたは不飽和
酸を生成する。生成した不飽和アルデヒドまたは不飽和
酸を含む反応ガスは、各管13から後帽16bに出て合
流し、ガス出口管17bから反応器外へ出される。
【0025】図2は、この発明の反応器の第2実施例を
表す。図にみるように、この反応器2は、後帽26bの
側面が内側に凹んでいて、その容積がさらに小さくなっ
ている。これ以外は前記の第1実施例と同様の構造を持
つ。すなわち、触媒22を充填した多数の管23からな
る管束部21を有し、管束部21は、筒状のシェル24
内に設けられ、シェル24内には、熱媒入口25aから
熱媒が導入され、各管23内の触媒22を加熱した後、
熱媒出口25bから出されるようにしてシェル24内を
循環するようになっており、ガス入口管27aから原料
ガスを導入し、各管23中で反応させた後、生成した反
応ガスをガス出口管27bから反応器外へ出すようにな
っているのである。26aは、前帽を表す。なお、この
図でも、触媒22は、一本の管23内だけに示されてい
るが、他の触媒22の図示は省略されている。
【0026】図3は、この発明の反応器の第3実施例を
表す。図にみるように、この反応器3は、後帽36bの
高さが削られて平らになっていて、前記第2実施例より
もさらに容積が小さくなっている。これ以外は前記の第
1実施例と同様の構造を持つ。すなわち、触媒32を充
填した多数の管33からなる管束部31を有し、管束部
31は、筒状のシェル34内に設けられ、シェル34内
には、熱媒入口35aから熱媒が導入され、各管33内
の触媒32を加熱した後、熱媒出口35bから出される
ようにしてシェル34内を循環するようになっており、
ガス入口管37aから原料ガスを導入し、各管33中で
反応させた後、生成した反応ガスをガス出口管37bか
ら反応器外へ出すようになっているのである。36a
は、前帽を表す。なお、この図でも、触媒32は、一本
の管33内だけに示されているが、他の触媒32の図示
は省略されている。
【0027】この発明では、このように、後帽の容積が
前帽の容積よりも小さくなる形態であればよいのであ
り、その形態は問わない。次に、この発明のより具体的
な実施例を比較例と併せて詳しく説明するが、この発明
は、下記実施例およびすでに述べた実施例に限定されな
い。 −実施例1−前段触媒の調製 2リットルの蒸留水に硝酸コバルト7.0kgを、2リッ
トルの蒸留水に硝酸第二鉄2.4kgを、濃硝酸0.6リ
ットルを加えて酸性とした蒸留水3リットルに硝酸ビス
マス2.9kgを、それぞれ溶解させて、3種の硝酸塩溶
液を調製した。これらとは別に、水15リットルを加熱
攪拌しながらモリブデン酸アンモニウム9.5kgおよび
パラタングステン酸アンモニウム4.9kgを溶解し、得
られた水溶液に前記3種の硝酸塩溶液の混合液を滴下し
た。引き続き、20%シリカゾル2.4kgおよび硝酸ナ
トリウム51gを1.5リットルの蒸留水に溶解した液
を加えた。
【0028】このようにして得られた懸濁液を加熱攪拌
しながら水を蒸発させた後、成型し、空気流通下450
℃で6時間焼成して、前段触媒を調製した。この触媒の
金属組成は、原子比で Co4 Fe1 Bi1 3 Mo9Si1.35Na0.1 であった。
【0029】後段触媒の調製 加熱した水40リットルにパラモリブデン酸アンモニウ
ム17.7kgとメタバナジン酸アンモニウム1.95kg
を溶解し攪拌した。この溶液に、ピリジン4kgとリン酸
(85重量%)1.25kgを加え、続いて、硝酸11k
g、硝酸ストロンチウム1.8kg、硝酸カルシウム3.
0kgおよび硝酸銅0.4kgを220リットルの水に溶解
した溶液を加え、攪拌しながら加熱濃縮した。
【0030】得られた粘土状物質を5mmφ×5mmLの円
柱型に成型し、250℃で乾燥後、窒素気流中で450
℃で4時間、続いて空気気流中400℃で2時間焼成す
ることにより、酸素を除く原子比で P1.3 Mo122 Sr1.0 Ca1.5 Cu0.2 の原子組成の酸化物触媒(後段触媒)を得た。
【0031】反応方法 内径25.4mmφ、長さ5,000mmLのステンレス製
反応管24本を備え、シェル側は溶融塩を循環させるこ
とにより熱交換が可能であるとともに、図4に示す構造
を持つ前段反応器内に、前記で得られた前段触媒を、そ
の層高が1,700mmLになるように均等に充填し、3
40℃に加熱した。
【0032】これとは別に、内径25.0mmφ、長さ
4,000mmLのステンレス製反応管24本を備え、シ
ェル側は溶融塩を循環させることにより熱交換が可能で
あるとともに、図1に示す構造を持つ後段反応器内に、
前記で得られた後段触媒を、その層高が3,200mmL
になるように均等に充填し、310℃に加熱した。これ
ら2つの反応器を、分子状酸素含有ガスおよび水蒸気の
添加用ノズルと熱交換器を備えた導管で連結し、前段触
媒を含む反応器から出る反応生成ガスが後段触媒を含む
反応器内へ導入されるようにした。
【0033】前段触媒ガス入口部においてイソブチレン
濃度6.0容量%、酸素13.2容量%、水蒸気10.
0容量%、残部窒素ガスからなる混合ガスを前段触媒に
空間速度(SV)1600hr-1(STP)で供給し
た。次に、後段触媒ガス入口部において分子状酸素(O
2 )とメタクロレイン(MAL)とのモル比がO2 /M
AL=2.5になるように2次空気を追加した。
【0034】前段反応器および後段反応器の後帽内の温
度をそれぞれ340℃、310℃に設定し、各反応生成
ガスを、前段反応器の後帽では4.0秒、後段反応器の
後帽では4.0秒の各滞留時間で通過させて、メタクリ
ル酸を製造した。通過後の反応ガスを凝縮捕集し、ジケ
トン類の1種であるアセトニルアセトンを分析した。そ
の結果、各反応器出口部の反応ガス中に含まれるアセト
ニルアセトン量は、前段反応器では472モルppm であ
り、後段反応器では100モルppm であった。
【0035】−実施例2〜6および比較例− 実施例1において、前段反応器および後段反応器の構造
を下記表1に示す通りとしたこと以外は実施例1と同様
にして、メタクリル酸を製造した。各反応器後帽でのガ
ス滞留時間および反応結果を下記表1に示した。なお、
下記表1中、アセトニルアセトン量Aは、前段反応器後
帽通過後の反応ガス中の含有量を示し、アセトニルアセ
トン量Bは、後段反応器後帽通過後の反応ガス中の含有
量を示す。
【0036】
【表1】
【0037】表1にみるように、反応器後帽の容積を小
さくし、ガス滞留時間を短くすることにより、ジケトン
類の生成が抑制されることが確認された。
【0038】
【発明の効果】この発明にかかる不飽和アルデヒドまた
は不飽和酸の製造用反応器によれば、極めて簡便で低コ
ストの手法により、ジケトン類の逐次的生成を抑え、ジ
ケトン類含有量の極めて少ない不飽和アルデヒドまたは
不飽和酸を含有するガスを得ることができる。このた
め、不飽和酸精製処理工程において不飽和酸のロスを減
らすことが可能になり、実質的な収率アップが得られる
とともに、ジケトン類の含有量の極めて少ない高品質の
不飽和酸を得ることができる。
【0039】この反応器を用いて不飽和酸の製造を行っ
た場合、生成した不飽和酸自体を他の化合物に変化させ
ることもないとともに、処理後のジケトン類から生成し
た化合物も不飽和酸の品質に悪影響を与えない。また、
この反応器は、構造が簡単であり、このため、製作費が
安く、製造された不飽和アルデヒドまたは不飽和酸のコ
ストアップがほとんど無視できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる不飽和アルデヒドまたは不飽
和酸の製造用反応器の第1実施例を表す側断面図であ
る。
【図2】この発明にかかる不飽和アルデヒドまたは不飽
和酸の製造用反応器の第2実施例を表す側断面図であ
る。
【図3】この発明にかかる不飽和アルデヒドまたは不飽
和酸の製造用反応器の第3実施例を表す側断面図であ
る。
【図4】不飽和アルデヒドまたは不飽和酸の製造用反応
器の従来例を表す側断面図である。
【符号の説明】
1 反応器 11 管束部 12 触媒 13 管 14 シェル 16a 前帽 16b 後帽 2 反応器 21 管束部 22 触媒 23 管 24 シェル 26a 前帽 26b 後帽 3 反応器 31 管束部 32 触媒 33 管 34 シェル 36a 前帽 36b 後帽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 57/05 6742−4H // C07B 61/00 300 C07C 27/14 A 8827−4H (72)発明者 青木 幸雄 兵庫県姫路市網干区興浜字西沖992番地の 1 株式会社日本触媒触媒研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料ガスを高温の触媒に接触させること
    によって不飽和アルデヒドまたは不飽和酸を生成させる
    際に用いられ、前記触媒を充填した管を多数平行に並べ
    てなる管束部が筒状のシエル内に設けられ、このシエル
    の一端には前記管束部への原料ガスの導入部となる前帽
    が、他端には生成した不飽和アルデヒドまたは不飽和酸
    を含む反応ガスの導出部となる後帽がそれぞれ設けられ
    ているとともに、前記シエル内には前記触媒を加熱する
    熱媒が循環されるようになっている熱交換型多管式反応
    器であって、前記後帽の容積が前帽の容積よりも小さく
    なるように設計されていることを特徴とする不飽和アル
    デヒドまたは不飽和酸の製造用反応器。
  2. 【請求項2】 不飽和アルデヒドがアクロレインおよび
    /またはメタクロレインである請求項1記載の不飽和ア
    ルデヒドまたは不飽和酸の製造用反応器。
  3. 【請求項3】 不飽和酸がアクリル酸および/またはメ
    タクリル酸である請求項1または2記載の不飽和アルデ
    ヒドまたは不飽和酸の製造用反応器。
JP3285127A 1991-10-30 1991-10-30 不飽和アルデヒドまたは不飽和酸の製造用反応器 Pending JPH05125010A (ja)

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