JPH0512498B2 - - Google Patents

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JPH0512498B2
JPH0512498B2 JP1075679A JP7567989A JPH0512498B2 JP H0512498 B2 JPH0512498 B2 JP H0512498B2 JP 1075679 A JP1075679 A JP 1075679A JP 7567989 A JP7567989 A JP 7567989A JP H0512498 B2 JPH0512498 B2 JP H0512498B2
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JP
Japan
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handrail
concrete
wall
recess
support
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JP1075679A
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JPH02252847A (ja
Inventor
Kazuya Tagashira
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KANTO JUSHI KK
Original Assignee
KANTO JUSHI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、コンクリート建築物のバルコニ
ー、廊下等のコンクリート手摺壁に手摺を固定す
る手摺取付装置に係るものである。
(従来の技術) 従来、この種のコンクリート建築物のコンクリ
ート手摺壁の上面の手摺支柱用凹所内に手摺支柱
の下端部を埋込んで手摺を固定する手摺取付装置
は、特開昭62−236955号公報に記載されているよ
うに、コンクリート手摺壁の手摺支柱用凹所内に
手摺支柱の下端部を嵌込んでモルタルまたはボン
ドを注入し、そのモルタルまたはボンドのみによ
り手摺支柱を固定して手摺を取付けている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来のコンクリート建築物における手摺取
付装置の (i) 前者のモルタルによる手摺支柱の固定手段に
おいては、第5図に示すようにモルタルイと手
摺支柱用凹所ロ内の周囲の側面ハ,ニ,ホ,ヘ
および底面とは結合されなくて接着力が無い。
そのために、手摺の支柱トに外側への外力Pが
作用したとき、その外力Pとの対抗力はコンク
リート手摺壁チのモルタルイ外側のコンクリー
ト壁リの強度だけである。
従つて、手摺支柱トに或る限度以上の外力P
が作用したときには、モルタルイが凹所ロ内の
周囲の外側面ハを除く側面ニ,ホ,ヘおよび底
面から離脱し外側面ハ部においてコンクリート
壁リを押圧するため、コンクリート手摺壁チに
第5図に鎖線で示すようにひびが入る。外力P
が更に大きなときにはコンクリート壁リおよび
モルタルイ付き手摺がコンクリート手摺壁チか
ら崩れ落ちる欠点がある。
その欠点を解除するために、コンクリート手
摺壁チを安全なように適度に厚くなし、且つ手
摺支柱用凹所を深く形成しなければならないか
ら、材料を多く要する上に、施工上手間が掛
り、コストが高くなつて作業性は悪い点に問題
がある。
(ii) 後者のボンドによる手摺支柱の固定手段にお
いては、ボンドの周面および底面とコンクリー
ト手摺壁とは接着するけれども、そのボンド自
体は厚くて、硬化すると衝撃に弱くてひびが入
る。
従つて、手摺の支柱に外側への或る限度以上
の外力が作用したときには、ボンドに亀裂が発
生してそのボンドによる手摺支柱の支持強度が
減少するから、前記(i)と同様に作用し、最悪の
場合にはコンクリート手摺壁のボンド外側のコ
ンクリート壁および手摺がコンクリート手摺壁
から崩れ落ちて前記(i)と同様の点に問題があ
る。
(問題点を解決するための手段) この発明は、上記の問題点を解決するために、
コンクリート手摺壁1のコンクリート打設のとき
に該コンクリート手摺壁1の上面の適当箇所に無
垢の手摺支柱用凹所2を形成し、その凹所2内に
手摺aの支柱3の下端部を嵌込み、エポキシ樹脂
等の接着材8と多数のセラミツクボール、石等の
骨材9とを混合して成る接着充填材を注入し該
接着充填材により固定してコンクリート手摺壁
1に手摺aを取付ける。
(作用) 凹所2内の接着充填材中のエポキシ樹脂等の
接着材8がセラミツクボール、石等の骨材9の
間、凹所2内のコンクリート面と骨材9との間、
および手摺支柱3と骨材9との間の間隙内に侵入
し、薄い層で硬化してその薄い接着材8により凹
所2内のコンクリート面と骨材9と手摺支柱3と
を強力に接着し一体に固定してその接着充填材
により手摺支柱3が手摺壁1に堅固に固定される
と共に、手摺壁1の手摺支柱3取付部の躯体強度
は大である。
(実施例) 第1図乃至第4図に示すこの発明の一実施態様
についてその構造を説明すれば、aは手摺を示
し、3はその手摺支柱である。
bはコンクリート建築物に使用するPC板のベ
ランダを示し、1はベランダbの外側端に立設し
たコンクリート手摺壁で、そのコンクリート打設
のときにコンクリート手摺壁1の上面の適当箇所
に無垢の手摺支柱用凹所2を形成する。A,B,
C,Dは手摺支柱用凹所2内の周囲のコンクリー
ト面、は手摺支柱用凹所2内に注入する接着充
填材で、エポキシ樹脂等の接着材8と多数のセラ
ミツクボールあるいは石等の骨材9とを混合して
成る。6はコンクリート手摺壁1の手摺支柱用凹
所2の外側コンクリート壁である。
7はコンクリート手摺壁1の上端部内に埋設す
る横筋で、コンクリート手摺壁1の厚さ方向の中
央部に位置し、且つ手摺支柱用凹所2の部分が外
側へ台形に屈曲5してその屈曲部5の先端片が外
側コンクリート壁6の厚さ方向の中央部に位置す
るようになす。10は接着充填材を仕上げるコ
ーキング材、11,12はベランダb内に埋設す
る縦筋および横筋である。
次にその作用を説明する。第1図に示すよう
に、手摺壁1の凹所2内に手摺支柱3の下端部を
嵌込んで接着充填材を注入すれば、その接着充
填材中のエポキシ樹脂等の接着材8がセラミツ
クボール、石等の骨材9の間、凹所2内の周囲の
コンクリート面A,B,C,Dおよび底面と骨材
9との間、並びに手摺支柱3の外周面および底面
と骨材9との間の間隙内に侵入し、薄い層で硬化
してその薄い接着材8により凹所2内のコンクリ
ート面と骨材9と手摺支柱3とを強力に接着し一
体に固定して該接着充填材により手摺支柱3が
手摺壁1に堅固に固定されると共に、手摺壁1の
手摺支柱3取付部の躯体強度は大である。
その後、凹所2内の接着充填材上をコーキン
グ材10によりコーキング仕上げする。
而して、第4図に示すように手摺支柱3に外側
への外力Pが作用したときには、その外力Pによ
り手摺支柱3から接着充填材を介してコンクリ
ート面Aよりコンクリート壁6に外側への押圧力
が作用すると同時に、凹所2内のコンクリート面
B,C,Dおよび底部のコンクリート面に引張力
が作用し、外力Pは手摺壁1の凹所2の周囲およ
び底部のコンクリートに伝達されて手摺壁1の手
摺支柱3取付部の躯体強度は大である。
また、手摺壁1の凹所2の部分のコンクリート
壁6は横筋7の屈曲部5により補強されてその凹
所2の部分の破損が防止される。
(発明の効果) この発明のコンクリート建築物における手摺取
付装置は、下記のような顕著な効果を有する。
(1) コンクリート手摺壁内に手摺支柱取付用のア
ンカーを設けないから、 (イ) アンカーの資材、加工、運搬および設置の
手間を節約できる。
(ロ) コンクリート手摺壁の作製が簡単になり、
作業能率を向上してコストが大幅に安くな
る。
(ハ) 歳月が経つても錆や、コンクリート手摺壁
の亀裂が発生することは無く、耐候性が良
い。
(2) 手摺支柱用凹所内に手摺の支柱の下端部を嵌
込み、エポキシ樹脂等の接着材と多数のセラミ
ツクボール、石等の骨材とを混合して成る接着
充填材を注入する。従つて、 (イ) 接着充填材が多数の骨材によつて硬い上
に、その多数の骨材が薄い層の接着材によつ
て強固に接着されるから、接着充填材は衝撃
に強くて外力が作用しても亀裂が発生しな
い。
(ロ) 接着充填材に多数の骨材を混合するから、
高価なエポキシ樹脂等の接着材の使用量が少
なくてコストが安くなる。
(ハ) 手摺支柱用凹所の内方五面、手摺支柱の外
面および接着充填材中の骨材がその接着充填
材中のエポキシ樹脂等の薄い層の接着材によ
り強力に接着して堅固に一体化され、手摺支
柱に作用する荷重は接着充填材を介してその
接着充填材の周面および底面からコンクリー
ト手摺壁に伝達され凹所の周囲および底部に
おいて支持されるから、コンクリート手摺壁
の手摺支柱取付部の躯体強度が大でコンクリ
ート手摺壁を薄く形成し得る上に、手摺支柱
用凹所を浅く形成して手摺支柱を堅固に支持
することができ、材料を節減して施工が容易
となり、且つコンクリート手摺壁の手摺支柱
取付部に亀裂が発生し難い上に、手摺支柱の
外側のコンクリート壁にひびが入つて割れて
もそのコンクリート壁および手摺が落ちるこ
とは無くて安全上有益である。
(3) 構造は簡単で、容易安価に施工できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施態様を示すコンクリ
ート建築物の手摺取付部の正断面図で、手摺の中
間部を切欠して示す。第2図はそのコンクリート
手摺壁部の正断面図、第3図は同上コンクリート
手摺壁の平断面図で、中間部を切欠して示す。第
4図は同上手摺の支柱取付部の平断面図、第5図
は従来の手摺の支柱取付部の平断面図である。 a……手摺、1……コンクリート手摺壁、2…
…無垢の手摺支柱用凹所、3……手摺支柱、
…接着充填材、5……屈曲、6……外側コンクリ
ート壁、7……横筋、8……エポキシ樹脂等の接
着材、9……セラミツクボール、石等の骨材、1
0……コーキング材、11……縦筋、12……横
筋。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コンクリート手摺壁のコンクリート打設のと
    きに該コンクリート手摺壁の上面の適当箇所に無
    垢の手摺支柱用凹所を形成し、その凹所内に手摺
    の支柱の下端部を嵌込み、エポキシ樹脂等の接着
    材と多数のセラミツクボール、石等の骨材とを混
    合して成る接着充填材を注入して該接着充填材に
    より固定することを特徴とするコンクリート建築
    物における手摺取付装置。
JP7567989A 1989-03-28 1989-03-28 コンクリート建築物における手摺取付装置 Granted JPH02252847A (ja)

Priority Applications (1)

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JPH02252847A JPH02252847A (ja) 1990-10-11
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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59801B2 (ja) * 1974-08-02 1984-01-09 ソシエタ、カビ、ピレリ−、ソシエタ・ペル、アジオニ 伝送ケ−ブル内で信号を伝達するための素子
JPS62236955A (ja) * 1986-04-09 1987-10-17 立山アルミニウム工業株式会社 コンクリ−ト構造物における柱体施工方法

Family Cites Families (2)

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