JPH05124370A - スクリーン印刷用マスク - Google Patents

スクリーン印刷用マスク

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JPH05124370A
JPH05124370A JP28902991A JP28902991A JPH05124370A JP H05124370 A JPH05124370 A JP H05124370A JP 28902991 A JP28902991 A JP 28902991A JP 28902991 A JP28902991 A JP 28902991A JP H05124370 A JPH05124370 A JP H05124370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
islands
ink
emulsion layer
screen
openings
Prior art date
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Pending
Application number
JP28902991A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohide Miwa
博秀 三輪
Kazuyuki Tanahashi
和行 棚橋
Shigenori Yokoto
重範 横戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Cosmos Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Cosmos Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Cosmos Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Cosmos Electric Co Ltd
Priority to JP28902991A priority Critical patent/JPH05124370A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷されたインクパターンの膜厚が各部一様
になる。 【構成】 網12にその目をつぶして遮蔽用乳剤層13
がパターン状に形成されて、遮蔽用乳剤層13が形成さ
れていないインク通過用開口141 〜143 が構成さ
れ、その開口141 〜143 にそれぞれ乳剤層の島17
がほぼ均一に分布形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば抵抗体用インク
をスクリーン印刷してパターン状抵抗体を形成するため
利用されるスクリーン印刷用マスクに関する。
【0002】
【従来の技術】図4Aに従来のスクリーン印刷用マスク
の一部の平面図を、その断面を図4Bに示す。スクリー
ン印刷用マスク11はステンレス線やナイロン線などで
構成された網12にその目をつぶした状態で遮蔽用乳剤
層13がパターン状態に形成されて、その遮蔽用乳剤層
13が形成されていない、インク通過用開口14i (i
=1,2,3)が構成されている。この例では3つの方
形開口141 ,142 ,143 が並んで設けられた場合
である。通常乳剤層13はマスク11の上面は網12と
同一面とされ、下面は網12より厚さhだけ突出してい
る。
【0003】乳剤層13は一般には、感光性乳剤を網1
2に充填し、下面にhだけ余分に厚く塗布し、紫外線な
どで、開口141 ,142 ,143 のポジパターンマス
クを通して露光し、感光性乳剤を選択的に硬化し、その
後、未硬化部分を洗い流して開口141 〜143をもつ
遮蔽用乳剤層13を得る。このマスク11を用いて印刷
するには、マスク11を被印刷体15上に配し、マスク
11上にインクを置き、X方向(開口141 〜143
配列方向)に長い板状のスキージを、マスク11に圧着
してX方向と直角なY方向に移動する。この時、インク
が開口141 〜143 の網12の目を通過して被印刷体
15にインクが付着し、遮蔽用乳剤層13の部分はイン
クが通過せず、図4Cに示すように開口141 〜143
とそれぞれ同一形状のインクパターン161 〜163
被印刷体15に形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インクパターン161
〜163の膜厚は図4Cに示すように周辺部が厚く、中
央部が薄い。開口141 ,142 ,143 の各幅l1
2,l3 はl3 >l1 >l2 の関係にあるが、この
時、最も短いl2 の開口142 によるインクパターン1
2 の膜厚が一番厚く、最も長いl3 の開口143 によ
るインクパターン163 の膜厚が一番薄くなる。
【0005】このような膜厚のむらの原因を追求した結
果、次の理由によるものであると考えるに至った。網1
2がスキージの押圧により下方側に変形し、幅が大きい
開口部分の網程、下方側に変形し、それだけ網12を通
過するインク量が少なくなり、膜厚が薄くなる。スクリ
ーン印刷により、抵抗体や容量形成部を形成する場合
に、前記膜厚のむらは、抵抗値や容量値が目的値からず
れることになる。また重ね印刷の場合は、前段階のイン
クパターンが盛り上っているので網を不均等に浮き上ら
せ、圧入インク量のむらが発生する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によればインク
通過用開口内に乳剤層の島が分布形成されている。この
乳剤層の島により印刷時のスキージによる押圧での網の
変形量が減少し、かつその変形量を各開口ごとに各部ほ
ぼ均一にすることができる。
【0007】
【実施例】図1にこの発明の実施例を示し、図4と対応
する部分に同一符号を付けてある。この発明によればイ
ンク通過用開口141 〜143 内にそれぞれ乳剤層の島
17が分布形成される。この例は各乳剤層の島17は直
径dの円形とされた場合であり、その分布密度は各開口
141 〜143 で同一とされている。乳剤層の島17も
マスク11の下面側に網12よりも突出している。
【0008】この構成においてマスク11上にインクを
乗せて、X方向に長いスキージ板(ゴム板)をY方向に
走査し、開口141 〜143 に到達すると、従来の島1
7がないマスクではスキージ板の圧力で網12を押し下
げ網12の下面と被印刷体15との間の距離が低下しそ
の変形低下量は幅lが長い程大きい。しかしこの発明に
よれば遮蔽用乳剤層13と同じ厚みの島17が多数分布
するので網12の変形は島17の周辺では防止され、島
17と島17との間も、島間の間隔が短かいので網12
の変形量が減少される。またその減少された変形量は、
島17の分布が一様であるので開口141 〜143 の何
れの部位でも平均的に一様となり、その結果通過インク
量が各部位で平均的に一様となり、インクパターン16
1 〜16 3 の各膜厚h1 ,h2 ,h3 は何れも均一で且
つ等しくなる。
【0009】印刷に当って島17が傾かないためには島
17の直径dは遮蔽用乳剤層13の網12よりの突出厚
hとほぼ同じか、それより大である必要がある。 d>>hでは印刷後に島17が無インクパターンとして
残るが、美術・外観を目的としない電子回路の製作等で
は全く問題がない。しかし外観が必要な場合はd≧hで
なるべく島17の直径dをhに近くすると印刷直後は島
17が無インクパターンとして残るが、インクが流動性
を有しているので、いわゆるレベリング作用により島の
無インクパターン部にインクが流入して埋まり、島の無
インクパターンがない印刷ができる。
【0010】島17と島17との間隔は狭い方がスキー
ジの押圧による網12の下方変形が少ない。しかしあま
り島間隔が狭いとマスク11除去時、インクが被印刷体
15上に残らずにマスク11に附着したままはがれるお
それがある。よって島間隔は乳剤層13の突出厚hとほ
ぼ等しいか、それより大とすることが必要である。これ
はインクの附着しない無効面積(島の面積)を減少する
のにも役立つ。
【0011】次に1枚のマスク11で2種の膜厚のイン
クパターンを同時に印刷する例を図2Aに示す。図示例
では同じ大きさの島17が用いられているが開口141
は島17の分布密度が開口142 ,143 の各島17の
分布密度よりも小さくされている。このためスキージに
よる押圧による網12の下方変形量は開口141 では開
口142 ,143 より大となりそれだけ通過インク量が
低下し、インクパターン161 ,162 ,163 は図2
Bに示すように膜厚h1 <h2 =h3 となる。このよう
にして2種の膜厚のインクパターンがえられる。図2A
では同じ直径の島17が用いられたが、島の17の直径
dを同時に変化してもよい。この場合は無効印刷(無イ
ンクパターン)面積も計算に入れなくてはならない。
【0012】以上では島17の平面形状は円として説明
したが任意の形をとることができる。正方形、矩形、楕
円、H型、I型、X型、Y型等自由である。次に重ね印
刷に使用するスクリーン印刷用マスクにこの発明を適用
した例を図3を参照して説明する。図3Aは被印刷体1
5上に第1インクパターン18として例えば銀電極がス
クリーン印刷により形成されている状態を示す。これら
銀電極18にわたって被印刷体15上に第2インクパタ
ーンとして抵抗体層を形成する。このためのスクリーン
印刷用マスク11として、その抵抗体層の形成部分の形
状をも開口14が遮蔽用乳剤層13で構成され、その開
口14には図1で述べた乳剤層の島17が分布形成され
ている。遮蔽用乳剤層13の下面において前段階のイン
クパターン、この例では銀電極18と対応する部分にそ
の厚さと対応した深さの凹部19が図3Bに示すように
形成される。乳剤層の島17についても、銀電極18と
対応する部分に網12よりの突出量が小とされている。
【0013】このようにして前段インクパターン18に
よるマスク11の不均一な浮き上りが防止され、抵抗体
用インクの印刷により、図3Cに示すように膜厚が一様
な第2インクパターン21を開口14と対応して形成す
ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によればイン
ク通過用開口に乳剤層の島が分布形成されているため、
マスクがスキージにより押圧されても網の下方への変形
が少なく、インクが各部一様に通過し、一様の膜厚のイ
ンクパターンが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは請求項1の発明の実施例を示す平面図、B
はその断面図、Cはこのスクリーン印刷用マスクを用い
て形成したインクパターンを示す断面図である。
【図2】Aは請求項6の発明の実施例を示す平面図、B
はそのマスクを用いて形成したインクパターンを示す断
面図である。
【図3】Aはスクリーン印刷されたインクパターンの例
を示す断面図、Bはそのインクパターン上にスクリーン
印刷するための請求項7の発明の実施例を示す断面図、
CはBのマスクにより印刷されたインクパターンを示す
断面図である。
【図4】Aは従来のスクリーン印刷用マスクの一部を示
す平面図、Bはその断面図、Cはそのマスクを用いて印
刷したインクパターンを示す断面図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網にその目をつぶした状態で遮蔽用乳剤
    層がパターン状に形成されて、その遮蔽用乳剤層が形成
    されていないインク通過用開口が構成されているスクリ
    ーン印刷用マスクにおいて、 上記インク通過用開口内に乳剤層の島が分布形成されて
    いることを特徴とするスクリーン印刷用マスク。
  2. 【請求項2】 上記乳剤層の島の厚さは上記遮蔽用乳剤
    層の厚さとほぼ等しいことを特徴とする請求項1記載の
    スクリーン印刷用マスク。
  3. 【請求項3】 上記乳剤層の島の直径が上記遮蔽用乳剤
    層の厚さとほぼ同一以上とされていることを特徴とする
    請求項1記載のスクリーン印刷用マスク。
  4. 【請求項4】 印刷後のインクの流動により、インクパ
    ターンに上記乳剤層の島のパターンが消える程の大きさ
    に、上記乳剤層の島の平面寸法が小さくされていること
    を特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷用マスク。
  5. 【請求項5】 上記乳剤層の島の相互間隔がその乳剤層
    の島の厚さとほぼ同等以上であることを特徴とする請求
    項1記載のスクリーン印刷用マスク。
  6. 【請求項6】 上記インク透過用開口が複数形成され、
    これらの開口の寸法に応じて、上記乳剤層の島の開口ご
    との密度及び島の平面寸法を選定して、印刷後のインク
    の厚さが開口により異なるようにされていることを特徴
    とする請求項1記載のスクリーン印刷用マスク。
  7. 【請求項7】 上記遮蔽用乳剤層の上記網の一面より出
    ている部分に凹部が形成されていることを特徴とする請
    求項1記載のスクリーン印刷用マスク。
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