JPH05123913A - 印刷配線板用孔あけ機のドリル折損検出装置 - Google Patents

印刷配線板用孔あけ機のドリル折損検出装置

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JPH05123913A
JPH05123913A JP3311457A JP31145791A JPH05123913A JP H05123913 A JPH05123913 A JP H05123913A JP 3311457 A JP3311457 A JP 3311457A JP 31145791 A JP31145791 A JP 31145791A JP H05123913 A JPH05123913 A JP H05123913A
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JP
Japan
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drill
output
cutting time
reference value
idle cutting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3311457A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Horiuchi
義行 堀内
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Nachi Fujikoshi Corp
Original Assignee
Nachi Fujikoshi Corp
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Publication date
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  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】印刷配線板用孔あけ機において、例えば直径
0.4mmといったドリルであってもドリル先端の一部の
みの欠ける場合も、正常なドリルによる切削と先端欠け
のあるドリルによる切削との区別を検出できるドリル折
損検出装置を提供。 【構成】ドリル加工開始から比較回路の出力が出力され
るまでの時間差から空切削時間を検出する空切削時間手
段と、ドリル交換後の第1加工時の空切削時間を基準値
として記憶する基準値記憶手段と、孔あけ加工毎の空切
削時間を基準値と比較し長い場合を異常と判断する異常
判断手段とを具備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印刷配線板の孔あけ
加工時に生ずる弾性波または音波(ACOUSUTICEMISSON 、
以下AEと略す) を監視することによって、ドリルの刃
先の折損を確実に捉えるような、印刷配線板用孔あけ機
のドリル折損検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の電子機器に用いられる印刷配線板
では、ドリルによる加工孔は数が多いばかりでなく、高
密度実装化のためその直径は極めて細くなる(通常0.
2〜0.4mm)傾向にあるので、孔あけ途中でドリルの
折損のおそれが増大していた。かかるドリル折損の従来
の検出方法として、押えヘッド部に発光器と受光器対を
取付け、ドリルによる光の遮断を監視する方法、および
孔加工時に発生する切粉の排出状態を光学的に監視して
検出する方法、更には、最近ではAEセンサを用いて孔
加工時に発生するAE信号の断続を検出する方法(特開
平2−152749号公報)も提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ドリルの破損には、根
元で折れ刃先がすべて無くなる場合と、ドリル先端の一
部のみの欠ける場合と、がある。刃先がすべて無くなる
ような折損の場合には、刃先と印刷配線板の接触が生じ
ないので切粉の発生やAE信号の発生を監視することに
より、ドリル折損検出は可能であった。しかしドリルの
刃先の先端が欠けた場合には、切削長が不足するが印刷
配線板は孔あけされる。従って切粉やAE信号の発生を
監視する方法では正常なドリルによる切削と先端欠けの
あるドリルによる切削との区別がつかず検出不能であっ
た。
【0004】また、発光器と受光器対の光路をドリルで
遮る方法は取付及び光軸調整作業が必要なため、直径
0.4mm以下のドリル刃先の先端欠けに対する検出は困
難であった。本発明の課題は、印刷配線板用孔あけ機に
おいて、例えば直径0.4mmといったドリルであっても
ドリル先端の一部のみの欠ける場合も、正常なドリルに
よる切削と先端欠けのあるドリルによる切削との区別を
検出できるドリル折損検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、ワー
ク押えヘッドに直接連結されたAE検出手段と、得られ
たAE信号を適度のレベルまで増幅する増幅手段と、増
幅手段の出力から約100KHzから500KHzの内
の必要な周波数成分を取り出すバンドパスフィルタと、
バンドパスフィルタの出力から包絡線を検出する包絡線
検波回路と、包絡線検波回路の出力と予め設定された電
圧とを比較する比較回路と、ドリル加工開始から比較回
路の出力が出力されるまでの時間差から空切削時間を検
出する空切削時間手段と、ドリル交換後の第1加工時の
空切削時間を基準値として記憶する基準値記憶手段と、
孔あけ加工毎の空切削時間を基準値と比較し長い場合を
異常と判断する異常判断手段とを具備することを特徴と
する印刷配線板用孔あけ機のドリル折損検出装置を提供
することにより、上述した従来技術の課題を解決した。
【0006】
【実施例】次に図面により本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例印刷配線板用孔あけ機のドリル折
損検出装置を使用した孔あけ機全体を示す概略ブロック
図である。基材1はボール盤型孔あけ機のテーブル上に
図示しない基準ピンによって水平面方向の位置決めがな
され、押えヘッド部2によって上下方向の振れの規制が
なされる。尚、押えヘッド部2とシリンダ4の間にピス
トン5があり、押えヘッド部2に押圧力を与えている。
この状態でドリル10を装着したスピンドルモータ11
により回転が伝えられ、かつ図示しない、上下移動用電
動機を有する、送り装置により下方に送りがかけられ基
材1に孔あけ加工される。
【0007】AEセンサ3は押えヘッド2に取り付けら
れており、可とう性のあるリード線を経て信号処理装置
13に接続されている。加工物押え筒部9あるいはそれ
と一体移動する部分にドッグ取付板16が固定され、上
端検出スイッチ14および下端検出スイッチ15を作動
させる。上端検出スイッチおよび下端検出スイッチはマ
イクロスイッチや光電スイッチまたは近接スイッチなど
にこだわらず、ドリル10の上下移動が識別できるもの
であればよい。上端検出スイッチおよび下端検出スイッ
チは、図示しない上下移動用電動機の回転に直結された
図示しないロータリエンコーダから作られた信号あるい
は孔あけ機の数値制御装置17のM信号により代用して
もよい。
【0008】図2は図1の信号処理装置13の内部電気
回路を示すブロック図で、AEセンサを含む本発明の実
施例印刷配線板用孔あけ機のドリル折損検出装置を示す
ブロック図、図3は信号処理装置13の一部を構成する
プリセットタイマ回路13fの動作を示す流れ図、図4
はドリル10の上下移動に対応したAEセンサ3の出
力、工具破損信号などのタイミング表を示している。図
2で、AEセンサ3の出力は信号処理装置13に入力さ
れ、まず増幅手段である増幅器13aで増幅し、バンド
パスフィルタ13bで100KHz〜300KHzの周
波数成分のみを抽出し、包絡線検波回路13cで正電位
側または負電位側の包絡線を取り出し、比較回路13e
に接続される。
【0009】比較回路13eでは、包絡線検波回路13
cの信号が電圧設定器13dにより予め設定された電位
を越えると出力するものであって、プリセットタイマ回
路13fに接続される。プリセットタイマ回路13fに
は比較回路13eの出力、上端検出スイッチ14および
数値制御装置17のドリル交換信号が入力し、空切削時
間の検出を行っている。空切削時間が基準値に比べて長
い場合には、異常と判断し工具破損信号を数値制御装置
17に出力する。
【0010】図3によりプリセットタイマ回路13fの
動作を説明する。入力はカウンタ開始、カウンタ停止、
基準値設定の3種類でいずれも判断回路として使われて
おり、出力は工具破損の1種類のみである。このプリセ
ットタイマ回路には2つのモードがあり、一つは基準値
を設定するものであり、他方は監視・判定するものであ
る。まず、基準値設定モード(M=0)を説明する。カ
ウンタ開始入力があれば、カウンタを一旦ゼロとしてか
ら一定時間毎(例えば1msec)に加算を行い、カウ
ンタ停止信号が入力されるまで継続する(ブロック22
−26)。このカウンタ値はドリルが下降開始してから
基材に孔あけ開始するまでの空切削時間に相当する。M
=0の場合にはその空切削時間を基準値として記憶し、
モードを監視・判定(M=1)に切り替える(ブロック
27−29)。次の孔あけ加工から監視・判定モードと
なり、カウンタ開始信号からカウンタ停止信号までに得
られた空切削時間を求め、空切削時間が基準値を越える
場合は工具の先端が折れたと判断して、工具破損信号を
出力する(ブロック29−31)。
【0011】図4は、図2の孔あけサイクル1(正常加
工)、孔あけサイクル2(加工中のドリル折れ)、孔あ
けサイクル3(折れたドリルで加工)における、ドリル
の上下移動に対応した、図2のAEセンサ3の出力、工
具破損信号などのタイミング表を示し、孔あけサイクル
の信号タイミングを示す。孔あけサイクル1(正常加
工)では、孔あけはabcdeの順に行われている。a
は孔あけ開始時のドリルの位置、bはドリルが機材に接
触した位置、cは機材を2枚孔あけした位置、dは機材
の下にある敷板まで孔あけした位置、eは機材加工後の
戻り位置を示している。
【0012】上端検出スイッチは、ドリル10が下降す
ると上端検出スイッチ14が「切」となり、孔あけ完了
後の戻しで元の位置へ復帰し「入」となる。AE信号は
基材がドリルで切削されている時間のみ信号が発生し、
ドリルの戻し時には信号は発生しない。上端検出スイッ
チ14および「実加工中」のタイミングから「空切削時
間」T0 、T1 、T2 が求められ、そのうちT0 は基準
値として記憶される。判定回路は得られた空切削時間を
基準値T0 と順次比較し、基準値を越える場合には工具
破損出力信号を数値制御装置17に送信する。
【0013】ドリル10が折れた場合を、孔あけサイク
ル2に示す。途中でドリル10が折れた場合の空切削時
間はT1 であって基準値と等しいので、異常の検出はで
きない。しかし、孔あけサイクル3では、ドリルが短く
なるため機材との接触位置はbとcの中間となる。従っ
てAE信号の発生は折れたドリル長に対応する分だけ遅
くなり、図2の比較回路13eの出力「実加工中」も変
化する。空切削時間はT2 となり、T0 と比較して長い
ため、工具破損信号を出力する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドリルが基材に接触するまでの空切削時間をAEセンサ
により監視する方式を採用したため、例えば直径0.4
mmといったドリルの刃先の折れを検出することが可能と
なり、かつ、ドリル交換位置信号を入力するだけで、判
定回路の基準値を変更し、引き続き監視・判定を行うた
め、ドリルの径や切削速度を変更する場合にも簡単に対
応できる、印刷配線板用孔あけ機のドリル折損検出装置
を提供するものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例印刷配線板用孔あけ機のドリル
折損検出装置を使用した孔あけ機全体を示す概略ブロッ
ク図。
【図2】図1の信号処理装置13の内部電気回路を示す
ブロック図で、AEセンサを含む本発明の実施例印刷配
線板用孔あけ機のドリル折損検出装置を示すブロック
図。
【図3】図2の信号処理装置13の一部を構成するプリ
セットタイマ回路13fの動作を示す流れ図。
【図4】ドリルの上下移動に対応した、図2のAEセン
サ3の出力、工具破損信号などのタイミング表を示し、
孔あけサイクルの信号タイミングを示す。
【符号の説明】
1 基材 2 ワーク押えヘッド 3 AEセンサ(AE検出手段) 10 ドリル 11 スピンドルモータ 13 信号処理装置 13a 増幅器(増幅手段) 13b バンドパスフィルタ 13c 包絡線検波回路 13d 電圧設定器 13e 比較回路 13f プリセットタイマ回路(空切削時間検出手段、
基準値記憶手段及び異常判断手段) 14 上端検出スイッチ 17 数値制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク押えヘッドに直接連結されたAE
    検出手段と、AE検出手段で得られたAE信号を適度の
    レベルまで増幅する増幅手段と、増幅手段の出力から約
    100KHzから500KHzの内の必要な周波数成分
    を取り出すバンドパスフィルタと、バンドパスフィルタ
    の出力から包絡線を検出する包絡線検波回路と、包絡線
    検波回路の出力と電圧設定器で予め設定された電圧とを
    比較する比較回路と、ドリル加工開始から比較回路の出
    力が出力されるまでの時間差から空切削時間を検出する
    空切削時間検出手段と、ドリル交換後の第1加工時の空
    切削時間を基準値として記憶する基準値記憶手段と、孔
    あけ加工毎の空切削時間を基準値と比較し長い場合を異
    常と判断する異常判断手段とを具備することを特徴とす
    る印刷配線板用孔あけ機のドリル折損検出装置。
JP3311457A 1991-10-31 1991-10-31 印刷配線板用孔あけ機のドリル折損検出装置 Withdrawn JPH05123913A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107