JPH05122920A - 可動界磁型リニアモータ - Google Patents

可動界磁型リニアモータ

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JPH05122920A
JPH05122920A JP28523791A JP28523791A JPH05122920A JP H05122920 A JPH05122920 A JP H05122920A JP 28523791 A JP28523791 A JP 28523791A JP 28523791 A JP28523791 A JP 28523791A JP H05122920 A JPH05122920 A JP H05122920A
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JP
Japan
Prior art keywords
armature coil
linear motor
mover
field
reed switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP28523791A
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English (en)
Inventor
Haruo Nakazawa
治雄 中澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Publication of JPH05122920A publication Critical patent/JPH05122920A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】界磁永久磁石を搭載した可動子の走行移動に合
わせて、固定子側に配列した電機子コイルへの給電制御
が適正に行えるようにした可動界磁型リニアモータを提
供する。 【構成】N極,S極が交互に並ぶ複数個の界磁永久磁石
3を搭載した可動子1の走行移動経路に沿って固定子側
に電機子コイル5を配列した可動界磁型リニアモータに
おいて、各電機子コイルと個々に対応して、各電機子コ
イルと電力給電線6との間に2個のリードスイッチ7
a,7bを並列接続し、かつ各リードスイッチの相対位
置を可動子の移動方向にずらして界磁永久磁石に対向配
備する。これにより、可動子の走行移動過程で界磁永久
磁石と対向し合う電機子コイル対しては、界磁永久磁石
の極性切り替わりの影響を受けることなく給電線との間
の導通状態を保ちながら適正な給電制御を行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば扉,カーテンな
どの駆動装置として適用する可動界磁型リニアモータに
関する。
【0002】
【従来の技術】頭記した可動界磁型リニアモータとし
て、N極とS極が交互に並ぶ複数個の界磁永久磁石を搭
載した可動子と、可動子の移動経路に沿って配列した電
機子コイル, および各電機子コイルと個々に対応して電
力給電線との間に接続した給電用リードスイッチを備え
た固定子とを組合わせ、可動子の走行移動に合わせて前
記リードスイッチを界磁永久磁石の磁界作用で開閉させ
ることにより、可動子の界磁永久磁石と対向している電
機子コイルのみに電力を供給するようにした3相バイポ
ーラ駆動方式のものが、本発明と同一出願人より特願平
3−5412号として既に提案されている。
【0003】図3は上記提案になる可動界磁型リニアモ
ータの原理図であり、図において、1は可動子、2は可
動子の台車、3はN極,S極を交互に並べて台車2に搭
載した界磁永久磁石、4は界磁永久磁石3の磁気ヨー
ク、5は可動子1の移動経路に沿って可動子1の界磁永
久磁石3と対向するように配列した電機子コイル、6は
図示されてないモータドライバ(6個のスイッチングト
ランジスタで構成した3相ブリッジ形インバータ回路)
を介して直流電源に接続したU,V,W相3線式の電力
給電線、7は各電機子コイル5と個々に対応して電機子
コイル5と給電線6との間に接続した給電用のリードス
イッチである。
【0004】ここで、前記リードスイッチ7は各電機子
コイル5ごとに1個ずつ対応し、かつ電機子コイル5の
配列に合わせて可動子1に搭載した界磁永久磁石3の側
方に対向配備されており、走行経路に沿って移動する可
動子1がリードスイッチ7に接近すると界磁永久磁石3
の磁界を受けてリードスイッチ7がオン動作し、該リー
ドスイッチに接続した電機子コイル5と電力給電線6と
の間を導通させる。一方、可動子1と離れた位置のリー
ドスイッチ7は全てオフとなり、該リードスイッチに接
続した電機子コイル5は非通電となる。これにより、可
動子の走行移動に合わせて界磁永久磁石と対向する電機
子コイルにのみ電力を供給することができる。そして、
前記したリードスイッチ7の開閉動作と、図示されてな
い磁極位置検出部,モータドライバの動作とを組合わて
リニアモータを3相バイポーラ駆動方式で運転すること
により、可動子1が移動経路に沿って走行する。
【0005】また、図3には可動子1の搭載した界磁永
久磁石3の磁束分布,並びに可動子1の走行移動に伴う
リードスイッチ7の開閉動作が示してある。ここで、図
示の磁束分布から判るように、界磁永久磁石3のN極と
S極との間の磁気的極性切り替わり地点では磁界強度が
ゼロであり、この位置ではリードスイッチ7がオフとな
る。一方、前記した3相バイポーラ駆動方式では、周知
のように給電線6のU,V,W各相の電源に対する通電
期間は電気角で120゜、非通電期間は60゜である。
そこで、各電機子コイル5と個々に対応するリードスイ
ッチ7を電機子コイル5の配列に対して適正位置に定め
て設置し、かつリードスイッチ7の動作しきい値(オン
からオフ動作に切換わる磁界強さ)に相応してリードス
イッチ7と界磁永久磁石3との間の空隙を正しく調整す
れば、図示のようにN,S極の極性切り替わり過程で、
リードスイッチ7のオフ動作期間を給電線6の非通電期
間(電気角60゜)以内に整合させることができ、これ
により電機子コイル5への給電制御が支障なく行えるこ
とになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記リニア
モータを3相バイポーラ駆動方式で運転制御するには、
磁気的極性切り替わり位置でのリードスイッチ7のオフ
期間が電気角で60゜以下となるように、リードスイッ
チ7と可動子1に搭載した界磁永久磁石3との間の空隙
をリードスイッチ7の動作しきい値に対して正しく設定
する必要がある。しかして、リニアモータの組立時にこ
のような位置決めの微調整を行うことは極めて厄介で手
間がかかる作業となる。しかも、仮にリードスイッチ7
と界磁永久磁石3との間の空隙の調整不良などが原因
で、界磁永久磁石3の磁極極性切り替わりに伴うリード
スイッチ7のオフ動作期間が電気角で60゜以上になっ
たとすると、該リードスイッチ7と接続した相の電力給
電線6が非通電から通電期間に切り替わった時点でもリ
ードスイッチがオフ状態にあるため、界磁永久磁石3と
対向する電機子コイル5に電力が適正に供給されない状
態が生じて可動子1の安定走行が実現できなくなる。
【0007】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は固定子側に配列したリードスイッチ
と可動子の界磁永久磁石との間の空隙の微妙な調整など
を要することなく、可動子の走行移動に合わせて電機子
コイルを適正に給電制御して安定した運転が達成できる
ようにした可動界磁型リニアモータを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の可動界磁型リニアモータにおいては、固定
子側に配列した各電機子コイルと個々に対応して、電機
子コイルと電力給電線との間に2個のリードスイッチを
並列接続し、かつ該リードスイッチを可動子の移動方向
で相対位置をずらして配置するものとする。
【0009】また、前記構成において、互いに並列接続
した2個のリードスイッチの相互間隔は、具体的には可
動子に搭載した界磁永久磁石の磁極相互間の間隙よりも
大に設定するものとする。
【0010】
【作用】前記の構成において、可動子の走行移動に伴い
界磁永久磁石が各電機子コイルに接続したリードスイッ
チの配置箇所を通過する過程では、N,S極の極性切り
替わり位置が通る度にリードスイッチがオンからオフに
切換わるが、並列接続した2個のリードスイッチは可動
子の移動方向で相対位置がずれているので、一方のリー
ドスイッチがオフとなった時点でも他方のリードスイッ
チはオン状態にある。したがって、各電機子コイルは可
動子の界磁永久磁石と対向し合っている間は常に2個を
1組としたリードスイッチを通じて電力給電線との間の
導通状態を保って適正な給電制御が行える。これによ
り、リニアモータ組立時におけるリードスイッチと界磁
永久磁石との間の空隙調整不良などの影響を殆ど受ける
ことなく、リニアモータを安定走行させることができ
る。
【0011】
【実施例】図1,図2は本発明の実施例を示すものであ
り、図3に対応する同一部材には同じ符号が付してあ
る。すなわち、図1で示すように本発明によれば、可動
子1の走行経路に沿って配列した電機子コイル5の各コ
イルと個々に対応して、電機子コイル5と電力給電線6
との間にはリードスイッチ7として2個を1組としたリ
ードスイッチ7aと7bが並列に接続されており、かつ
リードスイッチ7aと7bは可動子1の移動方向で界磁
永久磁石4の磁極間間隔(隣接するN極とS極との間の
間隙)よりも大き目に相対位置をずらして並置配置され
ている。また、図2はリニアモータの具体的な構造図で
あり、8は可動子1の移動経路に敷設した固定子のチャ
ンネル形レールケースで、可動子1の台車2はレールケ
ース8にガイドされて走行移動する。また、電機子コイ
ル5およびリードスイッチ7a,7bなどはプリント配
線板9に実装し、かつ電力給電線6はプリント配線板9
に導体パターンとして形成してレールケース8の内壁面
上に組み込まれている。そして、前記のリードスイッチ
7aと7bは図示のように可動子1の移動方向に相対位
置をずらして界磁永久磁石3の側方に対向配備されてい
る。なお、10は電機子コイル5の背後に取付けたバッ
クプレートである。
【0012】かかる構成において、リニアモータの運転
時には可動子1の走行移動に伴って可動子に搭載した界
磁永久磁石3が各電機子コイル5の下を次々に通過して
行く。ここで、特定した1個の電機子コイル5に付属す
るリードスイッチ7a,7bの動作について着目する
と、まず可動子1が接近して来て界磁永久磁石3と電機
子コイル5とが向かい合う状態になると、同時に界磁永
久磁石3の磁界作用を受けてリードスイッチ7aおよび
7bがオフからオンに切換わり、電機子コイル5と給電
線6との間を導通状態にして電力を給電する。ここから
可動子1の移動に連れて各リードスイッチ7a,7bに
対する界磁永久磁石3の極性切り替わり位置(隣接する
N極とS極との間の位置)が通過すると、その都度各リ
ードスイッチ7a,7bはオンから一時的にオフに切換
わる。しかして、この場合にリードスイッチ7aと7b
は互いに相対位置が可動子の移動方向にずれているの
で、2個のリードスイッチが同時にオフとなることはな
く、一方のリードスイッチがオフであっても他方のリー
ドスイッチはオンの状態にある。
【0013】したがって、可動子1の走行移動過程で可
動子に搭載した界磁永久磁石3と向かい合う(磁束が鎖
交し合う)電機子コイル5に対しては、界磁永久磁石3
の極性切り替わりに関係なく常に2個のリードスイッチ
7a,7bの少なくとも一方のリードスイッチを通じて
電力給電線6との導通状態を保ちつつ、給電線6を通じ
て電機子コイル5に電力を供給することができる。つま
り、図3で述べたようなリードスイッチと界磁永久磁石
との間の微妙な空隙調整,および界磁永久磁石の極性切
り替わりに伴うリードスイッチのオフ動作期間を電力給
電線6の非通電期間に整合させるなどの調整が必要なし
に適正な給電制御が行える。
【0014】
【発明の効果】本発明の可動界磁形リニアモータは、以
上説明したように構成されているので、各電機子コイル
にリードスイッチを1個ずつ対応させた構成と比べて、
リードスイッチと界磁永久磁石との間の微妙な空隙調整
や、磁極の極性切り替わりに伴うリードスイッチのオフ
動作を電力給電線の非通電期間に整合させるなどの厄介
な調整問題を解消し、可動子の走行移動に合わせて電機
子コイルへの給電制御を適正に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】模式図で表した本発明実施例の構成,並びにリ
ードスイッチの動作を表す図
【図2】図1の構成に対応するリニアモータの具体的な
構造図
【図3】模式図で表した従来の可動界磁形リニアモータ
の構成,並びに界磁永久磁石の磁束分布,およびリード
スイッチの動作を表す図
【符号の説明】
1 可動子 3 界磁永久磁石 5 電機子コイル 6 電力給電線 7 リードスイッチ 7a リードスイッチ 7b リードスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N,S極が交互に並ぶ複数の界磁永久磁石
    を搭載した可動子の移動経路に沿って固定子側に電機子
    コイルを配列するとともに、各電機子コイルと電力給電
    線との間に界磁永久磁石の磁界作用により開閉動作する
    リードスイッチを接続し、可動子の走行移動に合わせて
    電機子コイルの給電制御を行う可動界磁型リニアモータ
    において、各電機子コイルと個々に対応して、電機子コ
    イルと電力給電線との間に2個のリードスイッチを並列
    接続し、かつ該リードスイッチを可動子の移動方向で相
    対位置をずらして配置したことを特徴とする可動界磁型
    リニアモータ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のリニアモータにおいて、互
    いに並列接続した2個のリードスイッチの相互間隔を、
    可動子に搭載した界磁永久磁石の磁極相互間の間隙より
    も大に設定したことを特徴とする可動界磁型リニアモー
    タ。
JP28523791A 1991-10-31 1991-10-31 可動界磁型リニアモータ Pending JPH05122920A (ja)

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