JPH05122527A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JPH05122527A
JPH05122527A JP3281517A JP28151791A JPH05122527A JP H05122527 A JPH05122527 A JP H05122527A JP 3281517 A JP3281517 A JP 3281517A JP 28151791 A JP28151791 A JP 28151791A JP H05122527 A JPH05122527 A JP H05122527A
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Application number
JP3281517A
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English (en)
Inventor
Kenichi Matsushima
健一 松島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Publication of JPH05122527A publication Critical patent/JPH05122527A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 黒基準の読み取り値に重畳されるノイズの影
響を小さくする。 【構成】 黒基準板の読み取りを複数回繰り返し、平均
値を黒平均部で演算し、A/D変換部のボトムの基準値
として使用する。 【効果】 原稿の読み取り値のノイズによる誤差を小さ
くする。また、読み取った画像に濃淡のスジがほとんど
見られなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータによる画
像処理システムや文書処理システムなどに用いられる原
稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の原稿読取装置では、図2に示すよ
うに主走査方向に並べられた複数の光電変換素子により
構成される光電変換部5を、原稿に対して副走査方向に
相対的に移動させて原稿21を読み取る方法が一般に使
われている。この方法では、各光電変換素子の特性にバ
ラツキがあるため、原稿21の読取に先立ち前もって基
準の照度レベルに対する光電変換素子の出力レベルを白
記憶部14、黒記憶部25に記憶しておき、この値によ
り原稿21を読み取った時の光電変換素子の出力を補正
していた。補正の方法は、白基準板1を読み取った時の
各光電変換素子の出力レベルA(W,N)と黒基準板3
を読み取った時の各光電変換素子の出力レベルかランプ
を消した時の各光電変換素子の出力レベルA(B,N)
から数1により補正していた。
【0003】
【数1】
【0004】ここで、A(X,N)は原稿を読み取った
時の各光電変換素子の出力であり、D(X,N)はA
(X,N)を補正しデジタル値に変換したものである。
ここでNは、各光電変換素子に対応する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
は、黒基準板を一回しか読み込んでいなかったため、ノ
イズがあった場合には原稿を読み込んだ時に副走査方向
に濃淡のすじを生じるという課題があった。そこで、こ
の発明の目的は、従来のこのような課題を解決するため
に、黒基準板を複数回読み取って平均値を演算すること
により、ノイズの影響を少なくしてすじの少ない原稿読
取装置を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、白基準手段と、黒基準手段を設け、前
記白基準手段と前記黒基準手段と原稿に光を照らす照明
手段と、前記白基準手段と前記黒基準手段と前記原稿か
らの反射光を光電変換する光電変換素子を主走査方向に
配置した光電変換手段と、前記光電変換手段の出力する
アナログ電気信号をデジタル信号に変換するA/D変換
手段と、前記A/D変換手段の出力する信号を記憶する
白記憶手段と、前記A/D変換手段の出力する信号の平
均値を演算する黒平均手段と、前記白記憶手段、黒平均
手段の出力を各々アナログ信号に変換して前記A/D変
換手段に出力する白D/A変換手段、黒D/A変換手段
と、前記A/D変換手段の出力を装置外部のホスト装置
に出力する出力手段と、前記光電変換手段及び前記照明
手段を前記原稿に対して相対的に移動させる駆動手段
と、全体のシーケンスを制御する制御手段とにより原稿
読取装置を構成した。
【0007】
【作用】上記のように構成された原稿読取装置では、原
稿の読み取りの走査は、光の強さに対応したアナログの
電気信号を発生する光電変換素子を主走査方向に並べた
光電変換手段を主走査方向と直角の副走査方向に駆動手
段で原稿と相対移動させることにより行う。同時に、照
明手段により原稿を照射し、その原稿からの反射光を、
各画素ごとに光電変換手段においてアナログの電気信号
に変換し、A/D変換手段でデジタル信号に変換した
後、出力手段でホスト装置に読み取った原稿の信号を出
力するものである。
【0008】ここで、光電変換素子のバラツキを補正す
るために、原稿の読み取りに先立って、白基準手段、黒
基準手段を各々光電変換手段でアナログの電気信号に変
換し、さらにA/D変換部で各々デジタル信号に変換し
て、各々を原稿読み取り時にA/D変換手段のトップ、
ボトムの基準値として用いる。A/D変換のボトムの基
準値については、黒基準板を複数回読み取ってA/D変
換した値の平均を黒平均部で演算したデジタル値を黒D
/A変換部でアナログ信号に変換したものを用いた。こ
のように構成することにより、ノイズの影響を少なくし
てすじの少ない原稿読取装置を得ることができる。
【0009】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面に基
づいて説明する。図1において、原稿21の読み取りの
走査は、光電変換部5で複数の光電変換素子を主走査方
向に並べて、主走査方向と直角の副走査方向に光電変換
部5及び照明手段であるランプ4を駆動部6で原稿に対
して相対移動させることにより行う。同時に、ランプ4
により照射される原稿21からの反射光9を光電変換部
5においてアナログの電気信号に変換し、さらに次段の
A/D変換部24でデジタル信号に変換して、出力部2
2からホスト装置に読み取った原稿データを出力するも
のである。
【0010】ここで光電変換素子のバラツキを補正する
ために、配列された複数の光電変換素子と平行に白基準
板1、黒基準板3を設けてある。原稿21の読み取りに
先立って、白基準板1を光電変換部5でアナログの電気
信号A(W,N)に変換し、さらに次段のA/D変換部
24でデジタル信号D(W,N)に変換して、白記憶部
14に記憶させておく。また、黒基準板3については、
光電変換部5でアナログの電気信号A(B,N)に変換
し、さらに次段のA/D変換部24でデジタル信号D
(B,N)に変換する。黒基準板3の読み取りは複数回
行い、複数回のA/D変換部の出力の平均値を黒平均部
16で演算する。
【0011】原稿21を読み取る場合は、白記憶部14
に記憶されているD(W,N)および黒平均部16で演
算された平均値D(B,N)を各々白D/A変換部1
1、黒D/A変換部13でアナログの基準信号A’
(W,N),A’(B,N)に変換してA/D変換部2
4のトップ信号レベルRT、ボトム信号レベルRBの基
準値として用いる。
【0012】制御部23は、装置全体のシーケンスを制
御する。各基準板を読み取る場合には、白D/A変換部
11の出力の最大値(例えば8ビットのD/A変換器の
場合は、デジタル値の255に対応するアナログ値)を
A/D変換部24のトップ信号レベルの基準値として出
力する。白基準板の読み取りは、駆動部6で光電変換部
5及びランプ4を白基準板1を読み取る位置に移動さ
せ、光電変換部5で読み取った白基準板1のデータをA
/D変換部24でデジタルデータに変換し白記憶部14
に記憶させる。黒基準については、同様の動作を複数回
行って平均値を演算する。つまり、駆動部6で光電変換
部5及びランプ4を黒基準板3を読み取る位置に移動さ
せ、光電変換部6で繰り返し読み取った黒基準板9の複
数のデータをA/D変換部24で繰り返し複数のデジタ
ルデータに変換し、黒平均部16でその平均値を演算す
る。
【0013】そして、各基準を読み取った後に原稿21
を読み取る。この場合には、まず白記憶部14に記憶さ
れている値を白D/A変換部11でアナログ値に変換し
て、A/D変換部24のトップ信号レベルRTの基準値
として用いる。また、黒平均部16で演算した平均値は
黒D/A変換部13でアナログ値に変換して、A/D変
換部24のボトム信号レベルRBの基準値として用い
る。この状態で、駆動部6でランプ4及び光電変換部5
を原稿21に対して相対移動させながら原稿21を読み
取り、出力部22からA/D変換部24の出力を装置の
外部に転送させる。
【0014】このように構成された原稿読取装置では、
例えば原稿21の濃度レベルが白基準板1の濃度レベル
と同じ場合には、原稿21を光電変換部5でアナログの
電気信号に変換した値が白基準板1を読み取った時の光
電変換部5の出力と同じ値になり、A/D変換した値は
デジタルの最大レベルに変換される。なぜならば、白基
準板1を読み取った時の光電変換部5の出力をA/D変
換して白記憶部14に記憶させ、さらにそのデータをD
/A変換したアナログ値が、A/D変換部24のトップ
信号レベルの基準値に使われているからである。同様
に、原稿21の濃度レベルが黒基準板3の濃度レベルと
同じ場合には、A/D変換した値はデジタルの最小レベ
ルに変換される。
【0015】本発明では、黒基準板3の読み取りを複数
回行うようにして、その平均値をA/D変換の基準値と
して用いることにより、黒基準の読み取り値にノイズが
重畳している場合でも、ノイズの影響を小さくすること
ができるようにしている。繰り返し読み込まれる黒基準
板3のA/D変換部24の出力D1(B,N),D2
(B,N),・・・には、数2に示すように通常ノイズ
N1(N),N2(N),・・・が重畳している。ここ
で、D0(B,N)は、A/D変換部24の出力からノ
イズの成分をのぞいた本来あるべき黒基準のデジタル値
である。また、Kは繰り返し黒基準板3を読み取った回
数を示し、Nは各光電変換素子に対応する。
【0016】
【数2】
【0017】この場合に、繰り返し読み込まれる黒基準
板3のA/D変換部24の出力D1(B,N),D2
(B,N),・・・の平均値D(B,N)は、数3によ
り求められる。
【0018】
【数3】
【0019】黒基準板3の読み取り回数Kの値が大きく
なるにつれて、数3の右辺の第2項の値が小さくなるこ
とは一般に知られており、ノイズの影響を小さくするこ
とができる。ここで、黒基準の読み取りの場合について
のみ複数回の平均値を演算するようにしたのは、原稿の
暗い部分の方が明るい部分よりもノイズの影響が相対的
に大きくなり画質に影響しやすくなるからである。
【0020】上記に説明した実施例では黒基準板を用い
たが、黒基準板を用いずに、ランプを消すことにより同
等の効果を得ることができる。また、黒平均部16につ
いては、その機能をCPUなどの汎用の演算部を用いて
も、同様の効果が得られるのは言うまでもないことであ
る。さらに、上記に示した実施例では原稿固定型の原稿
読取装置であったが、原稿移動型の原稿読取装置でも、
黒基準を複数回読み取って求めた平均値をA/D変換の
ボトムの基準として用いる構成とすることにより同等の
効果を得ることができる。
【0021】また、上記に示した実施例では黒基準につ
いて複数回の平均値を演算するようにしたが、白基準に
ついても同様の構成を設けることにより、より誤差の少
ない読み取りが可能になる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による原稿読取装置では、ノイズの影響を小さくして、
読み取り誤差を小さくすることができる。また、読み取
った画像に濃淡のスジがほとんど見られなくすることが
でき、読み取った画像の品質を大きく改善することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原稿読取装置の構成を示す構成図であ
る。
【図2】従来の原稿読取装置の一例の構成を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 白基準板 3 黒基準板 4 ランプ 5 光電変換部 6 駆動部 9 反射光 11 白D/A変換部 13 黒D/A変換部 14 白記憶部 16 黒平均部 21 原稿 22 出力部 23 制御部 24 A/D変換部 25 黒記憶部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読み取る原稿読取装置において、
    濃度の基準となる白基準手段及び黒基準手段と、前記各
    基準手段と原稿を照射する照明手段と、主走査方向に複
    数の光電変換素子を配列した光電変換手段と、前記光電
    変換手段の出力するアナログの電気信号をA/D変換す
    るA/D変換手段と、前記A/D変換手段の出力を装置
    の外部に出力する出力手段と、前記A/D変換手段の出
    力を記憶する白記憶手段と、前記A/D変換手段の出力
    を平均する黒平均手段と、前記白記憶手段、前記黒平均
    手段の出力を各々アナログ信号に変換して前記A/D変
    換手段に出力する白D/A変換手段、黒D/A変換手段
    と、前記光電変換手段を原稿に対して副走査方向に相対
    移動させる駆動手段と、全体のシーケンスを制御する制
    御手段とを有することを特徴とする原稿読取装置。
JP3281517A 1991-10-28 1991-10-28 原稿読取装置 Pending JPH05122527A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006046381A1 (ja) * 2004-10-29 2006-05-04 Seiko Instruments Inc. 原稿読取り方法、原稿読取り装置、画像形成装置、及びイメージスキャナ

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