JPH0512248U - 車両用表示装置 - Google Patents
車両用表示装置Info
- Publication number
- JPH0512248U JPH0512248U JP6831991U JP6831991U JPH0512248U JP H0512248 U JPH0512248 U JP H0512248U JP 6831991 U JP6831991 U JP 6831991U JP 6831991 U JP6831991 U JP 6831991U JP H0512248 U JPH0512248 U JP H0512248U
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- Japan
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- display
- light
- windshield
- louver
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 周囲光による表示像の見え方の悪化を防止し
て、表示品質を向上させる。 【構成】 フロントガラス6下端部の全反射型の反射面
8に向けて表示光Lを照射する表示器5をダッシュボー
ド4に設ける。表示器5と反射面8との間に表示器5か
ら反射面8への表示光Lの透過を許して反射面8で反射
された表示光Lを運転者12側へ反射させる投射面9を
有すると共に、フロントガラス6を透過して表示器5側
へ進行する周囲光を遮断するルーバー10を有する光制
御部材11を設ける。 【効果】 反射面8とルーバー10とにより、周囲光の
表示器5への差し込みがなく、表示品質が向上した。更
に、表示器5の擬似点灯や表示器5の構造が投射面9に
浮き出ることが防止できる。
て、表示品質を向上させる。 【構成】 フロントガラス6下端部の全反射型の反射面
8に向けて表示光Lを照射する表示器5をダッシュボー
ド4に設ける。表示器5と反射面8との間に表示器5か
ら反射面8への表示光Lの透過を許して反射面8で反射
された表示光Lを運転者12側へ反射させる投射面9を
有すると共に、フロントガラス6を透過して表示器5側
へ進行する周囲光を遮断するルーバー10を有する光制
御部材11を設ける。 【効果】 反射面8とルーバー10とにより、周囲光の
表示器5への差し込みがなく、表示品質が向上した。更
に、表示器5の擬似点灯や表示器5の構造が投射面9に
浮き出ることが防止できる。
Description
【0001】
本考案は、いわゆる虚像表示装置と称する車両用表示装置に関する。
【0002】
従来、図2で示すように、半透過性反射板1とブラインド状フィルタ2とを合 体させたコンバイナ3を、ダッシュボード4内に設置した表示器5とフロントガ ラス6との間に設け、表示器5からの表示光Lを反射板1に照射し、その表示光 Lに応じた表示像を虚像7として視認するようにした車両用表示装置が例えば実 開昭62−157630号公報に開示されている。
【0003】
ところで前記表示装置においては、垂直方向からの周囲光(例えば昼間の高度 の高い太陽光)は、ルーバー2により遮光することができるのに対し、水平方向 からの周囲光(例えば朝、夕の高度の低い太陽光)では、ルーバー2で遮光でき ずに透過してしまい、ルーバー2に投影された表示像がこの周囲光によりボヤけ て視認しずらくらるという不具合があった。また表示器5への周囲光の差し込み により、ダッシュボード4内の表示器5が反射板1で擬似点灯をおこしたり、あ るいは表示器5の構造が反射板1に浮き出してしまうという不具合があった。こ のため、表示像が周囲光による前記悪影響を受けにくい構造が望まれていた。
【0004】
本考案は、前記要望に着目して考案されたもにであり、その要旨は、フロント ガラス下端部の全反射型の反射面に向けて表示光を照射する表示器をダッシュボ ードに設け、この表示器と前記反射面との間に前記表示器から前記反射面への前 記表示光の透過を許し、前記反射面で反射された前記表示光を運転者側へ反射さ せる投射面を有すると共に前記フロントガラスを透過して前記表示器側へ進行す る周囲光を遮断するルーバーを有する光制御部材を設けたものである。
【0005】
フロントガラスの下端部に設けられた全反射型の反射面と表示器との間の光制 御部材により、周囲光は、反射面及び光制御部材のルーバーにより遮光されるの で、投影面が視認しずらくなるということが防止できる。
【0006】
以下、本考案の実施例を図1に従って説明するが、前記従来例と同一もしくは 相当個所には同一の符号を付して、その説明は省く。
【0007】 図1は、一実施例の要部構成図である。蛍光表示管やバックライト付液晶等の 表示器5は、ダッシュボード4の上面内部に設置され、フロントガラス6の下端 部に不透明な全反射型の反射面8が設けられ、表示器5と反射面8との間でなお かつ表示器5を覆うように投影面9とルーバー10とから構成される光制御部材 (例えば、住友スリーエム製:ライトコントロールフィルム、スランテッドタイ プ、ルーバー角度18度,可視角度90度)11を設けることにより構成されて いる。
【0008】 かかる構成により、表示器5から照射された表示光Lは、ルーバー10を透過 してフロントガラス6の反射面8で反射し、再びルーバー10の投影面9にて運 転者12側へ反射されることにより、虚像7を光制御部材11の前方に結像して 視することができる。
【0009】 この時、周囲光が差し込んでも周囲光は、反射面8で遮られてしまう。もし遮 られずに光制御部材11に達したとしてもルーバー10により遮られて、表示器 5へは差し込めない。
【0010】 なお、反射面8が光制御部材11を覆う範囲は任意で、虚像7が視認できる範 囲であれば充分である。
【0011】 他の実施例として、光制御部材11を湾曲させることにより、虚像7を縦方向 に伸縮することができる。あるいは、フロントガラス6の反射面8及び投影面9 と表示器5の表示光Lの反射の角度とを変更することによっても調節可能である 。
【0012】
本考案は、フロントガラス下端部の全反射型の反射面に向けて表示光を照射す る表示器をダッシュボードに設け、この表示器と前記反射面との間に前記表示器 から前記反射面への前記表示光の透過を許し、前記反射面で反射された前記表示 光を運転者側へ反射させる投射面を有すると共に前記フロントガラスを透過して 前記表示器側へ進行する周囲光を遮断するルーバーを有する光制御部材を設けた ものであり、全反射型の反射面と光制御部材のルーバーとにより、太陽光などの 周囲光は、投影面と表示器へは差し込まなくなった。すなわち、周囲光の影響に より表示が視認しずらくなることはなくなり、表示品質が向上した。また、表示 器への遮光が略完全となるので、表示器の擬似点灯や構造部分が虚像として現れ ることがなくなった。
【0013】 また虚像の大きさは、フロントガラスの不透過性の反射面8が凹面鏡の役割を 果たすので、ある程度の拡大効果が得られる。
【0014】 なお、本考案はフロントガラスに設けた反射面を利用して表示光の光路を設定 し、遠方に表示するようにしたものであり、従来例のように表示器内で表示光を 複数回屈折をおこなわせるものに比べ、表示器を小型にすることができる。
【図1】本考案の一実施例の要部構成図。
【図2】従来例の一例の要部構成図。
5 表示器 8 反射面 9 投影面 10 ルーバー 11 光制御部材 12 運転者
Claims (2)
- 【請求項1】 フロントガラス下端部の全反射型の反射
面に向けて表示光を照射する表示器をダッシュボードに
設け、この表示器と前記反射面との間に前記表示器から
前記反射面への前記表示光の透過を許し、前記反射面で
反射された前記表示光を運転者側へ反射させる投射面を
有すると共に前記フロントガラスを透過して前記表示器
側へ進行する周囲光を遮断するルーバーを有する光制御
部材を設けたことを特徴とする車両用表示装置。 - 【請求項2】 前記反射面は、前記光制御部材を覆い、
前記光制御部材は、前記表示器を覆うことを特徴とす
る、請求項第1項記載の車両用表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6831991U JPH0512248U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 車両用表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6831991U JPH0512248U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 車両用表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0512248U true JPH0512248U (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=13370385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6831991U Pending JPH0512248U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 車両用表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0512248U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0743634A (ja) * | 1993-05-14 | 1995-02-14 | Olympus Optical Co Ltd | 顔面または頭部装着型ディスプレイ |
WO2021002121A1 (ja) * | 2019-07-04 | 2021-01-07 | マクセル株式会社 | 鋭角な拡散特性を有する情報表示システムとそれに用いる映像光制御フィルム |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP6831991U patent/JPH0512248U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0743634A (ja) * | 1993-05-14 | 1995-02-14 | Olympus Optical Co Ltd | 顔面または頭部装着型ディスプレイ |
WO2021002121A1 (ja) * | 2019-07-04 | 2021-01-07 | マクセル株式会社 | 鋭角な拡散特性を有する情報表示システムとそれに用いる映像光制御フィルム |
JPWO2021002121A1 (ja) * | 2019-07-04 | 2021-01-07 | ||
US11880125B2 (en) | 2019-07-04 | 2024-01-23 | Maxell, Ltd. | Information display system having acute-angled diffusion characteristics and image light control film used for the same |
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