JPH0512087Y2 - - Google Patents

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JPH0512087Y2
JPH0512087Y2 JP1986057034U JP5703486U JPH0512087Y2 JP H0512087 Y2 JPH0512087 Y2 JP H0512087Y2 JP 1986057034 U JP1986057034 U JP 1986057034U JP 5703486 U JP5703486 U JP 5703486U JP H0512087 Y2 JPH0512087 Y2 JP H0512087Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用ドアのウインドガラスを開閉
のために昇降移動させるウインドレギユレータの
取付構造に関し、特にウインドガラスを昇降案内
するガイド部材の取付構造に関する。
(従来の技術) 従来より、この種のウインドレギユレータとし
て、例えば実開昭58−17473号公報に開示される
ように、ドアパネル内においてウインドガラスを
昇降案内するガイド部材がブラケツトを介してイ
ンナパネルに取付けられており、上記ガイド部材
に沿つて摺動自在に配設された摺動子が、キヤリ
アプレートを介してウインドガラス下端部に連結
されたケーブル部材の上下移動と連動して、上記
ウインドガラスを昇降させるようにしたいわゆる
ケーブル式のものが知られている。そして、この
場合、上記ガイド部材のねじれによる上記摺動子
の摺動抵抗及びウインドガラス上端でのシール不
良に対する調節は、ブラケツトの前後2か所の取
付部にて取付用の2対のボルト及びナツトを緩め
てガイド部材をインナパネルより自在とすること
により行つていた。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記従来の調整方法では、前後2か
所の取付部に装着される2対のボルト及びナツト
を双方共に緩めてガイド部材をインナパネルより
自在としてガイド部材のねじれの調節作業を行つ
ているため、作業者の個人差によるバラツキがあ
り、調節作業にも時間を要し、故に、調節作業が
円滑に行い得ないという問題があつた。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、インナパネルに取付ける
ブラケツトの前後2か所の取付部を双方共に自在
とせずともガイド部材のねじれの調節を可能なも
のとし、作業者の個人差によるバラツキを抑え、
調節作業を簡単化させ、調節作業を円滑に行い得
ようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、車両用ウインドレギユレータの取付構造とし
て、ドアパネル内にほぼ上下方向に延びるガイド
部材を配設し、該ガイド部材の上部をドアインナ
パネルに対して取付けるブラケツトを、ドアイン
ナパネルに対し前後2か所の取付部で取付けると
ともに、そのブラケツトの前後2か所の取付部
を、上記ガイド部材に対して前後2か所に位置さ
せる。そして、上記ブラケツトの前後2か所の取
付部のうち、少なくともガイド部材のガイド中心
線からの距離が近い取付部は、ブラケツトとドア
インナパネルとの車幅方向へ間隔を調整するアジ
ヤスト機構を介して固定する構成としたものであ
る。
(作用) 上記の構成により、本考案では、ガイド部材の
上部をドアインナパネルへ取付けるブラケツトの
前後2か所の取付部のうち、少なくともガイド部
材のガイド中心線からの距離が近い取付部がアジ
ヤスト機構を介して固定されたことにより、ガイ
ド部材のガイド中心線からの距離が遠い取付部を
支軸としてガイド部材を位置調整する際の調節移
動量が、ガイド中心線からの距離が近い取付部に
よる車幅方向への小さな調節移動量により、大き
なものとなる。
しかも、上記の如くアジヤスト機構により、ガ
イド部材は、ガイド中心線からの距離が遠い取付
部を支軸としてガイド部材のガイド中心線からの
距離が近い取付部を車幅方向へ自在とし、一ケ所
における調節作業のため作業者の個人差が解消さ
れ、かつ調節作業の簡単化が図られることによ
り、調節作業をスムーズに行い得ることになる。
また、上記の如くガイド部材の上部をドアイン
ナパネルへ取付けるブラケツトの取付部にアジヤ
スト機構が設けられていることにより、アジヤス
ト機構は、上昇位置におけるウインドガラスの上
端部により近付くことになり、ガイド部材を位置
調節する際に作業者は視線を下げることなく上方
に向けたままでウインドガラス上端部における車
体との間のシール不良に対する位置調節が行え
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図示に基づいて説明す
る。
第2図および第3図は本考案の一実施例に係る
自動車用フロントドアを示し、1はドアパネルで
あつて、該ドアパネル1はインナパネル2のアウ
タパネル3とを一体に接合してなり、この上縁部
にはドアパネル1内外を連通する開口部4が形成
され、その開口部4を通してウインドガラス5を
昇降移動させてウインドを開閉するようになされ
ている。
上記ドアパネル1内において、その前後方向ほ
ぼ中央部のインナパネル2内面にはほぼ上下方向
に延びるレギユレータベース6が配置されてお
り、該レギユレータベース6内面の上下端部には
プーリ7,7が軸支され、該プーリ7,7間には
ケーブル部材8(ワイヤ部材)の中間部がほぼ上
下方向に張設されている。また、該ケーブル部材
8の中間部には、第1図に詳示するように、上記
ウインドガラス5の下端部に2対のボルト9,9
およびナツト10,10を介して取り付けたキヤ
リアプレート11が結合されており、よつてケー
ブル部材8はキヤリアプレート11を介してウイ
ンドガラス5の下端部に連結されている。
また、上記レギユレータベース6よりも前側の
インナパネル2外面には、該インナパネル2を貫
通して車室側に延びるレギユレータハンドル12
が取り付けられており、該レギユレータハンドル
12の回し操作により回転ドラム(図示せず)を
回転させて上記ケーブル部材8をプーリ7,7間
で上下に移動させ、このケーブル部材8の上下移
動によつてウインドガラス5を昇降移動させるよ
うにしたウインドレギユレータ機構13が構成さ
れている。
一方、上記ケーブル部材8を張設したレギユレ
ータベース6の後端部には、ドア外方に開放され
た断面略C字状のガイド部材14がケーブル部材
8と平行になるよう配設されて一体的に接合され
ており、該ガイド部材14はケーブル部材8の後
方に隣接してほぼ上下方向に直線状に延設されて
いる。
そして、上記の如くガイド部材14とケーブル
部材8とが一体的に接合されるレギユレータベー
ス6の内面の上部には、三角プレート状のブラケ
ツト15が接合されており、該ブラケツト15
は、ガイド部材14に対する前後2か所の取付部
15a,15bにてドア1内のインナパネル2内
面に、ドアパネル1内の上部で前後方向に延びて
配設されたレインフオースメント16を介して取
付けられる。上記レインフオースメント16の前
端はヒンジレインフオースメント17に結合さ
れ、後端はドアパネル1後端部にインナパネル2
とアウタパネル3と共に結合されている。
上記ブラケツト15の取付構造をより詳しく説
明すると、その前部取付部15aは、ボルト18
及びナツト19によりレインフオースメント16
を介してインナパネル2内面に取付けられてい
る。また後部取付部15bには、双方(ドア内外
方向)共にねじ部を有するアジヤストボルト20
が装着されており、該アジヤストボルト20の一
方(ドア内方)がレインフオースメント16及び
インナパネル2を介してナツト21により取付け
られ、他方(ドア外方)がブラケツト15の後部
取付部15bを貫通してナツト22により取付け
られている。しかして、上記アジヤストボルト2
0に対しては、ナツト22を緩めることによりイ
ンナパネル2とブラケツト15との車幅方向への
間隔を調節自在とするアジヤスト機構23が構成
されており、このアジヤスト機構23において
は、上記ガイド部材14のガイド中心線からブラ
ケツト15の前後2か所の取付部15a,15b
までの距離は、前部取付部15aの方が後部取付
部15bよりも離れた位置に形成されている。
尚、上記レギユレータベース6下部のインナパ
ネル2内面への取付けは、レギユレータベース6
よりドア外方へ突出するボルト24がインナパネ
ル2を貫通し、ナツト25により取付けられてい
る。また、上記ガイド部材14からドア後方向に
所定距離離れた位置のインナパネル2内面には、
ほぼ上下方向に延びて配設され、ドア外方に開放
された断面略コ字状の補助ガイド部材26と、ド
アパネル2前端部にほぼ上下方向に延びて配設さ
れた断面略コ字状のガイドレール27とが、ガイ
ド部材14とともにウインドガラス5を変位不能
として昇降案内を行つている。
したがつて、上記実施例においては、ガイド部
材14(レギユレータベース6)の上部をインナ
パネル2に取付けるブラケツト15の後部取付部
15bがアジヤスト機構23を介して固定されて
いることにより、後部取付部15bは、ガイド部
材14のガイド中心線からの距離が前部取付部1
5aよりも近い位置にあるので、ガイド部材のね
じれ時にナツト22を緩めて前部取付部15aを
支軸として後部取付部15bを調節する際の調節
移動量を小さくすることができ、調節後のガイド
部材14のねじれ防止にも貢献できる。
しかも、上記の如くアジヤスト機構23によ
り、ガイド部材14は、ガイド中心線からの距離
が遠い前部取付部15aを支軸として後部取付部
15bが車幅方向へ自在となり、前部取付部15
aが支軸としてインナパネル2に取付けられたま
ま調節作業が可能なため、作業者の個人差が解消
され、調節作業を正確かつ簡単なものとし、調節
作業を円滑に行うことができる。
また、上記の如くガイド部材14の上部をイン
ナパネル2へ取付けるブラケツト15の後部取付
部15bに設けたアジヤスト機構23により、ア
ジヤスト機構23は、上昇位置におけるウインド
ガラス5の上端部により近付くことになり、ガイ
ド部材14を位置調節する際に作業者は視線を下
げることなく上方に向けたままでウインドガラス
5上端部における車体との間のシール不良に対す
る位置調節を簡単かつ確実に行うことができる。
尚、上記実施例ではガイド部材14のガイド中
心線からの距離を前部取付部15aよりも後部取
付部15bの方が小さくなるようにしたが、後部
取付部よりも前部取付部の方が小さくなるように
しても良く、この場合には、前部取付部にアジヤ
スト機構が設けられることになる。また、双方共
にアジヤスト機構を設けて、ガイド部材のガイド
中心線からの距離が小さくなる取付部側のアジヤ
スト機構のみを調節するようにしてもよい。
(考案の効果) 以上の如く、本考案における車両用ウインドレ
ギユレータの取付構造によれば、ガイド部材のね
じれの調節は該ガイド部材上部のブラケツトの前
後2か所の取付部のうちの少なくともガイド部材
のガイド中心線からの距離の近い取付部がアジヤ
スト機構を介して固定されていることにより、ガ
イド部材の調節移動量を小さくしつつガイド部材
のねじれ時の調節移動量も小さくして、調節後の
ガイド部材のねじれ防止にも貢献できるととも
に、作業者の個人差を解消して均一化を図りつつ
調節作業の簡単化により調節作業を正確にかつ円
滑に行うことができる。しかも、上昇位置におけ
るウインドガラスの上端部により近付くアジヤス
ト機構により、ガイド部材ねじれ調節時に作業者
の視線を上方に据えながらウインドガラス上端部
におけるシール不良に対する位置調節を簡単かつ
確実に行うことができる。さらに、アジヤスト機
構の構造自体が簡単なものであるために実施する
上で非常に有利なものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例に係るもので、第1図
は第2図の−線拡大断面図、第2図はインナ
パネルを取り除いた状態のフロントドアを室内側
から見た側面図、第3図は第2図の−線断面
図である。 1……ドアパネル、2……インナパネル、13
……ウインドレギユレータ機構、14……ガイド
部材、15……ブラケツト、15a……前部取付
部、15b……後部取付部、23……アジヤスト
機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアパネル内にほぼ上下方向に延びるガイド部
    材が配設されており、該ガイド部材は、その上部
    がドアインナパネルに対してブラケツトを介して
    取付けられるようになつていて、該ブラケツト
    は、ドアインナパネルに対し前後2か所の取付部
    で取付けられているとともに、そのブラケツトの
    前後2か所の取付部は、上記ガイド部材に対して
    前後2か所に位置しており、上記ブラケツトの前
    後2か所の取付部のうち、少なくともガイド部材
    のガイド中心線からの距離が近い取付部は、ブラ
    ケツトとドアインナパネルとの車幅方向へ間隔を
    調整するアジヤスト機構を介して固定されている
    ことを特徴とする車両用ウインドレギユレータの
    取付構造。
JP1986057034U 1986-04-16 1986-04-16 Expired - Lifetime JPH0512087Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986057034U JPH0512087Y2 (ja) 1986-04-16 1986-04-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986057034U JPH0512087Y2 (ja) 1986-04-16 1986-04-16

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JPS62168920U JPS62168920U (ja) 1987-10-27
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JP1986057034U Expired - Lifetime JPH0512087Y2 (ja) 1986-04-16 1986-04-16

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JP (1) JPH0512087Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5724472A (en) * 1980-07-16 1982-02-09 Musashi Seimitsu Kogyo Kk Horizontally opposed type compressor
JPS6062383A (ja) * 1983-09-14 1985-04-10 日産車体株式会社 ドアガラス用ガイドレ−ルの調整機構

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6062383A (ja) * 1983-09-14 1985-04-10 日産車体株式会社 ドアガラス用ガイドレ−ルの調整機構

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JPS62168920U (ja) 1987-10-27

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