JPH0512032U - 多刃切断機における丸刃移動装置 - Google Patents

多刃切断機における丸刃移動装置

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JPH0512032U
JPH0512032U JP3647492U JP3647492U JPH0512032U JP H0512032 U JPH0512032 U JP H0512032U JP 3647492 U JP3647492 U JP 3647492U JP 3647492 U JP3647492 U JP 3647492U JP H0512032 U JPH0512032 U JP H0512032U
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博幸 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主軸に沿って自由に移動できる複数の丸刃を
所望の位置に移動させる。所望の位置に移動させた各丸
刃を主軸に固定して主軸とともに回転させる。 【構成】 主軸1と平行のガイドレール4に沿って移動
する支持枠5に設けた上下の揺動レバー9の先端に係合
片16を設け、この係合片16が係合する溝車14を各
丸刃2に固定する。各溝車14の溝15には係合レバー
22を設けて、その先端の係合部24をばね26の圧力
で主軸1のスライドキー3に圧着させて丸刃2を主軸1
に固定する。また、主軸に対して遠心力を利用した可動
結合片を介して結合分離自在とした複数の丸刃のボス部
を揺動レバーの先端の挾着片で挾着して移動させ、主軸
の回転により丸刃を主軸に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、紙、金属板、プラスチック板などの板材の周縁を切断したり、あ るいは板材を複数本に小割りしたりする多刃切断機における丸刃の移動装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の丸刃を用いる多刃切断機の各丸刃は、モータによりドライブされ る主軸に筒状の位置決めスペーサーと共に嵌装し、ナットの締付けにより各丸刃 を定位置に取付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の多刃切断機では、材料の切断幅を変更する場合、まず機械 の運転を止め、次いでナットを緩めてナットと共に主軸からスペーサー及び丸刃 を取り外す。
【0004】 そして希望する切断幅用のスペーサーを選び出して、主軸にスペーサーと共に 丸刃を嵌装したのち、ナットにより締付けるので、著しく手数がかかると共に、 変更の際の機械の運転停止時間が長くなって稼働率が低下するという問題があっ た。
【0005】 また、寸法の相違する数多くのスペーサーを必要とし、面倒な選び出しや管理 に手数がかかるという問題もあった。 この考案の課題は、上記のような従来の多刃切断機の問題点を解決して各丸刃 を簡単かつ迅速に移動してその間隔を容易に調整できる丸刃移動装置を得ること である。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するために、この考案はほぼ全長に亘るスライドキーを有す る主軸と、上記スライドキーに係合して、上記主軸と共に回転し、かつ軸方向に 移動自在な複数の丸刃を設けた多刃切断機において、主軸と平行に設けたガイド レールに沿って移動する往復動式の支持枠に、先端部を上記主軸に対して接近ま た離反自在とするとともに、主軸と直交する方向の一対の揺動レバーと、この両 揺動レバーを開閉させる駆動手段を設け、この両揺動レバーの上記先端部の上記 主軸側には、上記各丸刃の側部に同芯一体に設けた溝車の溝に係脱する係合片を 設け、上記各溝車には、ばね圧により上記主軸のスライドキーに先端の係合部を 係合させて丸刃の軸方向移動を阻止する係合レバーを揺動自在に装着し、この係 合レバーの後端部を前記溝車の溝内に出没自在とし、上記揺動レバーの係合片が 上記係合レバーの後端部を押してスライドキーから離反させる構成にした。また 、上記溝車のかわりに外周に溝のないボス部を設け、上記係合片のかわりに挾着 片を設けたもの、あるいは、主軸と、この主軸と共に回転し、かつ軸方向に移動 可能な複数の丸刃を設け、また上記主軸と丸刃の軸孔の間には、主軸が丸刃と共 に回転したとき遠心力により作動して主軸と丸刃を一体に結合する可動結合部材 を設けた多刃切断機において、主軸と平行に設けたガイドレールに沿って移動す る往復動式の支持枠に、先端部を上記主軸に対して接近また離反自在とするとと もに、主軸と直交する方向の一対の揺動レバーと、この両揺動レバーを開閉させ る駆動手段を設け、この両揺動レバーの上記先端部の上記主軸側には、上記各丸 刃のボス部を挾んでこの丸刃を所望の位置まで移動させる挾着片を設けた構成の ものも採用した。
【0007】
【作用】
この考案は上記の構成であるから、支持枠に装着した一対の揺動レバーを開い て、各揺動レバーの先端部が丸刃に当たらない位置とし、所望の丸刃の位置まで 支持枠を移動させる。
【0008】 つぎに駆動手段により、両揺動レバーを閉じる方向に回動すると、両揺動レバ ーの先端部の各係合片が丸刃の側部の溝車の溝に係合する。 このとき、係合片が溝内の係合レバーの後端を押して、この係合レバーをばね 圧に抗して回動し、その先端部を主軸のスライドキーから離すので、丸刃は自由 となる。
【0009】 つぎに、支持枠を丸刃とともに移動させ、同丸刃を所望の位置にしたのち、駆 動手段により両揺動レバーを開くと、両係合片が溝車の溝から離脱し、溝内の係 合レバーの先端部はスライドキーに係合して主軸に固定される。
【0010】 また、主軸と丸刃の軸孔の間に主軸が丸刃と共に回転したとき遠心力により作 動して主軸と丸刃を一体に結合する可動結合部材を設けたものでは、主軸の回転 を停止して、主軸に対して丸刃が自由になった条件で支持枠に装着した一対の揺 動レバーを開いて、両揺動レバーの先端部が丸刃に当たらない位置とし、所望の 丸刃の位置まで支持枠を移動させる。
【0011】 つぎに駆動手段により、両揺動レバーを閉じる方向に回動すると、両揺動レバ ーの先端部の各挾着片が丸刃のボス部を挾着するので支持枠を丸刃とともに移動 させ、同丸刃を所望の位置にしたのち、駆動手段により両揺動レバーを開くと同 時に主軸を回転させると遠心力により可動結合材料が主軸と丸刃を結合する。
【0012】
【実施例】
図1および図2に示す実施例において、1は多刃切断機のフレーム(図示省略 )に両端を回転自在に支承せしめた主軸で、この主軸に複数の丸刃2を軸方向摺 動自在に装着するが、主軸1に設けたスライドキー3により主軸1と丸刃2は共 に回転する。
【0013】 4は主軸1と平行するように上記フレームに両端を固定した上下のガイドレー ルである。 5は支持枠で、その後部上下の一対の係合溝6が上記各ガイドレール4に摺動 自在に係合して主軸1と平行する方向に移動自在となっている。
【0014】 7は上記フレームに主軸と平行に設けた送りねじで、このねじ7が支持枠5の 雌ねじに螺合して、送りねじ7の正逆転により支持枠5がガイドレール4に沿っ て移動する。
【0015】 9は上下一対の揺動レバーで、その後部寄りを軸10により支持枠5に取付け てある。この揺動レバーは駆動手段11により開閉される。 実施例では上記駆動手段11としてエアシリンダ12を用いる。このシリンダ 12の後端は一方のレバー9の後端に回転自在に連結し、同シリンダ12の先端 から突出したピストンロッド13の先端を他方のレバー9の後端に回転自在に連 結する。
【0016】 また、図示はしていないが、上下の揺動レバー9はリンクなどで連結して、両 レバーが図1の位置から内方へ同角度回動するように連動させる。 14は丸刃2と同芯に固定した溝車で丸刃2のボスも兼ねており、主軸1の軸 孔およびキー3に係合する溝もこの溝車14に設けてある。前記上下の揺動レバ ー9の先端部には上記溝車14の溝15に係脱する係合片16がそれぞれ設けて ある。
【0017】 21は上記溝15の一部に形成した凹所で、その一部は主軸1の外周に達して いる。この凹所21内に係合レバー22の先端部寄りを軸23により揺動自在に 取付け、その先端部には、前記主軸1のキー3の側面に係合して丸刃2の軸方向 移動を阻止する係合部24を設ける。
【0018】 また、上記係合レバー22の後端部25の内側と凹所21の底部の間に押ばね 26を装着して、このばね26の力で前記係合部25をキー3の側面に圧着せし めるとともに、後端部25を溝15の外周付近に突出させる。
【0019】 つぎに上記実施例の作用を自動操作の場合について説明する。最初は全ての丸 刃2が片側へ寄っているが、この状態で、送りねじ7の回転により支持枠5が目 的の丸刃2の位置まで移動する。
【0020】 このとき、上下の揺動レバー9は拡開状態にあって、その先端の係合片16が 丸刃2に当らない位置となっている。 上記のように支持枠5が目的の位置に移動して停止した条件で駆動手段11が 働き、揺動レバー9の後端を押し開くと、前端の係合片16は内側へ寄り、溝車 14の溝15に図2のように係合する。
【0021】 このとき、一方のレバー9の係合片16が溝15内の係合レバー22の後端部 25をばね26の圧力に抗して内方へ押すので先端の係合部24がキー3の側面 から離れる。
【0022】 従って、丸刃2は自由となるので、この状態で、送りねじ7の回転により支持 枠5を移動させて丸刃2を所望の位置に移動させ、駆動手段11により揺動レバ ー9を上下に開くと各係合片16は溝車14から離れる。
【0023】 また、係合レバー22はばね26の作用でその先端の係合部24をスライドキ ー3に圧着させて丸刃2を主軸1に固定する。 上記の操作の繰返しにより各丸刃2の位置決めをしたのち、図示省略してある 材料供給装置に材料を供給して同材料の切断を行う。
【0024】 なお、主軸1の回転が停止したとき、係合レバー22が図1の位置に必ず停止 するような停止位置制御手段を主軸1の制御回路に組み込む。 上記実施例の溝車14を外周に溝15のないボス部とし、係合片16を挾着片 として、挾着片がボス部の外周を挾着したとき一方の挾着片が係合レバー22を 押すようにしてもよい。
【0025】 図3ないし図9に示す他の実施例において、図1、図2に示す第1の実施例と 同じ作用と同じ機能を有する部分については同一の符号を付けて説明を省略し、 異なる点についてのみ説明する。
【0026】 この実施例の場合、主軸1と丸刃2の結合構造が異っている。 すなわち、図4ないし図5に示すように丸刃2の中央部は厚肉のボス部31と し、このボス部31の内周のキー溝32を主軸1に固定したスライドキー33に 摺動自在に係合させることにより、丸刃2を主軸1と共に回転し、かつ軸方向に 移動可能とする。
【0027】 上記主軸1には別の溝34を設け、ボス31の内周には上記溝34に対向する 溝35を設ける。 図3ないし図5の36は可動結合部材で、角棒状であり、適宜の間隙を有する 状態で溝34、35間に嵌装する。
【0028】 上記実施例においては主軸1が低速回転または停止中は可動結合部材36は溝 34、35内で遊んでいるから各丸刃2はキー33に沿って自由に移動できるの で各丸刃2の間隔は容易に変更できる。
【0029】 従って主軸1の停止状態において、最初は全ての丸刃2が図6のように右に寄 っている状態において、送りねじ7の回転により支持枠5が右端の丸刃2とその 左の丸刃2の間の位置まで移動する。
【0030】 このとき、上下の揺動レバー9は拡開状態にあって、その先端の挾着片37が 丸刃2に当らない位置となっている。 上記のように支持枠5が目的の位置に移動して停止した条件で駆動手段11が 働き、揺動レバー9の後端を押し開くと、前端の挾着片37は内側へ寄り、図6 の鎖線のようにボス部31の外周を挾む。
【0031】 この状態で、送りねじ7の回転により支持枠5を移動させて、右から2番目と 、その左側の各丸刃2を図7の位置に移動させ、駆動手段11により揺動レバー 9を上下に開くと各挾着片37はボス部31から離れる。
【0032】 つぎに再び送りねじ7を回し支持枠5を右から2番目と3番目の丸刃2の間に 位置させて前回と同様の操作を行って、右から2番目の丸刃2を残し、それより 左方の各丸刃2を左へ所定距離移動させる。
【0033】 上記の操作を繰返すことにより図8のように全ての丸刃2が所定の間隔となり 、その後主軸1を図5の矢印方向に回転させると溝34、35間の可動結合部材 36は遠心力により外方へ移動し、溝35の底面に部材36が圧着して主軸1と 丸刃2が一体に結合する。
【0034】 上記実施例ではキー33を使用しているが、可動結合部材36のみによって、 丸刃2と主軸1を共に回転させることも可能となるので、キー36を用いない場 合もある。
【0035】 図9に示す実施例は丸刃2のボス部31の側面に凹所39を設け、可動結合部 材40はカム形とし、これを凹所39内において、ピン41により揺動自在に取 付けたものである。
【0036】 この実施例の場合、遠心力により部材40に回転力を生ぜしめるために、部材 40の側部にウエイト42を設け、このウエイト42の外側を押すばね43を設 けて、主軸1の低速回転または停止中は部材40が主軸1の外周から離れている ようにする。
【0037】 上記実施例の場合、主軸1が低速回転または停止中は各丸刃2の間隔は主軸1 に対して自由に変更できるから、前記の図6ないし図8と同じ方法により各丸刃 2の間隔を調整したのち、主軸1を図9の矢印方向に回転させると、ウエイト4 2に働く遠心力によって部材40がばね43に抗して矢印方向に回転し、主軸1 と丸刃2を一体に結合する。
【0038】 図10のI、IIないし図11に示すものは丸刃2のボス部31の側面の凹所3 9に可動結合部材40を装着した点は前記の実施例と同じであるが、この例では ピンを用いない。
【0039】 すなわち、この例の場合、図11のように丸刃2のボス部31の両側面に凹所 39を設け、この凹所39の部分のボス部31の内周を凹入させて収容部44を 設ける。
【0040】 上記部材40は図11のように、その厚肉部45の両側に片46を有するコ字 形断面を有するものとし、上記収容部44に厚肉部45をはめ、両側の凹所39 に片46をはめ込んだものを主軸1に装着する。
【0041】 上記、厚肉部45の外側に山形の突部47を設ける。また、鎖線のようにウエ イト42を設けると、遠心力を増加させることができるが、このウエイト42は 省略してもよい。
【0042】 上記部材40の重心の位置を図10のIIのGとすると、主軸1と共に部材40 が高速回転すると、遠心力によって部材40の角部50が支点となって、図10 のIIの矢印方向に回転して厚肉部45の外側突部47が収容部44の内面に圧着 して主軸1と丸刃2を一体に結合する。
【0043】 また、主軸1が低速回転、または停止中は部材40に遠心力は働かない。 従って、図10のIのように厚肉部45の外側突部47は収容部44の内面か ら離れているから、丸刃2の位置の変更は自由であり、前記各例と同様に丸刃2 の位置を変更できる。
【0044】 図12のI、IIに示す例は片46の外端にばね49が接触している。この実施 例の場合、主軸1の停止中は可動結合部材40は、同部材の重さで、主軸1の外 周面に、同部材の下面(角部50を含む)が接触しているから丸刃2の移動は重 くなる。
【0045】 また、主軸1が低速回転すると、僅かの遠心力で、部材40の厚肉部45の外 側突部47が収容部44の内面に接触して重くなるが、この実施例ではばね49 が低速回転中の遠心力の働きを押えて突部47を収容部44の内面から浮かせる ことにより丸刃2の移動を容易にしている。その他の構成は図10、図11の実 施例と同じである。
【0046】 また、この場合も部材40の重心の位置は図12のIIのGであるから、主軸1 が高速回転すると、部材40の遠心力がばね49の押圧力に打ち勝って、図12 のIIの矢印のように角部50を支点として外方に回動し、外側突部47が収容部 44の内面に圧着して主軸1と丸刃2を一体に結合する。
【0047】 図13ないし図16のI、IIの場合、ボス部51は図15のように左右別のリ ング状部材52、53からなり、この両部材52、53で丸刃2の中央部両側を 挟み、部材53の内周一側の筒状部54を図16のように丸刃2の中心孔とリン グ状部材52内に挿入すると共に、ボルトやリベットなどにより丸刃2と一体に 結合する。
【0048】 また、上記両部材52、53の両外側面の一部には凹所55、56を設け、筒 状部54の内周にも凹所55、56に一致する軸方向の溝57を設ける。60は 可動結合部材で、一端にウエイト61、他端に係止片62を有し、部材60の外 面のウエイト側は斜面としてある。
【0049】 上記の結合部材60は各丸刃2のボス部51の内側の溝57に嵌合させ、その のち、主軸1をボス部51内に挿入する。 この状態で主軸1が停止または低速回転しているとき、図16のIのように結 合部材60の内周と主軸1の外周が平行であるから、各丸刃2の軸方向の移動は 前記の方法で自由に行える。
【0050】 各丸刃2の位置決めが終り、主軸1を高速回転させると、これとともに各丸刃 2や結合部材60も回転し、同部材60はウエイト61の遠心力により図16の IIのように傾斜して係止片62形成部の内側が主軸1の外周に圧着して丸刃2と 主軸1を結合する。
【0051】 なお、上記実施例の作用では両揺動レバー9の挾着片37でボス部31、51 を挾着しているが、挾着片37がボス部31、51の外周に接触しない状態で、 ボス部31、51の側面を押して移動させるようにしてもよい。
【0052】
【効果】
第1の考案は上記のように主軸と平行に設けたガイドレールに沿って移動する 往復動式の支持枠に、先端部を上記主軸に対して接近また離反自在とするととも に、主軸と直交する方向の一対の揺動レバーと、この両揺動レバーを開閉させる 駆動手段を設け、この両揺動レバーの上記先端部の上記主軸側には、各丸刃の側 部に同芯一体に設けた溝車の溝に係脱する係合片を設けたものであるから、揺動 レバーの開閉により各丸刃の溝車の溝に同揺動レバーの係合片を係脱できる。従 って揺動レバーにより丸刃の溝車を挾んだまま移動して丸刃を所望の位置に移動 させることができる。
【0053】 また、各溝車には、ばね圧により上記主軸のスライドキーに先端の係合部を係 合させて丸刃の軸方向移動を阻止する係合レバーを揺動自在に装着し、この揺動 レバーの後端部を前記溝車の溝内に出没自在としてあるから、揺動レバーが溝車 から離れているときは丸刃が自動的に主軸に固定され、揺動レバーが丸刃の溝車 を挾んだときは揺動レバーの係合片で上記係合レバーの後端を押圧して、その先 端部を上記スライドキーから離反させるので丸刃が自動的に主軸から自由になり 、丸刃の移動が容易となるなどの効果がある。
【0054】 また、上記第1の考案の場合、溝車のかわりに溝のないボス部としても同じ作 用効果が得られる。
【0055】 第2の考案は、主軸と、この主軸と共に回転し、かつ軸方向に移動可能な複数 の丸刃を設け、また上記主軸と丸刃の軸孔の間には、主軸が丸刃と共に回転した とき遠心力により作動して主軸と丸刃を一体に結合する可動結合部材を設けた多 刃切断機に応用したものであるから、主軸の停止位置を一定にする必要がないの で主軸の制御が容易で丸刃の位置決めが迅速に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の一部縦断正面図
【図2】同上の側面図
【図3】他の実施例の一部縦断正面図
【図4】同上の縦側面図
【図5】同じく一部を拡大した一部切欠縦断正面図
【図6】丸刃の初期位置を示す側面図
【図7】同じく移動開始時の側面図
【図8】同じく移動終了時の側面図
【図9】丸刃結合手段の他の例を示す一部切欠縦断正面
【図10】同じく他の例を示す一部切欠縦断正面図
【図11】同上の一部切欠縦断側面図
【図12】他の実施例の一部切欠縦断正面図
【図13】他の実施例の一部切欠縦断正面図
【図14】同上の一部切欠上面図
【図15】同上の一部を切欠した分解斜視図
【図16】同上の作用を示す拡大縦断側面図
【符号の説明】
1 主軸 2 丸刃 3 スライドキー 4 ガイドレール 5 支持枠 9 揺動レバー 11 駆動手段 12 エアシリンダ 13 ピストンロッド 14 溝車 15 溝 16 係合片 22 係合レバー 24 係合部 25 後端部 26 押ばね 31 ボス部 36 可動結合部材 37 挾着片 51 ボス部 60 可動結合部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ全長に亘るスライドキーを有する主
    軸と、上記スライドキーに係合して、上記主軸と共に回
    転し、かつ軸方向に移動自在な複数の丸刃を設けた多刃
    切断機において、主軸と平行に設けたガイドレールに沿
    って移動する往復動式の支持枠に、先端部を上記主軸に
    対して接近また離反自在とするとともに、主軸と直交す
    る方向の一対の揺動レバーと、この両揺動レバーを開閉
    させる駆動手段を設け、この両揺動レバーの上記先端部
    の上記主軸側には、上記各丸刃の側部に同芯一体に設け
    た溝車の溝に係脱する係合片を設け、上記各溝車には、
    ばね圧により上記主軸のスライドキーに先端の係合部を
    係合させて丸刃の軸方向移動を阻止する係合レバーを揺
    動自在に装着し、この係合レバーの後端部を前記溝車の
    溝内に出没自在とし、上記揺動レバーの係合片が上記係
    合レバーの後端部を押してスライドキーから離反させる
    ようにした多刃切断機における丸刃移動装置。
  2. 【請求項2】 前記溝車のかわりに外周に溝のないボス
    部とし、上記係合片のかわりに上記ボス部の外周を挾む
    挾着片を上記揺動レバーの先端部に設けた請求項1記載
    の多刃切断機における丸刃移動装置。
  3. 【請求項3】 主軸と、この主軸と共に回転し、かつ軸
    方向に移動可能な複数の丸刃を設け、また上記主軸と丸
    刃の軸孔の間には、主軸が丸刃と共に回転したとき遠心
    力により作動して主軸と丸刃を一体に結合する可動結合
    部材を設けた多刃切断機において、主軸と平行に設けた
    ガイドレールに沿って移動する往復動式の支持枠に、先
    端部を上記主軸に対して接近また離反自在とするととも
    に、主軸と直交する方向の一対の揺動レバーと、この両
    揺動レバーを開閉させる駆動手段を設け、この両揺動レ
    バーの上記先端部の上記主軸側には、上記各丸刃のボス
    部を挾んでこの丸刃を所望の位置まで移動させる挾着片
    を設けた多刃切断機における丸刃移動装置。
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