JPH05119845A - 平衡式減圧弁 - Google Patents

平衡式減圧弁

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JPH05119845A
JPH05119845A JP28176791A JP28176791A JPH05119845A JP H05119845 A JPH05119845 A JP H05119845A JP 28176791 A JP28176791 A JP 28176791A JP 28176791 A JP28176791 A JP 28176791A JP H05119845 A JPH05119845 A JP H05119845A
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JP
Japan
Prior art keywords
valve
screw part
weight
cylinder device
pressure reducing
Prior art date
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Pending
Application number
JP28176791A
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English (en)
Inventor
Teruaki Nanao
照章 七尾
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 弁箱21の内部に上下動自在に設けた弁体2
2と、弁体22に連動するシリンダ装置24と、下端に
シリンダ装置24のピストン25に螺合する下段ボール
ネジ部38を形成し、上端に下段ボールネジ部38に較
べてリードの大きい上段ボールネジ部36を形成した伝
導軸32と、伝導軸32の上段ボールネジ部36に螺合
して上下動自在に配置した重錐31と、一端が弁箱21
の下流側流路に連通するとともに、他端がシリンダ装置
24のシリンダ室24aに連通するパイロット管路27
とを備えた構成とした。 【効果】 重錐の荷重が伝導軸により増幅された軸力と
してピストンに作用するので、荷重の小さな重錐によっ
て大きな圧力に抗することができ、しかも重錐が伝導軸
の軸心方向に上下動するだけなので、コンパクトな形状
とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上水道、工業用水道、
農業用水道等に用いられる平衡式減圧弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の平衡式減圧弁は、たとえば図2に
示すように、アーム1の一端側に弁棒2を連結し、アー
ム1の他端に重錐3を取り付けるとともに、重錐3によ
る負荷に抗してアーム1を持ち上げるシリンダ装置4が
設けられている。このシリンダ装置4は平衡式減圧弁の
二次側に連通しており、二次圧力が重錐2の重量によっ
て規定される設定圧力値以上に達するとシリンダ装置4
が伸長し、アーム1の他端側に連結した弁棒2を介して
弁体を閉動するように構成していた。
【0003】また、図3に示すように、パイロット弁式
減圧弁11においては、弁箱12の内部に配置したシリ
ンダー室13と減圧弁11の二次側とを減圧パイロット
弁15を介して連通しており、減圧弁の二次圧力が設定
圧力値以上になると減圧パイロット弁11が作動し、シ
リンダ室13に一次圧力が作動して弁体16が閉動する
ように構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成において、平衡式減圧弁は重錐3およびシリンダ
装置4を外部に配置しているので、重錐3に手で触れる
だけでも圧力が変動して誤動作する問題があった。ま
た、パイロット弁式減圧弁では、通常状態においてシリ
ンダ室13に流入する水が減圧パイロット弁11を通し
て二次側に流れるので、減圧パイロット弁11にゴミが
詰まり易く、誤動作を生じる問題があった。さらに、ダ
イヤフラム形式の減圧弁では水衝圧力によってダイヤフ
ラムが損傷する問題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、外部
に重錐などの作動機構が露出せず、かつコンパクトで、
しかもゴミ詰まりなどが生じない平衡式減圧弁を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の平衡式減圧弁は、弁箱内に全開位置と全閉
位置とにわたって上下動自在に設けた弁体と、弁棒を介
して弁体に連動するシリンダ装置と、下端にシリンダ装
置のピストンに螺合する下段ボールネジ部を形成し、上
端に下段ボールネジ部に較べてリードの大きい上段ボー
ルネジ部を形成した伝導軸と、伝導軸の上段ボールネジ
部に螺合して上下動自在に配置した重錐と、伝導軸を弁
棒に沿った軸心まわりに回転自在に支承するとともに重
錐を伝導軸の周方向において係止するケーシングと、一
端が弁箱の下流側流路に連通するとともに、他端がシリ
ンダ装置のシリンダ室に連通するパイロット管路とを備
えた構成としたものである。
【0007】
【作用】上記構成において、通常状態では弁体は全開状
態にある。このとき、重錐が伝導軸を介してピストンに
加える軸力は、パイロット管路を通してシリンダ室に作
用する弁箱の下流側流路内の圧力によりピストンが受け
る力より大きくなるか、もしくは拮抗する。そして、弁
箱の下流側流路内の圧力が設定圧力以上になるとピスト
ンが受ける力が前記軸力より大きくなり、弁体を軸力に
抗して閉動方向に付勢する。
【0008】また、弁箱の下流側流路内の圧力が設定圧
力以下に戻ると軸力によって弁体が開動方向に付勢され
て通常状態に復帰する。このとき、重錐の荷重は伝導軸
の上段ボールネジ部において伝導軸にトルクとして作用
し、伝導軸のトルクは下段ボールネジ部においてピスト
ンに対する軸力として作用する。しかも、下段ボールネ
ジ部のリードが上段ボールネジ部のリードに較べて小さ
いので、軸力が増幅されてピストンに作用する。このた
め、荷重の小さな重錐によって大きな圧力に抗すること
ができ、しかも重錐が伝導軸の軸心方向に上下動するだ
けなので、コンパクトな形状とすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、弁箱21の内部には複数のオリ
フィス孔を有する多孔可変オリフィス弁体22と多孔可
変オリフィス弁体22の下流側に位置して複数の貫通孔
を有する固定多孔板23が配置されている。また、多孔
可変オリフィス弁体22は、オリフィス孔が貫通孔に対
応する全開位置とオリフィス孔が貫通孔間の板面に対応
する全閉位置とにわたって上下動自在に設けられてい
る。
【0010】弁箱21の上部にはシリンダ装置24が設
けられており、シリンダ装置24のピストン25は弁棒
26を介して多孔可変オリフィス弁体22に連結されて
いる。さらに、シリンダ装置24のシリンダ室24aと
弁箱21の下流側の流路を連通してパイロット管路27
が設けられており、パイロット管路27の途中には絞り
弁28が介装されている。
【0011】シリンダ装置24の上部には重錐装置29
が設けられており、重錐装置29のケーシング30の内
部に配置した重錐31とピストン25とを連動する伝導
軸32が弁棒26の軸心方向に沿って配置されている。
また、重錐31はケーシング30に固設した角柱状の回
り止め部材33によって伝導軸32の周方向において係
止されており、伝導軸32はスラスト玉軸受34を介し
てケーシング30に軸心まわりに回転自在に支承されて
いる。
【0012】伝導軸32は上端が重錐31に設けた上部
軸受35に螺合する上段ボールネジ部36に形成され、
下端がピストン25に設けた下部軸受37に螺合する下
段ボールネジ部38に形成されており、上段ボールネジ
部36はリードl1 が下段ボールネジ部38のリードl
2 に較べて大きくなるように形成されている。
【0013】以下、上記構成における作用を説明する。
はじめに、絞り弁28の調整および重錐31の数量の加
減を行って二次圧力と重錐のバランスを計り、設定圧力
と多孔可変オリフィス弁体22の弁開度を決定する。
【0014】通常状態において、多孔可変オリフィス弁
体22は最下端に位置して全開状態にある。このとき、
ピストン25には重錐31の荷重が伝導軸32を介して
軸力として作用するとともに、パイロット管路27を通
してシリンダ室24aに作用する弁箱21の下流側流路
内の二次圧力がピストン25に作用し、双方の力が拮抗
するか、もしくは軸力が他方に較べて大きい状態にあ
る。
【0015】そして、弁箱21の下流側流路内の二次圧
力が設定圧力以上になるとピストン25が受ける力が前
記軸力より大きくなり、多孔可変オリフィス弁体22を
軸力に抗して閉動方向に付勢する。このとき、ピストン
25が上方に移動することにより下段ボールネジ部38
において伝導軸32にトルクが加わり、スラスト玉軸受
34に回転自在に支承された伝導軸32が回転し、上段
ボールネジ部36において生じる軸力により重錐31を
上方に付勢する。
【0016】また、弁箱21の下流側流路内の圧力が設
定圧力以下に戻ると軸力によって多孔可変オリフィス弁
体22が開動方向に付勢されて通常状態に復帰する。こ
のとき、重錐31の荷重は伝導軸32の上段ボールネジ
部36において伝導軸32にトルクとして作用し、伝導
軸32のトルクは下段ボールネジ部38においてピスト
ン25に対する軸力として作用する。しかも、下段ボー
ルネジ部38におけるリードl2 が上段ボールネジ部3
6におけるリードl1 より小さいので、軸力が増幅され
てピストン25に作用する。
【0017】ここで、ボールネジによる力の変換を説明
する。 (1)上段ボールネジ部における変換(軸力をトルクに
変換) 重錐31によって生じるトルク T1 =(1/2π)×W×l1 ×η1 …(1) 但し、W;重錐の重量 l1 ;上段ボールネジ部のリード η1 ;効率 (2)下段ボールネジ部における変換(トルクを軸力に
変換) Ft =2π×η2 ×(1/l2 )×T1 …(2) 但し、l2 ;下段ボールネジ部のリード η2 ;効率 (3)力の増幅 (2)式に(1)を代入すると Ft =2π×η2 ×(1/l2 )×(1/2π)×W×l1 ×η1 =(l1 /l2 )×η1 ×η2 ×W ∴W=(l2 /l1 )/(η1 ×η2 )×Ft …(3) となる。
【0018】このため、荷重の小さな重錐31によって
大きな圧力に抗することができ、しかも重錐31が伝導
軸32の軸心方向に上下動するだけなので、コンパクト
な形状とすることができる。さらに、多孔オリフィス弁
体22を用いているので流量特性に優れた制御を行うこ
とができる。また、二次側の圧力のみを利用しているの
で、従来の平衡式パイロット弁のように、常に制御流体
がパイロット管路27およびシリンダ室24aに流入す
ることがなく、パイロット管路27およびシリンダ室2
4aに異物が詰まることを防止できる。
【0019】尚、本実施例においては、多孔可変オリフ
ィス弁体を用いた構成について説明したが、従来のよう
な他の形式の弁体を用いる場合において適用することも
可能である。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、重錐
の荷重が伝導軸の上段ボールネジ部においてトルクに変
換されて後に、下段ボールネジ部において増幅された軸
力としてピストンに作用するので、荷重の小さな重錐に
よって大きな圧力に抗することができ、しかも重錐が伝
導軸の軸心方向に上下動するだけなので、コンパクトな
形状とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平衡式減圧弁の全体断
面図である。
【図2】従来の平衡式減圧弁の全体正面図である。
【図3】従来のパイロット弁式減圧弁の模式図である。
【符号の説明】
21 弁箱 25 ピストン 26 弁棒 27 パイロット管路 31 重錐 32 伝導軸 36 上段ボールネジ部 38 下段ボールネジ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内に全開位置と全閉位置とにわたっ
    て上下動自在に設けた弁体と、弁棒を介して弁体に連動
    するシリンダ装置と、下端にシリンダ装置のピストンに
    螺合する下段ボールネジ部を形成し、上端に下段ボール
    ネジ部に較べてリードの大きい上段ボールネジ部を形成
    した伝導軸と、伝導軸の上段ボールネジ部に螺合して上
    下動自在に配置した重錐と、伝導軸を弁棒に沿った軸心
    まわりに回転自在に支承するとともに重錐を伝導軸の周
    方向において係止するケーシングと、一端が弁箱の下流
    側流路に連通するとともに、他端がシリンダ装置のシリ
    ンダ室に連通するパイロット管路とを備えたことを特徴
    とする平衡式減圧弁。
JP28176791A 1991-10-29 1991-10-29 平衡式減圧弁 Pending JPH05119845A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS648030B2 (ja) * 1976-04-06 1989-02-10 Ciba Geigy
JPH0318907A (ja) * 1989-06-15 1991-01-28 Kubota Corp 自動調圧弁

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS648030B2 (ja) * 1976-04-06 1989-02-10 Ciba Geigy
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