JPH05119384A - カメラのフイルム残量表示装置および使用量表示装置 - Google Patents

カメラのフイルム残量表示装置および使用量表示装置

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JPH05119384A
JPH05119384A JP3281591A JP28159191A JPH05119384A JP H05119384 A JPH05119384 A JP H05119384A JP 3281591 A JP3281591 A JP 3281591A JP 28159191 A JP28159191 A JP 28159191A JP H05119384 A JPH05119384 A JP H05119384A
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JP
Japan
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film
amount
feeding
standard
camera
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JP3281591A
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Tetsuo Miyasaka
哲雄 宮坂
Junko Nakano
淳子 中野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】撮影毎に任意長さが給送されるカメラにおいて
残りの量または撮影済みの量を容易に確認できカメラを
提供する。 【構成】上記カメラのフィルム残量表示装置は、フィル
ムの装填時にフィルムの全長を検出しておき、給送量検
出手段3により1回の撮影動作毎の任意の量のフィルム
給送量を検出する。上記フィルム全長と給送量とから、
未露光のフィルム長であるフィルム残量をフィルム残量
算出手段4にて算出し、そのフィルム残量の標準フィル
ム給送量に対応するデータを撮影可能コマ数として演算
表示手段6で表示する。また、フィルム使用量表示装置
にあっては、給送量検出手段の出力から標準フィルム給
送量に対応する撮影枚数に換算して演算表示手段で表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラのフィルム残量
表示装置および使用量表示装置、詳しくは、フィルム給
送量が変更可能なカメラにおけるフィルム残量表示装置
および使用量表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のカメラにおいては、現在のフィル
ムの使用状態を撮影者に知らせるため撮影済みコマ数が
表示されるようになっている。そして、撮影画面がフル
/ハーフサイズに切り換えられるフィルム給送量変更可
能なカメラについても、該フィルム枚数の管理を具合よ
く行うための提案がなされている。例えば、特開平1−
205139号公報に開示のカメラは、撮影画面サイズ
がフルサイズとハーフサイズとに変更可能なカメラにお
いて、まず、パトローネからフルサイズの撮影可能な総
枚数を読み取り、フルサイズ撮影時には、上記撮影可能
な枚数を表示し、撮影毎の枚数を上記撮影可能な枚数か
ら減算してフルサイズ撮影可能な残り総枚数として表示
する。また、ハーフサイズ撮影時には、上記フルサイズ
のフルサイズ撮影可能な残り枚数を2倍した枚数をハー
フサイズ撮影可能総枚数として表示するカメラである。
【0003】一方、近年、カメラが多機能化される傾向
にあり、1撮影画面の長さも上記のフルサイズ/ハーフ
サイズに限定されることなく目的の被写体に応じて自由
な寸法の枠に撮影できるようなカメラも上記多機能化カ
メラに1つとして考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平1−
205139号公報に開示のものは、画面サイズの設定
に応じてフィルムの給送量が定まっているカメラに適用
されるものあって、例えば、撮影毎に任意の長さにフィ
ルムの給送量が変更されるような前記のカメラの場合、
当然ながら撮影回数とフルサイズ、ハーフサイズの給送
量だけで残量、あるいは、使用量を管理することはでき
ない。従って、撮影前に装填したフィルムが後どれだけ
残っているか、どれだけ使用したかが分からないことに
なる。
【0005】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、フィルムの給送量が任意に変更されるよう
なカメラにおいて、その給送量を検出し、標準のフィル
ム給送量に対応するフィルムの残量、あるいは、使用量
を演算表示するようにして、装填されたフィルムの使用
状態の視識が容易にできるカメラを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラのフィル
ム残量表示装置は、図1に示すようにフィルムの装填時
にこの装填されたフィルムの全長を検出するフィルム全
長検出手段1と、1回の撮影動作毎に任意の量のフィル
ム給送を可能とするフィルム給送手段2と、上記フィル
ム給送量を検出する給送量検出手段3と、上記フィルム
全長検出手段1の出力と給送量検出手段3の出力とか
ら、未露光のフィルム長を算出する残量検出手段4と、
標準のフィルム給送量に対応するデータを発生する標準
給送量データ発生手段5と、上記残量算出手段4の出力
と標準給送量データ発生手段5の出力とに基づき、未露
光のフィルム長を標準のフィルム給送量に対応した撮影
可能コマ数を演算する残り枚数演算手段6aおよびその
表示手段6bとで構成される演算表示手段6とを具備し
たことを特徴とする。
【0007】また、本発明の他のカメラのフィルム使用
量表示装置、図2に示すように1回の撮影動作毎に任意
のフィルム給送を可能とするフィルム給送手段8と、上
記フィルム給送量を検出する給送量検出手段9と、標準
のフィルム給送量に対応するデータを発生する標準給送
量データ発生手段11と、上記給送量検出手段9の出力
を積算する総給送量算出手段10と、この総給送量算出
手段10の出力とと標準給送量データ発生手段11の出
力とから撮影済みフィルム量を標準のフィルム給送量に
対応した撮影コマ数を演算する撮影済み枚数演算手段1
2aおよびその表示手段12bとで構成される演算表示
手段12を具備したことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記カメラのフィルム残量表示装置は、フィル
ムの装填時にフィルムの全長を検出しておき、給送量検
出手段3により1回の撮影動作毎の任意の量のフィルム
給送量を検出する。上記フィルム全長と給送量とから、
未露光のフィルム長であるフィルム残量をフィルム残量
算出手段4にて算出し、そのフィルム残量の標準フィル
ム給送量に対応するデータを撮影可能コマ数として演算
表示手段6で表示する。
【0009】また、上記他のカメラのフィルム使用量表
示装置、1回の撮影動作毎に任意のフィルム給送量をフ
ィルム給送量検出手段9で検出し、その給送量の出力を
総給送量算出手段10で積算する。そして、その総給送
量と標準のフィルム給送量に対応するデータとから撮影
済みフィルム量を標準のフィルム給送量に対応した撮影
コマ数として演算表示手段12により表示する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0011】図3は、本発明の第1実施例を示すフィル
ム残量表示装置を内蔵するカメラの主要ブロック構成図
である。本カメラは、135型フィルムを使用してスリ
ット撮影を行うカメラであって、移動する長い被写体、
例えば、走行する電車などの被写体からスリット状の被
写体光を取り込み、長い被写体像として、フィルム巻き
上げ方向の長さが自由に設定できる画枠に撮影可能とす
るカメラである。なお、該カメラに内蔵されているマイ
クロプロセッサ(以下、CPUと称する)15は、カメ
ラ内全ての制御要素をコントロールすると同時に、前記
図1に示されるフィルム全長検出手段1と、フィルム残
量検出手段4と、標準給送量データ発生手段5と、未露
光フィルム長を撮影可能枚数として演算する演算表示手
段6の残りコマ数演算手段6aを内蔵しているものとす
る。
【0012】図3に示すように、まず、フィルムパトロ
ーネ14がカメラに装填されると、パトローネに印刷さ
れているフィルム全長検出のための3ビット構成の撮影
枚数データおよびその他のフィルム情報を読み取る。そ
の3ビット構成の撮影枚数データは、DXコードのうち
信号DX10,DX9,DX8として入力され、そのコ
ードデータに基づいてフィルム全長検出手段1によりフ
ィルム全長が検出される。そして、このフィルム全長を
フィルム残量として登録する。撮影時、CPU15は、
レリーズスイッチ21の入力信号RELを読み取り、信
号EXPを出力してシャッタ17を開状態としてフィル
ムへの露光を実行させる。また、同時に、信号MOTを
出力してフィルム給送手段2である駆動回路18を駆動
し、巻き上げモータ(M)19を回転させ、フィルムの
巻き上げを行う。そのフィルム巻き上げに連動して給送
パルスPLを発生するフィルム給送量検出手段3である
給送量検出スイッチ20からの信号を取り込む。上記フ
ィルム残量検出手段4にて、フィルム残量からこの給送
パルスPLに対応する単位長を逐次減算してゆき、常
に、フィルム残量を登録してゆく。
【0013】そして、撮影終了時には、レリーズスイッ
チ21をオフとし、シャッタ17を閉状態にする。な
お、シャッタ17の開閉動作の詳細は、後で説明する。
そして、同時にモータ19を停止し、フィルムの給送を
停止させる。そこで、上記残り枚数演算手段6aによ
り、フィルム残量から標準給送量データ発生手段5の標
準給送量データに基づいて標準給送量換算の撮影可能コ
マ数である残り枚数を演算する。その演算結果の表示信
号DSPを表示手段6bである表示装置16に出力し、
表示させる。
【0014】上記DXコードのうちの全撮影枚数を示す
信号DX10,DX9,DX8と、各撮影可能枚数およ
びフィルム全長との関係は、次の表1に示すようになっ
ている。なお、表1に示されるオンは、該当するDX信
号が導通状態であることを示し、オフは、該当するDX
信号が不導通状態であることを示している。そして、C
PU15において、このDXコードによりフィルム全長
が検出され登録される。
【0015】
【表1】
【0016】図4は、上記カメラの撮影部の構成を示す
模式図であって、本カメラの露光状態においては、移動
する長い被写体の光は、そのスリット光のみがシャッタ
17とスリット板24のスリット24aを介して取り込
まれフィルム28上に結像する。なお、フィルム28
は、パトローネ14に収納されており、巻き上げは、巻
き上げモータ19によって行われる。そして、撮影に際
しては、被写体が視野に入った時点でレリーズスイッチ
21を操作して、フィルム28の給送を開始させる。そ
の給送速度は、被写体の走行速度に関連して定められ
る。同時に、シャッタ幕17の先幕部を走らせ、スリッ
ト24aを開放状態にして撮影を開始する。そして、該
被写体が通り過ぎて視野から外れた時点で、レリーズス
イッチ21を操作して後幕部を走らせ、スリット24a
を閉じ、フィルム28の給送を停止させる。上記撮影中
のフィルムの給送量は、給送量検出スイッチ20で検出
されるが、その検出スイッチ20は、図4に示すように
フィルム28の裏面に当接しており、フィルムの走行に
従って回転する従動円板25と、出力側接触片26およ
びアース側接触片27とで構成されている。上記従動円
板25の接触片摺動面には図5に示すような導電パター
ン25aが設けられている。そして、フィルム28の給
送に伴い、従動円板25が回転し、接触片26から給送
量パルスPLが出力され、CPU15に取り込まれる。
このパルスPLは、フィルム1mmの巻き上げにつき1
パルスの割合で出力される。
【0017】図6は、上記の動作により撮影された例と
して、走行中の被写体(この場合、電車とする)を撮影
した場合の撮影画面29を示す。このように本カメラに
おいては、1画面のフィルム長は、被写体により自由に
設定することができる。
【0018】以上のように構成された本カメラのフィル
ムローディングから撮影動作までの処理について図7の
メインルーチンのフローチャートにより説明する。ま
ず、ステップS1において、サブルーチン「フィルム全
長検出処理」をコールしてフィルムの全長の値をCPU
15に取り込む。該サブルーチン「フィルム全長算出処
理」は、図8のフローチャートに示すようにDXコード
の信号DX10,DX9,DX8のオン,オフデータを
CPU15に取り込み、内蔵するフィルム全長検出手段
により前記表1に基づいて各フィルム全長L0 をmm単
位で検出して、メインルーチンに戻る。
【0019】図7のメインルーチンのステップS2にお
いて、上記フィルム全長L0 を同様にmm単位のフィル
ム残量Lr として登録する。続いて、ステップS11に
進み、CPU15の残りコマ数演算手段により、標準の
フィルム給送量である標準1コマ給送量、例えば、13
5型フィルムの場合、38mmと、フィルム残量Lrと
から一般のカメラの標準的なコマ数で示される撮影可能
コマ数である残り枚数を求める。例えば、24枚撮りの
フィルムを装填した場合、パトローネのDXコードは、
図11に示すパターンであり、検出される全長L0 は、
912mmとなる。そして、撮影前であれば、求められ
る残り枚数は、 残り枚数=912/38 =24 となる。ステップS12において、その値が表示装置1
6に出力され表示され、図12の(A)のように表示さ
れる。
【0020】続いて、ステップS3に進み、レリーズス
イッチ21のオンが検出されれば、巻き上げモータ19
を始動し、シャッタ17の先幕を走らせ、スリット24
aを開き、露光を開始する(ステップS4,5)。レリ
ーズスイッチ21オンの間、上記フィルムの給送に伴い
給送量パルスPLが出力される度に、逐次、フィルム残
量Lr は、1mmづつ減算されて行き、常に、未露光の
フィルム長をフィルム残量Lr として登録される(ステ
ップS6,7,8)。レリーズスイッチ21のオフが検
出されれば、シャッタ17の後幕を走らせ、スリット2
4aを閉じ、巻き上げモータ19を停止させ、露光を終
了する(ステップS9,10)。そして、前記ステップ
S11,12に進み、残り枚数の演算と表示を行う。そ
の後、ステップS3に戻りレリーズ動作の待機状態にな
る。
【0021】上記撮影動作により図6のような走行する
被写体(この場合、電車とする)を撮影しようとする
と、被写体が通過し始めたときにレリーズスイッチ21
をオンし、通過し終えたときにレリーズスイッチ21を
オフにすれば、被写体の長さに応じた写真が撮影でき
る。そして、撮影が終了したときには、上記のフィルム
残量検出処理により巻き上げられたフィルム長だけ残量
が減り、それに応じて残り枚数も減じられて行く。例え
ば、24枚撮りのフィルムを装填し、一枚目に図6に示
すような撮影を行ったときの残り枚数は、次のように演
算され、表示される。即ち、ステップS7で演算される
フィルム残量Lr は、フィルム全長L0が912mmで
あって、該撮影での給送量が114mmであったとし
て、 Lr =912−114 =798 となり、ステップS11にて、残り枚数は、 残り枚数=798/38 =21 が求められる。そして、図12の(B)に示すように
「21」の表示がなされる。この枚数値は、標準的な1
コマ給送量、例えば、135型フィルムでは1コマ当た
り38mmと見たときの値であるから、上記任意の長さ
の給送量とは関係なく標準コマ数としてフィルムの残り
量を知ることができる。
【0022】次に、上記第1実施例のフィルム残量表示
装置のフィルムローディング時のフィルム全長検出処理
に対する変形例について説明する。本変形例を適用する
カメラは、前記第1実施例のものと同様に135型フィ
ルムを使用してスリット撮影を行うカメラであって、撮
影画枠のフィルム巻き込み方向の長さが自由に設定でき
るカメラである。但し、本カメラはフィルムの装填処理
において「プレロード」方式を採用するものである。即
ち、フィルムを装填した時点でフィルムを巻き上げモー
タ19により、一旦、巻き上げてしまい、その後、巻き
上げモータを逆転駆動しながらフィルムを巻き戻しなが
ら撮影を行うものである。そして、フィルムの全長の検
出処理は、最初の巻き上げ動作時に巻き上げ長さを検出
して行うことができる。その他、本装置の構成は、各制
御動作をコントロールするCPU15,巻き上げモータ
19,シャッタ17,レリーズスイッチ21,給送量検
出スイッチ20等、図3の第1実施例のものと略同一と
する。但し、DX信号のうちフィルム全長を検出する検
出部は、不要とする。
【0023】本変形例のフィルム全長検出処理につい
て、図9のフローチャートにより説明する。本処理は、
フィルム装填直後に撮影メインルーチンにおいてコール
され、CPU15において処理されるるサブルーチンで
ある。まず、ステップS21において、フィルム全長L
0 の値をリセットし、値0を登録する。ステップS22
にて、単位量の巻き上げ時間に対応した所定時間のタイ
マをセットし、計時を開始させる。続いて、巻き上げモ
ータ19を正転駆動し、フィルムの巻き上げを開始する
(ステップS23)。このフィルムの巻き上げに応動し
て、給送量検出スイッチ20から給送量パルスPLが出
力され、CPU15に取り込まれる。このパルスPLは
フィルム1mmの巻き上げにつき1パルスの割合で出力
され、その値がフィルム全長L0 に加算されて行く。そ
の後、上記タイマをリセットし、後続するPLパルスの
検出を行う(ステップS24,25,26)。所定時間
経過して、上記タイマの計時がオバーフローしてもPL
パルスが出力されない状態になったときにフィルム巻き
上げ終了と判断し(ステップS27)、巻き上げモータ
19を停止させる(ステップS28)。この状態でフィ
ルム全長L0 がCPU15のメモリに取り込まれた状態
になる。そして、本サブルーチンを終了し、撮影処理ル
ーチンに戻る。
【0024】以上のように本変形例の場合、第1実施例
のもののように、DXコードからフィルム全長を検出す
る必要はなく、実際にフィルムを巻き上げてその長さを
検出するものであるから、より正確なフィルム全長L0
を得ることが可能となる。従って、1撮影画面の長さが
任意に変えられるようなカメラにおいても、正しいフィ
ルム残量の表示を行うことができる。
【0025】次に、本発明の第2実施例を示すフィルム
使用量表示装置を内蔵するカメラについて説明する。本
実施例のカメラは、第1実施例のものと同様に135型
フィルムを使用してスリット撮影を行うカメラであっ
て、移動する長い被写体、例えば、走行する電車などの
スリット状の被写体光として取り込み、長い被写体像と
して、フィルム巻き上げ方向の長さが自由に設定できる
画枠に撮影可能とするカメラである。前述の第1実施例
のフィルム残量表示装置においては、フィルムの残量と
標準1コマ給送量から残り枚数を演算し表示したが、本
実施例のものは、給送された撮影済みのフィルム長の総
量(以下、総フィルム給送量と称する)Lf と所定の標
準のフィルム給送量とから撮影済みフィルム量である撮
影枚数を演算し表示するのものである。なお、本実施例
のカメラのフィルム使用量表示装置の主要構成は前記図
2に示され、そのブロック構成図は、図3と略同様とす
るが、CPU15には図2に示すフィルム給送量検出手
段9、総給送量算出手段10、標準給送量データ発生手
段11、および、演算表示手段12の標準の給送量に対
応させた撮影済み枚数を演算する演算手段12aがそれ
ぞれ内蔵されている。また、表示手段12bである表示
装置16は、使用量である撮影済み枚数の表示を行う装
置となる。
【0026】以上のように構成された本実施例のカメラ
の撮影およびフィルム使用量演算表示処理動作につい
て、図10のフローチャートにより説明する。まず、ス
テップS1において、標準的1コマ分の給送量38を総
フィルム給送量Lf として読み込み、ステップS32に
進む。そして、撮影済み枚数演算手段12aにより、上
記総フィルム給送量Lf を標準給送量データ発生手段1
1で与えられる標準的1コマ分の給送量38mmで除算
を行い、撮影済みの標準給送量に対応する撮影枚数を求
める。その値を表示装置16に出力して撮影枚数として
表示する(ステップS33)。撮影開始時の上記撮影枚
数は、次式で算出され、 撮影枚数=38/38 =1 図13の(A)に示すように「1」が表示される。
【0027】続いて、ステップS34に進み、レリーズ
スイッチ21のオンが検出されれば、巻き上げモータ1
9を始動し、シャッタ17の先幕を走らせ、スリット2
4aを開き、露光を開始する(ステップS35,3
6)。レリーズスイッチ21オンの間、上記フィルムの
給送に伴い給送量パルスPLが出力される度に、逐次、
総フィルム給送量Lf に1mmづつ加算し、給送したフ
ィルム長 として積算してゆく(ステップS37,3
8)。レリーズスイッチ21のオフが検出されれば(ス
テップS39)、シャッタ17の後幕を走らせ、スリッ
ト24aを閉じ、巻き上げモータ19を停止させ、露光
を終了する(ステップS40,41)。そして、上述の
ステップS32,33に進み、上記総フィルム給送量L
f に基づいて、標準給送量対応の残り枚数の演算と表示
を行う。その後、ステップS34に戻りレリーズ動作の
待機状態になる。
【0028】上記撮影動作により図6のような走行する
被写体(この場合、電車とする)を撮影した、該撮影で
の給送量が114mmであったとすると、 Lf =38+114 =152 となり、ステップS32にて、撮影枚数として、 撮影枚数=152/38 =4 が演算される。そして、図13の(B)に示すように
「4」の表示がなされる。この枚数値は、標準的な1コ
マ給送量、例えば、135型フィルムでは1コマ当たり
38mmとして換算した値であるから、上記任意の給送
量とは関係なく標準撮影枚数に換算した撮影枚数を知る
ことができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフィルム残
量表示装置および使用量表示装置は、撮影動作毎の任意
長さの給送フィルム長に基づいて、標準のフィルム給送
量に対応するフィルムの残量、あるいは、使用量を演算
し、その値を表示するようにしたので、本発明のもの
は、撮影毎に任意長さが給送されるカメラにおいても標
準のフィルム給送量に変換した残りのコマ数または撮影
済みのコマ数を視認することができ、容易に使用状態が
確認できるなど数多くの顕著な効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示すフィルム残量表示装置のブ
ロック構成図。
【図2】本発明の概念を示すフィルム使用量表示装置の
ブロック構成図。
【図3】本発明の第1実施例を示すフィルム残量表示装
置を内蔵するカメラのブロック構成図。
【図4】上記図3のカメラの撮影光学系等を示す模式的
斜視図。
【図5】上記図4に示すフィルム給送量検出スイッチの
従動円板に設けられる導電パターンを示す図。
【図6】上記図3のカメラで撮影された撮影画面を示す
図。
【図7】上記図3のカメラの撮影およびフィルム残量表
示処理のフローチャート。
【図8】上記図7の撮影およびフィルム残量表示処理で
コールされるサブルーチン「フィルム全長(L0 )検出
処理」のフローチャート。
【図9】上記図3の第1実施例のカメラにおけるサブル
ーチン「フィルム全長(L0 )検出処理」の変形例を示
すフローチャート。
【図10】本発明の第2実施例を示すカメラの撮影およ
びフィルム残量表示処理のフローチャート。
【図11】上記図3のカメラのフィルムパトローネのD
Xコード識別パターンを示す図。
【図12】上記図3のカメラのフィルム残量表示部の表
示状態を示す図であって、(A)はフィルム装填直後の
表示状態、(B)は撮影中の表示状態を示す。
【図13】上記図10のカメラのフィルム使用量表示部
の表示状態を示す図であって、(A)はフィルム装填直
後の表示状態、(B)は撮影中の表示状態を示す。
【符号の説明】
1…………………フィルム全長検出手段 2,8……………フィルム給送手段 3,9……………フィルム給送量検出手段 4…………………残量検出手段 5,11…………標準給送量データ発生手段 6…………………演算表示手段 6a………………残り枚数演算手段(演算表示手段) 6b,12b……表示手段(演算表示手段) 10…………………総給送量算出手段 12…………………演算表示手段 12a………………撮影済み枚数演算手段(演算表示手
段) 12b………………表示手段(演算表示手段) 15…………………CPU(フィルム全長検出手段,残
量検出手段,標準給送量データ発生手段,演算表示手
段,総給送量算出手段) 16…………………表示装置(演算表示手段) 18…………………駆動回路(フィルム給送手段) 19…………………フィルム給送モータ(フィルム給送
手段) 20…………………給送量検出スイッチ(フィルム給送
量検出手段) DX8,DX9,DX10…………DXコード(フィル
ム全長検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムの装填時にこの装填されたフィル
    ムの全長を検出するフィルム全長検出手段と、 1回の撮影動作毎に任意の量のフィルム給送を可能とす
    るフィルム給送手段と、 上記フィルム給送量を検出するフィルム給送量検出手段
    と、 上記フィルム全長検出手段出力とフィルム給送量検出手
    段出力とから、未露光のフィルム長を算出する残量検出
    手段と、 標準のフィルム給送量に対応するデータを発生する標準
    給送量データ発生手段と、 上記残量算出手段出力と標準給送量データ出力とに基づ
    き、未露光のフィルム長を標準のフィルム給送量に対応
    した撮影可能コマ数として表示する演算表示手段と、 を具備したことを特徴とするカメラのフィルム残量表示
    装置。
  2. 【請求項2】1回の撮影動作毎に任意のフィルム給送を
    可能とするフィルム給送手段と、 上記フィルム給送量を検出する給送量検出手段と、 標準のフィルム給送量に対応するデータを発生する標準
    給送量データ発生手段と、 上記給送量検出手段出力を積算する総給送量算出手段
    と、 この総給送量算出手段出力と標準給送量データ発生手段
    出力とから撮影済みフィルム量を標準のフィルム給送量
    に対応した撮影コマ数として演算表示する演算表示手段
    と、 を具備したことを特徴とするカメラのフィルム使用量表
    示装置。
JP3281591A 1991-10-28 1991-10-28 カメラのフイルム残量表示装置および使用量表示装置 Withdrawn JPH05119384A (ja)

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